JPH0446817Y2 - - Google Patents

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JPH0446817Y2
JPH0446817Y2 JP7008586U JP7008586U JPH0446817Y2 JP H0446817 Y2 JPH0446817 Y2 JP H0446817Y2 JP 7008586 U JP7008586 U JP 7008586U JP 7008586 U JP7008586 U JP 7008586U JP H0446817 Y2 JPH0446817 Y2 JP H0446817Y2
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  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、籾の表面に衝撃を与えて殻の剥離を
促がす籾衝撃装置と、差速回転する脱桴ロールに
より籾を脱桴する脱桴装置と、玄米と殻の選別を
する風選装置からなる脱桴処理装置に関するもの
である。
(ロ) 従来の技術 上記のような籾衝撃装置と脱桴装置と、風選装
置とからなる脱桴処理装置としては、従来の技術
のものでは例えば特公昭47−33902号公報に示さ
れるような構成になつている。
この同公報による構成によると、その籾衝撃作
用は籾を脱桴装置に供給する揚殻の過程で実施す
るものであつて、籾衝撃作用によつて生じた殻の
破片およびその他の塵埃をも含めた全量のものが
脱桴装置に供給されて脱桴ロールを通過するよう
になる。
それ故に、この籾衝撃装置は本来脱桴装置にお
ける玄米から殻の分離を容易にして籾の完全脱桴
をなさしめんがためのものであるが、籾への衝撃
作用によつて生じた殻の破片などの無用の塵埃が
脱桴ロールを通過するからかえつて脱桴作用を低
下させると同時に無用の殻の破片によつて徒らに
脱桴ロールは損耗される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このように従来の脱桴処理装置によると籾衝撃
装置を通過する全量のものが脱桴装置に供給され
脱桴作用を受けるようになるかさ脱桴作用を低下
させるのみならず殻の破片によつて徒らに脱桴ロ
ールは損耗されるようになるから、本考案は籾衝
撃装置により生ずる殻の破片などの塵埃を脱桴装
置に供給させないようにして脱桴装置における脱
桴作用を低下させることなく、かつ脱桴ロールの
損耗をも回避させながら籾衝撃装置によつて玄米
からの殻の分離を容易にしたものに脱桴作用を与
えて完全脱桴をはからんとするをその第1の目的
とし、その第2の目的は籾衝撃装置によつて生じ
た殻の破片などの塵埃の風選装置への流動を円滑
にして機体外への塵埃の噴出を防止し衛生的な脱
桴処理装置を提供せんとするにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで本考案は次のように構成して上記の各目
的を達成せんとするものである。
すなわち、略々密閉状の機体内に、上方から籾
の表面に衝撃を与えて殻の剥離を促がす籾衝撃装
置と、差速回転する脱桴ロールにより籾を脱桴す
る脱桴装置と、玄米と殻の選別をする風選装置と
を配設し、これら各装置を順次連通して脱桴処理
装置を構成するとともに、前記機体の上壁に開口
せる外気導入口を籾衝撃装置と脱桴装置の各外側
部を経て下方の風選装置における選別風路に連通
させ、且つ前記籾衝撃装置により生ずる殻の破片
を該装置外に排出して脱桴装置を通過した脱桴物
と合流させる構成とするものである。
(ホ) 作用 この構成にすると、脱桴処理装置に供給される
籾は必ず籾衝撃装置によつて籾の表面に衝撃が与
えられて殻は玄米と分離しやすくなると同時に殻
の一部は玄米から奪われて破片などの塵埃となつ
てこの装置外に排出され、この破片などの塵埃が
取除かれた衝撃作用後の籾が差速回転する脱桴ロ
ールに供給されて脱桴される。このとき籾は籾衝
撃装置による衝撃作用を受けているから摺擦によ
