JPH06195519A - 文字認識装置および文字認識方法 - Google Patents

文字認識装置および文字認識方法

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JPH06195519A
JPH06195519A JP4347308A JP34730892A JPH06195519A JP H06195519 A JPH06195519 A JP H06195519A JP 4347308 A JP4347308 A JP 4347308A JP 34730892 A JP34730892 A JP 34730892A JP H06195519 A JPH06195519 A JP H06195519A
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character
recognition
character recognition
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correct
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JP4347308A
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English (en)
Inventor
Minoru Takakura
穂 高倉
Mariko Takenouchi
磨理子 竹之内
Satoshi Emura
里志 江村
Ichiro Nakao
一郎 中尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 キーボードがなくても、誤認識した文字を手
書き入力で修正でき、誤認識文字の出現自体を減少でき
る文字認識装置と方法の提供。 【構成】 文字画像の特徴を抽出し、その特徴を文字認
識辞書と照合する文字認識部2と、認識文字を表示する
表示部21と、誤認識文字を指定する誤認識文字指定部
と、誤認識文字が指定されたとき、訂正候補を表示する
訂正候補表示部と、訂正候補の中から、オペレータの指
示で正解文字を選択する正解文字選択部と、訂正候補の
中から正解文字が選択されない場合、正解文字を入力す
る手書き入力部5と、手書き文字のストロークの位置形
状特徴を手書き文字認識用辞書7と照合する手書き文字
認識部6と、選択された正解文字または手書き入力文字
を指定された誤認識文字と置換する誤認識文字訂正部8
により誤認識文字が正解文字に置換されたとき、誤認識
の文字画像の特徴を文字認識辞書に学習させる文字認識
学習部23を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字認識装置に関し、よ
り詳しくは文字画像から文字が誤認識された場合、正解
文字を手書き入力することにより該誤認識文字を正解文
字に訂正することのできる文字認識装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、文字認識装置において誤認識文字
の修正方法としては、文字認識の際に主認識候補の他に
複数の認識候補を用意しておき、文字認識結果の表示中
に誤認識文字がある場合には、オペレータの指示によっ
て前記複数の認識候補を訂正候補として表示し、その中
から正解文字を選択させる方式と、更に前記方式を補完
するため、該表示された訂正候補中から正解文字が選択
されない場合にはキーボードを用い文字コード入力や仮
名漢字変換入力を行って、誤認識文字の修正を行う方法
を併用する方式があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
認識候補の中から正解文字を選択させる修正方法は、該
認識候補の中に正解文字が存在しない場合には誤認識文
字の修正が不可能となってしまうことから、ペン入力コ
ンピュータのような装置にあっても、誤認識文字の修正
不能という事態を避けるためには、わざわざキーボード
を具備させる必要があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、ペン入力コン
ピュータのようにキーボードを持たない文字認識装置に
おいて、手書き入力によって誤認識文字を修正すること
ができる文字認識装置及び方法を提供することを目的と
すると共に、併せて誤認識文字の出現自体を減少させる
ことのできる前記装置及び方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、文字
画像からその特徴を抽出し、該抽出した特徴を文字認識
辞書と照合することにより文字認識を行う文字認識部
