JP2000330158A - ファインダー装置 - Google Patents
ファインダー装置Info
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- JP2000330158A JP2000330158A JP11137731A JP13773199A JP2000330158A JP 2000330158 A JP2000330158 A JP 2000330158A JP 11137731 A JP11137731 A JP 11137731A JP 13773199 A JP13773199 A JP 13773199A JP 2000330158 A JP2000330158 A JP 2000330158A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】視野枠部材に対する表示部材の位置調整をより
高精度で実現し得るファインダー装置を、より簡単な構
成でかつ少ない部品点数で構成する。 【解決手段】ファインダー視野の範囲内に情報を表示す
る表示部材16と、ファインダー視野を規定する視野枠
部材15とを具備したファインダー装置において、視野
枠部材は、表示部材を保持する保持手段(第2腕部15
a・第3腕部15c)を具備するよう構成し、また、視
野枠部材は、ファインダー装置の一部を構成する光学部
品(第2プリズム13)に対して位置決めされる位置決
め部(第1の孔部15i)を有するよう構成する。
高精度で実現し得るファインダー装置を、より簡単な構
成でかつ少ない部品点数で構成する。 【解決手段】ファインダー視野の範囲内に情報を表示す
る表示部材16と、ファインダー視野を規定する視野枠
部材15とを具備したファインダー装置において、視野
枠部材は、表示部材を保持する保持手段(第2腕部15
a・第3腕部15c)を具備するよう構成し、また、視
野枠部材は、ファインダー装置の一部を構成する光学部
品(第2プリズム13)に対して位置決めされる位置決
め部(第1の孔部15i)を有するよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファインダー装
置、詳しくはファインダー視野像を観察するファインダ
ー装置に関するものである。
置、詳しくはファインダー視野像を観察するファインダ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真撮影等を行なう小型カメ
ラ等においては、所望の被写体像を含む被写界を観察す
るために、撮影レンズ光学系とは異なる光学系によって
形成されるファインダー装置を有するものが一般的に実
用化されている。
ラ等においては、所望の被写体像を含む被写界を観察す
るために、撮影レンズ光学系とは異なる光学系によって
形成されるファインダー装置を有するものが一般的に実
用化されている。
【0003】このようなカメラ等のファインダー装置に
おいては、被写体像の結像面近傍に透過型の液晶ディス
プレイ(LCD)等からなる表示部材を配置すること
で、ファインダー視野の範囲内に写真撮影等を行なうに
当って必要となる各種の情報等を表示するようにしたも
のが、種々提案され、また実用化されている。
おいては、被写体像の結像面近傍に透過型の液晶ディス
プレイ(LCD)等からなる表示部材を配置すること
で、ファインダー視野の範囲内に写真撮影等を行なうに
当って必要となる各種の情報等を表示するようにしたも
のが、種々提案され、また実用化されている。
【0004】ここで、表示部材によってファインダー視
野の範囲内に表示される情報であって、写真撮影等を行
なう際に必要となる各種の情報とは、例えば撮影し得る
範囲の指標となる画面枠に関する情報、具体的にはパノ
ラマ撮影時の撮影範囲を示すパノラマ表示や、特に近接
撮影時等に生じるパララックス、即ち撮影レンズ光学系
による視野とファインダー装置による視野との間に生じ
る視差を考慮した撮影範囲を示すパララックス表示等の
画面枠情報に加え、焦点調節や測光を行なう位置を示す
指標となる合焦枠(オートフォーカスフレーム)表示
や、シャッター速度や絞り値等の露出に関する情報等が
ある。
野の範囲内に表示される情報であって、写真撮影等を行
なう際に必要となる各種の情報とは、例えば撮影し得る
範囲の指標となる画面枠に関する情報、具体的にはパノ
ラマ撮影時の撮影範囲を示すパノラマ表示や、特に近接
撮影時等に生じるパララックス、即ち撮影レンズ光学系
による視野とファインダー装置による視野との間に生じ
る視差を考慮した撮影範囲を示すパララックス表示等の
画面枠情報に加え、焦点調節や測光を行なう位置を示す
指標となる合焦枠(オートフォーカスフレーム)表示
や、シャッター速度や絞り値等の露出に関する情報等が
ある。
【0005】従来のファインダー装置において、表示部
材を所定の位置に取り付ける場合には、例えば表示部材
の主構成部材であってガラス部材等によって形成される
液晶表示パネルを射出成形等によって形成される保持部
材等に対して所定の手段で組み付けた後、この保持部材
をファインダー装置の筐体部材等の固定部材に取り付け
るといった手順を経て組み立てられ、ユニット化されて
いるのが普通である。
材を所定の位置に取り付ける場合には、例えば表示部材
の主構成部材であってガラス部材等によって形成される
液晶表示パネルを射出成形等によって形成される保持部
材等に対して所定の手段で組み付けた後、この保持部材
をファインダー装置の筐体部材等の固定部材に取り付け
るといった手順を経て組み立てられ、ユニット化されて
いるのが普通である。
【0006】一般的に、カメラ等のファインダ−装置で
は、これにより観察し得る視野範囲と撮影レンズ光学系
によって撮影され得る視野範囲(撮影画面)とが略一致
しているのが望ましい。したがって、両者による視野の
範囲をできるだけ一致させるようにするために、視野枠
部材に対する表示部材の位置決め精度の高精度化が望ま
れることになる。
は、これにより観察し得る視野範囲と撮影レンズ光学系
によって撮影され得る視野範囲(撮影画面)とが略一致
しているのが望ましい。したがって、両者による視野の
範囲をできるだけ一致させるようにするために、視野枠
部材に対する表示部材の位置決め精度の高精度化が望ま
れることになる。
【0007】しかし、通常の液晶表示パネル等は、ガラ
ス部材等を利用して形成されるものであることから、製
造上の理由を考慮した許容寸法誤差は、他の構成部材の
許容寸法誤差よりも大きなものになっている。したがっ
て、表示部材をファインダー装置に組み付ける場合に
は、ファインダー視野の範囲を規制するための視野枠部
材に対して表示部材を所定の位置に配置させるために所
定の位置調整が必要となる。
ス部材等を利用して形成されるものであることから、製
造上の理由を考慮した許容寸法誤差は、他の構成部材の
許容寸法誤差よりも大きなものになっている。したがっ
て、表示部材をファインダー装置に組み付ける場合に
は、ファインダー視野の範囲を規制するための視野枠部
材に対して表示部材を所定の位置に配置させるために所
定の位置調整が必要となる。
【0008】そこで、従来のファインダー装置におい
て、視野枠部材に対する表示部材の位置決めを行なう位
置調整手段についての提案が、例えば特開平10−16
1188号公報や特開平9−214815号公報等によ
って種々なされている。
て、視野枠部材に対する表示部材の位置決めを行なう位
置調整手段についての提案が、例えば特開平10−16
1188号公報や特開平9−214815号公報等によ
って種々なされている。
【0009】上記特開平10−161188号公報によ
って開示されているファインダー装置は、液晶表示パネ
ルの位置決め用のばね部材を視野枠部材に一体的に設
け、このばね部材の付勢作用を利用して視野枠部材が表
示パネルを所定の位置にある固定部材に対して押圧する
ようにしている。したがって、これにより表示パネルが
視野枠部材及び固定部材に対して所定の位置に位置決め
されるというものである。
って開示されているファインダー装置は、液晶表示パネ
ルの位置決め用のばね部材を視野枠部材に一体的に設
け、このばね部材の付勢作用を利用して視野枠部材が表
示パネルを所定の位置にある固定部材に対して押圧する
ようにしている。したがって、これにより表示パネルが
視野枠部材及び固定部材に対して所定の位置に位置決め
されるというものである。
【0010】また、上記特開平9−214815号公報
に開示されているファインダー装置は、視野枠形成部材
に対する表示部材の位置調整を可能とする保持部材によ
って保持するように構成したものである。
に開示されているファインダー装置は、視野枠形成部材
に対する表示部材の位置調整を可能とする保持部材によ
って保持するように構成したものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
10−161188号公報や上記特開平9−21481
5号公報等による従来の手段では、液晶表示パネルを保
持すると共に、同パネルを所定の位置に固定させるため
の保持部材が必要であることから、ファインダー装置自
体の部品点数が多くなり、製造コストの削減が困難にな
り、また、これに伴ってファインダー装置の小型化が阻
害されているという問題点がある。
10−161188号公報や上記特開平9−21481
5号公報等による従来の手段では、液晶表示パネルを保
持すると共に、同パネルを所定の位置に固定させるため
の保持部材が必要であることから、ファインダー装置自
体の部品点数が多くなり、製造コストの削減が困難にな
