JPH06103311B2 - 多項目自動分析装置 - Google Patents

多項目自動分析装置

Info

Publication number
JPH06103311B2
JPH06103311B2 JP60184281A JP18428185A JPH06103311B2 JP H06103311 B2 JPH06103311 B2 JP H06103311B2 JP 60184281 A JP60184281 A JP 60184281A JP 18428185 A JP18428185 A JP 18428185A JP H06103311 B2 JPH06103311 B2 JP H06103311B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reagent
reaction
sample
stop
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60184281A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6244663A (ja
Inventor
寿幸 佐草
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP60184281A priority Critical patent/JPH06103311B2/ja
Publication of JPS6244663A publication Critical patent/JPS6244663A/ja
Publication of JPH06103311B2 publication Critical patent/JPH06103311B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、多項目自動分析装置に係り、特に、反応容器
の列を光度計の光路を横切つて回動して、生化学検査や
免疫検査に使用するに好適な多項目自動分析装置に関す
る。
〔発明の背景〕 デイスクリート方式の1ライン多項目自動分析装置で
は、1つの反応ライン上の一連の反応容器に複数項目を
反応させるための試薬を各分析項目に応じて順次加え
る。
1ライン多項目自動分析装置の例としては、例えば、特
公昭59−22905が知られているが、この装置は、反応ラ
インの近傍に試薬分注機構を2系統設けて最初の試薬分
注機構で反応容器に分析項目に応じた第1試薬を加え、
次の試薬分注機構で反応容器に分析項目に応じた第2試
薬を加えるものである。
この従来技術は、それまでの1試薬につき1つの分注器
を必要としていたものを2つだけの分注機構に減少さ
せ、大幅な機構の簡略化と分析装置の小形化を達成させ
た点で有効であつた。しかし、最近、さらに分析装置の
小形化および操作性の向上が要望されるようになつてき
た。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、1液法の試薬添加が必要な測定項目と
3液法以上の試薬添加が必要な測定項目とが、同じ反応
容器移動経路上に混在されていても、その移動経路上の
反応容器への周期的な試料採取操作に混乱を与えずに、
それらの項目に必要な試薬を単一の試薬分注装置によっ
て供給できるようにした多項目自動分析装置を提供する
ことにある。
〔発明の概要〕
本発明は、複数の反応容器が配列されており反応容器に
試料を受け入れるための停止と複数容器相当の回動を周
期的に繰り返す反応テーブルを備え、反応テーブル上の
反応容器内で測定項目に応じた試料と試薬の反応を行わ
せて反応液を測光する多項目分析装置において、各測定
項目に関する試薬情報(使用試薬数や試薬液量)を制御
部に入力し得る入力部と、試料の受け入れ停止間隔の間
に、試料の受け入れを伴わない中途停止が複数回行われ
るように上記反応テーブルを動作せしめる反応テーブル
駆動部と、試料受入れ停止時に、所定の試薬添加位置に
停止した反応容器に該当測定項目用の第1試薬を分注す
ると共に、それらの中途停止時に、所定の位置に停止す
る反応容器に対し該当測定項目の試薬情報に基づいて試
薬の分注又は非分注の選択的動作をする単一の試薬分注
