JPH0610497B2 - 車両用自動変速機 - Google Patents
車両用自動変速機Info
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- JPH0610497B2 JPH0610497B2 JP62235664A JP23566487A JPH0610497B2 JP H0610497 B2 JPH0610497 B2 JP H0610497B2 JP 62235664 A JP62235664 A JP 62235664A JP 23566487 A JP23566487 A JP 23566487A JP H0610497 B2 JPH0610497 B2 JP H0610497B2
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- speed
- piston
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば横置きエンジンを採用した車両に最適な
ラビニヨ式4速自動変速機に関し、特にその軸方向寸法
を小型化できるとともに、変速ショックを低減できるよ
うにしたクラッチ及び該クラッチ駆動用ピストンの配置
構成に関する。
ラビニヨ式4速自動変速機に関し、特にその軸方向寸法
を小型化できるとともに、変速ショックを低減できるよ
うにしたクラッチ及び該クラッチ駆動用ピストンの配置
構成に関する。
〔従来の技術〕 一般に車両用自動変速機は、遊星歯車からなる変速歯車
装置と、該装置にトルクコンバータからの出力を選択し
て入力させるための複数のクラッチ,ブレーキを有する
入力経路切り換え装置とを備えている。このような車両
用自動変速機では、一般に搭載スペースが狭いことから
可能な限りの小型化が要請されるが、特に横置きエンジ
ンを採用した車両では、軸方向長さを極力短縮した自動
変速機が要請される。
装置と、該装置にトルクコンバータからの出力を選択し
て入力させるための複数のクラッチ,ブレーキを有する
入力経路切り換え装置とを備えている。このような車両
用自動変速機では、一般に搭載スペースが狭いことから
可能な限りの小型化が要請されるが、特に横置きエンジ
ンを採用した車両では、軸方向長さを極力短縮した自動
変速機が要請される。
そこで上記軸方向長さを短縮できる自動変速機として、
従来、第5図に示すものがある。これはトルクコンバー
タ1と、変速歯車装置2と、トルクコンバータ1からの
出力を変速歯車装置2の各ギヤ,キャリアに選択的に入
力する入力経路切り換え装置3とから構成されている。
従来、第5図に示すものがある。これはトルクコンバー
タ1と、変速歯車装置2と、トルクコンバータ1からの
出力を変速歯車装置2の各ギヤ,キャリアに選択的に入
力する入力経路切り換え装置3とから構成されている。
上記変速歯車装置2は、トルクコンバータ1のタービン
ランナ1aに接続された入力軸1b廻りに第1,第2サ
ンギヤS1,S2を回転可能に配設し、該第1,第2サンギ
ヤS1,S2にそれぞれ噛合する第1,第2ピニオンギヤP
1,P2を、上記入力軸1b廻りに回転可能に配置された
キャリア8によって軸支し、さらに上記第2ピニオンギ
ヤP2にリングギヤ9を噛合させて構成されている。な
お、9aは上記リングギヤ9に接続された出力取り出し
用リダクションギヤである。
ランナ1aに接続された入力軸1b廻りに第1,第2サ
ンギヤS1,S2を回転可能に配設し、該第1,第2サンギ
ヤS1,S2にそれぞれ噛合する第1,第2ピニオンギヤP
1,P2を、上記入力軸1b廻りに回転可能に配置された
キャリア8によって軸支し、さらに上記第2ピニオンギ
ヤP2にリングギヤ9を噛合させて構成されている。な
お、9aは上記リングギヤ9に接続された出力取り出し
用リダクションギヤである。
また、上記入力経路切り換え装置3は、上記入力軸1b
の回転を、上記第1,第2サンギヤS1,S2に伝達又は遮
断する後進用第1クラッチC1,低速用第2クラッチC2
と、上記キャリア8に伝達又は遮断する高速用第3クラ
ッチC3と、第1サンギヤS1を固定するブレーキB1とから
構成されている。そして上記第2クラッチC2は第1クラ
ッチC1の半径方向内側に配設されている。
の回転を、上記第1,第2サンギヤS1,S2に伝達又は遮
断する後進用第1クラッチC1,低速用第2クラッチC2
と、上記キャリア8に伝達又は遮断する高速用第3クラ
ッチC3と、第1サンギヤS1を固定するブレーキB1とから
構成されている。そして上記第2クラッチC2は第1クラ
ッチC1の半径方向内側に配設されている。
また、図示していないが、上記従来の自動変速機では、
第1〜第3クラッチ駆動用第1〜第3ピストンは、それ
ぞれ別個に設けられた第1〜第3シリンダケース内に、
第1〜第3クラッチに対向させて配置されている。
第1〜第3クラッチ駆動用第1〜第3ピストンは、それ
ぞれ別個に設けられた第1〜第3シリンダケース内に、
第1〜第3クラッチに対向させて配置されている。
この従来装置では、第2クラッチC2が第1クラッチC1の
半径方向内側に配設されているから、それだけ軸方向長
