JP2605191Y2 - ファインダー装置 - Google Patents

ファインダー装置

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JP2605191Y2
JP2605191Y2 JP1993047996U JP4799693U JP2605191Y2 JP 2605191 Y2 JP2605191 Y2 JP 2605191Y2 JP 1993047996 U JP1993047996 U JP 1993047996U JP 4799693 U JP4799693 U JP 4799693U JP 2605191 Y2 JP2605191 Y2 JP 2605191Y2
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隆 西村
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株式会社エス.アイ.テイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はカメラ用の採光窓式の
ファインダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、対物レンズ10及び
接眼レンズ11を有するファインダー光学系と、レチク
ル等の表示15を配した採光窓12よりミラー13及び
ハーフミラー14を介して外光をこのファインダー光学
系に入射させる表示光学系からなるファインダー装置が
採光窓式ファインダーとして知られている。この方式の
ファインダーはレチクル等の表示に際し、ファインダー
光学系と独立して配した採光窓よりの外光を使用するの
で、表示が視認しやすい等の利点を有するが、独立した
採光窓を必要とすることからコンパクト化が望まれる近
年のカメラの需要に合致せず、図3に示すようなアルバ
ダ式のファインダーが現在では主流となっている。
【0003】この方式のファインダーは対物レンズ20
と接眼レンズ21の間に、接眼レンズに配した表示23
を反射するための反射レンズ22を設けた構成よりな
り、カメラのコンパクト化に寄与する利点を有する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式のファインダーは上記採光窓式ファインダーに比し表
示が視認し難いことは勿論、反射レンズが光路内に介在
されることより設計の自由度が少なく、更にファインダ
ー内にゴミが生じた場合それが拡大されて著しく目障り
となる等の問題点があった。
【0005】一方、現在のカメラはコンパクト化が望ま
れる反面、全ての機能が自動化されたことから、重要者
の関心は撮影像を正確に切り取ることのできる正確且つ
見やすいファインダーに集まり、特にマクロ撮影機能や
パノラマ撮影機能の普及と共にレチクルやターゲットフ
レーム等の表示の重要性が再認識されており、上記アル
バダ式のファインダーではこれらの需要に充分応えられ
ない問題点があった。
【0006】この考案は、以上の従来技術の問題点に鑑
みて、視認しやすく、しかもカメラのコンパクト化を阻
害しないという相反する課題を達成したファインダー装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は採光窓式のフ
ァインダー装置をコンパクト化を阻害しないでいかにカ
メラに組み込むかに意を払ったものであり、対物レンズ
及び接眼レンズを有するファインダー光学系と、表示を
配した採光窓よりミラー及びハーフミラーを介して外光
をこのファインダー光学系に入射させる表示光学系から
なるファインダー装置において、採光窓をオートフォー
カス装置の投光用レンズの周囲に配すると共に、ここに
レチクルを配し、更にミラーの裏面にオートフォーカス
装置の光源を配すると共に、ミラーの中心にこの光源か
らの光路を確保するための光の通過部を設けたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】よって、この考案によれば次の作用を生じるこ
ととなる。先ず、対物レンズ及び接眼レンズを有する
ファインダー光学系は従来の採光窓式のファインダーと
同一の構成なので、設計の自由度の高い採光窓式特有の
光学系を実現できる作用を生じる。
【0009】次いで、表示光学系に関しては、採光窓
に配されたレチクルはミラーによりハーフミラー方向に
反射され、観察者に鮮明に視認される作用を生じる。
【0010】上記の場合、採光窓はカメラが備えるべ
きオートフォーカス装置の投光用レンズの周囲に配され
るので独立して配する必要がなく、又レチクルもここに
配されるのでオートフォーカス装置の機能を何ら害する
ことなく、しかも必要にして充分な範囲の表示を確保す
ることができる作用を生じる。
【0011】一方、オートフォーカス装置の投光用光
学系に関しては、その光源はミラーの裏面に配される
が、ミラーの中心にこの光源の通過部を設けているので
投光用レンズに向けて支障なく投光することができる作
用を生じる。
【0012】更に、ターゲットフレームに関しては実
施例において後記するように、上記のミラーの中心の通
過部を利用することにより、ターゲットフレーム表示用
のLEDをミラーの裏面に配し、ここからハーフミラー
に向けて投光することが可能となる作用を生じる。
【0013】
【実施例】以下、この考案のファインダー装置の実施例
を添付図面に基づいて説明する。図1はこの考案のファ
インダー装置の光学系を示す断面図である。図中符号1
は対物レンズ、同じく2は接眼レンズであり、この両者
をもってファインダー光学系が構成され、この光学系に
は下記するレチクルをファインダー像と重ねるためのハ
ーフミラー6が介在される。
【0014】次に、図中符号4は表示光学系の採光窓で
あるが、ここでは採光窓はオートフォーカス装置の投光
