JPH06103415A - 文章作成装置 - Google Patents

文章作成装置

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JPH06103415A
JPH06103415A JP4252529A JP25252992A JPH06103415A JP H06103415 A JPH06103415 A JP H06103415A JP 4252529 A JP4252529 A JP 4252529A JP 25252992 A JP25252992 A JP 25252992A JP H06103415 A JPH06103415 A JP H06103415A
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JP
Japan
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character
recognition
input
candidate
unit
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Application number
JP4252529A
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English (en)
Inventor
Yoshio Furuichi
佳男 古市
Kenji Suzuki
謙二 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手書き入力により文章の作成が可能な文章作成
装置において、くせ字などが入力されたときの文字認識
エラーを低減する。 【構成】この文章作成装置は、スタイラスペン2で手書
き入力された文字を座標情報として出力する透明タブレ
ット1と、文字認識時に参照される文字認識用辞書41
と、座標情報を文字パタンとして認識しこの文字パタン
と文字認識用辞書41の複数の文字とをマッチング(評
価)して文字認識処理を行い、複数の文字候補を評価値
の順で出力する文字認識部23と、複数の文字候補とそ
の評価情報とを格納する認識結果格納部24と、評価情
報を利用して複数の文字候補の順位を変更する認識変更
処理部25と、変更された順位で液晶ディスプレイ4に
複数の文字候補を表示する表示制御部26とを具備して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスタイラスペン
などを用いて透明タブレットなどに入力された手書き文
字を認識し表示する文章作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手書き入力できる文章作成装置は、多く
の人々が手軽に利用できる一方で、個人特有のくせ字な
どが入力されると、文字認識のエラーも多く改善が望ま
れている。
【0003】従来の文章作成装置は、入力者が手書きで
入力した座標情報または1文字(1画)分の筆跡情報
と、予め文字認識辞書に登録されている複数の文字パタ
ンとをマッチングして評価値を算出し、この評価値の良
好な(文字形状の差が少ない)順に文字認識の第1候
補、第2候補・・・などとして文字を表示するものであ
る。
【0004】通常、文章作成装置の文字認識辞書には、
多くの人々が利用し易いように標準的な文字パタンが一
通り登録されており、入力者により標準的な文字が筆記
されれば、文章作成装置は、筆記された文字と同じ文字
パタンをほぼ正確に第1候補として選択表示するので、
入力者は、連続して文字を筆記してスムーズに文章を作
成することができる。
【0005】ところで、この文章作成装置において、入
力者が自己特有のくせ字を入力した場合、文字認識辞書
の標準的な文字パタンでは、文字パタンがうまくマッチ
ングしなくなり、誤って文字認識されることがある。
【0006】この場合、入力者が意図した文字は、第1
候補の文字としてではなく次候補以降の文字として選択
されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記した従
来の文章作成装置では、くせ字が入力された場合、入力
者が意図した文字パタンが第1候補として選択される確
率が低くなるため、入力者が次候補文字の中から新たに
文字パタンを選択するという不要な操作が多くなるとい
う問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、入力者ができる限り次候補選択操作を
行わずに済むようにしてその選択時間を短縮し、この結
