JP3000537B2 - 合成樹脂成形品の成形方法 - Google Patents

合成樹脂成形品の成形方法

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JP3000537B2
JP3000537B2 JP20015792A JP20015792A JP3000537B2 JP 3000537 B2 JP3000537 B2 JP 3000537B2 JP 20015792 A JP20015792 A JP 20015792A JP 20015792 A JP20015792 A JP 20015792A JP 3000537 B2 JP3000537 B2 JP 3000537B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも射出シリン
ダ装置と射出ノズルとを備えた射出機を使用して、合成
樹脂成形品を成形する、合成樹脂成形品の成形方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機あるいは射出機は、文献名を
挙げるまでもなく従来周知であり、一般に射出シリンダ
装置と、該射出シリンダ装置から射出される溶融樹脂を
金型に射出する射出ノズルとから概略構成されている。
射出シリンダ内には回転駆動されると共に、軸方向にも
駆動されるスクリュが設けられている。したがって、概
略次のようにして合成樹脂成形品を得ることができる。
すなわちスクリを回転駆動すると、ホッパから投入さ
れた樹脂材料は、スクリュの回転による移送作用によ
り、スクリュの溝に沿って前方に送られる。このとき射
出シリンダ外部からのヒータによる加熱と、スクリュの
回転による剪断作用や摩擦による発熱により、溶融・混
練されスクリュの先端部に送られる。先端部に送られる
と、その樹脂圧によりスクリュは後退する。所定量後退
すると、例えばこれをリミットスイッチが検知してスク
リュの回転は停止する。このようにして射出シリンダの
先端部に所定量の計量された溶融樹脂が蓄積される。そ
こで、金型を締めそして射出ノズルが金型にタッチする
まで前進させ、溶融樹脂を金型のキャビティに向けて射
出する。続いてゲートが封止されるまで保圧する。ゲー
トが封止されると、スクリュが駆動され、前述したよう
にして溶融樹脂が蓄積される。金型が開かれ、エジェク
トロッドが前進して合成樹脂成形品が取り出される。
【0003】合成樹脂製の中空成形品の製造方法として
は、中空成形機による製造法と、射出成形機による製造
法とが知られている。射出成形機により中空成形品を製
造する場合は、1次成形において中空成形品を二つ割の
半中空成形品あるいは分割体として成形し、2次成形に
おいてその分割面を突き合わせ、そして加熱あるいは溶
着して1個の中空成形品を製造している。この射出成形
機の製造法によると、完全に密封された中空成形品を作
ることができると共に、均一な肉厚の中空成形品を作る
こともできる。また複雑な形状にも対処できる等の利点
もある。しかしながら自動化が困難で、量産する方法に
は適さないと言われていた。そこで、本出願人には特開
昭62ー87315号により量産に適した中空成形品の
製造方法を提供した。この方法の実施には、一組の金型
が使用される。その一方の金型には分割体の一方を成形
するための雄型と雌型とが設けられ、そして他方の金型
には分割体の他方を成形するための雌型と雄型とが設け
られている。この一組の金型を使用して一対の分割体を
成形し、そしてこれらの分割体の接合面を突き合わせた
後、突き合わせ面の周縁に溶融樹脂を射出して一体化し
て中空成形品を得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の射出成形機によ
っても、前述したようにスペックの合成樹脂の成形品を
製造するときは、格別問題はないが、スペック以上の容
量の大きい成形品を成形する場合には問題が生じる。す
なわち射出機の容量が不足する場合は、何らかの対策が
必要で、例えば2回に分けて可塑化し、そして射出する
ことになるが、再度溶融混練するためには所定時間かか
り、1サイクル当たりの時間が長くなると共に、前回射
出した樹脂に新たに比較的高温の樹脂を射出することに
なり、樹脂温度の差によるウエルドマークが着くことが
考えられる。容量不足を補うために、射出シリンダを並
列的に2個設けることも考えられるが、2個設けると、
運転が複雑になり、またコスト高になり、おおよそ実施
できないものである。
【0005】また、本出願人が提案した中空成形品を得
る上記方法によると、一方の金型を他方の金型に対して
スライドあるいは回転させて一対の分割体を突き合わ
せ、そして溶融樹脂を射出することにより、中空成形品
を得ることができるので、各工程が自動化でき中空成形
品を量産できるという利点がある。また一対の分割体が
