JPH06104465B2 - 自動車のフロントエアスポイラ - Google Patents

自動車のフロントエアスポイラ

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JPH06104465B2
JPH06104465B2 JP61116863A JP11686386A JPH06104465B2 JP H06104465 B2 JPH06104465 B2 JP H06104465B2 JP 61116863 A JP61116863 A JP 61116863A JP 11686386 A JP11686386 A JP 11686386A JP H06104465 B2 JPH06104465 B2 JP H06104465B2
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JP
Japan
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spoiler
reinforcement
bumper
spoiler body
drive mechanisms
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JP61116863A
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幸雄 浜之上
聡 石塚
俊光 松岡
雅一 浅香
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のフロトエアスポイラに関する。
従来の技術 自動車の中には、第7図に示すようにフロントバンパー
1の下側に配置したスポイラ本体4を、フロントバンパ
ー1の背部に配設した図外の駆動機構により、同図鎖線
で示すようにフロントバンパー1の背部に回動して格納
できるようにしたものが知られている。この類似構造
は、例えば実開昭57−59189号公報、実開昭57−59190号
公報等に示されている。
発明が解決しようとする問題点 スポイラ本体4は軽衝突時の復元性,感触性の要求等か
ら樹脂製のものが望まれる一方、このスポイラ本体4の
作動を軽快かつ確実に行わせるためには左右一対の駆動
機構により、これら駆動機構を同期作動させてスポイラ
本体4を回動させる必要がある。しかし、スポイラ本体
4を樹脂製として、これを左右一対の駆動機構で回動さ
せようとすると、駆動機構を完全に同期させることは難
かしくスポイラ本体4にねじれ力が作用して破損してし
まう。
そこで、本発明はスポイラ本体を樹脂製として、これを
左右一対の駆動機構で作動させるようにしても、該スポ
イラ本体の復元性を損なうことなく剛性を充分に確保す
ることができる自動車のフロントエアスポイラを提供す
るものである。
問題点を解決するための手段 本発明に係る自動車のフロントエアスポイラが採用する
構成は、フロントバンパーの背部に互いに離間して設け
られた左右一対の駆動機構と、これら各駆動機構によっ
てフロントバンパーの下側の使用位置とフロントバンパ
ーの背部の格納位置との間で回動されるスポイラ本体と
を備えた自動車のフロントエアスポイラであって、前記
スポイラ本体は樹脂材から形成すると共に、このスポイ
ラ本体の背面に略全長に亘って装着された第1レインフ
ォースと、この第1レインフォースの中央部分に前記左
右一対の駆動機構の連結部分に跨って接合された第2レ
インフォースと、これら第1,第2レインフォースによっ
て形成された閉断面部と、設けたことを特徴としてい
る。
作用 左右一対の駆動機構によって、背面に略全長に亘って第
1レインフォースが装着されたスポイラ本体は、フロン
トバンパー下側の使用位置とフロントバンパー背部の格
納位置との間で回動される。
ここで、左側の駆動機構が第1レインフォースに連結さ
れた部分と右側の駆動機構が第1レインフォースに連結
された部分との間、即ち左右一対の駆動機構の連結部分
間には、第1レインフォースの中央部分に位置して第2
レインフォースが接合されており、これら第1,第2レイ
ンフォースによって閉断面部が形成されている。この閉
断面部によって、前記左右一対の駆動機構の連結部分間
は補強され、両駆動機構は剛体結合される。従って、左
右一対の駆動機構は、スポイラ本体にねじれ力を与える
ことなく、完全に同期して軽快かつ確実にスポイラ本体
を回動することができる。
また、第1レインフォースの中央部分にのみ第2レイン
フォースを接合することにより、第1レインフォースは
部分的に補強されている。即ち、第1レインフォースと
第2レインフォースとによる閉断面部が形成されたスポ
イラ本体の中央部分は補強の度合いが高いのに対し、ス
ポイラ本体の両サイド部には第1レインフォースが存在