さが短縮され、上述の小型化の要請に応えることができ
る。また、上記各駆動用ピストンに油圧を供給すること
によって各クラッチを作動させることができる。
半径方向内側に配設されているから、それだけ軸方向長
さが短縮され、上述の小型化の要請に応えることができ
る。また、上記各駆動用ピストンに油圧を供給すること
によって各クラッチを作動させることができる。
ところで上記第1,第2クラッチC1,C2は、それぞれ後
進時,第1速,第2速時のように減速比の大きい低速時
に接続状態になるものであるから、その大減速比に応じ
た大トルクに耐え得るよう大きなクラッチ容量が必要で
あり、一般に外径の大きなものとなっている。ところが
上記従来構造では、このいずれも大径の第1,第2クラ
ッチ同士を半径方向に重ねているから、内側のクラッチ
に必要な外径を確保すると、外側に位置するクラッチの
外径が必要以上に大きくなり、結局軸方向長さは短縮で
きたものの、外径が大きくなるという点で不利である。
進時,第1速,第2速時のように減速比の大きい低速時
に接続状態になるものであるから、その大減速比に応じ
た大トルクに耐え得るよう大きなクラッチ容量が必要で
あり、一般に外径の大きなものとなっている。ところが
上記従来構造では、このいずれも大径の第1,第2クラ
ッチ同士を半径方向に重ねているから、内側のクラッチ
に必要な外径を確保すると、外側に位置するクラッチの
外径が必要以上に大きくなり、結局軸方向長さは短縮で
きたものの、外径が大きくなるという点で不利である。
また、上記従来構造のものでは、特に第4速から第3速
に、あるいは第2速から第3速に切り換わった時の変速
ショックが大きくなり易い。これは以下の理由によるも
のと考えられる。即ち、一般に上記構造の自動変速機で
は、クラッチの作動については、例えば第4速時には小
容量の第3クラッチC3のみが作動しているが、第3速へ
の切り換え時にはこの状態からさらに大容量の第2クラ
ッチC2も同時に作動することとなる。しかも上述のよう
に第3,第2クラッチ駆動用第3,第2ピストンは別個
独立に構成されているから、それぞれのピストンの受圧
面積に応じた押し付け力が発生し、その結果切り換え時
点ではクラッチ容量が過大となり、そのため変速ショッ
クが大きくなる。
に、あるいは第2速から第3速に切り換わった時の変速
ショックが大きくなり易い。これは以下の理由によるも
のと考えられる。即ち、一般に上記構造の自動変速機で
は、クラッチの作動については、例えば第4速時には小
容量の第3クラッチC3のみが作動しているが、第3速へ
の切り換え時にはこの状態からさらに大容量の第2クラ
ッチC2も同時に作動することとなる。しかも上述のよう
に第3,第2クラッチ駆動用第3,第2ピストンは別個
独立に構成されているから、それぞれのピストンの受圧
面積に応じた押し付け力が発生し、その結果切り換え時
点ではクラッチ容量が過大となり、そのため変速ショッ
クが大きくなる。
さらにまた、上述の如き4速の自動変速機では、変速機
ケース,変速歯車装置,入力経路切り換え装置等を最大
限共用しながら3速の自動変速機を製造する場合が多
い。上記従来構造のものを3速用に転用する場合は第3
クラッチC3を取り除くこととなるが、このようにして製
造した3速自動変速機は、上記第3クラッチC3があった
部分を無駄な空間としてあけていながら、第1,第2ク
ラッチC1,C2部分は2重構造となっており、従来からの
一般的な3速自動変速機と比較した場合、非常に不自然
で無理な構造になる懸念がある。
ケース,変速歯車装置,入力経路切り換え装置等を最大
限共用しながら3速の自動変速機を製造する場合が多
い。上記従来構造のものを3速用に転用する場合は第3
クラッチC3を取り除くこととなるが、このようにして製
造した3速自動変速機は、上記第3クラッチC3があった
部分を無駄な空間としてあけていながら、第1,第2ク
ラッチC1,C2部分は2重構造となっており、従来からの
一般的な3速自動変速機と比較した場合、非常に不自然
で無理な構造になる懸念がある。
そこで本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、外径
をほとんど大きくすることなく軸方向長さを短縮でき、
また変速ショックを大幅に低減でき、さらに3速用に転
用した場合、一般的な3速自動変速機と比較しても全く
自然で無理のない構造にすることのできる車両用自動変
速機を提供することを特徴としている。
をほとんど大きくすることなく軸方向長さを短縮でき、
また変速ショックを大幅に低減でき、さらに3速用に転
用した場合、一般的な3速自動変速機と比較しても全く
自然で無理のない構造にすることのできる車両用自動変
速機を提供することを特徴としている。
本発明は、トルクコンバータからの出力を、後進用第1
クラッチ,低速用第2クラッチを介して第1,第2サン
ギヤに入力するとともに、高速用第3クラッチを介し
て、第1,第2ピニオンギヤを軸支するキャリアに入力
するようにした車両用ラビニヨ式4速自動変速機におい
て、上記高速用第3クラッチを低速用第2クラッチの半
