JPH06108705A - 外塀の組立て方法 - Google Patents

外塀の組立て方法

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JPH06108705A
JPH06108705A JP28044792A JP28044792A JPH06108705A JP H06108705 A JPH06108705 A JP H06108705A JP 28044792 A JP28044792 A JP 28044792A JP 28044792 A JP28044792 A JP 28044792A JP H06108705 A JPH06108705 A JP H06108705A
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Akio Okada
昭夫 岡田
Kazuharu Togami
一治 砥上
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Sanwa Shutter Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外塀の組立てを簡単かつ迅速に行えるように
する。 【構成】 基礎1から立設するユニツト支柱4の支柱6
に取付けボルト孔6aを穿設する一方、外塀ユニツト8
の中空部に支柱外枠(支柱溝)11を枠組形成し、該支
柱外枠11には、前記取付けボルト孔6a対向位置に取
付けボルト孔11aを穿設し、前記ユニツト支柱4に外
塀ユニツト8を上方から組付けて前記取付け孔ボルト6
a、11a同志をボルト締め固定することでユニツト支
柱4と外塀ユニツト8とを組付けて、この後、外塀ユニ
ツト8のボルト締め位置を外装表面部材10で被覆す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接敷地間を仕切るた
めに建付けられる外塀の組立て方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種外塀は、地面に基礎を施工し、この基礎に鉄筋で補
強するようにして塀本体を築き上げていき、その外表面
にタイル等の表面部材を取付けるようにして組立ててい
た。しかるにこのものでは、塀本体の築き上げ作業に手
間がかかり、作業性に著しく劣るばかりでなく、塀が破
損した場合の補修工事も大変であつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる外塀の組
立て方法を提供することを目的として創案されたもので
あつて、地面に施された基礎から立設せしめた複数の支
柱に、外塀ユニツトに形成される支柱溝を嵌入するよう
にして外塀ユニツトを上方から支柱に組込んだ後、外塀
ユニツトの外面からボルトを螺入して外塀ユニツトを支
柱に固着し、しかる後、外塀ユニツトのボルト螺入位置
を、外装表面部材で被覆して組立てるようにしたことを
特徴とするものである。
【0004】そして本発明は、この構成によつて、塀の
組立てを簡単かつ迅速に行うことができるようにしたも
のである。
【0005】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は外塀立設位置に埋設される
基礎であつて、該基礎1は、掘削した地面に敷栗石搗固
めにより形成した基盤2にコンクリート3を流込んで形
成したものであつて、該コンクリート3の上面には、後
述するユニツト支柱4を支持するための螺子孔をアンカ
ー孔明けゲージ等を用いて位置決めされた状態で穿設
し、該螺子孔に金属拡張アンカー全螺子ボルト5が螺入
されている。一方、ユニツト支柱4は、中空状の四角柱
形状に型成形され取付けボルト孔6aが穿設された支柱
6の基端部に、ベースプレート7が一体的に取付けられ
て形成されているものであり、本実施例においては基礎
1の左右に一対のユニツト支柱4が配設されている。そ
して、ユニツト支柱4は、ベースプレート7の所定の位
置に配設されたボルト7aを前記アンカー全螺子ボルト
5に螺合することで基礎1に固定されるようになつてい
る。このとき、ボルト7aのベースプレート7下面とコ
ンクリート3上面とのあいだには調整ナツト7bが螺合
されていて、支柱6の高さや垂直度の微調整がなされる
ようになつている。
【0006】8は基礎1の上面に立設される外塀ユニツ
トであつて、外塀ユニツト8はフレーム材8aで中空状
に枠組みしたものの外面にサイジング加工を施した下地
材9が一体的に設けられているものであるが、該下地材
9の外面には、凹凸状に成形された取付け部9aが形成
されていて、該取付け部9aに外装表面部材としてタイ
ル材10が貼着されてタイル仕様の外装となつている。
さらに、外塀ユニツト8の下方中空部には、前記ユニツ
ト支柱4に対応する部位に位置して支柱外枠(本発明の
支柱溝)11が枠組み形成されるとともに、前記支柱6
に穿設された取付けボルト孔6aの対応位置にこれと同
様な取付けボルト孔11aがサイジング下地材9まで貫
通される状態で穿設されているが、該位置の外面に設け
られるタイル材10には穿設されておらず、しかもタイ
ル材10は下地材9に対して着脱自在となるように設定
されている。そして、外塀ユニツト8を、その上面に設
けたフツク部8bにより吊り上げて、ユニツト支柱4の
上方からユニツト支柱4に外塀ユニツト8の支柱外枠1
1が外嵌するようにして組込まれることになるが、この
とき、外塀ユニツト8の取付けボルト孔11a位置のタ
イル材10は取外されている。そして、この状態で外塀
ユニツト8の取付けボルト孔11aと支柱6の取付けボ
ルト孔6aとを位置合せして固定ボルト12でボルト締
め固定し、しかる後に、該固定ボルト12螺入位置のタ
イル材10を所定位置に貼着することで、ユニツト支柱
4と外塀ユニツト8とが組付け固定されるように構成さ
れている。
【0007】このように組付けられた外塀ユニツト8の
上面には、断面略コ字形状に形成された笠木13が取付
けられることになるが、笠木13の両脚辺の先端縁部は
内側に向けて折曲された係止辺13a、13bに形成さ
れている。そして、基礎1に組付け固定された外塀ユニ
ツト8の上面に断面略コ字形状の固定金具14を一体的
に螺子止め固定し、該固定金具14の脚辺14a、14
bに、笠木13の脚辺を強制的に押し込むことで係止辺
13a、13bが脚辺14a、14bに係止されて、こ
れによつて、笠木13が外塀ユニツト8の上面に設けら