するだけで第2レインフォースが接合されていないた
め、その補強の度合いが中央部よりも低くなっている。
従って、スポイラ本体の両サイド部は、軽衝突時の荷重
に対し、柔軟に撓んで変形すると共に、元の形状に容易
に復帰することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
第1〜3図において、1はフロントバンパーを示し、該
フロントバンパー1は樹脂材からなるバンパーフェイシ
ャ2と、該バンパーフェイシャ2を補強する断面略コ字
形のバンパーレインフォース6とからなっている。バン
パーフェイシャ2の下側にはエプロン部3を延設してあ
ると共に、このバンパーフェイシャ2のエプロン部3の
連設部背面にはフランジ5を突設してある。バンパーレ
インフォース6はバンパーフェイシャ2の背部に嵌挿
し、前壁の取付孔8をバンパーフェイシャ2前壁背面に
突設したスナップ部7に係着して固定してある。バンパ
ーレインフォース6には左右一対のバンパースティ9が
接続され、フロントバンパー1はこのバンパースティ9
を介して車体Bに装着してある。
4は前記エプロン部3の下側に配置した樹脂材からなる
スポイラ本体で、このスポイラ本体4はフロントバンパ
ー1の背部に配設したモータ14,減速機構15からなる左
右一対の駆動機構13により、前記エプロン部3下側の使
用位置と、エプロン部3の背部の格納位置とに回動し得
るようになっている。スポイラ本体4の背面には略全長
に亘って、即ち、中央部4aから両サイド部4bに亘って第
1レインフォース10を図外のボルト・ナットにより装着
してある。この第1レインフォース10は中央部分を深い
コ字形断面に形成してあると共に、両側部を浅いコ字形
断面に形成し、中央部分には車幅方向にビード11aが形
成され左右駆動機構13の連結部分に跨る第2レインフォ
ース11を接合して、これら第1,第2レインフォース10,1
1で閉断面部12を形成している。
スポイラ本体4は、具体的には減速機構15の出力軸16に
固着したブラケットに、前記第1レインフォース10中央
部の閉断面部12を締結固定してあり、該ブラケット17を
介して出力軸16を中心に回動される。前記駆動機構13
は、モータ14と減速機構15とをくの字状に連結して構成
してあり、この連結部分でバンパーレインフォース6の
下壁後縁の後退移動を許容して、干渉回避できるように
なっている。
ここで、前記駆動機構13は車体B側にブラケット(図示
省略)を付設して、このブラケットに装着してもよい
が、本実施例ではバンパースティ9を有効利用して、こ
のバンパースティ9の内側の側面にベースプレート18を
ボルト固定してある。このようにバンパースティ9に駆
動機構13を、そのベースプレート18を介して取付けるこ
とにより、バンパースティ9が補強されることから、該
バンパースティ9の薄板化を可能として重量を軽減する
上で有利となる。
以上の実施例構造によれば、駆動機構13のモータ14を
正,逆転駆動することにより、モータ14の回転が減速機
構15により減速されて、スポイラ本体4を前述の使用位
置と、格納位置とに任意に回動することができる。ここ
で、左右駆動機構13の連結部分、即ち、ブラケット17,1
7結合部分間は、第1,第2レインフォース10,11で形成し
た閉断面部12で補強されているため、スポイラ本体4に
ねじれ力が作用することはなく、むしろ、左右の駆動機
構13,13が前記閉断面部12で剛体結合されるため、これ
ら左右の駆動機構13を完全に同期作動させることができ
てスムーズにスポイラ本体4を回動させることができ
る。また、スポイラ本体4のサイド部4bは第1レインフ
ォース10両側部の浅いコ字形断面部分で補強されている
だけで、撓み性を損なわないようにしてあるので、軽衝
突時の荷重に対して該サイド部4bは撓み変形乃至復元す
ることができる。
第4図に示す実施例はスポイラ本体のサイド部4bの上縁
の幅寸法を中央部4aの幅寸法よりも小さく設定してあ
る。このようにサイド部4b上縁の幅寸法を小さく狭めて
あれば、通常車体形状に合わせて湾曲形成されているス
ポイラ本体4をエプロン部3の背部に格納した時に、サ
イド部4bの占有スペースを極力小さくすることができる
ので、フロントバンパー1の背部に配設する他の機能部
品の配設レイアウトに支障を来すのを回避することがで
きる。
第5,6図に示す実施例はスポイラ本体4を、中央部4A
と、両側のサイド部4Bとに3分割して成形性の向上を図
ったものである。中央部4A,サイド部4Bの継ぎ合せ部分
にはそれぞれフランジ19,20を一体成形してあり、これ
らフランジ19,20を突合わせてボルト・ナット21結合し
てある。また、中央部4A,サイド部4Bの何れか一方、例
えば中央部4Aの外側のフランジ19成形基部には縦方向に
