JP2642598B2 - 組立階段の壁柱用のpc基礎 - Google Patents

組立階段の壁柱用のpc基礎

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JP2642598B2
JP2642598B2 JP6171048A JP17104894A JP2642598B2 JP 2642598 B2 JP2642598 B2 JP 2642598B2 JP 6171048 A JP6171048 A JP 6171048A JP 17104894 A JP17104894 A JP 17104894A JP 2642598 B2 JP2642598 B2 JP 2642598B2
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一夫 武井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋外及び屋内等に構築さ
れる組立階段の壁柱用のPC基礎に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築現場において労働力を集約して建物
を構築することは、熟練作業員の慢性的な不足から困難
な場合がある。そのため、近年は鉄筋コンクリート構造
物の各部材、すなわち、柱、梁、壁、床材等をプレキャ
スト化して熟練作業者でなくとも容易に構造物の構築が
できるようにしている。
【0003】このような鉄筋コンクリート構造物の重要
な部位のひとつに屋外階段があるが、この構築は最も工
程数を必要とするため鉄骨階段が主流となっている。し
かし、この鉄骨階段は見栄えが悪く、グレードの高いマ
ンション等には使用できず、しかも定期的なメンテナン
スを必要とするばかりでなく、歩行音や歩行振動が大き
くかつ伝搬しやすいという欠点があった。
【0004】そこでこの鉄骨階段に代わる屋外階段とし
て、プレキャスト鉄筋コンクリート製の部材を組み合わ
せて構築する組立階段が考え出されている。この組立階
段は、図7に示すように、段板20と壁柱30と梁材4
0とが一体形成され、踊り場板50が梁材40で支持さ
れ、また前記壁柱30が現場打ちコンクリート製の基礎
60で支持されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような組立階段を構築する場合は、壁柱を支持する基礎
を現場打ちによる在来工法で構築していた。そのため、
この組立階段の構築おいて多くの時間と手間を壁柱を支
持する基礎の構築にあてなければならず非効率的であっ
た。
【0006】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、壁柱を支持する基礎をPC
化してその構築を効率的に行なうことのできる組立階段
の壁柱用のPC基礎を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、組立階段の壁柱を支持する適宜大きさの基
礎であり、基礎本体の上端面にジョイントボルトが突設
され、下端面には耐圧盤との接続を行なう接続脚が突設
され、側面にはPC段板をボルト接合するための固定金
具が埋設されたこととし、前記耐圧盤が現場打ちコンク
リート又はプレキャストコンクリートで構築されたこ
ある。
【0008】
【作用】上記の構成のごとく組立階段の基礎をPC基礎
としたことにより、該PC基礎上に壁柱を組み立てて組
立階段を組み上げることができるので、組立階段の組立
作業を容易かつ効率的に行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のPC基礎の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1はPC基礎の斜視図、図
2は同正面図である。
【0010】PC基礎1は、図1及び図2に示すよう
に、プレキャスト鉄筋コンクリート製の基礎本体2の上
部に壁柱との接合を行なうジョイントボルト3が埋設さ
れ、このジョイントボルト3の上部が基礎本体2の上面
から突出している。またこの基礎本体2の下端面には耐
圧盤4との接合を行なう接続脚5が一対突設されてい
る。
【0011】さらにこの基礎本体2の側面にはPC段板
6をボルト接合するための固定金具7が一方の対角にそ
って適宜間隔ごとに埋設されている。
【0012】この固定金具7は、図3に示すように、コ
字形の固定プレート7aとこの固定プレート7aの両側
に溶接したアンカー筋7bとから構成されている。固定
プレート7aは側板7c間に補強板7dが設けられ、こ
補強板7dと前板7eとにボルト挿入孔7fが穿孔さ
れている。またアンカー筋7bは固定プレート7aを所
定位置に固定するものであり、環状に形成されている。
【0013】この固定金具7は、前板7eを壁面から露
出させた状態で基礎本体2に埋設され、その後部の基礎
本体2にはボルトの螺合作業を行なう作業空間8bが形
成されている。よって、PC段板6は、踏み段9に挿入
したボルト10を固定プレート7aに螺合することによ
り、基礎本体2に取り付けられる(図4)。
【0014】次に、このPC基礎の組立方法について説
明する。これは、図5に示すように、耐圧盤4の上に立
設するものであるが、まず初めに地盤11を根切りして
割ぐり石12の上に捨てコンクリート13を打設する。
【0015】次にこの捨てコンクリート13の上面にレ
ベル調整用のモルタル14を打設し、このモルタル14
の上に接続脚5を載せてPC基礎1を自立させる。
【0016】そしてこの接続脚5の周囲に鉄筋15を配
筋するとともに、基礎本体2下面の鉄筋2aを前記鉄筋
15内に配筋してコンクリートを打設して耐圧盤4を形
成する。よって、前記基礎本体2が耐圧盤4上に立設し
た状態となる。
【0017】そして、図6に示すように、この基礎本体
2の上に壁柱8が継ぎ合わされ、その両側面にPC段板
6が方向を違えて交互に取り付けられ、これら一方のP
C段板6の上段部と他方のPC段板6の下段部とが壁柱
8の短辺側両端部の踊り場板16で接続されて組立階段
が組立形成される。また建屋側の踊り場板16は建屋の
廊下床板17に接続されて支持されている。
【0018】また、耐圧盤4がプレキャストコンクリー
トである場合は、PC基礎1として予め工場等で製造
て現場において建て込むものとする。
【0019】そしてその建て込み方法は、前記と同様に
根切り底に割ぐり石12を敷設し、その上に捨てコンク
リート13を打設し、該捨てコンクリート13の上にP
C基礎1を建て込むものとする。
【0020】
【発明の効果】基礎本体の上端面にジョイントボルトが
突設され、下端面には耐圧盤との接続を行なう接続脚が
突設され、側面にはPC段板をボルト接合するための固
定金具が埋設されたことにより、PC基礎上に壁柱を組
み立てて組立階段を組み上げることができるので、組立
階段の組立作業を容易かつ効率的に行なうことができ
る。
【0021】耐圧盤が現場打ちコンクリート又はプレキ
ャストコンクリートで構築されることにより、部材点数
をより少なくして組立作業を容易にすると共に、見栄え
良い組立階段を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PC基礎の斜視図である。
【図2】PC基礎の正面図である。
【図3】(1)は固定金具の正面図、(2)は同縦断
面、(3)は(1)図のI−I線断面図である。
【図4】(1)はPC段板を取り付けたPC基礎の縦断
面図、(2)は同横断面図である。
【図5】耐圧盤を形成したPC基礎の斜視図である。
【図6】PC基礎の組立方法を示す断面図である。
【図7】従来の組立階段の斜視図である。
【符号の説明】
1 PC基礎 2 基礎本体 3 ジョイントボルト 4 耐圧盤 5 接続脚 6 PC段板 7 固定金具 8 壁柱 9 踏み段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立階段の壁柱を支持する適宜大きさの
    基礎であり、基礎本体の上端面にジョイントボルトが突
    設され、下端面には耐圧盤との接続を行なう接続脚が突
    設され、側面にはPC段板をボルト接合するための固定
    金具が埋設されたことを特徴とする組立階段の壁柱用の
    PC基礎。
  2. 【請求項2】 前記耐圧盤が現場打ちコンクリート又は
    プレキャストコンクリートで構築されることを特徴とす
    る組立階段の壁柱用のPC基礎。
JP6171048A 1994-07-22 1994-07-22 組立階段の壁柱用のpc基礎 Expired - Fee Related JP2642598B2 (ja)

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