JP7224865B2 - 撮像装置の調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、撮像装置に搭載されるファインダユニットの調整に関する。
一般に、デジタルカメラなどの撮像装置において被写体を観察するための光学ファインダなどのファインダユニットを備えるものが知られている。そして、この種の撮像装置においては撮影光路外に移動可能なミラーを備え、被写体を観察する際にはミラーを撮影光路に配置してミラーによって光学像を反射して光学ファインダに光学像を導く。一方、撮影の際には、ミラーを跳ね上げて撮影光路外に退避させて光学像を撮像素子に結像させて撮影を行う。
このような撮像装置においては、光学ファインダにおいて光学像(被写体像)が結像するフォーカシングスクリーンにおけるピントと撮像素子におけるピントとが略同一であることが望ましい。このため、撮像装置の製造工程においては、フォーカシングスクリーンにおけるピントを撮像素子におけるピントに一致させるため、光軸方向において高精度の調整を行う必要がある。
さらには、上述の撮像装置においては、光学ファインダにおける観察範囲と撮像素子における撮像範囲とが略同一であることが望ましい。このため、撮像装置の製造工程においては、観察範囲と撮像範囲との一致度を示す値である視野率を保証するため、観察範囲を決定する視野枠を光軸に垂直な方向において高精度に調整する必要がある。
上記の調整を行うため、例えば、フォーカシングスクリーン上に配置されたスペーサの厚みを変更してフォーカシングスクリーンを光軸方向において調整するようにしたものがある(特許文献1)。
このため、特許文献1においては、ファインダユニットを、ミラーを保持するミラーボックスに取り付けて、フォーカシングスクリーン、視野枠、およびスペーサをバネによって保持部材に固定している。そして、特許文献1では、保持部材を光軸に垂直な平面に沿って移動可能として、当該保持部材を移動させることによって視野枠を光軸に垂直な方向において調整するようにしている。
特開2017-68183号公報
しかしながら、上述の特許文献1においては、光軸方向における調整を行う際にスペーサの厚みを変更するためには、バネおよびフォーカシングスクリーンを取り外してミラーボックス側からスペーサの厚みを変更する必要がある。このため、特許文献1においては、スペーサを取り付ける際には、ミラーボックスに備えられたミラーを避けつつスペーサを組み付ける必要があり組立が極めて煩わしい。
そこで、本発明の目的は、組立作業性を良好として、フォーカシングスクリーンおよび視野枠の調整を容易に行うことのできる撮像装置の調整方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置の調整方法は、光学像を観察するためのファインダユニットを備える撮像装置の調整方法であって、前記ファインダユニットには、光学像が結像するフォーカシングスクリーンと、前記フォーカシングスクリーンに結像した光学像の観察範囲を規定する視野枠と、が備えられたフォーカシングスクリーンユニットと、前記観察範囲をプリズムを介して観察するための接眼レンズと、前記プリズムおよび前記接眼レンズを保持するレンズ保持部材と、が備えられており、前記撮像装置は、撮像光学系を介して入射した前記光学像を前記フォーカシングスクリーンの側に反射するミラーと、前記ミラーを保持するミラー保持部材と、前記ミラー保持部材と前記フォーカシングスクリーンユニットとの間に配置され、その厚みが調節可能なスペーサと、を有し、前記フォーカシングスクリーンユニットは、前記フォーカシングスクリーンおよび前記視野枠を保持する第1の保持部材と、少なくとも前記撮像装置に係る設定情報を前記視野枠又は前記視野枠の外に表示する表示部材と、前記表示部材を保持する第2の保持部材と、を備え、前記フォーカシングスクリーンユニットと前記レンズ保持部材との間には第1の弾性体が配置され、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間には第2の弾性体が配置され、前記第1の弾性体は前記フォーカシングスクリーンユニットを前記スペーサに付勢し、前記第1の弾性体の付勢力は前記第2の弾性体の付勢力よりも大きく、前記レンズ保持部材は前記ミラー保持部材に固定され、前記フォーカシングスクリーンユニットは前記スペーサを介して前記ミラー保持部材に対して光軸方向に当接して、前記光軸方向および光軸に垂直な方向に調整されること特徴とする。
本発明によれば、組立作業性を良好として、フォーカシングスクリーンおよび視野枠の調整を容易に行うことができる。
