JPH0610662A - 内燃機関の排気管 - Google Patents

内燃機関の排気管

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JPH0610662A
JPH0610662A JP16638592A JP16638592A JPH0610662A JP H0610662 A JPH0610662 A JP H0610662A JP 16638592 A JP16638592 A JP 16638592A JP 16638592 A JP16638592 A JP 16638592A JP H0610662 A JPH0610662 A JP H0610662A
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heat insulating
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    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/008Mounting or arrangement of exhaust sensors in or on exhaust apparatus

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Abstract

(57)【要約】 【目的】取付部材の接合部分での内管と外管との熱膨張
による接合不良の発生を未然に防止し、その接合部分か
らの断熱材層の飛散を防止する。 【構成】パイプアッシィ4をエキゾーストフロントパイ
プ8と酸素センサ取付用のニップル9とから構成する。
エキゾーストフロントパイプ8の内管10をその上流側
でのみ外管11に固定させ、下流側を自由端とする。ニ
ップル9の取付部側の外周に切欠き段部21を形成し、
取付側端面22において内管10に対し接合部23によ
り固定する。接合部23近傍の外周部においては、断熱
材層12が介在されないように外管11を切欠き段部2
1と内管10とにより密着挟持する。従って、ニップル
9及び内管10は外管11に対し相対移動可能となって
おり、熱膨張等によるひずみ応力は、内管10、外管1
1及びニップル9の接合部23には一切かからない。ま
た、断熱材層12は密封されて露出されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の排気系に設
けられる排気管に係り、詳しくは内管と外管との間に断
熱材層を備えてなる多層構造の排気管に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば出願
人による実願平3−68173号に提案されたものがあ
る。この技術では、図7に示すように、エキゾーストフ
ロントパイプ31が内管32、外管33及びこれらの間
に介在された断熱材層34によって3層構造に形成され
ている。内管32及び外管33の両上流側端部32a,
33aは互いに溶接固定されている。また、内管32及
び外管33の両下流側端部32b,33bの間にはメッ
シュリング35が介在され、溶接固定されることなく内
管32及び外管33が相互に移動可能となっている。さ
らに、外管33の両端にはフランジ36,37が外嵌固
定されており、エキゾーストフロントパイプ31はこれ
らフランジ36,37を介して他の管路に接続される。
【0003】上記のエキゾーストフロントパイプ31に
よれば、内管32及び外管33の両下流側端部32b,
33bが自由端となっているため、内管32が高温にな
ったとしてもその熱膨張等によるひずみ応力が内管32
及び外管33の間で作用することがなく、耐久性の向上
が図られている。
【0004】ところで、エキゾーストフロントパイプ3
1には、ニップル等の取付部材を介して酸素センサ等の
各種センサが接続されることがある。そして、この種の
センサ等により、内管32内を通過する排気ガス中の酸
素濃度等の排気状態が検出されるようになっている。ま
た、ニップルを介して他の管路が接続されることもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術において、ニップルを内管32及び外管33と一体的
に溶接固定した場合には、内管32と外管33との間に
熱膨張の差が発生する。すなわち、内管32が外管33
よりも熱膨張が大きくなり、外管33の熱膨張が内管3
2のそれに追従できず、ニップルの溶接固定部において
接合不良等が発生するおそれがあった。その結果、エキ
ゾーストフロントパイプ31が破損されてしまい、結果
として耐久性の損なわれるおそれがあった。
【0006】また、外管32の一部にニップルの外周よ
りも大きな切欠き穴を形成し、ニップルを内管32のみ
に溶接固定した場合には、ニップルは外管33に対し相
対移動可能となっているので、上記のようなニップルの
溶接固定部における接合不良の発生は未然に抑制するこ
とができる。しかしながら、この場合には、ニップルと
切欠き穴との隙間から断熱材層34が露出することとな
り、断熱材層34の基材が飛散してしまうおそれがあっ
た。
【0007】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は内管の一端部が外管に対し長
手方向に相対移動可能に構成され、取付部材を備えた多
