JPH0610390B2 - 破砕機における爪取付構造 - Google Patents

破砕機における爪取付構造

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JPH0610390B2
JPH0610390B2 JP3648188A JP3648188A JPH0610390B2 JP H0610390 B2 JPH0610390 B2 JP H0610390B2 JP 3648188 A JP3648188 A JP 3648188A JP 3648188 A JP3648188 A JP 3648188A JP H0610390 B2 JPH0610390 B2 JP H0610390B2
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sleeve
tapered
crusher
mounting portion
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五男 多川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、構築物のコンクリートや岩石等を挾圧して破
壊する破砕機の爪取付構造の改良に関する。
従来の技術 第4図は構築物のコンクリートや岩石を挾圧して破壊す
る通常の破砕機を示し、該破砕機はパワーショベル等の
アーム先端に軸1,2によって回転自在に軸支され、油
圧シリンダー3によってアーム4,4′を軸P,P′を
中心に回動させて爪5,5′でコンクリートや岩石を挟
み、上記油圧シリンダーの力によってコンクリートや岩
石を挾圧破壊するものである。ところが、従来のものに
おいては、爪のガタつき等のため、爪を固着する爪用台
座や爪を固着するボルト(図示せず)に損傷が生じ易い
といった問題点があり、本出願人においては、特開昭6
1−45069号公報に示されるように、従来のものに
比べて、着脱が容易で爪や爪用台座、即ち、爪を装着す
る部分の損傷が少ない破砕機の爪取付構造を既に提案し
ている。
このものは、第5図に示されるように、破砕機のアーム
4に溶接等により固着された爪用台座6にテーパ状の孔
7を設け、この孔の爪5に設けられたテーパ状の取付部
8を嵌合させて固着する構成のものであった。なお、第
5図に示されるものにおいては、爪5が更にボルト9に
よって固着されると共に、キー10を介して爪用台座6
に回動不能に係止されている。
発明が解決しようとする課題 上記構成により、爪5に種々の方向からの力が付加され
ても爪用台座6が全体的にその力を受け、部分的、集中
的な力を受けることがなく、爪5および爪用台座6を破
損させることが少ない等といった数々の効果を奏した
が、爪5の着脱の容易さという点に関しては必ずしも満
足の行く結果を得ることができなった。
爪5のテーパ状の取付部8が爪用台座6のテーパ状の孔
7内に食い込み、孔7の径を拡大する結果、爪5を新し
いものと交換しようとしても、新しい爪の取付部と孔7
との嵌合が甘くなり、使用できない事態が生じる場合が
あった。その場合は、溶接された爪用台座6自体をも交
換せねばならず、その作業の多大な時間と手間を必要と
していた。また、破砕作業中爪5に強力な力が作用して
テーパ状の取付け部8とテーパ状の孔7との間に食い付
きや焼け付きが生じた場合等、その強力な固着力のた
め、専用治具を用いなければ爪5の取外しが困難となる
場合があった。
そこで本発明の目的は、爪用台座に損傷を与えることな
く爪の交換が容易な破砕機における爪取付構造を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、ストレート孔を
備えた爪用台座を破砕機のアームに設け、テーパ状の取
付部を有する爪を、該取付け部に嵌合するテーパ状の内
周部と前記爪用台座のストレート孔に嵌合するストレー
トの外周部とを有しその軸方向においてスリットを備え
た弾性材料から成るスリーブを介して嵌合し、爪用台座
側からボルトで爪を固定するようにした。さらに、爪を
スリーブを介して爪用台座に嵌合したとき、爪用台座の
ストレート孔の底部と爪の取付け部の端面間に間隙が形
成されるようにするとさらに効果的である。