射出成形により成形されるので、複雑な形状の中空成形
品も製造できる等の特徴も有する。このように、数々の
利点を有し格別に問題点はないが、改良すべき点もあ
る。すなわち一対の分割体を成形する一次成形時には比
較的多量の樹脂を射出するので問題はないが、一次成形
で得られた分割体の接合部を溶着する二次成形時には、
溶融樹脂の射出量は少なくてすむので、容量の大きい一
次成形用の射出シリンダでは、射出量、射出圧等の微調
整が困難になる。本発明は、上記したような問題点を改
良すべく提案されたものであって、スペックより容量の
大きい成形品を安価にしかも簡単に成形できると共に、
例えば中空成形品を、その分割体を損傷すること無く成
形することのできる合成樹脂成形品の成形方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、射出シリンダ装
置と射出ノズルとの間に比較的容量の小さい補助シリン
ダ装置を有する射出機を使用して、金型に溶融樹脂を射
出して樹脂成形品を成形するときに、初めに補助シリン
ダ装置から射出し、次いで射出シリンダ装置から射出し
て樹脂成形品を成形するように構成され、請求項2記載
の発明は、射出シリンダ装置と射出ノズルとの間に比較
的容量の小さい補助シリンダ装置を有する射出機を使用
して、初めに射出シリンダ装置から溶融樹脂を射出して
複数個の半中空成形品を、それぞれが接合端部を有する
ように成形し、次いで前記半中空成形品の接合端部の縁
周部に、前記補助シリンダ装置から溶融樹脂を射出し
て、前記半中空成形品の接合端部の縁周部を互いに溶着
あるいは結合するように構成される。
【0007】
【作用】スペックより容量の大きい成形品も安価に成形
するときは、射出シリンダ装置と射出ノズルとの間に比
較的容量の小さい補助シリンダ装置を有する射出機を使
用して、初めに補助シリンダ装置から射出し、次いで射
出シリンダ装置から射出して樹脂成形品を成形する。こ
れにより、スペックより容量の大きい成形品も安価に成
形することができる。特に、初めに補助シリンダ装置か
ら射出し、次いで射出シリンダ装置から所定圧で射出す
るので、補助シリンダ装置の射出圧が小さくても成形品
の品質に影響することはなく、補助シリンダ装置の射出
圧を小さくできる。請求項2記載の発明は、次のように
作用する。すなわち、半中空成形品を成形するときは、
初めに射出シリンダ装置から溶融樹脂を射出して複数個
の半中空成形品を、それぞれが接合端部を有するように
成形し、次いで半中空成形品の接合端部の縁周部に、補
助シリンダ装置から溶融樹脂を射出して、半中空成形品
の接合端部の縁周部を互いに溶着あるいは結合する。こ
れにより、半中空成形品を成形するときは充分な射出量
を高い射出圧で射出することができる。また、半中空成
形品の接合端部の縁周部を溶着あるいは接合するとき
は、小量の溶融樹脂を比較的低い射出圧で射出すること
ができるので、品質の高い樹脂成形品を成形することが
できる
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1を参
照すると、本発明の実施に使用される射出機は、射出シ
リンダ装置1と、この射出シリンダ装置1にボルト等で
取り付けられている軸方向に比較的長い射出ノズル本体
10とから構成され、そして射出ノズル本体10の筒部
11に補助シリンダ装置20が設けられているというこ
とが容易に理解される。
【0009】射出シリンダ装置1のシリンダ2の内部に
は、周知のように、スクリュ3が回転駆動されるよう
に、また軸方向にも駆動されるように設けられ、その外
周部には複数個の温度調整装置4、4、…が取り付けら
れている。そしてシリンダ2の先端部は、溶融樹脂の充
填部5となっている。スクリュ3を回転駆動する例えば
油圧モータ、スクリュ2を押す射出ラム等は図には示さ
れていない。
【0010】射出ノズル本体10は、所定長さの筒部1
1を有する。そしてその内部には軸方向に溶融樹脂が押
し出される通路12が形成されている。筒部11の一方
の端部にはフランジ13が形成され、このフランジ13
により射出ノズル本体10は、その通路13がシリンダ
2の充填部5と整合するようにして、シリンダ2に取り
付けられている。筒部11他の端部は、例えばオープン
ノズル部14になっている。またその外周部には、射出
シリンダ1と同様に複数個の温度調整装置15、15が
取り付けられている。
【0011】補助シリンダ装置20は、比較的容量の小
さい補助シリンダ21と、その内部に往復動自在に設け
られているプランジャ22とから構成されている。そし
その補助シリンダ21は、射出ノズル本体10の筒
部11の略中間部に、通路12に連通するようにして一
体的に設けられている。補助シリンダ21とフランジ1
3との間の通路12には、シャットオフノズルあるいは
チエックバルブ16が介装されている。補助シリンダ装