り、また、これに伴ってファインダー装置の小型化が阻
害されているという問題点がある。
【0012】また、上述したように表示部材は、ファイ
ンダー装置の内部において、視野枠等に対して高精度で
位置決めされるのが望ましいものである。しかし、上記
特開平9−214815号公報等による手段では、視野
枠部材に対する液晶表示パネルの位置調整を行なう際
に、液晶表示パネルを保持する保持部材が介在すること
になるので、視野枠部材と液晶表示パネルとの間の高精
度な位置調整を行なうのにも限界がある。
ンダー装置の内部において、視野枠等に対して高精度で
位置決めされるのが望ましいものである。しかし、上記
特開平9−214815号公報等による手段では、視野
枠部材に対する液晶表示パネルの位置調整を行なう際
に、液晶表示パネルを保持する保持部材が介在すること
になるので、視野枠部材と液晶表示パネルとの間の高精
度な位置調整を行なうのにも限界がある。
【0013】さらに、上述の各公報等によって開示され
る従来のファインダー装置においては、ファインダー装
置のユニット全体を組み立てた状態で、視野枠部材に対
する液晶表示パネルの位置調整を行なっていたので、例
えば組み立て作業時や調整作業時等に、液晶表示パネル
の表示部等に塵埃等が付着してしまうと、これを取り除
くことが困難であるという問題がある。
る従来のファインダー装置においては、ファインダー装
置のユニット全体を組み立てた状態で、視野枠部材に対
する液晶表示パネルの位置調整を行なっていたので、例
えば組み立て作業時や調整作業時等に、液晶表示パネル
の表示部等に塵埃等が付着してしまうと、これを取り除
くことが困難であるという問題がある。
【0014】つまり、通常のファインダー装置では、一
般的に接眼レンズ等によって拡大した像を観察するよう
な構成となっていることから、観察用の像が結像される
結像面の近傍に設けられている液晶表示パネルの表示部
に塵埃等が付着していると、これらの塵埃等をも拡大し
て観察することになってしまう。したがって、このよう
な状況では、ファインダー装置の使用感を損ねることに
なり問題があると言える。
般的に接眼レンズ等によって拡大した像を観察するよう
な構成となっていることから、観察用の像が結像される
結像面の近傍に設けられている液晶表示パネルの表示部
に塵埃等が付着していると、これらの塵埃等をも拡大し
て観察することになってしまう。したがって、このよう
な状況では、ファインダー装置の使用感を損ねることに
なり問題があると言える。
【0015】また、通常のファインダー装置において
は、被写体からの光束は、ファインダー装置の内部に入
射するに当たって、一部の光束が正規の光路を通過する
ことなく表示部材にまで到達するような場合も考えられ
る。このような場合には、観察像にフレア等が生じてし
まい、これらのノイズ成分が像の劣化を招くという問題
もあった。そこで、観察用の被写体像を結像させるのに
不要となる光束を遮光する遮光手段等を設けることによ
って、良好な状態の像を観察し得るようにした手段一般
的に適用されている。
は、被写体からの光束は、ファインダー装置の内部に入
射するに当たって、一部の光束が正規の光路を通過する
ことなく表示部材にまで到達するような場合も考えられ
る。このような場合には、観察像にフレア等が生じてし
まい、これらのノイズ成分が像の劣化を招くという問題
もあった。そこで、観察用の被写体像を結像させるのに
不要となる光束を遮光する遮光手段等を設けることによ
って、良好な状態の像を観察し得るようにした手段一般
的に適用されている。
【0016】しかし、このような遮光手段等を形成する
ための部材をさらに具備することはファインダー装置自
体を大型化してしまう原因になると共に、製造コストの
低減化にも不利となるという問題がある。
ための部材をさらに具備することはファインダー装置自
体を大型化してしまう原因になると共に、製造コストの
低減化にも不利となるという問題がある。
【0017】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、より簡単な構成
で、かつ少ない部品点数で構成したにも関わらず、視野
枠部材に対する表示部材の位置調整をより高精度で実現
し得るファインダー装置を提供することにある。
のであって、その目的とするところは、より簡単な構成
で、かつ少ない部品点数で構成したにも関わらず、視野
枠部材に対する表示部材の位置調整をより高精度で実現
し得るファインダー装置を提供することにある。
【0018】またこれと同時に、組み立て易い構成で、
かつ組立作業時等において、表示部材等に塵埃等が付着
しても、これを容易に除去し得るファインダー装置を提
供することを目的とする。
かつ組立作業時等において、表示部材等に塵埃等が付着
しても、これを容易に除去し得るファインダー装置を提
供することを目的とする。
【0019】さらに、外部から入射する被写体からの光
束のうち観察像を結像させるのに不要となる一部の光束
によるノイズ成分の混入を有効に除去し得る遮光手段を
備えて構成すると共に、装置自体の小型化及び製造コス
トの低減化に寄与することのできるファインダー装置を
提供することを目的とする。
束のうち観察像を結像させるのに不要となる一部の光束
によるノイズ成分の混入を有効に除去し得る遮光手段を
備えて構成すると共に、装置自体の小型化及び製造コス
トの低減化に寄与することのできるファインダー装置を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるファインダー装置は、ファインダ
ー視野の範囲内に情報を表示する表示部材と、ファイン
ダー視野を規定する視野枠部材とを具備したファインダ
ー装置であって、上記視野枠部材が上記表示部材を保持
する保持手段を有して構成されていることを特徴とす
る。
に、第1の発明によるファインダー装置は、ファインダ
ー視野の範囲内に情報を表示する表示部材と、ファイン
ダー視野を規定する視野枠部材とを具備したファインダ
ー装置であって、上記視野枠部材が上記表示部材を保持
する保持手段を有して構成されていることを特徴とす
る。
【0021】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
るファインダー装置において、上記視野枠部材が、上記
ファインダー装置の一部を構成する光学部品に対して位
置決めされる位置決め部を有して構成されていることを
特徴とする。
るファインダー装置において、上記視野枠部材が、上記
ファインダー装置の一部を構成する光学部品に対して位
置決めされる位置決め部を有して構成されていることを
特徴とする。
【0022】そして、第3の発明によるファインダー装
置は、ファインダー視野を規定する視野枠部材を具備し
たファインダー装置であって、上記視野枠部材は、外部
からの不要光束がファインダー装置の光路内に侵入する
ことを防止する遮光手段を有して構成されていることを
特徴とする。
置は、ファインダー視野を規定する視野枠部材を具備し
たファインダー装置であって、上記視野枠部材は、外部
からの不要光束がファインダー装置の光路内に侵入する
ことを防止する遮光手段を有して構成されていることを
特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
ファインダー装置を示し、その内部構成部材の部材配置
を上面側からみた際の部材配置図であり、図2は、本フ
ァインダー装置の表示部材及び視野枠部材とこれらが取
り付けられる光学部品のみを取り出して示す要部分解斜
視図である。また、図3は、本ファインダー装置の表示
部材のみを取り出して、その表示形態の一例を示す図で
ある。なお、図1・図2では、図面の繁雑化を避けるた
めに、ファインダー装置の外装部材であり、同装置を構
成する各種の構成部材を保持すると共に、これらを所定
の位置に固定する筐体部材等については、その図示を省
略し、ファインダー装置の内部構造のみを示している。
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
ファインダー装置を示し、その内部構成部材の部材配置
を上面側からみた際の部材配置図であり、図2は、本フ
ァインダー装置の表示部材及び視野枠部材とこれらが取
り付けられる光学部品のみを取り出して示す要部分解斜
視図である。また、図3は、本ファインダー装置の表示
部材のみを取り出して、その表示形態の一例を示す図で
ある。なお、図1・図2では、図面の繁雑化を避けるた
めに、ファインダー装置の外装部材であり、同装置を構
成する各種の構成部材を保持すると共に、これらを所定
の位置に固定する筐体部材等については、その図示を省
略し、ファインダー装置の内部構造のみを示している。
【0024】図1に示すように、本ファインダー装置
は、複数のレンズ等からなり、被写体からの光束(以
下、被写体光束という)を集光して所定の位置に被写体
像を結像させる対物レンズ群11と、被写体光束により
形成される被写体像を観察するのに最適な形態に拡大す
る接眼レンズ14と、被写体光束の光路を変更させると
共に、正立正像の被写体像を接眼レンズ14へと導く二
つの光学部品、即ち第1プリズム12及び第2プリズム
13と、ファインダー視野の範囲内に写真撮影等を行な
う際に必要となる各種の情報を表示する透過型の液晶デ
ィスプレイ(LCD)パネル16a等からなる表示部材
16と、ファインダー視野を規定する開口部15e(図
2参照)を有し、表示部材16を保持する視野枠部材1
5等によって構成されている。
は、複数のレンズ等からなり、被写体からの光束(以
下、被写体光束という)を集光して所定の位置に被写体