装置とを、備えたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
本発明の望ましい実施例では、所定数の透光性反応キユ
ベツトを架設したターンテーブル方式の反応テーブルを
1回転と1容器分(1反応キユベツト分)ずつ回転移動
せしめるが、この1回転と1ピツチの回転途中において
複数回(通常2〜3回)の停止期間を設けたいわゆる分
割回転を行なわしめる。該各停止期に定められた1点の
試薬吐出位置にそのサイクルにおいて第1試薬、第2試
薬さらには第3試薬などが添加されるべき反応キユベツ
トが停止するように制御せしめる。これと同期して各測
定項目毎に複数(通常第3試薬まで)の試薬が予め定め
られた位置に積載されている試薬架設テーブルを必要な
試薬が定められた吸入位置に停止するように制御回転
し、これらに同期して該吸入位置と前記吐出位置間を移
動するピペツテイングプローブを有する単一系統の試薬
分注機構を動作せしめる。かつ該反応テーブルの毎サイ
クル毎の分割回転時に必要の全ての反応キユベツトの吸
光度を1サイクル間隔で測定する。
第2図に本発明に基づく自動分析装置の一実施例の全体
の外観図を示す。第1図には同実施例の主要部の原理図
を示す。本装置では、所定数(本例では40ケ)の透光性
の角形硝子製反応容器6が回転式の反応テーブル5に保
持されている。所定数(本例では最大48ケまで)の試薬
容器3が回転式の試薬テーブル2に2列に配置されてい
る。所定数の被測定試料(本例では40ケ)の標準試料
(本例では20ケ)とコントロール用試料(本例では10
ケ)の容器11が回転式のサンプルテーブル10に設置され
る。サンプルテーブル10の定位置のサンプル容器から入
力検体情報に基づく所定量の各試料液を試料用可動アー
ムに保持されたノズル内に吸入して反応テーブル5の定
位置の反応容器6に該試料を吐出する試料サンプリング
機構8とマイクロシリンジ機構15がある。単一の試薬ピ
ペツテイング機構4とシリンジ機構17は、入力検体情報
に基づいて回転しその停止位置が制御される試薬テーブ
ル2上の試薬吸入位置(必ずしも一定点である必要はな
く機構4の描く同心円上の複数点であり、本例では内円
と外円の2ケ所、試薬数を増設する場合は3重円〜4重
円の試薬テーブルを使用することもある)の試薬瓶中か
ら可動アームに保持された試薬用ノズル内に入力情報に
基づく所定量の試薬を吸入して反応テーブル上の試薬吐
出位置にある反応容器中に添加する。反応ラインの途中
に撹拌機構9がある。この他に反応テーブル5の回転時
に光軸を横切る各反応容器6の吸光度を入力情報に基づ
く所定の波長(1波長あるいは2波長の差)で測定する
高速多波長光度計13、測定終了後の反応容器を洗浄する
洗浄用ノズル機構12と洗浄用給排水ポンプ機構16、サン
プリング用シリンジ機構15、LOGアンプ18、A/Dコンバー
タ19、各機構部の動作制御及びデータ処理用コンピユー
ター1、出力用プリンター21、入出力表示用CRT20、入
出力用キーボード23、プログラム及びデータメモリー用
フロツピーデイスク機構22、反応テーブル上の各反応容
器を一定温度に保持するための循環形恒温水槽14、コン
ピユーター1と各機構系を接続するインターフエイス2
4、脱イオン水供給機構25、排水用真空ポンプ26などよ
り構成される。
本装置による測定の開始にあたつては、先ずオペレータ
ーは必要に応じてコントロール用試料と標準試料と被測
定試料をサンプルテーブル10の内円(最大10ケ)と中円
(最大20ケ)と外円(最大40ケ)にセツトし、各試料液
毎に測定する項目(本例では最大24項目まで)すなわち
試料液毎の項目選択情報を入力する。また試薬テーブル
2には24項目の測定に必要な全ての試薬(本例では48種
まで)をセツトする。さらに各測定項目毎の測定条件を
入力する。
入力され得る測定条件の例を、表1,表2,表3に示す。
表1〜3に示すように、測定条件は、試料の吸光度演算
条件(表中のASSAY CODE)、試料の採取量(表中のSAMP
LE VOLUME)、第1,第2及び第3試薬の分注条件(RI VO
L.,R2 VOL.,R VOL.)、測定波長(WAVELENGTH1,2)、標
準液の濃度(RGT.BLK.CONC,STD.CONC)、Kフアクタ(F
ACTOR)、使用するコントロール液の種別(CONTROL ID.
