JPH0610834B2 - フイルム販売・プリント受付機 - Google Patents

フイルム販売・プリント受付機

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JPH0610834B2
JPH0610834B2 JP12177487A JP12177487A JPH0610834B2 JP H0610834 B2 JPH0610834 B2 JP H0610834B2 JP 12177487 A JP12177487 A JP 12177487A JP 12177487 A JP12177487 A JP 12177487A JP H0610834 B2 JPH0610834 B2 JP H0610834B2
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film
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sales
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正平 山本
幸一 宮澤
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフイルム販売・プリント受付機に係り、特に撮
影済みフイルムの現像及びプリント等を受付けるための
プリント受付機能と未撮影フイルムを販売するためのフ
イルム販売機能との両機能を備えたフイルム販売・プリ
ント受付機に関する。
〔従来の技術〕
一般に、フイルムはスプールに巻き取られてパトローネ
内に装填されており、このパトローネからフイルムを引
き出してカメラに装填して撮影を行ない、撮影を終了し
た後にスプールに巻き取ってパトローネ毎現像所へ持ち
込んで現像及びプリントの注文を行なっている。この場
合現像所では、一般的には受付伝票に係員が手作業で受
付日付、注文者名、仕上り日及びプリント枚数等の必要
な事項を記入し、控伝票を注文者に渡している。
このような現像及びプリントの受付の効率化を図るため
に、撮影済みフイルムの同時プリント受付を行なう自動
フイルム受付機を備えた無人写真店システムが提案され
ている(特開昭61−228592号公報)。この無人
写真店システムは、フイルム投入口からフイルムを投入
するとフイルムが投入された順に格納されると共に預か
り証を発行してプリントを受付けるフイルム受付機と、
選択ボタンの操作によってフイルムを販売する販売機
と、プリント受渡機とを並列して構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の無人写真店システムでは、フイル
ムを販売する自動販売機やフイルム受付機等の異なる機
能を備えた装置を複数個単に併設したのみであるため、
広い設置場所が必要になると共に操作性が悪い、という
問題がある。ここの問題点は、1つの装置にフイルム販
売機能とプリント受付機能とを持たせることで解決でき
るが、単に2つの機能を1つの装置に持たせたのみで
は、途中でプリント受付を中止してフイルム販売に切換
えた場合等に、フイルム投入口が開放されたままの状態
になる等のドラブルが発生するため、プリント受付の機
会が減少する。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、プリ
ント受付を途中で中止した場合等においても注文者に対
して不都合がなくなるようにすると共にプリント受付の
機会を減少させないようにしたフイルム販売・プリント
受付機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、所定額の貨幣が投
入されることによってフイルムの販売とプリントの受付
との何れも行なうフイルム販売・プリント受付機におい
て、販売されているフイルムを選択する選択手段と、プ
リントの受付開始指令を入力するための入力手段と、入
力された受付開始指令に基づいて次の操作を指示する指
示手段と、前記次の操作が指示されてから所定時間内に
前記次の操作が行なわれたか否かを判断する判断手段
と、前記所定時間内に前記次の操作が行なわれないとき
に投入された前記貨幣を返却する返却手段と、前記所定
時間内に前記次の操作が行なわれないときにフイルム販
売・プリント受付機を受付待ち状態に復帰させる復帰手
段と、を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、選択手段によって販売されているフイ
ルムの種類を選択することによりフイルムの販売が行な
われる。また、入力手段からプリントの受付開始指令を
入力することによってプリントの受付が開始され、指示
