JP2004106740A - 車両用空調装置の車室内負荷低減方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高温状態の車室をクールダウンさせる際の乗客の不快感を低減するための車両用空調装置における車室内負荷低減方法を提供する。
【解決手段】高外気温中に車両を放置してある場合のように車室内の冷房負荷が高い状態で、車両用空調装置をオートモードでクールダウン作動させる際に、車両用空調装置を外気モードにしてブロワファンを駆動すると同時に、車室内のフロントウィンドウ又はサンルーフを閉→開にして、外気を導入する制御を、車室内の温度が設定温度以下になるまで続け、以下になったら、車両用空調装置を内気モードにして、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じて、エバポレータによって冷却された内気を車室内に循環させる。
【選択図】 図1
【解決手段】高外気温中に車両を放置してある場合のように車室内の冷房負荷が高い状態で、車両用空調装置をオートモードでクールダウン作動させる際に、車両用空調装置を外気モードにしてブロワファンを駆動すると同時に、車室内のフロントウィンドウ又はサンルーフを閉→開にして、外気を導入する制御を、車室内の温度が設定温度以下になるまで続け、以下になったら、車両用空調装置を内気モードにして、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じて、エバポレータによって冷却された内気を車室内に循環させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、夏場の外気温が高い処で停車中の車室内のように、車内温度が設定温度よりもかなり高い状態において、オートエアコン方式の車両用空調装置をオートモードのクールダウン作動させる場合の車室内負荷の低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、オートエアコン方式の車両用空調装置は、一般に広く利用されている。このオートエアコン方式は、車室内を温度を希望の温度に設定すると、室内・外の温度変化や日射の影響を制御装置によって自動補正し、車室内温度を常に設定温度に保つように自動コントロールする方式である(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
【非特許文献1】
「デンソーカーエアコン解説書」日本電装株式会社、昭和56年10
月20日、P41〜44、図7−11
【0004】
このオートエアコン方式では、図2に示すような温度コントロールシステムで構成されている。即ち、温度設定レバーと直接の可変抵抗R2 と外気センサRam、内気センサRr のサーミスタ抵抗およびポテンショメータの可変抵抗Rpoの変化を情報電圧Vi としてコンピュータにインプットする。コンピュータではこのVi の変化度合によって2個のマグネットバルブ(ヒート側バルブMVH 、クール側バルブMVc )のどちらかを短時間ONしてパワーサーボのダイヤフラム負圧を変化させ、エアミックスダンパ、ブロワ切り換えスイッチおよびポテンショメータを作動させる。エアミックスダンパの開度を変化させることにより、ヒータコアを通る空気の割合が変化し、車室内温度が常に一定に保たれる。ブロワ切り換えスイッチは、風量コントロール用であり、ポテンショメータは、エアミックスダンパの位置を検出する可変抵抗Rpoである。
またヒータ用ウォータバルブの開閉もバキュームにて行ない切り換えスイッチ(図示せず)はパワーサーボ機構内にブロワ切り換え端子と並列に入っている。
【0005】
このオートエアコン方式を採用している車両用空調装置においても、空調装置の使い始めは、ほとんどの場合車室内温度は設定温度と大幅にずれている。したがって、オートエアコン方式では、コンピュータの情報電圧Vi は非常に高いか或いは低いので、クール側バルブMVC 又はヒート側バルブMVH がONし続け、素早く設定温度に近づくよう最大能力で冷暖房するように作動する。このように設定温度に対して車室内温度の差が大きい場合、必ず通常より冷暖房力は大きくなるように作動を設定(オーバーシュート)してある。
【0006】
このように、オートエアコン方式では、車室内温度と設定温度との温度差が大きい場合には、オーバーシュート運転をして、早期に車室内温度を設定温度に近づけるようにしても、その間は、乗客は不快な風を受けることになる。特に夏場の炎天下に車両を放置している場合、車室内温度と設定温度とが大幅にずれているような場合においては、エンジンをONにして、オートモードで空調装置を作動すると、エバポレータを冷やすまでは冷風が生じないで高温風が乗客に当たり、乗客を不快な状態にするという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、夏場の高外気温中に車両を放置した後に乗車して、車両用空調装置をクールダウンで作動する時の乗客の不快感を低減するための車両用空調装置における車室内負荷低減方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の車両用空調装置における車室内負荷低減方法を提供する。