と、文字認識部が認識した文字を表示する表示部と、前
記表示された文字中の誤認識文字を指定する誤認識文字
指定部とを有する文字認識装置において前記指定された
誤認識文字について正解文字をオペレータが手書き入力
する手書き文字入力部と、前記入力された手書き文字を
文字認識し、該文字を前記指定された誤認識文字と置換
する誤認識文字訂正部とを備えた文字認識装置であるこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の文字認
識装置において更に、前記誤認識文字訂正部により誤認
識文字が正解文字に置換されたとき、該誤認識の対象と
なった文字画像の特徴を文字認識辞書に学習させる文字
認識学習部を追加してなる文字認識装置であることを特
徴とする。請求項3の発明は、文字画像からその特徴を
抽出し、該抽出した特徴を文字認識辞書と照合すること
により文字認識を行う文字認識部と、文字認識部が認識
した文字を表示する表示部と、前記表示された文字中の
誤認識文字を指定する誤認識文字指定部とを有する文字
認識装置において誤認識指定部で誤認識文字が指定され
たとき、該誤認識文字に対する訂正候補を表示する訂正
候補表示部と、該表示された訂正候補の中から、オペレ
ータの指示にしたがって正解文字を選択する正解文字選
択部と、前記表示された訂正候補の中から正解文字が選
択されない場合、正解文字を手書き入力する手書き入力
部と、前記入力された手書き文字を構成するストローク
の位置形状特徴を手書き文字認識用辞書と照合すること
によって文字認識する手書き文字認識部と、前記選択さ
れた正解文字または手書き入力された手書き正解文字を
前記指定された誤認識文字と置換する誤認識文字訂正部
とを備え、更に誤認識文字訂正部により誤認識文字が正
解文字に置換されたとき、該誤認識の対象となった文字
画像の特徴を文字認識辞書に学習させる文字認識学習部
を備えてなる文字認識装置であることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、入力した画像をディス
プレイつきタブレットに表示する画像表示ステップと、
前記画像表示ステップで表示された画像から認識対象と
すべき画像領域を、オペレータがペンで指定する画像領
域指定ステップと、前記画像領域指定ステップで指定さ
れた画像領域内の文字の画像からその特徴を抽出し、該
特徴を文字認識辞書と照合して文字の認識を行う文字認
識ステップと、前記文字認識ステップでの文字認識の結
果を、前記ディスプレイ付きタブレットに表示する認識
文字表示ステップと、オペレータが、前記認識文字表示
ステップで表示された文字中から認識誤り文字を指定す
る誤認識文字指定ステップと、オペレータによって入力
ペンで前記タブレットに手書きされた文字の入力を受け
る手書き文字入力ステップと、前記入力された手書き文
字を構成するストロークの位置形状特徴を手書き文字認
識用辞書と照合することによって文字認識する手書き文
字認識部ステップと、前記誤認識文字指定ステップで指
定された誤認識文字を、前記手書き入力文字認識ステッ
プで認識された正解文字に置き換える誤認識文字訂正ス
テップとを備える文字認識方法であるとを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、請求項4記載の文字認
識方法において更に、前記誤認識文字訂正ステップで誤
認識文字が正解文字に訂正された場合、該誤認識文字に
ついての前記文字認識ステップで得た文字画像の特徴を
文字認識辞書に学習させる文字認識学習ステップが追加
された文字認識方法であることを特徴とする。
【0009】請求項6の発明は、請求項5記載の文字認
識方法において更に、前記誤認識文字指定ステップで指
定された誤認識文字の訂正候補を表示し、該表示した訂
正候補中からオペレータによって指定された訂正候補を
正解文字として選択する正解文字選択ステップを追加
し、且つ、請求項5記載の手書き文字認識ステップが前
記正解文字選択ステップで表示された訂正候補中に正解
文字が存在しないとき、オペレータによって入力ペンで
前記タブレットに手書きされた文字の入力を受ける第二
の手書きステップであることを特徴とする.
【0010】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
手書き文字入力部がオペレータによって手書きされた正
解文字の入力を受ける。手書き文字認識部が前記入力さ
れた手書き文字を構成するストロークの位置形状特徴を
手書き文字認識用辞書と照合することによって文字認識
する。更に誤認識文字訂正部が手書き文字認識部で認識
された文字を前記指定された誤認識文字と置換する。こ
れによって、請求項1の発明は誤認識文字に対しオペレ
