JPH06102347B2 - ダイスライド式射出成形用型構造 - Google Patents
ダイスライド式射出成形用型構造Info
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- JPH06102347B2 JPH06102347B2 JP1279491A JP1279491A JPH06102347B2 JP H06102347 B2 JPH06102347 B2 JP H06102347B2 JP 1279491 A JP1279491 A JP 1279491A JP 1279491 A JP1279491 A JP 1279491A JP H06102347 B2 JPH06102347 B2 JP H06102347B2
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0053—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
- B29C45/006—Joining parts moulded in separate cavities
- B29C45/0062—Joined by injection moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/50—General aspects of joining tubular articles; General aspects of joining long products, i.e. bars or profiled elements; General aspects of joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; General aspects of joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
- B29C66/51—Joining tubular articles, profiled elements or bars; Joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; Joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
- B29C66/54—Joining several hollow-preforms, e.g. half-shells, to form hollow articles, e.g. for making balls, containers; Joining several hollow-preforms, e.g. half-cylinders, to form tubular articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイスライド式射出
成形用型構造に関し、特に毎回の射出量を一定にできる
ようにした構造に関する。
成形用型構造に関し、特に毎回の射出量を一定にできる
ようにした構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂製品を製造する場合、一般にブ
ロー成形法又は射出成形法が採用されている。
ロー成形法又は射出成形法が採用されている。
【０００３】例えば、ブロー成形法で中空製品を製造す
る場合、アキュムレータヘッドによって溶融樹脂を円筒
状のパリソンとして押出し成形し、パリソンの両側を金
型によって挟み付け、内部にエアーを吹き込んで中空製
品を成形するのが一般的であるが、この場合、金型に起
因して製品の上下に比較的大きなバリができ、又製品に
エアー吹き込み用のノズル孔が残って完全密閉された中
空品が得られず、さらには均一な肉厚に製造し難いとい
う不具合がある。
る場合、アキュムレータヘッドによって溶融樹脂を円筒
状のパリソンとして押出し成形し、パリソンの両側を金
型によって挟み付け、内部にエアーを吹き込んで中空製
品を成形するのが一般的であるが、この場合、金型に起
因して製品の上下に比較的大きなバリができ、又製品に
エアー吹き込み用のノズル孔が残って完全密閉された中
空品が得られず、さらには均一な肉厚に製造し難いとい
う不具合がある。
【０００４】他方、射出成形法で中空製品を製造する場
合、中空成形品を２つ割りにした左右の半割体を各々射
