JPH06105502A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JPH06105502A
JPH06105502A JP4275424A JP27542492A JPH06105502A JP H06105502 A JPH06105502 A JP H06105502A JP 4275424 A JP4275424 A JP 4275424A JP 27542492 A JP27542492 A JP 27542492A JP H06105502 A JPH06105502 A JP H06105502A
Authority
JP
Japan
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coil
hub
gap
coreless coil
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4275424A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Nakamura
展明 中村
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化,軽量化を図りつつ、良好にシーリン
グを行う。 【構成】 コアレスコイル64に通電方向を制御しつつ
電流を流すと、コアレスコイル64の発生磁界とマグネ
ット66による磁界とが作用してハブ58が矢印FA方
向(又はその反対方向)に回転する。ベアリング50か
らハードディスク28までには、ステータ側とロータ側
との間に矢印FBで示すパスが形成されており、そのギ
ャップG1〜G5は、0.05mm〜0.8mmの範囲
内で設定される。これにより、ギャップ部分がベアリン
グ50からハードディスク28に至るラビリンスシール
としても兼用され、磁性流体シールを用いることなくダ
ストやグリスに対して良好なシーリングを行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスモータにか
かり、特に、HDD(Hard Disk Drive)などに使用さ
れるスピンドルモータに好適なベアリング部分のシーリ
ングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】HDDを駆動する従来のスピンドルモー
タとしては、例えば図10に示すインハブタイプのブラ
シレスモータがある。同図は、回転中心に沿った断面の
右半分を示すものである。この図において、シャフト1
0には、ベアリング12,14を介して円筒状のハブ1
6が回転自在に取り付けられている。シャフト10は、
下方でモータベース18に一体成形されており、このモ
ータベース18がHDDのシャーシ(図示せず)に固定
されている。ハブ16の下方内側では、シャフト10に
コア付きのコイル20が設けられており、これに対向す
るようにマグネット22がハブ16の内周面に取り付け
られている。
【0003】ハブ16の下側外周にはディスクホルダ2
4が形成されており、このディスクホルダ24とクラン
パ26との間にハードディスク28が狭持されている。
そして、上部のハードディスク28は、ハブ16の上面
にねじ止めされたクランパ30によって固定されてい
る。ハードディスク28に対するアクセスは、ヘッド3
2によってその両面に行われるようになっている。
【0004】また、シャフト10の上部にはスリーブ3
4が設けられており、このスリーブ34に対向するよう
に、マグネット36がハブ16側に設けられている。そ
して、スリーブ34とマグネット36の間に磁性流体3
8が満たされており、これによってベアリング12,1
4に対するオイルシールが行われている。
【0005】コイル20に通電方向を制御しつつ電流を
流すと、コイル20の発生磁界とマグネット22による
磁界とが作用してハブ16は矢印FA方向(又はその反
対方向)に回転するようになる。これにより、ヘッド3
2に対してハードディスク28が回転することになる。
ヘッド32は、同図の左右方向に移動して所望のトラッ
クにアクセスする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術には次のような不都合がある。 (1)ブラシレスモータでは、ベアリング12,14や
コイル20などの部分からダストやグリスが飛散する。
これらは、0.1〜0.3μm程度の微小なものでもコ
ンタミネーションが低下してHDDのコンタクトスター
ト・ストップに悪影響を与える。このため、前記実施例
では、磁性流体38を用いてダストやグリスに対するシ
ーリングが行われている。ところが、この磁性流体は一