NO.)等がキーボード23から入力され、入出力表示用CRT
20の画面に表示される。
試薬の分注条件としては、表1〜表3のような各試薬の
分注量の他に、各々の試薬がセツトされている試薬テー
ブル上のポジシヨン(本例では1〜48の整数で表わされ
る)を入力する必要がある。測定項目によつて、入力例
表1のように第1試薬のみを用いる1液法、表2のよう
に第1試薬と第2試薬を用いる2液法、表3のように第
1,第2,第3試薬の全部を用いる3液法が可能である。ま
た入力例は示さないが、第1試薬と第3試薬を用いる2
液法(R2=0)も可能である。すなわち、第1試薬は全
ての測定項目において使用されるが、第2,第3試薬は必
要に応じて分注量がゼロ入力になり、この場合後述の試
薬分注機構は分注動作を行なわない。
以上の準備が終了したら、オペレーターは装置をスター
トさせる。装置がスタートすると反応テーブル5とサン
プルテーブル10が回転し、最初に測定されるべき試料液
(標準、コントロールあるいは被検試料)と最初に使用
される清浄な反応容器が各々のテーブルの所定位置に位
置付けられる。この状態で試料ピペツテイング機構8と
マイクロシリンジ機構15によつて該試料の最初に測定さ
れるべき測定項目に適応する量(表1〜3のSAMPLE VO
L.)が反応容器中に採取される。
次いで反応テーブル5が反時計方向に後述する所定の回
転動作を行なうが、最終的には1回転+1ピツチ(1反
応容器分)分回転した位置で停止して、次のサイクルの
動作に移行する。すなわち各動作サイクル(本例では1
サイクルは20秒、換言すれば180テスト/時間)の開始
時毎に反応テーブルは1ピツチずつ反時計方向に進行し
た位置で停止し、次の試料液(項目選択情報に基づいて
前サイクルと同一の試料の場合と次の試料に変る場合が
ある)が左隣の反応容器に採取される。また反応テーブ
ルの回転時には光軸を通過する全ての反応容器の吸光度
が測定される。換言すれば各サイクル毎に40個の全ての
反応容器の吸光度が、入力情報に基づく各波長によつ
て、測定される。
さらに本発明を達成するためには、上述の各サイクルに
おける反応テーブルの回転動作を工夫する必要がある。
すなわち反応テーブルが前述のように反時計方向に1回
転と1ピツチ進行する間に、適当なタイミングと適当な
位置で3回の停止時を設けて、試薬ピペツテイング機構
4とシリンジ機構17、撹拌機構9を連動させて各反応容
器に必要なしたがつて各測定項目に必要な第1,第2,第3
試薬を添加混合しなければならない。もちろん3回の停
止時の内の1回は前述の各サイクルの開始時すなわち試
料の採取時と共通にすることが可能である。
すなわち前述した最初に使用されるべき単一の反応容器
に注目すれば、第1サイクル目の第1停止時(前述の各
サイクルの開始時に相当する)に特定反応容器が第1図
中のAの位置に停止し、前述の最初の試料の最初の項目
に対応する試料量が特定反応容器中に分取される。第2
サイクルの第1停止時には特定反応容器が1ピツチ分反
時計方向に進行した定位置Bに停止し、同時に該測定項
目に対応する第1試薬が試薬テーブル2の吸入位置(図
中のCの位置)に停止するように制御される。この状態
で試薬ピペツテイング機構4とシリンジ機構17が動作し
て、第1試薬の一定量(入力値、表1〜3のR1 VOL.)
が特定反応容器中に添加される。第3サイクル目の第1
停止時には特定反応容器の収容液が撹拌機構9によつて
撹拌される。第1試薬添加から約3分後すなわち12サイ
クル目の第3停止時には特定反応容器が再び定位置Bに
停止し、同時に試薬テーブル2は最初の測定項目の第2
試薬が定位置Cに停止するように制御される。この状態
で上述の試薬ピペツテイング機構4とシリンジ機構17が
動作し必要量の第2試薬(入力値、R2 VOL.)が添加さ
れる。13サイクル目の第3停止時は該反応容器が撹拌さ
れる。
さらに約3分後すなわち22サイクル目の第2停止時には
特定反応容器は三たび定位置Bに停止し、同時にこの反
応に必要な第3試薬が試薬テーブル2上の定位置Cに停
止され、前述のように第3試薬の必要量(入力値、R3 V
OL.)が添加される。23サイクル目の第2停止時には該
容器が撹拌される。
すなわち最初の1ケの反応容器について見れば1サイク
ル目で試料液が採取され、20秒後の2サイクル目で第2
試薬が、6分45秒の12のサイクル目で第2試薬が、6分
45秒の22サイクル目で第3試薬が添加されて所定の反応
が進行する。各サイクル毎に該反応容器は多波長光度計
の光軸を通過し、入力情報に従つて適当な波長で吸光度
(あるいは2波長の吸光度差)が測定され記憶される。
最終的には32サイクル目(第1試薬添加後9分40秒)ま
で測定が実施されると、33〜36サイクル目の第1停止時
には特定反応容器は洗浄機構下第1図のDの位置に停止
し、洗浄される。洗浄された該容器は41サイクル目の第
1停止時には前述のAの位置に停止し、41番目の測定項
目(必ずしも41番の試料の測定項目ではない)に対応す
る試料液が採取される。
実際には1サイクル毎の遅れをもつて右回りに隣接した
2番目,3番目……40番目の反応容器に同様な試料の採
取、対応する第1〜第3試薬の添加と撹拌、30サイクル
に亙る吸光測定がなされるわけで、本装置は全反応時間
9分45秒でかつ20秒間隔で任意の測定項目の処理(180
テスト/時間)ができる全自動装置である。