れるようになつている。
【0008】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、外塀を立設しようとした場合に、前述したよう
に、立設予定地を掘削して基礎1を形成し、該基礎1に
ユニツト支柱4を一体的に固定した後、該ユニツト支柱
4の上部から外塀ユニツト8を組付けて、外塀ユニツト
8に形成した支柱外枠11が支柱6に嵌合する状態と
し、この状態で、外塀ユニツト8の取付けボルト孔11
aとユニツト支柱6の取付けボルト孔を位置合せして固
定ボルト12により固定して組付ければよいことにな
り、従来の、基礎に塀本体を積み上げていくものと異な
り、作業を極めて簡短かつ迅速に行いえて作業性の良い
ものとすることができるうえ、ユニツト同志を組付ける
構成であるので、塀が破損したような場合であつても簡
単に補修を行えることになる。しかも、このものでは、
外装表面部材であるタイル材10は下地材9に対して着
脱自在となつており、外塀ユニツト8とユニツト支柱4
とをボルト締め固定する前に、予めこれを取外し、そし
てボルト締め固定した後にタイル材10を貼着すること
で、ボルト締め固定部を被覆することができ、外観を損
うようなことが全くないものとすることができる。
【0009】しかも、このものでは、ユニツト支柱4が
基礎1に取付けられる場合に、ベースプレート7を基礎
に固定するためのボルト7aに調整ナツト7bが設けら
れており、基礎1からのユニツト支柱4の高さや垂直度
の微調整ができるように構成されているうえ、支柱高さ
は、基礎1に埋設されるアンカー全螺子ボルト5の螺子
孔深さを調整することで、この結果、外塀立設位置に既
に別な基礎があるような場合であつても、これを有効に
利用してユニツト支柱4を取付けることができるように
なつており、さらに都合が良い。
【0010】尚、本発明は上記実施例に限定されること
は勿論なく、外塀形状はどの様な形状のものでも良く、
図5に示す第二実施例に示す如く、外塀形状が平面視ク
ランク状に構成されているものの場合では、第一実施例
と同様にして基礎1をクランク状に形成し、ユニツト支
柱4を、基礎1の両端部およびコーナー部の都合四箇所
に設けて、これに対応して形成した断面クランク形状の
外塀ユニツト15の中空部に形成された支柱外枠15a
を外嵌してボルト締め固定し、この後、該ボルト締め固
定位置のタイル材10を貼着することで組付けることが
できる。この様に、外塀ユニツトの形状は前記実施例に
限られることなく、平面視鈍角状に折曲されたもの、湾
曲状のもの等何れの形状にも対応することができ、要
は、基礎に設けたユニツト支柱が外塀ユニツトの中空部
に内嵌固定されるように構成し、該固定部が外装表面部
材で被覆される構成であれば良い。
【0011】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、外塀を立設しようとした場合に、
立設予定地を掘削して基礎を形成し、該基礎にユニツト
支柱を一体的に固定した後、該ユニツト支柱の上方から
外塀ユニツトを組込んで、外塀ユニツトに形成された支
柱溝が支柱に嵌入する状態とし、この状態で、外塀ユニ
ツトとユニツト支柱とを位置合せし、ボルト締め固定し
て組付ければよいことになり、従来の、基礎に塀本体を
積み上げていくものと異なり、作業を極めて簡単かつ迅
速に行うことができて作業性の良いものとすることがで
きるうえ、ユニツト同志を組付ける構成であるので、塀
が破損したような場合であつても簡単に補修を行えるこ
とになる。しかも、このものでは、外装表面部材が外塀
ユニツト対して着脱自在となつており、外塀ユニツトと
ユニツト支柱とをボルト締め固定する前に、予めこれを
取外し、そしてボルト締め固定した後に外装表面部材を
貼着することで、ボルト締め固定部を被覆することがで
き、外観を損うようなことが全くないものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外塀ユニツトの基礎への組付けを示す一部を切
欠いた説明分解斜視図である。
【図2】外塀ユニツトの一部縦断面図である。
【図3】外塀ユニツトの一部拡大斜視図である。
【図4】外塀ユニツトの一部縦断面図である。
【図5】第二実施例を示す外塀ユニツトの基礎への組付
け状態を示す説明分解斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎 4 ユニツト支柱 6 支柱 6a 取付けボルト孔 7 ベースプレート 8 外塀ユニツト 9 下地材 10 タイル材 11 支柱外枠 11a 取付けボルト孔 12 固定ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に施された基礎から立設せしめた複
    数の支柱に、外塀ユニツトに形成される支柱溝を嵌入す
    るようにして外塀ユニツトを上方から支柱に組込んだ
    後、外塀ユニツトの外面からボルトを螺入して外塀ユニ
    ツトを支柱に固着し、しかる後、外塀ユニツトのボルト
    螺入位置を、外装表面部材で被覆して組立てるようにし
    たことを特徴とする外塀の組立て方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6557830B2 (en) * 2000-03-17 2003-05-06 Michael J. Sutter Prefabricated masonry fence system and method for constructing same
GB2443822A (en) * 2006-11-20 2008-05-21 Ian Butcher Lightweight exterior panel structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6557830B2 (en) * 2000-03-17 2003-05-06 Michael J. Sutter Prefabricated masonry fence system and method for constructing same
GB2443822A (en) * 2006-11-20 2008-05-21 Ian Butcher Lightweight exterior panel structure

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