JPH0610931U - 接眼部目当 - Google Patents

接眼部目当

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JPH0610931U
JPH0610931U JP5556492U JP5556492U JPH0610931U JP H0610931 U JPH0610931 U JP H0610931U JP 5556492 U JP5556492 U JP 5556492U JP 5556492 U JP5556492 U JP 5556492U JP H0610931 U JPH0610931 U JP H0610931U
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正浩 早川
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ等の光学機器において、接眼部から光
学機器内部へ塵や水蒸気が侵入すること、さらにはレン
ズ枠と接眼レンズとのガタツキの発生を防止する。 【構成】 接眼部目当1は、リング状の基部10と、嵌
合部12とを有し、基部10の内側には、薄肉部11が
形成されている。この接眼部目当1は、嵌合部12によ
りレンズ枠3およびカメラの外カバー4に装着されてい
る。また、接眼部目当1の薄肉部11は、第2レンズ2
5の外方側の外周部21に密着している。さらに、薄肉
部11を弾性材料で構成してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばカメラ、ビデオカメラ、望遠鏡、顕微鏡、各種モニターの接 眼部等の光学機器に用いられる接眼部目当に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ、ビデオカメラ、望遠鏡等の光学機器の接眼部には、接眼時における外 乱光の遮光や眼鏡等の傷付きを防止するために接眼部目当が設けられる。
【0003】 しかし、従来の接眼部目当の場合、接眼レンズと接眼部目当との間に隙間があ るため、この隙間から塵や水蒸気等が光学機器の内部に侵入することがある。
【0004】 特に、図2に示されるように視度調整等のために、接眼レンズ2が光軸方向に 移動可能な構成では、接眼レンズ2とレンズ枠3との間に微小間隙があるため、 光学機器内部に塵や水蒸気が侵入する可能性が高い。
【0005】 そして、塵が侵入すると、視界の妨げとなったり、内部にある可動部等の故障 の原因となったりし、また水蒸気が侵入すると、急激な温度変化により結露が生 じ、同様の悪影響が生じる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本発明の目的は、接眼時の遮光や眼鏡等の傷付き防止機能に加え、簡易に接眼 部からの塵や水蒸気の侵入を防止できる光学機器の接眼部目当を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(4)の本考案により達成される。
【0008】 (1) 最も目に近いところに位置し、接眼レンズの外周側に設けられる接眼 部目当であって、 前記接眼部目当は、前記接眼レンズの外方側外周部付近に密着する薄肉部を有 することを特徴とする接眼部目当。
【0009】 (2) 前記接眼レンズは、光軸方向に移動可能に構成されており、前記薄肉 部は前記接眼レンズの外周部に密着した状態で、前記接眼レンズの動きに追従す るように構成されている上記(1)に記載の接眼部目当。
【0010】 (3) 前記接眼部目当の少なくとも薄肉部は、弾性材料で構成されている上 記(1)または(2)に記載の接眼部目当。
【0011】 (4) 前記薄肉部の厚さが、その先端へ向かって漸減している上記(1)な いし(3)のいずれかに記載の接眼部目当。
【0012】
【実施例】
以下、本考案をカメラに適用した場合の好適実施例を、図1〜図3に従って詳 細に説明する。 図1は、接眼レンズが固定的に設置されている構成のファインダーの部分断面 図である。
【0013】 同図に示すように、カメラの外カバー4内には、円筒状のレンズ枠3が設置さ れており、このレンズ枠3内には、入射光側(図1中左側)から順に、第1レン ズ(凹レンズ)20および第2レンズ(凸レンズ)25が固定されている。そし て、第1レンズ20および第2レンズ25により接眼レンズが構成される。これ らの接眼レンズとしては、各種ガラスやプラスチックで構成されたものが使用さ れる。
【0014】 本考案の接眼部目当1は、撮影者の目に最も近いところに位置するように接眼 レンズの外周付近に設けられ、接眼部5の一部を構成するものである。 接眼部目当1は、リング状の基部10と、この基部10より直角方向に突出し た嵌合部12とを有し、嵌合部12によりレンズ枠3およびカメラの外カバー4 に固定されている。また、接眼部目当1の基部10の内側には、第2レンズ25 の外方側の外周部21に密着する薄肉部11が形成されている。ここで、外周部 21とは、外周部付近のことをいい、外周縁をも含むものである。
【0015】 薄肉部11の形状は特に限定されず、例えば蛇腹状、円筒状、円錐台状等とさ れるが、図示のように、その厚さが先端へ向かって漸減する形状が好ましい。こ のような形状とすることにより、第2レンズ25への密着性が向上するからであ る。
【0016】 また、接眼部目当1の材質も特に限定されず、硬質または軟質の樹脂、金属、 ゴム等の弾性材料等、いかなるものでもよいが、第2レンズ25への密着性向上 の観点から、少なくとも薄肉部11は弾性材料で構成されることが好ましい。な お、別部材による薄肉部11を基部10に接合してもよいが、製造の容易性等の 観点から、接眼部目当1全体を同一材料で一体的に構成することが好ましい。
