JPH06104702A - 波形変換回路 - Google Patents

波形変換回路

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JPH06104702A
JPH06104702A JP4272540A JP27254092A JPH06104702A JP H06104702 A JPH06104702 A JP H06104702A JP 4272540 A JP4272540 A JP 4272540A JP 27254092 A JP27254092 A JP 27254092A JP H06104702 A JPH06104702 A JP H06104702A
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JP
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current
circuit
transistor
capacitor
collector
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JP4272540A
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English (en)
Inventor
Masato Sekine
正人 関根
Shiro Miyagi
史朗 宮城
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力矩形波信号を台形波信号に変換する波形
変換回路において出力台形波信号の波形を対称とする。 【構成】 コンデンサ12への充放電電流を切り替える
ことによって入力矩形波信を台形波信号に変換するた
め、上記所定周波数に比例した電流を流す第1の電源回
路10と、この第1の電源回路10の電流によって駆動
し、上記コンデンサ12への充電電流を流すカレントミ
ラー電流源回路11と、上記コンデンサ12への充放電
電流を基準電圧(VH,VL)および当該出力、上記矩
形波信号によって切り替え、上記充放電電流によって台
形波信号を出力するバートンアンプ回路13と、上記所
定周波数に比例した2倍の電流によって上記バートンア
ンプ回路13を駆動する第2の電源回路14と、上記第
1の電源回路とカレントミラー電流源回路の間で、上記
コンデンサの充電電流と放電電流とを等しくするための
所定電流を流す電流源回路26とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はFM変調器等に用いら
れ、矩形波信号(FM波信号)を台形波信号に変換する
波形変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、低搬送波FM方式のVTR装置に
おいては、モアレの発生を減少させるために、第3次高
調波を抑圧することができるFM変調器を使用すること
が多い。この3次高調波を抑圧する方法としては、通常
の矩形波のFM波を3次高調波成分がゼロである台形に
変換する方法がある。そこで、図3に示すように、この
FM変調器にはFM変調器本体1の他に、このFM変調
器本体1から出力される2つの矩形波に基づいて台形波
を生成する台形波発生回路(波形変換回路)2が設けら
れ、被変調信号が入力されているとき、FM変調器本体
1によって上記被変調信号の値に応じた周波数の矩形波
を生成するとともに、台形波発生回路2によって上記矩
形波を台形波に変換してこの変換動作によって得られた
台形波を上記被変調信号に対するFM信号として出力す
る。
【0003】図4を参照して上記台形波発生回路2の波
形変換回路を説明すると、この台形波発生回路2は、第
1電流源回路10と、カレントミラー電流源回路11
と、コンデンサ12と、バートンアンプ回路13とを備
えており、上記FM変調器本体1から出力される矩形波
信号を入力端子IN1に入力し、その逆位相の矩形波信
号を入力端子IN2に入力し、また入力FM波の周波数
に比例した電圧を端子NB2に印加し、入力矩形波信号
に基づいて台形波信号を生成しこれを上記被変調信号に
対するFM信号として出力する。また、バートンアンプ
回路13は第2電流源回路14と、第3電流源回路15
