JPH06102722A - 画像形成装置及びシート搬送装置及び粘着テープ保持具及び粘着具 - Google Patents

画像形成装置及びシート搬送装置及び粘着テープ保持具及び粘着具

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JPH06102722A
JPH06102722A JP4274877A JP27487792A JPH06102722A JP H06102722 A JPH06102722 A JP H06102722A JP 4274877 A JP4274877 A JP 4274877A JP 27487792 A JP27487792 A JP 27487792A JP H06102722 A JPH06102722 A JP H06102722A
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JP4274877A
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English (en)
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Hajime Suzuki
木 肇 鈴
Masaji Suda
田 正 司 須
Kunihiko Matsuzawa
沢 邦 彦 松
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像保持手段を傷つけたり、現像剤の飛散が
発生せず、更に転写材が重送された場合でも、転写材が
画像保持手段に付着したことを検知でき、コンパクトな
構成である画像形成装置を提供する。 【構成】 現像剤による画像を保持した状態で回転する
感光ドラム1と、画像を転写材Pに転写するための転写
ドラム9との間に、転写材Pが通過する転写部Aを形成
し、感光ドラム1の近傍に、感光ドラム1の画像濃度を
検知する発光部8a,受光部8bを設けたカラープリン
タにおいて、発光部8a,受光部8bは、転写部Aより
も回転方向下流側における画像濃度を光電的に検知する
構成であり、発光部8a,受光部8bは感光ドラム1に
付着した転写材を検知する機能を兼備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ等の
用いられる画像形成装置に関する。
【0002】本発明は、プリンタ,ファクシミリ,複写
機等の記録紙搬送に用いられるシート搬送装置に関す
る。
【0003】本発明は、複写機等の画像形成装置の内部
でジャムした用紙の除去に用いられる粘着テープ保持具
及び粘着具に関する。
【0004】
【従来の技術】
〔第一従来例〕図16において、画像保持手段としての
感光ドラム600は一次帯電器601により帯電された
後、露光手段602により潜像が形成される。感光ドラ
ム600は図中反時計方向に移動、即ち回転し、潜像は
現像剤を収納した複数の現像器603〜606のうちの
いずれかにより現像される。
【0005】一方、感光ドラム600に近接して転写材
保持手段としての転写ドラム607を設けてある。レジ
ストローラ対608により搬送される転写材は、転写ド
ラム607の表面に静電吸着力により保持される。転写
ドラム607の内部には転写帯電器608aを設けてあ
る。
【0006】転写ドラム607は図中時計方向に回転
し、転写材は転写部Xに搬送され、感光ドラム600の
画像が転写材へと転写される。更に転写ドラム607が
回転し、分離帯電器609、分離爪610により転写材
は転写ドラム607から分離されることとなる。
【0007】一方、感光ドラム600であって転写部X
よりも上流側には検知手段611を設けてある。検知手
段611は感光ドラム600上の画像濃度を検知し、該
検知結果に基づいて感光ドラム600への画像形成条件
が制御される。なお、感光ドラム600であって転写部
Xの下流側には、転写後の感光ドラム600の残留現像
剤を除去するクリーナ612を設けてある。
【0008】ところで、転写ドラム607と転写材との
吸着力をAとし、感光ドラム600と転写材との吸着力
をBとした時、A<Bとなり、転写材が転写部Xを通過
した後に感光ドラム600へ付着してクリーナ612を
破損してしまうことがある。
【0009】これらは、転写ドラム607の吸着力低下
や、感光ドラム600の曲率が転写ドラム607の曲率
よりも小さい場合等に顕著である。
【0010】上記問題の対策として、転写部Xの下流
側に感光ドラム600に常時接触する剥離爪を設けた
り、転写ドラム607の内部に異常検知センサ613
を設けておき、転写材が正常に搬送されて来ない場合に
は感光ドラム600,転写ドラム607を停止する等の
方法が採用されている。 〔第二従来例〕図17は従来のシート搬送装置を適用し
た複写機の構成を示す。複写機は大きく分けて、画像入
力部500と画像出力部501とから成る。そのうち画
像入力部500は、記録するための画像情報を入力し、
各種処理を施した後に画像出力部へその画像信号を送る
ための装置である。また画像出力部501は、記録画像
を形成するための画像形成部502、シートとしての記
録紙をカセット503から1枚ずつ送り出すための給紙
ユニット504を有する。
【0011】また、搬送ガイド505及び第一搬送手段
としての一対のレジストローラ506を有する。
【0012】更に、給紙ユニット504から送り出され
た記録紙を保持しながら画像形成部502側の転写領域
Tまで搬送し、画像を記録紙上に転写するための第二搬
送手段としての転写ドラム507、記録紙上に記録され
た画像を定着するための定着ユニット508及びこれら
の装置内の全動作を制御するための制御ユニット509
とから構成される。
【0013】転写ドラム507は手動により回転できる
構成であり、レジストローラ506も圧接解除できる。
【0014】次に、記録動作を順を追って詳細に説明す
る。装置動作が開始されると、まず給紙ユニット504
から記録紙が1枚給紙され、レジストローラ506まで
送られる。この時上記ローラは停止している。その後、
画像記録開始信号に同期してローラは回転し、記録紙を
転写ドラム507へ送り出す(この動作によって記録紙
上の所定の位置に画像を形成することができる)。記録
紙は転写ドラム507上に保持されながら画像転写領域
Tまで搬送され、画像形成部502によって形成された
トナーによる画像がその表面に転写記録される。
【0015】ここで、転写ドラム507の保持方法は、
薄い誘電フィルムなどからなる搬送媒体上への静電吸着
やエア吸引、あるいはグリッパーによる紙端の挟み込み
など、いくつかの方式が考えられる。記録紙上への記録
がなされると記録紙は分離爪510で分離され、定着ユ
ニット508近傍まで搬送し、熱及び/あるいは圧力が
加えられて記録紙上にトナー画像が定着され、その後記
録紙は排紙部を経て機外へ排出される。
【0016】一方、レジストローラ506付近で記録紙
の搬送不良が発生した場合、レジストローラ506の圧
接を解除し、記録紙を上流側の空間へ移動してから取り
出す。
【0017】また、転写ドラム507付近で搬送不良が
発生した場合、転写ドラム507を手動で回転させ、分
離爪510付近の空間で取り出す。 〔第三従来例〕一般に、カラー画像形成装置では転写ド
ラムに巻いた転写シートに用紙を静電的に吸着させ、感
光ドラムに形成した画像を用紙に転写し、機外へと搬送
する。
【0018】画像形成装置内で用紙のジャムが発生した
場合は、手指やピンセット等を用いて処理を行なってい
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
〔第一従来例〕の構成は感光ドラム600が摩耗して
傷付き、画像形成不良が発生する虞れがある。また、剥
