JP2592712Y2 - 接眼部目当 - Google Patents

接眼部目当

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JP2592712Y2
JP2592712Y2 JP1992055564U JP5556492U JP2592712Y2 JP 2592712 Y2 JP2592712 Y2 JP 2592712Y2 JP 1992055564 U JP1992055564 U JP 1992055564U JP 5556492 U JP5556492 U JP 5556492U JP 2592712 Y2 JP2592712 Y2 JP 2592712Y2
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Inventor
正浩 早川
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばカメラ、ビデオ
カメラ、望遠鏡、顕微鏡、各種モニターの接眼部等の光
学機器に用いられる接眼部目当に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ、ビデオカメラ、望遠鏡等の光学
機器の接眼部には、接眼時における外乱光の遮光や眼鏡
等の傷付きを防止するために接眼部目当が設けられる。
【0003】しかし、従来の接眼部目当の場合、接眼レ
ンズと接眼部目当との間に隙間があるため、この隙間か
ら塵や水蒸気等が光学機器の内部に侵入することがあ
る。
【0004】特に、図2に示されるように視度調整等の
ために、接眼レンズ2が光軸方向に移動可能な構成で
は、接眼レンズ2とレンズ枠3との間に微小間隙がある
ため、光学機器内部に塵や水蒸気が侵入する可能性が高
い。
【0005】そして、塵が侵入すると、視界の妨げとな
ったり、内部にある可動部等の故障の原因となったり
し、また水蒸気が侵入すると、急激な温度変化により結
露が生じ、同様の悪影響が生じる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本発明の目的は、接眼
時の遮光や眼鏡等の傷付き防止機能に加え、簡易に接眼
部からの塵や水蒸気の侵入を防止できる光学機器の接眼
部目当を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(4)の本考案により達成される。
【0008】(1) 最も目に近いところに位置し、接
眼レンズの外周側に設けられる接眼部目当であって、前
記接眼レンズは、前記接眼部目当に対して光軸方向に移
動可能に構成されており、前記接眼部目当は、前記接眼
レンズの外方側外周部付近に密着する薄肉部を有し、前
記薄肉部は、前記接眼レンズに密着した状態で、前記接
眼レンズの前記移動に追従するように構成されているこ
とを特徴とする接眼部目当。
【0009】(2) 前記薄肉部は、蛇腹状である上記
(1)に記載の接眼部目当。
【0010】(3) 前記接眼部目当の少なくとも薄肉
部は、弾性材料で構成されている上記(1)または
(2)に記載の接眼部目当。
【0011】(4) 前記薄肉部の厚さが、その先端へ
向かって漸減している上記(1)ないし(3)のいずれ
かに記載の接眼部目当。
【0012】
【実施例】以下、本考案をカメラに適用した場合の好適
実施例を、図1〜図3に従って詳細に説明する。図1
は、接眼レンズが固定的に設置されている構成のファイ
ンダーの部分断面図である。
【0013】同図に示すように、カメラの外カバー4内
には、円筒状のレンズ枠3が設置されており、このレン
ズ枠3内には、入射光側(図1中左側)から順に、第1
レンズ(凹レンズ)20および第2レンズ(凸レンズ)
25が固定されている。そして、第1レンズ20および
第2レンズ25により接眼レンズが構成される。これら
の接眼レンズとしては、各種ガラスやプラスチックで構
成されたものが使用される。
【0014】本考案の接眼部目当1は、撮影者の目に最
も近いところに位置するように接眼レンズの外周付近に
設けられ、接眼部5の一部を構成するものである。接眼
部目当1は、リング状の基部10と、この基部10より
直角方向に突出した嵌合部12とを有し、嵌合部12に
よりレンズ枠3およびカメラの外カバー4に固定されて
いる。また、接眼部目当1の基部10の内側には、第2
レンズ25の外方側の外周部21に密着する薄肉部11
が形成されている。ここで、外周部21とは、外周部付
近のことをいい、外周縁をも含むものである。
【0015】薄肉部11の形状は特に限定されず、例え
ば蛇腹状、円筒状、円錐台状等とされるが、図示のよう
に、その厚さが先端へ向かって漸減する形状が好まし
い。このような形状とすることにより、第2レンズ25
への密着性が向上するからである。
【0016】また、接眼部目当1の材質も特に限定され
ず、硬質または軟質の樹脂、金属、ゴム等の弾性材料
等、いかなるものでもよいが、第2レンズ25への密着
性向上の観点から、少なくとも薄肉部11は弾性材料で
構成されることが好ましい。なお、別部材による薄肉部
11を基部10に接合してもよいが、製造の容易性等の
観点から、接眼部目当1全体を同一材料で一体的に構成
することが好ましい。
【0017】薄肉部11等を構成する弾性材料として
は、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロ
プレンゴムのようなジエン系ゴム、エチレン−プロピレ
ンゴム、ブチルゴムのようなオレフィン系ゴム、エーテ
ル系、ポリスルフィド系およびウレタン系の各種ゴム、
フッ素ゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料や、ウレ
タン系、エステル系、アミド系、オレフィン系、スチレ
ン系、塩化ビニル系、フッ素系、アイオノマー系、イソ
プレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれ
らの混合物(アロイ)等を用いることができる。