径方向内側に配設し、かつ第3クラッチ駆動用第3ピス
トンを第2クラッチ駆動用第2ピストン内に配設したこ
とを特徴としている。
クラッチ,低速用第2クラッチを介して第1,第2サン
ギヤに入力するとともに、高速用第3クラッチを介し
て、第1,第2ピニオンギヤを軸支するキャリアに入力
するようにした車両用ラビニヨ式4速自動変速機におい
て、上記高速用第3クラッチを低速用第2クラッチの半
径方向内側に配設し、かつ第3クラッチ駆動用第3ピス
トンを第2クラッチ駆動用第2ピストン内に配設したこ
とを特徴としている。
一般に上記低速用第2クラッチは、減速比の大きい低速
時に接続されるから、この大減速比に応じた大容量に、
即ち比較的大径に設計されており、一方上記高速用第3
クラッチは減速比の小さい高速時に接続されるから比較
的小容量で小径に設計されている。従って本発明におい
ては第2クラッチをその容量上必要な外径にしながら、
これの半径方向内側に第3クラッチを無理なく配置する
ことができ、従来構造のように外側のクラッチの外径が
内側にクラッチを配置したことで必要以上に大きくなる
ことはない。その結果、外径を大きくすることなく軸方
向長さを短縮できる。
時に接続されるから、この大減速比に応じた大容量に、
即ち比較的大径に設計されており、一方上記高速用第3
クラッチは減速比の小さい高速時に接続されるから比較
的小容量で小径に設計されている。従って本発明におい
ては第2クラッチをその容量上必要な外径にしながら、
これの半径方向内側に第3クラッチを無理なく配置する
ことができ、従来構造のように外側のクラッチの外径が
内側にクラッチを配置したことで必要以上に大きくなる
ことはない。その結果、外径を大きくすることなく軸方
向長さを短縮できる。
また、本発明では、第3クラッチ駆動用第3ピストンを
第2クラッチ駆動用第2ピストン内に配置したので、第
2,第3クラッチの両方が同時に作動する場合、例えば
第4速から第3速への切り換え時には、第3ピストンの
加圧状態でさらに第2ピストンに油圧を供給することに
なるが、この場合、第2ピストンの有効受圧面積は該第
2ピストンの受圧面積から第3ピストンの受圧面積を差
し引いた面積となる。従って、第4速から第3速への切
り換え時にクラッチの押し付け力が過大になることはな
く、適正なクラッチ容量が得られ、その結果変速ショッ
クを大幅に軽減できる。
第2クラッチ駆動用第2ピストン内に配置したので、第
2,第3クラッチの両方が同時に作動する場合、例えば
第4速から第3速への切り換え時には、第3ピストンの
加圧状態でさらに第2ピストンに油圧を供給することに
なるが、この場合、第2ピストンの有効受圧面積は該第
2ピストンの受圧面積から第3ピストンの受圧面積を差
し引いた面積となる。従って、第4速から第3速への切
り換え時にクラッチの押し付け力が過大になることはな
く、適正なクラッチ容量が得られ、その結果変速ショッ
クを大幅に軽減できる。
なお、第2クラッチのみ作動させる大減速比状態では、
第3ピストンに油圧が供給されることはないから、第2
ピストンの有効受圧面積が減じられることはなく、該第
2ピストンの受圧面積に応じた大きい押し付け力を確保
でき、低速時にクラッチ容量が不足することはない。
第3ピストンに油圧が供給されることはないから、第2
ピストンの有効受圧面積が減じられることはなく、該第
2ピストンの受圧面積に応じた大きい押し付け力を確保
でき、低速時にクラッチ容量が不足することはない。
さらにまた、本発明の4速自動変速機を3速用に転用す
る場合、第3クラッチを取り除くこととなるが、この場
合、第1クラッチ,第2クラッチが軸方向に配置された
典型的な3速自動変速機の構造となり、上記従来構造の
ものを3速用に転用した場合のような大径のクラッチ同
士を半径方向に重ねるという不自然な構造になることは
ない。
る場合、第3クラッチを取り除くこととなるが、この場
合、第1クラッチ,第2クラッチが軸方向に配置された
典型的な3速自動変速機の構造となり、上記従来構造の
ものを3速用に転用した場合のような大径のクラッチ同
士を半径方向に重ねるという不自然な構造になることは
ない。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例によるラビニヨ
式4速自動変速機を示す。
式4速自動変速機を示す。
図において、本実施例の自動変速機30は、ロックアッ
プ機構付きトルクコンバータ1と、第1,第2サンギヤ
S1,S2、第1,第2ピニオンギヤP1,P2、及びリングギ
ヤ9からなるラビニヨ歯車列を備えた変速歯車装置2
と、主として第1〜第3クラッチC1〜C3からなる入力経
路切り換え装置3とから構成されている。
プ機構付きトルクコンバータ1と、第1,第2サンギヤ
S1,S2、第1,第2ピニオンギヤP1,P2、及びリングギ
ヤ9からなるラビニヨ歯車列を備えた変速歯車装置2
と、主として第1〜第3クラッチC1〜C3からなる入力経
路切り換え装置3とから構成されている。
上記トルクコンバータ1は、コンバータハウジング1c
内に配設されており、エンジンのクランク軸1dに接続
されたコンバータケース1eにポンプインペラ1fを接