手段によって次に操作すべき内容が指示される。判断手
段は、指示手段によって次の操作が指示されてから所定
時間内にこの操作が行なわれたか否かを判断する。返却
手段は、所定時間内にこの操作が行なわれないと判断さ
れたときに投入された貨幣を返却する。また復帰手段
は、上記のように所定時間内に操作が行なわれないと判
断されたときにフイルム販売・プリント受付機を受付待
ち状態に復帰させる。このように、所定時間内に次の操
作が行なわれないときに、投入された貨幣を自動的に返
却しているので注文者に不都合が発生することがなく、
また所定時間内に次の操作が行なわれないときにはフイ
ルム販売・プリント受付機を受付待ち状態に復帰させて
いるので途中でプリント受付を中止した場合においても
自動的に受付待ち状態に復帰させることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、プリントの受付を
途中で中止した場合に、自動的に投入された硬貨を返却
して受付待ち状態に復帰させているので、注文者に不都
合を生じさせることなくプリントの受付の機会を減少さ
せないようにすることができる、という効果が得られ
る。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。第1図は本実施例のフイルム販売・プリント受付機
10の外観を示すものである。このフイルム販売・プリ
ント受付機10は、鉛直方向に延在する箱状の本体12
と、本体12の前面に開閉可能に取付けられた蓋14と
を備えている。蓋14の前面には、サイズ、表面仕上
げ、緑の有無等によって分類された複数種類のプリント
見本16が貼着されており、このプリント見本16の各
々に対応してプリント価格及び見本番号を表示したプリ
ント情報表示部17が設けられている。
プリント見本16の下方には、硬貨投入口18及び硬貨
返却レバー20が設けられている。第2図に示すように
この硬貨投入口18から投入された100円等の硬貨5
6は、硬貨通路58を介して金銭装置60に投入される
ように構成されている。この金銭装置60は、投入され
た硬貨の真偽判別と金種選別を行ない、金額を計数し、
必要に応じて返却口62から釣銭等を返却する。なお、
63は投入された硬貨を収納するためのキヤツシユボツ
クスである。そして、硬貨投入口18及び硬貨返却レバ
ー20の下部は、フイルム販売・プリント受付機10の
操作手順等を説明する説明文表示部22となっている。
上記プリント見本16の下方には、販売対象となってい
る複数のフイルムの見本を表示した見本表示部24が設
けられており、必要に応じて見本表示部24で表示され
た見本のフイルムの販売を行なうことができるように構
成されている。このため見本表示部24の下方には、フ
イルム取出口26が設けられており、また見本表示部2
4に表示された見本の何れか一つを選択するためのフイ
ルム選択部25が操作台30上に設けられている。この
フイルム選択部25は、第2図に示すように選択キー2
7と矢印を表示する販売許可ランプ29とが並列に配列
されて構成されている。なお、販売対象となるフイルム
は図示しない貯蔵部に貯蔵されている。
フイルム取出口26と説明文表示部22との間には、引
換券取出口28が設けられており、この引換券取出口2
8から送り出される引換券には、第2図に示す印字装置
66によってプリント注文者の電話番号、プリント枚
数、プリント種類、受付番号、受付日付及び時刻、引渡
日、領収金額等の必要な情報がプリントされるように構
成されている。また、引換券取出口28の近傍には、第
2図に示すように引換券が存在しているか否かを検出す
るリミツトスイツチ等で構成された引換券センサ70が
取付けられている。なお、67はカツターである。
蓋14の長手方向略中央部には、頂面が斜めに傾斜した
状態で前方に突出するように操作台30が設けられてい
る。この操作台30の頂面の左右方向中央部には、現像
及びプリントすべきフイルム、例えばパトローネに装填
された35mmロールフイルムを投入するためのフイルム
投入口32が設けられている。このフイルム投入口32
は、第2図に示すように支点Sを中心として回動する開
閉蓋42によって開閉されるように構成されている。こ
の開閉蓋42の一端には、一端がカム46の外周近傍に
固定された引張コイルばね44の他端が固定されてい
る。このカム46はモータMによって矢印方向に回転さ
れ、カム46の回転によって引張コイルばね44の長さ
を変更することで開閉蓋42を支点Sの回りに回動させ
フイルム投入口32を開閉するように構成されている。
すなわち、引張コイルばね44の長さが長い場合には引
張コイルばね44の復元力によって開閉蓋42に反時計
方向の大きなモーメントが作用するため、開閉蓋42と