果、入力作業を軽減することのできる文章作成装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために、手書き入力された文字について文字認
識を行い、この認識結果の文字パタンを表示部に表示す
る文章作成装置において、手書き入力された前記文字を
座標情報として出力する座標入力部と、前記座標情報を
基に文字認識時に参照される文字情報を格納した文字認
識用辞書と、前記座標入力部からの座標情報を文字パタ
ンとして認識し、この文字パタンを前記文字認識用辞書
の文字情報に照合して互いの類似性を評価し各評価値の
順で文字候補として出力する文字認識部と、前記文字認
識部より評価値の順で出力された前記複数の文字候補と
これらの文字候補についての評価結果を登録する認識結
果格納部と、この認識結果格納部に登録した評価結果を
利用して前記複数の文字候補の順位を変更する認識変更
処理部と、この認識変更処理部により順位が変更された
文字候補を前記表示部に表示する表示制御部とを具備し
ている。
【0010】この文章作成装置の認識変更処理部は、前
記文字認識部により文字認識された第2候補以下の文字
候補の中に、文字認識時に参照した文字認識用辞書の文
字情報と前記認識結果格納部に登録した評価結果とがほ
ぼ同じ文字候補が存在し、かつこの文字候補の登録回数
が所定回数以上であったとき、その文字候補の順位を第
1候補に変更する。
【0011】
【作用】本発明では、入力者により文字が手書き入力さ
れるたびに、文字認識結果の第1候補の文字や入力者に
より次候補選択された文字について類似性が評価され
て、その評価対象となる文字と、この文字の評価値およ
び参照した辞書番号などが認識結果格納部に登録され
る。そして、文字認識された複数の文字候補の中で、認
識結果格納部に登録した文字の評価値および参照した辞
書番号などが同じ文字パタンが既に所定回数以上登録さ
れていれば、認識変更処理部によりその文字候補の順位
が上位に変更され、表示部には、その順位で文字候補が
表示される。
【0012】すなわち、以前に入力者が同じ字体で入力
した文字について、その文字の類似制を評価するための
情報を登録しておくので、幾度か同じ文字を入力する
と、その文字が優先的に第1候補として表示される。
【0013】したがって、例えば入力者が文字入力の途
中で予め登録した自己特有のくせ字を筆記すれば、その
くせ文字に対して必ず第1候補として入力者が意図した
文字パタンが表示されるので、次候補選択操作という不
要な操作をせずに、効率よく文章を作成することができ
るようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0015】図1は本発明に係る一実施例の文章作成装
置を示す図、図2は図1の文章作成装置の内部構成を示
すブロック図である。
【0016】図1に示すように、この文章作成装置は、
透明タブレット1と、この透明タブレット1上の座標を
指示するスタイラスペン2とからなる座標入力部と、こ
の座標入力部より得られた2次元の座標点列の情報(2
次元座標データ)に基づき文字認識を行って文章を作成
するマイクロプロセッサを主体とした制御部3と、この
制御部3により作成された文章を表示するための表示
部、例えば液晶ディスプレイ4などと、制御部3が文字
認識する際にアクセスする外部記憶装置5とから構成さ
れている。表示部には、液晶ディスプレイ4の他、プラ
ズマディスプレイなども用いることができる。液晶ディ
スプレイ4は透明タブレット1と積層一体化されてい
る。つまり、この液晶ディスプレイ4と積層一体化され
た透明タブレット1とは同一寸法の同一座標面を形成す
るものであり、液晶ディスプレイ4に表示された情報は
透明タブレット1を介して視認できるようになってい
る。このように積層一体化された透明タブレット1と液
晶ディスプレイ4とにより、透明タブレット1上での座
標指示位置が液晶ディスプレイ4上での同一位置での情
報として表示され、例えば紙上に文字・図形を描くよう
な感覚で情報入力を行うことができるようになってい
る。
【0017】続いて、図2を参照してこの文章作成装置
の内部構成を詳細に説明する。
【0018】同図に示すように、制御部3は、入力部2
1、画面位置制御部22、文字認識部23、認識結果格
納部24、認識変更処理部25、表示制御部26および
記憶部27などからなる。
【0019】記憶部27は、現在何枠目の入力枠を入力
中であるという情報を格納する枠位置座標バッファ27
1、座標入力部より入力された座標情報を一時的に格納
しておくための入力データバッファ272、文字認識部
23で処理された文字認識結果を一時的に格納しておく
ための認識データバッファ273、認識変更処理部25