る脱桴作用は効果的に行われて完全脱桴される。
そしてこの脱桴物に前記籾衝撃装置外に排出され
た殻の破片などの塵埃が合流して下方の風選装置
に供給され殻や殻の破片などの塵埃は選別風路で
玄米から分けられて集塵ののち機体外に排出され
玄米は別途取出されるようになる。
このとき、外気は機体上壁に開口した外気導入
口から吸引され籾衝撃装置と脱桴装置の各側部を
通つて風選装置の選別風路に吸入されるから籾衝
撃装置外に排出された殻の破片などの塵埃と脱桴
装置を通過した脱桴物中の殻は前記外気導入口か
ら吸引される外気にのつて流動し選別風路に入つ
て玄米から分けられるのである。
(ヘ) 実施例 以下本考案を実施例図によつて説明する。そこ
で第1図と第2図において、 1は略々密閉状の機体で、該機体1内には上方
から籾衝撃装置Aと脱桴装置Bと風選装置Cを配
設して一連の脱桴処理装置を構成している。
そして、この籾衝撃装置Aは砥石からなる研削
体2を回転自在に横架しその周りを目抜鉄板3で
囲繞して、研削体2と目抜鉄板3との間に籾衝撃
室4を形成したもので、この籾衝撃室4の始端側
には研削体2と一体に送穀ロール5が取付けられ
ホツパー6内の籾が供給されるようになり終端側
には落下口7が開口されている。
脱桴装置Bは差速回転する一対の脱桴ロール
8,8を横架し、この脱桴ロール8,8間の上方
に前記落下口7に直通する供給筒9を設け、この
供給筒9の両側下端からそれぞれ覆板10,10
を斜設して脱桴ロール8,8を覆つている。
なお11は供給筒9内に設けたリードローラ、
12は脱桴ロール8,8の下方に設ける反射板で
ある。
風選装置Cはその中央部寄りに横断流フアン1
3を回転自在にして右側下部に吸風口14を左側
に排風口15を開口する起風室16を構成し、こ
の起風室16の左側の上方には斜上する選別風路
17を、右側下方には塵埃分離室18をそれぞれ
形成し、選別風路17の終端部は連通路19によ
つて起風室の背後を経て塵埃分離室18から吸風
口14に通ぜしめ、排風口15は一番物取出樋2
0と二番物取出樋21の下方を通る迂回路22に
よつて選別風路17の始端部に連通させている。
そして、前記脱桴装置Bの下方は斜設する流穀
板……を介して選別風路17の始端部に連通し、
前記機体1の上壁には外気導入口24,24を開
口してあつてこの外気導入口24,24は籾衝撃
装置Aと脱桴装置Bの両外側部に形成される空間
25,25によつて脱桴装置Bの下方に通じてい
る。
尚、26は塵埃分離室18の底部に横設した塵
埃取出樋でこの塵埃取出樋26の終端部はエアロ
ツクバルブ27を介して送風管28と連通させて
ある。
従つて、この脱桴処理装置に動力を供給する
と、研削体2と送穀ロール5は一体となつて矢印
イ方向に回転し、リードローラ11および脱桴ロ
ール8,8も所定の回転をする。また横断流フア
ン13は矢印ロ方向に回転して外気導入口24,
24から外気を吸入しこの外気は空間25,25
を通つて選別風路17の始端部に入りその終端部
から連通路19、塵埃分離室18の上部を通つて
起風室16に吸入され、こんどは排風口15から
吹出して迂回路22を通り選別風路17の始端部
に返えされるとともに、一番物取出樋20と二番
物取出樋21および塵埃取出樋26はそれぞれ取
出状態になり、エアロツクバルブ27も回転す
る。
したがつて、ホツパー6から供給される籾は送
穀ロール5で押し送られながら研削体2によつて
その表面に衝撃が与えられ殻の一部は玄米から剥
がされ落下口7から供給筒9を通つて脱桴ロール
8,8間に落下し脱桴作用を受ける。玄米から剥
がされた殻の一部は目抜鉄板3から空間25,2
5に排出され外気導入口24,24から吸引され
る外気にのつて下降し脱桴作用を受けた脱桴物と
合流し流穀板23……上を経て選別風路17の始
端部に供給されて玄米と殻に選別される。そして
玄米のうち良玄米は一番物取出樋20からまた未
熟米は二番物取出樋21からそれぞれ取出され、
殻は塵埃分離室18の底部に沈降して塵埃取出樋
26、エアロツクバルブ27を経て送風管28内
を通つて所定の場所に集塵される。
