JPH06108520A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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JPH06108520A
JPH06108520A JP26030592A JP26030592A JPH06108520A JP H06108520 A JPH06108520 A JP H06108520A JP 26030592 A JP26030592 A JP 26030592A JP 26030592 A JP26030592 A JP 26030592A JP H06108520 A JPH06108520 A JP H06108520A
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washing
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nozzle
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Hideki Furukawa
川 秀 記 古
Akira Ishida
田 明 石
Shinji Kawai
合 伸 治 川
Yuji Yamaguchi
口 裕 二 山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 使用者に不快感を与えることなく、使用者の
洗浄開始操作に対する応答性の向上を図ることを目的と
する。 【構成】 給水源20と、給水源20からの洗浄水を貯
蔵する温水タンク24と、シリンダ30により洗浄位置
と収納位置との間を変位可能に支持され且つ水圧と戻し
バネとにより往復変位される洗浄ノズル15と、温水タ
ンク24から洗浄ノズル15へ洗浄水を制御する開閉弁
25と、温水タンク24から洗浄ノズル15へ洗浄水を
導く水路中に設置され、洗浄ノズル15を温水タンク2
4とドレンポート26b,26b1とに択一的に連通す
るための切換弁25と、切換弁25のドレンポート26
b,b1から流下する洗浄水を便器11内へ導くようシ
リンダ30に固設された樋部材40とを備えたもので
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、人体局部洗浄
装置に関し、特に洗浄ノズルが水圧と戻しバネとにより
洗浄位置と収納位置との間を往復変位される人体局部洗
浄装置における洗浄終了時のシリンダ内洗浄水の排水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば、特
開昭63−192925号公報に開示されたものがあ
る。この人体局部洗浄装置においては、洗浄時は3ポー
ト2位置切換弁よりシリンダの入口と温水タンクとを連
通させると共にシリンダの入口とドレンポースとを遮断
し、シリンダ内の洗浄ノズルは水圧により戻しバネに抗
して作用位置へ変位され、洗浄水が洗浄ノズルから噴出
する。また、洗浄終了時は同切換弁温水タンクと入口と
の間の水路を閉じると共にシリンダの入口とドレンホー
スとを連通され、洗浄ノズルは戻しバネによりシリンダ
内の残留洗浄水をドレンホースへ押し流しながら収納位
置へ戻される。ドレンホースは上記残留洗浄水を便器内
へ導く。
【0003】また、上記公開公報には記載されていない
が、切換弁内やシリンダへの水路内の冷えた残留水は洗
浄時に洗浄ノズルが洗浄位置へ変位するまでの行程にて
排出通路から便器内へ排出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドレンホース
は一般的に小径のものであり、上記切換弁の配置等の影
響により一般的に屈曲した状態に配置されている。その
ため、ドレンホースの末端開口から内部に空気が入り難
く、洗浄終了時にドレンホース内の洗浄水が完全に排出
されるまでの時間が長く、便器内の汚物を流出させた後
にドレンホースから洗浄水が便器内へ滴る音が使用者に
不快感を与えると言う問題があった。
【0005】また、切換弁内やシリンダへの水路内の冷
えた残留水は洗浄時に洗浄ノズルが洗浄位置へ変位する
までの行程にて排出通路から便器内へ排出するため、シ
リンダへの洗浄水の供給開始時点から洗浄ノズルが洗浄
位置に到達するまでにロス時間があり、使用者の洗浄開