出成形し、両半割体を衝合わせて接合する方法が採用さ
れるが、この場合、完全密閉の中空製品、複雑な形状の
中空製品を上手く製造できるという利点がある。
合、中空成形品を２つ割りにした左右の半割体を各々射
出成形し、両半割体を衝合わせて接合する方法が採用さ
れるが、この場合、完全密閉の中空製品、複雑な形状の
中空製品を上手く製造できるという利点がある。
【０００５】例えば、特開昭６２−８７３１５号公報に
示されるように、固定型と可動型との間にスライド型を
設け、可動型及びスライド型を第１型締位置にして両者
の雌雄の型部分で形成されるキャビティ内に溶融樹脂を
射出して一対の半割体を製造し、次にスライド型をスラ
イドさせて可動型及びスライド型を第２型締位置に設定
し、半割体を衝合わせて衝合部に溶融樹脂を射出して両
半割体を接合するダイスライド射出成形方式が知られて
いる。
示されるように、固定型と可動型との間にスライド型を
設け、可動型及びスライド型を第１型締位置にして両者
の雌雄の型部分で形成されるキャビティ内に溶融樹脂を
射出して一対の半割体を製造し、次にスライド型をスラ
イドさせて可動型及びスライド型を第２型締位置に設定
し、半割体を衝合わせて衝合部に溶融樹脂を射出して両
半割体を接合するダイスライド射出成形方式が知られて
いる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来公
報記載のダイスライド射出成形方法では、一次射出によ
って左右の半割体を成形し、型スライド後の二次射出に
よって半割体の衝合部の接合を行うようにしているの
で、一次射出と二次射出とで射出樹脂量が大幅に異な
り、射出成形毎の射出量の調整が困難で、射出量の管理
が難しく、装置的にもその対応が困難であるという問題
があった。
報記載のダイスライド射出成形方法では、一次射出によ
って左右の半割体を成形し、型スライド後の二次射出に
よって半割体の衝合部の接合を行うようにしているの
で、一次射出と二次射出とで射出樹脂量が大幅に異な
り、射出成形毎の射出量の調整が困難で、射出量の管理
が難しく、装置的にもその対応が困難であるという問題
があった。
【０００７】この発明は、かかる点に鑑み、毎回の射出
量を一定にできるようにするとともに、毎回の射出毎に
１つの完成品を製造することができるようにしたダイス
ライド式射出成形用型構造を提供することを課題とす
る。
量を一定にできるようにするとともに、毎回の射出毎に
１つの完成品を製造することができるようにしたダイス
ライド式射出成形用型構造を提供することを課題とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そこで本発明に係るダイ
スライド式射出成形用型構造は、スライド方向に雌型部
と雄型部とを配した第１、第２のスライド型が相互にス
ライド自在に摺接して設けられる一方、第１、第２スラ
イド型に対応して雄型部と雌型部とを２列それぞれ配し
た非スライド型２０が設けられ、第１，第２スライド型
にはそれぞれを互いに独立して所定のピッチだけスライ
ドさせる駆動源が設けられ、第１，第２スライド型の各
摺接面には、第１、第２の型締位置まそれぞれにおいて
射出ノズルと同軸上に位置するスプルーを形成するため
の半割スプルーが複数個設けられ、第１、第２スライド
型と非スライド型との型割面には、一対の半割スプルー
によって形成されるスプルーから供給される溶融樹脂を
型合わせされた状態の各雌型部に供給するためのランナ
ーが形成されていることを要旨とする。
スライド式射出成形用型構造は、スライド方向に雌型部
と雄型部とを配した第１、第２のスライド型が相互にス
ライド自在に摺接して設けられる一方、第１、第２スラ
イド型に対応して雄型部と雌型部とを２列それぞれ配し
た非スライド型２０が設けられ、第１，第２スライド型
にはそれぞれを互いに独立して所定のピッチだけスライ
ドさせる駆動源が設けられ、第１，第２スライド型の各
摺接面には、第１、第２の型締位置まそれぞれにおいて
射出ノズルと同軸上に位置するスプルーを形成するため
の半割スプルーが複数個設けられ、第１、第２スライド
型と非スライド型との型割面には、一対の半割スプルー
によって形成されるスプルーから供給される溶融樹脂を
型合わせされた状態の各雌型部に供給するためのランナ
ーが形成されていることを要旨とする。
【０００９】ここで本発明に係る構造のダイスライド射