般に高価であり、コスト的に好ましくない。
【0007】(2)図10に示すように、モータベース
18より下側の領域EAはHDDのクリーンルーム外と
なっているが、上側の領域EBはクリーンルーム内とな
っている。このため、コイル20とマグネット22との
隙間からクリーンルーム内にダストやグリスが放出され
ることになり、シーリングの不十分による悪影響が生ず
る。
【0008】(3)特に、最近では、ノートブック型の
パーソナルコンピュータに搭載されるHDDのように小
型化,軽量化の方向にあり、スピンドルモータも必然的
に小型化,軽量化が要求されるに至っている。従って、
部品点数の増大を招くことなく良好なシーリングを行わ
なければならない。 本発明は、これらの点に着目したもので、小型化,軽量
化を図りつつ、良好にシーリングを行うことができるコ
スト的にも有利なブラシレスモータを提供することを、
その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータベース
とこれに立設されたシャフトによって回転軸方向の断面
が略L字状のステータ部を構成し、ベアリングホルダと
ハブとによって回転軸方向の断面が略コ字状のロータ部
を構成し、前記ロータ部に設けられたマグネットによる
磁界と、前記ステータ部に設けられたコイルによる磁界
とを作用させて、前記ハブに固定されたディスク媒体を
回転駆動するブラシレスモータにおいて、前記シャフト
の頂部にベアリングを覆うカバーを設けるとともに、前
記コイルをコアレスコイルで構成し、このコイルと前記
ロータ側とのギャップ及びこのギャップに連通する前記
ステータ部とロータ部とのギャップを、各部の寸法形状
により調整してラビリンスシールと兼用したことを特徴
とする。本発明の主要な態様によれば、前記ギャップ
は、0.05乃至0.8mmの範囲内で設定される。
【0010】
【作用】本発明によれば、ベアリングの一方にはカバー
が設けられ、他方には、各構成部品により複雑なラビリ
ンスシールがステータ側とロータ側の間に形成される。
これによって、磁性流体シールを用いることなく、ベア
リングのグリスやダストのシーリングを行うことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明によるブラシレスモータの実施
例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、
上述した従来例と同様の構成部分又は従来例と対応する
構成部分については、同一の符号を用いる。
【0012】<第1実施例>最初に、図1乃至図7を参
照しながら、本発明の第1実施例について説明する。図
1は、本実施例にかかるブラシレスモータの回転軸に沿
った断面の右半分を示す一部省略した図である。同図に
おいて、シャフト10には、ベアリング50,52を介
して円筒状のベアリングホルダ54が回転自在に取り付
けられている。シャフト10は、下方でモータベース1
8に連続して一体となっており、このモータベース18
がHDDのシャーシ(図示せず)に固定されている。ベ
アリングホルダ54の内側には、ベアリング50,52
の間にコイルスプリング(予圧スプリング)56が設け
られている。
【0013】次に、ベアリングホルダ54は、断面略L
字状のハブ58に連続して一体となっている。そして、
このハブ58の下側外周にはディスクホルダ60が形成
されており、ハブ上方からハードディスク28がはめ込
まれている。ハードディスク28は、その内周側がディ
スクホルダ60に接しており、更にクランパ26がハブ
58にはめ込まれてハードディスク28が狭持されてい
る。2枚目のハードディスク28は、クランパ26,3
0によって狭持されている。ハードディスク28に対す
るアクセスは、ヘッド32によってその両面に行われる
ようになっている。
【0014】次に、モータベース18の底部であってベ
アリングホルダ54側には、コイルホルダ62に立設さ
れたコアレスコイル64が適宜のクリアランスをもって
設けられている。また、ハブ58の内側には、コアレス
コイル64と適宜のクリアランスをもってマグネット6
6が対向配置されている。具体的には、図7に主要部を
拡大して示すように、各部のギャップG1〜G5が、
0.05〜0.8mm程度となるように寸法形状や配置
が設定されている。なお、G1はベアリングホルダ54
とコアレスコイル62とのギャップ,G2はハブ58と
コアレスコイル64の頂部とのギャップ,G3はコアレ
スコイル64とマグネット66とのギャップ,G4はモ
ータベース18とハブ58の底部とのギャップ,G5は
モータベース18とハブ58の外周側とのギャップであ
る。