請求項1に記載の車両用空調装置の車室内負荷低減方法は、車室内の冷房負荷が高い状態でのオートモードでクールダウン作動させる際に、車室内の温度が設定温度以上のときに、車両用空調装置を外気モードにしてブロワファンを駆動すると同時に、車室内のフロントウィンドウ又はサンルーフを開けて、外気を導入する制御を、車室内の温度が設定温度以下になるまで続けるようにしたものであり、これにより、高温の外気中に放置してある車両に乗車した際に、車室内の不快な熱気を循環させることがないので、乗員(乗客)に不快感を起させることもない。
【0009】
請求項2の該車室内負荷低減方法は、車両用空調装置を外気モードにして、ブロワファンを駆動すると同時に、車室内のフロントウィンドウ又はサンルーフを開けて外気を導入する制御を、エンジンがONのときに行うようにしたものであり、この制御は、エンジンを駆動して車両を発進させるときに行うのが特に有効である。
請求項3の該車室内負荷低減方法は、車室内の温度が設定温度以下になったとき、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じ、車両用空調装置を内気モードにして車室内の空気を循環させるようにしたものであり、これにより、冷風を出せる状態にまでエバポレータが十分に冷やされており、快適な冷風を車室内に循環させることができる。
【0010】
請求項4の該車室内負荷低減方法は、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じる前に乗員に警告を発するようにしたものであり、これにより、乗員がフロントウィンドウ又はサンルーフに手を挟む等の危険が防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態の車両用空調装置における車室内負荷低減方法について説明する。図1は、本発明の車両用空調装置における車室内負荷低減方法のフローチャートを示している。本発明においては、車両は図2に示すようなオートエアコン方式の車両用空調装置を搭載している。このオートエアコン方式は、従来技術で説明したように一般的に採用されている温度コントロールシステム(図2参照)であり、ここでは再度の説明を省略する。
【0012】
本発明においては、図1のフローチャートに基づいて、車室内の冷房負荷が高い状態における負荷低減を行っている。即ち、ステップS1においては、例えば非常に高い外気温中に車両を放置(エンジンE/GをOFF状態)にしており、車室内の温度が極めて高くなっていて冷房負荷が高い状態にある車両に、乗員(乗客)が乗車する。
次いで、ステップS2において、乗員はエンジンを駆動(ON)すると共に、空調装置を作動しオートエアコンモードにする。これは、前述したように車室内温度を常に設定温度に保つように自動的に制御するモードである。空調装置の起動時においては、車室内の温度を素早く設定温度に近づけるために最大能力で冷房する(オーバーショート)ように空調装置を作動する。エアミックスダンパは、クール側バルブMVC によって制御され、ヒータコア側の通路が閉鎖され、バイパス側が開放される。
【0013】
ステップS3では、車室内の温度が設定温度以上か又は以下かが判断され、設定温度以下の場合は、オートエアコンモードでの通常制御が行われる。設定温度以上の場合には、ステップS4に移る。このステップS4は、本発明の車室内負荷低減方法の特徴を示すものであり、空気装置を外気モードにし、ブロワをONにすると共に、車室のフロントウィンドウ又はサンルーフを閉状態から開状態にする。外気モードとは、図2に示される内外気切換ダンパを作動して、内気導入側を閉鎖し、外気導入側を開放する状態にする。したがって車室内には、外気が導入され、車室内の空気が外に排出される。これらの制御は、図2に示されるコンピュータによって行われるものである。即ち、コンピュータからの信号がフロントウィンドウの駆動装置又はサンルーフの駆動装置に送られ、これらの作動をコントロールする。なお、上記ステップS1〜S4は、タイムラグなしにほとんど同時に行われるものである。
【0014】
ステップS5では、車室内の温度が設定温度以上か又は以下かが判断され、設定温度以上であれば、ステップS4が継続され、設定温度以下の場合にはステップS6に移る。ステップS6では、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉動作するに先だって、警告を発する。この警告は、警告灯又は警告音もしくは両者によって行われる。これが乗員がフロントウィンドウ又はサンルーフに手、指等を挟まれる危険を防止するために行われるものである。
【0015】