続し、これと対向してタービンランナ1aを配置し、両
者間にステータ1gを一方向クラッチ1hを介して回転
可能に配置して構成されている。なお、該クラッチ1h
及び上記タービンランナ1aに接続された入力軸1b
は、変速機ケース13に固定された支持部材18によっ
て回転自在に支持されている。また、1iはロックアッ
プクラッチである。
内に配設されており、エンジンのクランク軸1dに接続
されたコンバータケース1eにポンプインペラ1fを接
続し、これと対向してタービンランナ1aを配置し、両
者間にステータ1gを一方向クラッチ1hを介して回転
可能に配置して構成されている。なお、該クラッチ1h
及び上記タービンランナ1aに接続された入力軸1b
は、変速機ケース13に固定された支持部材18によっ
て回転自在に支持されている。また、1iはロックアッ
プクラッチである。
上記変速歯車装置2及び入力経路切り換え装置3は上記
変速機ケース13内に配置されている。
変速機ケース13内に配置されている。
該変速歯車装置2の第2サンギヤS2は、上記入力軸1b
と同軸上に配設された出力側軸14廻りに回転自在に配
置されており、該第2サンギヤS2のボス部5aに上記第
1サンギヤS1が回転自在に配設されている。また、上記
出力側軸14にはキャリア8のボス部8aがスプライン
嵌合している。このキャリア8によって上記第1,第2
ピニオンギヤP1,P2が回転自在に支持されており、この
第1ピニオンギヤP1は上記第1サンギヤS1に、第2ピニ
オンギヤP2は上記第2サンギヤS2及び第1ピニオンギヤ
P1にそれぞれ噛合している。また上記キャリア8の外周
部8bには一方向クラッチC4,第2ブレーキB2が配設さ
れている。なお、16aは該ブレーキB2を作動させるた
めのピストンである。さらにまた、上記キャリア8のボ
ス部8aには、上記第1ピニオンギヤP1に噛合した出力
取り出し用リングギヤ9のボス部9bが回転自在に装着
されており、該ボス部9bは軸受13aを介して上記変
速機ケース13で軸支されている。また該ボス部9bの
軸方向端部にはリダクションギヤ9aがスプライン嵌合
している。
と同軸上に配設された出力側軸14廻りに回転自在に配
置されており、該第2サンギヤS2のボス部5aに上記第
1サンギヤS1が回転自在に配設されている。また、上記
出力側軸14にはキャリア8のボス部8aがスプライン
嵌合している。このキャリア8によって上記第1,第2
ピニオンギヤP1,P2が回転自在に支持されており、この
第1ピニオンギヤP1は上記第1サンギヤS1に、第2ピニ
オンギヤP2は上記第2サンギヤS2及び第1ピニオンギヤ
P1にそれぞれ噛合している。また上記キャリア8の外周
部8bには一方向クラッチC4,第2ブレーキB2が配設さ
れている。なお、16aは該ブレーキB2を作動させるた
めのピストンである。さらにまた、上記キャリア8のボ
ス部8aには、上記第1ピニオンギヤP1に噛合した出力
取り出し用リングギヤ9のボス部9bが回転自在に装着
されており、該ボス部9bは軸受13aを介して上記変
速機ケース13で軸支されている。また該ボス部9bの
軸方向端部にはリダクションギヤ9aがスプライン嵌合
している。
なお、上記リダクションギヤ9aはカウンタ軸21の入
力歯車21aに噛合しており、これの出力歯車21bは
差動歯車装置22のリングギヤ22aに噛合している。
また該差動歯車装置22の出力軸22bの先端に車輪が
取り付けられている。
力歯車21aに噛合しており、これの出力歯車21bは
差動歯車装置22のリングギヤ22aに噛合している。
また該差動歯車装置22の出力軸22bの先端に車輪が
取り付けられている。
上記入力経路切り換え装置3の第1クラッチC1は、上記
入力軸1bに固定された皿状の入力部材17に固着形成
された第1ハブ10aと、上記支持部材18に回転自在
に支持された第1アウタドラム10bとの間に多数の摩
擦板10cを配置し、さらにシリンダとして機能する上
記アウタドラム10b内にクラッチ作動用第1ピストン
10dを軸方向に摺動可能に配置して構成されている。
また、このアウタドラム10bには筒状の伝達部材10
eが接続されており、これの先端部は上記第1サンギヤ
S1にスプライン嵌合している。なお、B1は上記伝達部材
10eの回転を停止させる第1ブレーキである。
入力軸1bに固定された皿状の入力部材17に固着形成
された第1ハブ10aと、上記支持部材18に回転自在
に支持された第1アウタドラム10bとの間に多数の摩
擦板10cを配置し、さらにシリンダとして機能する上
記アウタドラム10b内にクラッチ作動用第1ピストン
10dを軸方向に摺動可能に配置して構成されている。
また、このアウタドラム10bには筒状の伝達部材10
eが接続されており、これの先端部は上記第1サンギヤ
S1にスプライン嵌合している。なお、B1は上記伝達部材
10eの回転を停止させる第1ブレーキである。
上記第2クラッチC2は、上記入力部材17の先端に装着
された筒状のドラム20の外周面と、第2アウタドラム
11aとの間に多数の摩擦板11bを配設し、さらに上
記入力部材17内にクラッチ作動用第2ピストン11c