と、第4の電流源回路16と、2つの基準電圧源(電圧
VH,VL)17,18と、第1乃至第3の差動増幅回
路19,20,21と、出力回路(ダーリントン回路)
を構成するトランジスタ22,23とを備えている。そ
して、上記FM変調器本体1の出力およびカレントミラ
ー電流源回路11の出力、上記コンデンサ12の出力に
基づいて台形波信号を生成してこれを上記被変調信号に
対するFM信号として出力端子OUTから出力する。
【0004】なお、第1電流源回路10は一端がVee
ライン24に接続される抵抗10a(抵抗値は“R”)
と、エミッタが抵抗10aの他端に接続され、ベースが
端子NB2に接続されるトランジスタ10bとを備え、
第2電流源回路14は一端がVeeライン24に接続さ
れる抵抗14a(抵抗値は“R”)と、エミッタが抵抗
14aの他端に接続され、ベースが端子NB2に接続さ
れるトランジスタ14bと、一端がVeeライン24に
接続される抵抗14c(抵抗値は“R”)と、エミッタ
が抵抗14cの他端に接続され、ベースが端子NB2に
接続され、コレクタがトランジスタ14bのコレクタに
接続されるトランジスタ14dとを備えている。また、
カレントミラー電流源回路11は一端がVccライン2
5に接続される3つの抵抗11a,11b,11cと、
エミッタが抵抗11aの他端に接続され、コレクタが上
記第1電流源回路10を構成するトランジスタ10bの
コレクタに接続されるトランジスタ11dと、エミッタ
が抵抗11bの他端およびトランジスタ11dのベース
に接続され、コレクタが上記Veeライン24に接続さ
れるトランジスタ11eと、エミッタが抵抗11cの他
端に接続され、ベースがトランジスタ11dのベースに
接続されるトランジスタ11fとを備えている。
【0005】次に、上記台形波形発生回路2の動作を図
5のタイムチャート図を参照して説明する。まず、上記
NB2端子にはFM変調器本体1からのFM波の周波数
に比例した電圧が印加されるものとする。すると、第1
および第2の電源回路10,14を構成する各トランジ
スタ10b,14b,14dにはFM波に比例した値の
コレクタ電流I1がそれぞれ流れ、かつ同トランジタス
タ10bのコレクタ電流I1によってカレントミラー電
流源回路11が駆動され、トランジスタ11fのコレク
タからトランジスタ10bのコレクタ電流と同じ値のコ
レクタ電流I1が出力され、これによって上記コンデン
サ12およびバートンアンプ回路13が駆動される。
【0006】また、図5(a)および(b)に示す矩形
波信号がそれぞれ第1および第2の入力端子NB1,N
B2に入力され、時刻t0以前にあっては第3の差動増
幅回路21を構成するトランジスタ21aのベース電圧
がトランジスタ21bのベース電圧よりも低いことか
ら、同トランジスタ21aがオフ状態で、同トランジス
タ21bがオン状態にあり、そして図4の矢印に示すA
点の電位(出力に相当する)が“VL”になっているも
のとする。
【0007】すると、図5(c)に示す時刻t0にあっ
て、上記トランジスタ21aのベース電圧がトランジス
タ21bのベース電圧よりも高くなることから、同トラ
ンジスタ21aがオン状態で、同トランジスタ21bが
オフ状態になる。このとき、図4のA点の電位が“V
L”であることから、第1の差動増幅回路19を構成す
るトランジスタ19bのベース電圧は“VL”であり、
一方トランジスタ19aのベース電圧は“VH”とな
る。この場合、VH>VLに設定されているため、上記
トランジスタ19aがオンし、トタンジスタ19bがオ
フ状態になる。上記トランジスタ19bがオフ状態にさ
れることにより、上記カレントミラー電流源回路11の
トランジスタ11fのコレクタ電流I1がコンデンサ1
2に流れ込み、同コンデンサ12が充電される。このコ
ンデンサ12の充電によって出力回路のトランジスタ2
2のベース電位が上昇し、しかもこのベース電位の上昇
の割合は上記コレクタ電流I1に比例し、換言すれば入
力FM波の周波数に比例することになる。また、図4の
A点の電位は、トランジスタ22のベース電位よりも同
トランジスタ22のベース、エミッタ間電圧Vbcだけ
低く、そのベース電位の上昇にともなって上昇する。こ
れにより、当該台形波形発生回路2の出力端子OUTか
らの出力信号は図5(c)に示すようにその電圧レベル