【0018】接眼部目当1のレンズ枠3および外カバー
4への取り付けは、前記嵌合部12の嵌合に限らず、例
えば、接着剤接着や両面テープ等での固定、あるいはね
じ止め等の方法により行ってもよい。
【0019】次に、本考案の他の実施例について説明す
る。図2は、視度調整等のため接眼レンズ2が光軸6方
向に移動可能に設置されている構成のファインダーの部
分断面図であり、図3は、図2中のA−A線での断面図
である。
【0020】図2に示されるような接眼レンズ2が可動
式の場合には、薄肉部13が、接眼レンズ2の外方側の
外周部21に密着した状態のまま接眼レンズ2の動きに
追従するように構成される。
【0021】この場合、薄肉部13の形状は、接眼レン
ズ2に密着、追従できるような形状であれば特に限定さ
れず、例えば図示例のように蛇腹状とすることができ
る。そして、接眼レンズ2と薄肉部13との密着性の向
上のため、少なくとも薄肉部13を前記と同様の弾性材
料で構成することが好ましい。なお、薄肉部13の先端
は、接眼レンズ2の表面に当接しているだけでも、また
接眼レンズ2の表面に接着または融着により固着されて
いてもよい。
【0022】次に、図示例の接眼レンズ2の駆動機構に
ついて説明する。図2に示す接眼レンズ2には、その外
周縁に、レンズ可動用の突起23が形成されている。
【0023】また、視度調整つまみ7の他端にはピニオ
ン71が形成されており、カム板8にはピニオン71と
噛み合うラック81が形成されている。また、カム板8
には図3に示されるように、帯状の長孔83がカム板移
動方向(図中矢印B方向)に対して斜めに形成され、レ
ンズ枠3には接眼レンズ2の移動の際のガイドとなる帯
状の長孔33がレンズ移動方向(図中矢印C方向)に形
成されている。そして、接眼レンズ2の前記突起23が
長孔33および83内に挿入されている。
【0024】このような構成において、まず図2に示さ
れる視度調整つまみ7を回転させると、ラック81とピ
ニオン71とによりその回転運動が直線運動に変換さ
れ、カム板8はレンズ移動方向に対し直角方向(図中矢
印B方向)に移動する。
【0025】この場合、接眼レンズ2の突起23はレン
ズ枠3の長孔33およびカム板8の長孔83のそれぞれ
に挿入されているため、接眼レンズ2は、長孔33によ
り移動方向が規制されつつ、長孔83により光軸方向
(図中矢印C方向)に移動する。
【0026】なお、このような可動式の場合には図2に
示されるように、接眼部目当1に、視度調整つまみ7の
軸支部75を外部から保護する目的あるいは、軸支部7
5より内部に塵や水蒸気が侵入するのを防止する目的
で、シール部15を設けてもよい。
【0027】以上は、本考案の接眼部目当をカメラのフ
ァインダーに適用する場合を例に挙げて説明したが、本
考案はこれに限定されるものではなく、例えば、一眼レ
フカメラ、コンパクトカメラ、ビデオカメラ等の各種カ
メラ、望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、光学測定機器、各種モ
ニターなどの各種光学機器の接眼部に適用することがで
きる。
【0028】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の接眼部目当
によれば、従来の接眼部目当の効果である接眼時の遮
光、眼鏡等の傷付き防止等に加え、薄肉部により接眼部
から光学機器内部への塵や水蒸気の侵入を防止できる。
【0029】加えてレンズ枠に対し接眼レンズにガタツ
キ(遊び)がある場合でも薄肉部の押圧力によりガタツ
キをなくすことができる。
【0030】また、接眼レンズが可動式の場合におい
て、薄肉部が接眼レンズに密着した状態のまま接眼レン
ズの動きに追従するように構成するため、固定式接眼レ
ンズの場合と同様塵や水蒸気の侵入を十分に防止でき、
レンズのガタツキやバックラッシュによる衝撃も十分に
除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の接眼部目当が示される断面図である。
【図2】本考案の接眼部目当の他の例が示される断面図
である。
【図3】図2中のA−A線での断面図である。
【符号の説明】
1 接眼部目当 10 基部 11 薄肉部 12 嵌合部 15 シール部 2 接眼レンズ 20 第1レンズ 21 外周部 23 突起 25 第2レンズ 3 レンズ枠 33 長孔 4 外カバー 5 接眼部 6 光軸 7 視度調整つまみ 71 ピニオン 75 軸支部 8 カム板 81 ラック 83 長孔

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最も目に近いところに位置し、接眼レン
    ズの外周側に設けられる接眼部目当であって、 前記接眼レンズは、前記接眼部目当に対して光軸方向に
    移動可能に構成されており、 前記接眼部目当は、前記接眼レンズの外方側外周部付近
    に密着する薄肉部を有し、 前記薄肉部は、前記接眼レンズに密着した状態で、前記
    接眼レンズの前記移動に追従するように構成されている
    ことを特徴とする接眼部目当。
  2. 【請求項2】 前記薄肉部は、蛇腹状である請求項1に
    記載の接眼部目当。
  3. 【請求項3】 前記接眼部目当の少なくとも薄肉部は、
    弾性材料で構成されている請求項1または2に記載の接
    眼部目当。
  4. 【請求項4】 前記薄肉部の厚さが、その先端へ向かっ
    て漸減している請求項1ないし3のいずれかに記載の接
    眼部目当。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7910355B2 (en) 2004-12-28 2011-03-22 Olympus Corporation Culture observation apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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