JPH06107054A - 自動車のシートスライド装置 - Google Patents

自動車のシートスライド装置

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JPH06107054A
JPH06107054A JP26009692A JP26009692A JPH06107054A JP H06107054 A JPH06107054 A JP H06107054A JP 26009692 A JP26009692 A JP 26009692A JP 26009692 A JP26009692 A JP 26009692A JP H06107054 A JPH06107054 A JP H06107054A
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slide
rail
seat
rails
operation lever
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Yoshikazu Ide
芳和 井出
Akira Sawai
亮 澤井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 衝突時においてもスライドレールがフリー状
態とならないシートスライド装置。 【構成】 一対のアッパレール4にそれぞれ装着された
操作レバー軸7,8に、ロアレール2側に形成された係
合部9と係合してスライドレール5,6をロックする係
止部10を設け且つ両操作レバー軸7,8を、互いに反
対方向に回動可能なように連結ワイヤ11を介して連結
し、一方の操作レバー軸7の回動操作により前記スライ
ドレール5,6のロックを解除し得るように構成された
自動車のシートスライド装置において、スライドレール
5,6における一方側のアッパレール4に、シートベル
トのバックル12を取り付けるための取付部材13を設
けるとともに、両スライドレール5,6におけるアッパ
レール4,4間に、連結ワイヤ11の取付点となる取付
片23,23より車体後方側に位置して補強部材21を
架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、シートと車体フロア
との間に設けられ、シートの位置を車体前後方向に移動
調節するための自動車のシートスライド装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車のシート(特に、前席シート)に
は、乗員の身長等に合わせるため車体前後方向に位置調
節可能とするシートスライド装置が設けられることとな
っている。
【0003】上記シートスライド装置としては、図3に
示すように、車体フロア1側に固着されるロアレール2
と、シート3側に固着されるアッパレール4とを相対移
動自在に組み付けてなる左右一対のスライドレール5,
6を備え、前記各アッパレール4にそれぞれ装着された
操作レバー軸7,8に、前記各ロアレール2側に形成さ
れた多数の係合部9,9・・と係合して前記スライドレ
ール5,6をロックする係止部10を設けて、選ばれた
係合部9に対する係止部10の係合によってシート3を
所定位置に位置調節するようにしたものがある。そし
て、前記両操作レバー軸7,8を、互いに反対方向に回
動可能なように連結ワイヤ11を介して連結し、一方の
操作レバー軸7の回動操作により前記スライドレール
5,6のロックを解除し得るようにしたものがある(例え
ば、実開平3ー88847号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、前席シートの乗
員に対しては車両衝突時に乗員の前方移動を拘束するた
めのシートベルトの装着が義務付けられている。
【0005】このシートベルトを車輻方向中央側におい
て支持するためのバックルは車体側に設けられたアンカ
ーポイントに連結されることが多いが、シート側にアン
カーポイントを設ける場合もある。その場合、図3に示
すように、バックル12のアンカーポイントとなる取付
部材13をスライドレール5,6における一方側のアッ
パレール4に固着する構造とするのが一般的である。
【0006】ところで、車両正突時においては、エンジ
ンの後退動による車体フロア1の変形、スライドレール
5,6を車体フロア1に固定するためのシートブラケッ
ト14の変形、乗員の前方移動を拘束する際にシートベ
ルトのアンカーポイントとなる取付部材13に対する荷
重入力によるアッパレール4の内向き変形等が生じ、こ
れらの変形に伴って両スライドレール5,6に、両者の
距離を拡大するような相対変位が生ずる場合がある。
【0007】上記したような相対変位が生じると、両操
作レバー軸7,8を互いに反対方向に回動可能なように
連結している連結ワイヤ11が引張り状態となる。この
状態においては、連結ワイヤ11の引張り力によっては
操作レバー軸7,8がロック解除方向に回動せしめられ
ることがあり、その場合シートスライド装置がフリー状
態となってしまい、乗員の拘束が不十分となるおそれが
ある。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、自動車の正突時においてもシートスライド装置が