置20には、プランジャ22を駆動するラム、プランジ
ャ22のストローク量を制御する制御装置等が設けられ
ているが図には示されていない。なお、図には示されて
いないが補助シリンダ21の外周部にも温度調整装置を
取り付けるのが望ましい。
【0012】金型30は、図1には従来周知の固定型3
1と、可動型35とから構成された例が示されている。
固定型31の略中央部にはロケートリング32が嵌めら
れている。そしてこのロケートリング32の孔は、スプ
ル33に連通し、スプル33は、固定型31の型合わせ
面と可動型35の凹部36とで形成されるキャビティ3
7にゲートを介して連通している。
【0013】次に上記実施例の作用について説明する。
補助シリンダ装置20を使用する必要がないときは、図
1に示されているように、そのプランジャ22を射出ノ
ズル本体10の通路12近くまで押し出しておく。そう
すると、補助シリンダ装置20は作動しないので、従来
の射出成形機と同様にして樹脂成形品を成形することが
できる。なお、プランジャ22が縮小した状態でも、可
塑化された樹脂が補助シリンダ21に充填されているの
で、従来の射出成形機と同様にして樹脂成形品を成形す
ることがはできる。成形品の容量がスペックより大きい
ときは、補助シリンダ装置20も使用する。この時は図
2に示されているように、可動型35を固定型31に対
して型締めをする前に、樹脂の可塑化を行う。すなわち
スクリュ3を回転駆動する。そうすると、例えばホッパ
から投入された樹脂材料は、スクリュ3の回転による移
送作用により、スクリュ3の溝に沿って前方に送られ
る。このとき温度調整装置4、4、からの加熱と、ス
クリュ3の回転による剪断作用や摩擦作用により生じる
熱とにより、溶融・混練されスクリュ3の先端部の充填
部5に送られる。そしてこの充填部5から射出ノズル本
体10に送られる。射出ノズル本体10内では、シャッ
トオフノズルあるいはチエックバルブ16を介して補助
シリンダ装置20の補助シリンダ21内に充填される。
このとき、充填圧により補助シリンダ装置20のプラン
ジャ22が後退するようにしてもよいし、または充填速
度に合わせてプランジャ22が後退するようにしても良
い。補助シリンダ装置20の補助シリンダ21内に溶融
樹脂jが充填され、そして充填部5にも送られると、そ
の樹脂圧によりスクリュ3は後退する。所定量後退する
と、例えばこれをリミットスイッチが検知してスクリュ
の回転は停止する。このようにして補助シリンダ21内
と、シリンダ2の充填部5に所要の計量された溶融樹脂
が蓄積される。
【0014】次に、可動型35を固定型31に対して型
締めをする。そして初めに補助シリンダ装置20のプラ
ンジャ22を駆動して、補助シリンダ装置20から射出
ノズル14、スプル33、ゲート等を介して溶融樹脂j
を金型30のキャビティ37に射出する。このとき補助
シリンダ装置20と射出シリンダ装置1の間には、チエ
ックバルブ16が介装されているので、シリンダ2の方
へ溶融樹脂jが逆流するようなことはない。補助シリン
ダ装置20から射出が終わった状態は図3に示されてい
る。次に、図4に示されているように、射出シリンダ装
置1により、充填部5の溶融樹脂jを、射出ノズル1
4、スプル33、ゲート等を介して金型30のキャビテ
ィ37に射出する。射出した樹脂の固化を待つ。その間
に前述したようにして補助シリンダ装置20の補助シリ
ンダ21、射出シリンダ装置1の充填部5に溶融樹脂j
を充填する。そして図5に示されているように、可動型
35を駆動して型開きをする。エジェクタロッド38、
38が突出して合成樹脂成形品Sが取り出される。合成
樹脂成形品Sが落下する状態は図6に示されている。以
下同様な操作を繰り返し、合成樹脂成形品Sを成形す
る。
【0015】本実施例によると、射出シリンダ2と射出
ノズル14との間に補助シリンダ装置20が設けられて
いるので、この補助シリンダ装置20を使い分けするこ
とができる。すなわち補助シリンダ装置20を使わない
で、射出シリンダ2のみを使用して従来の射出シリンダ
と同様な使用ができると共に、補助シリンダ装置20を
使用してスペックより容量の大きい成形品も安価に成形
できる。このとき補助シリンダ装置20から先ず射出
し、そして射出シリンダ2から残余の溶融樹脂を射出す
るので、補助シリンダ装置20の射出圧は小さくてもよ
い。したがって、補助シリンダ装置20は、そのプラン
ジャ22の駆動構造が簡単になる利点がある。また補助
シリンダ装置20は比較的容量が小さく、スクリュ等を
設ける必要もないので、安価でもある。
【0016】次ぎに、前記射出機を使用して、二つ割の
分割体から合成樹脂成形品を成形する実施例、特に中空
成形品を成形する実施例について説明する。合成樹脂中
空成形品は、本出願と同時に本出願人が出願した2件の
特許願に添付したそれぞれの明細書に記載されているよ
