JPH1134885A - ステアリングコラムの支持構造 - Google Patents

ステアリングコラムの支持構造

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JPH1134885A
JPH1134885A JP21583297A JP21583297A JPH1134885A JP H1134885 A JPH1134885 A JP H1134885A JP 21583297 A JP21583297 A JP 21583297A JP 21583297 A JP21583297 A JP 21583297A JP H1134885 A JPH1134885 A JP H1134885A
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JP
Japan
Prior art keywords
steering column
instrument panel
panel reinforcement
floor
pedal bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP21583297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yoshida
吉田  裕
Yuji Muto
雄二 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication of JPH1134885A publication Critical patent/JPH1134885A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブオーバー型車のステアリングコラムの
支持構造を改良して、運転者のステアリング操作性を向
上するとともに、衝突時の安全空間を確保する。 【解決手段】 キャブオーバー型車両のステアリングコ
ラム支持構造において、車室内の前部に設けたペダルブ
ラケット3の後端と、車幅方向に設置されてインストル
メントパネルNを補強するインパネリインフォースメン
ト5とをペダルブラケット3よりも剛性の低い連結部材
8にて前後方向に連結し、連結部近傍でインパネリイン
フォースメント5によりステアリングコラム1をゆるや
かな傾斜姿勢で支持せしめる。かつ、インパネリインフ
ォースメント5とフロア2間には、上端をインパネリイ
ンフォースメント5のステアリングコラム1の支持部近
傍に結合するとともに、下端をフロア2に結合したフロ
アブレース9を立設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型トラック等の
キャブオーバー型車のステアリングコラムの支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来、小型トラック
等のキャブオーバー型車のステアリングコラム1は、フ
ロア2に対して急角度な傾斜姿勢で立設し、車室前部に
設置されてブレーキブースターBとブレーキおよびクラ
ッチのペダルPを支持する高剛性のペダルブラケット3
を利用して支持せしめている。
【0003】ペダルブラケット3は一般に、上端がフロ
ントカウル4に、下端がフロア2の前端にボルト締め固
定してあり、その中間部でブレーキブースターBおよび
ペダルPを支持している。ペダルブラケット3の後端に
は後方に向かって延出せしめたコラムサポート部34が
形成してある。コラムサポート部34はその上縁が、車
幅方向に設置されインストルメントパネルNを補強する
閉断面構造のインパネリインフォースメント5にボルト
締め結合するとともに、後端縁でフロア2に立設した上
記ステアリングコラム1の中間部をステー11を介して
ボルト締め固定してステアリングコラム1を支持してい
る。図中、12はステアリング、13はステアリングコ
ラム1のカバー部材、6はフロントパネルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のステ
アリングコラム1はフロア2に対して急角度な傾斜姿勢
で立設しているので、そのステアリング12の操作はほ
ぼ水平に近い回転操作となり、運転者は上体を前かがみ
とした姿勢をとらなければならず、操作性が悪い。そこ
で、乗用車のようにステアリングコラム1をゆるやかな
傾斜姿勢で設置して、ステアリング12の操作を垂直に
近い回転操作とし、操作性を良くすることが望まれてい
る。しかしながら、ペダルブラケット3の後方へ延出し
た延出端と車幅方向に長く延びるインパネリインフォー
スメント5によりステアリングコラム1を支持する従来
のステアリングコラム支持構造では、ステアリングコラ
ム1の支持剛性、特に、ゆるやかな傾斜姿勢としたステ
アリングコラム1の上下方向の支持剛性が充分でない。
【0005】また、車両の正面衝突時において、衝突荷
重によるフロントカウル4およびフロントパネル6の後
方への変形移動に伴って、ペダルブラケット3自体は変
形することなく全体的に後方へ移動し、ステアリングコ
ラム1を押し倒してしまい、運転者の安全空間が確保で
きないおそれがある。
【0006】そこで本発明は、ステアリングコラムの支
持剛性を高めて、ゆるやかな傾斜姿勢でステアリングコ
ラムを設置し、運転者の操作性を向上するとともに、車