ータが入力ペンでタブレットに正解文字を手書きすれば
該誤認識文字を正解文字に訂正できるという作用を奏す
る。
【0011】請求項2の発明においては、上記請求項1
の文字認識装置に更に文字認識学習部が追加してあり、
該文字認識学習装置が誤認識文字訂正部により誤認識文
字が正解文字に置換されたとき、該誤認識の対象となっ
た文字画像の特徴を前記文字認識辞書に学習させる。よ
って、請求項2の発明は、上記請求項1記載の作用に加
え、誤認識の対象となった文字画像の特徴を学習するこ
とにより、その後同様な文字画像について文字認識を行
う場合には誤認識することがないという作用を奏する。
【0012】請求項3の発明においては、訂正候補表示
部が誤認識文字指定部で誤認識文字が指定されたとき、
該誤認識文字に対する訂正候補を表示する。正解文字選
択部が該表示された訂正候補の中から、オペレータの指
示にしたがって正解文字を選択する。手書き入力部が前
記表示された訂正候補の中から正解文字が選択されない
場合、オペレータによって手書きされた正解文字の入力
を受ける。正解文字認識部が前記手書き入力された文字
を構成するストロークの位置形状特徴を手書き文字認識
用辞書と照合することによって文字認識する。誤認識文
字訂正部が前記選択された正解文字または手書き入力さ
れた手書き正解文字を前記指定された誤認識文字と置換
する。そして、文字認識学習部が前記誤認識文字訂正部
により誤認識文字が正解文字に置換されたとき、該誤認
識の対象となった文字画像の特徴を文字認識辞書に学習
させる。以上により、請求項3の発明は、文字画像の判
読に誤認識があった場合、該誤認識文字について訂正候
補表示部の表示した訂正候補中からオペレータが訂正候
補を選択できると共に、該訂正候補の中に正解文字が存
在しない場合には、正解文字をペンで手書きすることに
よって誤認識文字を正解文字に置換させることができる
ことから、如何なる誤認識文字についても正解文字に訂
正可能であるという作用効果を奏する。更に、前記でオ
ペレータによって誤認識文字に対する正解文字が選択さ
れまたは手書き入力されたとき、誤認識の対象となった
文字画像の特徴を文字認識辞書に学習させることができ
ることから、以後同様な文字画像については誤認識する
ことがないという作用を奏する。
【0013】なお、請求項4、5、及び6の文字認識方
法の発明の作用は、それぞれ上記請求項1、2、及び3
に記載の作用と基本的に同様であるので、それらについ
ての説明を省略する。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて詳細に説
明する。 [第一実施例]図1は本発明第一実施例における文字認
識装置の構成図あり、この文字認識装置は、画像入力部
1と、文字認識部2と、認識辞書3と、表示部A4と、
手書き文字入力部5と、手書き文字認識部6と、手書き
文字用認識辞書7と、誤認識文字訂正部8と、文書出力
部9とを備えている。そして、上記において、画像入力
部1は画像スキャナまたは画像データファイルから認識
対象文字を含む画像を読み込む。
【0015】文字認識部2は画像入力部1が読み込んだ
画像から認識対象文字を切り出し、該切り出した各文字
認識対象の画像の特徴を抽出し、その特徴を認識辞書3
に照合することによって文字認識を行う。そして前記文
字認識の結果はコンピュータが文字として扱えるデー
タ、例えばJIS文字コード、に変換される。認識辞書
3は予め文字画像の特徴をコンピュータが文字として扱
えるデータ、例えばJIS文字コード等に対応させて記
憶した辞書である。
【0016】表示手段A4は、ディスプレイ並びに前記
ディスプレイと一体化したタブレット、及び入力ペンか
ら構成される。そして該ディスプレイ付タブレットは画
像入力部で入力された画像及び文字認識部2による文字
認識結果を表示すると共に、前記文字認識結果の表示画
面中でオペレータによって入力ペンで指示された文字を
誤認識文字として指定する。
【0017】手書き文字入力部5は、オペレータによっ
てタブレット上に描かれた手書き文字の入力を受ける。
この手書き入力部は入力ペンとタブレットからなり、タ
ブレットの複数の検知素子が入力ペンの触れた時刻・位
置を検知しストロークの長さ(ペンダウンからペンアッ
プまでの座標列)、その方向、方向変化等のデータを検
知し手書き文字認識部6に出力するものである。
【0018】なお、本実施例では説明の都合上、表示手
段A4と手書き文字入力手段5とを別々の構成とした
が、これらはディスプレイ付タブレット上に一体的なも
のとして構成できる。図5にディスプレイ付タブレット
を示した。図5において、左画面は画像入力部1の読み
込んだ画像を表示する画面であり、右画面は前記左画中