を配設して構成されている。つまりこの入力部材17は
第2ピストン11cのシリンダを構成しており、またこ
の第2ピストン11cの外周縁部に所定ピッチ毎に突設
された押圧爪11dは上記ドラム20に形成された貫通
孔を通って上記摩擦板11bと対向している。また、上
記第2アウタドラム11aの先端部は上記第2サンギヤ
S2のボス部5aにスプライン嵌合している。
された筒状のドラム20の外周面と、第2アウタドラム
11aとの間に多数の摩擦板11bを配設し、さらに上
記入力部材17内にクラッチ作動用第2ピストン11c
を配設して構成されている。つまりこの入力部材17は
第2ピストン11cのシリンダを構成しており、またこ
の第2ピストン11cの外周縁部に所定ピッチ毎に突設
された押圧爪11dは上記ドラム20に形成された貫通
孔を通って上記摩擦板11bと対向している。また、上
記第2アウタドラム11aの先端部は上記第2サンギヤ
S2のボス部5aにスプライン嵌合している。
上記第3クラッチC3は、上記ドラム20の内周面と、上
記出力軸14に固定された第3ハブ12aとの間に多数
の摩擦板12bを配設し、上記第2ピストン11c内に
第3ピストン12cを配設して構成されている。即ち、
この第3クラッチC3は上記第2クラッチC2とドラム20
を共用し、かつ該第2クラッチC2の半径方向内側に配設
されており、さらに上記第2ピストン11cは第3ピス
トン12cのシリンダを構成している。
記出力軸14に固定された第3ハブ12aとの間に多数
の摩擦板12bを配設し、上記第2ピストン11c内に
第3ピストン12cを配設して構成されている。即ち、
この第3クラッチC3は上記第2クラッチC2とドラム20
を共用し、かつ該第2クラッチC2の半径方向内側に配設
されており、さらに上記第2ピストン11cは第3ピス
トン12cのシリンダを構成している。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の自動変速機30では、各クラッチ,ブレーキ
等を第1表に示す組み合わせで作動させることによっ
て、トルクコンバータ1からの出力を何れかのサンギ
ヤ,あるいはキャリアに選択して入力し、これによって
各変速段を実現する。
等を第1表に示す組み合わせで作動させることによっ
て、トルクコンバータ1からの出力を何れかのサンギ
ヤ,あるいはキャリアに選択して入力し、これによって
各変速段を実現する。
例えば、第1速の場合は、第2クラッチC2のみを作動さ
せるとともに、一方向クラッチC4を固定する。これによ
りキャリア8が固定された状態で、トクルコンバータ1
からの回転が入力部材17,第2クラッチC2を介して第
2サンギヤS2に入力される。その結果第2サンギヤS2と
リングギヤ9との歯数比に応じた大減速比が得られるこ
ととなる。そして第2速の場合は、上記一方向クラッチ
C4を解除するとともに、第1ブレーキB1を作動させる。
すると第1サンギヤS1が固定されるとともに、キャリア
8の回転が自由になり、その結果減速比は上記第1速の
場合より少し小さくなる。この第1速,第2速の場合、
第2ピストン11cのみに油圧が供給され、該ピストン
11cの受圧面積に応じた大きい押し付け力が得られ
る。
せるとともに、一方向クラッチC4を固定する。これによ
りキャリア8が固定された状態で、トクルコンバータ1
からの回転が入力部材17,第2クラッチC2を介して第
2サンギヤS2に入力される。その結果第2サンギヤS2と
リングギヤ9との歯数比に応じた大減速比が得られるこ
ととなる。そして第2速の場合は、上記一方向クラッチ
C4を解除するとともに、第1ブレーキB1を作動させる。
すると第1サンギヤS1が固定されるとともに、キャリア
8の回転が自由になり、その結果減速比は上記第1速の
場合より少し小さくなる。この第1速,第2速の場合、
第2ピストン11cのみに油圧が供給され、該ピストン
11cの受圧面積に応じた大きい押し付け力が得られ
る。
また、第3速の場合は、上記第2速の状態から第1ブレ
ーキB1を解放するとともに、第3クラッチC3をも作動さ
せる。するとトルクコンバータ1からの出力は第2クラ
ッチC2を介して第1サンギヤS1に、及び第3クラッチC3
を介してキャリア8に分割入力され、上記第2速の場合
よりさらに小さい減速比、例えば1.0が得られる。こ
の場合第3ピストン12cにも油圧が供給されるので、
該第3ピストン12cの受圧面積の分だけ第2ピストン
11cの有効受圧面積が減少することとなり、結局トル
クコンバータ1からの出力はこの両クラッチC2,C3によ
って分割入力されることとなる。
ーキB1を解放するとともに、第3クラッチC3をも作動さ
せる。するとトルクコンバータ1からの出力は第2クラ
ッチC2を介して第1サンギヤS1に、及び第3クラッチC3
を介してキャリア8に分割入力され、上記第2速の場合
よりさらに小さい減速比、例えば1.0が得られる。こ
の場合第3ピストン12cにも油圧が供給されるので、
該第3ピストン12cの受圧面積の分だけ第2ピストン
11cの有効受圧面積が減少することとなり、結局トル
クコンバータ1からの出力はこの両クラッチC2,C3によ