において参照される第1候補文字の認識情報を記憶して
おくための評価値格納テーブル274、認識変更処理部
25で処理された認識結果を格納しておくための認識デ
ータ記憶部275、液晶ディスプレイ4に表示するデー
タを一時的に格納しておくための表示データバッファ2
76、液晶ディスプレイ4に表示する入力画面の入力
枠、各種ボタンの座標位置の情報を格納する画面領域テ
ーブル277で構成されている。
【0020】入力部21は、座標入力部である透明タブ
レット1およびスタイラスペン2などから得られた座標
情報より座標位置を検出するものである。画面位置制御
部22は、入力部21により得られた座標位置から記憶
部27内の画面領域テーブル277の情報を参照して次
入力枠への入力、次候補文字の選択、文章領域への書き
込み、既に入力した枠への再入力などの各種処理を制御
するものである。文字認識部23は座標入力装置1から
入力された座標情報を文字パタンとして認識する処理を
行うものである。認識結果格納部24は、文字認識部2
3より出力された第1候補の文字パタンや、第2候補以
降の文字パタンで入力者により次候補選択された文字な
どの文字評価情報を評価値格納テーブル274に記憶す
る処理を行うものである。認識変更処理部25は評価値
格納テーブル274を用いて文字認識部23で得られた
認識候補の候補順位を変更する処理を行うものである。
表示制御部26は記憶部27に格納されたデータを液晶
ディスプレイ4に出力するための制御を行うものであ
る。
【0021】液晶ディスプレイ4には、図3に示すよう
に、入力画面30が表示される。
【0022】同図に示すように、この入力画面30の下
方には、例えば5つの入力枠31と、個々の入力枠31
のさらに下方に次候補表示枠32とが配置されており、
例えば入力枠31のどれかにスタイラスペン2によって
文字が手書きされると、文字認識処理が行われて第1候
補の文字がその入力枠31内に表示され、複数の次候補
文字が次候補表示枠32に表示される。また、入力画面
の上部には、文章領域33が設けられており、この文章
領域33には、入力枠31の文字を書き込み処理により
移動させて文章として表示することができる。さらに、
入力枠31の右側には、書き込みボタン34と再入力ボ
タン35とが配置されている。
【0023】外部記憶装置5には、文字認識部23に入
力された座標情報を文字として認識する際に文字認識部
23が参照する文字認識用辞書41が格納されている。
この文字認識用辞書41には、文字情報として、図4に
示すように、辞書番号、文字、文字コード、画数、1つ
の画の始点と終点とを第1画の始点を基準とする相対座
標で表した相対座標情報などが格納されている。
【0024】以下、図5〜図11を参照して、この文章
作成装置の動作を説明する。
【0025】図5および図6は、文字候補順位の変更処
理を行うフローチャート、図7〜図11は記憶部27の
各種バッファのデータ構造を示す図である。
【0026】この文章作成装置では、始めに、記憶部2
7の各種バッファがクリアされ、画面領域テーブル27
7に格納する情報が初期値に設定される(ステップ501
)。この画面領域テーブル277には、図7に示すよ
うに、それぞれの枠、例えば入力枠31や各ボタンなど
の各領域の左上の座標(x1 ・y1 )と右下の座標(x
2 ・y2 )とが格納されている。
【0027】ここで、入力者によりスタイラスペン22
が操作されて透明タブレット1上の入力枠31の中に文
字が入力されると(ステップ502 )、画面位置制御部2
2は入力された点の座標位置を調べ、画面領域テーブル
277の座標値を参照することにより入力者が手書き文
字を入力しようとしているか否かを判断する(ステップ
503 )。手書き入力されたと画面位置制御部22が判断
すれば、入力部21が過去にどの入力枠31に入力され
たかという情報を枠位置座標バッファ271から読み取
り、現在入力されている入力枠31の情報と比較して同
じ枠かどうかを調べ、1文字の入力終了時点を判断する
(ステップ504 )。例えば現在入力されている入力枠3
1が直前に入力されていた入力枠31と同じであれば、
その時点では1文字分の文字入力がまだ終了していない
ことになり、表示制御部26によりその入力枠31内に
筆跡が表示され(ステップ505 )、その筆跡のデータの
x・y座標が入力データバッファ272に格納される
(ステップ506 )。この入力データバッファ272に
は、図8に示すように、筆跡を形成する点列のx・y座
標データが連続した形で格納され、1文字(1画)の終
了部分には、後に文字認識処理に使用するための区切り
情報、例えば区切りセパレータSなどが記録される。1