でオペレータによって指示された文字認識対象となる領
域(…枠内)について文字認識を行った結果を表示する
と共に該画面中でオペレータによって入力ペンで指示さ
れた文字を誤認識文字として指定するものである。同右
画面下は手書き入力領域であり、前記指定された誤認識
文字についてオペレータが正解文字を手書き入力してい
る状態を示している。
【0019】手書き文字認識部6は、前記手書き文字入
力部5で得られた文字データに基づき手書き文字を構成
するストロークの位置形状特徴を算出し、該位置形状特
徴を手書き文字用認識辞書7に照合して認識文字を決定
し、その情報を誤認識文字訂正部8に出力する。手書き
文字認識辞書7は、予め複数の手書き文字について手書
き文字を構成するストロークの位置形状特徴を求めたデ
ータを、コンピュータが文字として扱えるデータ、例え
ばJIS文字コード等に対応させて記憶させた辞書であ
る。
【0020】誤認識文字訂正部8は、文字認識部の文字
認識結果について、表示手段A4で指定された誤認識文
字を手書き入力手段5で入力された正解文字に置換し、
前記文字認識結果を訂正すると共に訂正後の文字列を表
示手段A4に再表示させる。なお、手書き文字認識方法
並びに手書き文字認識用辞書作成方法は公知の方法が利
用でき、また本発明者が既出願によって明かにした方法
(特願平4−166293号公報)が利用できる。
【0021】文書出力部9は誤認識文字訂正部6で訂正
された文字列をファイルに出力するものである。第一実
施例文字認識装置の各構成は以上の様であるが、ここで
前記文字認識部2が入力された画像から認識対象文字を
切り出し、該切り出した各文字認識対象の画像の特徴を
抽出する方法、及び該抽出した特徴を認識辞書3に照合
し文字認識を行う方法について説明しておく。
【0022】最初に文字画像の特徴を図7a〜cに基づ
き説明する。先ず、入力文字画像の輪郭を構成する各画
素について、隣接する他の輪郭画素との位置関係を7a
の矢印の方向に基づき決定する。その結果を図7bに例
示する。次いで、前記図7bの文字外接矩形を図7cに
示す様に3×3の各領域に分割し、各分割領域毎に前記
図7aの各方向について輪郭画素の数を算出する。そし
て、前記で求めた結果を、3×3×8要素から構成され
るベクトルF(f0,f1,……f71)で表し、この
ベクトルFを文字画像の特徴とする。なお、前記特徴抽
出方法は特徴抽出法の一例を示したものである。よっ
て、他の特徴抽出法を用いてもよいのは勿論である。
【0023】次ぎに前記抽出した特徴を認識辞書3に照
合して文字認識を行う方法について述べる。図8に認識
辞書の格納内容を示す。この認識辞書には、複数の認識
対象文字の特徴データが予め格納されている。このデー
タは、各々の認識対象文字について同一の文字であるが
画像特徴のある程度異なった複数の文字画像を用意し、
それらにについて前記と同様に3×3×8要素のベクト
ルFを求め、該ベクトルの各要素を平均したものを該認
識対象文字の特徴ベクトルFとして格納したものであ
る。
【0024】文字認識部2による文字認識は、認識対象
となる文字画像から求めた前記特徴ベクトルと認識辞書
内に予め格納された複数の特徴ベクトルとを順次比較し
て、両特徴ベクトルの距離を算出し、該距離が最小であ
った辞書格納特徴ベクトルを持つ辞書データ(Di)か
ら文字を読み出しこの文字を認識文字とする方式によっ
て行われる。そして、前記文字を文字認識結果としてデ
ィスプレイつきタブレット上に表示する。
【0025】なお、説明の都合上ここで後記する第二実
施例の訂正候補の提示方式について説明しておく。 第
二実施例では文字認識部2は上記認識文字の決定に際
し、該認識文字に次いで両特徴ベクトル間の距離が小さ
いものから順に所定の数(n個)の文字を訂正候補とし
て記憶しておき、表示部B21に対しオペレータによっ
て誤認識文字の指示がなされた場合、該指示された誤認
識文字に対応する前記記憶した訂正候補を読み出してデ
ィスプレイに表示することになる。
【0026】入力文字画像についての特徴ベクトルFと
認識辞書内i番目の特徴ベクトルDiとの距離Liは数
式1に従い計算される。
【0027】
【数1】
【0028】ここでfkは文字画像から求めた特徴ベク
トルのk番目の要素、dikは、認識辞書12中のi番
目の辞書データのk番目の要素とする。次に上記の様に
構成された文字認識装置の動作について、図2フローチ
ャートに基づき説明する。
【0029】画像入力部1が画像スキャナまたは画像デ
ータファイルから認識対象文字を含む画像を読み込み
(S1)、該読み込んだ画像をディスプレイ付タブレッ
ト上に表示する。また、文字認識部2が前記読み込んだ
画像から認識対象文字を切り出し、該切り出した各文字