離爪先端に現像剤が集積され、集積した現像剤がある時
点で飛散する。これが、転写材に付着してボタ落ち等の
転写不良を招く。
【0020】の構成は転写材が重送されて一枚が転写
ドラム607に吸着されたまま転写部Xの下流に至り、
一枚が感光ドラム600に吸着した場合、異常検知セン
サ613は作動しないため、クリーナ612を損傷す
る。
【0021】,いずれの構成も通常の構成とは別個
に専用の構成を設けているため、構造の複雑化,大型化
を招き、コストアップとなる。 〔第二従来例〕一枚の記録紙がレジストローラ506と
転写ドラム507の双方に保持された状態で搬送不良を
生じた場合、上記のように転写ドラム507単独,又は
レジストローラ506単独の動作によりジャム処理を行
なうとそれぞれ他方の搬送手段で保持力が発生している
ため、記録紙が破れて装置内に残留してしまう。
【0022】かといって転写ドラム507の手動回転と
レジストローラ506の圧接解除とをそれぞれ行なうに
は二動作が要求され作業性が悪い。 〔第三従来例〕用紙が転写ドラムや感光ドラムに吸着し
た状態でジャムすると、手指やピンセットを用紙と転写
ドラム,感光ドラムとの吸着面に差し込むことはむずか
しく容易に剥すことができない。
【0023】また、転写ドラムや感光ドラムを傷つけた
り変形させたりしてしまう。この場合、高価な転写シー
トや感光ドラムを交換しなければならず、経済的負担が
大きい。 〔第一発明の目的〕画像保持手段を傷つけたり、現像剤
の飛散が発生せず、更に転写材が重送された場合でも、
転写材が画像保持手段に付着したことを検知でき、コン
パクトな構成である画像形成装置を提供する。 〔第二発明の目的〕第一,第二搬送手段の双方によって
保持された状態で搬送不良となった一枚のシートを、単
一の動作で保持力を解除することのできるシート搬送装
置を提供することを目的としている。 〔第三発明の目的〕画像形成装置の内部でジャムした用
紙等の物品を容易に取り出すことのできる粘着テープ保
持具及び粘着具を提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】
〔第一発明〕 (第一手段)現像剤による画像を保持した状態で移動す
る画像保持手段と、前記画像を転写材に転写するための
転写手段との間に、転写材が通過する転写部を形成し、
前記画像保持手段の近傍に、画像保持手段の画像濃度を
検知する検知手段を設けた画像形成装置において、前記
検知手段は、前記転写部よりも移動方向下流側における
画像濃度を光電的に検知する構成であり、該検知手段は
画像保持手段に付着した転写材を検知する機能を兼備し
た。
【0025】前記画像保持手段は、検知手段が転写材を
検知した場合には停止する構成である。
【0026】前記画像保持手段にサンプル画像を形成す
るサンプル画像形成手段と、前記検知手段が検知したサ
ンプル画像の濃度に基づいて画像保持手段への画像形成
条件を決定する制御手段とを設けた。 (第二手段)現像剤による画像を保持した状態で移動す
る画像保持手段と、前記画像を転写する転写材を保持し
た状態で移動する転写材保持手段との間に、転写材が通
過する転写部を形成し、前記画像保持手段の近傍に、画
像保持手段の画像濃度を検知する検知手段を設けた画像
形成装置において、前記検知手段は、前記転写部よりも
移動方向下流側における画像濃度を光電的に検知する構
成であり、該検知手段は画像保持手段に付着した転写材
を検知する機能を兼備した。
【0027】前記転写材保持手段は、枠体と、枠体に取
り付けたシート状の支持部材とを有し、前記検知手段は
支持部材の位置をも検知可能である。
【0028】前記転写材保持手段は内部中空に構成して
あり、前記検知手段を転写材保持手段の内部に配置し
た。
【0029】前記画像保持手段及び前記転写材保持手段
はドラム形状であり、前記画像保持手段の表面の曲率は
前記転写材保持手段の曲率よりも小さいかまたは等し
い。
【0030】前記転写材保持手段は一対のリング状部材
と、一対のリング状部材を連結する連結部材と、一対の
リング状部材間に亘って取り付けた透明性シートとを有
する。 〔第二発明〕シートを保持し、かつ保持したシートを搬
送すべく作動する第一搬送手段と、第一搬送手段によっ
て搬送されるシートを保持し、かつ保持したシートを搬
送すべく作動する第二搬送手段とを有し、第一搬送手段
の保持部と第二搬送手段の保持部との距離を、シートの
搬送方向の寸法以下に設定してなるシート搬送装置にお
いて、前記第一搬送手段及び第二搬送手段を手動で作動
自在な構成とし、シートを所定方向に搬送すべく一方の
搬送手段を手動で作動した際に、同方向にシートを搬送
するように他方の搬送手段を連動して作動させる連動機
構を設けた。
【0031】前記第一搬送手段と第二搬送手段との搬送
速度は略同一である。 〔第三発明〕ロール状に巻回された粘着テープを保持す
るホルダと、ホルダから引き出した粘着テープを厚さ方
向に湾曲させて粘着面を所定方向に突出させるガイド部
と、粘着テープの引き出し端を固定する固定部とを有す
る。
【0032】棒状のホルダを設け、ホルダの一端側に把
持部を形成し、ホルダの他端側に粘着面を露出した粘着
部材を取り付けた。
【0033】前記粘着部材は両面に粘着面を形成した両
面粘着テープであり、両面粘着テープの一方の粘着面を
ホルダに粘着し、他方の粘着面を露出した。
【0034】
【作用】
〔第一発明〕 (第一手段)画像保持手段が保持している画像は、転写
部を通過する転写材へと転写される。検知手段は、転写
部よりも画像保持手段の移動方向下流側で画像濃度を検
知する。また、検知手段は転写材が画像保持手段に付着
している場合には、これを検知する。検知手段は画像濃
度を光電的に検知し、画像保持手段に対して非接触であ
る。また、検知手段は画像保持手段における移動方向下
流側で転写材を検知する。更に、検知手段は画像濃度の
検知と転写材の検知との機能を兼備しており、格別の構
成部品はない。
【0035】また、検知手段が転写材を検知すると、画
像保持手段は停止する。
【0036】更に、サンプル画像形成手段は画像保持手
段に対してサンプル画像を形成する。検知手段はサンプ
ル画像の濃度を検知し、制御手段は該検知濃度に基づい
て画像保持手段への画像形成条件を設定する。 (第二手段)画像保持手段が保持している画像は、転写
部を通過する転写材へと転写される。検知手段は、転写
部よりも画像保持手段の移動方向下流側で画像濃度を検
知する。また、検知手段は転写材が画像保持手段に付着
している場合には、これを検知する。検知手段は画像濃
度を光電的に検知し、画像保持手段に対して非接触であ
る。また、検知手段は画像保持手段における移動方向下
流側で転写材を検知する。更に、検知手段は画像濃度の
検知と転写材の検知との機能を兼備しており、格別の構
成部品はない。
【0037】また、検知手段は、転写材保持手段の支持
部材をも検知する。
【0038】更に、検知手段が転写材保持手段の内部に
配置してあるため、周囲の構造が一層簡略化される。 〔第二発明〕一方の搬送手段を手動で作動すると、これ
に連動して他方の搬送手段も作動し、シートが所定方向
に搬送され、第一,第二搬送手段の保持力が解除され
る。
【0039】また、第一,第二搬送手段による搬送速度
は略同一である。 〔第三発明〕 (第一手段)粘着テープは厚さ方向に湾曲し、粘着面が
突出している。粘着面を物品に粘着すれば容易に取り出
せる。 (第二手段)把持部を手でつかみ、ホルダの他端側の粘
着部材の粘着面を物品に粘着すればよい。
【0040】
【実施例】
〔第一発明〕図1に、本発明に係る画像形成装置をカラ
ー電子写真装置に具現化した実施例が示される。本実施
例では回転自在に軸支され、かつ矢印方向に回転する画
像保持手段、即ち電子写真感光ドラム1に対して一次帯
電器2により均一な帯電を行い、その後例えばレーザー
