JPH0611105Y2 - 脱▲ふ▼精米機 - Google Patents

脱▲ふ▼精米機

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JPH0611105Y2
JPH0611105Y2 JP1987177280U JP17728087U JPH0611105Y2 JP H0611105 Y2 JPH0611105 Y2 JP H0611105Y2 JP 1987177280 U JP1987177280 U JP 1987177280U JP 17728087 U JP17728087 U JP 17728087U JP H0611105 Y2 JPH0611105 Y2 JP H0611105Y2
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rice
circulation
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grain
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JP1987177280U
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Inventor
拓 石田
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タイワ農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、循環式精米機に脱装置及び選別装置を組合
せた脱精米機に関するものである。
(従来の技術) 従来、循環式精米機と脱装置及び選別装置とを組合せ
た脱精米機としては、特公昭58−48218号或は
特開昭57−84752号のものが提案されている。
特公昭58−48218号の脱精米機は、循環タンク
の落下孔の下部に、切換弁を介して、送穀ロールに通じ
る通路と脱ケースに通ずる通路とを設け、循環タンク
に張込んだ籾を脱ケースへ送り込んで脱した後、弁
を切換えて玄米を送穀ロール室内に流入させ、精米を行
なうようにしたものである。また、特開昭57−847
52号の脱精米機は、機体内に循環式精米機と脱装
置及び選別装置をそれぞれ隣接して設け、脱装置のホ
ッパーに仕込んだ籾を脱処理し、それを選別装置にか
けた後、玄米を送穀室に流入させ、送穀筒から還流室、
精米ホッパーへと循環させて精米を行なうようにしたも
のである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記従来の脱精米機ではそれぞれに長所、短
所がある。即ち、特公昭58−48218号のものにお
いては、構造的に簡単であるという利点があるが、脱
率が80%〜90%とほぼ全量が一度に脱されないこ
とや、選別機構があまりにも簡略なものであるため、脱
された籾殻やワラゴミは、選別機構を一回通過するだ
けでは取りきれずに残留し、それらは後の行程において
行なわれる循環式精米作用中において脱選別されるこ
とになるため、精米時間が余分にかかると共に、良質の
精白米が得られない、といった欠点がある。
また、特開昭57−84752号のものにおいては、脱
率はほぼ100%であると共に、選別性能において
も、選別装置を一回通過することによって脱玄米と籾
殻とはほぼ完全に分離選別されるという利点はあるが、
籾張込み用のホッパーと脱玄米張込用の精米ホッパー
とを別々に装備するため、構造的にも複雑で機械が大型
のものになり、価格的にも高価になる、といった欠点を
有している。
本考案は、前記のような各従来精米機の欠点を解決する
ためになされたもので、構造が簡略で操作が容易であ
り、しかも、脱、選別、精米の機能が優れ、良質の精
白米が得られ、価格上も安価なものとすることのでき
る、循環式の脱精米機を提供しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 次に、本考案精米機の構成について、実施例に対応する
図面を説明すると、本考案は、循環式精米機Aの循環タ
ンク6の米粒落下口7と送穀筒3とを連通する流下路4
に、切換ダンパー14によって開閉する分岐口12と、
前記切換ダンパー14の下方に位置した連絡口13とを
設けると共に、前記循環式精米機Aの下部に隣接して、
前記分岐口12と流下樋17を介して連通する衝撃式の脱
装置Bを設け、また、該脱装置Bの上方の循環タンク
6に隣接した位置に、多数の流し板19,19を内装した選
別装置Cの選別ケース20を配設し、該選別ケース20と前
記脱装置Bとを送穀パイプ18により接続すると共に、
選別ケース20の下端部に接続した下り傾斜の玄米排出樋
26を前記循環式精米機Aの流下路4に設けた連絡口13
に接続したことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明す
る。
図において1は箱型に形成した機体で、その上部一側に
は循環式精米機Aが設けられている。この精米機Aは、
水平方向に搗精ロール2を配設した送穀筒3の前部に上
下方向の流下路4が後部には還流室5が上方に向けて接
続され、また、それら流下路4及び還流室5の上方には
それらに連通した循環タンク6が設けられている。そし
て、循環タンク6と流下路4とを接続する米粒落下口7
には、これを開閉する供給シャッタ8が設けられ、また
送穀筒3と還流室5との接続部には開閉自在とした白米
排出口9が設けられ、さらに還流室5内には抵抗板10
が設けられており、送穀筒3には除糠網11が設けられ
ている。上述した構成は基本的に従来の循環式精米機と
同様のものである。
本願の考案では、前記従来の精米機に対し、流下路4の
構造を変更すると共に、この流下路4に脱装置B及び
選別装置Cを関連させたことが特徴をなしている。即
ち、流下路4には、分岐口12と連絡口13とがそれぞ
れ設けられており、分岐口12には、分岐口を開いたと
きに流下路4を閉じ、反対に流下路4を開いたときに分
岐口12を閉じることにできる切換ダンパー14が設け
られている。なお連絡口13は切換ダンパー14により
下方位置に開口されている。
他方、精米機Aの下部に隣接して衝撃式の脱装置Bが
設けられている。脱装置Bは、精米機Aの前方下部に
脱ケース15を配設し、その中に多数の羽根を有する