【0015】これらのギャップG1〜G5の大きさは、
機械的な寸法や精度よって制約され、3.5インチ,
2.5インチ,1.8インチなどのハードディスクサイ
ズに応じて設定される。好ましくは、上述した0.05
〜0.8mmの範囲とする。なお、すべてのギャップが
同一寸法である必要はない。これらのギャップG1〜G
5をあまり狭くすることは、各部品の公差を厳しくする
ことになり、組立精度も厳しくなってコストアップにつ
ながる。また、逆にギャップG1〜G5をあまり広くす
ると、マグネット66のパーミアンス係数が下がり、有
効磁束が減少して性能が低下することになる。このよう
なコアレスコイル64は、モータベース18を介して駆
動回路が形成されているフレキシブルプリント基板(図
示せず)に接続されている。
【0016】次に、ベアリング52はピース68によっ
て押さえられており、更にその上方には、トップカバー
70が接着などの方法で設けられている。このトップカ
バー70によってシャフト10とベアリング52の全体
がカバーされており、図10に示した磁性流体の代わっ
てシーリングが行われている。
【0017】次に、コアレスコイル64について、図2
乃至図6を参照しながら説明する。図2には、コアレス
コイル64の平面形状が示されており、左半分は断面が
示されている。同図において、コアレスコイル64は、
円筒状のFPC(Flexible Printed Circuit)64Aの
内外各側面に、複数のコイル片64Bが貼り付けられた
構成となっている。FPC64A内には、スター,デル
タなどの所要の配線パターンが行われており、コイル片
64Bの端末(巻始め及び巻終わり)との接続点は、ス
ルーホールランド64Cとして形成されている。すなわ
ち、FPC64Aの表裏両面に導体が露出して、表裏い
ずれからも接続可能となっている。
【0018】このようなコアレスコイル64の構成を更
に詳細に説明すると、最初に図3に示すようなFPC6
4Aが用意される。このFPC64Aには、スター,デ
ルタなどの所要の結線に対応する配線パターンが形成さ
れており(図示せず)、それらがスルーホールランド6
4Cに接続されている。スルーホールランド64Cは、
コイル片64Bの配置を勘案した位置に設けられてい
る。例えば、モータのマグネットが8極,コイル片を6
とし、3相駆動する場合は、マグネットは電気角で2π
/8に着磁され、コイル片14は電気角で2π/6の間
隔となるような位置関係である。また、端部64D,6
4Eには、中央部分のものの半分の大きさのスルーホー
ルランド64F,64Gが各々2つずつ形成されてい
る。また、FPC64Aの下側には、駆動回路(図示せ
ず)との接続用のリード部64Hが形成されている。
【0019】このようなFPC64Aに対して、コイル
片64Bを、ダスト発生のない両面テープ,フロン及び
アロコールなどに対して耐液性を有する両面テープ,あ
るいは接着剤などを用いて取り付けてゆく(図3矢印F
1参照)。そして、各コイル片64Bの端末は、該当す
るスルーホールランド64C,64F,又は64Gにハ
ンダ付けして固定される。図4には、この様子が示され
ている。また、同図の#5−#5線に沿った断面の一部
は、図5に示すようになる。この図のように、スルーホ
ールランド64C,64F,64Gは、FPC64Aの
表裏で電気的に共通している。このため、コイル片64
Bは、結果的にFPC64Aを挟んで表裏に位置するも
の同士が並列に接続されることになる。また、FPC6
4Aを挟んで対向するコイル片64Bは、ほぼ同一の巻
数及び抵抗値に設定され、従来であれば1つのコイル片
として構成されたものを2つに分割し、従来の厚さΔt
に対してΔt/2の厚さのコイル片として形成されてい
る。
【0020】このようにして得られたFPC64Aに対
し、各コイル片64BにR成形を施すとともに、FPC
64Aを図4の矢印F2で示すように湾曲して端部64
D,64Eを接続すると、図2に示したコアレスコイル
64が得られる。図6には、FPC64Aの接続部分が
拡大して示されている。この図は、図2の矢印F3から
見たもので、スルーホールランド64F,64Gはハン
ダ付けによって結合される。すなわち、FPC64Aの
端部64D,64Eは、コイル片64Bで挟まれるとと
もに、スルーホールランド64F,64Gによって2箇
所で結合して、図2に示すような円筒状のコアレスコイ
ル64が形成される。
【0021】次に、本実施例では、マグネット66とし
て、例えばSmCo,Nd−Fe−Bなどの非常に良好
な磁気特性を有する材料が使用されている。本実施例で
は、コアレスコイル64を用いているためにエアギャッ
プが従来のコア付きモータよりもコイル厚さ分だけ大き