作用 爪に設けられたテーパ状の取付部はスリーブに嵌入さ
れ、スリーブ内周部のテーパに密着する。
軸方向においてスリットを備えた弾性材料から成るスリ
ーブは、爪のテーパ状の取付部が嵌入されて外側に押し
広げられ、その外周部が爪用台座のストレート孔に密着
する。そして、爪は爪用台座側からボルトで固定され確
実にアームに固着される。また、回り止め部材を設けた
場合は、回り止め部材で爪の回転がさらに確実に阻止さ
れる。
また、爪の交換等のため、爪を取外すときは、ボルト孔
を利用して爪を叩き出す。この際、爪のテーパ状の取付
部とスリーブの間の食い込みが大きいときは、爪とスリ
ーブが共に取りだされ、食い込みが小さいときは爪のみ
が取りだされるが、爪が取りだされた後は、スリーブに
はスリットがあるからスリーブも簡単に取りだされる。
爪、スリーブのを取りだした後、新しい爪とスリーブを
爪用台座に固着する。
実施例 本発明の一実施例の要部を示す第1図において、符号4
は第4図,第5図と同様破砕機のアームであり、該アー
ム4にはストレート孔14を備えた爪用台座6が設けら
れている。この爪用台座6はアーム4と一体に形成して
もよいが、この実施例では溶接によって固設している。
また、ストレート孔14は非貫通孔である。
爪5にはテーパ状の取付部8が設けられ、爪用台座6の
ストレート孔14に第2図の正面図,第3図の下面図に
示されるようなスリーブ15を介して嵌合している。該
スリーブ15は弾性材料から形成されており、第3図に
示されるように、取付部8に嵌合するテーパ状の内周部
15aと、爪用台座6のストレート孔14に嵌合するス
トレートの外周部15bとを有し、その軸方向には第2
図,第3図に示されるようなスリット15cが設けられ
ている。スリーブ15の軸方向の長さはテーパ状の取付
部8の長さよりは短く、また、第1図に示される爪5の
固着状態において、ストレート孔14の底部14aとテ
ーパ状の取付部8の端面8aとの間には間隙が形成され
るように各々のテーパが形成されている。爪5は、更
に、ボルト9によって爪用台座6側から着脱可能に固着
されている。
爪用台座6とテーパ状の取付部8を係止するノックピン
16はテーパ状の取付部8の回転を防止する回り止め部
材である。
なお、この実施例においては爪用台座6のストレート孔
14とスリーブ15のストレートの外周部15bとのは
めあいを弱いしまりばめで構成している。
爪5の爪用台座6の固着する場合は、まず、スリーブ1
5を爪用台座6のストレート孔14に嵌入し、スリーブ
15の上端部をストレート孔14の底部14aに圧接さ
せ、スリーブ15の位置決めを行う。
次に、ノックピン16を装着したテーパ状の取付部8を
スリーブ15の内周部15aに対して摺動させつつ嵌入
し、双方のテーパ面を完全に密着させる。
すると、テーパ状の取付部8の嵌入によるくさび効果
で、スリット15cを備えた弾性材料から成るスリーブ
15は強い力で外側に押し広げられ、その外周部15b
がストレート孔14の内周面に完全に密着する。
よって、テーパ状の取付部8を備えた爪5はスリーブ1
5を介して爪用台座6に確実に固着される。
爪5が確実に固着されたのを確認した後、更に、ボルト
9によって爪5を固着し、破砕作業中に爪5が脱落する
ような事故を防止する。
なお、この実施例のように爪5の固着手段としてボルト
を併用した場合には、使用するにつれて、爪5が破砕の
ための大きな圧壊力によりスリーブ15内に押し沈めら
れ、孔14の底部14aと取付部8の端面8a間の間隙
が小さくなり、ボルト9も押し上げられるので、破砕作
業をしばらく行った後順次ボルトの増締を行うことが望
ましい。
一方、破砕作業によって爪5が摩耗し、爪を交換するた
めに爪5を取外す場合においては、ボルト9を取外し、
該ボルト9の径より小さい径のロッドを爪5のボルト取
付孔に挿入し、該ロッドのヘッドをハンマー等によって
打撃することにより、爪5を取外す。なお、ボルト9で
爪5を固定しない場合においても、この爪を取外すため
にアーム4及び爪用台座6にボルト取付孔に対応する孔
を設けておき、この孔にロッドを挿入して、ロッドを介
して爪5の取付部8を打撃して取外すようにするとよ
い。この爪5を取り外す際、爪5のみが取り外される場
