JP2006003460A - 撮影装置および撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1および第2のセンサをスペース効率良く配置することのできる撮影装置を提供する。
【解決手段】 撮影光路からの光束を接眼レンズに導く光学部材(7)を含むファインダ光学系と、第1の波長領域の光に対して主感度を有する第1のセンサ(34)と、第2の波長領域の光に対して主感度を有する第2のセンサ(35)とを備え、第1および第2のセンサは、光学部材の射出面(7a)のうち接眼レンズに向かう有効光路外の領域から光を取り込むように配置されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数のセンサを有する撮影装置に関するものである。
従来、一眼レフレックスタイプのカメラは、被写体輝度の測定を行う測光ユニットを有しており、この測光ユニットは、ペンタプリズムの射出面のうち接眼レンズに向かう光路以外の領域から光を取り込むように配置されている。このように測光ユニットを配置することで、カメラ本体に装着された各種交換レンズを通過した光束を用いて測光を行うことができるようにしているとともに、接眼レンズから入射した光が測光ユニットに到達しないようにしている。
また、自動焦点調節の精度を向上させるために、可視光と赤外光を検出して自動焦点調節の補正を行うものがある。例えば、焦点検出用ラインセンサと同一基板上に赤外光を受光するための受光素子を設けたものや(例えば、特許文献1参照)、リモコン信号を受信するリモコン受信部を用いて赤外光を受光するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特公平1−45883号公報(3頁左欄39行〜右欄22行、第13図等) 特開2000−292682号公報(段落番号0065〜0069、図7等)
しかしながら、上記特許文献1では、赤外光用の受光素子で受光される光束がAF光束に依存している、すなわち、赤外光用の受光素子に入射する光束と、焦点検出用ラインセンサに入射する光束は同じ光束となっている。このため、赤外光用の受光素子に入射する光束は、交換レンズの絞り値(Fナンバー)の影響を受け、低輝度限界が悪くなってしまう。
また、特許文献1では、焦点検出用ラインセンサが設けられた基板上に、赤外光用の受光センサを設けなければならないため、製造コストがアップしてしまう。
一方、特許文献2において、リモコン受信部はカメラの外面に設けられているため、リモコン受信部で受光される赤外光は、カメラ外部から直接リモコン受信部に入射する光となっている。
ここで、カメラシステムにおいては、カメラ本体に対して各種の交換レンズ(光学特性の異なる交換レンズ)を装着できるようになっている。このため、特許文献2のようにカメラ外部からの赤外光を直接受光する場合には、カメラ本体に装着された交換レンズを通過した赤外光を受光する場合に比べて、焦点調節に誤差が生じるおそれがある。
本発明の撮影装置は、撮影光路からの光束を接眼レンズに導く光学部材を含むファインダ光学系と、第1の波長領域の光に対して主感度を有する第1のセンサと、第2の波長領域の光に対して主感度を有する第2のセンサとを備え、第1および第2のセンサは、光学部材の射出面のうち接眼レンズに向かう有効光路外の領域から光を取り込むように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1および第2のセンサを、撮影装置内にスペース効率良く配置させることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1〜図4を用いて、本発明の実施例1であるカメラシステムについて説明する。本実施例のカメラシステムは、カメラ本体と、カメラ本体に装着されるレンズ装置とを有している。
図1は、本実施例におけるカメラ本体の一部の構成を示す縦断面図である。図1において、1は主ミラー、2はサブミラー、3は焦点検出ユニット(検出手段)である。
主ミラー1は、中央部分がハーフミラーで構成されており、カメラ本体が非撮影状態にあるときには、撮影光学系からの光束の一部を反射させるとともに、残りの光束を透過させる。主ミラー1を透過した光束は、主ミラー1に対して像面側(図中右側)に位置するサブミラー2で反射して焦点検出ユニット3に導かれる。
一方、カメラ本体が非撮影状態から撮影状態に移行するときには、主ミラー1の回動によって、主ミラー1およびサブミラー2が撮影光路から退避する。
焦点検出ユニット3は、サブミラー2で反射した光束を受光し、いわゆる位相差検出方式によって撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)を検出する。