【0017】 薄肉部11等を構成する弾性材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴ ム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレン ゴムのようなジエン系ゴム、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴムのようなオ レフィン系ゴム、エーテル系、ポリスルフィド系およびウレタン系の各種ゴム、 フッ素ゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料や、ウレタン系、エステル系、ア ミド系、オレフィン系、スチレン系、塩化ビニル系、フッ素系、アイオノマー系 、イソプレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物(アロ イ)等を用いることができる。
【0018】 接眼部目当1のレンズ枠3および外カバー4への取り付けは、前記嵌合部12 の嵌合に限らず、例えば、接着剤接着や両面テープ等での固定、あるいはねじ止 め等の方法により行ってもよい。
【0019】 次に、本考案の他の実施例について説明する。 図2は、視度調整等のため接眼レンズ2が光軸6方向に移動可能に設置されて いる構成のファインダーの部分断面図であり、図3は、図2中のA−A線での断 面図である。
【0020】 図2に示されるような接眼レンズ2が可動式の場合には、薄肉部13が、接眼 レンズ2の外方側の外周部21に密着した状態のまま接眼レンズ2の動きに追従 するように構成される。
【0021】 この場合、薄肉部13の形状は、接眼レンズ2に密着、追従できるような形状 であれば特に限定されず、例えば図示例のように蛇腹状とすることができる。 そして、接眼レンズ2と薄肉部13との密着性の向上のため、少なくとも薄肉 部13を前記と同様の弾性材料で構成することが好ましい。 なお、薄肉部13の先端は、接眼レンズ2の表面に当接しているだけでも、ま た接眼レンズ2の表面に接着または融着により固着されていてもよい。
【0022】 次に、図示例の接眼レンズ2の駆動機構について説明する。 図2に示す接眼レンズ2には、その外周縁に、レンズ可動用の突起23が形成 されている。
【0023】 また、視度調整つまみ7の他端にはピニオン71が形成されており、カム板8 にはピニオン71と噛み合うラック81が形成されている。 また、カム板8には図3に示されるように、帯状の長孔83がカム板移動方向 (図中矢印B方向)に対して斜めに形成され、レンズ枠3には接眼レンズ2の移 動の際のガイドとなる帯状の長孔33がレンズ移動方向(図中矢印C方向)に形 成されている。 そして、接眼レンズ2の前記突起23が長孔33および83内に挿入されてい る。
【0024】 このような構成において、まず図2に示される視度調整つまみ7を回転させる と、ラック81とピニオン71とによりその回転運動が直線運動に変換され、カ ム板8はレンズ移動方向に対し直角方向(図中矢印B方向)に移動する。
【0025】 この場合、接眼レンズ2の突起23はレンズ枠3の長孔33およびカム板8の 長孔83のそれぞれに挿入されているため、接眼レンズ2は、長孔33により移 動方向が規制されつつ、長孔83により光軸方向(図中矢印C方向)に移動する 。
【0026】 なお、このような可動式の場合には図2に示されるように、接眼部目当1に、 視度調整つまみ7の軸支部75を外部から保護する目的あるいは、軸支部75よ り内部に塵や水蒸気が侵入するのを防止する目的で、シール部15を設けてもよ い。
【0027】 以上は、本考案の接眼部目当をカメラのファインダーに適用する場合を例に挙 げて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば、一眼レフカ メラ、コンパクトカメラ、ビデオカメラ等の各種カメラ、望遠鏡、双眼鏡、顕微 鏡、光学測定機器、各種モニターなどの各種光学機器の接眼部に適用することが できる。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の接眼部目当によれば、従来の接眼部目当の効果で ある接眼時の遮光、眼鏡等の傷付き防止等に加え、薄肉部により接眼部から光学 機器内部への塵や水蒸気の侵入を防止できる。
【0029】 加えてレンズ枠に対し接眼レンズにガタツキ(遊び)がある場合でも薄肉部の 押圧力によりガタツキをなくすことができる。
【0030】 また、接眼レンズが可動式の場合には、薄肉部が接眼レンズに密着した状態の まま接眼レンズの動きに追従するように構成するため、固定式接眼レンズの場合 と同様塵や水蒸気の侵入を十分に防止でき、レンズのガタツキやバックラッシュ による衝撃も十分に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の接眼部目当が示される断面図である。
【図2】本考案の接眼部目当の他の例が示される断面図
である。
【図3】図2中のA−A線での断面図である。
【符号の説明】 1 接眼部目当 10 基部 11 薄肉部 12 嵌合部 15 シール部 2 接眼レンズ 20 第1レンズ 21 外周部 23 突起 25 第2レンズ 3 レンズ枠 33 長孔 4 外カバー 5 接眼部 6 光軸 7 視度調整つまみ 71 ピニオン 75 軸支部 8 カム板 81 ラック 83 長孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最も目に近いところに位置し、接眼レン
    ズの外周側に設けられる接眼部目当であって、 前記接眼部目当は、前記接眼レンズの外方側外周部付近
    に密着する薄肉部を有することを特徴とする接眼部目
    当。
  2. 【請求項2】 前記接眼レンズは、光軸方向に移動可能
    に構成されており、前記薄肉部は前記接眼レンズの外周
    部に密着した状態で、前記接眼レンズの動きに追従する
    ように構成されている請求項1に記載の接眼部目当。
  3. 【請求項3】 前記接眼部目当の少なくとも薄肉部は、
    弾性材料で構成されている請求項1または2に記載の接
    眼部目当。
  4. 【請求項4】 前記薄肉部の厚さが、その先端へ向かっ
    て漸減している請求項1ないし3のいずれかに記載の接
    眼部目当。
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