が入力FM波形の周波数に比例して上昇することにな
る。
【0008】続いて、時刻t1において図5のA点、つ
まり上記トランジスタ19bのべース電位が上昇して基
準電圧源17の電圧VHと等しくなると(トランジスタ
19a,19bのベース電位が等しくVHなると)、同
各トランジスタ19a,19bがともにオン状態にな
る。このとき、上記オン状態であるトランジスタ21a
には“2I1”の電流が流れるため、上記各トランジス
タ19a,19bに流れる電流はそれぞれ“I1”の電
流が流れる。また、上記トランジスタ11fのコレクタ
電流I1がそのトランジスタ19bに全て流れ込むた
め、コンデンサ12の充電が止まり、図4のA点の電位
の上昇も止まり、かつ同A点の電位が“VH”に固定さ
れる。これにより、上記出力端子OUTからの出力信号
は図5(c)に示すようにその電圧レベルが一定値VH
になる。
【0009】続いて、時刻t2において、上記トランジ
スタ21aベース電位がトランジスタ21bのベース電
位よりも低くなるため、同トランジスタ21aがオフ状
態に、同トランジスタ21bがオンがオン状態になる。
このとき、トランジスタ21bに流れるコレクタ電流が
“2I1”であることから、上記トランジスタ20bに
流れるコレクタ電流も“2I1”になり、同トランジス
タ20bには上記トランジスタ11fおよびコンデンサ
12による電流がそれぞれI1づつ流れる込むことにな
る。すると、コンデンサ12は正に充電され、この充電
によりトランジスタ22のベース電位が低下される。こ
のベース電位の低下にともなって図4のA点の電位が下
降し、しかもこの下降の割合が上記上昇時と同様にコレ
クタ電流に比例し、これにより上記出力端子OUTから
の出力信号は図5(c)に示すようにその電圧レベルが
入力FM波形の周波数に比例して下降することになる。
【0010】続いて、時刻t3にあって上記図4のA点
の電位が下降して基準電圧源18の電圧VLになると、
上記トランジスタ20bのベース電位とトランジスタ2
0aのベース電位が等しくなるため、同各トランジスタ
20a,20bはともにオン状態になる。このとき、上
記トランジスタ21bが入力端子IN2の入力矩形波信
号(図5(b)に示す)によってオン状態であり、かつ
同トランジジスタ21bのコレクタ電流が“2I1”で
あるため、各トランジスタ20a,20bのコレクタ電
流はともに“I1”となる。したがって、トランジスタ
20bには上記トランジスタ11fのコレクタ電流I1
がそのまま流れ込むことになり、上記コンデンサ12の
充電が止まり、これにより図4のA点の電位の下降が止
まり、同A点の電位は“VL”に固定される。すなわ
ち、上記出力端子OUTからの出力信号は図5(c)に
示すようにその電圧レベルが基準電圧源18の電圧VL
に固定されることになる。この状態は上記時刻t0以前
の状態と同じであり、したがって以下の時刻t3,t4
にあっても上記同様の動作が繰り返され、当該FM変調
器本体1からの入力が反転するたびに、上記動作が繰り
返されるため、上記出力端子OUTからは図5(c)に
示す台形波信号が出力される。
【0011】このように、入力FM波の周波数に比例し
た電流I1を上記コンデンサ12に充放電することよっ
て、入力矩形波信号を台形波信号に変換することがで
き、また基準電圧源17,18の電圧VH,VLによっ
て所望の台形波形信号を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た台形波形発生回路2の波形変換回路においては、上記
コンデンサ12の充電電流が“I1”よりも少なく、つ
まり図4のA点の電位下降の割合が小さく、上記出力端
子OUTからの台形波信号が図5(c)の二点鎖線に示
すように非対象になってしまい、この原因により当該波
形変換回路を用いたFM変調器の後段にある回路にあっ
ては2次歪が発生し、この2次歪の発生でモアレが発生
し、結果VTR装置等による画質の劣下になっていた。
すなわち、例えば上記コンデンサ12に充電電流がなが
れているとき、上記トランジスタ20bおよびトランジ
スタ21bのベース電流Ibが流れ込み、同トランジス
タ21bのエミッタから流れ出す電流にはベース電流I
bが加わって同トランジスタ21bのコレクタ電流が
“2・I1−Ib”となり、同様のことが、上記トラン