文字分を区切るときの判断は、透明タブレット21から
スタイラスペン22が離された時点とする。また、現在
の入力枠31が枠位置座標バッファ271に記憶されて
いない枠であれば、新たに入力枠31に文字が入力され
始めたことになるので、入力部21は1文字分の入力が
終了したと判断する。
【0028】1文字分の入力が終了すると、文字認識部
23は入力データバッファ272に格納されている座標
情報を参照して次のような文字認識処理を行う(ステッ
プ507 )。ここで、外部記憶装置4に格納されている文
字認識用辞書41が用いられる。
【0029】文字認識部23は、入力データバッファ2
72に一時的に格納した2次元座標データを取り出し、
文字認識用辞書41の第1画の始点を基準とする相対座
標の形に変換して、文字認識用辞書41の相対座標と、
1画分の始点・終点の各座標点との距離を計算する。そ
して、文字認識部23は、各座標点の距離の合計値を求
め、その合計値を類似性の評価値とし、評価値の小さい
もの(形状のずれの少ないもの)から4つの文字パタン
を文字認識の候補(文字候補)とする。なお、距離計算
の対象となる文字パタンは入力データの画数と同じ画数
で登録されている文字パタンである。そして、この文字
候補は一時的に認識データバッファ273に格納される
(ステップ508 )。この認識データバッファ273に
は、図9に示すように、第1候補より順番に各文字候補
と、それぞれの文字候補の評価値と、その文字候補の格
納されている辞書番号などが順に格納される。
【0030】以下、文字候補の順位入れ換え処理につい
て説明する。
【0031】4つの文字候補とそれぞれの評価情報とを
格納後、認識変更処理部25によって評価値格納テーブ
ル274を利用して文字候補の順位変更処理が行われ
る。
【0032】このときまでに、評価値格納テーブル27
4には、図10に示すように、既に同じ文字パタンが何
回登録されたかを示す情報、例えば登録回数、文字、辞
書番号および評価値などが登録回数の多い順に格納され
ている。
【0033】まず、認識変更処理部25は認識データバ
ッファ273の4つの文字候補の中から、評価値格納テ
ーブル274に格納されている辞書番号、評価値などが
同じものを調べる(ステップ509 )。
【0034】辞書番号、評価値などに同じ情報があれ
ば、さらに、その文字候補の情報の中から、登録回数が
所定のしきい値以上であるか否かを調べる(ステップ51
1 )。登録回数が所定のしきい値以上ならば、認識変更
処理部25は、認識データバッファ273内のその文字
について格納順位を変更して第1候補として文字候補の
並べ換えを行う(ステップ512 )。そして、表示制御部
26はそれぞれ並べ換えられた文字候補に対応する文字
コードを表示データバッファ276に格納し、画面領域
テーブル277を参照することにより液晶ディスプレイ
4の下方の入力枠31と、その下部の複数の次候補表示
枠32とが表示される位置に順位を変更した認識結果の
文字を表示する(ステップ513 )。なお、辞書番号、評
価値などが異なる場合、または登録回数が所定のしきい
値以下の場合などは並べ換えは行われず、表示制御部2
6は初めの認識結果そのままを表示する。
【0035】その後、格納順位が変更された認識データ
バッファ273の情報(第1候補文字の文字コード、辞
書番号、評価値など)は、認識結果格納部24により評
価値格納テーブル274に登録される(ステップ514
)。ここで、評価値格納テーブル274に登録する値
と同じ情報が既に評価値格納テーブル274上に存在す
れば、認識結果格納部24は、評価値格納テーブル27
4に存在する情報の登録回数のみをインクリメントし、
同じ情報がなければ登録回数として1を新設し、その新
設したテーブルに認識データバッファ273の情報を登
録する。そして、認識結果格納部24は、登録回数に基
づき評価値格納テーブル274のソーティングを行う。
その後、画面位置制御部22は、枠位置座標バッファ2
71と認識データバッファ273との登録回数など値を
参照して次候補を含めた認識結果を認識データ記憶部2
75に格納する(ステップ515 )。この認識データ記憶
部275は、図11に示すように、セパレータを先頭と
して領域番号、候補文字、評価値および辞書番号などが
連続して記録されたデータ構造をもつ。
【0036】最後に、画面位置制御部22が枠位置座標
バッファ271の値を更新して(ステップ516 )、本装
置は座標入力待機状態に戻る。
【0037】なお、この文章作成装置では、画面位置制
御部22が文字入力されなかったと判断した場合(ステ
ップ503 )、例えば入力枠31以外の部分がスタイラス