脱フアン16が設けられており、脱ケース15の吸
入側となる軸心部には、前記精米機Aの流下路4に設け
た分岐口12に接続した流下樋17が連通され、脱ケ
ース15の外周部の排出側には送穀パイプ18が上方に
長く立設された構造となっている。
また、精米機Aの前方には、隣接して選別装置Cが設け
られている。選別装置Cは、多数の流し板19,19を内装
した選別ケース20が高い位置である循環タンク6の前
側に隣接して配置され、その上部には前記送穀パイプ1
8の上端が接続されており、そして、選別ケース20内
に形成されている排出路21の下部には、脱フアン1
6と並列に設けた吸引フアン22の吸込側に連通する排
出パイプ23が接続され、吸引フアン22の排出側には
先端をサイクロン24に接続したダクトホース25が設
けられている。また、選別ケース20の下端部には、精
米機Aの流下路4に設けた連絡口13に先端を接続した
下り傾斜の玄米排出樋26が設けられている。
次に、上記構成の本考案脱精米機の作動について説明
すると、精米機A、脱装置B、選別装置Cの各回動部
分である搗精ロール2、脱フアン16、吸引フアン2
2は、機体1に装着したモータ27によってプーリ、ベ
ルトを介してそれぞれ回動させる。
まず、循環タンク6の落下口7にある供給シャッタ8を
閉め、タンク6内に籾を張込み、流下路4に設けた切換
ダンパー14を切換えて分岐口12を開け、籾が流下樋
17より脱装置Bに供給されるようにする。次に、モ
ータ27を始動して精米機Aの搗精ロール2と脱フア
ン16を回転させる。そして供給シャッタ8を開ける
と、タンク6内の籾は分岐口12から流下樋を通って脱
フアン16に供給され、脱作用が行なわれる。脱
作用を受けた米粒は籾ガラと共に送穀パイプ18により
選別ケース20の上部に投入され、流し板19,19を経
て玄米と籾ガラとに選別される。籾ガラは排出路21から
排出パイプ23、吸引フアン22、ダクトホース25、
サイクロン24を経て機外に排出される。また、玄米は
選別ケース20の下部に落下して玄米排出樋26に入
り、そこを流下して連絡口13より精米機Aの切換ダン
パ14の下側に開口した連絡口13より流下路4に流入
し送穀筒3に送り込まれることになる。
送穀筒3に入った玄米は搗精ロール2によって還流室5
に移送される。このとき、還流室5には当初張込まれた
籾が堆積しているが、次々と移送される玄米によって循
環タンク6に順次押上げられ、タンク6内の籾も、精米
時に米粒が循環する状態と同じように移動しつつ、落下
口7から脱フアン16へ供給されることになる。
このようにして、当初張込んだ籾がすべて玄米となって
循環タンク6に戻れば、切換ダンパー14を切換えて分
岐口12を閉じ、玄米が送穀筒3に直接供給されるよう
にする。その際、クラッチ(図示を略す)の操作によっ
て脱フアン16及び吸引フアン22の回転を停止す
る。以後は、従来機と同様に送穀筒3から循流室5、循
環タンク6、流下路4を循環して搗精がなされ、白米に
仕上がれば白米排出口を開いて白米を取り出すのであ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の脱精米機は、循環式精
米機の循環タンクの米粒落下口と送穀筒とを連通する流
下路に、切換ダンパーによって開閉する分岐口と、前記
切換ダンパーの下方に位置した連絡口とを設けると共
に、前記循環式精米機の下部に隣接して、前記分岐口と
流下樋を介して連通する衝撃式の脱装置を設け、ま
た、該脱装置の上方の循環タンクに隣接した位置に、
多数の流し板を内装した選別装置の選別ケースを配設
し、該選別ケースと前記脱装置とを送穀パイプにより
接続すると共に、選別ケースの下端部に接続した下り傾
斜の玄米排出樋を前記循環式精米機の流下路に設けた連
絡口に接続したので、循環式精米機の循環機能を利用し
て、循環タンクに張込んだ籾がほぼ100%脱処理さ
れた後玄米の精白処理することができることになる。し
たがって、脱装置と選別装置を備えた従来の脱精米
機のように、籾タンクと精米タンクとの2つのタンクを
設けることなく、1つのタンクだけで処理することがで
きると共に、揚穀装置の削減もでき、機械全体が簡易、
小型化でき、安価に提供することができる。しかも、十
分の機能を有する脱装置及び選別装置を備えているの
で、脱、選別が確実に効率よくできるばかりでなく、
籾からの脱、選別と、その後の玄米の精白とを切換ダ
ンパーによる切換操作によって各独立して行なうことが
できるため、玄米と籾とが混入した状態で精米する場合
のような、能率の悪化や砕米の発生をきたすおそれがな
く、品質の良好な白米を得ることができる等、多くの利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案精米機の一実施例を示す側断面図、第2
図は同正断面図、第3図は同流下路部分の要部を示す拡
大正断面図である。 A…循環式精米機、B…脱装置 C…選別装置、1…機体 2…搗精ロール、3…送穀筒、4…流下路 6…循環タンク、7…落下口 12…分岐口、13…連絡口 14…切換ダンパー、16…脱フアン 17…流下樋、18…送穀パイプ 20…選別ケース、22…吸引フアン 26…玄米排出樋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環式精米機の循環タンクの米粒落下口と
    送穀筒と連通する流下路に、切換ダンパーによって開閉
    する分岐口と、前記切換ダンパーの下方に位置した連絡
    口とを設けると共に、前記循環式精米機の下部に隣接し
    て、前記分岐口と流下樋を介して連通する衝撃式の脱
    装置を設け、また、該脱装置の上方の循環タンクに隣
    接した位置に、多数の流し板を内装した選別装置の選別
    ケースを配設し、該選別ケースと前記脱装置とを送穀
    パイプにより接続すると共に、選別ケースの下端部に接
    続した下り傾斜の玄米排出樋を前記循環式精米機の流下
    路に設けた連絡口に接続したことを特徴とする、脱精
    米機。
JP1987177280U 1987-11-20 1987-11-20 脱▲ふ▼精米機 Expired - Lifetime JPH0611105Y2 (ja)

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