両の正面衝突時において、ステアリングコラムおよびス
テアリングの後方への移動を防ぎ、運転者の安全空間を
確保することができるステアリングコラム支持構造を実
現することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペダルブラケ
ットを利用してステアリングコラムを支持せしめるキャ
ブオーバー型車両のステアリングコラム支持構造におい
て、車室内の前部に設けたペダルブラケットの後端と、
車幅方向に設置されてインストルメントパネルを補強す
るインパネリインフォースメントとをペダルブラケット
よりも剛性の低い連結部材にて前後方向に連結し、連結
部近傍でインパネリインフォースメントによりステアリ
ングコラムを支持せしめる。かつ、インパネリインフォ
ースメントとフロア間には、上端をインパネリインフォ
ースメントのステアリングコラム支持部近傍に結合する
とともに、下端をフロアに結合したフロアブレースを立
設する(請求項1)。
【0008】インパネリインフォースメントにはサポー
ト部材を設けてこれにステアリングコラムを支持固定せ
しめ、上記サポート部材とペダルブラケットの後端とを
上記連結部材で連結する(請求項2)。
【0009】インパネリインフォースメントのステアリ
ングコラム支持部にかかる荷重を連結部材を介してペダ
ルブラケットに、フロアブレースを介してフロアに分散
させて、ステアリングコラムの支持力を強化することが
できる。また、車両の正面衝突時、ペダルブラケットの
後方への移動に対して連結部材が変形して衝突エネルギ
ーが吸収される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1および
図2に基づいて説明する。キャブオーバー型車の車室前
部には、クラッチペダルPおよびブレーキブースターB
を支持するペダルブラケット3が設けてある。ペダルブ
ラケット3は、アッパ部材31とロア部材32とを結合
した上下方向に延びるほぼく字形の帯状体で、左右両側
縁には補強フランジを備え、後端の両部材31,32の
結合部は垂直面状の端面33を形成している。ペダルブ
ラケット3は、上端をフロントウィンドWの下縁に沿う
フロントカウル4にボルト締め固定し、下端をフロア2
の前端にボルト締め固定してフロントカウル4とフロア
2の間を上下方向に架けわたすように設置してある。そ
して、ペダルブラケット3はそのロア部材32がクラッ
チペダルPの上端を支持している。また、ペダルブラケ
ット3は、クラッチペダル用のペダルブラケット3と、
ブレーキペダルを支持するペダルブラケット3aとが並
設してあり、ペダルブラケット3aにブレーキブースタ
ーBを支持固定している。図1中、6はフロントパネル
である。
【0011】一方、車室内において、インストルメント
パネルNの下面にはこれに沿うように車幅方向に延びて
インストルメントパネルNを補強するインパネリインフ
ォースメント5が設置してあり、上記ペダルブラケット
3の端面33の後方に位置している。インパネリインフ
ォースメント5は、中央部を後方に張り出すように湾曲
せしめたパイプ材で構成してあり、両端をそれぞれ車室
側壁にボルト締め固定して車幅方向に沿って設置してあ
る。インパネリインフォースメント5には、運転席側の
湾曲部の中央位置にステアリングコラム1を支持するサ
ポート部材7a,7bが設けてある。
【0012】インパネリインフォースメント5の上記湾
曲部の中央位置は車幅方向に延びる直線状としてあり、
これに直交するように左右一対のサポート部材7a,7
bが固定してある。各サポート部材7a,7bは同一形
状で、断面ほぼ逆ハット型のレール片形状で、その長手
方向の中央位置で左右両側面の上縁にはそれぞれ半円状
の切欠きが形成してあり、該切欠きをインパネリインフ
ォースメント5の下方半周を包むように嵌合し、前下が
りのゆるやかな傾斜姿勢でインパネリインフォースメン
ト5の下半面にそれぞれ溶接固定してある。
【0013】また、車両中央側のサポート部材7aは、
連結部材8を介して車両中央側に設けた上記ペダルブラ
ケット3と連結してある。連結部材8は、ペダルブラケ
ット3およびサポート部材7aよりも板厚を若干薄くし
て剛性を下げたほぼ三角形状の金属板で、底辺が上記サ
ポート部材7aに沿って延びるとともに、前部縦辺が上
記ペダルブラケット3の端面33に沿う形状としてあ
る。前部縦辺と上辺にはフランジが形成してあり、底辺
にはその中央位置にインパネリインフォースメント5を
嵌入する半円状の切欠きが形成してある。そして、連結
部材8は、底辺の上記切欠きにインパネリインフォース
メント5の上半周を包むように嵌合し、該切欠きをイン
パネリインフォースメント5に溶接するとともに、底辺
をサポート部材7aの車室中央側の側壁内面に重ね合わ
せて溶接固定してある。また、連結部材8の前部縦辺
は、そのフランジをペダルブラケット3の端面33にボ
ルト締め固定してある。
【0014】インパネリインフォースメント5には、上
記サポート部材7aの結合部の近傍にフロア2と連結す
るフロアブレース9が設けてある。フロアブレース9
は、帯状の板体で、両側縁にこれを補強するフランジが
形成してある。フロアブレース9は、その上端をサポー
ト部材7aよりも車室中央寄りの位置でインパネリイン
フォースメント5の下面に突出せしめたステー51にボ