くなり、モータのトルクに与える磁束が減少する。そこ
で、特性のよい磁性材料を用いることで、かかる磁束の
減少を防止するように工夫している。
【0022】次に、以上のような実施例の作用について
説明する。コアレスコイル64に通電方向を制御しつつ
電流を流すと、コアレスコイル64の発生磁界とマグネ
ット66による磁界とが作用してハブ58は矢印FA又
はその反対方向(図1参照)に回転するようになる。こ
れにより、ヘッド32に対してハードディスク28が回
転することになる。ヘッド32は、図1の左右方向に移
動して所望のトラックにアクセスする。
【0023】ところで、この場合において、本実施例で
は、上述したようにコアレスコイル64よりも外側にマ
グネット66を配置するとともに、ベアリングホルダ5
4とハブ58とを一体成形している。すなわち、マグネ
ット66のバックヨークとハブ58とが兼用されてお
り、また、磁路形成のための内側のヨークとベアリング
ホルダ54とが兼用されているので、ハブ58内部のス
ペースは非常に有効に活用されている。従って、小型
化,軽量化に好適である。
【0024】次に、本実施例では、コアレスコイル64
が用いられている。このため、コアの存在に起因して生
ずる鉄損やコギングトルクの発生がなく、インダクタン
スも減少する。従って、高速回転に伴う消費電流の増大
も抑制されて、有効トルクの増大による効率的な駆動が
可能となり、高速度化に好適となる。また、振動や騒音
も低減される。
【0025】ところで、本実施例では、ベアリング5
0,52の上部にはトップカバー70が設けられてい
る。このため、上部からのベアリンググリスやダストの
飛散は、トップカバー70によって良好に防止される。
また、ベアリングホルダ54とハブ58を一体形成する
とともにコアレスコイル64を用いた結果、図7に矢印
FBで示すパスがロータ側とステータ側との間に形成さ
れている。ベアリング50,52の下部は、このパスを
通じてクリーンルーム側に連通している。また、ロータ
側とステータ側とのギャップG1〜G5は、上述したよ
うに各々0.05〜0.8mmの範囲内となるように管
理されている。
【0026】このため、矢印FBで示すパスの部分がラ
ビリンス(迷路)シールとして作用するようになり、こ
れによってグリスやダストの飛散が良好に防止される。
また、コアレスコイル64の高さ方向に沿った長いギャ
ップG1,G3は、トルク性能の向上のために特に高い
精度で管理されている。このため、この部分におけるシ
ール効果は非常に良好となり、エアギャップが良好にラ
ビリンスシールとして作用する。
【0027】このように、本実施例によれば、次のよう
な効果がある。 (1)ベアリング部の一方をトップカバー70で覆うと
ともに、他方については、ベアリングホルダ54とハブ
58による回転軸方向の断面が略コ字状の内部にコアレ
スコイル64を配置したことによって、限られたスペー
スの中に強力なラビリンスシールがギャップと兼用して
形成されている。このため、磁性流体シールを用いるこ
となくグリスやダストなどの飛散防止を良好に行うこと
ができる。
【0028】(2)マグネット66のバックヨークとハ
ブ58とが兼用されており、また、磁路形成のための内
側のヨークとベアリングホルダ54とが兼用されている
ので、ハブ58内部のスペースは非常に有効に活用され
ている。従って、小型化,軽量化に好適である。 (3)コアレスコイル64が用いられているため、コア
の存在に起因して生ずる鉄損やコギングトルクの発生が
なく、インダクタンスも減少する。従って、高速回転に
伴う消費電流の増大も抑制されて、有効トルクの増大に
よる効率的な駆動が可能となり、高速度化に好適とな
る。また、振動や騒音も低減される。 (4)コアレスコイルが、必要な配線を施した円筒状の
FPCに必要数のコイル片が取り付けられた構造となっ
ているので、簡便に成形,組み立てを行うことができ
る。
【0029】<第2実施例>次に、図8及び図9を参照
しながら、本発明の第2実施例について説明する。この
実施例は、前記第1実施例の効率を更に高めたものであ
る。図8に示すように、コアレスコイル80はハブ82
の上方の凹部84に延長して設けられており、コアレス
コイル80のうちのマグネット66の磁束と鎖交しない
部分が凹部84内に設けられている。このため、コアレ
スコイル80は、前記実施例と比較して、磁束を切る部
分が全体として長くなっている。
【0030】従って、マグネット66の磁束は、図9に
ΔBで示す部分でコアレスコイル80のコイル片80A
を切るようになって、結果的に鎖交磁束数が増大する。
これにより、同一電流でトルクが増加し、ハブ内のスペ
ースを有効に活用して効率の向上を図ることができる。