認識対象の画像の特徴を抽出する(S2)と共に、前記
抽出した特徴を認識辞書3に照合して認識文字を決定
し、コンピュータが文字として扱えるデータ、例えばJ
IS文字コード、に変換する(S3)。このステップS
1からステップS3は、上記読み込んだ画像中のすべて
の文字画像について、文字認識が終了するまで繰り返さ
れる。そして、すべての文字画像について文字認識が終
了した場合(S4;YES)、文字認識部2は文字認識
の結果を文字列としてディスプレイ付タブレット上に表
示する(S5)。ここでオペレータは前記表示された文
字列中に誤認識文字があるか否かを判断し、誤認識文字
がない場合には誤認識文字なしの指示を行う(S6;Y
ES)。その場合、動作はそのままステップS13に進
むことになる。
【0030】一方、前記表示された文字列中に誤認識文
字が存在し(S6;NO)、オペレータによって誤認識
文字の指示がなされた場合には(S7;YES)、手書
き文字入力部5はオペレータによってタブレットの所定
箇所に設けられた手書き入力領域に正解文字が手書きさ
れるのを待つことになる(S8;NO)。オペレータに
よってタブレット上の所定箇所に手書き文字が描かれた
ときは、手書き文字入力部5は入力ペンの位置・時刻デ
ータを検出し、手書き文字認識部6が該検出されたデー
タをもとに手書き文字を構成するストロークの位置形状
特徴を算出し、該特徴を手書き用認識辞書7と照合し文
字認識し(S9)、その情報を正解文字として誤認識文
字訂正部8に出力する。誤認識文字訂正部8は前記情報
を受けて誤認識文字を正解文字に置換し、訂正後の文字
列をデイスプレイに再表示する(S10)。そして、オ
ペレータによって他に誤認識文字が指示されないとき
は、前記訂正後の文字列をファイルに出力する(S1
1)。一方、オペレータによって他の誤認識文字が指示
された場合は、動作はステップS7に戻ることになる
(S11;YES)。
【0031】以上のように構成され、動作する上記第一
実施例文字認識装置は、文字画像の判読に際し誤認識し
た文字がある場合、オペレータが正解文字を手書き入力
することにより、誤認識文字を正解文字に訂正すること
ができる。 [第二実施例]図3は本発明第二実施例における文字認
識装置の構成図あり、この文字認識装置は、画像入力部
1、文字認識部2、認識辞書3、手書き文字入力部5、
手書き文字認識部6、手書き文字用認識辞書7、誤認識
文字訂正部8、文書出力部9、及び表示部B21と、訂
正候補選択部22と、文字認識学習部23を備えてい
る。なお、上記において、表示部B21、訂正候補選択
部22、及び文字認識学習部23以外の構成要素は前記
第一実施例と同様である。したがって、それらについて
は図1と同じ番号を付しその説明を省略する。
【0032】上記表示部B21は、前記第一実施例の表
示部Aに更に訂正候補表示要素が付加されて構成されて
いる。よって表示部B21は、画像入力部で入力された
画像及び文字認識部2による文字認識結果を表示し、更
に前記文字認識結果を表示した画面中でオペレータによ
って入力ペンで指示された文字を誤認識文字として指定
すると共に、該指定された誤認識文字に対する訂正候補
を表示する。図6右はオペレータが画面上の誤認識文字
を入力ペンで指示した場合、該誤認識文字に対する訂正
候補が同画面上に表示される状態を示したものである。
なお、この訂正候補は、前記したごとく、文字認識部2
が文字認識を行う際に、認識文字に次いで特徴ベクトル
間の距離が近いものとして記憶したn個の文字である。
【0033】訂正候補選択部22は、表示部B21に表
示された1または2以上の訂正候補の中からオペレータ
によって入力ペンで指示された訂正候補を正解文字とし
て選択し、該正解文字を誤認識文字訂正部8に出力す
る。文字認識学習部23は、、該誤認識の対象となった
文字画像について文字認識部2が抽出した画像特徴を、
オペレータによって訂正候補から選択され又は手書きに
よって入力された正解文字に関連付けて認識辞書3に学
習させる。この学習は例えば次ぎの様に行われる。
【0034】認識辞書学習部23は、、該誤認識の対象
となった文字画像について文字認識部2が算出した特徴
ベクトル(Fx)と、認識辞書3内にに予め格納されて
いる正解文字の特徴ベクトル(Fk)とを比較する。そ
して、差異のある要素(ここでは、仮に特徴ベクトルF
のK番目の要素に差異があるものとする)について、下
式2に従ってdkを修正し、この修正されたDkをdkに
換え認識辞書3に格納することによって文字認識学習を
行わせる。
【0035】 Dk =α・fk +(1−α)・dk … (式2) 但し、誤認識対象となった文字画像の特徴ベクトルのk
番目の要素をfk 、正解文字の特徴ベクトルのk番目の
要素をdk 、学習率をα(0<α<1)とし、αは任意