って分割入力されることとなる。
また、第4速の場合は、第3クラッチC3のみを作動させ
るとともに、第1ブレーキB1を作動させる。これにより
第1サンギヤS1が固定されるとともに、トルクコンバー
タ1の回転が入力部材17,第3クラッチC3を介して出
力軸14からキャリア8に入力される。その結果第1サ
ンギヤS1,第1ピニオンギヤP1及びリングギヤ9の歯数
比に応じて、例えば1.0以下の減速比が得られること
となる。
るとともに、第1ブレーキB1を作動させる。これにより
第1サンギヤS1が固定されるとともに、トルクコンバー
タ1の回転が入力部材17,第3クラッチC3を介して出
力軸14からキャリア8に入力される。その結果第1サ
ンギヤS1,第1ピニオンギヤP1及びリングギヤ9の歯数
比に応じて、例えば1.0以下の減速比が得られること
となる。
このように本実施例では、第1速,第2速のような低速
時には第2クラッチC2のみが作動する。従ってこの第2
クラッチC2は、低速時の大減速比に応じた大トルクを伝
達できるよう大径に設計されている。一方、第3クラッ
チC3は第4速時のみに単独で作動し、また第3速時には
上記大容量の第2クラッチC2とともに作動するものであ
るから、概ね第4速時の小減速比に応じた小トルクを伝
達できればよく、比較的小径に設計されている。従って
本実施例の第3クラッチC3は、第2クラッチC2の内側に
無理なく配設でき、外側のクラッチを必要以上に大径に
したり、内側のクラッチが容量不足になったりする問題
が生じることはない。
時には第2クラッチC2のみが作動する。従ってこの第2
クラッチC2は、低速時の大減速比に応じた大トルクを伝
達できるよう大径に設計されている。一方、第3クラッ
チC3は第4速時のみに単独で作動し、また第3速時には
上記大容量の第2クラッチC2とともに作動するものであ
るから、概ね第4速時の小減速比に応じた小トルクを伝
達できればよく、比較的小径に設計されている。従って
本実施例の第3クラッチC3は、第2クラッチC2の内側に
無理なく配設でき、外側のクラッチを必要以上に大径に
したり、内側のクラッチが容量不足になったりする問題
が生じることはない。
また、上記従来構造の自動変速機においては、例えば第
2速から第3速に、あるいは第4速から第3速に切り換
えた場合のように、第2,第3クラッチの両方に油圧が
供給されると、変速ショックが大きいという問題があっ
た。これに対して本実施例では、第2ピストン11c内
に第3ピストン12c配設したので、両ピストンに油圧
を供給した場合は、第2ピストン11cの有効受圧面積
が第3ピストン12cの受圧面積の分だけ減じられ、そ
の結果クラッチの押し付け力が過大になることはなく、
適正なクラッチ容量が得られ、それだけ変速ショックを
軽減できる。
2速から第3速に、あるいは第4速から第3速に切り換
えた場合のように、第2,第3クラッチの両方に油圧が
供給されると、変速ショックが大きいという問題があっ
た。これに対して本実施例では、第2ピストン11c内
に第3ピストン12c配設したので、両ピストンに油圧
を供給した場合は、第2ピストン11cの有効受圧面積
が第3ピストン12cの受圧面積の分だけ減じられ、そ
の結果クラッチの押し付け力が過大になることはなく、
適正なクラッチ容量が得られ、それだけ変速ショックを
軽減できる。
ところで上述のように、本実施例の如き4速自動変速機
は、上記第3クラッチC3を取り除くことによって3速用
に転用される場合がある。第3図はこのようにして設計
された3速自動変速機を示し、図中第1図と同一符号は
同一又は相当部分を示す。
は、上記第3クラッチC3を取り除くことによって3速用
に転用される場合がある。第3図はこのようにして設計
された3速自動変速機を示し、図中第1図と同一符号は
同一又は相当部分を示す。
この例では、第2クラッチC2は、入力部材17の先端部
に形成されたアウタドラム17aと、ハブ11dとの間
に多数の摩擦板11bを配設し、上記ハブ11dを第2
サンギヤS2が一体形成された出力側軸14に噛合させて
構成されている。
に形成されたアウタドラム17aと、ハブ11dとの間
に多数の摩擦板11bを配設し、上記ハブ11dを第2
サンギヤS2が一体形成された出力側軸14に噛合させて
構成されている。
このように本実施例の自動変速機30を3速用に転用す
る場合、第3クラッチC3を取り除き、最小限の形状変更
を行うだけで、第1,第2クラッチC1,C2が軸方向に配
置された一般的な3速の自動変速機を構成でき、上述の
従来構造のように、大径の第1,第2クラッチが半径方
向に重ねられているというような、不自然な形状になる
ことはない。
る場合、第3クラッチC3を取り除き、最小限の形状変更
を行うだけで、第1,第2クラッチC1,C2が軸方向に配
置された一般的な3速の自動変速機を構成でき、上述の
従来構造のように、大径の第1,第2クラッチが半径方
向に重ねられているというような、不自然な形状になる
ことはない。
なお、上記第1図の実施例ではドラム20を共用して第
2,第3クラッチC2,C3を半径方向に重ねるようにした