ビーム露光装置等から成る露光手段(サンプル画像形成
手段)にて画像情報に応じた光像3を照射し、感光ドラ
ム1上に静電潜像が形成される。感光ドラム1の曲率
は、後述の転写ドラムと略等しいか、又は小さい。
【0041】該静電潜像は、現像装置4にて感光ドラム
1上にトナー像として可視化される。前記現像装置4は
マゼンタ色現像剤,シアン色現像剤,イエロー色現像
剤,ブラック色現像剤の4色の現像剤を各別に収納する
4個の現像器4M,4C,4Y,4BKとから成ってい
る。
【0042】感光ドラム1の近くに設けた電位センサー
5は、一次帯電器2と光像3により感光ドラム1上の表
面電位がどう変化したかを測定し、不図示のCPU等を
介して一次帯電時の電流値,レーザーパワー,現像への
電圧印加量などの感光ドラム1への画像形成条件を制御
する。
【0043】前記のように制御された可視画像、即ち、
トナー像は、転写材保持手段としての転写ドラム9によ
り転写部Aへ担持搬送された転写材Pに転写される。転
写後の感光ドラム1は、表面の残留トナーをクリーニン
グ装置6で清掃し、帯電前露光装置7により除電された
後、再度カラー画像プロセスに供せられる。
【0044】図2(A),(B)を参照して、本発明のカ
ラー電子写真装置にて使用される転写ドラム9を説明す
る。転写ドラム9は、両端に設けられた一対のリング状
部材31,32と、前記リング状部材31,32を連結
する連結部材33とを有する内部中空の構成である。こ
れらリング状部材31,32及び連結部材33により枠
体30が構成され、枠体30には誘電体フィルムから成
る透明性シート34を巻装する。
【0045】転写ドラム9の近傍には図1のように送給
された転写材Pを透明性シート34に吸着保持せしめる
ための吸着手段50を有する。吸着手段50は図示され
るように転写ドラム9の内部に設けられ、そして感光ド
ラム1上のトナー画像とは逆極性の電荷を透明性シート
34の背面に与える吸着用帯電ブラシ15と、転写ドラ
ム9の外側に設けられた導電ローラ10とを有する。
【0046】この導電ローラ10は接地され、吸着用帯
電ブラシ15の対向電極になると共に、転写材Pに電荷
を注入し、透明性シート34に転写材Pを静電吸着させ
る作用をなす。
【0047】そして、図示せぬ給紙デッキから送られて
きた転写材Pは、停止しているレジストローラ対18
a,18bにいったん衝突停止し、光像との同期タイミ
ングをとった後、回転を開始したレジストローラ対18
a,18bによりガイド部材19へ沿わせながら導電ロ
ーラ10と転写材担持シート34とのニップ部(接触
部)へと導かれる。ところで、連続する像形式に際して
は、使用する転写材Pの搬送方向の長さが転写ドラム9
の周長から連結部材33の幅を引いた長さの半分以下の
場合には、2枚目の転写材Pは1枚目に引き続いて給紙
し、1枚目の転写材Pと対称位置に2枚目の転写材Pを
吸着させる。即ち透明性シート34に同時に転写材Pを
2枚吸着させて搬送する。
【0048】吸着手段50にて吸着された転写材Pは、
転写ドラム9の内部に転写帯電用ブラシ16が配置され
た転写部Aへと搬送され、感光ドラム1上にある第1色
目の現像剤、例えばマゼンタトナーを1枚目の転写材P
に転写するため、転写用帯電ブラシ16を用いて透明性
シート34の背面にトナーと反対極性の電荷を与える。
【0049】引続いて再度同じ潜像を作り、第1色目の
トナーを感光ドラム1上に現像し、同様に2枚目の転写
材Pに第1色目のトナーを転写する。1枚目の転写材P
が2度目に導電ローラ15の位置にくるまでに導電ロー
ラ15は解除され、転写材P上に転写されたトナー像を
乱さない位置、例えば透明性シート34から2mm以上外
方へと離される。
【0050】次いで第1色目のトナー像が転写された1
枚目の転写材Pに同期をとって作像された感光ドラム1
上の第2色目のトナー像が、転写用帯電ブラシ16を用
いて1枚目の転写材P上に転写され、第1色目のトナー
像が転写された2枚目の転写材Pにも第2色目のトナー
像が転写される。以下同様にして2枚の転写材Pにはそ
れぞれ4色のトナー画像が転写される。
【0051】トナー画像の最終色の転写後、1枚目の転
写材Pを透明性シート34から分離するため、図3
(A),(B)から理解されるように、分離爪12と分離
補助コロ21とが駆動ソレノイド(図示せず)により作
動され、分離爪12の先端及び分離補助コロ21は透明
性シートに接触する方向へ回動する。
【0052】そして、分離爪12先端コロ12aと、分
離補助コロ21との圧接により、局所的に透明性シート
34が変形し、転写材Pは透明性シート34から剥離す
る。転写材Pの剥離時には、剥離放電による画像乱れを
防止するため、コロナ帯電器11を用いてACコロナ帯
電を行うことが好ましい。
【0053】転写,分離工程終了後、転写材Pは搬送ベ
ルト20により定着器(図示せず)に搬送され、熱を加
えられて、トナー画像が転写材P上に定着された後、機
外へ排出される。
【0054】また、転写ドラム9の周囲には、転写,分
離工程終了後の透明性シート34を除電するための除電
用コロナ帯電器13と、その対向位置で転写ドラム枠体
内部に除電用ブラシ17が設けられている。また、その
下流には透明性シート34の外表面を清掃するためのク
リーナーユニット14が透明性シート34に対して接離
可能に構成配置されている。
【0055】次に本発明の検知手段を説明する。転写部
Aから感光ドラム1の回転方向下流外側に、発光部8a
により発光された光が感光ドラム1の表面で反射され、
受光部8bに入るように配置する。この発光部8a,受
光部8bが検知手段である。検知手段はCPUへ接続し
てある。
【0056】図4に感光ドラム1の表面に付着したトナ
ー濃度と、受光部8bの出力値との関係をあらわす図を
示す。トナーが感光ドラム1に付着していない状態にお
ける受光部8bの出力値がSGidrmになるよう初期
調整されている。
【0057】図からわかるように、イエロー,マゼン
タ,シアンの色トナーは面積被覆率が大きくなり、出力
濃度が大きくなるに従い感光ドラム1単体のときより反
射光量が大きくなり、受光部8bの出力が大きくなる。
一方ブラックのトナーは面積被覆率が大きくなり、出力
濃度が大きくなるに従い、感光ドラム1単体のときより
反射光量が小さくなり、受光部8bの出力が小さくな
る。
【0058】これらの関係を利用すると、反射特性の異
なるトナーでも転写材Pにトナーを転写して定着するこ
となしに、受光部8bの出力から出力濃度を正確に求め
ることができる。また搬送異常が発生(転写ドラム9の
吸着力低下、転写ドラム9と感光ドラム1との曲率等)
し、転写材Pが感光ドラム1に吸着されてしまった場合
でも、その受光部8bの出力値の違いにより、転写材P
が感光ドラム1へと吸着されたことを判断できる。
【0059】そして、紙つまりを操作部に表示して、感
光ドラム1の回転を停止する。あるいは接離動作可能な
分離爪12bやクリーニングブレード6などの構成をと
った場合は、その動作タイミングの基準信号として利用
できる。このように本発明では転写材Pを光電的に検知
して感光体1へは非接触であるため、感光ドラム1の摩
耗,破損がない。また、従来のように残留トナーの集積
や飛散もなく画像形成状態が良好となる。
【0060】従って、クリーニングブレード損傷などの
事故を回避できる。なお濃度測定シーケンスは転写材を
搬送しないタイミングであれば、転写材と転写材の間で
あっても前後回転時であってもよい。また1日に1回、
あるいは数千枚,数万枚コピー使用につき1回の濃度測
定シーケンスを設けるなどしてもよい。
【0061】このような構成にしたことで、濃度測定セ
ンサーは転写材の搬送異常を検知できるため、格別に専
用の搬送検知センサーを設ける必要がないのでコストダ
ウンでき、構成が簡略化する。また従来例で検知不可能