本発明の第1の実施形態によるファインダユニットを備える撮像装置の一例を示す図である。 図1に示すファインダユニットおよび撮像ユニットの構成を分解して示す斜視図である。 図2に示すペンタユニットを分解して示す斜視図である。 図2に示すスクリーンユニットを分解して示す斜視図である。 図1に示すファインダユニットおよびミラーボックスを上側から見た図である。 図5に示すA-A線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るカメラで用いられるファインダユニットおよびミラーボックスについて図5に示すA-A線に沿った断面を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態によるファインダユニットを備える撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるファインダユニットを備える撮像装置の一例を示す図である。なお、以下の説明では、撮像装置としてデジタル一眼レフカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)を例に挙げて説明する。
カメラはカメラ本体(撮像装置本体)1を有しており、カメラ本体1には着脱可能な撮影レンズユニット(以下単に撮影レンズと呼ぶ)2が装着されている。撮影レンズ(撮像光学系)2には、撮影光学系21および露光量を調節するための絞り22が備えられている。なお、図示の例では、撮影光学系21は1枚のレンズで示されているが、実際には複数のレンズ群からなる。
撮影レンズ2は、レンズマウント(単にマウントとも呼ぶ)3を介してカメラ本体1に電気的および機械的に接続される。さらに、撮影レンズ2においては駆動機構(図示せず)によって撮影光学系21に備えられたフォーカスレンズを光軸に沿って移動させて焦点調節を行う。
カメラ本体1には可動のハーフミラー4が備えられている。当該ハーフミラー4は撮影光学系21を介して入射する光学像を反射するとともに透過する。つまり、ハーフミラー4は1つの光路を2つの光路に分割することになる。
ハーフミラー4の後段には可動のサブミラー5(全反射ミラー)が配置されており、サブミラー5はハーフミラー4を透過した光学像を反射して焦点検出ユニット6に導く。焦点検出ユニット6は当該光学像に応じて所謂位相差検出方式による焦点検出を行う。
ファインダユニット7は、フォーカシングスクリーン71、視野枠72、PN-LCD73、ペンタプリズム74、接眼レンズユニット75、情報表示部材76、表示プリズム77、測光センサ78、および測光レンズ79を備えている。ハーフミラー4で反射した光学像はフォーカシングスクリーン71に結像する。
視野枠72は、フォーカシングスクリーン71の直上に配置されており、光学像の観察範囲を規定する開口部を有している。PN-LCD73は、非通電時においては拡散状態となり、通電時において透過状態になる高分子分散液晶で構成された高分子分散液晶パネルである。そして、PN-LCD73は視野枠72の上に配置される。
PN-LCD73には、観察範囲においてカメラに係る情報が表示される。フォーカシングスクリーン71に結像した光学像は、PN-LCD73を透過してペンタプリズム74を介して複数のレンズを有する接眼レンズユニット75に導かれる。撮影者は接眼レンズユニット75によって光学像を観察することができる。
情報表示部材76には、観察範囲外においてカメラに係る設定情報が表示される。情報表示部材76から出射した光は、表示プリズム77を介してペンタプリズム74に入射する。撮影者は接眼レンズユニット75を介して観察範囲の下側において設定情報を見ることができる。
測光センサ78は、測光レンズ79を介してフォーカシングスクリーン71から拡散光を検出して、当該検出結果に基づいて被写体を測光して、例えば、輝度情報を得る。
ハーフミラー4の後段には、撮像ユニット8が配置されており、撮像ユニット8はCCD又はCMOSセンサなどの撮像素子81と光学ローパスフィルタ82とを有している。撮像素子81は単発的又は連続的に駆動され、撮像素子81の出力(画像信号)に応じて静止画像又は動画像を得る。なお、撮像素子81によって撮像される画像の範囲を示す撮像範囲が決定される。
光学ローパスフィルタ82は、被写体像(光学像)において所定のカットオフ周波数以上の成分をカットして光学像を撮像素子81に結像する。
図示のように、サブミラー5と撮像ユニット8との間には、撮像素子81に入射する光量を調節するフォーカルプレーンシャッタ9が配置されている。