ペン22によりタッチされたときなど、画面位置制御部
22は入力者が指示した処理を調べる以下のようにその
処理を実行する。
【0038】第1に、次候補表示枠32内の文字がタッ
チされたときなど、画面位置制御部22は、次候補選択
処理が指示されたと判断する(ステップ517 )。このと
き、画面位置制御部22は、画面領域テーブル277の
座標情報を参照してどの入力文字の何番目の候補順位が
スタイラスペン22により指示されたかを調べる(ステ
ップ518 )。そして、指示された次候補文字は、表示制
御部26により液晶ディスプレイ4の対応する入力枠3
1内に表示され、かつ入力枠31の下部にある次候補文
字の表示も変更される(ステップ519 )。そして、認識
結果格納部24は変更したそれぞれの枠の文字に対応す
る認識データ記憶部275の評価値と辞書番号の情報と
を評価値格納テーブル274に追加登録して(ステップ
520 )、認識データ記憶部275内のデータを修正した
後(ステップ521 )、座標入力待機状態に戻る。
【0039】第2に、スタイラスペン22により入力画
面30上の書き込みボタン34がタッチされたときな
ど、画面位置制御部22は、書き込み処理が指示された
と判断する(ステップ522 )。
【0040】このとき、まず、表示制御部26は入力枠
31の枠内に表示されている第1候補の文字列を表示デ
ータバッファ276に格納しつつ、その文字列を液晶デ
ィスプレイ4の文章領域33に表示する(ステップ523
)。その後、画面位置制御部22が入力枠31の枠内
の文字および次候補表示枠32の文字などを消去し(ス
テップ524 )、枠位置座標バッファ271の初期化を行
った後(ステップ525 )、座標入力待機状態に戻る。
【0041】第3に、スタイラスペン22により入力画
面30上の再入力ボタン35がタッチされたときなど、
画面位置制御部22は再入力処理が指示されたと判断す
る(ステップ526 )。
【0042】このとき、まず、入力部21は入力者によ
り再入力された枠位置の指示を見て(ステップ527 )、
表示制御部26が対象となる入力枠31内の文字および
次候補文字を消去する(ステップ528 )。そして、画面
位置制御部22は認識データ記憶部275に格納してい
るデータを消去し(ステップ529 )、枠位置座標バッフ
ァ271を更新した後(ステップ530 )、座標入力待機
状態に戻る。
【0043】このように本実施例の文章作成装置によれ
ば、文字が手書き入力されたとき、文字認識結果の第1
候補文字や次候補選択が行われたときの選択文字などの
文字評価情報を都度登録し、幾度となく同様な文字パタ
ンが入力され、かつ入力された文字パタンの登録回数が
所定回数以上であれば、その文字パタンが登録されてい
る文字評価情報を変更して文字候補順位を上位に上げる
ので、例えば手書きされた文字がくせ字であった場合、
そのくせ字を繰り返し入力することにより、優先的に文
字認識の第1候補になるので、この結果、たとえくせ字
であっても第1候補文字として文字認識がなされて表示
できるようになる。
【0044】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、本実施例では入力者が同じ場
合、同じ文字に対してほぼ同じ字形で入力されるという
条件で評価値格納テーブルに格納し、ある文字、評価
値、辞書番号などが全て同じ文字評価情報のときに文字
候補の入れ換え処理を行っていたが、文字の字形が多少
異なったとしても、例えば評価値に対してある幅(しき
い値)を設定し、評価値がそのしきい値内であれば文字
候補の入れ換え処理を行うようにしてもよい。
【0045】また、本実施例では、評価値格納テーブル
をバッファに保存して処理を行ったが、それを外部記憶
装置にファイルの形で保存し、入力者が使用する度にそ
のファイルを読み込んで処理を行うという形態にしても
よい。
【0046】さらに、本実施例では、文字認識辞書に登
録されている文字と、入力された座標との距離のマッチ
ングで文字の類似を評価し文字認識を行ったが、この
他、文字をある基本的な形に抽象化しその形とマッチン
グを行うなど、さまざまな文字認識の実行形態が考えら
れる。
【0047】また、本実施例では、文字認識処理を行っ
たときに出力する次候補の文字数を4つに制限したが、
例えばあるしきい値を設定してそのしきい値で候補数を
可変できるようにしてもよい。要するに本発明はその要
旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の文章作成装
置によれば、文字認識した結果の複数の文字候補や入力
者により次候補選択された文字について、文字を評価し
た結果を都度登録し、登録した複数の文字候補の中に、