次に、ステップS7において、空調装置を内気モードに切り換え、またフロントウィンドウ又はサンルーフを開状態から閉状態にする。内気モードとは、図2における内外気切換ダンパを作動し、内気導入側を開放し、外気導入側を閉鎖するものである。車室内の空気(内気)が循環して、エバポレータで冷却された冷風が車室内に供給される。次いでオートエアコンモードでの通常制御が行われる。この場合では、エアミックスダンパは適宜の位置にヒータ側バルブMVH 及びクール側バルブMVC によって制御され、エバポレータとヒータコアとによって温度が調節された空気が車室内に供給され、車室内の温度を設定温度に保つようにする。
【0016】
このように、本発明においては、車室内の温度が設定温度よりも高いときには、空調装置を外気モードとすると同時にフロントウィンドウ又はサンルーフを開けて、エバポレータが冷えるまで一時的に車室内に外気を通すようにしているので、乗員は、空調装置の吹き出し口から吹き出される車室内の高温空気に触れる不快感を免れることができる。特に高温の外気中に放置(エンジンOFF)したままの車両に乗り込む場合等において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の車両用空調装置における車室内負荷低減方法のフローチャートを示す図である。
【図2】従来のオートエアコン方式の車両用空調装置の温度コントロールシステムの構成図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、夏場の外気温が高い処で停車中の車室内のように、車内温度が設定温度よりもかなり高い状態において、オートエアコン方式の車両用空調装置をオートモードのクールダウン作動させる場合の車室内負荷の低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、オートエアコン方式の車両用空調装置は、一般に広く利用されている。このオートエアコン方式は、車室内を温度を希望の温度に設定すると、室内・外の温度変化や日射の影響を制御装置によって自動補正し、車室内温度を常に設定温度に保つように自動コントロールする方式である(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
【非特許文献1】
「デンソーカーエアコン解説書」日本電装株式会社、昭和56年10
月20日、P41〜44、図7−11
【0004】
このオートエアコン方式では、図2に示すような温度コントロールシステムで構成されている。即ち、温度設定レバーと直接の可変抵抗R2 と外気センサRam、内気センサRr のサーミスタ抵抗およびポテンショメータの可変抵抗Rpoの変化を情報電圧Vi としてコンピュータにインプットする。コンピュータではこのVi の変化度合によって2個のマグネットバルブ(ヒート側バルブMVH 、クール側バルブMVc )のどちらかを短時間ONしてパワーサーボのダイヤフラム負圧を変化させ、エアミックスダンパ、ブロワ切り換えスイッチおよびポテンショメータを作動させる。エアミックスダンパの開度を変化させることにより、ヒータコアを通る空気の割合が変化し、車室内温度が常に一定に保たれる。ブロワ切り換えスイッチは、風量コントロール用であり、ポテンショメータは、エアミックスダンパの位置を検出する可変抵抗Rpoである。
またヒータ用ウォータバルブの開閉もバキュームにて行ない切り換えスイッチ(図示せず)はパワーサーボ機構内にブロワ切り換え端子と並列に入っている。
【0005】
このオートエアコン方式を採用している車両用空調装置においても、空調装置の使い始めは、ほとんどの場合車室内温度は設定温度と大幅にずれている。したがって、オートエアコン方式では、コンピュータの情報電圧Vi は非常に高いか或いは低いので、クール側バルブMVC 又はヒート側バルブMVH がONし続け、素早く設定温度に近づくよう最大能力で冷暖房するように作動する。このように設定温度に対して車室内温度の差が大きい場合、必ず通常より冷暖房力は大きくなるように作動を設定(オーバーシュート)してある。
【0006】
このように、オートエアコン方式では、車室内温度と設定温度との温度差が大きい場合には、オーバーシュート運転をして、早期に車室内温度を設定温度に近づけるようにしても、その間は、乗客は不快な風を受けることになる。特に夏場の炎天下に車両を放置している場合、車室内温度と設定温度とが大幅にずれているような場合においては、エンジンをONにして、オートモードで空調装置を作動すると、エバポレータを冷やすまでは冷風が生じないで高温風が乗客に当たり、乗客を不快な状態にするという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、夏場の高外気温中に車両を放置した後に乗車して、車両用空調装置をクールダウンで作動する時の乗客の不快感を低減するための車両用空調装置における車室内負荷低減方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の車両用空調装置における車室内負荷低減方法を提供する。