ジスタ20bでも起こり、同トランジスタ20bのコレ
クタに流れ込む電流が“2・I1−2・Ib”となり、
かつ上記カレントミラー電流源回路11のトランジスタ
11fのコレクタ電流が“I1”であるため、上記コン
デンサ12の充電電流が“I1−2・Ib”となる一
方、上記コンデンサ12の放電時は上記カレントミラー
電流源回路11のトランジスタ11fのコレクタ電流I
1のみで放電が行われ、上記充電時のようなことが起こ
らないからである。
【0013】この発明は上記の事情に鑑みなされたもの
であり、その目的は入力矩形波信号をコンデンサの充放
電電流の切り替えによって台形波形信号に変換する際、
同コンデンサの充電電流と放電電流を等しくし、対象な
台形波形信号を得ることができ、これによってFM変調
器の回路に用いた場合同FM変調器の後段にある回路の
2次歪みを防止してモアレの発生を減少させることがで
きる波形変換回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の波形変換回路は、矩形波信号を入力し、
所定周波数に比例した直流電源によるコンデンサへの充
放電電流を切り替えることによって台形波信号を得るた
め、上記所定周波数に比例した電流を流す第1の電源回
路と、この第1の電源回路に流れる電流によって駆動
し、上記コンデンサへの充電電流を流すカレントミラー
電流源回路と、上記コンデンサへの充放電電流を基準電
圧(VH,VL)および当該出力によって切り替える第
1および第2の差動増幅回路と、この第1および第2の
差動増幅回路を上記矩形波信号によって駆動する第3の
差動増幅回路と、この第3の差動増幅回路を上記所定周
波数に比例し、かつ2倍の電流によって駆動する第2の
電源回路と、上記コンデンサへの充放電電流によって台
形波信号を出力する出力回路(ダーリントン回路)と、
上記第1の電源回路とカレントミラー電流源回路の間
で、上記コンデンサの充電電流と放電電流とを等しくす
るための所定電流を流す電流源回路とを備えている。
【0015】
【作用】上記構成としたので、上記電流源回路によって
上記コデンサの充放電電流が等しくなることから、同コ
ンデンサの充電電流、放電電流によって上記出力回路の
入力段における電位の上昇の傾き、下降の傾きが逆極性
で同じ大きくにされ、これによって対称形の台形波信号
が出力される。したがって、例えば当該波形変換回路を
VTR装置等のFM変調器に適用した場合、同FM変調
器の後段における回路の2次歪が防止され、これでモア
レの発生が減少される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1および図2
を参照して詳しく説明する。なお、図中、図4と同一部
分には同一符号を付し重複説明を省略し、またこの発明
の説明にあたってはFM変調器に適用した場合を例にし
て説明する。
【0017】図1において、この発明の波形変換回路
(台形波形発生回路2に対応する)は、カレントミラー
電流源回路11のトランジスタ11dのコレクタ電流が
I1−Ibとし、これによってトランジスタ11fのコ
レクタ電流もI1−Ibとする電流源回路26を備えて
いる。なお、上記電流Ibは例えば第2の差動増幅回路
20を構成するトランジスタ20bおよび第3の差動増
幅回路21のトランジスタ21bのベース電流と同じ値
である。
【0018】上記電流源回路26は第1の電源回路10
のトランジスタ10bのコレクタとカレントミラー電流
源回路11のトランジスタ11dのコレクタとの間に挿
入されるトタンジスタ26a,26bであり、一方のト
ランジスタ26bのエミッタがトランジスタ10bのコ
レクタに接続され、同トランジスタ26bのコレクタが
他方のトランジスタ26aのエミッタに接続され、同ト
ランジスタ26aのコレクタがトランジスタ11dのコ
レクタおよびトランジスタ11eのベースに接続されて
いる。また、上記トランジスタ26a,26bを動作さ
せるために、Vcc電源ライン25に接続した26c抵
抗の他端がトランジスタ26aのベースおよび抵抗26
dの一端に接続され、同抵抗26dの他端がトランジス
タ26bのベースおよび第5の電流源26eを介してV
ee電源ライン24に接続されている。
【0019】ここで、当該波形変換回路の接続関係を詳
しく説明する。なお、従来例で説明した部分については