層構造の内燃機関の排気管において、取付部材の接合部
分での内管と外管との熱膨張による接合不良の発生を未
然に防止することが可能で、かつ、その接合部分からの
断熱材層の飛散を防止することの可能な内燃機関の排気
管を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明においては、内燃機関の排気系に設けら
れ、内管と外管との間に断熱材層を介在させて多層構造
をなすとともに、内管の一端部が外管に対し長手方向に
相対移動可能に構成された内燃機関の排気管において、
少なくとも内管及び外管に対して取付けられる取付部材
を備え、取付部材の取付側端面の周囲に切欠き段部を形
成し、取付部材の取付側端面を内管のみに接合し、断熱
材層を介在させない状態で切欠き段部と内管との間に外
管を密着挟持するようにしている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、内管の内部を排気ガスが
通過する際、内管はその排気ガスの熱によって高温とな
るが、外管は断熱材層によって熱伝達が遮断されて高温
化が抑えられる。そして、外管と内管との間の熱膨張の
差は、内管の一端部が外管に対し相対移動可能であるこ
とから、その部分で吸収され、熱膨張等によるひずみ応
力が内管と外管との間で作用することはない。
【0010】また、取付部材は取付側端面が内管のみに
接合されていることから、取付部材は外管に対して相対
移動可能となっている。このため、内管の熱膨張が取付
部材を介して外管に伝達されることはない。従って、取
付部材を取付けたとしても、取付部材の取付部分におけ
る接合不良は発生しない。
【0011】さらに、外管は切欠き段部と内管とにより
断熱材層を介在させない状態で密着挟持されている。こ
のため、取付部材はその取付側端面において内管のみに
接合されているにもかかわらず、断熱材層の基材は密封
された状態が保持されるので、断熱材層が外部に露出す
ることはない。
【0012】
【実施例】以下、この発明における内燃機関の排気管を
自動車に具体化した一実施例を図1〜図6に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図6はこの実施例の自動車1における内燃
機関としてのエンジン2及びその排気系の搭載状態を示
す概略図である。同図において、自動車1の前部に搭載
されたエンジン2の排気系には、エキゾーストマニホー
ルド3が設けられている。このエキゾーストマニホール
ド3には、排気管としてのエキゾーストフロントパイプ
アッシィ(以下単にパイプアッシィという)4の一端が
接続されており、その他端には、触媒コンバータ5が接
続されている。また、触媒コンバータ5の下流側はエキ
ゾーストリアパイプ6を介してサイレンサ7に接続され
ている。
【0014】そして、エンジン2から排出された排気ガ
スはエキゾーストマニホールド3及びパイプアッシィ4
を通って触媒コンバータ5に導かれる。また、触媒コン
バータ5内では、その排気ガスが金属触媒等によって浄
化され、浄化された排気ガスはエキゾーストリアパイプ
6及びサイレンサ7を介して大気中へ排出されるように
なっている。
【0015】図3に示すように、パイプアッシィ4はエ
キゾーストフロントパイプ8と、同パイプ8に設けられ
た取付部材としてのニップル9とを備えている。エキゾ
ーストフロントパイプ8は途中が折れ曲がった形状をな
しており、円筒状の内管10と、この内管10よりも大
径で、かつ、内管10との間に空間を形成するように外
嵌された外管11とを備えている。これら内管10と外
管11との間の空間内には、グラスウールやセラミック
ウール等の無機繊維よりなる断熱材が充填されて断熱材
層12が設けられている。これら内管10、外管11及
び断熱材層12によって3層構造のエキゾーストフロン
トパイプ8が構成されている。そして、この断熱材層1
2により、内管10を通過する排気ガスの温度低下が抑
えられるとともに、外管11から外部へ漏出する排気音
が抑えられるようになっている。
【0016】ここで、外管11は機械的強度を保持する
ために従来と同程度かあるいはそれ以上の板厚(この実
施例では「1.5mm」)に設定され、内管10の板厚
は外管11のそれよりも薄く(この実施例では「0.6
mm」)設定されている。
【0017】また、図3,4に示すように、パイプアッ
シィ4の上流側(図中左側)において、内管10の上流
側端部10aは拡径されており、外管11の上流側端部
11aの内周面に当接した状態となっている。そして、
この内管10の上流側端部10aと外管11の上流側端
部11aとが、溶接部13によって接合されており、相
対移動不能となっている。一方、図3,5に示すよう
に、パイプアッシィ4の下流側(図中右側)において、
内管10の下流側端部10bと外管11の下流側端部1
1bとの間には溶接が施されることなく、両者10b,
11bの間に形成された空間には、ワイヤ製のメッシュ
リング14が介在されている。これによって、下流側端
部10bと下流側端部11bとが相対移動可能となって
いる。つまり、内管10はその上流側でのみ外管11に
接合され、その下流側は自由端となっている。
【0018】さらに、図3,4に示すように、外管11
の上流端11aには、上流側フランジ15が外嵌固定さ
れている。図6に示すように、この上流側フランジ15
はエキゾーストマニホールド3の下流側端部のマニホー