出成形用型を使用して射出成形を行う場合、第１、第２
の両スライド型の第１型締位置にて第１のスライド型と
非スライド型とで右半割体と左半割体とを一次射出する
とともに、第２のスライド型と非スライド型とで両半割
体を接合し、第１、第２の両スライド型を第２型締位置
にスライドさせ、第１のスライド型と非スライド型とで
左右の半割体を接合するとともに、第２のスライド型と
非スライド型とで右半割体と左半割体とを一次射出する
ようにする。
出成形用型を使用して射出成形を行う場合、第１、第２
の両スライド型の第１型締位置にて第１のスライド型と
非スライド型とで右半割体と左半割体とを一次射出する
とともに、第２のスライド型と非スライド型とで両半割
体を接合し、第１、第２の両スライド型を第２型締位置
にスライドさせ、第１のスライド型と非スライド型とで
左右の半割体を接合するとともに、第２のスライド型と
非スライド型とで右半割体と左半割体とを一次射出する
ようにする。
【００１０】
【作用】まず両スライド型が第１型締位置に設定され、
第１のスライド型の雌雄の型部と非スライド型の対応す
る雄雌の型部、第２のスライド型の雌型部と非スライド
型の雌型部とが各々型合わせされ、１つのノズルで樹脂
を第１、第２スライド型の摺接面間に形成されたスプル
ーに向けて射出すると、第１スライド型には上記スプル
ーに連通するランナーを経て各雌型に溶融樹脂が供給さ
れ、右半割体と左半割体とが成形され、又第２のスライ
ド型には上記スプルーに連通するランナーを経て溶融樹
脂が供給され、該第１のスライド型及び非スライド型の
両雌型部内にある右半割体と左半割体との衝合部に溶融
樹脂が供給されて両者が接合され、中空製品が製造され
る。
第１のスライド型の雌雄の型部と非スライド型の対応す
る雄雌の型部、第２のスライド型の雌型部と非スライド
型の雌型部とが各々型合わせされ、１つのノズルで樹脂
を第１、第２スライド型の摺接面間に形成されたスプル
ーに向けて射出すると、第１スライド型には上記スプル
ーに連通するランナーを経て各雌型に溶融樹脂が供給さ
れ、右半割体と左半割体とが成形され、又第２のスライ
ド型には上記スプルーに連通するランナーを経て溶融樹
脂が供給され、該第１のスライド型及び非スライド型の
両雌型部内にある右半割体と左半割体との衝合部に溶融
樹脂が供給されて両者が接合され、中空製品が製造され
る。
【００１１】次に型開きがなされて中空製品等がエジェ
クトされると、両スライド型が第１型締位置から第２型
締位置にスライドされ、型締めがなされると、上記の場
合とは逆に、第２のスライド型の雌雄の型部と非スライ
ド型の対応する雄雌の型部、第１のスライド型の雌型部
と非スライド型の雌型部とが各々型合わせされる結果、
第２のスライド型で左右の半割体が成形され、第１のス
ライド型で両半割体が接合されることとなる。
クトされると、両スライド型が第１型締位置から第２型
締位置にスライドされ、型締めがなされると、上記の場
合とは逆に、第２のスライド型の雌雄の型部と非スライ
ド型の対応する雄雌の型部、第１のスライド型の雌型部
と非スライド型の雌型部とが各々型合わせされる結果、
第２のスライド型で左右の半割体が成形され、第１のス
ライド型で両半割体が接合されることとなる。
【００１２】このように、第１、第２の型締位置のいず
れにおいても、左右の半割体の成形と、半割体の接合と
が同時に行われる結果、溶融樹脂の射出量は毎回一定と
なる。
れにおいても、左右の半割体の成形と、半割体の接合と
が同時に行われる結果、溶融樹脂の射出量は毎回一定と
なる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１４】図１ないし図５は本発明の一実施例による
ダイスライド式射出成形用型構造を示す。図１におい
て、射出成形機１のベッド１０上には取付フレーム１１
が設けられ、該取付フレーム１１にはダイスライド式の
金型２が支持され、又ベッド１０上には溶融樹脂の射出
機構３が金型２に対向して配設され、該射出機構３は溶
融樹脂を貯蔵するホッパー３０、溶融樹脂を射出するノ
ズル３１、加圧用シリンダ３２及びノズル３１を進退さ
せる駆動装置３３によって構成されている。
ダイスライド式射出成形用型構造を示す。図１におい
て、射出成形機１のベッド１０上には取付フレーム１１
が設けられ、該取付フレーム１１にはダイスライド式の
金型２が支持され、又ベッド１０上には溶融樹脂の射出
機構３が金型２に対向して配設され、該射出機構３は溶