フリー状態とならないようにすることを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明では、上記課題
を解決するための手段として、車体フロア側に固着され
るロアレールとシート側に固着されるアッパレールとを
相対移動自在に組み付けてなる左右一対のスライドレー
ルを備え、前記各アッパレールにそれぞれ装着された操
作レバー軸に、前記各ロアレール側に形成された係合部
と係合して前記スライドレールをロックする係止部を設
け且つ前記両操作レバー軸を、互いに反対方向に回動可
能なように連結ワイヤを介して連結し、一方の操作レバ
ー軸の回動操作により前記スライドレールのロックを解
除し得るように構成された自動車のシートスライド装置
において、前記スライドレールにおける一方側のアッパ
レールに、シートベルト用のアンカーポイントを設ける
とともに、前記両スライドレールにおけるアッパレール
間に、前記連結ワイヤの取付点より車体後方側に位置し
て補強部材を架設するようにしている。
【0010】
【作用】本願発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
【0011】即ち、自動車の正突時において、エンジン
の後方移動に伴う車体フロアの変形、スライドレールを
車体フロアに固定するためのシートブラケットの変形、
乗員の前方移動拘束時にアンカーポイントに入力する荷
重によるアッパレールの内向き変形等に起因して、両ス
ライドレールに両者間の距離を拡大するような相対変位
が生じようとするが、両スライドレールにおけるアッパ
レール間に架設された補強部材の引張り力によって上記
相対変位が規制されることとなる。従って、連結ワイヤ
が引張り状態となることがなくなり、操作レバー軸の回
動による不用意なロック解除が防止されることとなる。
【0012】
【発明の効果】本願発明によれば、車体フロア側に固着
されるロアレールとシート側に固着されるアッパレール
とを相対移動自在に組み付けてなる左右一対のスライド
レールを備え、前記各アッパレールにそれぞれ装着され
た操作レバー軸に、前記各ロアレール側に形成された係
合部と係合して前記スライドレールをロックする係止部
を設け且つ前記両操作レバー軸を、互いに反対方向に回
動可能なように連結ワイヤを介して連結し、一方の操作
レバー軸の回動操作により前記スライドレールのロック
を解除し得るように構成された自動車のシートスライド
装置において、前記スライドレールにおける一方側のア
ッパレールに、シートベルト用のアンカーポイントを設
けるとともに、前記両スライドレールにおけるアッパレ
ール間に、前記連結ワイヤの取付点より車体後方側に位
置して補強部材を架設して、自動車の正突時において、
エンジンの後方移動に伴う車体フロアの変形、スライド
レールを車体フロアに固定するためのシートブラケット
の変形、乗員の前方移動拘束時にアンカーポイントに入
力する荷重によるアッパレールの内向き変形等に起因し
て、両スライドレールに両者間の距離を拡大するような
相対変位が生じようとする場合に、両スライドレールに
おけるアッパレール間に架設された補強部材の引張り力
によって上記相対変位を規制するようにしたので、連結
ワイヤが引張り状態となることがなくなって、操作レバ
ー軸の回動による不用意なロック解除が確実に防止でき
ることとなり、極めて簡易且つ低コストな手段により乗
員の安全の向上を図ることができるという優れた効果が
ある。
【0013】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
【0014】本実施例の自動車のシートスライド装置
は、従来技術の項において説明したものと略同構造とさ
れている。
【0015】即ち、本実施例のシートスライド装置は、
図1に示すように、車体フロア1側に固着されるロアレ
ール2と、シート3側に固着されるアッパレール4とを
相対移動自在に組み付けてなる左右一対のスライドレー
ル5,6を備え、前記各アッパレール4にそれぞれ装着
された操作レバー軸7,8に、前記各ロアレール2側に
形成された多数の係合部9,9・・と係合して前記スラ
イドレール5,6をロックする係止部10を設けて、選
ばれた係合部9に対する係止部10の係合によってシー
ト3を所定位置に位置調節するように構成されている。
【0016】前記係合部9,9・・は、図2に示すよう
に、前記各ロアレール2の下面に固着され且つスライド
レール5,6の車輻方向両側に延びる断面U字状のレー
ル部材15,16における相対向する側面15a,16aに
形成されている。また、前記係止部10は、前記操作レ
バー軸7,8に共回り可能に支持されており、操作レバ
ー軸7の時計回り方向回動時、操作レバー軸8の反時計
回り方向回動時において前記係合部9,9・・の選ばれ
たものに係合せしめられることとなっている。このこと
により、スライドレール5,6がロックされ、シート3
が所定位置に位置調節されるのである。
【0017】そして、前記両操作レバー軸7,8は、互
いに反対方向に回動可能なように連結ワイヤ11を介し
て連結されており、操作レバー軸7の回動操作により前
記スライドレール5,6のロックが同時に解除され得る
ようにされている。符号17,18は操作レバー軸7,8
に固着された取付片で、連結ワイヤ11の両端が取り付
けられる。