な重送の転写部Aでの行きわかれ紙の検知も可能とな
る。
【0062】図5に本発明の他の実施例を示す。本変形
例では図7に示すように濃度検知センサーの発光部8a
´を転写ドラム9の内部に設ける。また転写材P1,P
2が重送後、転写部Aで行きわかれになった状態を示し
ているが、このような状態を検知できるような位置に受
発光部を配置している。(転写材P1がセンサー光路を
さえぎると転写材P2を検知できないため、位置が限定
される)このような構成にすることで前述した実施例と
同様な作用効果が期待できるのに加えて、 センサー発光部8a´が汚れにくい。
【0063】 転写ドラム9の位置をも検知可能とな
る。あるいは透明性シートに反射色の印刷を施せばより
詳細な位置検知が可能となる。また、その印刷形状をス
リット形状にして多数印刷すると、転写ドラム(透明性
シート,ベルト)9の回転速度,加速度等の制御にも利
用できる。従って、さらなるコストダウン,回転精度向
上の効果がある。但し、本実施例では、透明性シートが
センサー光を透過可能な材質を使用することが前提であ
る。
【0064】図6に第三実施例を示す。これは、本発明
を白黒複写機に適用した例である。即ち、感光ドラム1
に対向して転写帯電器16を設け、転写部Aを形成して
いる。そして、前述実施例と同様の作用効果が期待でき
る。転写帯電器16は転写ベルト,ブラシ,ローラ方式
であってもよい。また本実施例を、4個直列に並べた4
ドラム転写ベルトフルカラー複写機にも適用可能である
ことはいうまでもない。 〔第二発明〕 (第一実施例)本発明の実施例を図7に基づいて具体的
に説明する。以下、画像の形成方法を電子写真方式と
し、さらに本発明が特に有効であると考えられるカラー
画像出力装置として説明していく。カラー画像出力装置
はミラー,光源等を有する画像入力部200と、画像出
力部201とを有する。
【0065】画像出力部201は大別して、画像形成部
202、給紙ユニット203、第二搬送手段としての転
写搬送ユニット204、定着ユニット205及び制御ユ
ニット(不図示)とから構成される。
【0066】更に、個々のユニットについて詳しく説明
する。画像形成部202は次に述べるような構成になっ
ている。像担持体としての感光ドラム206がその中心
で軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光ドラム2
06の外周面に対向してその回転方向に一次帯電器20
7、光学系208、現像装置209、が配置されてい
る。一次帯電器207において感光ドラム206の表面
に均一な帯電量の電荷を与える。次いで光学系208に
より、記録画像信号に応じて変調した例えばレーザービ
ームなどの光線を感光ドラム206上に露光させること
によって、そこに静電潜像を形成する。
【0067】さらに、現像装置209(本装置において
はイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色
の現像剤(以下、これをトナーと呼ぶ)をそれぞれ収納
した4個の装置209Y,209C,209M,209
BKを並設し、それらが感光ドラムに対して順次近接す
るように移動可能に構成されている)によって上記静電
潜像を顕像化する。画像転写領域の下流側では、クリー
ニング装置210により紙へ転写されずに感光ドラム上
に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行
う。以上に示したプロセスにより、トナーによる画像形
成が行われる。
【0068】給紙ユニット203は、シートとしての記
録紙Pを収納するためのカセット211、カセット21
1内から記録紙Pを1枚ずつ送り出すためのピックアッ
プローラ212、ピックアップローラ212から送り出
された記録紙をレジストローラまで搬送するための給紙
ローラ213及び給紙ガイド214、そして画像形成部
202の画像形成タイミングに合わせて記録紙を搬送ユ
ニット204へ送り出すための第一搬送手段としてのレ
ジストローラ215、さらに後述の転写ドラムへ紙を導
く吸着ガイド216などから成る。レジストローラ21
5のニップ部が保持部である。
【0069】転写搬送ユニット204については図8
(A)に基づいて説明する。両端の環状部材217を連
結部材218によって連結したフレーム219に記録紙
保持シート220(その材料として例えば、PET〈ポ
リエチレンテレフタレート〉やPVdF〈ポリフッ化ビ
ニリデン〉などが用いられる)を円筒状に巻き付けて転
写ドラム221を形成する。レジストローラ215から
送られる記録紙Pが転写ドラム221に突入する位置に
吸着ローラ222が転写ドラム221に対して接離可能
に支持され、また吸着ローラ222のシート220を挟
んで逆側にローラの押し付け力に対抗するためのバック
アップ部材223及び吸着用帯電器224が配置されて
いる。
【0070】感光ドラム206と転写ドラム221とが
対向する画像転写領域Gには、やはりシート220の裏
に転写用帯電器225が配置されている。その下流にお
いて除電用帯電器226,227がシート220を挟ん
で配置され、その近傍のシートの幅方向中央部に記録紙
を分離するための分離部材、具体的には分離爪228、
内部変形用コロ229及び外部変形用コロ230が配設
されている。更に、下流側にはシートの記録紙保持面を
クリーニングするためのブラシローラ231及びコロナ
放電器あるいはブラシ式除電器232、そしてシート表
面の非画像域をクリーニングするためのスクレーパー2
33が設けられている。
【0071】定着ユニット205は、内部にハロゲンヒ
ーターなどの熱源を備えた定着ローラ234と、そのロ
ーラ234に加圧される加圧ローラ235(このローラ
にも熱源を備える場合もある)、及び上記ローラ対23
4,235のニップ部へ記録紙を導くための搬送ベルト
236と入口ガイド237、また、上記ローラ対23
4,235から排出されてきた記録紙をさらに装置外部
に導き出すための排紙ローラ238などから成る。
【0072】図示しない制御ユニットは、上記各ユニッ
ト内の機構の動作を制御するための制御基板やモーター
ドライブ基板などから成る。
【0073】次に、装置の動作に即して説明を加える。
【0074】画像形成動作開始信号が発せられると、ま
ずピックアップローラ212により、カセット211か
ら記録紙Pが1枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ
213によってその紙が給紙ガイド214の間を案内さ
れてレジストローラ215まで搬送される。その時レジ
ストローラは停止しており、紙先端はニップ部に突き当
たる。
【0075】その後、画像形成部が画像の形成を開始す
るタイミングに合わせてレジストローラ215は回転を
始める。この回転時期は、記録紙Pと感光ドラム206
上のトナー画像とが画像転写領域Gにおいてちょうど一
致するようにそのタイミングが設定されている。
【0076】記録紙Pが転写ドラム221の保持部に接
触すると、吸着用帯電器224からのコロナ放電の作用
により記録紙保持シート220上に静電吸着される(吸
着ローラ222は、負荷軽減のために普段は転写ドラム
221から離間しており、紙突入時のみ転写ドラム22
1に圧接される。
【0077】転写ドラム221は感光ドラム206に同
期して回転しており、記録紙Pはその上に保持されたま
ま画像転写領域Gまで搬送される。そこで、前述したプ
ロセスにより感光ドラム206上に形成されたトナー画
像が、転写用帯電器225によってその表面に転写され
た後、記録紙Pは分離部まで搬送される。
【0078】ここで1回で1色の画像が転写されるの
で、単色画像の場合は後述の動作により記録紙Pの分離
が行われるが、多色画像を形成する場合は分離動作がな