省略する。コンデンサ12は一端が上記Vcc電源ライ
ン25接続され、他端が上記トランジスタ11fのコレ
クタに接続されており、同トランジスタ11fのコレク
タ電圧やバートンアンプ回路13によって充放電されて
出力信号となる台形波信号の傾きを決定する。バートン
アンプ回路13において、第3の電流源回路15は一端
がVee電源ライン24に接続され、その他端がトラン
ジスタ22のエミッタに接続されており、同トランジス
タ22を動作可能とし、また第4の電流源回路16は一
端が電源Veeライン24に接続され、その他端がトラ
ンジスタ23のエミッタに接続されており、同トランジ
スタ23を動作可能としている。
【0020】上記基準電圧源17の電圧VHが第1の差
動増幅回路19に供給され、基準電圧源18の電圧VL
が第2の差動増幅回路20に供給され、また入力端子I
N1,IN2の矩形波信号が第3の差動増幅回路21に
入力されている。上記第1の差動増幅回路19はエミッ
タが第3の差動増幅回路21を構成するトランジスタ2
1aのコレクタに接続され、ベースが基準電圧源17の
正電源端子に接続され、コレクタがVcc電源ライン2
5に接続されるトランジスタ19aと、エミッタがトラ
ンジスタ19aのエミッタに接続され、ベースが出力回
路のトランジスタ22のエミッタに接続され、コレクタ
がトランジスタ11fのコレクタおよびコンデンサ12
の他端、トランジスタ22のベースに接続されるトラン
ジスタ19bを備えている。
【0021】上記第2の差動増幅回路20はエミッタが
第3の差動増幅回路21を構成するトランジスタ21b
のコレクタに接続され、ベースが基準電圧源18の正電
源端子に接続され、コレクタがVcc電源ライン25に
接続されるトランジスタ20aと、エミッタがトランジ
スタ20aのエミッタに接続され、ベースが出力回路の
トランジスタ22のエミッタに接続に接続され、コレク
タがトランジスタ11fのコレクタおよびコンデンサ1
2の他端、トランジスタ22のベースに接続されるトラ
ンジスタ20bとを備えている。上記第3の差動増幅回
路21はエミッタが第2電流源回路14を構成するトラ
ンジスタ14b,14dのコレクタに接続され、ベース
が入力端子IN1に接続されるトランジスタ21aと、
エミッタがトランジスタ21aのエミッタに接続され、
ベースが入力端子IN2に接続されるトランジスタ21
bとを備えている。
【0022】また、当該波形変換回路の出力回路(ダー
リントン回路)を構成するトランジスタ22はベースが
各トランジスタ11f,20b,19bのコレクタおよ
びコンデンサ12の他端に接続され、コレクタがVcc
電源ライン25に接続され、エミッタが各トランジスタ
20b,19b,23のベースおよび第3の電源回路1
5を介したVee電源ライン24に接続されており、こ
のトランジスタ23はコレクタがVcc電源ライン25
に接続され、エミッタが第当該回路の出力端子OUTお
よび第4の電流源回路16を介したVee電源ライン2
4に接続されている。
【0023】次に、上記構成の波形変換回路を図3のF
M変調器に適用した場合について、その波形変換回路の
動作を図2のタイムチャート図を参照して説明する。な
お、当該波形変換回路は図3に示す台形波形発生回路2
に相当する。
【0024】まず、当該FM変調器本体1がリミッタ回
路と、定電流回路によってマルチバイブレータ回路の出
力電圧値を規制しながら被変調波信号の値に応じた周波
数で上記マルチバイブレータ回路を発振させてこの発振
動作によって得られた2つの矩形波信号(図2(a)お
よび(b)に示す)を当該波形変換回路の入力端子IN
1,IN2に供給し、またFM変調器本体1からの入力
FM波の周波数に比例した電圧を端子NB2に印加して
いるものとする。
【0025】すると、時刻t0以前の矩形波信号の入力
によって、トランジスタ21aのベースがトランジスタ
21bのベースよりも電位が低いため、トランジスタ2
1aがオフしてトランジスタ21bがオンする。そし
て、時刻t0でコンデンサ12がマイナス方向に充電さ
れ、ダーリントン回路を構成するトランジスタ22で発
生した電位が“VL”になっているとすると、第1の差
動増幅回路19を構成するトランジスタ19bのベース
に電圧“VL”、トランジスタ19aのベースに基準電
圧“VH”が印加され、これら電圧“VL”、基準電圧