に設定できるものとする。次ぎに、以上の様に構成され
た文字認識装置の動作を図4フローチャートに従って説
明する。なお、図4において前記図2と同様な動作を示
す部分については、図2と同じ番号を付してその動作説
明を省略し、以下では主にステップS20〜S25につ
いて説明する。
【0036】ステップS7でオペレータによって誤認識
文字が指定されると、表示部B21が指定された誤認識
文字について訂正候補をディスプレイ付タブレット上に
表示する(S20)。ここでオペレータは該訂正候補中
に正解文字があるか否かを判断し、訂正候補中に正解文
字がある場合(S21;YES)には入力ペンで正解文
字表示部分に接触指示しすると、訂正候補選択部22は
該文字を正解文字として選択する(S24)。一方、ス
テップS21で訂正候補中に正解文字が存在しない場合
(S21;NO)、オペレータは入力ペンで正解文字な
しを指示し、タブレット上の所定部分に正解文字を手書
きすることになる。オペレータによって正解文字が手書
き入力されると(S22;YES)、手書き文字認識部
6は手書き文字入力部5から受け取ったデータに基づ
き、手書きされた文字を構成するストロークの位置形状
特徴を算出し該特徴を手書き文字用認識辞書に照合して
認識文字と決定する(S23)。
【0037】そしたステップS25において、ステップ
S7で指定された誤認識文字を、誤認識文字訂正部8が
上記で選択又は手書きされた正解文字に置換し、該置換
された文字列をデイスプレイに表示する。なお、上記第
一実施例ではデイスプレイ付タブレットの所定の手書き
入力領域に手書き文字入力を行うことによって、誤認識
文字を正解文字に訂正するよう構成したが、文字認識結
果の表示画面上で誤認識文字を指定した場合、該誤認識
にされた文字画像をデイスプレイ付タブレットに拡大表
示させ、図9のように該文字画像上を入力ペンでなぞり
文字修正を行った後、再度、文字認識させる方式として
もよい。
【0038】また、上記第二実施例では文字認識学習の
方法を、認識辞書3内の対応するdkを式2で算出した
Dkに置換する方法としたが、文字認識照合データとし
て、誤認識の対象となった文字画像について文字認識部
2が算出した特徴ベクトル(Fx)を正解文字に対応さ
せて追加格納する方法であってもよい。この方法によれ
ば、学習の進行に伴って誤認識され易い文字画像につい
ての文字認識照合データが次第に認識辞書部3内に累積
されるため誤認識率は直線的に低下することになる。
【0039】
【発明の効果】以上から明かなように本発明によれば、
誤認識された文字の訂正を手書き文字入力によって正解
文字に訂正できる文字認識装置及び方法を提供できる。
また、従来のキーボードを具備しないペン入力方式文字
認識装置においては、訂正候補中に正解文字が存在しな
い場合には誤認識文字の訂正が不可能となるといった問
題があったが、本発明によればそのような問題のない文
字認識装置が提供できる。
【0040】更に本発明によれば、誤認識の対象となっ
た文字画像の特徴を文字認識辞書に学習させることがで
きるため、次第に、誤認識文字の出現頻度を減少させる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例における文字認識装置の構
成図である。
【図2】本発明の第一実施例文字作成装置の動作を示す
フローチャートである。
【図3】本発明の第二実施例における文字認識装置の構
成図である。
【図4】本発明の第二実施例文字作成装置の動作を示す
フローチャートである。
【図5】第一実施例デイスプレイ付タブレットの画面を
示す図である。
【図6】第二実施例デイスプレイ付タブレットの画面を
示す図である。
【図7】特徴抽出方法の説明図である。
【図8】認識辞書に格納されているデータの説明図であ
る。
【図9】誤認識文字に対応する入力画像をペン修正して
いる図である。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 文字認識部 3 認識辞書 4 表示手段A 5 手書き文字入力部 6 手書き文字認識部 7 手書き文字用認識辞書 8 誤認識文字訂正部 9 文書出力部 21 表示部B 22 訂正候補選択部 23 文字認識学習部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字画像からその特徴を抽出し、該抽出
    した特徴を文字認識辞書と照合することにより文字認識
    を行う文字認識部と、文字認識部が認識した文字を表示
    する表示部と、前記表示された文字中の誤認識文字を指
    定する誤認識文字指定部とを有する文字認識装置におい
    て 前記指定された誤認識文字について正解文字をオペレー