場合について説明したが、本発明の第2,第3クラッチ
C2,C3は必ずしもこのような構造にする必要はなく、要
は第3クラッチC3を第2クラッチC2の半径方向内側に配
設するとともに、第3ピストン12cを第2ピストン1
1c内に配設すればよい。
2,第3クラッチC2,C3を半径方向に重ねるようにした
場合について説明したが、本発明の第2,第3クラッチ
C2,C3は必ずしもこのような構造にする必要はなく、要
は第3クラッチC3を第2クラッチC2の半径方向内側に配
設するとともに、第3ピストン12cを第2ピストン1
1c内に配設すればよい。
第4図はこのようなクラッチの配置構造の変形例を示
す。上記第1図の実施例では、ドラム20を共用して第
2,第3クラッチC2,C3を構成したのに対し、この変形
例は第2,第3クラッチのそれぞれにアウタドラム,ハ
ブを設けるとともに、第3クラッチのアウタドラムを可
動にした例である。
す。上記第1図の実施例では、ドラム20を共用して第
2,第3クラッチC2,C3を構成したのに対し、この変形
例は第2,第3クラッチのそれぞれにアウタドラム,ハ
ブを設けるとともに、第3クラッチのアウタドラムを可
動にした例である。
図において、第1図と同一符号は同一又は相当部分を示
し、第2クラッチC2は入力部材17の先端部に形成され
た第2アウタドラム17aと、第2ハブ11eとの間に
多数の摩擦板11bを配置してなり、この第2ハブ11
eが第2サンギヤS2のボス部5aにスプライン嵌合して
いる。
し、第2クラッチC2は入力部材17の先端部に形成され
た第2アウタドラム17aと、第2ハブ11eとの間に
多数の摩擦板11bを配置してなり、この第2ハブ11
eが第2サンギヤS2のボス部5aにスプライン嵌合して
いる。
また第3クラッチC3は上記入力部材17の第2アウタド
ラム17aの内方に配置された第3アウタドラム12d
と、出力側軸14に固定された第3ハブ12aとの間に
多数の摩擦板12bを配置し、さらに第3ピストン12
cを上記第2ピストン11c内に配設して構成されてい
る。そして上記第3アウタドラム12dの後端部にはフ
ランジ部12eが一体形成されており、これの外周に形
成された係合爪12fが上記入力部材17に形成された
ガイド溝17c内に軸方向に移動可能に係合しており、
これによりこの第3アウタドラム12dは軸方向に可動
となっている。またこの第3アウタドラム12dのフラ
ンジ部12eには第2ピストン11cがリベット結合さ
れており、該フランジ部12eが第2クラッチC2の摩擦
板11bと対面している。
ラム17aの内方に配置された第3アウタドラム12d
と、出力側軸14に固定された第3ハブ12aとの間に
多数の摩擦板12bを配置し、さらに第3ピストン12
cを上記第2ピストン11c内に配設して構成されてい
る。そして上記第3アウタドラム12dの後端部にはフ
ランジ部12eが一体形成されており、これの外周に形
成された係合爪12fが上記入力部材17に形成された
ガイド溝17c内に軸方向に移動可能に係合しており、
これによりこの第3アウタドラム12dは軸方向に可動
となっている。またこの第3アウタドラム12dのフラ
ンジ部12eには第2ピストン11cがリベット結合さ
れており、該フランジ部12eが第2クラッチC2の摩擦
板11bと対面している。
この変形例では、第2ピストン11cの前進により、第
3クラッチC3の第3アウタドラム12dが前進して第2
クラッチC2を作動させることとなり、これにより、トル
クコンバータ1からの出力は入力部材17から第2クラ
ッチC2を介して第2サンギヤS2入力され、又第3クラッ
チC3を介してキャリア8に入力される。
3クラッチC3の第3アウタドラム12dが前進して第2
クラッチC2を作動させることとなり、これにより、トル
クコンバータ1からの出力は入力部材17から第2クラ
ッチC2を介して第2サンギヤS2入力され、又第3クラッ
チC3を介してキャリア8に入力される。
この変形例においても、上記実施例と同様に、軸方向長
の短縮,3速用への容易な転用が図れる効果があり、ま
た変速ショックを軽減できる効果がある。
の短縮,3速用への容易な転用が図れる効果があり、ま
た変速ショックを軽減できる効果がある。
以上のように、本発明に係る車両用自動変速機によれ
ば、高速用第3クラッチを低速用第2クラッチの半径方
向内側に配設するとともに、第3クラッチ用第3ピスト
ンを第2クラッチ用第2ピストン内に配設したので、軸
方向長さを短縮できるとともに3速用への転用が容易に
できる効果があり、かつ上記両クラッチが作動した場合
の押し付け力を適正にして変速ショックを軽減できる効
果がある。
ば、高速用第3クラッチを低速用第2クラッチの半径方
向内側に配設するとともに、第3クラッチ用第3ピスト
ンを第2クラッチ用第2ピストン内に配設したので、軸
方向長さを短縮できるとともに3速用への転用が容易に
できる効果があり、かつ上記両クラッチが作動した場合
の押し付け力を適正にして変速ショックを軽減できる効
果がある。
第1図は本発明の一実施例によるラビニヨ式4速自動変
速機を示す断面平面図、第2図はその模式図、第3図は