“VH”間に“VH>VL”が成り立っているので、ト
ランジスタ19aがオンするとともに、トランジスタ1
9bがオフする。
【0026】この状態で、第1電流源回路10を構成す
るトランジスタ10bのコレクタには端子NB2の入力
電圧(正確には“VIN−VBE”)によって入力FM波の
周波数に比例する電流“I1”が流れるため、電流源回
路26を構成するトランジスタ26bのエミッタからト
ランジスタ10bに流れる込む電流が“I1”となる
が、この流れ込む電流はトランジスタ26aのエミッタ
からトランジスタ26bのコレクタに流れる込む電流と
同トランジスタ26bのベース電流とを加えてたもので
ある。
【0027】この場合、トランジスタ26bのベース電
流はトランジスタ19bのベース電流“Ib”とする
と、その半分の“Ib/2”となる。これは、第2の電
源回路14を構成するトランジスタ14b,14dのコ
レクタ電流がそれぞれ“I1”であるため、トランジス
タ19bのエミッタから流れ出す電流が“2・I1”で
あり、トランジスタ26bのエミッタから流れ出す電流
の倍になっているからである。したがって、トランジス
タ回路26を構成するトランジスタ26aのエミッタか
らトランジスタ26bのコレクタに流れ込む電流は“I
1−Ib/2”となる。上記同様の考えると、上記トラ
ンジスタ26aのエミッタからトランジスタ26bのコ
レクタに流れ込む電流“I1−Ib/2”は、カレント
ミラー電流源回路11を構成するトランジスタ11dの
コレクタから同トランジスタ26aのコレクタに流れ込
む電流“I1−Ib”と同トランジスタ26aのベース
電流“Ib/2”とを加えたものである。このように、
トランジスタ11dのコレクタ電流が“I1−Ib”と
なるため、同じくカレントミラー電流源回路11を構成
するトランジスタ11fのコレクタ電流も“I1−I
b”となる。
【0028】そして、上記第1の差動増幅回路19を構
成するトランジスタ19bがオフしているため、時刻t
0〜t1の間、トランジスタ11fのコレクタ電流がコ
ンデンサ12に流れ込んで同トランジスタ11fのコレ
クタ電位が“VIN−VBE”に比例した傾きで上昇すると
ともに、トランジスタ22のエミッタにはトランジスタ
11fのコレクタ電位からこのトランジスタ22のベー
ス・エミッタ間電圧“VBE”だけ低い電位が表われるた
め、同じように上昇する。
【0029】この場合、上記コンデンサ12に流れる込
む電流は、トランジスタ11fのコレクタ電流“I1−
Ib”となる。また、第1電流源回路10の抵抗10a
の値と、第2電流源回路14の各抵抗14a,14cの
値が同じ値に設定されているため、トランジスタ14
b,14dのコレクタ電流がそれぞれ“I1”になり、
トランジスタ21aのベース電流が“Ib”であること
から、トランジスタ21aのコレクタには値“2・I1
−Ib”のコレクタ電流が流れる。
【0030】そして、トランジスタ22のエミッタ(出
力端子OUTに対応する)に得られる電位が基準電圧
“VH”になり、各トランジスタ19a,19bの各ベ
ース電位が等しくなって釣合ったとき、これらの各トラ
ンジスタ19a,19bが各々値“I1−Ib”の電流
を引き込み、これがトランジスタ11fのコレクタ電流
と釣合ってこのトランジスタ11fのコレクタ電位の上
昇が停止する。
【0031】これによって、時刻t1〜t2の間、コン
デンサ12に出入りする電流がなくなってトランジスタ
22のエミッタ電位、つまり出力端子OUTの電位が一
定に保たれる。続いて、時刻t2になり、入力端子IN
1,IN2に入力される2つの矩形波信号が反転する
と、トランジスタ21bがオンし、トランジスタ21a
がオフし、またトランジスタ20bのベースに基準電圧
“VH”が印加され、トランジスタ20aのベースに基
準電圧“VL”が印加されていることから、トランジス
タ20aがオフし、トランジスタ20bがオンする。
【0032】このとき、上述した動作と同様に、第2電
流源回路14を構成するトランジスタ14b,14dの
各コレクタに各々、電流“I1”が流れ、トランジスタ
21bを介してトランジスタ20bのコレクタによって
電流“2・I1−2・Ib”が引き込まれるが、トラン
ジスタ11fのコレクタは電流“I1−Ib”を流して
いるため、コンデンサ12からは“I1−Ib”の電流