なお、前述した各測定項目に対し入力された試薬分注条
件(表1〜3)において第2試薬(R2)、第3試薬(R
3)の入力値が0の場合、これらの項目に対応する反応
容器が定位置Bに停止しても、ゼロ入力情報に基づき試
薬ピペッティング機構4が動作しないようにコンピュー
タ1によって制御されるため第2あるいは第3試薬が添
加されないで1液法(R1≠0,R2=0,R3=0)、2液法
(R1≠0,R2≠0,R3=0)になる。
さらに、第2試薬が添加されず第3試薬が添加される
(R1≠0,R2=0,R3≠0)添加時間の異なる2液法が可能
である。
より詳細に理解するために、反応テーブル5を中心とす
る動作を第3図に示した。すなわち第3図は前述の如く
装置がスタートしてからn+1サイクル目からn+4サ
イクル目の動作を説明している。図の(A−1)はn+
1サイクル目の第1停止時の状態を示している。この時
サンプルテーブル上のm番目の試料液(1試料液につい
て複数項目を任意に測定するため通常m<nの関係にな
つている)からn+1番目の測定項目に対応する試料液
Sn+1がピペツテイングされ、分取位置の反応容器(n+
1)に採取される。同時に前のサイクルで試料Snが採取
された反時計方向の隣の反応容器(n)には対応する第
1試薬R1・nが添加され、前々サイクルで第1試薬R
1・n−1が添加されたもう1つの隣の容器(n−1)
は撹拌される。また30サイクル以上前に使用に供された
反応容器すなわち30サイクル(9分40秒)間に亙る所定
の反応と測定が終了した容器(n−30)〜(n−33)の
4個の反応容器は前述のように洗浄機構下にあり、次回
の使用に備えて洗浄されている。すなわち洗浄機構(第
1図の12,16)の機能は隣接した4ケの反応容器の残存
液体を吸引排出した後適量の脱イオン水の充填と排出を
繰して使用済みの反応容器を洗浄するものである。
この第1停止時間は4秒であり、この間に上記の試料液
の採取、第1試薬の添加、撹拌、使用済み容器の洗浄が
同時並列的に実行される。
第1停止時間が終了すると次いで反応テーブルは6秒間
で反時計方向に(光軸を通過する20個の反応容器の吸光
度を各々に適した波長で測定しながら)半回転して図の
(A−2)に示す第2停止時の状態で2秒間停止する。
この2秒の第2停止時に20サイクル前に第1試薬が、10
サイクル前に必要に応じて(R2≠0)第2試薬が既に添
加され、所定の反応が進行中の反応容器(n−20)に必
要に応じて(R3≠0)第3試薬が添加される。同時に前
サイクルで第3試薬の添加された反応容器(n−21)が
撹拌される。
この第2停止時間が終了すると反応テーブルは3秒間で
光軸を通過する10個の反応容器を分析項目に応じた適当
な波長で測定しながら反時計方向に1/4回転し、図の
(A−3)に示す第3停止時の状態で2秒間停止する。
この第3停止時の2秒間に10サイクル前に既に第1試薬
が添加され所定の反応が進行中の反応容器(n−10)に
必要に応じて(R2≠0)第2試薬が添加される。同時に
前サイクルで第2試薬が添加された反応容器(n−11)
が撹拌される。
この第3停止時が終了すると反応テーブルは3秒で残り
の10ケの反応容器を各分析項目に適した波長で測定しな
がら反時計方向に1/4回転して、このn+1サイクル目
の全工程を終了する。
この状態が図の(B−1)で示され、次のサイクルすな
わちn+2サイクル目の第1停止時(4秒間)である。
この時、n+2番目の測定項目に対応する試料液が反応
容器(n+2)に採取され、前サイクルで試料が採取さ
れた反応容器(n+1)に第1試薬が添加され、反応容
器(n)は撹拌され、反応容器(n−29)〜(n−32)
は洗浄される。図の(C−1),(D−1)は同じくn
+3サイクル目及びn+4サイクル目の第1停止時の状
態を表示している。すなわちこのような動作の連続によ
つて180テスト/時間の処理速度で各試料液毎に最大20
項目まで任意の測定が可能であり、かつ20項目の測定は
1液法、2種類の2液法、3液法など従来にない汎用性
の高い自動分析装置が構成される。
また、試薬ピペツテイング機構4のノズルの内外は、1
つの試薬の吸入、吐出を終了する毎に試薬テーブル2の
中心部に設けられた洗浄槽30においてその内外を脱イオ
ン水で洗浄することによつて各試薬間のコンタミネーシ
ヨンを防止する機能をする。また試料ピペツテイング機
構4のノイズや撹拌機構9の撹拌棒も同様に水洗され
る。
一例として表1〜3に示した測定条件に従つて総蛋白
(TP)の1液法、グルタメート・オキザロアセテート・
トランスアミナーゼ(GOT)の2液法、ビリルビン(BI
L)の3液法を本装置で実測した。TPはビユーレツト反
応に基づく1液エンドポイント法、GOTは紫外部(NAD
H)吸収に基づく2液レートアツセイ法、BILはジエンド
ラシツク・クレグフオン法に基づく3液エンドポイント
法である。また試料は正常人プール血清である。各30検
体のランダム測定による再現性の結果を表4に示した
が、本実施例装置が従来の連続測定方式の機種に比較し
ても充分な精密度を有することを示している。
また上記実施例では最大3液法まで可能であるが、試薬
テーブル上に架設できる試薬数を増し、反応テーブルの
1サイクル間の停止時を4回(例えば1/4回転する毎に
停止時を設定し、これと試薬分注機構及び試薬テーブル