ルドフランジ16に対し、図示しないボルト等により固
定されている。また、図3,5に示すように、外管11
の下流側端部11bには、下流側フランジ17が外嵌固
定されている。図6に示すように、この下流側フランジ
17は触媒コンバータ5の上流側端部のコンバータフラ
ンジ18に対し、同じく図示しないボルト等により固定
されている。
【0019】次に、ニップル9の取付構造について説明
する。図3に示すように、ニップル9はパイプアッシィ
4の下流側に取付けられている。また、図1はニップル
9の取付部分を拡大して示す断面図であり、図2はその
取付部分におけるパイプアッシィ4の断面図である。
【0020】図1に示すように、内管10には、図示し
ない酸素センサを取付けるためのセンサ用内穴19Aが
透設されている。また、外管11にはセンサ用内穴19
Aよりも大径のセンサ用外穴19Bが透設されている。
さらに、内管10はセンサ用内穴19Aの周囲近傍にお
いて外側(同図上側)に向かって折曲形成されている。
このため、センサ用内穴19Aの周囲近傍においては断
熱材層12が介在されておらず、その断熱材層12は折
曲部分において内管10及び外管11で密封されてい
る。
【0021】一方、ニップル9はほぼ筒状をなし、その
内部には、内管10の内部と酸素センサとの間を連通す
る連通穴20が形成されている。また、ニップル9のエ
キゾーストフロントパイプ8側(同図下側)の外周に
は、切欠き段部21が形成されている。この切欠き段部
21は、その深さが外管11とほぼ等しくなるように形
成されている。このように形成されたニップル9は、そ
の取付側端面22において内管10に対し接合部23に
より固定されている。この接合部23は、センサ用内孔
19Aと連通穴20とが対向するようにして公知のプロ
ジェクション溶接法にて形成されている。そして、接合
部23近傍の外周部においては、断熱材層12が介在さ
れていない状態で、外管11が切欠き段部21と内管1
0とにより密着挟持されている。また、外管11のセン
サ用外穴19Bの周縁部とニップル9の取付側部との間
には、外管11と内管10との相対移動を許容するため
の若干の隙間Cが形成されている。
【0022】次に、上記のように構成したパイプアッシ
ィ4の作用について説明する。今、エンジン2の始動時
において、エンジン2から排出された排気ガスが、エキ
ゾーストマニホールド3を通ってパイプアッシィ4の内
管10の内部に流入する。ここで、内管10の板厚は外
管11のそれよりも薄く形成されているので、内管10
の熱容量は相対的に小さくなっている。従って、内管1
0の内部を排気ガスが通ることにより、その熱によって
内管10の温度がすばやく上昇する。
【0023】また、内管10と外管11との間には、断
熱材層12が設けられている。そのため、内管10の貫
流熱量は相対的に小さくなっている。従って、一旦上昇
した内管10の温度は長時間保持され、容易に低下する
ことはない。
【0024】さらに、内管10には直接排気ガスの熱が
加わる一方、外管11は内管10との間に断熱材層12
が介在されているため、排気ガスの熱が伝わりにくく、
内管10よりも温度が低くなり、内管10と外管11と
の間には温度差が生じる。そして、この温度差によっ
て、内管10が外管11に比べて熱膨張するという可能
性がある。しかし、この実施例では、内管10の下流側
端部10bと外管11の下流側端部11bとの間にメッ
シュリング14が介在されており、内管10と外管11
とが相対移動可能となっている。このため、たとえ内管
10が外管11に比べてより膨張したとしても、内管1
0又は外管11に対して歪みの応力が加わるおそれはな
く、パイプアッシィ4自体に応力の影響が及ぶことはな
い。
【0025】また、この実施例において、ニップル9は
同ニップル9の取付側端面22において内管10のみに
対して溶接固定されている。このため、ニップル9は外
管11に対して相対移動可能となっているので、内管1
0の熱膨張がニップル9を介して外管11に伝達される
ことはない。従って、この実施例のようにニップル9を
取付けた場合であっても、ニップル9の取付部分におけ
る接合不良が発生することはない。その結果、熱膨張に
伴うパイプアッシィ4のニップル9の取付部分における
損傷を防止することができ、ひいては、パイプアッシィ
4の耐久性の向上を図ることができる。
【0026】さらに、この実施例では、センサ用内穴1
9Aの周囲近傍においては断熱材層12が介在されてお
らず、その断熱材層12は折曲部分において内管10及
び外管11で密封されている。また、外管11は切欠き
段部21と内管10とにより断熱材層12を介在させな
い状態で密着挟持されている。このため、ニップル9
は、その取付側端面22において内管10のみに接合さ
れているにもかかわらず、断熱材層12の基材は密封さ
れた状態が保持されるので、断熱材層12が外部に露出
することはない。従って、断熱材層12が露出して飛散
するのを未然に防止することができる。
【0027】また、この実施例では、上記した作用効果
の外に、内管10の板厚を外管11の板厚よりも薄く形
成したので、内管10内部の温度をすばやく上昇させ、
即ち、パイプアッシィ4の暖気性を向上させることがで
きる。従って、外気が冷えていたとしても、パイプアッ
シィ4における排気ガスの温度低下を防止することがで
き、エンジン2の始動直後から高温の排気ガスによって