細溝22を形成してある。このように細溝22を形成してあ
ることにより、表面の塗料層23にフランジ19,20継目部
分で亀裂24が生じても目立たなくなるため外観上非常に
有利となる。
発明の効果 以上詳述した通り本発明によれば、第1に、フロントバ
ンパーの背部に互いに離間して設けられた左右一対の駆
動機構により、スポイラ本体を回動させる構成を採用し
たため、スポイラ本体を使用位置と格納位置との間で軽
快かつ確実に回動させることができる。
第2に、スポイラ本体を樹脂材から形成すると共に、左
右一対の駆動機構の連結部分に跨って第1レインフォー
スと第2レインフォースとによる閉断面部を形成する構
成としたため、スポイラ本体の復元性や感触性を高めつ
つ、スポイラ本体の中央部を部分的に補強でき、各駆動
機構の連結部分を剛体接続することができる。この結
果、左右一対の駆動機構を完全に同期させてスポイラ本
体を軽快かつ確実に回動させることができ、この回動時
にスポイラ本体にねじれ力が加わって破損するのを未然
に防止できる。
第3に、スポイラ本体の中央部のみを閉断面部によって
部分的に補強する構成のため、スポイラ本体の両サイド
部に可撓性を持たせることができる。この結果、軽衝突
時に、両サイド部を柔軟に撓み変形させることができ、
復元性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は駆動
機構とスポイラ本体との関係を示す分解斜視図、第3図
は同実施例構造を採用した自動車の外観斜視図、第4図
はスポイラ本体の異なる例を示す斜視図、第5図はスポ
イラ本体の更に異なる例を示す分解斜視図、第6図は第
5図のVI−VI線に相当する断面図、第7図は可動式フロ
ントエアスポイラを備えた自動車の側部外観図である。 1……フロントバンパー、4……スポイラ本体、10……
第1レインフォース、11……第2レインフォース、12…
…閉断面部、13……駆動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅香 雅一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−16298(JP,A) 特開 昭54−131298(JP,A) 実願昭59−5159号(実開昭60−118573 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭58−105209号(実開昭60−11880 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントバンパーの背部に互いに離間して
    設けられた左右一対の駆動機構と、これら各駆動機構に
    よってフロントバンパーの下側の使用位置とフロントバ
    ンパーの背部の格納位置との間で回動されるスポイラ本
    体とを備えた自動車のフロントエアスポイラであって、 前記スポイラ本体は樹脂材から形成すると共に、 このスポイラ本体の背面に略全長に亘って装着された第
    1レインフォースと、 この第1レインフォースの中央部分に前記左右一対の駆
    動機構の連結部分に跨って接合された第2レインフォー
    スと、 これら第1,第2レインフォースによって形成された閉断
    面部と、 を設けたことを特徴とする自動車のフロントエアスポイ
    ラ。
  2. 【請求項2】上記スポイラ本体の上縁の幅寸法を、中央
    部よりサイド部で小さく設定したことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の自動車のフロントエアスポイ
    ラ。
  3. 【請求項3】上記スポイラ本体を分割して形成して、継
    ぎ合せ部分には溝を形成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の自動車のフロントエアス
    ポイラ。
JP61116863A 1986-05-21 1986-05-21 自動車のフロントエアスポイラ Expired - Lifetime JPH06104465B2 (ja)

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CN118107678A (zh) * 2022-11-30 2024-05-31 武汉路特斯汽车有限公司 扩散器装置及其控制方法、扩散器系统和车辆

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JPS60118573U (ja) * 1984-01-20 1985-08-10 三菱自動車工業株式会社 伸縮エアダム

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