の回転及び停止位置及び撹拌機構を適宜制御することに
よつて1液法、添加時間の異なる3種類の2液法と2種
類の3液法及び4液法が可能な自動分析装置が達成でき
る。もちろん同様に5液法や6液法の試薬も可能である
が、現実の要求は少ない。
上述の実施例による自動分析装置は、単一の試薬ピペツ
テイング機構と単一の試薬架設テーブルと単一の反応テ
ーブルと単一の試料ピペツテイング機構と試料テーブル
が主要部分を構成する非常に単純な装置であるにもかか
わらず、1液法から多液法(通常3又は4液法まで)の
測定系に自在に対応でき、しかも添加時間の異なる2液
〜4液法が可能であるなど従来にない汎用性を有する。
その反面で装置全体の信頼性を左右する試薬分注系が単
一であることは、保守点検が容易となり装置の信頼性を
著しく高めるのみならず、装置の価格を著しく低減し得
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、分析測定を実行するために1液法の試
薬添加で済む測定項目と3液法以上の試薬添加が必要な
測定項目とが、同じ反応容器移動経路上に混在されてい
ても、反応テーブル上の反応容器への試料採取操作が混
乱なく周期的に行われる。しかも、1液法の試薬添加も
3液法の試薬添加も単一の試薬分注装置によって実行す
ることができ、2液法における第2試薬の添加時期を変
更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の機能説明図、第2図は第1
図の実施例の全体外観図、第3図は反応テーブルの動作
を説明するための図である。 2……試薬テーブル、3……試薬容器、4……試薬ピペ
ツテイング機構、5……反応テーブル、6……反応容
器、10……サンプルテーブル、13……光度計、20……CR
T、23……キーボード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の反応容器が配列されており反応容器
    に試料を受け入れるための停止と複数容器相当の回動を
    周期的に繰り返す反応テーブルを備え、上記反応テーブ
    ル上の反応容器内で測定項目に応じた試料と試薬の反応
    を行わせて反応液を測光する多項目分析装置において、
    各測定項目に関する試薬情報を制御部に入力し得る入力
    部と、所定の試薬添加位置に停止する反応容器に所望の
    試薬を分注する単一の試薬分注装置とを備えており、上
    記制御部は、上記反応テーブル上の反応容器に対する先
    のサイクルの試料受入れ停止と次のサイクルの試料受入
    れ停止までの間隔の間に、複数反応容器分の移送後であ
    って試料受入れを伴わない中途停止が複数回もたらされ
    るように上記反応テーブルの回転動作を制御するもので
    あり、且つ、上記制御部は、上記反応テーブルの試料受
    入れ停止時には上記所定の位置の反応容器に対し該当測
    定項目用の第1試薬を分注するように上記試薬分注装置
    の動作を制御すると共に、上記反応テーブルの上記中途
    停止時には上記所定の位置の反応容器に対し該当測定項
    目の試薬情報に基づいて2液以上の試薬が必要な測定項
    目に関し第2又は第3試薬を分注するように上記試薬分
    注装置の動作を制御するものであることを特徴とする多
    項目自動分析装置。
JP60184281A 1985-08-23 1985-08-23 多項目自動分析装置 Expired - Lifetime JPH06103311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60184281A JPH06103311B2 (ja) 1985-08-23 1985-08-23 多項目自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60184281A JPH06103311B2 (ja) 1985-08-23 1985-08-23 多項目自動分析装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24575395A Division JP2561052B2 (ja) 1995-09-25 1995-09-25 多項目自動分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6244663A JPS6244663A (ja) 1987-02-26
JPH06103311B2 true JPH06103311B2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=16150571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60184281A Expired - Lifetime JPH06103311B2 (ja) 1985-08-23 1985-08-23 多項目自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06103311B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1093639C (zh) * 1995-09-05 2002-10-30 株式会社日立制作所 使用多种试剂的自动分析方法及装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01162156A (ja) * 1987-12-19 1989-06-26 Olympus Optical Co Ltd 自動分析装置