融樹脂を貯蔵するホッパー３０、溶融樹脂を射出するノ
ズル３１、加圧用シリンダ３２及びノズル３１を進退さ
せる駆動装置３３によって構成されている。
【００１５】次に金型２の構造を詳細に説明すると、金
型２は可動型２０及び固定型２１間に第１、第２スライ
ド型２２Ａ、２２Ｂを図２、図３に示すように２つ並列
に配設して構成され、該両スライド型２２の型割面には
スライド方向に雌型部２２１及び雄型部２２２が形成さ
れ、又可動型２０の型割面には第１、第２スライド型２
２Ａ、２２Ｂの各雌雄の型部２２１、２２２に対応して
２列の雄型部２０２及び雌型部２０１が形成されてお
り、該雌雄の型部２０１、２０２、２２２、２２１が型
合わせされて製品の半割体を形成するキャビティを構成
する一方、２つの雌型部２０１と２２１とが型合わせさ
れて２つの半割体を相互に接合するためのキャビティを
構成するようになっている。
型２は可動型２０及び固定型２１間に第１、第２スライ
ド型２２Ａ、２２Ｂを図２、図３に示すように２つ並列
に配設して構成され、該両スライド型２２の型割面には
スライド方向に雌型部２２１及び雄型部２２２が形成さ
れ、又可動型２０の型割面には第１、第２スライド型２
２Ａ、２２Ｂの各雌雄の型部２２１、２２２に対応して
２列の雄型部２０２及び雌型部２０１が形成されてお
り、該雌雄の型部２０１、２０２、２２２、２２１が型
合わせされて製品の半割体を形成するキャビティを構成
する一方、２つの雌型部２０１と２２１とが型合わせさ
れて２つの半割体を相互に接合するためのキャビティを
構成するようになっている。
【００１６】第１、第２の半割スプルー２２３Ａ、２２
４Ａと２２３Ｂ、２２４Ｂがそれぞれ第１、第２スライ
ド型２２Ａ、２２Ｂのスライドストロークに等しいピッ
チで、かつ成形型部に対して半ピッチだけずらして設け
られ、図２で示す第１型締位置では、第１スライド型２
２Ａの第２半割スプルー２２４Ａと第２スライド型２２
Ｂとが合致して、１つのスプルー２１０を形成する一方
図３で示す第２型締位置では、第１スライド型２２Ａの
第１半割スプルー２２３Ａと第２スライド型２２Ｂの第
２半割スプルー２２４Ｂとが合致して、１つのスプルー
２１０を形成するようにする。
４Ａと２２３Ｂ、２２４Ｂがそれぞれ第１、第２スライ
ド型２２Ａ、２２Ｂのスライドストロークに等しいピッ
チで、かつ成形型部に対して半ピッチだけずらして設け
られ、図２で示す第１型締位置では、第１スライド型２
２Ａの第２半割スプルー２２４Ａと第２スライド型２２
Ｂとが合致して、１つのスプルー２１０を形成する一方
図３で示す第２型締位置では、第１スライド型２２Ａの
第１半割スプルー２２３Ａと第２スライド型２２Ｂの第
２半割スプルー２２４Ｂとが合致して、１つのスプルー
２１０を形成するようにする。
【００１７】上記のように、第１、第２型締位置のいず
れにおいても形成されるスプルー２１０の位置は不変で
あり、このスプルー２１０には、固定型２１側から、射
出ノズル３１（図１参照）により溶融樹脂を供給する。
また、第１、第２スライド型２２Ａ、２２Ｂの可動型と
の各型割面には、Ｌ字形、Ｔ字形のランナ２２５Ａ、２
２６Ａ；２２５Ｂ、２２６Ｂをそれぞれ、各半割スプル
ー２２３Ａ、２２４Ａ、２２３Ｂ、２２４Ｂを始点とし
て設けている。
れにおいても形成されるスプルー２１０の位置は不変で
あり、このスプルー２１０には、固定型２１側から、射
出ノズル３１（図１参照）により溶融樹脂を供給する。
また、第１、第２スライド型２２Ａ、２２Ｂの可動型と
の各型割面には、Ｌ字形、Ｔ字形のランナ２２５Ａ、２
２６Ａ；２２５Ｂ、２２６Ｂをそれぞれ、各半割スプル
ー２２３Ａ、２２４Ａ、２２３Ｂ、２２４Ｂを始点とし
て設けている。
【００１８】そして、図４に図２のＡ−Ａ線断面を示す
ように、第１型締位置では、Ｔ字形ランナ２２６Ａが可
動型２０の雌型部２０１と第１スライド型２２Ａの雌型
２２１に溶融樹脂を分配供給しうるようにサブマリンゲ
ート２２７、２２７をそれぞれ設けておき、第１スライ
ド型２２Ａ側で２つの半割体Ｗ，Ｗを同時成形できるよ
うにする。
ように、第１型締位置では、Ｔ字形ランナ２２６Ａが可
動型２０の雌型部２０１と第１スライド型２２Ａの雌型
２２１に溶融樹脂を分配供給しうるようにサブマリンゲ
ート２２７、２２７をそれぞれ設けておき、第１スライ
ド型２２Ａ側で２つの半割体Ｗ，Ｗを同時成形できるよ
うにする。
【００１９】また、図５に図２のＢ−Ｂ線断面を示すよ