用レンズ3と同一光軸上に一体化されている。この実施
例では、合成樹脂により投光用レンズの周囲に鍔部を一
体成形することにより採光窓4とし、この鍔部にレチク
ル7を配している。
【0015】尚、レチクル7は印刷により施してもよい
が、液晶を用いて施してもよく、この場合にはレチクル
の変更や切り換えを電気的に容易に行うことができるこ
ととなる。
【0016】図中符号5はレチクルをハーフミラー6方
向に反射するためのミラーである。前記したように、レ
チクルが配される採光窓4はオートフォーカス装置の投
光用レンズ3と同一光軸上に一体化されている。よっ
て、オートフォーカス装置の光源9はこのミラー方向に
配されるが、このミラー5の中心には光の通過部8が設
けられ、この裏面に光源9が設けられることによりミラ
ー5が光源9の光路を遮ることがないようにしている。
【0017】図中符号10はターゲットフレーム表示用
の光源であり、この実施例においてはLEDを採用して
いるが、これに限られることがないことは勿論である。
この光源10はミラー5の裏面に配されるが、上記のミ
ラーの中心の通過部8を利用することにより、ハーフミ
ラー6方向への光路が確保されることとなる。
【0018】尚、図中符号24はオートフォーカス装置
の受光用レンズ、同じく25は受光素子である。
【考案の効果】以上のように構成されるこの考案は次の
特有の効果を奏する。表示が視認しやすく、しかも光
学系の設計の自由度の高いファインダーが実現され、需
要者のニーズに合致した商品性の高いカメラが得られ
る。
【0019】カメラが備えるべきオートフォーカス装
置の投光用レンズを採光窓と共用すると共に、この投光
用光路のためのスペースをミラーへの光路のスペースと
共用するので、カメラの大きさを変更することなく上記
高性能のファインダーを実現することが可能となりカメ
ラのコンパクト化に寄与する。
【0020】同様の理由より既存のスペースを利用す
るので、特別な成形が不要であり、しかも採光窓と投光
用レンズを一体成形すれば部品点数及び組み立ての工程
も増加することなく、低コストで上記高性能のファイン
ダーを実現することが可能となる。
【0021】作用の項で述べたように、採光窓を投光
用レンズと共用してもオートフォーカス装置の機能を何
ら害することない。
【0022】ミラーに通過部を設けたので、実施例の
項で述べたように光路をふさぐことなくターゲットフレ
ームの形成にLEDを利用することが可能となり、しか
もこの通過部自体は投光用光路と共用しているのでスペ
ースや部品点数及び組み立ての工程を増加することな
く、低コストで効果的なターゲットフレームを形成する
ことが可能となる。
【0023】上記の結果、LED等の光源を利用す
れば、その特性よりターゲットフレームの色彩を任意に
選択することも可能となり、しかも通電を停止すること
により消去することも可能なので、これらを利用して使
用者への各種メッセージとして利用することができカメ
ラの操作性を高めることができる。
【0024】上記と同様の理由より、ターゲットフ
レームの位置合わせや大きさの調整をレチクルと独立し
て行えるのでカメラの製造工程での生産性を高めること
ができる。
【0025】レチクルは投光用レンズの周囲に配され
るので、実施例の項で述べたようにレチクルの表示に液
晶を利用することが可能となり、レチクルの変更や切り
換えを電気的に容易に行うことができ、特にマクロ撮影
機能やパノラマ撮影機能を備えたカメラのファインダー
の表示性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のファインダー装置の光学系の断面
図。
【図2】従来技術の採光窓式のファインダー装置の光学
系の断面図。
【図3】従来技術のアルバダ式のファインダー装置の光
学系の断面図。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 接眼レンズ 3 投光用レンズ 4 採光窓 5 ミラー 6 ハーフミラー 7 レチクル 8 通過部 9 (オートフォーカス装置の)光源 10 (ターゲットフレーム表示用の)光源 24 受光用レンズ 25 受光素子

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ及び接眼レンズを有するファ
    インダー光学系と、表示を配した採光窓よりミラー及び
    ハーフミラーを介して外光をこのファインダー光学系に
    入射させる表示光学系からなるファインダー装置におい
    て、採光窓をオートフォーカス装置の投光用レンズの周
    囲に配すると共に、ここにレチクルを配し、一方、ミラ
    ーの裏面にオートフォーカス装置の光源を配すると共
    に、ミラーの中心にこの光源からの光路を確保するため
    の光の通過部を設け、更にミラーの裏面にターゲットフ
    レーム表示用の光源を配し、ミラー中心の通過部よりハ
    ーフミラーに向けて投光することを特徴とするファイン
    ダー装置。
  2. 【請求項2】 採光窓を投光用レンズと同一光軸上に一
    体化した請求項1記載のファインダー装置。
  3. 【請求項3】 投光用レンズの周囲に鍔部を一体成形
    し、この鍔部にレチクルを配した請求項1又は2記載の
    ファインダー装置。
JP1993047996U 1993-08-12 1993-08-12 ファインダー装置 Expired - Lifetime JP2605191Y2 (ja)

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JPH0714444U JPH0714444U (ja) 1995-03-10
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