4はフォーカシングスクリーンであり、主ミラー1で反射した光束がフォーカシングスクリーンで結像する。5はピントワッシャーである。6は焦点検出枠スクリーンであって、マイクロプリズムで形成された焦点検出枠を有している。上記マイクロプリズムによって、ファインダ視野内には、被写体像と重畳して焦点検出枠が表示されるようになる。
7はペンタプリズムのような光学部材であり、フォーカシングスクリーン4を透過した光束を反射させることによって、後述するファインダレンズに導く。ここで、光学部材7はペンタプリズムではなく、複数のミラーから形成された中空状の光学部材であってもかまわない。8は第1のファインダレンズ、9は第2のファインダレンズ、10は接眼レンズである。光学部材7、ファインダレンズ8、9および接眼レンズ10によってファインダ光学系が構成されている。
第1のファインダレンズ8は、図1に示すように、光学部材7の射出面に対してファインダ光軸L2方向で隣り合って配置されている。
フォーカシングスクリーン4に結像した被写体像は、焦点検出枠スクリーン6を透過するとともに光学部材7で反射して、ファインダレンズ8、9および接眼レンズ10に導かれる。撮影者は接眼レンズ10を覗くことにより、被写体像を観察することができる。
11は第1の視野枠部材、12は第2の視野枠部材、13はバックライト付の液晶パネルで構成される情報表示ユニット、14は反射プリズムである。
第1の視野枠部材11は、フォーカシングスクリーン4に結像した被写体像のうち撮影可能な領域内の像を、ファインダ視野内に表示させるようにしている。第2の視野枠部材12は、情報表示ユニット13での表示内容をファインダ視野内で表示させる際に、情報表示ユニット13での不要な光をカットし、表示領域内の光のみを透過させている。
反射プリズム14は、情報表示ユニット13から発した光を反射させてファインダ光学系に導くことにより、情報表示ユニット13での表示内容をファインダ視野内に表示させるようにしている。この表示内容は、接眼レンズ10を覗いて被写体像を観察したときに、該被写体像の下側に表示されるようになっている。
第1の視野枠部材11は、反射プリズム14を配置することによって形成されたスペースを利用して配置されている。すなわち、カメラ本体の下側(図1の下型)又は上側(図1の上側)から見たときに、第1の視野枠部材11は、この一部が反射プリズム14と重なるように配置されている。
これにより、第1の視野枠部材11を、フォーカシングスクリーン4に近づけて配置することができ、フォーカシングスクリーン4に対する第1の視野枠部材11の視度ズレ(位置ずれ)を抑制することができる。
15はレンズ装置と結合するマウント、16は主ミラー1(サブミラー2を含む)を回動可能に保持するミラーボックスである。17はカメラ本体およびレンズ装置の間で通信を行うためのカメラ本体側の接点、18はカバー、19はショック吸収用のモルトプレーンである。20は主ミラー1を保持する主ミラー受け板、21はサブミラー2を保持するサブミラー受け板である。
22は第1のレンズホルダで、第1のファインダレンズ8を保持している。23は第2のレンズホルダで、第2のファインダレンズ9を保持している。
第2のレンズホルダ23は、光軸(ファインダ光軸L2)方向に延びるガイドバー24に係合し、ファインダ光軸L2方向に移動可能となっている。また、第2のレンズホルダ23は、不図示のバネのバネ力を受けて視度調節カム25に当接している。
視度調節カム25は、視度調節ダイヤル26に連結されており、視度調節ダイヤル26を回転させると、視度調節カム25が回転する。視度調節カム25が回転すると、視度調節カム25に対する第2のレンズホルダ23の当接位置が変化し、第2のレンズホルダ23(第2のファインダレンズ9)はファインダ光軸L2方向に移動する。これにより、視度調節が行われる。
27はアイピースカバーであり、接眼レンズ10を保持している。28は測光ベース部材であり、測光ベース部材28には測光レンズ29、投光レンズ30が固定されている。
31は遮光板であり、測光レンズ29のうちファインダレンズ8、9側の面に配置されている。32は第1の測光センサホルダで、赤外光の透過を抑制する赤外カットフィルタ33と第1の測光センサ(第1のセンサ)34を保持している。
第1の測光センサホルダ32は、固定バネ35の付勢力を受けることにより測光ベース部材28に当接した状態で保持されている。
第1の測光センサ34は、可視光に対して主感度を有するセンサである。すなわち、第1の測光センサ34は、可視光の波長領域(略400nm〜750nm、第1の波長領域)において感度を有し、該波長領域内の特定の波長において感度がピークとなる。
光学部材7内で反射した光束のうちファインダ光路外に向かう光束の一部は、光学部材7の射出面から射出して、測光レンズ29に入射する。