像を結像させる対物レンズ群11と、被写体光束により
形成される被写体像を観察するのに最適な形態に拡大す
る接眼レンズ14と、被写体光束の光路を変更させると
共に、正立正像の被写体像を接眼レンズ14へと導く二
つの光学部品、即ち第1プリズム12及び第2プリズム
13と、ファインダー視野の範囲内に写真撮影等を行な
う際に必要となる各種の情報を表示する透過型の液晶デ
ィスプレイ(LCD)パネル16a等からなる表示部材
16と、ファインダー視野を規定する開口部15e(図
2参照)を有し、表示部材16を保持する視野枠部材1
5等によって構成されている。
【0025】対物レンズ群11は、複数のレンズ等によ
って構成され、全体で正のパワーを有する光学系であ
る。この対物レンズ群11を構成する所定の一部のレン
ズは、所定の駆動機構等によって光軸Oに沿う方向に移
動し得るように配置されており、これによって所定の変
倍動作を行なうようにしている。つまり、本ファインダ
ー装置は、いわゆるズームファインダーを構成するもの
である。
って構成され、全体で正のパワーを有する光学系であ
る。この対物レンズ群11を構成する所定の一部のレン
ズは、所定の駆動機構等によって光軸Oに沿う方向に移
動し得るように配置されており、これによって所定の変
倍動作を行なうようにしている。つまり、本ファインダ
ー装置は、いわゆるズームファインダーを構成するもの
である。
【0026】第1プリズム12は、いわゆるダハプリズ
ムであって対物レンズ群11から出射した被写体光束を
透過させると共に、所定の反射面によって同光束を所定
の方向に向けて反射させることで、その光路を変更させ
るように形成された光学部品である。
ムであって対物レンズ群11から出射した被写体光束を
透過させると共に、所定の反射面によって同光束を所定
の方向に向けて反射させることで、その光路を変更させ
るように形成された光学部品である。
【0027】第2プリズム13は、第1プリズム12か
らの光束を透過させ、内部に設けられる第1反射面A及
び第2反射面Bによってそれぞれ所定の方向に反射させ
ることによって、接眼レンズ14の配置されている方向
へと被写体光束を導くように形成された光学部品であ
る。
らの光束を透過させ、内部に設けられる第1反射面A及
び第2反射面Bによってそれぞれ所定の方向に反射させ
ることによって、接眼レンズ14の配置されている方向
へと被写体光束を導くように形成された光学部品であ
る。
【0028】接眼レンズ14は、対物レンズ群11によ
って結像された被写体像を拡大して観察するレンズから
なるものであり、使用者は、この接眼レンズ14を覗く
ことによって被写体像を観察することができるようにな
っている。
って結像された被写体像を拡大して観察するレンズから
なるものであり、使用者は、この接眼レンズ14を覗く
ことによって被写体像を観察することができるようにな
っている。
【0029】このように、対物レンズ群11・第1プリ
ズム12・第2プリズム13・接眼レンズ14等の光学
部品によって、本ファインダー装置におけるファインダ
光学系が構成されている。
ズム12・第2プリズム13・接眼レンズ14等の光学
部品によって、本ファインダー装置におけるファインダ
光学系が構成されている。
【0030】視野枠部材15は、例えばリン青銅やステ
ンレス等、自身が弾性力を有するバネ用部材等を、プレ
ス加工や絞り加工等の手段によって形成したものであっ
て、対物レンズ群11の結像位置の近傍の所定の位置に
配置されている。そして、同視野枠部材15の略中央部
には、撮影範囲を規定する開口部15eが穿設されてい
る(図2参照)。その他、視野枠部材15は、プラスチ
ック樹脂等を射出成形したものでもよい。この場合、上
記プレス加工したものに比べて視野枠部材15の形状の
自由度が増す。
ンレス等、自身が弾性力を有するバネ用部材等を、プレ
ス加工や絞り加工等の手段によって形成したものであっ
て、対物レンズ群11の結像位置の近傍の所定の位置に
配置されている。そして、同視野枠部材15の略中央部
には、撮影範囲を規定する開口部15eが穿設されてい
る(図2参照)。その他、視野枠部材15は、プラスチ
ック樹脂等を射出成形したものでもよい。この場合、上
記プレス加工したものに比べて視野枠部材15の形状の
自由度が増す。
【0031】この視野枠部材15は、図2に示されるよ
うに第2プリズム13に取り付けられ、これによって保
持されると共に位置決めされるようになっている。即
ち、第2プリズム13には、視野枠部材15が取り付け
られるべき面の一側縁部に、視野枠部材15の側に向け
て、かつファインダー光学系の光軸に沿う方向に向けて
突出する二つの円柱形状の第1の突起部13bが、第2
プリズム13と一体的に形成されている。
うに第2プリズム13に取り付けられ、これによって保
持されると共に位置決めされるようになっている。即
ち、第2プリズム13には、視野枠部材15が取り付け
られるべき面の一側縁部に、視野枠部材15の側に向け
て、かつファインダー光学系の光軸に沿う方向に向けて
突出する二つの円柱形状の第1の突起部13bが、第2
プリズム13と一体的に形成されている。
【0032】その一方で、視野枠部材15には、同視野
枠部材15の基端部15h近傍に設けられ、上記第2プ
リズム13の二つの第1の突起部13bが嵌合し得る二
つの第1の孔部15iが穿設されている。この二つの第
1の孔部15iは、一方が円形状からなり、他方が上記
二つの第1の突起部13bの並び方向に長円形状からな
っている。
枠部材15の基端部15h近傍に設けられ、上記第2プ
リズム13の二つの第1の突起部13bが嵌合し得る二
つの第1の孔部15iが穿設されている。この二つの第
1の孔部15iは、一方が円形状からなり、他方が上記
二つの第1の突起部13bの並び方向に長円形状からな
っている。
【0033】また、第2プリズム13の上面側の所定の
位置には、断面が楔形状からなる第2の突起部13aが
同第2プリズム13と一体的に形成されている。一方、
視野枠部材15の短辺側の一周縁部からは、第2プリズ
ム13の側に向けて延出するように第1腕部15bが設
けられている。この第1腕部15bの中程には、第2の
突起部13aが係合し得る略矩形状の第2の孔部15d
が穿設されている。
位置には、断面が楔形状からなる第2の突起部13aが
同第2プリズム13と一体的に形成されている。一方、
視野枠部材15の短辺側の一周縁部からは、第2プリズ
ム13の側に向けて延出するように第1腕部15bが設
けられている。この第1腕部15bの中程には、第2の
突起部13aが係合し得る略矩形状の第2の孔部15d
が穿設されている。
【0034】つまり、視野枠部材15に対する第1の嵌
合部を形成する第2プリズム13側の二つの第1の突起
部13bが、第1の被嵌合部を形成する視野枠部材15
側の二つの第1の孔部15iにそれぞれ嵌合すると共
に、視野枠部材15に対する第2の嵌合部を形成する第
2プリズム13側の第2の突起部13aが、第2の被嵌
合部を形成する視野枠部材15側の第2の孔部15dに
それぞれ嵌合することによって、視野枠部材15が第2
プリズム13に取り付けれられるようになっている。
合部を形成する第2プリズム13側の二つの第1の突起
部13bが、第1の被嵌合部を形成する視野枠部材15
側の二つの第1の孔部15iにそれぞれ嵌合すると共
に、視野枠部材15に対する第2の嵌合部を形成する第
2プリズム13側の第2の突起部13aが、第2の被嵌
合部を形成する視野枠部材15側の第2の孔部15dに
それぞれ嵌合することによって、視野枠部材15が第2
プリズム13に取り付けれられるようになっている。
【0035】この場合において、第2プリズム13側の
二つの第1の突起部13bと視野枠部材15側の二つの
第1の孔部15iとの嵌合によって、第2プリズム13
に対する保持枠部材15の位置決めがなされるようにな
っている。つまり、第1の孔部15iは、第1の突起部
13bが嵌合することで、第2プリズム13に対して視
野枠部材15を所定の位置に位置決めする位置決め部の
役目をしている。
二つの第1の突起部13bと視野枠部材15側の二つの
第1の孔部15iとの嵌合によって、第2プリズム13
に対する保持枠部材15の位置決めがなされるようにな
っている。つまり、第1の孔部15iは、第1の突起部
13bが嵌合することで、第2プリズム13に対して視
野枠部材15を所定の位置に位置決めする位置決め部の
役目をしている。
【0036】また、第2プリズム13側の第2の突起部
13aと視野枠部材15側の第2の孔部15dとの嵌合
によって、視野枠部材15が第2プリズム13に保持さ
れるようになっている。つまり、第2の突起部13aと
第2の孔部15dとは、第2プリズム13に対して視野
枠部材15を保持させる役目をしているのである。
13aと視野枠部材15側の第2の孔部15dとの嵌合
によって、視野枠部材15が第2プリズム13に保持さ
れるようになっている。つまり、第2の突起部13aと
第2の孔部15dとは、第2プリズム13に対して視野
枠部材15を保持させる役目をしているのである。
【0037】そして、視野枠部材15は、上述したよう
に自身が弾性力を有する部材からなるものであることか
ら、視野枠部材15を第2プリズム13に取り付ける際
には、一挙動(ワンタッチ)で容易に取り付けることが
できるようになっていると共に、第2プリズム13に視
野枠部材15が取り付けられた後は、同視野枠部材15
は、容易に脱落することなく確実に保持され、かつ簡単
に動いてしまうことのないように所定の位置に位置決め
されるように構成されている。
に自身が弾性力を有する部材からなるものであることか