合と、爪5と共にスリーブ15も取り外される場合があ
る。爪5のテーパ状の取付部8とスリーブ15との間の
食い付き度が小さいときには、爪5のみが取り外され、
爪5が外れると、スリーブ15はスリット15cを有し
ているから、簡単にストレート孔14から取り外すこと
ができる。
また、テーパ状の取付部8とスリーブ15の内周部15
aとの間に食い付きが大きいときや焼け付き等が生じて
爪5とスリーブ15が完全に固着されてしまったような
場合であっても、スリーブ15の外周部15bとストレ
ート孔14の内周部との間で作用するのは径方向の力の
みであるから、爪5のテーパ状の取付部8の端面8aを
打撃すればスリーブ15の外周部15bとストレート孔
14との間に滑りを生じさせ、スリーブ15もろとも爪
5を取外すことができる。
圧壊作業により爪5に作用する大きな圧壊力によって、
スリット15cを有するスリーブ15は変形し、テーパ
状の内周部15aの径は大きくなるが、このスリーブの
変形はスリット15cで吸収され、爪用台座6のストレ
ート孔14を大きく変形させることはないので、爪用台
座6を変換する必要がなく、上述したように、爪5及び
スリーブ15を取り外した後、新しいスリーブと爪5を
前述したように取付ければよい。発明の効果 本発明によれば、爪用台座に爪を確実に固着することが
できると共に、破砕作業によって摩耗した爪を新しい爪
に交換する場合においても、爪の取外しが容易で、か
つ、爪とスリーブだけを交換するだけでよく、爪の交換
作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部断面図、第2図は同実
施例のスリーブの正面図、第3図は第2図の底面図、第
4図は破砕機の平面図、第5図は従来の爪取付け構造を
示す図である。 1,2……軸、3……油圧シリンダー、4,4′……ア
ーム、5,5′……爪、6……爪用台座、7……テーパ
状の孔、8……テーパ状の取付部、9……ボルト、10
……キー、14……ストレート孔、15……スリーブ、
15a……テーパ状の内周部、15b……ストレートの
外周部、15c……スリット、16……ノックピン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築物のコンクリートや岩石等を挾圧して
    破壊する爪を備えた破砕機において、ストレート孔を備
    えた爪用台座を破砕機のアームに設け、テーパ状の取付
    部を有する爪を、該取付け部に嵌合するテーパ状の内周
    部と前記爪用台座のストレート孔に嵌合するストレート
    の外周部とを有しその軸方向においてスリットを備えた
    弾性材料から成るスリーブを介して嵌合し爪用台座側か
    ら爪をボルトによって固定して、着脱可能に固着したこ
    とを特徴とする破砕機における爪取付構造。
  2. 【請求項2】前記爪をスリーブを介して爪用台座に嵌合
    したとき、爪用台座のストレート孔の底部と爪のテーパ
    状の取付部の端面との間では間隙が形成されるように、
    前記ストレート孔及びスリーブが形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の破砕機における爪取付構造。
  3. 【請求項3】爪のテーパ状の取付部と爪用台座との間に
    は爪の回転を防止する回り止め部材が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の破砕機にお
    ける爪取付構造。
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IT1253105B (it) * 1991-07-02 1995-07-10 Seko Spa Carro trincia-miscelatore-distributore perfezionato per foraggi e insilati di erba o paglia.
JPH05252693A (ja) * 1992-02-28 1993-09-28 Tsukasa Sotsuken:Kk モ―タの起動補助装置

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