撮影動作が行われると、ハーフミラー4およびサブミラー5が上方に跳ね上げられて、フォーカルプレーンシャッタ9によって露光量がコントロールされて撮像素子81に光学像が結像する。つまり、撮影が行われる。そして、撮影の後、ハーフミラー4およびサブミラー5は図1に示す位置(光軸上の位置)に復帰する。
図2は、図1に示すファインダユニットおよび撮像ユニットの構成を分解して示す斜視図である。そして、図2(a)は正面側から見た斜視図であり、図2(b)は背面側から見た斜視図である。
図示のファインダユニット7は、ペンタユニット100およびスクリーンユニット(フォーカシングスクリーンユニット)200に分離される。ペンタユニット100は、ビス301によってミラーボックス(ミラー保持部材)300に固定される。なお、後述するように、スクリーンユニット200はワッシャ302を介してミラーボックス300に対して光軸方向に当接する。
ミラーボックス300にはハーフミラー4が保持されており、ミラー駆動機構(図示せず)によってハーフミラー4が駆動される。これによって、ファインダユニット7によって被写体を観察する状態(観察状態)と撮像ユニット8によって撮像を行う状態(撮像状態)とが切り替えられる。さらに、ミラーボックス300にはマウント3が保持されており、撮影レンズ2(図2には示さず)がレンズ取り付け面3aに当接した状態でマウント3に取り付けられる。
撮像ユニット8は、ミラーボックス300に対して光軸に垂直な方向に位置決めされて、調整用ビス303によってミラーボックス300に固定される。ミラーボックス300と撮像ユニット8との間にはコイルバネ304が配置されており、コイルバネ304によって撮像ユニット8は調整用ビス303の側に付勢される。
調整用ビス303の位置を調整することによって、撮像ユニット8を光軸に沿って移動させると、レンズ取り付け面3aから撮像素子81の撮像面までの光学的距離(フランジバック)を調整することができる。
前述のように、ミラーボックス300には、ファインダユニット7、撮像ユニット8、ハーフミラー4、およびマウント3が保持されている。さらには、ミラーボックス300には、サブミラー5、焦点検出ユニット6、およびフォーカルプレーンシャッタ9が保持されるが、ここでは、図面簡略化のため図示が省略されている。
図3は、図2に示すペンタユニットを分解して示す斜視図である。
ペンタユニット100は、ペンタプリズム74、接眼レンズユニット75、測光センサ78、および測光レンズ79を備えている。
接眼レンズユニット75は、第1の接眼レンズ75a、第2の接眼レンズ75b、第3の接眼レンズ75c、および第4の接眼レンズ75dの4枚の接眼レンズを有している。そして、ペンタ保持部材(レンズ保持部材)101には、ペンタプリズム74および接眼レンズユニット75が保持される。なお、第2の接眼レンズ75bは、視度補正のために光軸方向に移動可能であるが、既知であるのでここでは説明を省略する。
接眼レンズ蓋102がビス103によってペンタ保持部材101に締結されており、接眼レンズ蓋102は接眼レンズユニット75が光軸に垂直な方向に抜けないように蓋をする役割をもつ。そして、接眼レンズ蓋102には、測光センサ78および測光レンズ79が接着固定される。
図4は、図2に示すスクリーンユニットを分解して示す斜視図である。
図示のように、スクリーンユニット200は、フォーカシングスクリーン71、視野枠72、PN-LCD73、情報表示部材76、および表示プリズム77を有している。
FS保持部材201には、フォーカシングスクリーン71および視野枠72が保持される。そして、押えバネ202がFS保持部材201に保持されて、押えバネ202によってフォーカシングスクリーン71および視野枠72がFS保持部材201に対して光軸方向に付勢される。
PN保持部材203には、PN-LCD73、情報表示部材76、および表示プリズム77が保持される。そして、PN保持部材203はFS保持部材201に対して光軸に垂直の方向に位置決めされる。なお、腕部203bは、後述する視野枠72を光軸に垂直な方向に調整する際に工具によって把持される部分である。
PNライトガイド204はPN-LCD73の側面に配置され、LED(図示せず)からの光をPN-LCD73に導光する。PNマスク205はPN-LCD73の直上に配置され、PN-LCD73における表示範囲を決定する。また、PNマスク205の表裏には両面テープが配置されており、その片面がPN保持部材203に固定され、他面にはPN-LCD73およびPNライトガイド204が固定される。