    タが手書き入力する手書き文字入力部と、 前記入力された手書き文字を構成するストロークの位置
    形状特徴を手書き文字認識用辞書と照合することによっ
    て文字認識する手書き文字認識部と、 手書き文字認識部で認識された文字を前記指定された誤
    認識文字と置換する誤認識文字訂正部と、 を備えたことを特徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文字認識装置において更
    に、 前記誤認識文字訂正部により誤認識文字が正解文字に置
    換されたとき、該誤認識の対象となった文字画像の特徴
    を前記文字認識辞書に学習させる文字認識学習部を追加
    してなることを特徴とする文字認識装置。
  3. 【請求項3】 文字画像からその特徴を抽出し、該抽出
    した特徴を文字認識辞書と照合することにより文字の認
    識を行う文字認識部と、文字認識部が認識した文字を表
    示する表示部と、前記表示された文字中の誤認識文字を
    指定する誤認識文字指定部とを有する文字認識装置にお
    いて 誤認識指定部で誤認識文字が指定されたとき、該誤認識
    文字に対する訂正候補を表示する訂正候補表示部と、 該表示された訂正候補の中から、オペレータの指示にし
    たがって正解文字を選択する正解文字選択部と、 前記表示された訂正候補の中から正解文字が選択されな
    い場合、正解文字を手書き入力する手書き入力部と、 前記入力された手書き文字を構成するストロークの位置
    形状特徴を手書き文字認識用辞書と照合することによっ
    て文字認識する手書き文字認識部と、 前記選択された正解文字または手書き入力された手書き
    文字を前記指定された誤認識文字と置換する誤認識文字
    訂正部とを備え、更に 誤認識文字訂正部により誤認識文字が正解文字に置換さ
    れたとき、該誤認識の対象となった文字画像の特徴を文
    字認識辞書に学習させる文字認識学習部を備えてなるこ
    とを特徴とする文字認識装置。
  4. 【請求項4】 入力した画像をディスプレイつきタブレ
    ットに表示する画像表示ステップと、 前記画像表示ステップで表示された画像から認識対象と
    すべき画像領域を、オペレータがペンで指定する画像領
    域指定ステップと、 前記画像領域指定ステップで指定された画像領域内の文
    字の画像からその特徴を抽出し、該特徴を文字認識辞書
    と照合して文字の認識を行う文字認識ステップと、 前記文字認識ステップでの文字認識の結果を、前記ディ
    スプレイ付きタブレットに表示する認識文字表示ステッ
    プと、 オペレータが、前記認識文字表示ステップで表示された
    文字中から認識誤り文字を指定する誤認識文字指定ステ
    ップと、 オペレータによって入力ペンで前記タブレットに手書き
    された文字の入力を受ける手書き文字入力ステップと、 前記入力された手書き文字を構成するストロークの位置
    形状特徴を手書き文字認識用辞書と照合することによっ
    て文字認識する手書き文字認識部ステップと、 前記誤認識文字指定ステップで指定された誤認識文字
    を、前記手書き入力文字認識ステップで認識された正解
    文字に置き換える誤認識文字訂正ステップと、を備える
    ことを特徴とする文字認識方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の文字認識方法において更
    に、 前記誤認識文字訂正ステップで誤認識文字が正解文字に
    訂正された場合、該誤認識文字についての前記文字認識
    ステップで得た文字画像の特徴を文字認識辞書に学習さ
    せる文字認識学習ステップを追加して備えたことを特徴
    とする文字認識方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の文字認識方法において更
    に、 前記誤認識文字指定ステップで指定された誤認識文字の
    訂正候補を表示し、該表示した訂正候補中からオペレー
    タによって指定された訂正候補を正解文字として選択す
    る正解文字選択ステップを追加し、且つ、請求項5記載
    の手書き文字認識ステップが前記正解文字選択ステップ
    で表示された訂正候補中に正解文字が存在しないとき、
    オペレータによって入力ペンで前記タブレットに手書き
    された文字の入力を受ける第二の手書きステップである
    ことを特徴とする文字認識方法。
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