請求項1に記載の車両用空調装置の車室内負荷低減方法は、車室内の冷房負荷が高い状態でのオートモードでクールダウン作動させる際に、車室内の温度が設定温度以上のときに、車両用空調装置を外気モードにしてブロワファンを駆動すると同時に、車室内のフロントウィンドウ又はサンルーフを開けて、外気を導入する制御を、車室内の温度が設定温度以下になるまで続けるようにしたものであり、これにより、高温の外気中に放置してある車両に乗車した際に、車室内の不快な熱気を循環させることがないので、乗員(乗客)に不快感を起させることもない。
【0009】
請求項2の該車室内負荷低減方法は、車両用空調装置を外気モードにして、ブロワファンを駆動すると同時に、車室内のフロントウィンドウ又はサンルーフを開けて外気を導入する制御を、エンジンがONのときに行うようにしたものであり、この制御は、エンジンを駆動して車両を発進させるときに行うのが特に有効である。
請求項3の該車室内負荷低減方法は、車室内の温度が設定温度以下になったとき、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じ、車両用空調装置を内気モードにして車室内の空気を循環させるようにしたものであり、これにより、冷風を出せる状態にまでエバポレータが十分に冷やされており、快適な冷風を車室内に循環させることができる。
【0010】
請求項4の該車室内負荷低減方法は、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じる前に乗員に警告を発するようにしたものであり、これにより、乗員がフロントウィンドウ又はサンルーフに手を挟む等の危険が防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態の車両用空調装置における車室内負荷低減方法について説明する。図1は、本発明の車両用空調装置における車室内負荷低減方法のフローチャートを示している。本発明においては、車両は図2に示すようなオートエアコン方式の車両用空調装置を搭載している。このオートエアコン方式は、従来技術で説明したように一般的に採用されている温度コントロールシステム(図2参照)であり、ここでは再度の説明を省略する。
【0012】
本発明においては、図1のフローチャートに基づいて、車室内の冷房負荷が高い状態における負荷低減を行っている。即ち、ステップS1においては、例えば非常に高い外気温中に車両を放置(エンジンE/GをOFF状態)にしており、車室内の温度が極めて高くなっていて冷房負荷が高い状態にある車両に、乗員(乗客)が乗車する。
次いで、ステップS2において、乗員はエンジンを駆動(ON)すると共に、空調装置を作動しオートエアコンモードにする。これは、前述したように車室内温度を常に設定温度に保つように自動的に制御するモードである。空調装置の起動時においては、車室内の温度を素早く設定温度に近づけるために最大能力で冷房する(オーバーショート)ように空調装置を作動する。エアミックスダンパは、クール側バルブMVC によって制御され、ヒータコア側の通路が閉鎖され、バイパス側が開放される。
【0013】
ステップS3では、車室内の温度が設定温度以上か又は以下かが判断され、設定温度以下の場合は、オートエアコンモードでの通常制御が行われる。設定温度以上の場合には、ステップS4に移る。このステップS4は、本発明の車室内負荷低減方法の特徴を示すものであり、空気装置を外気モードにし、ブロワをONにすると共に、車室のフロントウィンドウ又はサンルーフを閉状態から開状態にする。外気モードとは、図2に示される内外気切換ダンパを作動して、内気導入側を閉鎖し、外気導入側を開放する状態にする。したがって車室内には、外気が導入され、車室内の空気が外に排出される。これらの制御は、図2に示されるコンピュータによって行われるものである。即ち、コンピュータからの信号がフロントウィンドウの駆動装置又はサンルーフの駆動装置に送られ、これらの作動をコントロールする。なお、上記ステップS1〜S4は、タイムラグなしにほとんど同時に行われるものである。
【0014】
ステップS5では、車室内の温度が設定温度以上か又は以下かが判断され、設定温度以上であれば、ステップS4が継続され、設定温度以下の場合にはステップS6に移る。ステップS6では、フロントウィンドウ又はサンルーフを閉動作するに先だって、警告を発する。この警告は、警告灯又は警告音もしくは両者によって行われる。これが乗員がフロントウィンドウ又はサンルーフに手、指等を挟まれる危険を防止するために行われるものである。
【0015】
次に、ステップS7において、空調装置を内気モードに切り換え、またフロントウィンドウ又はサンルーフを開状態から閉状態にする。内気モードとは、図2における内外気切換ダンパを作動し、内気導入側を開放し、外気導入側を閉鎖するものである。車室内の空気(内気)が循環して、エバポレータで冷却された冷風が車室内に供給される。次いでオートエアコンモードでの通常制御が行われる。この場合では、エアミックスダンパは適宜の位置にヒータ側バルブMVH 及びクール側バルブMVC によって制御され、エバポレータとヒータコアとによって温度が調節された空気が車室内に供給され、車室内の温度を設定温度に保つようにする。