測光レンズ29に入射した光束は、赤外カットフィルタ33を透過した後、第1の測光センサ34に到達する。これにより、第1の測光センサ34は、該センサ34に到達した光(可視光)を用いて、被写体輝度の測定(測光)を行う。
ここで、測光レンズ29、赤外カットフィルタ33および第1の測光センサ34で構成されるユニットは、ファインダレンズ8、9に対してカメラ本体の上面側に配置されている。
図2は、図1のA−A断面図である。
図2において、35は赤外光に対して主感度を有する第2の測光センサ(具体的には、赤外線センサ)である。すなわち、第2の測光センサ35は、赤外光の波長領域(第2の波長領域)において感度を有し、該波長領域内の特定の波長において感度がピークとなる。
36は第2の測光センサホルダ、38は第2の測光センサ35が実装されているフレキシブルプリント基板である。第2の測光センサホルダ36は、ビス37により第1のレンズホルダ22に固定されている。
第2の測光センサ35は、第1のファインダレンズ8に対してカメラ横方向(図2の上下方向)に配置されており、光学部材7内で反射した光束のうちファインダ光路外での光束の一部を受光する。
ここで、第2の測光センサ35は、図2に示すように、光学部材7の射出面の幅(図2中の上下方向の長さ)と、第1のファインダレンズ8(第1のレンズホルダ22を含む)の幅との差によって生じたスペース内に配置されている。
図3(A)は、光学部材に対する2つの測光センサの配置関係を示す図である。また、図3(B)は、接眼レンズ側から見たときの光学部材の射出面を示す概略図である。
図3(B)において、光学部材7の射出面7aのうち斜線で示す領域A1には、第1のファインダレンズ8および第1のレンズホルダ22が配置されている。そして、射出面7aのうち領域A1以外の領域A2〜A3は、被写体観察のための光束が通過しない領域、すなわち、ファインダ光路外となる領域となっている。
本実施例では、上述したように領域A4から第1の測光センサ34で受光する光を取り込んでいる。また、領域A2には、第2の測光センサ35が配置されている。このように射出面7aのうちファインダ光路外の領域から光を取り込むように第1および第2の測光センサ34、35を配置することで、これらの測光センサ34、35をカメラ本体内にスペース効率良く配置することができる。
なお、本実施例では、領域A2および領域A4を用いて第1および第2の測光センサ34、35を配置するようにしているが、領域A2〜A3のうち少なくとも1つの領域を用いて第1および第2の測光センサ34、35を配置するようにしてもよい。
また、領域A4に配置される測光レンズ29と、領域A2内に配置される第2の測光センサは、ファインダ光軸L2に近い位置となるように配置することが好ましい。このように配置することで、第1の測光センサ34および第2の測光センサ35で受光させる光量を増やすことができ、精度の良い測光を行うことが可能となる。
図4は、本実施例のカメラシステムの主な構成を示すブロック図である。
図4において、100はカメラ本体、101はカメラ本体100に装着されるレンズ装置である。3aは焦点検出ユニット3内に設けられた焦点検出センサであり、可視光から赤外光までの広い波長領域の光に対して感度を有している。焦点検出センサ3aの検出結果はカメラCPU(制御手段)50に出力され、カメラCPU50において、レンズ装置101内に配置されたフォーカスレンズ62の駆動量(駆動方向を含む)が演算される。
51は撮影モード設定スイッチであり、可視光での撮影を可能とする可視光撮影モードや、赤外光での撮影を可能とする赤外光撮影モードの設定を行うために操作されるスイッチである。カメラCPU50は、撮影モード選択スイッチ51からの出力信号に基づいて、可視光撮影モード又は赤外光撮影モードの設定を行う。
52はCCDやCMOSセンサ等の撮像素子であり、レンズ装置101内の撮影光学系によって形成された被写体像(光学像)を電気信号に光電変換する。撮像素子52から読み出された信号は、所定の画像処理(色処理、圧縮処理等)が施された後、カメラ本体100に設けられた不図示の表示ユニットに出力されて撮影画像として表示されたり、不図示の記録媒体に記録されたりする。
なお、本実施例では、撮像素子を用いたカメラ本体について説明しているが、フィルムを用いたカメラ本体についても本発明を適用することができる。
カメラCPU50内の露出決定部50aは、第1の測光センサ34又は第2の測光センサ35の出力に基づいて露出値(シャッタスピードや絞り値)を演算する。
また、カメラCPU50内の焦点検出補正部50bは、第2の測光センサ35での測光結果に基づいて、焦点検出センサ3aの検出結果に基づいて決定されたフォーカスレンズ62の駆動量に対して補正を行う。これにより、従来のように赤外光による焦点検出誤差を補正することができる。