うに、第１型締位置において、第２スライド型２２Ｂ側
では、可動型２０の雌型部２０１と第２スライド型２２
Ｂの雌型部２２１とが型合わせされており、Ｌ字形のラ
ンナ２２５Ｂは、サイドゲート２２８を介して衝合され
た２つの半割体Ｗ，Ｗに溶融樹脂を供給しうるようにな
っている。第２スライド型２２ＢのＴ字形ランナ２２６
Ｂと第１スライド型２２ＡのＬ字形ランナ２２５Ａも、
上記と同様、サブマリンゲート、サイドゲートによって
必要なときにつまり、第２型締位置において溶融樹脂を
供給することができるようになっている。
うに、第１型締位置において、第２スライド型２２Ｂ側
では、可動型２０の雌型部２０１と第２スライド型２２
Ｂの雌型部２２１とが型合わせされており、Ｌ字形のラ
ンナ２２５Ｂは、サイドゲート２２８を介して衝合され
た２つの半割体Ｗ，Ｗに溶融樹脂を供給しうるようにな
っている。第２スライド型２２ＢのＴ字形ランナ２２６
Ｂと第１スライド型２２ＡのＬ字形ランナ２２５Ａも、
上記と同様、サブマリンゲート、サイドゲートによって
必要なときにつまり、第２型締位置において溶融樹脂を
供給することができるようになっている。
【００２０】さらに、上記金型２にはその両スライド型
２２を各々スライドさせるダイスライド用シリンダ２３
が設けられ、又可動型２０を開閉する型開閉用シリンダ
２４が設けられている。
２２を各々スライドさせるダイスライド用シリンダ２３
が設けられ、又可動型２０を開閉する型開閉用シリンダ
２４が設けられている。
【００２１】次に製造方法について説明する。中空製品
を製造する場合、まず両スライド型２２が図２に示す第
１型締位置に設定され、可動型２０が型開閉用シリンダ
２４によって前進されると、図２上側のスライド型２２
の雌雄の型部２２１、２２２と可動型２０の雄雌の型部
２０２、２０１とが図４に示すように型合わせされて半
割体Ｗの形状のキャビティが形成され、又図２下側のス
ライド型２２の雌型部２２１と可動型２０の雌型部２０
１とが図５に示すように各々型合わせされ、左右の半割
体Ｗが衝合される。
を製造する場合、まず両スライド型２２が図２に示す第
１型締位置に設定され、可動型２０が型開閉用シリンダ
２４によって前進されると、図２上側のスライド型２２
の雌雄の型部２２１、２２２と可動型２０の雄雌の型部
２０２、２０１とが図４に示すように型合わせされて半
割体Ｗの形状のキャビティが形成され、又図２下側のス
ライド型２２の雌型部２２１と可動型２０の雌型部２０
１とが図５に示すように各々型合わせされ、左右の半割
体Ｗが衝合される。
【００２２】次に駆動装置３３が作動されてノズル３１
が前進され、加圧シリンダ３２が作動されてホッパー３
０内の溶融樹脂が射出される。すると溶融樹脂がスプル
ー２１０、Ｔ字形ランナ２２６Ａ及びサブマリーンゲー
ト２２７、２２７を経て第１のスライド型２２Ａのキャ
ビティに注入されて左右の半割体Ｗ，Ｗが製造され、又
同時にスプルー２１０、Ｌ字形ランナー２２５Ｂ及びサ
イドゲート２２８を経て第２のスライド型２２Ｂのキャ
ビティに注入されて左右の半割体Ｗの衝合部が接合され
て中空製品が製造され、成形が終了すると、ノズル３１
が後退されるとともに、型開閉用シリンダ２４が作動し
て可動型２０が開かれ、製造された中空製品がエジェク
トされる。
が前進され、加圧シリンダ３２が作動されてホッパー３
０内の溶融樹脂が射出される。すると溶融樹脂がスプル
ー２１０、Ｔ字形ランナ２２６Ａ及びサブマリーンゲー
ト２２７、２２７を経て第１のスライド型２２Ａのキャ
ビティに注入されて左右の半割体Ｗ，Ｗが製造され、又
同時にスプルー２１０、Ｌ字形ランナー２２５Ｂ及びサ
イドゲート２２８を経て第２のスライド型２２Ｂのキャ
ビティに注入されて左右の半割体Ｗの衝合部が接合され
て中空製品が製造され、成形が終了すると、ノズル３１
が後退されるとともに、型開閉用シリンダ２４が作動し
て可動型２０が開かれ、製造された中空製品がエジェク
トされる。
【００２３】こうして型開き及びエジェクトが終了する
と、両スライド型２２Ａ、２２Ｂが第１型締位置から図
３に示す第２型締位置にスライドされ、型締めがなされ
ると、今度は上記の場合とは逆に、第２のスライド型２
２Ｂの雌雄の型部２２１、２２２と可動型２０の対応す
る雄雌の型部２０２、２０１が図４に示すように型合わ
せされ、又第１のスライド型２２Ａの雌型部２２１と可
動型２０の雌型部２０１とが図５に示すように型合わせ