始操作に対する応答性が悪いと言う問題があった。
【0006】そこで、この出願の請求項1の発明は、上
記2つの問題のうちの前者を解消することをその技術的
課題とし、請求項2の発明は、上記2つの問題を解消す
ることをその技術的課題とする。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るため、請求項1の発明は、給水源と、該給水源からの
洗浄水を貯蔵する温水タンクと、シリンダにより洗浄位
置と収納位置との間を変位可能に支持され且つ水圧と戻
しバネとにより往復変位される洗浄ノズルと、前記温水
タンクから該洗浄ノズルへの洗浄水の供給を制御する開
閉弁と、前記温水タンクから該洗浄ノズルへ洗浄水を導
く水路中に設置され、洗浄ノズルを温水タンクとドレン
ポートとに択一的に連通するための切換弁と、前記切換
弁の前記ドレンポートから流下する洗浄水を便器内へ導
く前記シリンダに固設された樋部材とを備えた構成とし
た。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
の構成に加えて、切換弁がバキュームブレーカを備えた
構成とした。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、切換弁のドレンポートか
ら流出する洗浄水をシリンダに固設の樋部材により便器
内に導くもので、樋部材への空気の侵入が自由であるた
め、ドレンポートからの流出洗浄水は便器内の汚物の流
出が完了するまでの間に速やかに便器内へ排出されるの
で、不快音は解消するものである。
【0011】また、請求項2の発明では、切換弁のバキ
ュームブレーカにより洗浄終了時に切換弁内に空気が侵
入し、切換弁,シリンダへの水路および洗浄ノズル内の
残留洗浄水が排出されるので、次回の洗浄時には冷水の
排出が不要であり、使用者の洗浄開始操作に対してロス
時間を伴うことなく応答させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付した図面に基
づいて詳細に説明する。
【0013】図1において、人体局部洗浄装置10は、
便器11の後方上端面に配設されるケーシング12を備
えており、ケーシング12には便座13および便蓋14
の後端部が回動可能に配設されている。人体局部洗浄装
置10は、適温の洗浄水を噴出して肛門もしくはビデ洗
浄を行うノズル洗浄装置、温風を噴き出して洗浄後の局
部を乾燥させる温風乾燥装置、便座13を所望の温度に
温める暖房便座装置等が配設されている。ケーシング1
2内の制御装置(図示省略)は、トイレ壁面(図示省
略)に備えるリモコン装置(図示省略)を有するように
なっている。またリモコン装置からの光信号を受ける受
光部を有し、受光した光信号に応じてノズル洗浄装置1
5等を作動させるようになっている。
【0014】図2乃至図3を参照すると、給水源20に
は流路21を介して肛門およびビデ洗浄用ノズル31,
32 が連結されている。流路21上には上流側(給水
源側)より図示しない止水弁等が配設され、開閉弁2
2,流量調整弁23,温水タンク24,切換弁25が配
設されている。
【0015】温水タンク24内は、図示しないヒータに
より加熱される洗浄水の温度を、常時、温水タンク24
の上側の図示しないサーモセンサにより検知し、検知さ
れた洗浄水の温度を電気信号として、図示しない制御装
置に伝達するようになっている。制御装置は、サーモセ
ンサからの信号に応じて、適宜、ヒータへの通電を断続
して、サーモセンサにより検知された洗浄水の温度を一
定に保つようになっている。また、温水タンク24の上
方には一体的に給水口(図示省略)と流入管(図示省
略)および弁27aからなるバキュームブレーカ27が
配設されている。
【0016】また図5を参照すると、バキュームブレー
カ27の上には排水通路28が設けられており、その排
水通路28はネジにて取り付けられており、その先端に
は穴28aが形成され、その穴28aとアッパーガイド
33との間には切換弁25に形成された穴25cにより
バキュームブレーカ27からの水をアッパーガイド33
へ通じようになっており、バキュームブレーカ27の残
留水は後述する樋40を経て排出されるようになってい
る。
【0017】切換弁25は、2つの電磁弁26より構成
されている。その電磁弁26は、3ポート2位置弁の電
磁弁(以下、三方向電磁弁とする)からなっており、肛