文字認識辞書の文字情報とほぼ同じ文字候補が所定回数
以上登録されたとき、その文字候補の順位を変更するの
で、たとえくせ字であっても同じ文字が幾度か手書き入
力されると、文字認識の第1候補になり、手書き入力し
た文字について文字認識エラーを低減することができ
る。
【0049】この結果、入力者は不要な次候補選択を極
力行わずに済むようになり効率よく文字の入力作業を行
えるようになる。これに伴い本発明は文章作成の実作業
において作業時間の短縮および操作内容の軽減など多大
な効果を奏すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の文章作成装置を模式的
に示した図である。
【図2】図1の文章作成装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】この実施例における文章作成装置の画面を示す
概略図である。
【図4】この実施例における文字認識用辞書のデータ構
造を示す図である。
【図5】この実施例の文章作成装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】この実施例の文章作成装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】この実施例における画面領域テーブルのデータ
構造を示す図である。
【図8】この実施例における入力データバッファのデー
タ構造を示す図である。
【図9】この実施例における記憶データバッファのデー
タ構造を示す図である。
【図10】この実施例における評価値格納テーブルのデ
ータ構造を示す図である。
【図11】この実施例における認識データ記憶部のデー
タ構造を示す図である。
【符号の説明】
1…透明タブレット、2…スタイラスペン、3…制御
部、4…液晶ディスプレイ、21…入力部、22…画面
位置制御部、23…文字認識部、24…認識結果格納
部、25…認識変更処理部、26…表示制御部、27…
記憶部、271…枠位置座標バッファ、272…入力デ
ータバッファ、273…認識データバッファ、274…
評価値格納テーブル、275…認識データ記憶部、27
6…表示データバッファ、277…画面領域テーブル、
41…文字認識用辞書。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力された文字について文字認識
    を行い、この認識結果の文字パタンを表示部に表示する
    文章作成装置において、 手書き入力された前記文字を座標情報として出力する座
    標入力部と、 前記座標情報を基に文字認識時に参照される文字情報を
    格納した文字認識用辞書と、 前記座標入力部からの座標情報を文字パタンとして認識
    し、この文字パタンを前記文字認識用辞書の文字情報に
    照合して互いの類似性を評価し各評価値の順で文字候補
    として出力する文字認識部と、 前記文字認識部より評価値の順で出力された前記複数の
    文字候補とこれらの文字候補についての評価結果を登録
    する認識結果格納部と、 この認識結果格納部に登録した評価結果を利用して前記
    複数の文字候補の順位を変更する認識変更処理部と、 この認識変更処理部により順位が変更された文字候補を
    前記表示部に表示する表示制御部とを具備することを特
    徴とする文章作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文章作成装置において、 前記認識変更処理部が、前記文字認識部により文字認識
    された第2候補以下の文字候補の中に、文字認識時に参
    照した文字認識用辞書の文字情報と前記認識結果格納部
    に登録した評価結果とがほぼ同じ文字候補が存在し、か
    つこの文字候補の登録回数が所定回数以上であったと
    き、その文字候補の順位を第1候補に変更することを特
    徴とする文章作成装置。
JP4252529A 1992-09-22 1992-09-22 文章作成装置 Pending JPH06103415A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009026288A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Sharp Corp 画像文書処理装置、画像文書処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体

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