【0018】また、一方の(本実施例の場合、車輻方向
中央側に位置する)スライドレール6側のレール部材1
6の車輻方向中央側側面16bにおける後部上端には、
逆U字状の係合爪部19が一体に形成されている。
【0019】さらに、前記スライドレール16における
アッパレール4の車輻方向中央側側面後部には、シート
ベルト(図示省略)のバックル12を固定するためのアン
カーポイントとなる取付部材13が溶接により固着され
ている。該取付部材13の下端には、前記係合爪部19
と相係合するU字状の係合爪部20が一体に形成されて
いる。
【0020】しかして、本実施例においては、前記両ス
ライドレール5,6におけるアッパレール4,4間には、
前記連結ワイヤ11の取付点である取付片17,18の
車体後方側直近に位置して補強部材21が架設されてい
る。該補強部材21は、パイプの両端を偏平状に押圧加
工して固定部21a,21aとしたものとされており、該
固定部21a,21aをアッパレール4,4上面に止着子2
2,22により固着することにより取り付けられてい
る。なお、前記連結部材21の架設位置は、連結ワイヤ
11の取付点(換言すれば、取付片17,18)の車体後
方側であればよいが、本実施例におけるように取付点の
車体後方側直近とするのが望ましい。
【0021】図面中、符号23は操作レバー軸7を車幅
方向外側に位置するスライドレール5のアッパレール4
に回動自在に取り付けるためのブラケット、24は操作
レバー軸8を車幅方向中央側に位置するスライドレール
6のアッパレール4に回動自在に取り付けるためのブラ
ケット、25は操作レバー軸7,8をロック方向に付勢
するスプリング、26は車幅方向側面に位置する操作レ
バー軸7を回動操作するための操作ハンドルである。
【0022】上記のように構成された自動車のシートス
ライド装置は次のように作用する。
【0023】自動車の正突時において、エンジンの後方
移動に伴う車体フロア1の変形、スライドレール5,6
を車体フロア1に固定するためのシートブラケット14
の変形、乗員の前方移動拘束時にアンカーポイント(換
言すれば、取付部材13)に入力する荷重によるアッパ
レール4の内向き変形等に起因して、両スライドレール
5,6に両者間の距離を拡大するような相対変位が生じ
ようとするが、両スライドレール5,6におけるアッパ
レール4,4間に架設された補強部材21の引張り力に
よって上記相対変位が規制される。従って、連結ワイヤ
が引張り状態となることがなくなって、操作レバー軸
7,8の回動による不用意なロック解除が確実に防止で
きることとなり、極めて簡易且つ低コストな手段により
乗員の安全の向上を図ることができるのである。
【0024】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる自動車のシートスラ
イド装置を示す斜視図である。
【図2】本願発明の実施例にかかる自動車のシートスラ
イド装置における要部断面図である。
【図3】従来の自動車のシートスライド装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1は車体フロア、2はロアレール、3はシート、4はア
ッパレール、5,6はスライドレール、7,8は操作レバ
ー軸、9は係合部、10は係止部、11は連結ワイヤ、
12はバックル、13はアンカーポイント(取付部材)、
21は連結部材、23は取付点(取付片)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロア側に固着されるロアレールと
    シート側に固着されるアッパレールとを相対移動自在に
    組み付けてなる左右一対のスライドレールを備え、前記
    各アッパレールにそれぞれ装着された操作レバー軸に、
    前記各ロアレール側に形成された係合部と係合して前記
    スライドレールをロックする係止部を設け且つ前記両操
    作レバー軸を、互いに反対方向に回動可能なように連結
    ワイヤを介して連結し、一方の操作レバー軸の回動操作
    により前記スライドレールのロックを解除し得るように
    構成された自動車のシートスライド装置であって、前記
    スライドレールにおける一方側のアッパレールには、シ
    ートベルト用のアンカーポイントが設けられており、前
    記両スライドレールにおけるアッパレール間には、前記
    連結ワイヤの取付点より車体後方側に位置して補強部材
    が架設されていることを特徴とする自動車のシートスラ
    イド装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9358948B2 (en) 2013-11-19 2016-06-07 Hyundai Motor Company Buckle device for seat belt of vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9358948B2 (en) 2013-11-19 2016-06-07 Hyundai Motor Company Buckle device for seat belt of vehicle

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