されずに転写ドラム221上に保持されたまま再び画像
転写領域Gまで搬送される。そして前画像の上に次のト
ナー画像がさらに転写されることになり、この行程を必
要回数繰り返す。(ブラシローラ239は転写ドラム2
21表面に対して接離可能に支持されており、上記多重
転写行程においては、離間している。)それが終了する
と、分離部において除電用帯電器226,227の作用
により記録紙Pと保持シート220間の吸着力が減じら
れ、その後に続く分離爪228などの動作によって記録
紙Pが転写ドラムから分離する。具体的に説明を加える
と、図9に示すように記録紙P先端が分離部に近づく
と、内部変形用コロ229が保持シート220を外に押
し出す。また分離爪228及び外部変形用コロ230が
シート220を内側に押し込むように変位する。すると
局部的にシート220の曲率が上がるために、その位置
で記録紙Pがシート220から分離される。
【0079】転写ドラム221から分離された記録紙P
は搬送ベルト236によって定着ローラ234まで搬送
され、入口ガイド237上を正確にそのニップ部まで案
内される。そしてローラ235の熱によってトナー画像
が定着される。その後、排紙ローラ238により記録紙
Pは機外に排出される。転写ドラム221の保持部とレ
ジストローラ215との距離は記録紙Pの長さ以下に設
定してある。
【0080】さて、上記機構はすべて装置本体を構成す
る枠体の前側板及び後側板の間に配設されている。ここ
で装置の枠体剛性をある程度保つために、それらの側板
に極力開口を設けないようにすることが望ましい。しか
し、搬送不良などが発生して装置動作が停止した場合に
装置内の紙を取り除く必要があり、前側板にはそのため
に手を差し込むスペース、即ち、開口を必ず設けなけれ
ばならない。
【0081】そこで本装置においては、給紙ガイド部2
14及び転写ドラム221の分離部の近傍に開口A,B
を設けている。これは、他と比べ搬送不良の発生頻度が
高い場所であることと、ユーザーが手を差し入れるスペ
ースを確保し易いことによる。また、作業性を向上させ
るために給紙ガイド214は通常動作位置(実線)から
二点鎖線位置へと退避可能に支持されている。
【0082】ここで転写ドラム221上の上記と異なる
位置に紙がある場合に、開口部まで紙を移動させなけれ
ばならない。そこで図8(B)に示すように転写ドラム
回転用ハンドル250を設けてある。ハンドル250に
はギヤ251を設けてあり、ギヤ251を転写ドラム2
21のギヤ252と結合することにより手動で転写ドラ
ム221を回転することができるような構成になってい
る。
【0083】さらに本装置においては、レジストローラ
215の一端のギヤ253がアイドラギヤ254を介し
てギヤ252へと連結されており、転写ドラム221の
回転駆動がレジストローラ215に伝達される。ただし
ギヤ253とローラ215とはクラッチ255とを介し
ており、それにより転写ドラム221が回転中はローラ
215は選択的に回転、停止が可能である。(ここでク
ラッチ255は電源OFFで入力側と出力側とが連結さ
れる構成になっている)。ギヤ252、254、253
及びクラッチ255等が本発明の連結機構である。
【0084】上記構成の装置において、何らかの原因に
よって記録紙Pの一方が転写ドラム221上に吸着さ
れ、もう一方がレジストローラ215に噛まれた状態で
停止した場合の対処の仕方について、次に述べる。ユー
ザーが装置本体の前扉を開けると電源がOFFされ、装
置の機能が停止する。その後、前側板の開口Aから記録
紙Pを取り出すためにハンドル250を図の反時計方向
に回転させて転写ドラム221を図8(B)の矢印方向
に逆転させる。
【0085】するとアイドラギヤ254を介してレジス
トローラ215も逆転し、紙Pが給紙側に戻される(こ
こで転写ドラム221とレジストローラ215の周速を
ほぼ同一になるようにギヤ比を設定してあるため、手動
回転させている間に紙が引っ張られ合うことがないよう
になっている)。そして、最後に開口Aから手を差し入
れて紙Pを機内から取り除く。
【0086】ここで構成上転写ドラムドラム221を逆
転させることが好ましくないような場合は、ハンドル2
50を時計方向に回転させてドラム221を正転させ、
記録紙Pを分離部近傍の開口Bまで送ってから外へ引き
出せば良い。ここで上記のような場合はハンドル250
に一方向クラッチを入れておけば、ユーザーの誤操作に
よるドラム221の逆転を防ぐことができる。
【0087】ここで吸着ローラ222について言及する
と、本実施例においては、搬送不良が検知されると転写
ドラム221から離間するように制御されている。これ
は、ジャム処理時に本ローラ222の負荷を転写ドラム
221などに作用させないようにするためである。ただ
し本発明はそれに限らず、例えば転写ドラムとギヤなど
で結合させた構成にしておいても良い。これにより転写
ドラムの手動回転に連動してローラが回転するために、
わざわざ転写ドラムから離間させなくても負荷の軽減を
図ることができる。
【0088】以上に述べた方式であれば、転写ドラム2
21を手動回転するとレジストローラ215が連動して
動作するため、記録紙保持シート220に余分な外力が
加わらず、変形や破壊などの心配がない。また、転写搬
送ユニット204の搬送不良であれば、その位置によら
ずハンドル2501つの回転動作で対処できるためユー
ザーの操作が単純であり、誤操作による機内破損などの
危険性も殆どなく、安全、確実な処理が可能になる。
【0089】さらに、転写ドラムとレジストローラ間に
連動機構を設けるだけでよいので、機構の複雑化や装置
の大型化を引き起こすことがなく、またコストアップも
殆どない。ここで、転写搬送ユニットの分離部から定着
ローラまでの距離を最大サイズ紙の長さよりも長くして
両者間で紙を引っ張り合うことがないように配置してあ
るため、定着側に本機構は必要ない。 (第二実施例)本発明を実施した他の実施例について、
図10により説明する。
【0090】本実施例においては、転写搬送ユニット2
04を感光ドラム206から接離可能に構成している。
これは、JAM処理時などに記録紙Pや記録紙保持シー
ト220と感光ドラム206との接触を避けて、感光ド
ラム206の表面を守るためである。
【0091】転写搬送ユニット204は、ユニット前側
板260、ユニット後側板261、ユニット前側板26
0、ユニット後側板261を連結した位置決め軸262
及びステー軸263などにより枠組みされ、前側板26
0、後側板261に転写ドラム221が回転可能に支持
された形で構成される。本ユニット204は、装置の前
側板及び後側板(不図示)に位置決め軸262を差し込
みあるいは引っかけることにより、本体に対して回転自
在に位置決め支持される。
【0092】また、本体側には、カム264が固着され
たカム軸265が回転可能に支持され、カム面はステー
軸263に接触している(不図示の機構でステー軸26
3はカム264側へ付勢されている)。その軸265の
一端に、本体からの駆動を伝達するためのギヤ266及
びバネクラッチ267が固定されていて、両者(及び不
図示のプランジャ)の協動によりカムが選択的に180
°づつ回転しては停止することができる。
【0093】このカム264の回転によりステー軸26
3が押されて、転写搬送ユニット204は位置決め軸2
62を中心に揺動する。そして上記カム264が停止す
る位相に合わせて、転写ドラム221が感光ドラム20
6に対して最も接近するポジション(図の二点鎖線、以
下動作位置と呼ぶ)と、最も離れたポジション(図の実
線、以下退避位置と呼ぶ)の2つのポジションをとるよ
うに構成されている。
【0094】一方転写ドラム221の一端部外周面に駆
動ギヤ252が結合されており、このギヤ252にはア
イドラギヤ254及びハンドルギヤ(不図示)が常に噛