また、この実施例によれば、限られたスペースが更に有
効に活用され、磁束鎖交の効率化とともに、ベアリング
50,52からクリーンルームに至るパスがより長くな
る。特に、最もシール効果の高いギャップG1,G3
(図7参照)の部分が長くなり、ラビリンスシールの効
果は更に向上する。
【0031】<他の実施例>なお、本発明は、何ら上記
実施例に限定されるものではなく、例えば次のようなも
のも含まれる。 (1)前記実施例では、8極,6コイルの場合を示した
が、マグネットの極数やコアレスコイルのコイル数など
は必要に応じて適宜設定してよい。 (2)駆動するハードディスクの枚数なども任意であ
り、光ディスクなどの他のディスク媒体にも適用可能で
ある。 (3)前記実施例では、コアレスコイルとしてFPCに
コイル片を取り付けたものを用いたが、従来のモールド
型のコアレスコイルを用いることを妨げるものではな
い。
【0032】(4)各部の材料なども、必要に応じて適
宜選択してよい。例えば、ベアリングホルダにバックヨ
ークを設けるとともに、ハブに磁路形成のためのヨーク
を設け、これらのヨーク部材として高透磁率のケイ素鋼
板などを用いることによって、ベアリングホルダ及びハ
ブの材質をアルミなどの軽合金で形成することも可能で
なる。 (5)その他、同様の作用を奏するように種々設計変更
が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるブラ
シレスモータによれば、ベアリング部の一方をカバーで
覆うとともに、ロータ側とステータ側とのギャップを調
整してベアリング部の他方に対するラビリンスシールと
兼用することとしたので、磁性流体シールを必要とする
ことなく、小型化,軽量化を図りつつ、良好にシーリン
グを行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブラシレスモータの第1実施例を
示す主要部の構成図である。
【図2】前記実施例のコアレスコイル部分を取り出して
示す説明図である。
【図3】前記第1実施例のコアレスコイルの組み立て状
態を示す斜視図である。
【図4】前記第1実施例のコアレスコイルの組み立て状
態を示す斜視図である。
【図5】図4の#5−#5線に沿った断面の一部を示す
説明図である。
【図6】図2の矢印F3方向からみたコアレスコイルの
一部を示す説明図である。
【図7】前記第1実施例の作用を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す主要部の構成図であ
る。
【図9】前記第2実施例の作用を示す説明図である。
【図10】従来のブラシレスモータを示す主要部の構成
図である。
【符号の説明】
10…シャフト、18…モータベース、26,30…ク
ランパ、28…ハードディスク、32…ヘッド、50,
52…ベアリング、54…ベアリングホルダ、56…コ
イルスプリング、58,82…ハブ、60…ディスクホ
ルダ、62…コイルホルダ、64,80…コアレスコイ
ル、64A…FPC、64B,80A…コイル片、64
C…スルーホールランド、64D,64E…端部、64
F,64G…ランド部、64H…リード部、66…マグ
ネット、84…凹部、G1〜G5…ギャップ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータベースとこれに立設されたシャフ
    トによって回転軸方向の断面が略L字状のステータ部を
    構成し、ベアリングホルダとハブとによって回転軸方向
    の断面が略コ字状のロータ部を構成し、前記ロータ部に
    設けられたマグネットによる磁界と、前記ステータ部に
    設けられたコイルによる磁界とを作用させて、前記ハブ
    に固定されたディスク媒体を回転駆動するブラシレスモ
    ータにおいて、前記シャフトの頂部にベアリングを覆う
    カバーを設けるとともに、前記コイルをコアレスコイル
    で構成し、このコイルと前記ロータ側とのギャップ及び
    このギャップに連通する前記ステータ部とロータ部との
    ギャップを各部の寸法形状により調整して、ラビリンス
    シールと兼用したことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラシレスモータにおい
    て、前記ギャップを、0.05乃至0.8mmの範囲内
    で設定したことを特徴とするブラシレスモータ。
JP4275424A 1992-09-18 1992-09-18 ブラシレスモータ Pending JPH06105502A (ja)

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