【0016】
このように、本発明においては、車室内の温度が設定温度よりも高いときには、空調装置を外気モードとすると同時にフロントウィンドウ又はサンルーフを開けて、エバポレータが冷えるまで一時的に車室内に外気を通すようにしているので、乗員は、空調装置の吹き出し口から吹き出される車室内の高温空気に触れる不快感を免れることができる。特に高温の外気中に放置(エンジンOFF)したままの車両に乗り込む場合等において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の車両用空調装置における車室内負荷低減方法のフローチャートを示す図である。
【図2】従来のオートエアコン方式の車両用空調装置の温度コントロールシステムの構成図である。
Claims (4)
- 車両用空調装置を装備している車両の車室内の冷房負荷が高い状態でのオートモードでクールダウン作動させるときの車室内負荷低減方法において、
車室内の温度が設定温度以上のときに、車両用空調装置を外気モードにしてブロワファンを駆動すると同時に、車室内のフロントウィンドウ又はサンルーフを開けて、外気を導入する制御を、車室内の温度が設定温度以下になるまで続けることを特徴とする車両用空調装置における車室内負荷低減方法。 - 前記制御を車両のエンジンが作動しているときに行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置における車室内負荷低減方法。
- 車室内の温度が設定温度以下になったとき、前記フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じ、車両用空調装置を内気モードにして、車室内の空気を循環させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置における車室内負荷低減方法。
- 前記フロントウィンドウ又はサンルーフを閉じる前に、乗員に警告を発することを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置における車室内負荷低減方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002273369A JP2004106740A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 車両用空調装置の車室内負荷低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002273369A JP2004106740A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 車両用空調装置の車室内負荷低減方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004106740A true JP2004106740A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32270144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002273369A Pending JP2004106740A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 車両用空調装置の車室内負荷低減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004106740A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106015069A (zh) * | 2016-06-27 | 2016-10-12 | 张宏 | 自动化风扇驱动系统 |
CN106855061A (zh) * | 2016-06-27 | 2017-06-16 | 张宏 | 自动化风扇驱动系统 |
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JPH0549421U (ja) * | 1991-12-16 | 1993-06-29 | カルソニック株式会社 | 自動車用空気調和装置 |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002273369A patent/JP2004106740A/ja active Pending
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