ら、視野枠部材15を第2プリズム13に取り付ける際
には、一挙動(ワンタッチ)で容易に取り付けることが
できるようになっていると共に、第2プリズム13に視
野枠部材15が取り付けられた後は、同視野枠部材15
は、容易に脱落することなく確実に保持され、かつ簡単
に動いてしまうことのないように所定の位置に位置決め
されるように構成されている。
【0038】一方、視野枠部材15の基端部15h寄り
の所定の位置であって、短辺側の両側縁部からは、第1
プリズム12の側に向けて延出するようにして断面が略
L字形状の第2腕部15aが設けられている。これと共
に、視野枠部材15の先端部には、同様に断面が略L字
形状の第3腕部15cが形成されている。これら第2腕
部15a及び第3腕部15cの内側には、表示部材16
が挿入されるようになっており、これによって表示部材
16が保持されるように構成されている。つまり、第2
・第3腕部15a・15cは、表示部材16を保持する
保持手段の役目をしているのである。
の所定の位置であって、短辺側の両側縁部からは、第1
プリズム12の側に向けて延出するようにして断面が略
L字形状の第2腕部15aが設けられている。これと共
に、視野枠部材15の先端部には、同様に断面が略L字
形状の第3腕部15cが形成されている。これら第2腕
部15a及び第3腕部15cの内側には、表示部材16
が挿入されるようになっており、これによって表示部材
16が保持されるように構成されている。つまり、第2
・第3腕部15a・15cは、表示部材16を保持する
保持手段の役目をしているのである。
【0039】ところで、図1に示すように、例えば対物
レンズ群11に入射する被写体光束は、その大部分が第
1プリズム12へと導かれ、その光路を変更させられ
て、表示部材16の側へと導かれる。しかし、同被写体
光束のうちの一部の光束(図1に示す符号F1参照)
は、第1プリズム12を介さずに表示部材16の表示面
に向けて直接入射し得るものもある。このような光束F
1が、表示部材16の表示面で反射したり表示部材16
を透過して、第1プリズム12を介して入射した正規の
光路を辿り表示部材16へと到達する光束に混入する
と、観察用の被写体像にノイズ成分が混在することにな
る。
レンズ群11に入射する被写体光束は、その大部分が第
1プリズム12へと導かれ、その光路を変更させられ
て、表示部材16の側へと導かれる。しかし、同被写体
光束のうちの一部の光束(図1に示す符号F1参照)
は、第1プリズム12を介さずに表示部材16の表示面
に向けて直接入射し得るものもある。このような光束F
1が、表示部材16の表示面で反射したり表示部材16
を透過して、第1プリズム12を介して入射した正規の
光路を辿り表示部材16へと到達する光束に混入する
と、観察用の被写体像にノイズ成分が混在することにな
る。
【0040】このことを考慮して、本実施形態における
視野枠部材15には、上述のようなノイズ成分の混入の
原因となる不要な光束F1を遮光し得るように、第3腕
部15cの先端部分には、外側に向けて折り曲げた遮光
手段としての遮光部15ccが形成されている。
視野枠部材15には、上述のようなノイズ成分の混入の
原因となる不要な光束F1を遮光し得るように、第3腕
部15cの先端部分には、外側に向けて折り曲げた遮光
手段としての遮光部15ccが形成されている。
【0041】なお、上述したように視野枠部材15の略
中央部には、撮影範囲を規定する開口部15eが穿設さ
れている。その一方で、本ファインダー装置において
は、第2プリズム13側の視野枠部材15が取り付けら
れる面の略中央部近傍に、焦点調節や測光を行なう位置
を示す合焦枠表示である指標17が、例えばアルミ蒸着
等の手段によって設けられている。そして、この指標1
7は、視野枠部材15が第2プリズム13に取り付けら
れた状態において、視野枠部材15の開口部15eの略
中央部(例えば図2において符号C及び符号16fで示
す位置)に配置されるように設定されている。
中央部には、撮影範囲を規定する開口部15eが穿設さ
れている。その一方で、本ファインダー装置において
は、第2プリズム13側の視野枠部材15が取り付けら
れる面の略中央部近傍に、焦点調節や測光を行なう位置
を示す合焦枠表示である指標17が、例えばアルミ蒸着
等の手段によって設けられている。そして、この指標1
7は、視野枠部材15が第2プリズム13に取り付けら
れた状態において、視野枠部材15の開口部15eの略
中央部(例えば図2において符号C及び符号16fで示
す位置)に配置されるように設定されている。
【0042】他方、表示部材16は、ファインダー視野
の範囲内に写真撮影等を行なう際に必要となる各種の情
報、例えば図3に示すように撮影範囲を示すパノラマ表
示等の指標(図3において点線斜線で示す部分)等を表
示することで、設定されている画面サイズ情報等を視覚
的に識別し得るようにしたものである。このような表示
は、画面サイズ切換手段等の所定の操作手段(図示せ
ず)による画面サイズの切換動作に連動して、同操作手
段により設定される画面サイズに応じた撮影範囲が確認
できるような指標を、表示部材16によって表示させる
ようにしている。
の範囲内に写真撮影等を行なう際に必要となる各種の情
報、例えば図3に示すように撮影範囲を示すパノラマ表
示等の指標(図3において点線斜線で示す部分)等を表
示することで、設定されている画面サイズ情報等を視覚
的に識別し得るようにしたものである。このような表示
は、画面サイズ切換手段等の所定の操作手段(図示せ
ず)による画面サイズの切換動作に連動して、同操作手
段により設定される画面サイズに応じた撮影範囲が確認
できるような指標を、表示部材16によって表示させる
ようにしている。
【0043】そして、表示部材16は、LCDパネル1
6aや対応する電気回路等が実装されるフレキシブルプ
リント基板(FPC)16c等によって構成される一般
的なものが適用されており、上述したように視野枠部材
15の第2腕部15a及び第3腕部15cによって保持
されている。
6aや対応する電気回路等が実装されるフレキシブルプ
リント基板(FPC)16c等によって構成される一般
的なものが適用されており、上述したように視野枠部材
15の第2腕部15a及び第3腕部15cによって保持
されている。
【0044】なお、図3に示す例では、ファインダー視
野の上部及び下部の所定の範囲に対応するLCDパネル
16aの表示領域を点灯させることで、設定されている
画面サイズがパノラマサイズである旨を表示するように
している。
野の上部及び下部の所定の範囲に対応するLCDパネル
16aの表示領域を点灯させることで、設定されている
画面サイズがパノラマサイズである旨を表示するように
している。
【0045】このように構成された本実施形態のファイ
ンダー装置は、次のようにして組み立てられる。まず、
本ファインダー装置の外装部材となる筐体部材(図示せ
ず)の内部に、対物レンズ群11・第1プリズム12・
接眼レンズ14等の光学部品を所定の位置に組み付ける
(図1参照)。その一方で、図2に示すように第2プリ
ズム13の所定の位置に対して表示部材16を装着した
状態の視野枠部材15を取り付ける。視野枠部材15に
対しては、予め表示部材16を装着しておく。
ンダー装置は、次のようにして組み立てられる。まず、
本ファインダー装置の外装部材となる筐体部材(図示せ
ず)の内部に、対物レンズ群11・第1プリズム12・
接眼レンズ14等の光学部品を所定の位置に組み付ける
(図1参照)。その一方で、図2に示すように第2プリ
ズム13の所定の位置に対して表示部材16を装着した
状態の視野枠部材15を取り付ける。視野枠部材15に
対しては、予め表示部材16を装着しておく。
【0046】この場合において、表示部材16は、図2
に示す矢印Xで示す方向から視野枠部材15の二つの第
2腕部15aによって形成される空間に挿入し、表示部
材16の先端側に設けられた封止部16dが、これに対
向する第3腕部15cの内側面に当接するまで、同方向
に移動させる。このとき表示部材16は、視野枠部材1
5の第2・第3腕部15a・15cの有する弾性力によ
って若干の移動を許容しながら保持される。
に示す矢印Xで示す方向から視野枠部材15の二つの第
2腕部15aによって形成される空間に挿入し、表示部
材16の先端側に設けられた封止部16dが、これに対
向する第3腕部15cの内側面に当接するまで、同方向
に移動させる。このとき表示部材16は、視野枠部材1
5の第2・第3腕部15a・15cの有する弾性力によ
って若干の移動を許容しながら保持される。
【0047】この状態においては、上述したように表示
部材16が視野枠部材15に対して若干移動し得る状態
にある。したがって、所定の調整手段(図示せず)を用
いて表示部材16を調整移動させることによって、同表
示部材16の略中央部(図2の符号16f)が視野枠部
材15の開口部15eの略中央部近傍の所定の位置(図
2の符号C及び符号16fで示す位置)と略一致するよ
うに位置調整を行ない、図3に示すようにする。
部材16が視野枠部材15に対して若干移動し得る状態
にある。したがって、所定の調整手段(図示せず)を用
いて表示部材16を調整移動させることによって、同表
示部材16の略中央部(図2の符号16f)が視野枠部
材15の開口部15eの略中央部近傍の所定の位置(図
2の符号C及び符号16fで示す位置)と略一致するよ
うに位置調整を行ない、図3に示すようにする。
【0048】こうして表示部材16と視野枠部材15と
を一体化した後、これを第2プリズム13へと取り付け
る。この場合には、視野枠部材15側の二つの第1の孔