操作台30の内面とが接触されこれによってフイルム投
入口32が閉鎖される。一方、引張コイルばね44の長
さが短くなると反時計方向のモーメントが小さくなるた
め開閉蓋42の自重によって開閉蓋42は支点Sを中心
として時計方向に回動し、これによってフイルム投入口
32が開放される。また、操作台30の裏面には、開閉
蓋42によってオンオフされるリミツトスイツチL1、
L2が取付けられている。リミツトスイツチL1はフイ
ルム投入口32が開放されたときに開閉蓋42によって
オンされ、リミツトスイツチL2はフイルム投入口32
が閉鎖されたときに開閉蓋42によってオンされる。上
記フイルム投入口32から投入されたフイルム50は、
フイルム通路48を通って回収装置72に設けられてい
る受付袋に投入される。このフイルム通路48の途中に
は、フイルム通路48を挟むように発光素子52A、5
2Bと受光素子54A、54Bとで各々構成されたフイ
ルム通過センサが2個並列に取付けられている。このフ
イルム通過センサによれば、フイルムが装填されたパト
ローネによって発光素子から出力された光線が遮光され
て受光素子出力が変化することからフイルム50の通過
を検出することができる。また、フイルム通過センサを
2個並列に設けたのは、フイルム50のフイルム通路4
8内への詰まり等を検出するためである。なお、フイル
ム通過センサは、フイルム投入口32の近傍に取付ける
のが好ましいが、フイルム投入口32から故意に異物が
挿入されてこの異物によって誤検出する場合もあるの
で、これらのことを考慮して最適な位置に取付けられ
る。
上記操作台30の頂面のフイルム投入口32の図上右側
には、訂正キーCを備えたキーボート34が配置されて
おり、このキーボート34からプリント注文者の電話番
号、プリントの見本番号等の注文者情報が入力できるよ
うに構成されている。また、フイルム投入口32の近傍
には、フイルム販売・プリント受付機10によってプリ
ントを受付ける場合に注文者によって操作される受付キ
ー40及び各種の情報を確認したときに注文者によって
操作される確認キー38が配置される共に、販売されて
いるフイルムの種類を選択するためのフイルム選択部2
5が配置されている。そして、操作台30のフイルム投
入口の近傍には、次の操作の内容を表示することによっ
て注文者に次の操作を指示する、液晶デイスプレイ等で
構成されたデイスプレイ装置36が配置されている。
次に、第2図を参照して上記実施例の制御装置について
説明する。この制御装置は、RAM、ROM及びCPU
を備えたマイクロコンピユータ64で構成されており、
上述したリミツトスイツチL1、L2、モータM、受光
素子54A、54B、印字装置66、デイスプレイ装置
36、キーボート34、確認キー38、受付キー40、
フイルム選択部25等が接続されると共に、注文者に警
報を発するためのブザー等で構成された警報装置68が
接続されている。また、マイクロコンピユータ64に
は、金銭装置60および受付袋を回収するための回収装
置72に接続されている。なお、65は各種の時間を計
測するためのタイマである。上記マイクロコンピユータ
64のROMには、以下で説明する制御ルーチンのプロ
グラムが予め記憶されている。
以下第3図(1)〜(3)に示す制御ルーチンを説明しながら
本実施例の動作を説明する。なお、デイスプレイ装置3
6は注文者に各種操作の内容を表示によって指示する
が、この表示の内容は次の表に示す通りである。
表 表示1 カラープリント受付中 受付キーを押して下さい。
表示2 コイン投入口から100円を投入して下さ
い。
表示3 お客様の電話番号をテンキーで入力し、正し ければ確認キーを、間違っていれば訂正キー を押してやり直して下さい。
表示4 フイルムを投入口から投入して下さい。
2本迄は投入できます。投入後確認キー を押して下さい。
表示5 引換券をお取り下さい。
ありがとうございました。
表示6 次の操作が行なわれませんでしたので受付を 中断します。受付中の表示がでましたら操作 をやり直して下さい。
表示7 受付中止 フイルム販売はご利用いただけます。
表示8 プリントの種類を番号で入力し、入力後確認 キーを押して下さい。
まず、第3図(1)のステツプ100においてプリント受
付禁止フラグFがセツトされているか否かを判断する。
このプリント受付禁止フラグFは、フイルム販売・プリ
ント受付機10にトラブルが発生したときセツトされ、
このトラブルを解除してリセツトボタンを押したときに
リセツトされる。プリント受付禁止フラグFがセツトさ
れていると判断されたときには、ステツプ102に進ん
で上記表に示した表示7の内容をデイスプレイ装置36
に表示する。次のステツプ104では、硬貨投入口18