み合っている。ハンドルギヤの軸の一端にハンドル25
0が固定されていて、それを回転させることで第一実施
例と同様に転写ドラム221を手動回転させることがで
きる。転写ユニット204の動作位置においては、ギヤ
252は感光ドラム206の外周面に結合されているギ
ヤ268と噛み合い、感光ドラム206の回転駆動が直
接転写ドラム221に伝達されるようになっている。
【0095】これにより、両者の間に駆動のタイミング
のズレや相対的な速度差が発生せず、画像の転写性能が
向上する。本位置では、アイドラギヤ254はレジスト
ローラ215の手動回転ギヤ253とは噛み合っていな
い。(レジストローラ215の他端には駆動ギヤ(不図
示)が結合され、それが本体側の駆動ユニットのギヤ
(不図示)に常時噛み合っている。よって、本実施例で
はレジストローラ215の駆動は本体側の駆動ユニット
から直接とられている。)一方転写ユニット204の退
避位置においては、感光ドラム206のギヤ268と転
写ドラム221のギヤ252とは離間しており、互いに
回転は伝達されない。また逆に、アイドラギヤ254と
レジスト手動回転ギヤ253とは噛み合うように構成さ
れている。
【0096】以上に述べた構成の他は前実施例と同様で
あり、説明を省略する。
【0097】さて、動作は以下のようになる。通常動作
時はまずカム264が所定位置まで回転することによっ
て転写ドラム221が動作位置となり、その他は前実施
例と同様なシーケンスで動作が行われる。
【0098】次に紙の搬送不良が発生した場合の動作及
び処置について述べると、一旦装置を停止させた後に
(不図示の)センサーにより転写ドラム221上の紙の
有無を検知する。そして紙がある場合は、カム264を
180°回転させて転写ユニット204を退避位置にす
る。その後搬送不良メッセージを装置の表示部に表示さ
せ、ユーザーに処理を促す。
【0099】ユーザーは前扉を開けてハンドル250を
いずれかの方向に手動回転させる。するとそれに伴い、
レジストローラ215も転写ドラム221の回転方向と
同方向に回転する。よって、万一レジストローラ215
と転写ドラム221の両方に渡って記録紙が停止してい
ても記録紙に余分な負荷を与える心配がなく、記録紙を
取り出す位置(開口A,B)まで安全に搬送することが
できる。必要な処理が終了してユーザーが前扉を閉める
と、装置の電源が復帰する。すると制御ユニットからの
信号によってカム264が180°回転し、転写ユニッ
ト204が再び動作位置に復帰する。
【0100】以上に述べた構成及び動作により、前記実
施例に加えて次のような効果が得られる。JAM処理時
に転写ドラム221と感光ドラム206とが離間してい
るため、記録紙が感光ドラムに接触してその表面を傷つ
ける危険性がない。またJAM処理に限らず、サービス
マンがメンテナンスや部品交換などを行う際にも、感光
ドラム206や記録紙保持シートなどを誤って傷つける
危険性も減少するため、その労力が減少する。 (第三実施例)本実施例ではさらに進んで、転写搬送ユ
ニットとレジストローラを一緒に装置の手前側に引き出
す構成とした。以下図11に詳しく説明する。図に示す
ように装置本体にはレール270が固定されており、レ
ール270上のスライド部材271の上に転写搬送ユニ
ット204及びレジストローラ215が載置されてい
る。転写搬送ユニット204は、本体の前側板272の
溝273及び後側板274の穴275にユニット位置決
め軸262が挿着されることで位置決めされる。
【0101】さらにユニットが本体に位置決めされた状
態では前実施例と同じように、カム軸265の回転によ
り転写ドラム221と感光ドラム206とが接離可能に
支持されている。ここで、両者が離間した位置にない場
合は転写搬送ユニットは手前に引き出せないようなスト
ッパー(不図示)が設けられている。これにより、引き
出す際に両者が擦れ合って傷を付ける危険性がない。そ
の他は第二実施例と同様に構成してある。
【0102】動作及びJAM時のユーザーの対処法は次
のようになる。通常動作時において転写搬送ユニット2
04部に紙搬送不良が発生すると、まずカム軸264が
回転して転写ドラム221と感光ドラム206とが離間
する(この状態ではギヤ268,252が離間し、一方
転写ドラム221のギヤ252とレジストローラ215
のギヤ253がアイドラギヤ254を介して結合されて
いる)。
【0103】そして装置表示部にメッセージを表示す
る。ユーザーはそれを見て次のように対処する。前扉を
開け、ハンドル250を持ってユニット204を手前に
引き出す。その後、後端がまだレジストローラ215に
保持されている記録紙があれば、一旦ハンドル250を
回して記録紙を前進させ、その後端をローラ215から
抜けさせた後に記録紙を転写ドラム221上から剥すよ
うにする。このように処置する理由は、もしレジストロ
ーラ215に紙が噛んでいる状態で手で引き抜こうとす
ると、記録紙が破れる可能性があるからである。記録紙
の除去が終了すると、ユニット204をスライドさせ装
置内に収納して、前扉を閉める。すると制御ユニットか
らの信号によってカム264が180°回転し、上記ユ
ニット204は再び動作位置に復帰する。
【0104】ここで本構成で注意すべきことは、手前に
引き出すユニット204と装置内に残る搬送部との間に
渡って記録紙が存在する場合は、ユニット204を引き
出すわけにいかない(紙が破れる可能性があるため)。
そこで、その受渡し部近傍に紙有無センサーを設け、そ
の検知結果によって引き出す処置を行わせるか否かのメ
ッセージを表示することが必要である。
【0105】以上に述べた構成により、次のような効果
がある。ユニット204を引き出すことにより転写ドラ
ム221の周りが大きく開放されるのでユーザーの紙を
取り除く作業が非常に容易になる。またその後の確認も
行い易く処理が確実になる。
【0106】ここで、JAM処理に用いられるハンドル
250を転写搬送ユニット204側に設けた構成で説明
してきたが、これがレジストローラ215側にあっても
発明の効果は同様である。
【0107】また、これまで画像形成部までの搬送手段
を転写ドラム221で説明してきたが、本発明はそれに
限るものではなく、例えば複数のローラ間に巻回された
無端ベルトであってもよい。さらに上記搬送手段に紙を
送り込む搬送ローラとしてレジストローラで述べてきた
が、やはりこれに限らず上記搬送手段までの紙パス長が
記録紙の長さ以内の位置にあるローラであれば同様の効
果が得られることは言うまでもない。その他、画像形成
手段も電子写真方式に限らず、インクジェット方式や熱
転写方式など、記録紙搬送の機構が必要な装置であれば
いかなるものであっても良い。 〔第三発明〕本発明が有効に使われる画像形成装置の動
作説明を図12にて行なう。301は原稿圧板で原稿3
02を原稿ガラス303に押しつける。原稿302は照
明ランプ304にて照明され、速度vで移動する第1ミ
ラー305と、速度v/2で移動する第2ミラー306
とレンズ307によって撮像素子308に光像を結ぶ。
撮像素子308の信号は画像処理部309を経てレーザ
スキャナ310に入力される。
【0108】複写紙320は給紙ローラ321にて最上
紙がピックアップされ、次いで下レジローラ322にて
送られ、下ガイド323を通ってレジストローラ324
によって適当なタイミングで送られる。その後、ガイド
325を通って吸着帯電器327と吸着ローラ326に
より円筒状の樹脂フィルムで構成された図示矢印方向に
回転する転写ドラム328に静電的に吸着する。
【0109】一方画像形成ドラム311は図示の矢印方
向に回転し、一次帯電器312にて均一に帯電される。
なお、一次帯電器の背面にはイオン化した空気やオゾン
等が、画像形成ドラム311の劣化を早めないように空
気抜きのファンもしくはダクトが設けられている。