が流れ出して、トランジスタ11fのコレクタ電位が上
記端子NB2の入力電圧“VIN−VBE”に比例した傾き
で下降する。なお、第1電流源回路10の抵抗10aの
値と、第2電流源回路14の各抵抗14a,14cの値
が同じ値に設定されているため、トランジスタ14b,
14dのコレクタ電流がそれぞれ“I1”になり、トラ
ンジスタ20bのベース電流が“Ib”であることか
ら、トランジスタ21bのコレクタには“2・I1−I
b”が流れる。
【0033】このように、時刻t0〜t1の上昇時に
は、コンデンサ12に電流“I1−Ib”が流れ込み、
時刻t2〜t3では同コンデンサ12から電流“I1−
Ib”が流れ出すので、つまりコンデンサ12の充電電
流と放電電流とが等しくなるので、時刻t2〜t3にお
ける下降時の傾きは時刻t0〜t1における上昇時の傾
きと極性が反対で同じ大きさになる。
【0034】そして、トランジスタ11fのコレクタ電
位が下降し、これによってトランジスタ22のエミッタ
電位が下降して“VL”になるため、トランジスタ20
a,20bのベース電位が等しくなり(時刻t4)、ト
ランジスタ20bのコレクタに流れ込む電流が“I1−
Ib”となり、トランジスタ11fのコレクタ電流と等
しくなるので、コンデンサ12の放電が止まりトランジ
スタ11fのコレクタ電位の下降が停止する。この後、
上記時刻t1〜t2の間と同様に、コンデンサ12に出
入りする電流がなくなってトランシスタ22のエミッタ
電位が一定に保たれ、つまり出力端子OUTの電位が一
定に保たれる。
【0035】以下、FM変調器本体1から出力される各
矩形波信号が反転する毎に、上述した動作が繰り返され
て台形波発生回路2の出力端子OUTから台形波信号が
出力され、これが上記被変調信号に対するFM信号とし
て次段回路に出力される。
【0036】なお、FM変調器本体1の発振周波数は
“VIN−VBE”に比例し、また台形波の斜めの部分の傾
きも“VIN−VBE”に比例しているので、被変調信号の
値“VIN”が変化しても、周期“T”に対する台形波信
号の平坦部分“t2〜t1”、“t4〜t3”の割合
“(t2−t1)/T”、“(t4−t3)/T”を一
定に保つことができる。そして、これらの割合“(t2
−t1)/T”、“(t4−t3)/T”を“1/6”
に保つように、回路を構成する各素子の値を設定するこ
とにより、出力端子OUTから出力されるFM信号の第
3次高調波成分をゼロにすることができる。
【0037】このように、この実施例においては被変調
信号を入力するFM変調器本体1によって得た同被変調
信号の値に応じた周波数の矩形波を波形変換回路の台形
波形発生回路2で台形波に変換してFM信号として出力
する際、同台形波形発生回路2を構成するコンデン12
の充電電流と放電電流とを等しくしたので、出力台形波
信号の上昇時の傾きと下降時の傾きとを極性が反対で同
じ大きさにすることができ、つまり出力台形波信号の波
形を対象にすることができるため、台形波形の非対象が
原因で発生するFM波の2次歪を抑え、この2次歪によ
るモアレが発生しにくくなり、例えばVTR装置のFM
変調器に用いた場合画質の劣下が抑えられる。なお、こ
の実施例では、FM変調器に適用した場合について説明
したが、FM変調器に限らず、信号の波形変換を必要と
する装置に適用することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、矩形波信号を入力し、所定周波数に比例した直流電
源によるコンデンサへの充放電を少なくとも上記矩形波
信号によって切り替えることによって台形波信号を得る
波形変換回路において、同出力台形波信号の波形の上昇
時の傾きとその下降時の傾きにかかわるコンデンサの充
電電流とその放電電流とを等しくしたので、出力台形波
信号の波形を対称とすることができ、被変調信号を入力
してFM信号を得るFM変調器に適用とした場合、同F
M変調器の後段における回路の2次歪を防止してモアレ
の発生を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による波形変換回路の一実施例を示す
回路図である。
【図2】図1に示す波形変換回路の動作を説明するため
概略的波形図である。
【図3】従来のFM変調器の一例を示すブロック図であ