から投入された硬貨の金額がプリントの受付を許容する
ために予め設定された所定額(本実施例では、100
円)に達したか否かを判断する。所定額に達していると
きには、ステツプ106においてプリント受付禁止フラ
グFがセツトされているか否かを判断すると共にステツ
プ108において受付キー40が押されたか否かを判断
する。プリント受付禁止フラグFがリセツトされている
状態で受付キー40が押されたときには、所定額の硬貨
が投入されて注文者が受付を開始するために受付キーを
押したと判断してステツプ132へ進む。プリント受付
禁止フラグFがセツトされているときまたは受付キーが
押されなかったときには、ステツプ110においてフイ
ルム販売のために設定されている販売設定価格迄、投入
された硬貨の額が達したか否かを判断する。硬貨が販売
価格迄達していないときにはステツプ102に戻って上
記表示7の内容を表示し、投入された硬貨が販売設定価
格迄達した場合には、ステツプ112においてフイルム
選択部25の販売許可ランプ29を点灯する。この販売
許可ランプ29は、販売対象となっている複数のフイル
ムに応じて各々設けられており、投入された額以下の額
が設定されている販売許可ランプ29の全てが点灯され
る。次のステツプ114とステツプ116では、上記と
同様にしてプリント受付禁止フラグFがリセツトされて
いる状態で受付キー40が押されたか否かを判断し、こ
の判断が肯定のときにはステツプ132へ進み、上記判
断が否定のときにはステツプ118において点灯してい
る販売許可ランプ29に対応する選択キー27が押され
たか否かを判断する。ステツプ118で選択キーが押さ
れたと判断されたときには、ステツプ120においてフ
イルム貯蔵部からフイルム取出口26にフイルムを送り
出し、ステツプ124において返却口62から残金を返
却する。
一方、ステツプ100においてプリント受付禁止フラグ
Fがリセツトされていると判断されたときは、ステツプ
126において表に示した表示1の内容を表示する。次
のステツプ128では、硬貨が投入されたか否かを判断
し、硬貨が投入されたときにはステツプ104へ進み、
硬貨の投入がないときにはステツプ130に進んで受付
キー40が押されたか否かを判断する。受付キー40が
押されたとき、すなわちフイルム販売・プリント受付機
10にプリント受付開始情報が入力された場合には、ス
テツプ132において所定額迄硬貨が投入されたか否か
を判断する。ステツプ132の判断が肯定のときすなわ
ち受付を許容するために設定されている額の硬貨が投入
されたときにはステツプ154へ進み、ステツプ132
の判断が否定のときにはステツプ140において表に示
した表示2の内容を表示し、ステツプ142において3
0秒タイマをセツトする。次のステツプ144では、3
0秒タイマがタイムオーバになったか否かを判断し、タ
イムオーバになったときには、ステツプ146において
表に示した表示6の内容を表示し、ステツプ148にお
いて投入された金額の硬貨を返却処理してステツプ15
0において所定時間(例えば、15秒)経過したか否か
を判断し、所定時間経過する迄は上記表示6の内容を表
示し続け、所定時間経過したときにスタートへ戻る。一
方、ステツプ144の判断が否定のときはステツプ15
2において所定額迄硬貨が投入されたか否かを判断し、
投入されたときにはステツプ154において上記の30
秒タイマをリセツトした後ステツプ156において表に
示した表示3の内容を表示する。
以上の結果、硬貨を販売設定価格以上に投入することに
よってフイルム販売・プリント受付機10のフイルム販
売機能が作動され、受付額以上の硬貨の投入と受付キー
の操作とによってフイルム販売・プリント受付機10の
プリント受付機能が作動される。また、受付キーを押し
たにも拘わらず所定時間以内に受付額以上の硬貨が投入
されなかった場合には、投入された硬貨が返却されると
共にフイルム販売・プリント受付機10が受付待ち状態
に復帰される。
次のステツプ158では(第3図(2))上記と同様にし
て30秒タイマをセツトし、ステツプ160において3
0秒タイマがタイムオーバしたか否かを判断する。ステ
ツプ160の判断が肯定のとき、すなわち表示3の内容
を表示することによって次の操作を指示しにも拘わらず
この操作が行なわれなかった場合には、ステツプ162
において表示6の内容を表示し、ステツプ164におい
て残金返却処理を行なった後、ステツプ166で15秒
経過したと判断される迄上記表示6の内容を表示し続け
る。
ステツプ160において30秒経過していないと判断さ
れたときには、ステツプ168においてテンキーから電
話番号の入力があったか否かを判断し、入力がなければ
ステツプ160へ戻り、電話番号の入力があった場合に