【0110】均一に帯電した画像形成ドラム311に対
し、レーザスキャナ310によってミラー313,31
4をへて画像書き込み部315の位置で画像形成ドラム
311上に画像が書き込まれ、静電潜像が形成される。
静電潜像はマゼンタ現像器316で、マゼンタ色のトナ
ーにて顕像化され、転写ドラム328に吸着している複
写紙320に対し転写帯電器329によって転写され
る。同様な工程によって、シアン現像器317、イエロ
ー現像器318、ブラック現像器319、による計4色
のトナーを同一の複写紙320上に転写する。
【0111】次いで外除電器331、内除電器330に
て、転写ドラム328、複写紙320の除電を行い、押
し上げローラ332にて転写ドラム328の樹脂フィル
ムを押しあげるとともに、分離爪333を樹脂フィルム
に押しつけて静電的に吸着している複写紙320を剥離
する。
【0112】次いで複写紙はローラ335に懸架された
搬送ベルト334にて入り口ガイド336に送られる。
搬送ベルト334による複写紙320の搬送を安定させ
る目的で吸引ファン336によって搬送ベルト334の
背面からエアーを引いている。
【0113】複写紙320は定着ローラ338と圧着ロ
ーラ337によってトナーを複写紙320上に定着しな
がら送られ、排紙ガイド340を通って排紙ローラ34
1によりトレイ342上に排出される。
【0114】尚、異なるサイズの用紙328dを使用す
る場合は、給紙ローラ329にて最上紙がピックアップ
され、次いで上ガイド331を通ってレジストローラ3
24によって適当なタイミングで送られる。手差しガイ
ド343を使う場合は、上レジローラ330に手差し用
紙を差し込み紙送りする。
【0115】図13は転写ドラム328の斜視図であ
る。転写ドラム328は枠体328aの周囲に転写シー
ト328bを貼り付けてなる。転写ドラム328の内部
には転写帯電器329を設けてある。複写紙320が極
端に薄い場合や、誤動作した場合は図示の如く転写シー
ト328bにピッタリ密着した状態で停止する。 (第一手段)図14(A),(B)は粘着テープ保持具3
50を示す斜視図,正面図である。保持具350は樹脂
等により一体的に成形したものである。保持具350は
板状の台部351を有し、台部351の一端側の面には
略円形のホルダ352を突出形成してある。
【0116】ホルダ352の一部には切込みによりフッ
ク部353を設けてある。フック部353はホルダ35
2の径方向に沿って弾性変形自在である。
【0117】台部351の他端側の面には円柱状のガイ
ド部としての変向部354を突出形成してある。変向部
354の外周面は、台部351の外周縁よりも外方へと
突出している。
【0118】また、台部351の中途部分の面には、略
三角形状の把持部355及び固定部としてのカッター部
356を設けてある。
【0119】上記構成において、粘着テープ357をロ
ール状に巻回したリール358は、ホルダ352へと回
転自在に装着される。粘着テープ357は粘着面359
と非粘着面360とを有し、引き出し部分は変向部35
4の外周面に掛け回されて折り返し、端部の粘着面35
9がカッター部356へと粘着固定される。
【0120】粘着テープ357はカッター部356で厚
さ方向に湾曲しており、粘着面359が外方へと突出し
ている。
【0121】複写紙320が(B)のように転写シート
328bへ密着してジャムした場合には、粘着テープ保
持具350を近づけ、粘着テープ357の湾曲部分の粘
着面359を複写紙320へ軽く接触させる。
【0122】すると、粘着面359の粘着力によって複
写紙320をつかむことができ、転写シート328bか
ら容易に剥してジャム処理を行なえる。従って、転写シ
ート328bを傷つけたり、変形させたりすることもな
く安全である。また、感光ドラムに複写紙が密着した場
合も同様にしてジャム処理すればよい。
【0123】なお、把持部353と粘着面359との粘
着を防ぐため、把持部353をポリエチレンやアセター
ル樹脂等の接着性の低い材質で成形することが好まし
い。
【0124】また、(B)に示すように把持部353付
近にコロ361を設けてもよい。
【0125】図15(A)はガイド部の他の実施例を示
す平面断面図である。ガイド部は台部351の面に設け
たピン362と、ピン362に回転自在に取り付けたロ
ーラ363とを有する。ローラ363はポリエチレンや
ナイロン等の柔らかい樹脂や、ゴム等により成形してあ
る。
【0126】このように構成してあればローラ363が
ころがるため、粘着テープ357の使用済部分の送り作
業を抵抗なく軽快に行なえる。また、転写シート感光ド
ラムに接触したままローラ363を転動でき、傷,変形
を防止できる。
【0127】このピン,ローラは二色成形やインサート
成形により台部と一体的に結合してもよい。 (第二手段)図15(B)は粘着具を示す。370は棒
状のホルダで、ホルダ370の一端側に把持部371を
設け、他端側には粘着部材としての両面粘着テープ37
2を取り付けてある。両面粘着テープ372は方形のク
ッション材373の両面に粘着面374を形成したもの
であり、剥離紙375を剥した後、一方の粘着面をホル
ダ370の表面に貼り付けた。そして他方の粘着面37
4は露出している。
【0128】また、ホルダ370の一端側にはゴムマグ
ネット376を設けてある。なお、上記両面粘着テープ
はクッション材のないものを使用してもよい。
【0129】上記構成の粘着具は、把持部371を手で
つかみ、粘着面374を複写紙に粘着させれば第一手段
と同様の効果を得られる。また、ホルダ370は棒状で
あるため狭い部位や熱部分(定着器付近)へも挿入でき
るし、安全にジャム処理を行なえる。
【0130】また、ゴムマグネット376により装置の
扉や側部に吸着させておくか、給紙カセット等に収容し
ておけば、トナー等の付着による粘着面374の粘着力
低下を防止できる。
【0131】図15(C)は上記粘着具の保管状態を示
す。粘着具は包装袋377内へと密封されている。これ
は、通常画像形成装置のジャムは1000分の1以下で
あり、転写シートや感光ドラムにしっかりと巻き付いて
ジャムする場合は更にその10分の1以下の為、例に1
回の使用ですてたりしなくても装置1台に付数個を添付
しておけば充分であるからである。粘着面374は剥離
紙375にておおわれた状態で密封されており、密封包
装を破いて取り出せば、剥離紙を剥すのみで、いつでも
使用でき、粘着力の低下を気にせずに保管できる。
【0132】
【発明の効果】
〔第一発明〕検知手段は画像保持手段に付着した転写材
を光電的に検知するため、画像保持手段の摩耗,破損が
なく、良好な画像が形成される。
【0133】また、従来のように画像保持手段の現像剤
の集積,飛散もなく、転写材が汚れない。
【0134】更に、転写部の下流側で転写材を検知する
ため、重送された転写材のうちの一枚が画像保持手段に
付着した場合でも、これを検知できる。
【0135】更にまた、検知手段画像濃度の検知と機能
を兼備したものであるため、格別の構成はなく、コンパ
クトで小型、製造コストの低減を実現できる。 〔第二発明〕第一,第二搬送手段の双方に保持されたシ
ートを、単一の手動動作により保持力を解除できる。従
って、第一,第二搬送手段に負荷が加わることもない
し、シートの破れもない。また、動作が単一でよく除去
作業性が向上する。更に、装置が小型化できコスト低減
を実現できる。 〔第三発明〕 (第一手段)粘着テープの粘着面を物品に粘着すること
により確実に物品を保持でき、周辺を傷付けたり変形し
たりすることもなく、処理を安全に行なえる。 (第二手段)把持部を手でつかんで粘着面を物品に粘着
することにより、確実に物品を保持でき、周辺を傷付け