触媒コンバータ5における反応を促進させることができ
る。その結果、排気ガスの優れた浄化性能を発揮させる
ことができ、排気エミッションの悪化を防止することが
できる。また、そのことから、触媒コンバータ5内の金
属触媒やハニカムを構成する白金やロジウム等の貴金属
の使用量の削減を図ることもできる。
【0028】併せて、この実施例では、外管11の板厚
を従来と同程度、あるいはそれ以上とし、かつ、この外
管11に上流側フランジ15及び下流側フランジ17を
外嵌固定して、パイプアッシィ4を外管11でもって支
持するようにしたので、パイプアッシィ4に従来と同等
の取付剛性を期待することができる。そのため、パイプ
アッシィ4の使用時における耐久性の向上を図ることが
できる。
【0029】加えて、この実施例では、内管10と外管
11との間には、断熱材層12を設けたので、内管10
の温度が外管11に伝達されにくい。従って、高速走行
時や高負荷時において、排気ガス温が相当上昇したとし
ても、外管11の温度上昇を抑制することができ、外管
11の耐久性、ひいてはパイプアッシィ4の耐久性を一
層向上させることができる。さらに、外管11の温度上
昇を抑制することができることから、従来より採用して
いる枯れ草対策用プロテクタ、周辺部品の熱害防止プロ
テクタ等の使用を廃止することができ、資源の節約、コ
ストの低減を図ることができる。
【0030】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例においては、排気管としてパイプパイ
プアッシィ4を採用したが、その外にも例えばエキゾー
ストマニホールド3(ブランチを含む)、触媒コンバー
タ5、エキゾーストセンタパイプ(図示せず)、エキゾ
ーストリヤパイプ6、サイレンサ7、マフラ(図示せ
ず)等にこの発明を適用してもよい。
【0031】(2)前記実施例においては、断熱材層1
2の断熱材をグラスウールやセラミックウール等の無機
繊維により形成したが、この断熱材を単なる空気層によ
り形成してもよい。
【0032】(3)前記実施例においては、エキゾース
トマニホールド3の外管11は、一体形状の円筒状のも
のを用いたが、前記外管11は半割れ状の二体物をプレ
ス成形により円筒状に一体化してもよい。
【0033】(4)パイプアッシィ4の長さは種々の要
求性能に応じて適宜変更してもよい。 (5)前記実施例においては、上流側フランジ15及び
下流側フランジ17は外管11に対し外嵌固定すること
により設けたが、その外にも例えば内嵌固定してもよい
し、又は外管11に一体的に形成してもよい。
【0034】(6)前記実施例におけるパイプアッシィ
4の構造は、内管10、断熱材層12及び外管11から
なる3層構造としたが、断熱材層を複数層としたり、内
管10と断熱材層12との間に金属箔を設けたりするこ
とにより、3層構造以上としてもよい。
【0035】(7)前記実施例においては、ニップル9
に酸素センサを取付けるように構成したが、その他のセ
ンサに具体化してもよい。また、各種センサ以外にも、
他の管路をニップル9に取付けるような構成としてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の内燃機
関の排気管によれば、内管の一端部が外管に対し長手方
向に相対移動可能に構成され、取付部材を備えた多層構
造の内燃機関の排気管において、取付部材の接合部分で
の内管と外管との熱膨張による接合不良の発生を未然に
防止することができ、かつ、その接合部分からの断熱材
層の飛散を防止することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例においてニップ
ルの取付構造の主要部を示す拡大断面図である。
【図2】一実施例におけるニップルの取付部分における
パイプアッシィの断面図である。
【図3】一実施例におけるエキゾーストフロントパイプ
アッシィを示す断面図である。
【図4】一実施例においてエキゾーストフロントパイプ
の上流側端部を示す拡大断面図である。
【図5】一実施例においてエキゾーストフロントパイプ
の下流側端部を示す拡大断面図である。
【図6】一実施例における自動車のエンジン及びその排
気系の搭載状態を示す概略図である。
【図7】従来例におけるエキゾーストフロントパイプを
示す断面図である。
【符号の説明】
2…内燃機関としてのエンジン、4…排気管としてのエ
キゾーストフロントパイプアッシィ、9…取付部材とし
てのニップル、10…内管、11…外管、12…断熱材
層、21…切欠き段部、22…取付側端面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系に設けられ、内管と外
    管との間に断熱材層を介在させて多層構造をなすととも
    に、前記内管の一端部が前記外管に対し長手方向に相対
    移動可能に構成された内燃機関の排気管において、 少なくとも前記内管及び前記外管に対して取付けられる
    取付部材を備え、前記取付部材の取付側端面の周囲に切
    欠き段部を形成し、前記取付部材の取付側端面を前記内
    管のみに接合し、前記断熱材層を介在させない状態で前
    記切欠き段部と前記内管との間に前記外管を密着挟持し
    たことを特徴とする内燃機関の排気管。
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