門洗用の洗浄ポート26aおよびドレンポート26b
と、ビデ洗浄用の洗浄ポート26a1およびドレンポー
ト26b1とから構成されている。洗浄用ポート26
a,26a1を肛門洗浄用ノズル31およびビデ洗浄用
ノズル32と流路21aを介して連結しており、ドレン
ポート26b,26b1を後述するアッパーガイド33
を介して後述する樋部材40と間接的ではあるが直接に
通じている。またアッパーガイド33は、図4に示す如
く肛門洗浄用ノズル31およびビデ洗浄用ノズル32の
各々に設けており、各々のノズル31,32および三方
向電磁弁26の残った洗浄水を樋部材40に誘導するよ
うにケーシング12内に配設され、溝32aおよびポー
ト32bが形成されている。
【0018】また、肛門洗浄用ノズル31またはビデ洗
浄用ノズル32は、シリンダ30により洗浄位置と収納
位置との間に変位可能に支持されており、水圧と戻しバ
ネ(図示省略)とにより往復変位するように配設してい
る。シリンダ30には固設された図2に示す如く樋部材
40が設けられている。樋部材40は、夫々のアッパー
ガイド33から水が流れてくる位置になるように設けら
れている。樋部材40の溝の深さは約10mmに形成さ
れている。また図2には肛門洗浄用ノズル31だけでビ
デ洗浄用ノズル32を記載していないが、ビデ洗浄用ノ
ズル32も同様に樋部材40が形成されている。肛門洗
浄用ノズル31またはビデ洗浄用ノズル32は、スイン
グ型のものでも伸縮型のもの(水圧騒動、電気モータ騒
動)でも良い。
【0019】次に本実施例の作動を詳細に説明する。
【0020】人体局部洗浄装置10の使用時に図示しな
い操作スイッチがオンされると制御装置により開閉弁2
2および流量調整弁23が開かれて給水源20から吐出
された水が、圧力調整弁により所定の圧力まで減圧され
た後、流路21を通って温水タンク24に圧送されると
ともに温水タンク24内に流入される水圧により弁が上
昇してバキュームブレーカ27内を密にする。温水タン
ク24に水圧が圧送された時、この水圧は、図示しない
ヒータにより温められた洗浄水を押し出す。押し出され
た洗浄水は、切換弁25が肛門洗浄に切り換えられてい
る時には、肛門洗浄用ノズル31の三方向電磁弁26の
洗浄ポート26aが開となり、流路21aを通じてケー
シング12内に延在している肛門洗浄用ノズル31を経
て洗浄水が噴出する。
【0021】使用後になると操作スイッチがオフされる
と、三方向電磁弁26の洗浄ポート26aとドレンポー
ト26bと連通するようになり、三方向電磁弁26内の
給水圧はなくなり、それに伴ってバキュームブレーカ2
7の弁27aは外部から圧が加えられ下降し洗浄ポート
26aとドレンポート26bとはつうつう状態となる。
更に肛門洗浄用ノズル31は戻しバネによりシリンダ3
0内に収納される。この時、肛門洗浄用ノズル31内の
残留水はシリンダ30とノズルとの隙間から少量の残留
水が排出されると共にドレンポート26bを通じて肛門
洗浄側のアッパーガイド33により残留水を樋40へ誘
導してアッパーガイド33を介して肛門洗浄側の樋部材
40から便器11内に排出される。
【0022】また三方向電磁弁26の給水圧がなくなる
ことで、バキュームブレーカ27の弁が下降してバキュ
ームブレーカ27内に残っていた洗浄水が排水通路28
を通り三方向電磁弁26の穴26cを通じてアッパーガ
イド33を介して樋部材40を経て便器11内に排出さ
れる。
【0023】または、切換弁9がビデ洗浄に切り換えら
れている時には、三方向電磁弁26の洗浄ポート26a
1が開となり、流路21a1を通じてケーシング12内
に延在しているビデ洗浄用ノズル31を経て噴出する。
【0024】使用後になると操作スイッチがオフされる
と三方向電磁弁26の洗浄ポート26a1とドレンポー
ト26b1と連通するようになり、三方向電磁弁26内
の給水圧はなくなり、それに伴ってバキュームブレーカ
27の弁27aは外部から圧が加えられ下降し、洗浄ポ
ート26a1とドレンポート26b1とはつうつう状態
となる。更に戻しバネによりビデ洗浄用ノズル32はシ
リンダ30内に収納される。この時、ビデ洗浄用ノズル
32内の残留水はシリンダ30とノズルとの隙間が少量
の残留水が排出されると共にドレンポート26b1を通
じてビデ洗浄側のアッパーガイド33により残留水を樋
部材40へ誘導してアッパーガイド33を介してビデ洗
浄側の樋部材40から便器11内に排出される。