され、後は上記と同様に溶融樹脂が射出されて左右の半
割体Ｗと中空製品とが製造される。
と、両スライド型２２Ａ、２２Ｂが第１型締位置から図
３に示す第２型締位置にスライドされ、型締めがなされ
ると、今度は上記の場合とは逆に、第２のスライド型２
２Ｂの雌雄の型部２２１、２２２と可動型２０の対応す
る雄雌の型部２０２、２０１が図４に示すように型合わ
せされ、又第１のスライド型２２Ａの雌型部２２１と可
動型２０の雌型部２０１とが図５に示すように型合わせ
され、後は上記と同様に溶融樹脂が射出されて左右の半
割体Ｗと中空製品とが製造される。
【００２４】以上のような本実施例のダイスライド射出
成形用型構造では、スライド型２２を２つ並列に組合
せ、１回の射出で左右の半割体Ｗをの成形するととも
に、半割体Ｗの接合を行うようにしたので、１回に射出
される溶融樹脂量を毎回一定にでき、従来のような射出
量の煩雑な調整を不要とできる。
成形用型構造では、スライド型２２を２つ並列に組合
せ、１回の射出で左右の半割体Ｗをの成形するととも
に、半割体Ｗの接合を行うようにしたので、１回に射出
される溶融樹脂量を毎回一定にでき、従来のような射出
量の煩雑な調整を不要とできる。
【００２５】また、本実施例のダイスライド射出成形用
型構造では、１回の型締め型開き作業によって中空製品
が１つでき、従来のような２回の型締め型開き作業で１
つの製品を製造する場合に比して作業性を大幅に向上で
きる。
型構造では、１回の型締め型開き作業によって中空製品
が１つでき、従来のような２回の型締め型開き作業で１
つの製品を製造する場合に比して作業性を大幅に向上で
きる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るダイスライ
ド射出成形用型構造によれば、雌型部及び雄型部を有す
るスライド型が２つ並列に設け、スライド型の第１位置
において１回の射出によって一方のスライド型で左右の
半割体を成形するとともに他方のスライド型で半割体を
接合し、スライド型を第２位置にスライドさせ、１回の
射出によって他方のスライド型で左右の半割体を成形す
るとともに一方のスライド型で半割体を接合するように
したので、毎回の溶融樹脂の射出量を一定にでき、しか
も１回の型締め及び型開きによって製品を１つ製造で
き、生産性を向上できる効果がある。
ド射出成形用型構造によれば、雌型部及び雄型部を有す
るスライド型が２つ並列に設け、スライド型の第１位置
において１回の射出によって一方のスライド型で左右の
半割体を成形するとともに他方のスライド型で半割体を
接合し、スライド型を第２位置にスライドさせ、１回の
射出によって他方のスライド型で左右の半割体を成形す
るとともに一方のスライド型で半割体を接合するように
したので、毎回の溶融樹脂の射出量を一定にでき、しか
も１回の型締め及び型開きによって製品を１つ製造で
き、生産性を向上できる効果がある。
【図１】 本発明の一実施例による構造のダイスライド
射出成形用型を備えた射出成形機を示す概略構成図であ
る。
射出成形用型を備えた射出成形機を示す概略構成図であ
る。
【図２】 第１の型締位置における上記ダイスライド射
出成形用型構造を示す平面構成図である。
出成形用型構造を示す平面構成図である。
【図３】 第２の型締位置における上記ダイスライド射
出成形用型構造を示す平面構成図である。
出成形用型構造を示す平面構成図である。
【図４】 図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】 図２のＢ−Ｂ線断面図である。
２０ 可動型 ２０１ 雌型部 ２０２ 雄型部 ２２Ａ、２２Ｂ 第１、第２スライド型 ２２１ 雌型部 ２２２ 雄型部 ２１０ スプルー、 ２２３Ａ、２２４Ａ、２２３Ｂ、２２４Ｂ 半割スプル
ー ２２５Ａ、２２６Ａ、２２５Ｂ、２２６Ｂ ランナ。
ー ２２５Ａ、２２６Ａ、２２５Ｂ、２２６Ｂ ランナ。
Claims (2)
- 【請求項１】 スライド方向に雌型部と雄型部とを配し
た第１、第２のスライド型が相互にスライド自在に摺接
して設けられる一方、第１、第２スライド型に対応して
雄型部と雌型部とを２列それぞれ配した非スライド型２
０が設けられ、第１，第２スライド型にはそれぞれを互
いに独立して所定のピッチだけスライドさせる駆動源が
設けられ、第１，第２スライド型の各摺接面には、第
１、第２の型締位置それぞれにおいて射出ノズルと同軸
上に位置するスプルーを形成するための半割スプルーが