カメラCPU50で決定されたフォーカスレンズ62の駆動量に関する情報は、レンズ装置101内のレンズCPU60に送信される。そして、レンズCPU60は、レンズ駆動回路61の駆動を制御することによって、レンズ装置101内に配置されたフォーカスレンズ62を、受信した駆動量の分だけ撮影光軸L方向に移動させる。これにより、焦点調節動作が完了する。
53は赤外光の透過を抑制する赤外カットフィルタである。54はフィルタ駆動機構であり、カメラCPU50の制御によって赤外カットフィルタ53を撮影光路内に進入させたり、撮影光路から退避させたりする。なお、手動によって赤外カットフィルタ53を撮影光路内に進入させたり、撮影光路から退避させたりすることができる。
撮像素子52を構成するフォトダイオードは、可視光領域から赤外光領域までの領域において感度を有している。このため、赤外カットフィルタ53を撮影光路に対して進入させたり、退避させたりすることで、可視光を用いた撮影を行ったり、赤外光を用いた撮影を行ったりすることができる。
なお、フィルムを使用するカメラ本体では、可視光に対応した通常のフィルムおよび赤外フィルムのうちカメラ本体に装填されているフィルムに応じて、可視光撮影や赤外光撮影を行うことができる。例えば、通常のフィルムを用いる場合には、撮影者が操作部材(撮影モード切り換えスイッチ51に相当する)を操作することによって可視光撮影モードの設定を行うことができる。また、赤外フィルムを用いる場合には、上記操作部材の操作によって、赤外光撮影モードの設定を行うことができる。
次に、本実施例のカメラシステムにおいて、可視光撮影モードや赤外光撮影モードが設定された場合の撮影動作について説明する。
(可視光撮影モードが設定された場合)
撮影モード設定スイッチ51の操作によって可視光撮影モードが設定されている場合の撮影動作を説明する。
カメラ本体100に設けられたレリーズボタンの半押し操作によって撮影準備動作を開始させると、焦点検出センサ3aにより撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)が検出される。また、第1の測光センサ34による測光動作が行われるとともに、第2の測光センサ35による測光動作が行われる。
レンズ装置101内に配置される撮影レンズ(フォーカスレンズ62を含む)は色収差を有しているため、可視光での撮影と赤外光での撮影ではピント位置がずれることがある。すなわち、可視光での撮影を行う場合に赤外光および可視光を含む光束を用いて焦点検出動作を行うと、この焦点検出動作によって得られるデフォーカス量に誤差が生じることがある。
このため、カメラCPU50の焦点検出補正部50bは、第1の測光センサ34および第2の測光センサ35での測光結果と、レンズ装置101での収差情報に基づいて、焦点検出センサ3aの出力、すなわち、デフォーカス量を示す情報に対して補正処理を行う。この補正処理については従来と同様であるため、詳細な説明は省略する。ここで、レンズ装置101の収差情報等(他には、絞り値情報や撮影光学系の焦点距離情報等がある)は、レンズCPU60内のメモリ等に格納しておくことができる。そして、例えば、レンズ装置101をカメラ本体100に装着したときに、カメラCPU50がレンズCPU60との通信によって、収差情報等を取得することができる。
カメラCPU50は焦点検出補正部50bで補正されたデフォーカス量に関する情報をレンズCPU60に送信し、レンズCPU60はレンズ駆動回路61を介してフォーカスレンズ62を駆動する。これにより、焦点調節動作が完了する。
可視光撮影モードが設定されている場合、カメラCPU50の露出決定部50aは、第1の測光センサ34での検出結果を用いて露出値を決定する。
レリーズボタンが全押し操作されると、カメラCPU50は、絞り値に関する情報をレンズCPU60に送信する。これにより、レンズCPU60は、受信した絞り値となるように絞り駆動回路63を介して絞りユニット64を駆動する。また、カメラCPU50は、上記決定されたシャッタ速度でシャッタユニット(不図示)を駆動する。これにより、撮像素子52への露光が行われる。
(赤外光撮影モードが設定された場合)
次に、撮影モード設定スイッチ51の操作によって赤外光撮影モードが設定されたときの撮影動作について説明する。
レリーズボタンの半押し操作により、焦点検出センサ3aにおいて撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)が検出される。また、第1の測光センサ34による測光動作が行われるとともに、第2の測光センサ35による測光動作が行われる。