ルト締め固定するとともに、下端をフロア2に設けたス
テー21にボルト締め固定して、インパネリインフォー
スメント5とフロア2との間に立設してある。
【0015】ステアリングコラム1は、両サポート部材
7a,7bの中間にフロア2に対してゆるやかな傾斜姿
勢で配置する。そして、ステアリングコラム1には、前
後2ヵ所に、その外周面を下側から包み込むステー11
を設け、各ステー11の両端に形成した座面をサポート
部材7a,7bの底面にボルト締め固定することで設置
する。ステアリングコラム1の前端とフロア2上に突出
したステアリング機構のジョイント部22との間は、ス
テアリングコラム1よりも立ち上がり角度を大きくした
中間シャフト14を用いて連結してある。ステアリング
コラム1の後端にはステアリング12が取付てあり、更
に、ステアリングコラム1の後半部はカバー部材13で
被覆してある。
【0016】ステアリングコラム1を支持する上述の支
持構造は、サポート部材7aおよび連結部材8を介して
ペダルブラケット3に連結されたインパネリインフォー
スメント5にステアリングコラム1を支持させるととも
に、インパネリインフォースメント5をフロアブレース
9により下方から支える構造としたので、ステアリング
コラム1の支持部にかかる荷重がペダルブラケット3お
よびフロア2に分散され、特に、ステアリングコラム1
の上下方向の支持剛性が強化されるので、キャブオーバ
ー型車において、ステアリングコラム1をゆるやかな傾
斜姿勢で設置することができる。
【0017】また、車両の正面衝突時、車両前面部の変
形によりペダルブラケット3が後方へ移動すると、ペダ
ルブラケット3とサポート部材7aとを連結する連結部
材8が前後方向に圧縮変形する。車両の正面衝突では一
般に、前面部の下部に比べて上部の移動が大きく、上部
が下部前端を中心として後方へ回動するように移動する
から、連結部材8はその上辺側が特に圧縮変形し、これ
により衝突エネルギーが吸収され、インパネリインフォ
ースメント5およびステアリングコラム1の変位、変形
を防止し、また小さくすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、キャブオーバー型車に
おいてステアリングコラムをゆるやかな傾斜姿勢で、か
つ、高い支持剛性に設置でき、運転者のステアリング操
作性を向上することができる。また、正面衝突時におい
て、運転者の安全空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリングコラムの支持構造を備え
た車室前部の側面図である。
【図2】本発明のステアリングコラムの支持構造の構成
部材の分解斜視図である。
【図3】従来のステアリングコラムの支持構造を備えた
車室前部の側面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングコラム 2 フロア 3 ペダルブラケット 5 インパネリインフォースメント 7a,7b サポート部材 8 連結部材 9 フロアブレース N インストルメントパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルブラケットを利用してステアリン
    グコラムを支持せしめるキャブオーバー型車両のステア
    リングコラム支持構造において、車室内の前部に設けた
    ペダルブラケットの後端と、車幅方向に設置されてイン
    ストルメントパネルを補強するインパネリインフォース
    メントとをペダルブラケットよりも剛性の低い連結部材
    にて前後方向に連結し、連結部近傍でインパネリインフ
    ォースメントによりステアリングコラムを支持せしめ、
    かつ、インパネリインフォースメントとフロア間には、
    上端をインパネリインフォースメントのステアリングコ
    ラム支持部近傍に結合するとともに、下端をフロアに結
    合したフロアブレースを立設したことを特徴とするステ
    アリングコラムの支持構造。
  2. 【請求項2】 上記インパネリインフォースメントはサ
    ポート部材を設けてこれにステアリングコラムを支持固
    定せしめ、上記サポート部材とペダルブラケットの後端
    とを上記連結部材で連結したステアリングコラムの支持
    構造。
JP21583297A 1997-07-24 1997-07-24 ステアリングコラムの支持構造 Pending JPH1134885A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005162012A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Fuji Heavy Ind Ltd ペダルボックス補強構造
WO2006025436A1 (ja) * 2004-09-02 2006-03-09 Nissan Motor Light Truck Co., Ltd. ステアリングコラムの支持構造
JP2014091441A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Hino Motors Ltd ステアリングコラム支持構造

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