複数個設けられ、第１、第２スライド型と非スライド型
との型割面には、一対の半割スプルーによって形成され
るスプルーから供給される溶融樹脂を型合わせされた状
態の各雌型部に供給するためのランナーが形成されてい
ることを特徴とするダイスライド式射出成形用型構造。 - 【請求項２】 両スライド型の第１型締位置にて第１の
スライド型の雌雄の型部と非スライド型２０の対応する
雄雌の型部とを型合わせして右半割体と左半割体とを一
次射出するとともに、第２のスライド型２２の雌型部と
非スライド型の対応する雌型部とを型合わせして両半割
体Ｗを接合し、両スライド型２２を第２型締位置にスラ
イドさせ、第１のスライド型の雌型部と非スライド型の
対応する雌型部とを型合わせして左右の半割体Ｗを接合
するとともに、第２のスライド型の雌雄の型部と非スラ
イド型の対応する雄雌の型部とを型合わせして右半割体
と左半割体とを一次射出するようにしたことを特徴とす
る請求項１記載のダイスライド式射出成形用型構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1279491A JPH06102347B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | ダイスライド式射出成形用型構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1279491A JPH06102347B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | ダイスライド式射出成形用型構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04331123A JPH04331123A (ja) | 1992-11-19 |
| JPH06102347B2 true JPH06102347B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=11815305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1279491A Expired - Fee Related JPH06102347B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | ダイスライド式射出成形用型構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102347B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3368203B2 (ja) * | 1998-06-02 | 2003-01-20 | ジー・ピー・ダイキョー株式会社 | 合成樹脂製中空体の製造方法及びその装置 |
| JP3544965B2 (ja) * | 2001-10-03 | 2004-07-21 | 株式会社日本製鋼所 | 射出成形方法および射出成形用金型 |
| JP3705225B2 (ja) | 2002-02-22 | 2005-10-12 | トヨタ紡織株式会社 | 合成樹脂製中空成形体の製造装置及び製造方法 |
| JP3778127B2 (ja) * | 2002-05-10 | 2006-05-24 | 株式会社デンソー | 樹脂中空製品の成形方法および成形用金型 |
| US7291302B2 (en) | 2003-07-28 | 2007-11-06 | Toyoda Boshoku Corporation | Manufacturing method for synthetic resin hollow molded body |
| JP4616037B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2011-01-19 | 株式会社ミツバ | 成形装置における位置決め装置 |
-
1991
- 1991-01-08 JP JP1279491A patent/JPH06102347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04331123A (ja) | 1992-11-19 |
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