カメラCPU50の焦点検出補正部50bは、可視光撮影の場合と同様に、第1の測光センサ34および第2の測光センサ35の測光結果と、レンズ装置101の収差情報に基づき、焦点検出センサ3aの出力(デフォーカス量を示す情報)に対して補正処理を行う。
そして、カメラCPU50は、焦点検出補正部50bで補正されたデフォーカス量に関する情報をレンズCPU60に送信する。レンズCPU60は、レンズ駆動回路61を介してフォーカスレンズ62を駆動する。これにより、焦点調節動作が完了する。
赤外光撮影モードが設定されている場合、カメラCPU50の露出決定部50aは、第2の測光センサ35での検出結果に基づいて露出値(絞り値およびシャッタ速度)を決定する。
レリーズボタンが全押し操作されると、カメラCPU50は、上記決定された絞り値に関する情報をレンズCPU60に送信し、レンズCPU60は受信した絞り値となるように絞り駆動回路63を介して絞りユニット64を駆動する。また、上記決定されたシャッタ速度となるようにシャッタユニットの駆動を制御する。これにより、撮像素子52への露光が行われる。
本実施例では、第1の測光センサ34と第2の測光センサ35を、光学部材7の射出面のうちファインダ光路外の領域から光を取り込むように配置しているため、ペンタプリズム7の射出面におけるデッドスペースを効率良く利用することができる。これにより、カメラ本体を大型化させることなく、2つの測光センサを配置することが可能となる。
また、本実施例では、第1の測光センサ34および第2の測光センサ35として、従来(特許文献1)のように専用のセンサを用いずに、既存のセンサを用いている。このため、上記専用のセンサを製造する必要がなくなり、カメラシステムのコストダウンを図ることができる。しかも、第1の測光センサ34および第2の測光センサ35を用いることで、色収差を考慮に入れて焦点検出精度を向上させることができるとともに、赤外光撮影および可視光撮影に応じた測光を行うことができる。
本発明の実施例1におけるカメラ本体の一部の構成を示す断面図。 図1のA−A断面図。 光学部材と第1および第2の測光センサとの位置関係を示す外観斜視図(A)と、光学部材の射出面に対するファインダレンズユニットの位置関係を示す図(B)。 実施例1におけるカメラシステムの主な構成を示すブロック図。
符号の説明
7:光学部材
7a:射出面
29:測光レンズ
33:赤外カットフィルタ
34:第1の測光センサ
35:第2の測光センサ

Claims (6)

  1. 撮影光路からの光束を接眼レンズに導く光学部材を含むファインダ光学系と、
    第1の波長領域の光に対して主感度を有する第1のセンサと、
    第2の波長領域の光に対して主感度を有する第2のセンサとを備え、
    前記第1および第2のセンサは、前記光学部材の射出面のうち前記接眼レンズに向かう有効光路外の領域から光を取り込むように配置されていることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第1および第2のセンサは、前記第1および第2の波長領域の光を用いて測光を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記第1の波長領域の光を用いて撮影可能な第1の撮影モードと、前記第2の波長領域の光を用いて撮影可能な第2の撮影モードに設定可能な撮影装置であって、
    前記第1の撮影モードが設定された場合には、前記第1のセンサを用いて測光制御を行い、前記第2の撮影モードが設定された場合には、前記第2のセンサを用いて測光制御を行う制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. フォーカスレンズを含む撮影光学系の焦点状態を検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果と前記第1および第2のセンサの出力とに基づいて、前記フォーカスレンズの駆動制御を行う制御手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  5. 前記第1のセンサは、前記有効光路外の領域のうち第1の領域から光を取り込むように配置され、
    前記第2のセンサは、前記有効光路外の領域のうち第2の領域内に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の撮影装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の撮影装置と、
    該撮影装置に装着されるレンズ装置とを有することを特徴とする撮影システム。

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