はステツプ170において確認キー38が押されたか否
かを判断する。確認キー38が押されない場合にはステ
ツプ160へ戻り、確認キー38が押されたと判断され
た場合には、ステツプ172において表に示した表示8
の内容を表示することによって次の操作を指示する。ス
テツプ174では、確認キー38が押されたか否かを判
断し、確認キー38が押されたと判断されたときには、
ステツプ176において表示4の内容を表示し、ステツ
プ178におい30秒タイマをセツトし、ステツプ18
0においてモータMを回転することによりフイルム投入
口32を開放する。次のステツプ182では、プリント
受付用に設定されている受付金額に相当する額の硬貨を
取り込んで金銭装置60に保持し、ステツプ184にお
いて残りの額の硬貨を返却口62から返却する。次のス
テツプ186では、上記のようにセツトされた30秒タ
イマがタイムオーバしたか否かを判断し、タイムオーバ
していないときには、ステツプ188において受光素子
54A出力に基づいて1本目のフイルムが投入されたか
否かを判断する。フイルムが投入されないときにはステ
ツプ186へ戻り、フイルムが投入されたと判断された
ときには、ステツプ190においてフイルム50のフイ
ルム通路48への詰まりが発生したか否かを判断する。
この詰まりは受光素子54A、54B出力により判断さ
れ、受光素子54Aによってフイルムの通過が検出され
た後所定時間以内に受光素子54Bによってフイルムの
通過が検出されない場合(受光素子54Aと受光素子5
4Bとの間にフイルムが詰まっている場合)、受光素子
54A及び受光素子54Bの何れかが所定時間以上継続
してフイルムの存在を検出している場合(受光素子54
Aまたは受光素子54Bの位置にフイルムが詰まってい
る場合)にはフイルムがフイルム通路48内に詰まって
いると判断される。フイルムの詰まりが発生したと判断
されたときには、ステツプ192においてプリント受付
禁止フラグFをセツトした後ステツプ224(第3図
(3))において直ちにフイルム投入口32を閉鎖する。
一方、詰まりが発生していないと判断されたときには、
ステツプ194において1本目のフイルムをカウントし
た後ステツプ196において30秒タイマをリセツトし
て次のステツプ206へ進む。
以上の結果、電話番号を入力する旨の指示を行なったに
も拘わらず電話番号を入力しなかった場合には投入され
た硬貨が返却されると共にフイルム販売・プリント受付
機10が受付待ち状態に復帰される。また、フイルム通
路48にフイルムが詰まった場合には直ちにフイルム投
入口32が閉鎖されてプリントの受付が中止されるが、
詰まったフイルムの受付は行なわれる。
一方、ステツプ186において30秒タイマがタイムオ
ーバしたと判断されたときには、ステツプ198におい
てフイルム投入口32を閉鎖し、ステツプ200におい
て表示6の内容を表示し、ステツプ202においてステ
ツプ182で金銭装置60へ取り込んだ硬貨を返却口6
2から返却し、ステツプ204で所定時間経過したと判
断される迄表示6の内容を表示する。そして、所定時間
経過したと判断されたときには、スタートへ戻る。
次のステツプ206(第3図(3))では15秒タイマを
セツトし、ステツプ208において15秒タイマがタイ
ムオーバしたか否かを判断する。タイムオーバしたと判
断されたときにはステツプ224へ進み、タイムオーバ
していないと判断されたときにはステツプ210におい
て2本目のフイルムが投入されたか否かを判断する。2
本目のフイルムが投入されたと判断されたときには、ス
テツプ214において上記と同様にしてフイルムの詰ま
りが発生したか否かを判断し、フイルムの詰まりが発生
したと判断されたときにはステツプ220において禁止
フラグFをセツトした後ステツプ224へ進む。一方、
ステツプ214において詰まりの発生が検出されなかっ
た場合にはステツプ216において2本目のフイルムで
あることをカウントした後ステツプ218においてフイ
ルム投入口32を閉鎖した後ステツプ212に進む。ス
テツプ212では確認キー38が押されたか否かを判断
し、確認キー38が押されない場合にはステツプ208
に戻る。この結果、1本目のフイルムを投入した後確認
キーを押さなくても自動的にフイルムの投入口が閉鎖さ
れる。ステツプ212において確認キーが押されたと判
断されたときには、ステツプ222において上記のよう
にセツトした15秒タイマをリセツトした後ステツプ2
24においてフイルム投入口32を閉鎖すると共にステ
ツプ226において受付袋の回収処理を実行した後ステ
ツプ228において表に示した表示5の内容を表示す
る。これと同時にステツプ230において印字装置によ