部15iに対して第2プリズム13側の二つの第1の突
起部13bを嵌合させて位置決めさせるのと同時に、視
野枠部材15側の第2の孔部15dを第2プリズム13
側の第2の突起部13aに嵌合させて、これを保持させ
る。これによって、表示部材16と視野枠部材15と第
2プリズム13とは、一体化され小ユニット化されるこ
とになる。この状態においては、視野枠部材15の略中
央部の所定の位置(図2の符号C)に第2プリズム13
の指標17が配置されるように位置決め設定される。
を一体化した後、これを第2プリズム13へと取り付け
る。この場合には、視野枠部材15側の二つの第1の孔
部15iに対して第2プリズム13側の二つの第1の突
起部13bを嵌合させて位置決めさせるのと同時に、視
野枠部材15側の第2の孔部15dを第2プリズム13
側の第2の突起部13aに嵌合させて、これを保持させ
る。これによって、表示部材16と視野枠部材15と第
2プリズム13とは、一体化され小ユニット化されるこ
とになる。この状態においては、視野枠部材15の略中
央部の所定の位置(図2の符号C)に第2プリズム13
の指標17が配置されるように位置決め設定される。
【0049】このようにして、表示部材16は、視野枠
部材15に対して位置調整がなされると共に、同視野枠
部材15は、第2プリズム13に対して所定の位置に位
置決めされることになる。
部材15に対して位置調整がなされると共に、同視野枠
部材15は、第2プリズム13に対して所定の位置に位
置決めされることになる。
【0050】そして、視野枠部材15・表示部材16・
第2プリズム13からなる小ユニット(図2参照)を上
述の筐体部材の内部の所定の位置に組み込むことによっ
て、本実施形態のファインダー装置の組み立てが完了す
る。
第2プリズム13からなる小ユニット(図2参照)を上
述の筐体部材の内部の所定の位置に組み込むことによっ
て、本実施形態のファインダー装置の組み立てが完了す
る。
【0051】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、視野枠部材15を弾性力を有する部材により形
成すると共に、表示部材16を保持する保持手段(第2
・第3腕部15a・15c)を視野枠部材15に一体的
に設けたので、視野枠部材15に対する表示部材16の
位置調整を容易なものとすることができる。これと同時
に、ファインダー装置を完全に組み立てる前に、視野枠
部材15に対する表示部材16の位置調整を行なうこと
ができるので、この位置調整作業時等において、表示部
材16のパネル表面等に塵埃等が付着しても、これを容
易に取り除くことができる。したがって、組み立てが完
了したファインダー装置の内部に塵埃等が残留してしま
うことを防止することができる。
よれば、視野枠部材15を弾性力を有する部材により形
成すると共に、表示部材16を保持する保持手段(第2
・第3腕部15a・15c)を視野枠部材15に一体的
に設けたので、視野枠部材15に対する表示部材16の
位置調整を容易なものとすることができる。これと同時
に、ファインダー装置を完全に組み立てる前に、視野枠
部材15に対する表示部材16の位置調整を行なうこと
ができるので、この位置調整作業時等において、表示部
材16のパネル表面等に塵埃等が付着しても、これを容
易に取り除くことができる。したがって、組み立てが完
了したファインダー装置の内部に塵埃等が残留してしま
うことを防止することができる。
【0052】また、視野枠部材15と表示部材16とを
一体化するために、従来必要とされていた別部材を不要
としたことから、装置自体の簡略化を実現し、よって組
立性の容易化及び製造コストの低減化に寄与することが
できる。
一体化するために、従来必要とされていた別部材を不要
としたことから、装置自体の簡略化を実現し、よって組
立性の容易化及び製造コストの低減化に寄与することが
できる。
【0053】さらに、視野枠部材15の一部を利用して
対物レンズ群11側に入射する被写体光束のうちの一部
の光束を遮光し得る遮光部15cc(遮光手段)を形成
したので、ノイズ成分の混入の原因となる不要な光束F
1を遮光し、より良好な状態の被写体像を観察すること
ができる。
対物レンズ群11側に入射する被写体光束のうちの一部
の光束を遮光し得る遮光部15cc(遮光手段)を形成
したので、ノイズ成分の混入の原因となる不要な光束F
1を遮光し、より良好な状態の被写体像を観察すること
ができる。
【0054】なお、本実施形態においては、表示部材1
6によって表示する情報として、図3に示すように画面
サイズ情報を表示させる例を挙げて説明したが、表示部
材16に表示させ得る情報としては、これに限られるこ
とはなく、その他、撮影に関する情報や装置の状態等を
示す各種の情報を表示させることが可能である。
6によって表示する情報として、図3に示すように画面
サイズ情報を表示させる例を挙げて説明したが、表示部
材16に表示させ得る情報としては、これに限られるこ
とはなく、その他、撮影に関する情報や装置の状態等を
示す各種の情報を表示させることが可能である。
【0055】次に、本発明の第2の実施形態について、
以下に説明する。本実施形態は、基本的には上述の第1
の実施形態のファインダー装置と略同様の構成からなる
ものであって、視野枠部材の構成が異なるのみである。
以下に説明する。本実施形態は、基本的には上述の第1
の実施形態のファインダー装置と略同様の構成からなる
ものであって、視野枠部材の構成が異なるのみである。
【0056】図4は、本発明の第2の実施形態のファイ
ンダー装置の一部の部材、即ち表示部材16と視野枠部
材15Aのみを取り出して示す分解斜視図である。図4
に示すように、本実施形態における視野枠部材15A
は、上述の第1の実施形態における視野枠部材15と同
様に、弾性力を有するバネ用部材によって形成されてお
り、表示部材16を保持し得する保持手段となる第2腕
部15Aa及び第3腕部15Acを一体的に有してなる
ものである。
ンダー装置の一部の部材、即ち表示部材16と視野枠部
材15Aのみを取り出して示す分解斜視図である。図4
に示すように、本実施形態における視野枠部材15A
は、上述の第1の実施形態における視野枠部材15と同
様に、弾性力を有するバネ用部材によって形成されてお
り、表示部材16を保持し得する保持手段となる第2腕
部15Aa及び第3腕部15Acを一体的に有してなる
ものである。
【0057】本視野枠部材15Aの第2腕部15Aa
は、断面が略L字形状の二つの部材からなり、視野枠部
材15の長辺側の一方の側縁部から被写体光束の入射す
る側(第1プリズム側;図4では図示せず。図1参照)
に向けて延出するように配置している。また、視野枠部
材15Aの先端側には、断面が略L字形状の第3腕部1
5Acが形成されている。
は、断面が略L字形状の二つの部材からなり、視野枠部
材15の長辺側の一方の側縁部から被写体光束の入射す
る側(第1プリズム側;図4では図示せず。図1参照)
に向けて延出するように配置している。また、視野枠部
材15Aの先端側には、断面が略L字形状の第3腕部1
5Acが形成されている。
【0058】これらの第2腕部15Aa及び第3腕部1
5Acの内側には、表示部材16が図4の矢印Y方向よ
り挿入されるようになっている。これによって表示部材
16は、視野枠部材15Aの自身の弾性力によって若干
の移動を許容しつつ、同視野枠部材15Aによって保持
されるようになっている。つまり、第2・第3腕部15
Aa・15Acは、上述の第1の実施形態と同様に表示
部材16を保持する保持手段の役目をしているのであ
る。
5Acの内側には、表示部材16が図4の矢印Y方向よ
り挿入されるようになっている。これによって表示部材
16は、視野枠部材15Aの自身の弾性力によって若干
の移動を許容しつつ、同視野枠部材15Aによって保持
されるようになっている。つまり、第2・第3腕部15
Aa・15Acは、上述の第1の実施形態と同様に表示
部材16を保持する保持手段の役目をしているのであ
る。
【0059】また、本実施形態のファインダー装置にお
いては、視野枠部材15Aに対する表示部材16の位置
調整を行なった後、接着剤等の接着手段を用いて両者を
固定するようにしている。
いては、視野枠部材15Aに対する表示部材16の位置
調整を行なった後、接着剤等の接着手段を用いて両者を
固定するようにしている。
【0060】一般に、二つの部材を接着剤等で固定する
場合、接着される部分に対する接着剤の接触面積が大き
い程、安定かつ強力に両者を接着することができるもの
である。また、小部品同士を接着する際には、接着剤等
の接着剤が不要な部分に回り込んでしまったりすること
が考えられる。
場合、接着される部分に対する接着剤の接触面積が大き
い程、安定かつ強力に両者を接着することができるもの
である。また、小部品同士を接着する際には、接着剤等
の接着剤が不要な部分に回り込んでしまったりすること
が考えられる。
【0061】このような点を考慮して、本実施形態にお
ける視野枠部材15Aでは、図6に示すように第2腕部
15Aaの所定の位置に、下方に向けて折り曲げた立ち
曲げ部15Akを形成し、この立ち曲げ部15Akと表
示部材16の下部側面との間に接着剤21を塗布するこ
とで接着するようにしている。これによって、視野枠部
材15Aに対して表示部材16を接着したときの強度を
向上させると共に、作業性をも向上させ、さらには、塗
布した接着剤が不要な部分に回り込まないようにしてい
る。
ける視野枠部材15Aでは、図6に示すように第2腕部
15Aaの所定の位置に、下方に向けて折り曲げた立ち
曲げ部15Akを形成し、この立ち曲げ部15Akと表
示部材16の下部側面との間に接着剤21を塗布するこ
とで接着するようにしている。これによって、視野枠部
材15Aに対して表示部材16を接着したときの強度を
向上させると共に、作業性をも向上させ、さらには、塗
布した接着剤が不要な部分に回り込まないようにしてい
る。
【0062】さらに、同様の理由から第3腕部15Ac
には、二箇所の切欠部15Agを設け、視野枠部材15
Aに対して表示部材16を装着した状態で、図7に示す
ように切欠部15Agに接着剤21を塗布することで、
両者を確実かつ安定的に接着固定するようにしている。
には、二箇所の切欠部15Agを設け、視野枠部材15
Aに対して表示部材16を装着した状態で、図7に示す
ように切欠部15Agに接着剤21を塗布することで、
両者を確実かつ安定的に接着固定するようにしている。
【0063】なお、図6・図7は、視野枠部材15Aに
対して表示部材16が装着された状態の要部を拡大して
示す図であって、図6は、第2腕部15Aaの正面側
(被写体光束の入射する側。図4の矢印M方向)から見
た際の要部拡大図である。また、図7は、第2腕部15
Aaの側面(封止部16dの配置される側。図4の矢印
N方向)から見た際の要部拡大図である。
対して表示部材16が装着された状態の要部を拡大して
示す図であって、図6は、第2腕部15Aaの正面側
(被写体光束の入射する側。図4の矢印M方向)から見
た際の要部拡大図である。また、図7は、第2腕部15
Aaの側面(封止部16dの配置される側。図4の矢印
N方向)から見た際の要部拡大図である。
【0064】一方、視野枠部材15Aの略中央部には、
ファインダー視野を規定する開口部15Aeが穿設され
ている。この開口部15Aeの周縁部であって、視野枠
部材15Aに対して表示部材16を装着した際に、同表
示部材16が接触する側の対向面には、所定の位置に略
球形状からなる突起18が少なくとも一つ形成されてい
る。
ファインダー視野を規定する開口部15Aeが穿設され
ている。この開口部15Aeの周縁部であって、視野枠
部材15Aに対して表示部材16を装着した際に、同表
示部材16が接触する側の対向面には、所定の位置に略
球形状からなる突起18が少なくとも一つ形成されてい
る。
【0065】つまり、突起18は、表示部材16を視野
枠部材15Aに装着するときに、両者が直接、面接触し
た状態で摺動することに起因して表示部材16のLCD
パネル16aの有効表示領域(図示せず)に傷や塵埃等
が付着してしまうことを避けるために設けられているも
のである。したがって、同突起18は、LCDパネル1
6aの有効表示領域を避けるような位置に配設されてい
る。
枠部材15Aに装着するときに、両者が直接、面接触し
た状態で摺動することに起因して表示部材16のLCD
パネル16aの有効表示領域(図示せず)に傷や塵埃等
が付着してしまうことを避けるために設けられているも
のである。したがって、同突起18は、LCDパネル1
6aの有効表示領域を避けるような位置に配設されてい
る。
【0066】なお、突起18は、視野枠部材15Aに少
なくとも一つだけ設けられておれば良い。その配置は、
例えば図4に示すように符号18(A)・18(B)・
18(C)・18(D)・18(E)によってそれぞれ
示す位置のいずれかとなる。より具体的には、次のよう
な例が考えられる。
なくとも一つだけ設けられておれば良い。その配置は、
例えば図4に示すように符号18(A)・18(B)・
18(C)・18(D)・18(E)によってそれぞれ
示す位置のいずれかとなる。より具体的には、次のよう
な例が考えられる。
【0067】突起18を一つのみ配置する場合には、符
号18(B)で示す位置が望ましい。また、突起18を
二つ配置する場合には、符号18(A)・(B)で示す
位置、三つ配置する場合には、符号18(A)・(B)
・(E)で示す位置、四つ配置する場合には、符号18
(A)・(B)・(C)・(D)で示す位置がそれぞれ
望ましい配置である。
号18(B)で示す位置が望ましい。また、突起18を
二つ配置する場合には、符号18(A)・(B)で示す
位置、三つ配置する場合には、符号18(A)・(B)
・(E)で示す位置、四つ配置する場合には、符号18
(A)・(B)・(C)・(D)で示す位置がそれぞれ
望ましい配置である。
【0068】なお、突起18を一つのみ形成するように
した場合には、視野枠部材15に対して表示部材16が
若干傾いて取り付けられることになる。しかし、突起1
8の突出量が微小なものであることから、表示部材16
に表示される情報表示に影響が及ぶことはなく、何ら問
題はない。
した場合には、視野枠部材15に対して表示部材16が
若干傾いて取り付けられることになる。しかし、突起1
8の突出量が微小なものであることから、表示部材16
に表示される情報表示に影響が及ぶことはなく、何ら問
題はない。
【0069】また、上述したように視野枠部材15A
は、例えばプレス加工や絞りや射出成形等の手段によっ
て形成されることになるので、突起18を視野枠部材1
5Aに一体的に形成することは容易である。
は、例えばプレス加工や絞りや射出成形等の手段によっ
て形成されることになるので、突起18を視野枠部材1
5Aに一体的に形成することは容易である。
【0070】他方、視野枠部材15Aの第3腕部15A
cの先端部分には、外側に向けて折り曲げた第1遮光部
15Acc(遮光手段)が形成されている。この第1遮
光部15Accは、上述の第1の実施形態における視野
枠部材15Aの第3腕部15cの遮光部15ccと全く
同様に、対物レンズ群11側に入射する被写体光束のう
ちの一部の光束F1を遮光する役目をしている。
cの先端部分には、外側に向けて折り曲げた第1遮光部
15Acc(遮光手段)が形成されている。この第1遮
光部15Accは、上述の第1の実施形態における視野
枠部材15Aの第3腕部15cの遮光部15ccと全く
同様に、対物レンズ群11側に入射する被写体光束のう
ちの一部の光束F1を遮光する役目をしている。
【0071】また、組み立てが完了したファインダー装
置の内部からは、一般的に表示部材16のLCDパネル
16aに接続されるFPC16cが外部に向けて延出さ
れることになる。したがって,通常のファインダー装置
は、光密的なものではなくFPC16cを導き出すため
の開口部(図示せず)等を有しているのが普通である。
置の内部からは、一般的に表示部材16のLCDパネル
16aに接続されるFPC16cが外部に向けて延出さ
れることになる。したがって,通常のファインダー装置
は、光密的なものではなくFPC16cを導き出すため
の開口部(図示せず)等を有しているのが普通である。
【0072】したがって、このことを考慮して、視野枠
部材15Aの基端部の側には、前方(被写体光束の入射
する側;第1プリズム側)に向けて角度略90度折り曲
げて形成された第2遮光部15Ah(遮光手段)を設け
ている。この第2遮光部15Ahは、図8の要部拡大断
面図に示すように、ファインダー窓を形成する光学部品
24及び接眼レンズ14等を透過して本ファインダー装
置の内部へと入射する光束(いわゆる逆入射光束)のう
ち表示部材16にまで到達してしまうような不要な光束
F2を遮光する役目をしている。これと同時に、上記第
2遮光部15Ahは、表示部材16のFPC16cを本
ファインダー装置の外部へと導き出すガイド手段の役目
もしている。
部材15Aの基端部の側には、前方(被写体光束の入射
する側;第1プリズム側)に向けて角度略90度折り曲
げて形成された第2遮光部15Ah(遮光手段)を設け
ている。この第2遮光部15Ahは、図8の要部拡大断
面図に示すように、ファインダー窓を形成する光学部品
24及び接眼レンズ14等を透過して本ファインダー装
置の内部へと入射する光束(いわゆる逆入射光束)のう
ち表示部材16にまで到達してしまうような不要な光束
F2を遮光する役目をしている。これと同時に、上記第
2遮光部15Ahは、表示部材16のFPC16cを本
ファインダー装置の外部へと導き出すガイド手段の役目
もしている。
【0073】なお、図8において符号22・23は、本
ファインダー装置の外装部材となる筐体部材の内部固定
部材又は本ファインダー装置の構成部材が配置される機
器側の固定部材を示すものである。
ファインダー装置の外装部材となる筐体部材の内部固定
部材又は本ファインダー装置の構成部材が配置される機
器側の固定部材を示すものである。
【0074】また、接眼レンズ14の後方に設けられる
光学部品24は、その中心が光軸Oと略一致する位置す
るように配置され、平面平行板の保護ガラス等からなる
ファインダー窓を構成する光学部品である。その他の構
成については、上述の第1の実施形態と全く同様であ
る。また本実施形態のファインダー装置を組み立てる際
の作用もまた、上述の第1の実施形態と略同様である。
光学部品24は、その中心が光軸Oと略一致する位置す
るように配置され、平面平行板の保護ガラス等からなる
ファインダー窓を構成する光学部品である。その他の構
成については、上述の第1の実施形態と全く同様であ
る。また本実施形態のファインダー装置を組み立てる際
の作用もまた、上述の第1の実施形態と略同様である。
【0075】なお、図5は、本実施形態のファインダー
装置における表示部材16による表示形態の一例を示す
図である。図5に示すように本実施形態においては、焦
点調節や測光を行なう位置を示す合焦枠表示である指標
16Afを表示部材16によって表示させるようにして
いる。この場合においては、これら三点の指標16Af
のうちいずれか一つの点で測距動作が行なわれることに
なる、いわゆる三点測距方式のAF手段が搭載されてい
ることを想定している。そして、本実施形態では、上述
の第1の実施形態における第2プリズム13の指標17
は不要となる。
装置における表示部材16による表示形態の一例を示す
図である。図5に示すように本実施形態においては、焦
点調節や測光を行なう位置を示す合焦枠表示である指標
16Afを表示部材16によって表示させるようにして
いる。この場合においては、これら三点の指標16Af
のうちいずれか一つの点で測距動作が行なわれることに
なる、いわゆる三点測距方式のAF手段が搭載されてい
ることを想定している。そして、本実施形態では、上述
の第1の実施形態における第2プリズム13の指標17
は不要となる。
【0076】また、図5では、斜線で示す部分を点灯表
示させた様子を示しているが、これは、近接撮影時にお
ける撮影範囲を示す指標を表示した場合の例を示すもの
である。
示させた様子を示しているが、これは、近接撮影時にお
ける撮影範囲を示す指標を表示した場合の例を示すもの
である。
【0077】以上説明したように上記第2の実施形態に
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができると共に、視野枠部材15Aには、表示部材16
との接触面の側に少なくとも一つの突起18を設けるよ
うにしたので、同視野枠部材15Aに表示部材16を装
着する際に、LCDパネル16aの有効表示領域に傷・
塵埃等が付着することを防ぐことができる。
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができると共に、視野枠部材15Aには、表示部材16
との接触面の側に少なくとも一つの突起18を設けるよ
うにしたので、同視野枠部材15Aに表示部材16を装
着する際に、LCDパネル16aの有効表示領域に傷・
塵埃等が付着することを防ぐことができる。
【0078】また、視野枠部材15には、第2遮光部1
5Ahをさらに設けたので、ファインダー接眼部側から
の逆入射光に起因する観察像の劣化を防ぐことができ、
より良好な状態の被写体像を観察することができる。こ
の第2遮光部15Ahについては、上述の第1の実施形
態に対しても、そのまま適用することは可能である。
5Ahをさらに設けたので、ファインダー接眼部側から
の逆入射光に起因する観察像の劣化を防ぐことができ、
より良好な状態の被写体像を観察することができる。こ
の第2遮光部15Ahについては、上述の第1の実施形
態に対しても、そのまま適用することは可能である。
【0079】ところで、上述の第2の実施形態において
は、視野枠部材15に略球形状の突起18を配設し、同
視野枠部材15に対して表示部材16を装着する際にL
CDパネル16aの有効表示領域への傷や塵埃の付着を
防止している。この突起18の形状は、上述の球形状の
みに限定されるものではなく、別の形状となるように形
成しても良い。
は、視野枠部材15に略球形状の突起18を配設し、同
視野枠部材15に対して表示部材16を装着する際にL
CDパネル16aの有効表示領域への傷や塵埃の付着を
防止している。この突起18の形状は、上述の球形状の
みに限定されるものではなく、別の形状となるように形
成しても良い。
【0080】即ち、図9は、上述の第2の実施形態のフ
ァインダー装置における視野枠部材の変形例を示す斜視
図である。
ァインダー装置における視野枠部材の変形例を示す斜視
図である。
【0081】本変形例の視野枠部材15Bにおいては、
上述の第2の実施形態における視野枠部材15Aに少な
くとも一つ形成される略球形状の突起18に変えて、図
9に示すように円柱の一部を切断した形状であって、断
面が略半円形状となるような連続した突起28を、開口
部15Aeの周縁部近傍の所定の位置に形成するように
している。
上述の第2の実施形態における視野枠部材15Aに少な
くとも一つ形成される略球形状の突起18に変えて、図
9に示すように円柱の一部を切断した形状であって、断
面が略半円形状となるような連続した突起28を、開口
部15Aeの周縁部近傍の所定の位置に形成するように
している。
【0082】この場合においても、同突起28は、少な
くとも一つ形成されていれば良く、例えば突起28を一
つのみ配置する場合には、符号28(A)又は28
(B)で示す位置のいずれか一方とすれば良い。また、
突起28を二つ配置する場合には、符号28(A)・
(B)で示す位置、三つ配置する場合には、符号28
(A)・(B)・(C)で示す位置がそれぞれ望ましい
配置である。
くとも一つ形成されていれば良く、例えば突起28を一
つのみ配置する場合には、符号28(A)又は28
(B)で示す位置のいずれか一方とすれば良い。また、
突起28を二つ配置する場合には、符号28(A)・
(B)で示す位置、三つ配置する場合には、符号28
(A)・(B)・(C)で示す位置がそれぞれ望ましい
配置である。
【0083】またさらに、符号28(A)・(B)・
(C)を全て連続した形状とし、表示部材16の挿入方
向(矢印Y方向)に開口を有するチャンネル状の突起を
形成するようにしても良い(図示せず)。
(C)を全て連続した形状とし、表示部材16の挿入方
向(矢印Y方向)に開口を有するチャンネル状の突起を
形成するようにしても良い(図示せず)。
【0084】このような構成とした上記変形例によって
も、上述の第2の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
も、上述の第2の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0085】[付記]上記発明の実施形態により、以下
のような構成の発明を得ることができる。
のような構成の発明を得ることができる。
【0086】(1) ファインダー視野の範囲内に情報
を表示する表示部材と、ファインダー視野を規定する視
野枠部材とを具備したファインダー装置において、上記
視野枠部材は、上記表示部材を保持する第1の保持部を
有して構成されているファインダー装置。
を表示する表示部材と、ファインダー視野を規定する視
野枠部材とを具備したファインダー装置において、上記
視野枠部材は、上記表示部材を保持する第1の保持部を
有して構成されているファインダー装置。
【0087】(2) 付記1に記載のファインダー装置
において、上記視野枠部材は、自己が上記ファインダー
装置の一部を構成する光学部品に対して保持される第2
の保持部を有して構成されている。
において、上記視野枠部材は、自己が上記ファインダー
装置の一部を構成する光学部品に対して保持される第2
の保持部を有して構成されている。
【0088】(3) ファインダ視野内に情報を表示す
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を規
定するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠が上記表示部材を弾性的に保持してい
るファインダー装置。
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を規
定するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠が上記表示部材を弾性的に保持してい
るファインダー装置。
【0089】(4) ファインダ視野内に情報を表示す
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を規
定するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠が上記表示部材を上記視野枠に対して
位置調整可能に保持されているファインダー装置。
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を規
定するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠が上記表示部材を上記視野枠に対して
位置調整可能に保持されているファインダー装置。
【0090】(5) ファインダ視野内に情報を表示す
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を設
定するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠は、上記表示部材を接着固定するため
の接着部を有しているファインダー装置。
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を設
定するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠は、上記表示部材を接着固定するため
の接着部を有しているファインダー装置。
【0091】(6) 付記5に記載のファインダー装置
において、上記接着部は、上記視野枠の一部を切り欠い
た切欠部よりなる。
において、上記接着部は、上記視野枠の一部を切り欠い
た切欠部よりなる。
【0092】(7) 付記5に記載のファインダー装置
において、上記接着部は、上記視野枠の一部を曲折した
立ち曲げ部よりなる。
において、上記接着部は、上記視野枠の一部を曲折した
立ち曲げ部よりなる。
【0093】(8) ファインダ視野内に情報を表示す
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を表
示するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠は、上記表示部材を保持すると共に、