JP2705471B2 (ja) * 1992-06-30 1998-01-28 株式会社島津製作所 自動分析装置
EP0787990A4 (en) * 1994-10-19 1998-12-23 Japan Tectron Instr Corp AUTOMATIC ANALYZER
US20060154372A1 (en) * 2004-12-21 2006-07-13 Arter Thomas C Providing additional motion in assays
CA2842232C (en) 2005-03-10 2015-01-27 Gen-Probe Incorporated Systems and methods to perform assays for detecting or quantifying analytes within samples
US9046507B2 (en) 2010-07-29 2015-06-02 Gen-Probe Incorporated Method, system and apparatus for incorporating capacitive proximity sensing in an automated fluid transfer procedure
CN103403533B (zh) 2011-02-24 2017-02-15 简.探针公司 用于分辨光信号检测器中不同调制频率的光信号的系统和方法
CN103376331B (zh) * 2012-04-17 2018-10-19 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种高速生化分析仪

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022296B2 (ja) * 1977-06-21 1985-06-01 武田薬品工業株式会社 麻疹ウイルス凝集反応用赤血球
JPS55134089A (en) * 1979-03-29 1980-10-18 Olympus Optical Co Partially injecting device
JPH0247482B2 (ja) * 1982-07-30 1990-10-19 Mitsubishi Monsanto Kasei Kk Netsukasoseijushinoseizohoho

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1093639C (zh) * 1995-09-05 2002-10-30 株式会社日立制作所 使用多种试剂的自动分析方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6244663A (ja) 1987-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063584B2 (ja) 自動分析装置
US4629703A (en) Automated analytical system
US7015042B2 (en) Increasing throughput in an automatic clinical analyzer by partitioning assays according to type
JP2927082B2 (ja) 液体サンプル用分析方法および分析装置
JPH0121899B2 (ja)
JP6858839B2 (ja) 自動分析装置
JPH06103311B2 (ja) 多項目自動分析装置
US20030040117A1 (en) Increasing throughput in an automatic clinical analyzer by partitioning assays according to type
JPH0321062B2 (ja)
JP2561052B2 (ja) 多項目自動分析装置
JPH0682460A (ja) 自動分析装置
JP3377270B2 (ja) 自動化学分析装置
JPS61270661A (ja) 自動分析装置における試料処理方法
JPH0684973B2 (ja) 自動分析装置
JP2533096B2 (ja) 自動化学分析装置
JP2014106166A (ja) 自動分析装置
JPS62217163A (ja) 自動分析装置
JP2824326B2 (ja) 生化学自動分析のディレイタイム制御装置
JPH0616051B2 (ja) 生化学自動分析装置
JPH06100608B2 (ja) 自動分析装置
JPH05149956A (ja) 自動分析装置
JPS6361959A (ja) 自動分析装置
JPH05180850A (ja) 自動化学分析装置
JPH02287262A (ja) 自動分析装置の制御方法
JPH05240871A (ja) 自動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term