る。
【図4】図3に示すFM変調器に適用される台形波形発
生回路(波形変換)の一例を示す回路図である。
【図5】図4に示す台形波形発生回路の動作を説明する
ため概略的波形図である。
【符号の説明】
1 FM変調器本体(VCO) 2 台形波発生回路 10 第1の電源回路 11 カレントミラー電流源回路 12 コンデンサ 13 バートンアンプ回路 14 第2の電源回路 17 基準電圧(VH) 18 基準電圧(VL) 19 第1の差動増幅回路 20 第2の差動増幅回路 21 第3の差動増幅回路 22,23 トランジスタ(出力回路の) 24 Vee電源ライン 25 Vcc電源ライン IN1,IN2 入力端子 NB2 端子 OUT 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形波信号を入力し、所定周波数に比例
    した直流電源によるコンデンサへの充放電を少なくとも
    前記矩形波信号によって切り替えることによって台形波
    信号を得る波形変換回路であって、 前記矩形波信号を台形波信号に変換する際、前記コンデ
    ンサの充電電流とその放電電流とを同じとする電流源回
    路を備え、前記変換される台形波信号を対称波形とした
    ことを特徴とする波形変換回路。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つの矩形波信号を入力し、
    所定周波数に比例した直流電源によるコンデンサへの充
    放電を少なくとも前記矩形波信号によって切り替えるこ
    とによって台形波信号を得る波形変換回路であって、 前記所定周波数の電圧に応じて所定電流を引き込むトラ
    ジスタを有する第1の電源回路と、 前記所定周波数の電圧に応じて所定電流(I1)を引き
    込むトラジスタを2つ並列に接続して2倍の電流(2・
    I1)を引き込む第2の電源回路と、 前記第1の電源回路のトランジスタのコレクタ電流(I
    1)によって駆動され、常にベース電流(Ib)を流す
    電流源回路と、 該電流回路を介した第1のトランジスタのコレクタ電流
    によって駆動され、該駆動電流(I1−Ib)と同じ電
    流を出力し、かつ前記コンデンサの充電電流とするカレ
    ントミラー電流源回路と、 該カレントミラー電流回路の出力電流(I1−Ib)あ
    るいはコンデンサ(I1−Ib)からの放電電流によっ
    て駆動される2つのトラジスタで構成したダーリントン
    回路と、 該ダーリントン回路の前段トランジスタのエミッタ電位
    および基準電圧(VL)に応じ、あるいは前記エミッタ
    電位および基準電圧(VH)に応じて前記コンデンサへ
    の充放電電流を切り替える第1および第2の差動増幅回
    路と、 前記第2の電源回路のコレクタ電流(2・I1)によっ
    て駆動され、前記2つの矩形波信号に応じて前記第1あ
    るいは第2の差動増幅回路を駆動する電流(2・I1−
    Ib)を流す第3の差動増幅回路とを備え、 前記コンデンサの充電電流および放電電流を同じとして
    おり、前記ダーリントン回路の出力信号を台形波信号と
    したことを特徴とする波形変換回路。
  3. 【請求項3】前記2つの矩形波信号はFM変調器本体で
    得られるFM変調信号であり、前記得られる台形波信号
    の傾きをFM波の周波数に比例させるようにした請求項
    1または請求項2記載の波形変換回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193157A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 New Japan Radio Co Ltd 映像信号クランプ回路

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JP2010193157A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 New Japan Radio Co Ltd 映像信号クランプ回路

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