表示ライトガイド206は情報表示部材76の背面に配置され、LED(図示せず)からの光を情報表示部材76に導光する。表示ライトガイド保持部材207には表示ライトガイド206が保持される。
反射シート208は表示ライトガイド206の背面に配置され、表示ライトガイド206によって導光された光のうち反射シート208の側に射出された光を情報表示部材76の側に反射する。表示ライトガイドマスク209は情報表示部材76と表示ライトガイド206との間に配置され、表示ライトガイド206によって導光された光が情報表示部材76を照射する範囲を決定する。
なお、固定板210によって、情報表示部材76、表示ライトガイド206、表示ライトガイド保持部材207、反射シート208、および表示ライトガイドマスク209がPN保持部材203に固定される。
表示マスク211は、表示プリズム77の直上に配置され、情報表示部材76の表示範囲を決定するととともに、観察範囲外の光を遮光する。
第1の弾性部材(第1の弾性体)212はPN保持部材203とペンタ保持部材101との間に配置される。そして、第1の弾性部材212がPN保持部材203およびペンタ保持部材101によって圧縮されることによって、PN保持部材203がFS保持部材201の側に付勢される。さらに、第1の弾性部材212は観察範囲と情報表示部材76の表示範囲の外側とを全周で囲っており、FS保持部材201およびペンタ保持部材101の間に外部からゴミが侵入することを防止する。
第2の弾性部材(第2の弾性体)213はFS保持部材201とPN-LCD73との間に配置される。第2の弾性部材213がFS保持部材201およびPN保持部材203によって圧縮されることによってFS保持部材201がワッシャ302の側に付勢され、PN保持部材203がペンタ保持部材101の側に付勢される。さらに、第2の弾性部材213は観察範囲と情報表示部材76の表示範囲の外側とを全周で囲っており、FS保持部材201およびPN保持部材203の間に外部からゴミが侵入することを防止する。
ここで、上述のスクリーンユニットについてさらに説明する。
図5は、図1に示すファインダユニットおよびミラーボックスを上側から見た図である。また、図6は図5に示すA-A線に沿った断面図である。
前述の第1の弾性部材212の付勢力は第2の弾性部材213の付勢力より大きく、PN保持部材203は凸部203aによってFS保持部材201に対して光軸方向に当接する。また、第1の弾性部材212および第2の弾性部材213の付勢力によって、FS保持部材201は凸部201aにおいてワッシャ302に当接する。
このため、ワッシャ302の厚みを変更することによって(ワッシャ302は厚みが調節可能である)、FS保持部材201およびPN保持部材203を光軸方向に移動させることができる。よって、FS保持部材201およびPN保持部材203に保持されたフォーカシングスクリーン71、視野枠72、PN-LCD73、および情報表示部材76などの部材もワッシャ302の厚みを変更することによって光軸方向に移動させることができる。
前述のように、PN保持部材203は腕部203bを治具によって掴んで光軸に垂直な方向に移動させることができる。FS保持部材201はPN保持部材203に光軸に垂直な方向に位置決めされているので、PN保持部材203とともに移動させることができる。よって、FS保持部材201およびPN保持部材203に保持されたフォーカシングスクリーン71、視野枠72、PN-LCD73、および情報表示部材76などの部材も光軸に垂直な方向に移動させることができる。
ここで、フォーカシングスクリーン71の光軸方向の調整と視野枠72の光軸に垂直な方向の調整について説明する。
図示のカメラにおいては、まず撮像素子81の位置を決定する。撮像素子81の光軸に垂直な方向の位置については、撮像素子81をミラーボックス300に調整用ビス303によって固定することで決定して、これによって撮影範囲の光軸に垂直な方向の位置が決定される。
次に、フランジバックを既知の工具により測定して撮像面が所定のフランジバックの位置となるように撮像素子81の光軸方向の位置を調整用ビス303で調節する。
続いて、フォーカシングスクリーン71の光軸方向の位置を決定する。まず、ミラーボックス300にファインダユニット7をワッシャ302がない状態で固定する。そして、レンズ取り付け面3aからフォーカシングスクリーン71の結像面までの光学的距離を測定して、フランジバックとレンズ取り付け面3aからフォーカシングスクリーン71の結像面までの光学的距離の差を算出する。