上記表示部材と当接する少なくとも一つ以上の突起部を
具備するファインダー装置。
るための表示部材と、ファインダ視野内に撮影範囲を表
示するための視野枠とを具備するファインダー装置にお
いて、上記視野枠は、上記表示部材を保持すると共に、
上記表示部材と当接する少なくとも一つ以上の突起部を
具備するファインダー装置。
【0094】(9) 付記8に記載のファインダー装置
において、上記突起部は、上記表示部材と上記視野枠と
の組み付け方向に対して直交する方向であって、かつ上
記表示部材の有効表示範囲を避ける位置に設けられる。
において、上記突起部は、上記表示部材と上記視野枠と
の組み付け方向に対して直交する方向であって、かつ上
記表示部材の有効表示範囲を避ける位置に設けられる。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、より
簡単な構成で、かつ少ない部品点数で構成されているに
も関わらず、視野枠部材に対する表示部材の位置調整を
より高精度で実現し得るファインダー装置を提供するこ
とができる。
簡単な構成で、かつ少ない部品点数で構成されているに
も関わらず、視野枠部材に対する表示部材の位置調整を
より高精度で実現し得るファインダー装置を提供するこ
とができる。
【0096】またこれと同時に、組み立て易い構成で、
かつ組立作業時等に表示部等に塵埃等が付着した場合に
は、これを容易に除去することができるようにしたこと
で、良好な被写体像を観察し得るファインダー装置を提
供することができる。
かつ組立作業時等に表示部等に塵埃等が付着した場合に
は、これを容易に除去することができるようにしたこと
で、良好な被写体像を観察し得るファインダー装置を提
供することができる。
【0097】さらに、外部から入射する光束のうち観察
像を結像させるのに不要となる光束を有効に除去し得る
遮光手段を、視野枠部材と一体的に配設することによっ
て、特に遮光手段としての別部材を設けることなく、良
好な被写体像を観察し得ると共に、装置自体の小型化及
び製造コストの低減化に寄与し得るファインダー装置を
提供することができる。
像を結像させるのに不要となる光束を有効に除去し得る
遮光手段を、視野枠部材と一体的に配設することによっ
て、特に遮光手段としての別部材を設けることなく、良
好な被写体像を観察し得ると共に、装置自体の小型化及
び製造コストの低減化に寄与し得るファインダー装置を
提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態のファインダー装置の
内部構成部材の部材配置を上面側からみた際の部材配置
図。
内部構成部材の部材配置を上面側からみた際の部材配置
図。
【図2】図1のファインダー装置の表示部材及び視野枠
部材とこれらが取り付けられる光学部品のみを取り出し
て示す要部分解斜視図。
部材とこれらが取り付けられる光学部品のみを取り出し
て示す要部分解斜視図。
【図3】図1のファインダー装置の表示部材のみを取り
出して示し、その表示形態の一例を示す図。
出して示し、その表示形態の一例を示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態のファインダー装置の
表示部材と視野枠部材のみを取り出して示す分解斜視
図。
表示部材と視野枠部材のみを取り出して示す分解斜視
図。
【図5】図4のファインダー装置における表示部材の表
示形態の一例を示す図。
示形態の一例を示す図。
【図6】図4のファインダー装置における視野枠部材に
対して表示部材が装着された状態の要部拡大図であっ
て、第2腕部の正面側(矢印M方向)から見た際の図。
対して表示部材が装着された状態の要部拡大図であっ
て、第2腕部の正面側(矢印M方向)から見た際の図。
【図7】図4のファインダー装置における視野枠部材に
対して表示部材が装着された状態の要部拡大図であっ
て、第2腕部の側面(矢印N方向)から見た際の図。
対して表示部材が装着された状態の要部拡大図であっ
て、第2腕部の側面(矢印N方向)から見た際の図。
【図8】図4のファインダー装置における視野枠部材の
第2プリズムに対する取付部近傍の要部拡大断面図。
第2プリズムに対する取付部近傍の要部拡大断面図。
【図9】本発明の第2の実施形態のファインダー装置に
おける視野枠部材の変形例を示す斜視図。
おける視野枠部材の変形例を示す斜視図。
11……対物レンズ群 12……第1プリズム 13……第2プリズム 13a……第2の突起部(第2の嵌合部) 13b……第1の突起部(第1の嵌合部) 14……接眼レンズ 15・15A・15B……視野枠部材 15a・15Aa……第2腕部(保持手段) 15b……第1腕部 15c・15Ac・……第3腕部 15cc……遮光部(遮光手段) 15Acc……第1遮光部(遮光手段) 15Ah……第2遮光部(遮光手段) 15d……第2の孔部 15i……第1の孔部 15e・15Ae……開口部 15Ag……切欠部(接着部) 15Ak……立ち曲げ部(接着部) 16……表示部材 16a……液晶ディスプレイ(LCD)パネル 18・28……突起 21……接着剤 24……光学部品(ファインダー窓)
Claims (3)
- 【請求項1】 ファインダー視野の範囲内に情報を表
示する表示部材と、ファインダー視野を規定する視野枠
部材とを具備したファインダー装置において、 上記視野枠部材は、上記表示部材を保持する保持手段を
有して構成されていることを特徴とするファインダー装
置。 - 【請求項2】 上記視野枠部材は、上記ファインダー
装置の一部を構成する光学部品に対して位置決めされる
位置決め部を有して構成されていることを特徴とする請
求項1に記載のファインダー装置。 - 【請求項3】 ファインダー視野を規定する視野枠部
材を具備したファインダー装置において、 上記視野枠部材は、外部からの不要光束がファインダー
装置の光路内に侵入することを防止する遮光手段を有し
て構成されていることを特徴とするファインダー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11137731A JP2000330158A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | ファインダー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11137731A JP2000330158A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | ファインダー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000330158A true JP2000330158A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15205526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11137731A Withdrawn JP2000330158A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | ファインダー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000330158A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002229114A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Sekonic Corp | 入反射光測光用露出計 |
JP2006099019A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Canon Inc | ファインダ装置 |
WO2012108430A1 (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-16 | 富士フイルム株式会社 | ファインダ装置及びカメラ、並びにそれらの調整方法 |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP11137731A patent/JP2000330158A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002229114A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Sekonic Corp | 入反射光測光用露出計 |
JP2006099019A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Canon Inc | ファインダ装置 |
JP4603843B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-12-22 | キヤノン株式会社 | ファインダ装置 |
WO2012108430A1 (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-16 | 富士フイルム株式会社 | ファインダ装置及びカメラ、並びにそれらの調整方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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