たり変形したりすることなく安全に処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明を適用したカラー方式の電子写真装置
の略示的構成図。
【図2】(A),(B)は図1で用いた転写ドラムの構成
を示す斜視図。
【図3】(A),(B)は図1における転写材の分離動作
を説明する図。
【図4】感光ドラム表面における出力画像濃度と検知手
段の出力との関係を示すグラフ。
【図5】第一発明の他の実施例を示す略示的構成図。
【図6】第一発明を白黒複写機に適用した実施例の略示
的構成図。
【図7】第二発明を複写機の記録紙搬送系に適用した場
合の全体構成の正面断面図。
【図8】(A)は図7で用いる転写ドラムの斜視図、
(B)は図7で用いる転写ドラムとレジストローラとの
作動連結機構の斜視図。
【図9】(A),(B)は図7における分離爪の動作を示
す部分的正面図。
【図10】図7の転写ドラムを感光ドラムに対して接離
自在にした実施例の斜視図。
【図11】図10の転写ドラムを装置本体の正面側へと
引出し自在にした実施例の斜視図。
【図12】第二発明を使用するカラー画像形成装置の正
面断面図。
【図13】図12の転写ドラムの斜視図。
【図14】(A),(B)は第三発明の第一手段に係る粘
着テープ保持具の斜視図,正面図。
【図15】(A)は第一手段の粘着テープ保持具の他の
実施例の部分的平面断面図、(B)は第二手段の粘着具
の斜視図、(C)は(B)の粘着具の包装状態の断面
図。
【図16】第一従来例を示す略示的構成図。
【図17】第二従来例を使用した複写機の正面断面図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(画像保持手段) 8a 発光部(検知手段) 8b 受光部(検知手段) 9 転写ドラム(転写材保持手段) A 転写部 P 転写材 215 レジストローラ(第一搬送手段) 204 転写搬送ユニット(第二搬送手段) 252,253 ギヤ(連動機構) 254 アイドルギヤ(連動機構) P 記録紙(シート) 350 粘着テープ保持具 357 粘着テープ 360 非粘着面 359 粘着面 354 変向部(ガイド部) 352 ホルダ 370 ホルダ 371 把持部 372 両面粘着テープ(粘着部材)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤による画像を保持した状態で移動
    する画像保持手段と、前記画像を転写材に転写するため
    の転写手段との間に、転写材が通過する転写部を形成
    し、前記画像保持手段の近傍に、画像保持手段の画像濃
    度を検知する検知手段を設けた画像形成装置において、 前記検知手段は、前記転写部よりも移動方向下流側にお
    ける画像濃度を光電的に検知する構成であり、該検知手
    段は画像保持手段に付着した転写材を検知する機能を兼
    備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像保持手段は、検知手段が転写材
    を検知した場合には停止する構成である請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像保持手段にサンプル画像を形成
    するサンプル画像形成手段と、前記検知手段が検知した
    サンプル画像の濃度に基づいて画像保持手段への画像形
    成条件を決定する制御手段とを設けた請求項1または2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像剤による画像を保持した状態で移動
    する画像保持手段と、前記画像を転写する転写材を保持
    した状態で移動する転写材保持手段との間に、転写材が
    通過する転写部を形成し、前記画像保持手段の近傍に、
    画像保持手段の画像濃度を検知する検知手段を設けた画
    像形成装置において、 前記検知手段は、前記転写部よりも移動方向下流側にお
    ける画像濃度を光電的に検知する構成であり、該検知手
    段は画像保持手段に付着した転写材を検知する機能を兼
    備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写材保持手段は、枠体と、枠体に
    取り付けたシート状の支持部材とを有し、前記検知手段
    は支持部材の位置をも検知可能である請求項4記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写材保持手段は内部中空に構成し
    てあり、前記検知手段を転写材保持手段の内部に配置し
    た請求項4または5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像保持手段及び前記転写材保持手
    段はドラム形状であり、前記画像保持手段の表面の曲率
    は前記転写材保持手段の曲率よりも小さいかまたは等し
    い請求項4または5または6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写材保持手段は一対のリング状部
    材と、一対のリング状部材を連結する連結部材と、一対
    のリング状部材間に亘って取り付けた透明性シートとを
    有する請求項6または7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 シートを保持し、かつ保持したシートを
    搬送すべく作動する第一搬送手段と、第一搬送手段によ
    って搬送されるシートを保持し、かつ保持したシートを
    搬送すべく作動する第二搬送手段とを有し、第一搬送手
    段の保持部と第二搬送手段の保持部との距離を、シート
    の搬送方向の寸法以下に設定してなるシート搬送装置に
    おいて、 前記第一搬送手段及び第二搬送手段を手動で作動自在な
    構成とし、シートを所定方向に搬送すべく一方の搬送手
    段を手動で作動した際に、同方向にシートを搬送するよ
    うに他方の搬送手段を連動して作動させる連動機構を設
    けたことを特徴とするシート搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記第一搬送手段と第二搬送手段との
    搬送速度は略同一である請求項9記載のシート搬送装
    置。
  11. 【請求項11】 ロール状に巻回された粘着テープを保
    持するホルダと、ホルダから引き出した粘着テープを厚
    さ方向に湾曲させて粘着面を所定方向に突出させるガイ
    ド部と、粘着テープの引き出し端を固定する固定部とを
    有することを特徴とする粘着テープ保持具。
  12. 【請求項12】 棒状のホルダを設け、ホルダの一端側
    に把持部を形成し、ホルダの他端側に粘着面を露出した
    粘着部材を取り付けたことを特徴とする粘着具。
  13. 【請求項13】 前記粘着部材は両面に粘着面を形成し
    た両面粘着テープであり、両面粘着テープの一方の粘着
    面をホルダに粘着し、他方の粘着面を露出した請求項1
    2記載の粘着具。
JP4274877A 1992-09-21 1992-09-21 画像形成装置及びシート搬送装置及び粘着テープ保持具及び粘着具 Withdrawn JPH06102722A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5576819A (en) * 1994-10-19 1996-11-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Transfer element detect device

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