3速用に転用した場合の構造を示す断面平面図、第4図
は上記実施例のクラッチ部分の変形例を示す断面図、第
5図は従来例を示す模式図である。 図において、1はトルクコンバータ、2は変速歯車装
置、3は入力経路切り換え装置、8はキャリア、9はリ
ングギヤ、11cは第3ピストン、12cは第2ピスト
ン、C1〜C3は第1〜第3クラッチ、P1,P2は第1,第2
ピニオンギヤ、S1,S2は第1,第2サンギヤである。
速機を示す断面平面図、第2図はその模式図、第3図は
3速用に転用した場合の構造を示す断面平面図、第4図
は上記実施例のクラッチ部分の変形例を示す断面図、第
5図は従来例を示す模式図である。 図において、1はトルクコンバータ、2は変速歯車装
置、3は入力経路切り換え装置、8はキャリア、9はリ
ングギヤ、11cは第3ピストン、12cは第2ピスト
ン、C1〜C3は第1〜第3クラッチ、P1,P2は第1,第2
ピニオンギヤ、S1,S2は第1,第2サンギヤである。
Claims (1)
- 【請求項1】第1,第2サンギヤのそれぞれに第1,第
2ピニオンギヤを噛合させ、かつ該両ピニオンギヤ同士
を噛合させるとともに、第1ピニオンギヤに噛合するリ
ングギヤから出力を取り出すようにしたラビニヨ歯車列
からなる変速歯車装置と、トルクコンバータからの出力
を、後進用第1クラッチによって上記第1サンギヤに、
低速用第2クラッチによって上記第2サンギヤに、高速
用第3クラッチによって上記第1,第2ピニオンギヤを
軸支するキャリアにそれぞれ切り換えて入力させ、かつ
第1サンギヤ,キャリアを固定・解除又は一方向にのみ
固定するようにした入力経路切り換え装置とを備えた車
両用ラビニヨ式4速自動変速機において、上記高速用第
3クラッチを上記低速用第2クラッチの半径方向内側に
配設し、該第2クラッチを作動させる第2ピストンを該
第2クラッチの摩擦板と対向するよう配置するととも
に、該第2ピストン内に上記第3クラッチを作動させる
第3ピストンを該第3クラッチの摩擦板と対向するよう
に配設し、上記第1,第3ピストンの同時作動時に第2
ピストンの有効受圧面積が第3ピストンの受圧面積分だ
け減少するように構成したことを特徴とする車両用自動
変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62235664A JPH0610497B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 車両用自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62235664A JPH0610497B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 車両用自動変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6479452A JPS6479452A (en) | 1989-03-24 |
JPH0610497B2 true JPH0610497B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=16989368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62235664A Expired - Fee Related JPH0610497B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 車両用自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610497B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2655935B2 (ja) * | 1990-07-06 | 1997-09-24 | 本田技研工業株式会社 | 多重クラッチ構造およびこの多重クラッチ構造を用いた変速機 |
DE10004179C5 (de) * | 1999-09-30 | 2017-06-29 | Volkswagen Ag | Mehrfach-Kupplungseinrichtung |
DE10004186B4 (de) * | 1999-09-30 | 2013-03-07 | Volkswagen Ag | Mehrfach-Kupplungseinrichtung |
JP3888834B2 (ja) * | 2000-04-25 | 2007-03-07 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用自動変速機 |
-
1987
- 1987-09-17 JP JP62235664A patent/JPH0610497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6479452A (en) | 1989-03-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |