JPH06106958A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH06106958A
JPH06106958A JP4261438A JP26143892A JPH06106958A JP H06106958 A JPH06106958 A JP H06106958A JP 4261438 A JP4261438 A JP 4261438A JP 26143892 A JP26143892 A JP 26143892A JP H06106958 A JPH06106958 A JP H06106958A
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英治 浮田
Hiroshi Aso
博史 麻生
Yasuhiro Tono
安広 遠野
Takashi Tsuchida
貴志 土田
Toshikazu Ishikawa
俊和 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖機運転時の暖房自動制御による乗員の快適
性を確保しつつ、補助暖房熱源の作動を制御できる車両
用空調装置を提供する。 【構成】 車両用空調装置は、エンジンの暖機運転時に
おける空調装置の暖房能力を補償するためのスポットヒ
ータ50と、スポットヒータの作動を制御する制御装置
22とを備える。制御装置は、エンジンの暖機運転時に
行われる空調装置の暖房制御の間に乗員が体感する快適
性を快適度指数F5 として指数化する快適度指数演算手
段と、快適度指数の値によりスポットヒータの作動及び
停止を決定する補助暖房熱源作動判定手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置に関
し、より詳しくは、エンジンの暖機運転時に作動される
補助暖房熱源を備えた車両用空調装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】車両用空調装置は一般に、エンジン冷却水
を暖房用熱源としている。エンジン冷却水の温度はエン
ジンの始動時に比較的低く、従って、暖機運転によりエ
ンジンの冷却水温度が十分に昇温するまでの間、低温の
エンジン冷却水を暖房熱源として用いざるを得ない。こ
の結果、空調装置は、エンジン始動直後に、エンジン冷
却水から十分な暖房熱量を得られず、従って、所望の温
度に加温された空調空気を車室に送風できない。
【0003】暖機運転中の暖房制御に関連し、特開昭6
0−29319号公報には、エンジン冷却水温に応じて
吹出モードを変更させるように構成された空調装置が開
示されている。また、特公平1−20084号公報に
は、エンジン冷却水温が低いとき、吹出モードをデフモ
ードに設定して、低温の空調空気が直に乗員に当たるの
を回避するように構成された空調装置が開示されてい
る。この空調装置は、エンジン冷却水温が或る程度の昇
温したとき、吹出モードをデフ/ヒートモードに設定
し、更に、エンジン冷却水温が十分に昇温したとき、吹
出モードをヒートモードに設定する。
【0004】また、実開平2─74215号公報に開示
された車両用空調装置は、過渡的に暖房能力を補償する
燃焼式パワーヒータを備えている。パワーヒータは、エ
ンジン冷却水の水温およびパワーヒータの燃焼温度に基
づいて、作動又は停止される。このような補助暖房熱源
を備えた車両用空調装置においては、エンジン冷却水が
十分に昇温する以前に、エンジン冷却水以外の暖房熱源
によって、所要の暖房能力を確保し得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、エンジン冷
却水の温度と車室内の室温とは、直接に関連しておら
ず、従って、エンジン冷却水温度に基づいて補助熱源の
作動を制御するように構成された空調装置においては、
乗員の快適性を確保する暖機運転時の暖房自動制御を達
成し難い。例えば、エンジン冷却水温度の昇温により補
助暖房熱源の作動が急に停止されると、過渡的に吹出温
度が低下してしまい、乗員は、相対的な温度低下により
冷気の吹出しを体感するであろう。また、エンジン冷却
水温度が緩慢に昇温することを考慮して補助暖房熱源の
作動が過剰に長く継続されると、車室内の室温は、所望
の温度を超えてしまうであろう。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、暖機運転時の暖房自動
制御による乗員の快適性を確保しつつ、補助暖房熱源の
作動を制御できる車両用空調装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本出願人は、先
に出願した特願平4─115417号において、エンジ
ンの暖機運転時における暖房自動制御の間に乗員が体感
する快適性を快適度指数として指数化し、該快適度指数
に基づき、空調装置の暖房自動制御を実行するウォーム
アップ制御手段を備えた車両用空調装置を提案してい
る。
【0008】本発明は、かかるウォームアップ制御手段
と関連して補助暖房熱源の作動を制御することにより、
上記課題を解決し得るとの知見に基づき、鋭意研究を重
ねた結果、以下の如き車両用空調装置を開発した。即
ち、本発明の車両用空調装置は、エンジンの暖機運転時
における空調装置の暖房能力を補償するための補助暖房
熱源と、該補助暖房熱源の作動を制御する制御装置とを
備え、該制御装置は、エンジンの暖機運転時に行われる
空調装置の暖房制御の間に乗員が体感する快適性を快適
度指数として指数化する快適度指数演算手段と、該快適
度指数演算手段によって算定された快適度指数の値の変
化により前記補助暖房熱源の作動及び停止を決定する補
助暖房熱源作動判定手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0009】本発明の上記構成によれば、暖機運転中に
乗員が体感する快適性を快適度指数として指数化し、快
適度指数の変化に基づいて補助暖房熱源の作動又は停止
が決定される。従って、車両用空調装置は、暖機運転時
における乗員の快適性と関連して補助暖房熱源の作動時
期又は停止時期を決定するので、暖機運転時の暖房自動
制御による乗員の快適性を確保するように補助暖房熱源
の作動を制御できる。
【0010】本発明の或る好適な実施態様においては、
前記制御装置は、暖機運転完了後のエンジンの定常運転
時の暖房自動制御下に乗員が体感する快適性を指数化し
た第2快適度指数を求める第2快適度指数演算手段を有
し、前記補助暖房熱源作動判定手段は、前記暖機運転時
に前記快適度指数演算手段によって演算される快適度指
数と、該暖機運転時に前記第2快適度指数演算手段によ
って試算される前記第2快適度指数とを比較し、前記補
助暖房熱源の作動及び停止を決定する。
【0011】かかる構成によれば、空調装置は、暖機運
転完了後の乗員の快適性を考慮して補助暖房熱源の停止
時期を決定できるので、暖機運転時の所謂ウォームアッ
プ制御から定常運転時の暖房自動制御に乗員の違和感な
くして移行できる。本発明の他の好適な実施態様におい
ては、前記快適度指数演算手段は、前記快適度指数を前
記補助暖房熱源の出力の関数として求め、前記制御装置
は、該快適度指数の値の変化に基づいて、前記補助暖房
熱源の出力を変化させる補助暖房熱源出力変更手段を備
える。
【0012】かかる構成の空調装置によれば、補助暖房
熱源による暖房補助を段階的又はリニアに行うことがで
き、暖機運転時の乗員の快適性を確保するための繊細又
は緻密な制御を行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について詳細
に説明する。図1は、本発明に係る車両用空調装置の第
1実施例を示す全体構成図である。図1に示すように、
車両用空調装置(以下、空調装置という)は通風ダクト
1を備え、通風ダクト1の上流側部分には、外気を導入
する外気導入口2と、車室内の空気を導入する内気導入
口3と、これら導入口2、3を選択的に開閉制御する内
外気切換ダンパ4とが配設されている。また、通風ダク
ト1の下流側部分には、ベント吹出口5と、フット吹出
口6と、デフロスタ吹出口7と、これら吹出口5、6、
7に吹出空気を選択的に導く3つのモード切換ダンパ
8、9、10とが設けられている。
【0014】ベント吹出口5は、乗員の上半身に向かっ
て開口し、主に冷房運転時に空調空気を吹出す。フット
吹出口6は、乗員の足元付近に開口し、主に暖房運転時
に空調空気を吹出す。また、デフロスタ吹出口7は、フ
ロントガラスや、ドアガラスの車室側表面に向かって開
口し、これらのガラスの表面に沿って空調空気流を形成
する。
【0015】可変風量式の送風機11が通風ダクト1の
上流側部分に配設されており、空調装置は、送風機11
の作動により、内気導入口2又は外気導入口3から取入
れた吸気を、通風ダクト1及び上記吹出口5、6、7を
介して、車室内へ吹出すように構成されている。空調装
置は、通風ダクト1内に配設された冷却用熱交換器12
及び加熱用熱交換器14を備え、冷却用熱交換器12
は、送風機11の下流側に配置され、加熱用熱交換器1
4は、冷却用熱交換器12の下流側に配置されている。
冷却用熱交換器12は、コンプレッサ15、コンデンサ
16及びレシーバ17を含む冷媒循環回路Xに接続さ
れ、エバポレータとして働く。コンプレッサ15は、電
磁クラッチのON/OFFによりエンジン18の回転要
素に選択的に連結される。また、加熱用熱交換器14
は、エンジン18の冷却水が通水されるヒータコアとし
て構成されており、加熱用熱交換器14を通るエンジン
冷却水の通水量は、エアミックスダンパ13と関連して
制御される開閉制御弁(図示せず)によって制御され
る。
【0016】エアミックスダンパ13が加熱用熱交換器
14の上流側に配設され、エアミックスダンパ13の開
閉位置は、全送風量を加熱用熱交換器14に通す暖房位
置と、加熱用熱交換器14を迂回させて全送風量を送風
する冷房位置との間の所望の位置に可変設定される。エ
アミックスダンパ13が暖房位置に位置するとき、全風
量が加熱用熱交換器14を通されるので、最高の吹出温
度が得られ、エアミックスダンパ13が冷房位置に位置
するとき、全風量が冷却用熱交換器12のみを通される
ので、最低の吹出温度が得られ、エアミックスダンパ1
3が暖房位置と冷房位置との間の中間位置に位置すると
き、各熱交換器12、14の通風割合により、加熱用熱
交換器14にて加温される空気と熱交換器14を迂回す
る空気との混合比が調節され、吹出温度が所望の温度に
制御される。
【0017】空調装置は、各種ダンパの駆動装置とし
て、内外気切換ダンパ4を駆動するための電動モータ1
9、モード切換ダンパ8、9、10を駆動するための電
動モータ20、およびエアミックスダンパ13を駆動す
るためのサーボモータ21を有し、また、これらの駆動
装置の制御手段として、上記モータ19、20、21の
作動、更には、送風機11の送風量を制御する制御装置
22と、空調条件をマニュアル設定するための操作盤2
3とを備えている。操作盤23は、乗員が操作可能な各
種スイッチ類、例えば、空調の自動制御又はマニュアル
制御を選択するためのオートスイッチ23a 、希望の車
室温度TSET をマニュアル設定するための車室内温度設
定スイッチ23b 、内外気の導入割合をマニュアル設定
するための内外気切換スイッチ23c 、吹出モードを選
択するための吹出モード切換スイッチ23d 、そして、
デフロスタ吹出口の開度をマニュアル設定するためのデ
フロフタスイッチ23e などを備えている。
【0018】本例の空調装置は更に、暖房用補助熱源と
して、スポットヒータ50を備えている。スポットヒー
タ50は、フット吹出口6とモード切換ダンパ9との間
に配置され、フット吹出口6から吹出す空調空気を補助
的に加温するように構成されている。スポットヒータ5
0は、例えば、通風ダクト1内の送風空気との熱交換に
よって空調空気を加熱するセラミックヒータ又は電熱器
により構成され、スポットヒータ50の作動及び停止
は、制御装置22によって制御される。
【0019】図2は、制御装置22の全体構成を示す概
略構成図である。本例の制御装置22は、安定化電源3
2に接続され、操作盤23に表示データを出力するマイ
クロプロセッサ(以下、CPUという)30と、所定の
データを記憶するRAM及びROM(図示せず)とを備
えている。制御装置22は、CPU30からの出力信号
に基づき、ドライバー35〜37を介して上記モータ1
9、20、21を駆動するとともに、コンプレッサ15
とエンジン18との間に介設された電磁クラッチ31の
締結又は解放をドライバー38を介して制御する。モー
タ19、20の制御により、空調装置の空調モードが切
換えられ、また、サーボモータ21の制御によりエアミ
ックスダンパ13の開度、即ち開閉位置が制御される。
【0020】制御装置22は、D/A変換器33及びド
ライバー34を介してブロアモータ11a を駆動し、ブ
ロアモータ11a に対する印加電圧の制御により、吹出
風量Va に実質的に相当する送風機11の送風量を制御
する。制御装置22は更に、フット吹出口6から吹出す
空調空気を加温すべく、ドライバー39を介して、スポ
ットヒータ50を印加する。
【0021】各種環境条件を検出する各種センサ類が制
御装置22に接続されており、センサ類は、通風ダクト
1に吸い込まれる内気の温度を車室内温度Tr として検
出する室温センサ24、外気温度Ta を検出する外気温
センサ25、日射量を検出する日射センサ26、冷却用
熱交換器12の出口空気温度Te を検出するダクトセン
サ27、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ2
8、およびエアミックスダンパ13の開度を検出するポ
テンシオメータ29を含む。
【0022】このように構成された制御装置22は、夏
期、冬季および中間期を通じて、空調装置の作動を自動
制御することができる。制御装置22により実行される
暖房運転の自動制御は、エンジン始動直後の暖機運転時
に過渡的に実行される所謂ウォームアップ制御を含む。
以下、ウォームアップ制御について説明する。ウォーム
アップ制御では、暖機運転時に乗員が体感する快適性の
指標となる快適度指数F5 に基づき、吹出風量、吹出温
度及び吹出モードが制御される。
【0023】快適度指数F5 は、下式により定義され
る。 F5 =−K1 ・Va +K2 ・To +K3 ・Tr +K4
Ta +C1 ここに、Va :吹出風量 To :吹出温度 Tr :車室内温度 Ta :外気温度 上式におけるC1 は定数、K1 〜K4 は重み付け係数で
あり、これら定数C1及び係数K1 〜K4 は、実験によ
り決定された値である。快適度指数F5 は、暖機運転時
の暖房運転下に乗員が体感する快適性を指数化すること
により得られた快適性の指標であり、上記定数C1 及び
係数K1 〜K4 は、乗員が最も快適な雰囲気を体感する
空調条件の下で、上式の演算がF5 =数値「5」に結果
するように設定されている。従って、上式の演算結果F
5 が数値「5」から増大又は減少するにつれて、乗員が
不快感を強く体感する。例えば、吹出温度T0 を一定と
仮定したとき、吹出風量Va が増大すると、乗員が気流
によって寒さを体感する雰囲気が車室に形成される。こ
のとき、上式の演算結果F5 は減少し、ついには、数値
「5」より大きく低減してしまう(例えば、「2」)。
【0024】図3乃至図6は、制御装置22によって実
行されるウォームアップ制御を示すフローチャートであ
る。各図において、ステップ番号は、符号「S」を付し
て示されている。先ず、制御装置22は、ウォームアッ
プ制御が初めて実行されたか否かを判定する(図3、S
1)。初回のルーチンでは、全風量Va の75%をフッ
ト吹出口6から吹出し、全風量Va の25%をデフロス
タ吹出口7から吹出すヒートモードが想定され、予め設
定された最低風量VaLに基づき、フット吹出口6の吹出
風量が、式0.75×VaLにより算定され、更に、吹出温
度To がエンジン冷却水温Tw に設定される(S2、
3)。
【0025】かくして得られた吹出風量Va (=0.75
×VaL)及び吹出温度To (=Tw)に基づき、前記快
適度指数F5 が演算され(S4)、快適度指数F5 の値
が「3」よりも小さい場合、冷却水温Tw がかなり低温
であると想定され、フラグ「00」がセットされ(S
6)、快適度指数F5 の値が「3」以上且つ「4」より
も小さい場合、冷却水温Tw が中程度の温度であると想
定され、フラグ「01」がセットされ(S8)、快適度
指数F5 の値が「4」以上である場合、冷却水温Tw が
比較的高温であるとして、フラグ「10」がセットされ
る(S9)。
【0026】図4に示すルーチンは、最適な吹出風量V
a 及び吹出温度TO の組合せを選択するためのものであ
り、吹出風量Va が最低風量VaLに設定され(S1
0)、吹出温度To がエンジン冷却水温Tw に設定され
る(S12)。制御装置22は、最低風量VaLから最高
風量VaHまで所定加算風量ΔVa 毎に段階的に増大し
(S17)、各段階で設定された各吹出風量Va に基づ
き、吹出風量Va を、フット吹出口6から吹出される吹
出風量(0.75×Va )に段階的に設定し(S13)、
かくして計算されたフット吹出口6の各吹出風量に基づ
いて、ウォームアップ運転における上記快適度指数F5
と、第2の快適度指数F4 とを夫々演算する(S14、
15)。
【0027】第2の快適度指数F4 は暖機運転完了後の
定常的な暖房運転時における乗員の快適性を指示する指
標であり、下式により定義される。 F4 =K5 ・Va −K6 ・TO +K7 ・Tr +K8 ・T
a +C2 ここに、Va :吹出風量 TO :吹出温度 Tr :車室内温度 Ta :外気温度 また、上式におけるC2 は定数、K5 〜K8 は重み付け
係数であり、これら定数定数C2 及び係数K5 〜K
8 は、実験により決定された値である。快適度指数F4
は、暖機運転完了後の暖房運転において乗員が体感する
快適性を指数化することにより得られた指標であり、上
記定数C2 及び係数K5 〜K8 は、乗員が最も快適な雰
囲気を体感する空調条件の下で、上式の演算がF4 =数
値「5」に結果するように設定されている。従って、上
式の演算結果F4 が数値「5」から増大又は減少するに
つれて、乗員が不快感を強く体感する。
【0028】かかる第2の快適度指数F4 は、暖機運転
完了後の定常的な暖房運転時における快適性の指標であ
り、従って、ウォームアップ制御時における快適度指数
4の演算は、仮にウォームアップ制御から定常的な暖
房運転に移行した場合に想定される乗員の快適性を予め
想定した試算にすぎない。このように快適度指数F
4は、あくまで仮想の指標であって、現実の快適性を示
す指標ではないが、ウォームアップ制御を終了可能な時
期には、快適度指数F4 は、現実の快適性の指標として
見做し得る。従って、本例のウォームアップ制御では、
第2の快適度指数F 4 は、ウォームアップ制御を終了可
能な時期を判定するための要素として用いられる。
【0029】また、このルーチンにおいて、暖機運転時
の快適度指数F5 と所定値αo との偏差の絶対値が算出
される(S16)。ここに、αo は、初期値として
「2」に設定されている。かかる一連の反復処理によ
り、エンジン冷却水温Tw を吹出温度To に仮定した上
で、最小風量VaLから最大風量VaHまで段階的に増大さ
れた各吹出風量Vaと、各吹出風量Va に相応する(快
適度指数F5 ーαo )の絶対値とが求められ、(快適度
指数F5 ーαo )の絶対値を最小の値に算定可能な吹出
温度To 及び吹出風量Va が、目標吹出風量「Vao」及
び目標吹出温度「Too」として選択される(S18)。
【0030】図5は、ウォームアップ制御下における吹
出モード等の空調条件を決定するためのルーチンを示す
フローチャートである。フラグが「00」であり、即
ち、冷却水温Tw がかなり低温であり、しかも、吹出風
量Vaoが所定の風量VaML よりも小さい場合(S19、
S20)、空調条件が吹出風量Vao、吹出温度Too及び
デフモードに設定され、これらの空調条件を達成すべ
く、送風機11の送風量と、エアミックスダンパ13お
よびモード切換ダンパ8、9、10の開閉位置とが調節
される(S21)。なお、風量VaMLは、空調装置のマ
ニュアル運転における所謂「中の小」(ミドルロー)程
度の風量に設定されており、また、デフモードは、デフ
ロスタ吹出口7から全風量が吹出される吹出モードであ
る。
【0031】更に、快適度指数F5 が快適度指数F4
りも「0.5」以上大きい場合(S22)、スポットヒー
タ50が作動され(S50)、スポットヒータ50によ
り暖房能力が高められる。エンジンの冷却水温Tw の上
昇に伴って、快適度指数F5は比較的急激に増大し、他
方、車室内温度Tr 等の環境条件又は空調条件の上昇又
は増大に伴って、快適度指数F4 は比較的緩慢に増大す
る。ウォームアップ制御下の暖房運転の初期段階には、
一般に、快適度指数F5 は快適度指数F4 よりもかなり
大きく設定される傾向があるので、快適度指数F5 は快
適度指数F4 よりも「0.5」以上大きく、スポットヒー
タ50は確実に作動される。
【0032】一般的には、暖機運転の経過に伴ってエン
ジン冷却水温Tw や車室内温度Trが上昇し、快適度指
数F5 、F4 の値や、選択される目標吹出風量Vaoが徐
々に増大する。吹出モードは、快適度指数F5 の値及び
目標吹出風量Vaoの増大により、快適度指数F5 が3を
超えた時点で、デフモードからデフ/ヒートモードに変
更され、快適度指数F5 が4を超え且つ目標吹出風量V
aoが所定の風量VaMH、即ち、所謂「中の大」(空調装
置のマニュアル運転における所謂「中の大」(ミドルハ
イ)程度の吹出風量)を超えた時点で、デフ/ヒートモ
ードからヒートモードに変更される(S25〜S3
3)。また、所定値αo の値は、上記吹出モードの変更
に関連して、「3」及び「4」に段階的に増大される。
かかる段階的な吹出モード等の変更については、本出願
人による特願平4─115417号明細書に詳細に説明
されているので、更なる詳細な説明は省略する。
【0033】上記快適度指数F4 の値は、快適度指数F
5 に追随して増大し、次第に快適度指数F5 の値に接近
する傾向があるので、暖機運転に伴って車室内温度Tr
等が上昇するにつれて、快適度指数F4 の値が快適度指
数F5 に接近し、ついには、快適度指数F5 と快適度指
数F4 との差が「0.5」未満に縮まる(F5 −F4
5)(S22)。このとき、制御装置22はウォームア
ップ制御を終了し(S23)、フラグの値を初期値にリ
セットし(S24)、更に、スポットヒータ50の作動
を停止する(S51)。
【0034】図6は、上記フラグが「01」又は「1
0」に設定された場合(S8、S9)のウォームアップ
制御のルーチンを示すフローチャートである。上述の如
く、ウォームアップ制御の開始時点におけるエンジン冷
却水温Tw がかなり高く、快適度指数F5 が既に5に近
似している場合(S9)、フラグは「10」にセットさ
れており、ヒートモードが設定され、目標吹出風量Vao
及び目標吹出温度Tooに基づく暖房自動制御が実行され
る(S41)。また、ウォームアップ制御の開始時点に
おけるエンジン冷却水温Tw が中程度の温度であると想
定され、フラグ「01」がセットされた場合(S8)、
目標吹出風量Vaoに応じて、デフ/ヒートモード及びヒ
ートモードが段階的に設定され、目標吹出風量Vao及び
目標吹出温度Too、或いは、所定の風量VaMH 及び吹出
温度ToMH に基づく暖房自動制御が実行される(S35
〜S40)。
【0035】このようにウォームアップ制御の開始時点
にエンジン冷却水温Tw が比較的高い場合には、スポッ
トヒータ50は作動されず、補助熱源なくして一般的な
ウォームアップ制御が実行される。なお、図6に示す段
階的な吹出モード等の変更についても又、上記特願平4
−115417号明細書に詳細に説明されているので、
更なる詳細な説明は省略する。
【0036】以上説明したように、上記空調装置は、エ
ンジンの暖機運転時における空調装置の暖房能力を補償
するスポットヒータ50と、スポットヒータ50の作動
を制御する制御装置22とを備えており、制御装置22
は、エンジンの暖機運転時に行われるウォームアップ制
御下の暖房運転の間に乗員が体感する快適性を快適度指
数F5 として指数化するとともに、暖機運転完了後の定
常的な暖房運転により乗員が体感する快適性を想定した
快適度指数F4 を用いて、ウォームアップ制御下の暖房
運転の間に乗員が体感する快適性を快適度指数F4 によ
り指数化する。制御装置22は更に、快適度指数F
5 が、快適度指数F4 よりも0.5以上大きいときに、
スポットヒータ50を作動させ、該快適度指数F4 との
差が0.5未満に減少したときに、スポットヒータ50
を停止させる。従って、上記構成によれば、制御装置2
2は、エンジンの暖機運転における暖房運転の快適性を
指数化した快適度指数F5 に基づいてスポットヒータ5
0の作動又は停止を決定するので、空調装置は、ウォー
ムアップ制御下の暖機運転時における乗員の快適性を確
保できる。また、制御装置22は、エンジンの定常運転
時における暖房運転による快適性を示す快適度指数F4
を試算し、これと関連して、スポットヒータ50の作動
又は停止を制御するので、空調装置は、乗員の違和感な
くして、一般的な定常運転時の暖房自動制御に移行する
ことが可能となる。
【0037】次に、本発明に係る車両用空調装置の第2
実施例について説明する。本例の車両用空調装置の全体
的な構造及び制御装置の構造は、第1実施例と実質的に
同一であり、上記図1乃至図2及び同図に関する上記説
明を引用することにより、説明を省略する。図7及び図
9は、本例の制御装置によって実行されるウォームアッ
プ制御を示すフローチャートである。各図において、上
記第1実施例の各ステップと実質的に同等又は同様なス
テップについては、対応する100番台のステップ番号
(S)が付されている。
【0038】図7を参照すると、制御装置22は、ウォ
ームアップ制御が初めて実行されたか否かを判定する
(S101)。上記第1実施例と同様に、初回のルーチ
ンにおいて、ヒートモードが想定され、フット吹出口6
の吹出風量が式0.75×VaLにより算定されるととも
に、吹出温度To がエンジン冷却水温Tw に設定される
(S102、103)。
【0039】しかしながら、本例の制御装置22は、第
1実施例の如く快適度指数F5 を算定するのではなく、
下式により定義される快適度指数FSPOTを算定する(S
104─1)。 FSPOT=−K11・Va +K12・To +K13・Tr+K14
・Ta +C3 +K15・TSPOT ここに、Va :吹出風量 To :吹出温度 Tr :車室内温度 Ta :外気温度 TSPOT:スポットヒータ出力の温度換算値 快適度指数F5 と同様に、上式におけるC3 は定数、K
11〜K15は重み付け係数であり、これら定数C3 及び係
数K11〜K15は、実験により決定された値である。快適
度指数FSPOTは、スポットヒータ50の作動時に乗員が
体感する快適性を指数化した指標であり、上記定数C3
及び係数K11〜K15は、乗員が最も快適な雰囲気を体感
する空調条件の下で、上式の演算がFSPOT=数値「5」
に結果するように設定されている。従って、上式の演算
結果FSPOTが数値「5」から増大又は減少するにつれ
て、乗員が不快感を強く体感する。例えば、快適度指数
SP OTが数値「5」より大きく低下したとき(例えば、
「2」)、乗員が寒さを体感する雰囲気が車室に形成さ
れていると想定される。
【0040】また、TSPOTは、スポットヒータ50の出
力を所定のマップ或いは換算式によって温度に換算した
値である。本例のTSPOTには、スポットヒータ50の出
力が100W、200W及び300Wのとき、各出力に
基づき換算された温度換算値TSPOT100 、TSPOT200
びTSPOT300 が代入され、各々の出力に対応する3種類
の快適度指数FSPOT100 、FSPOT200 及びFSPOT300
夫々算定される。
【0041】初回のルーチンでは、快適度指数F
SPOTは、300Wのスポットヒータ出力に対応する快適
度指数FSPOT300 に設定され(S104─2)、快適度
指数FSPOT 300 が3未満であるとき、かなり寒い車室内
の雰囲気が想定され、フラグ「00」がセットされ(S
106)、快適度指数FSPOT300 が「3」以上且つ
「4」未満であるとき、中位の寒さの車室内雰囲気が想
定され、フラグ「01」がセットされ(S108)、快
適度指数FSPOT300 の値が「4」以上である場合、比較
的快適な車室内の雰囲気が想定され、フラグ「10」が
セットされる(S109)。
【0042】制御装置22は更に、図8に示すルーチン
に移行し、最適な吹出風量Va 及び吹出温度TO の組合
せを選択し、目標吹出風量「Vao」及び目標吹出温度
「Too」を決定する(S118)。目標吹出風量「Va
o」及び目標吹出温度「Too」を決定するための処理
は、第1実施例(図4)と実質的に同じ処理であるが、
本例では、快適度指数F5 に代えて、上記快適度指数F
SPOTに基づいて目標吹出風量「Vao」及び目標吹出温度
「Too」が決定される(S114〜S118)。
【0043】次いで、制御装置22は、ウォームアップ
制御における吹出モード及びウォームアップ制御の判定
を決定するためのルーチン(図9)に移行する。吹出モ
ード及びウォームアップ制御の判定は、第1実施例(図
5)と実質的に同様な概念の下で行われる。しかしなが
ら、本例では、快適度指数FSPOTに基づいて、一連の処
理が実行される。
【0044】暖機運転の初期に一般に観られる条件が成
立したとき、即ち、フラグが「00」であり、目標吹出
風量Vaoが、所定の風量VaML よりも小さい場合(S1
19、S120)、吹出風量Vao、吹出温度Too及びデ
フモードの空調条件を達成すべく、送風機11の送風量
と、エアミックスダンパ13およびモード切換ダンパ
8、9、10の開閉位置とが調節される(S121)。
【0045】更に、快適度指数FSPOT200 が5に達して
いない場合(S122)、スポットヒータ50は出力3
00Wで作動されるとともに(S150)、快適度指数
SP OTは、300Wのスポットヒータ出力に相当する快
適度指数FSPOT300 に再設定される(S152)。快適
度指数FSPOT200 が5以上であり且つ快適度指数F
SPOT100 が5に達していない場合(S122、S15
4)、スポットヒータ50は出力200Wで作動される
とともに(S155)、快適度指数FSPOTは、200W
のスポットヒータ出力に相当する快適度指数FSPOT200
に設定される(S156)。
【0046】快適度指数FSPOT200 及び快適度指数F
SPOT100 が共に5以上である場合(S122、S15
4)、快適度指数FSPOT100 と、暖機運転完了後の快適
性を指示する快適度指数F4 (図8、S115)との差
が判定される。なお、快適度指数F4 は第1実施例と実
質的に同じであり、第1実施例において説明した算定方
法によって求められる。
【0047】快適度指数FSPOT100 の値が快適度指数F
4 よりも「0.5」以上大きい場合(S22)、定常的な
自動制御による暖房運転に切換える時期に至っておら
ず、依然としてウォームアップ制御下の空調を要する環
境条件が成立しているものと解される。従って、スポッ
トヒータ50は低出力、即ち、出力100Wで作動され
る(S158)。また、快適度指数FSPOTは、100W
のスポットヒータ出力に関連する快適度指数FSPOT100
に設定される(S159)。
【0048】なお、スポットヒータ50の作動制御とと
もに行われる段階的な吹出風量、吹出温度及び吹出モー
ドの制御(S125〜S133)については、上記第1
実施例(図5)と実質的に同様になされるので、説明を
省略する。暖機運転に伴って車室内温度Tr 等が上昇又
は増大し、快適度指数FSPOTと、快適度指数FSPOT100
に追随して増大する快適度指数F4 との差が「0.5」未
満に縮まる。このとき、制御装置22はウォームアップ
制御を終了し(S157、S123)、フラグの値を初
期値にリセットするとともに(S124)、スポットヒ
ータ50の作動を停止する(S151)。
【0049】なお、上記フラグが「01」又は「10」
に設定された場合(S108、S109、S119)、
第1実施例の図6に示すルーチンと実質的に同じルーチ
ン(図示せず)が実行される。但し、図6における快適
度指数F5 は快適度指数FSP OTに置換される。かかる構
成の空調装置によれば、スポットヒータ50の出力に関
連する快適度指数FSPOTに基づいて、スポットヒータ5
0の出力が段階的に可変制御され、エンジンが暖機運転
から定常運転に移行するにつれて、スポットヒータ50
による暖房補助能力が段階的に低減される。従って、空
調装置は、暖機運転時におけるウォームアップ制御から
定常運転時における一般的な暖房自動制御に円滑に移行
でき、かくして、暖機運転時の乗員の快適性を確保する
ための繊細又は緻密な暖房自動制御を達成することがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
車両用空調装置は、暖機運転時における乗員の快適性と
関連して補助暖房熱源の作動時期又は停止時期を決定
し、暖機運転時における乗員の快適性を確保できる補助
暖房熱源の作動制御を実行できる。従って、本発明の車
両用空調装置は、暖機運転時の暖房自動制御による乗員
の快適性を確保しつつ、補助暖房熱源の作動を制御でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る車両用空調装置の構造を
示す全体構成図である。
【図2】空調装置の制御装置の概略全体構成図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る制御装置のウォーム
アップ制御を部分的に示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施例に係る制御装置のウォーム
アップ制御を部分的に示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例に係る制御装置のウォーム
アップ制御を部分的に示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例に係る制御装置のウォーム
アップ制御を部分的に示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例に係る制御装置のウォーム
アップ制御を部分的に示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例に係る制御装置のウォーム
アップ制御を部分的に示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例に係る制御装置のウォーム
アップ制御を部分的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通風ダクト 6 フット吹出口 7 デフロスタ吹出口 11 送風機 12 冷却用熱交換器 13 エアミックスダンパ 14 加熱用熱交換器 22 制御装置 50 スポットヒータ F4 、F5 、FSPOT 快適度指数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠野 安広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 土田 貴志 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 石川 俊和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 ナルデ ック株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの暖機運転時における空調装置
    の暖房能力を補償するための補助暖房熱源と、該補助暖
    房熱源の作動を制御する制御装置とを備え、該制御装置
    は、エンジンの暖機運転時に行われる空調装置の暖房制
    御の間に乗員が体感する快適性を快適度指数として指数
    化する快適度指数演算手段と、該快適度指数演算手段に
    よって算定された快適度指数の値の変化により前記補助
    暖房熱源の作動及び停止を決定する補助暖房熱源作動判
    定手段とを備えたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、暖機運転完了後のエン
    ジンの定常運転時の暖房自動制御下に乗員が体感する快
    適性を指数化した第2快適度指数を求める第2快適度指
    数演算手段を有し、前記補助暖房熱源作動判定手段は、
    前記暖機運転時に前記快適度指数演算手段によって演算
    される快適度指数と、該暖機運転時に前記第2快適度指
    数演算手段によって試算される前記第2快適度指数とを
    比較し、前記補助暖房熱源の作動及び停止を決定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記快適度指数演算手段は、前記快適度
    指数を前記補助暖房熱源の出力の関数として求め、前記
    制御装置は、該快適度指数の値の変化に基づいて、前記
    補助暖房熱源の出力を変化させる補助暖房熱源出力変更
    手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    空調装置。
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