【0025】また三方向電磁弁26内の給水圧がなくな
ることで、バキュームブレーカ27の弁が下降してバキ
ュームブレーカ27内に残っていた洗浄水が排水通路2
8を通り三方向電磁弁26の穴26cを通じてアッパー
ガイド33を介して樋部材40を経て便器11内に排出
される。
【0026】
【発明の効果】以上、述べたように、請求項1の発明で
は、切換弁のドレンポートから流出する洗浄水をシリン
ダに固設の樋部材により便器内に導くもので、樋部材へ
の空気の侵入が自由であるため、ドレンポートからの流
出洗浄水は便器内の汚物の流出が完了するまでの間に速
やかに便器内へ排出されるので、不快音は解消するもの
である。
【0027】また、請求項2の発明では、切換弁のバキ
ュームブレーカにより洗浄終了時に切換弁内に空気が侵
入し、切換弁,シリンダへの水路および洗浄ノズル内の
残留洗浄水が排出されるので、次回の洗浄時には冷水の
排出が不要であり、使用者の洗浄開始操作に対してロス
時間を伴うことなく応答させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる人体局部洗浄装置の外観斜視図
である。
【図2】本発明に適用された排出手段の部分詳細図であ
る。
【図3】本発明に係わる一実施例のシステム図である。
【図4】本発明に係わるアッパーガイドの正面図であ
る。
【図5】本発明に係わるバキュームブレーカの排水通路
の上面図である。
【符号の説明】
10 人体局部洗浄装置 11 便器 12 ケーシング 13 便座 14 便蓋 15 洗浄装置 20 給水源 21,21a 流路 22 開閉弁 23 流量調整弁 24 温水タンク 25 水路切換装置(切換弁) 26 電磁弁(三方向電磁弁) 26a,a1 洗浄ポート(水路ポート) 26b,b1 ドレンポート(水路ポート) 26c 穴 27 バキュームブレーカ、27a 弁 28 排水通路、28a 穴 30 シリンダ 31 肛門洗浄ノズル 32 ビデ洗浄用ノズル 33 アッパーガイド 40 樋部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 口 裕 二 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水源と、 該給水源からの洗浄水を貯蔵する温水タンクと、 シリンダにより洗浄位置と収納位置との間を変位可能に
    支持され且つ水圧と戻しバネとにより往復変位される洗
    浄ノズルと、 前記温水タンクから該洗浄ノズルへの洗浄水の供給を制
    御する開閉弁と、 前記温水タンクから該洗浄ノズルへ洗浄水を導く水路中
    に設置され、洗浄ノズルを温水タンクとドレンポートと
    に択一的に連通するための切換弁と、 前記切換弁の前記ドレンポートから流下する洗浄水を便
    器内へ導くよう前記シリンダに固設された樋部材とを備
    えた人体局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記切換弁がバキュームブレーカを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の人体局部洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004251015A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Aisin Seiki Co Ltd 温水洗浄便座装置
KR200458349Y1 (ko) * 2009-06-30 2012-02-15 주식회사 엔씨엠 비데 물통의 세척수 배출장치
JP2014196629A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 Toto株式会社 衛生洗浄装置
CN108561590A (zh) * 2018-04-19 2018-09-21 厦门融技精密科技有限公司 智能冲洗盖板结构

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CN108561590B (zh) * 2018-04-19 2023-10-13 厦门融技精密科技有限公司 智能冲洗盖板结构

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