って注文者の電話番号等を印字した引換券を引換券取出
口28から発行する。そして、ステツプ232において
5分タイマをセツトする。次のステツプ234では、5
分タイマがタイムオーバしたか否かを判断し、タイムオ
ーバしたと判断されたときにはステツプ242において
プリント受付禁止フラグFをセツトしたのちスタートへ
戻る。一方、ステツプ234において5分経過していな
いと判断されたときにはステツプ238において引換券
センサ70出力に基づいて注文者が引換券を取ったか否
かを判断する。ステツプ238の判断が肯定のときには
ステツプ240において5分タイマをリセツトした後ス
タートへ戻り、ステツプ238の判断が否定のときには
ステツプ236において警報装置68を作動させてステ
ツプ234へ戻る。
以上の結果引換券が発行されてから注文者が引換券を取
る迄警報装置が作動され、5分経過した後においても引
換券を取らなかった場合にはプリント受付が中止されて
フイルムの販売のみが可能になる。これは、引換券を取
らなかったことによる注文者の混同を防止するためであ
る。
第4図はステツプ226の詳細を示すもので、ステツプ
250においてカウント値Iを0にした後ステツプ25
2において受付袋の口を閉鎖する。そして次のステツプ
254において次の受付袋をフイルム落下位置に移動さ
せて袋の口を開放して受付準備状態にする。次のステツ
プ256では受付袋の口が開放されたか否かを判断する
ことにより実際に受付準備状態になった否かを判断し、
受付準備状態になったときには、受付袋に表示されてい
る袋のナンバが読み取られたか否かを判断する。袋のナ
ンバが読み取られたときにはリターンし、袋のナンバが
読み取られなかったときにはステツプ260においてカ
ウント値Iをインクリメントする。ステツプ262では
カウント値Iが所定値(例えば2)以上になったか否か
を判断し、所定値未満の場合にはステツプ252に戻り
所定値以上の場合には次の袋の準備を行なったにも拘わ
らず袋の口が開かなかった状態または袋のナンバが読み
込まれなかった状態が所定回継続したため次の袋が受付
位置に準備されなかったと判断して、すなわち受付袋が
なくなったと判断してステツプ264においてプリント
受付禁止フラグFをセツトする。この結果、準備された
受付袋の全てにフイルムが投入されたときには、フイル
ムの販売のみが行なえるようになる。
なお、上記では撮影済みのフイルムの受付について説明
したが、パトローネ等の容器に装填して投入するように
すれば、現像済みのフイルムの焼増等の再注文の受付を
も行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の外観を示す概略図、第2図は
上記実施例の制御回路に関連する部分を示すブロツク
図、第3図(1)、第3図(2)、第3図(3)は上記実施例の
制御ルーチンを示す流れ図、第4図は第3図(3)の受付
袋の処理ルーチンの詳細を示す流れ図である。 38……確認キー、 40……受付キー、 25……フイルム選択部、 32……フイルム投入口、 36……デイスプレイ装置、 66……印字装置、 68……警報装置、 28……引換券取出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 雅純 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−228592(JP,A) 実開 昭58−5174(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定額の貨幣が投入されることによってフ
    イルムの販売とプリントの受付との何れも行なうフイル
    ム販売・プリント受付機において、販売されているフイ
    ルムを選択する選択手段と、プリントの受付開始指令を
    入力するための入力手段と、入力された受付開始指令に
    基づいて次の操作を指示する指示手段と、前記次の操作
    が指示されてから所定時間内に前記次の操作が行なわれ
    たか否かを判断する判断手段と、前記所定時間内に前記
    次の操作が行なわれないときに投入された前記貨幣を返
    却する返却手段と、前記所定時間内に前記次の操作が行
    なわれないときにフイルム販売・プリント受付機を受付
    待ち状態に復帰させる復帰手段と、を設けたことを特徴
    とするフイルム販売・プリント受付機。
JP12177487A 1987-05-19 1987-05-19 フイルム販売・プリント受付機 Expired - Lifetime JPH0610834B2 (ja)

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