次に、ファインダユニット7をミラーボックス300から外して、ワッシャ302をミラーボックス300に対して光軸方向に組み付ける。この際、ワッシャ302の厚みを、前述のフランジバックとレンズ取り付け面3aからフォーカシングスクリーン71の結像面までの光学的距離の差と略同一とする。
その後、再度ファインダユニット7をミラーボックス300に固定して、フォーカシングスクリーン71のピントを撮像素子81のピントに一致させる。この際には、フォーカシングスクリーン71とともにPN-LCD73および情報表示部材76を光軸方向に調整される。このため、フォーカシングスクリーン71の光軸方向の調整によって、フォーカシングスクリーン71とPN-LCD73および情報表示部材76との視度がずれることがない。
また、ワッシャ302は、ファインダユニット7を外したミラーボックス300に対して光軸方向に組み付けられるので、組み立てが極めて容易となる。
最後に、視野枠72の光軸に垂直な方向の位置を決定する。まず、撮影範囲の位置を工具によって測定する。次に、視野枠72の光軸に垂直な方向の位置を、接眼レンズユニット75を介して工具で測定する。そして、測定によって得られた撮像範囲と視野枠72の位置とに基づいて、その差分を算出する。当該差分に応じて腕部203bを工具で掴んでPN保持部材203を光軸に垂直な方向に移動させて、観察範囲が撮像範囲と略同一となるように調整する。
視野枠72の光軸に垂直な方向の調整の後、PN保持部材203において腕部203bがペンタ保持部材101に接着固定される。
視野率は、視野枠72の光軸方向の位置のみではなく、視野枠72の開口部の大きさ(開口部の製造誤差)にも関係する。このため、高視野率(約100%)のカメラにおいては、フォーカシングスクリーン71を光軸方向の調整よりも視野枠72の光軸に垂直な方向の調整の方を高精度に行う必要がある。
さらに、FS保持部材201およびワッシャ302などの製造誤差に起因して、フォーカシングスクリーン71の光軸方向の調整と視野枠72の光軸に垂直な方向の調整とのどちらか一方を行う際には、他方の位置調整が微小に変化する。このため、前述のように、フォーカシングスクリーン71の光軸方向の調整を行った後に、視野枠72の光軸に垂直な方向の調整を行えば、視野枠72の光軸に垂直な方向の調整を高精度に行うことができる。
また、スクリーンユニット200が第1の弾性部材212によってワッシャ302に付勢されている。これによって、PN保持部材203をペンタ保持部材101に接着固定する際、接着材の硬化の際の収縮によってPN保持部材203の位置がずれることを抑制することができる。
なお、上述の例では、PN保持部材203は第1の弾性部材212によってFS保持部材201に当接するが、PN保持部材203とFS保持部材201とをビスによって固定するようにしてもよい。
このように、本発明の第1の実施形態では、組立作業性を良好として、フォーカシングスクリーンおよび視野枠の調整を容易に行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施の形態によるファインダユニットを備えるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態に係るカメラの構成は図1に示すカメラと同様であり、ファインダユニットおよび撮像ユニットの構成は図2~図4に示す例と同様である。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るカメラで用いられるファインダユニットおよびミラーボックスについて図5に示すA-A線に沿った断面を示す図である。
図5および図7を参照して、第1の弾性部材212の付勢力は、第2の弾性部材213の付勢力よりも小さく、PN保持部材203は凸部203cにおいてペンタ保持部材101に対して光軸方向に当接する。さらに、第2の弾性部材213の付勢力によって、FS保持部材201は凸部201aにおいてワッシャ302に当接する。
このため、ワッシャ302の厚みを変更することによって、FS保持部材201を光軸方向に移動させることができる。よって、FS保持部材201に保持されたフォーカシングスクリーン71および視野枠72などの部材もワッシャ302の厚みを変更することによって光軸方向に移動させることができる。
また、腕部203bを治具によって掴んで、PN保持部材203を光軸に垂直な方向に移動させることができる。FS保持部材201はPN保持部材203に対して光軸に垂直な方向に位置決めされているので、PN保持部材203ととともに移動させることができる。よって、FS保持部材201およびPN保持部材203に保持されたフォーカシングスクリーン71、視野枠72、PN-LCD73、および情報表示部材76などの部材も光軸に垂直な方向に移動させることができる。
なお、フォーカシングスクリーン71の光軸方向の調整、視野枠72の光軸に垂直な方向の調整については、前述の第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
第2の実施形態は、例えば、ペンタ保持部材101とPN保持部材203との間の隙間がワッシャ302の厚みの変更量より少ない場合などPN保持部材203が光軸方向に移動できない場合に用いられる。そして、第2の実施形態ではFS保持部材201のみを光軸方向に移動することによってフォーカシングスクリーン71の光軸方向の調整が行われる。
このように、本発明の第2の実施形態においても、組立作業性を良好として、フォーカシングスクリーンおよび視野枠の調整を容易に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ本体
3 マウント
4 ハーフミラー
7 ファインダユニット
71 フォーカシングスクリーン
72 視野枠
73 PN-LCD
74 ペンタプリズム
75 接眼レンズユニット
81 撮像素子

Claims (4)

  1. 光学像を観察するためのファインダユニットを備える撮像装置の調整方法であって、
    前記ファインダユニットには、光学像が結像するフォーカシングスクリーンと、前記フォーカシングスクリーンに結像した光学像の観察範囲を規定する視野枠と、が備えられたフォーカシングスクリーンユニットと、
    前記観察範囲をプリズムを介して観察するための接眼レンズと、
    前記プリズムおよび前記接眼レンズを保持するレンズ保持部材と、が備えられており、
    前記撮像装置は、撮像光学系を介して入射した前記光学像を前記フォーカシングスクリーンの側に反射するミラーと、
    前記ミラーを保持するミラー保持部材と、
    前記ミラー保持部材と前記フォーカシングスクリーンユニットとの間に配置され、その厚みが調節可能なスペーサと、を有し、
    前記フォーカシングスクリーンユニットは、前記フォーカシングスクリーンおよび前記視野枠を保持する第1の保持部材と、少なくとも前記撮像装置に係る設定情報を前記視野枠又は前記視野枠の外に表示する表示部材と、前記表示部材を保持する第2の保持部材と、を備え、
    前記フォーカシングスクリーンユニットと前記レンズ保持部材との間には第1の弾性体が配置され、
    前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間には第2の弾性体が配置され、
    前記第1の弾性体は前記フォーカシングスクリーンユニットを前記スペーサに付勢し、
    前記第1の弾性体の付勢力は前記第2の弾性体の付勢力よりも大きく、
    前記レンズ保持部材は前記ミラー保持部材に固定され、前記フォーカシングスクリーンユニットは前記スペーサを介して前記ミラー保持部材に対して光軸方向に当接して、前記光軸方向および光軸に垂直な方向に調整されること特徴とする撮像装置の調整方法
  2. 前記ミラー保持部材には前記撮像光学系が装着されるレンズマウントが配置されており、
    前記撮像装置は、前記撮像光学系を介して前記光学像が結像して当該光学像に応じた画像信号を出力する撮像素子を有し、
    前記レンズマウントから前記撮像素子の結像面までの光学的距離と前記レンズマウントから前記フォーカシングスクリーンの結像面までの光学的距離とに基づいて前記スペーサの厚みを変更して前記フォーカシングスクリーンユニットの光軸方向における位置を調整する第1の調整が行われることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の調整方法
  3. 前記撮像素子における撮像範囲と前記視野枠における観察範囲とに基づいて前記フォーカシングスクリーンユニットの光軸に垂直な方向における位置を調整する第2の調整が行われることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置の調整方法
  4. 前記第2の調整は、前記第1の調整の後に行われることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置の調整方法
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