また、第3図に示すものは籾衝撃装置Aの他の
実施例を示したもので円錐形状の衝撃体29を矢
印ハ方向に回転自在に設け、その周りに目抜鉄板
30を囲繞して籾衝撃室31を形成したもので、
この衝撃体29の周面には傾むいた突条32を突
設し全体を硬質ナイロン製のもので形設したもの
である。
尚、実施例の説明においては籾衝撃装置Aは脱
桴装置Bの前工程に1つだけ設けたもので説明し
たが、この籾衝撃装置Aは完全脱桴を第1の目的
とするものであるから複数設けることもその衝撃
の程度を如何ようにするかについても適宜選択で
きるものである。
(ト) 考案の効果 本考案は以上説明したように、略々密閉状の機
体内に上方から籾の表面に衝撃を与えて殻の剥離
を促がす籾衝撃装置と、差速回転する脱桴ロール
により籾を脱桴する脱桴装置と、玄米と殻の選別
をする風選装置とを配設し、これら各装置を順次
連通して脱桴処理装置を構成するとともに、前記
機体の上壁に開口せる外気導入口を籾衝撃装置と
脱桴装置の各外側部を経て下方の風選装置におけ
る選別風路に連通させ、且つ前記籾衝撃装置によ
り生ずる殻の破片を該装置外に排出して脱桴装置
を通過した脱桴物と合流させる構成にしたのであ
るから、籾は脱桴装置に供給される前に籾衝撃装
置によつて籾の表面に衝撃が与えられて殻は玄米
と分離しやすくなると同時に殻の一部は玄米から
奪われて破片などの塵埃となつてこの装置外に排
出され、脱桴装置にはこの破片などの塵埃が取除
かれた衝撃作用後の籾が供給されるようになつ
て、脱桴作用を効果的にして完全脱桴に至る。し
かも籾衝撃装置で生じた殻の破片が脱桴ロールに
供給されないからこの殻の破片による脱桴ロール
の損耗を回避することができるようになつたので
ある。
また、籾衝撃装置によつて生じた殻の破片など
の塵埃は外気導入口から吸入される外気にのつて
風選装置に流動するからその流動は円滑にして機
体外へ塵埃を噴出させることなく衛生的な脱桴処
理作業が行なえるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による脱桴処理装置を示すもの
で、第1図はその全体の内部を示す図、第2図は
第1図のものをP方向から見てその内部を示した
図、第3図は第2図のものの他の実施例を示した
ものである。 1……機体、A……籾衝撃装置、8,8……脱
桴ロール、B……脱桴装置、C……風選装置、2
4,24……外気導入口、17……選別風路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略々密閉状の機体1内に、上方から籾の表面に
    衝撃を与えて殻の剥離を促がす籾衝撃装置Aと、
    差速回転する脱桴ロール8,8により籾を脱桴す
    る脱桴装置Bと、玄米と殻の選別をする風選装置
    Cとを配設し、これら各装置を順次連通して脱桴
    処理装置を構成するとともに、前記機体1の上壁
    に開口せる外気導入口24,24を籾衝撃装置A
    と脱桴装置Bの各外側部を経て下方の風選装置C
    における選別風路17に連通させ、且つ前記籾衝
    撃装置Aにより生ずる殻の破片を該装置外に排出
    して脱桴装置Bを通過した脱桴物と合流させる構
    成にしてあることを特徴とする脱桴処理装置。
JP7008586U 1986-05-09 1986-05-09 Expired JPH0446817Y2 (ja)

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JP7008586U JPH0446817Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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JPS62183546U JPS62183546U (ja) 1987-11-21
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