うに、一次成形と二次成形とにより製造される。すなわ
ち、二つ割の一対の半中空成形品あるいは分割体をそれ
ぞれの金型で成形し、そして成形された分割体の開放端
である接合部が突き合わさるように、少なくとも一方の
金型を他方の金型へ移動あるいはスライドさせる一次成
形方法と、この一次成形法で得られた分割体の接合部の
周縁を溶融樹脂で溶着して中空成形品を得る二次成形方
法とにより成形される。
【0017】一対の分割体を成形する一次成形方法およ
びその方法の実施に使用される金型は、図には正確には
示されていない。一次成形には、従来公知あるいは周知
の方法が適用できる。例えば本出願人が提案した前述の
特開昭62ー87315号に記載されているような、固
定型と、この固定型に対して移動するスライド型と、こ
のスライド型に型合わせされる可動型とを使用して、一
対の分割体を成形し、そして分割体の開放端である接合
部が突き合わせされるように、スライド金型を可動型の
方へ移動させる方法も適用できる。また一対の金型で一
対の分割体をそれぞれ成形し、分割体の接合部が突き合
わせされるように、一対の金型を共に移動あるいは回転
させることもできる。そして、図7には第1、2分割体
A、Bの接合部が突き合わせされるように、一対の金型
を移動させ一次成形が終わった状態が示されている。
【0018】本実施例に係わる成形機40は、図7に示
されているように移動型42と、この移動型42に当接
する方向あるいは離間する方向に駆動される可動枠50
と、移動型42と可動枠50との間に軸方向に移動自在
に設けられ、必要時に駆動されるキャビティプレート6
0とから概略構成されている。
【0019】移動型42は、図には示されていないが特
開昭62ー87315号に記載されているような固定型
あるいは枠に対して、スライドできるように、あるいは
一次成形をする第1の位置と、図に示されている二次成
形をする第2位置とを取り得るように移動できるように
なっているが、以下移動を終えた状態の成形機40につ
いて説明する。移動型42の略中央部にはロケートリン
グ43が嵌められている。そしてこのロケートリング4
3の孔は、移動型42に形成されているスプル44に連
通し、スプル44は、移動型42に対称的に配置されて
いる複数個のキャビティあるいは凹部45、62にゲー
ト46を介して連通している。移動型42の一方の型合
わせ面には、第1分割体Aの外側面を成形するための凹
部45が形成されている。第1分割体Aは、本実施例で
は底部bと、この底部bの4辺から立ち上がっている周
部cとから略箱形に成形されている。そして周部cの開
放端部あるいは先端部dは薄くなり、先端部近傍の外周
部にリング状の突起eが一体的に成形されている。この
ように、第1分割体Aは比較的複雑な形状をしている
が、移動型42には単なる凹部45が形成されているだ
けである。したがって、第1分割体Aの内周面および先
端部を成形する相手方の金型例えば移動型42がスライ
ド式の場合はキャビティプレート60は、第1分割体A
の先端部d、突起e等に対応した形状になっている。
【0020】可動枠50には、可動部材51が一体的に
設けられ、その外周部にはキャビティプレート60を案
内する筒状のガイド52が、また中心部には棒状のガイ
ド53が設けられている。また可動枠50の外周部には
複数個のピストン・シリンダユニット54、54が設け
られ、そのピストンロッド55、55は、キャビティプ
レート60に結合されている。したがって、ピストンロ
ッド55、55を伸縮させると、キャビティプレート6
0が可動部材51に対して軸方向に移動する。その移動
を許容するためにガイド52には、遊び隙間56が設け
られている。可動枠50は、型締め、型開きを行うため
に移動型42に対して接合、離間が可能である。
【0021】キャビティプレート60は、略筒状をして
いる。そしてその外周部が可動部材51のガイド52の
内周面に接し、軸方向の移動に対して案内されるように
なっている。また中心部には所定深さの穴が形成され、
この穴にガイド53が挿入されている。キャビティプレ
ート60は、全体としてみれば筒状あるいは円盤状をし
ているが、可動枠50寄りの外周部の一部には、ブラケ
ット61、61が形成されている。このブラケット6
1、61は、ガイド52の遊び隙間56を通って半径外
方に延びている。そしてピストン・シリンダユニット5
4、54のピストンロッド55、55は、これらのブラ
ケット61、61に結合されている。キャビティプレー
ト60一方の面は、型締め時可動部材51と一体になっ
て押される面となっているが、他方の型合わせ面には、
第2分割体Bの外周面を成形するための凹部62が形成
されている。第2分割体Bは、第1分割体Aと対をなす
もので、第1分割体Aと接合端部をの除き略同じ形状を
している。したがって、先端の接合部についてのみ説明
すると、第2分割体Bの先端部fは、内部にリング状の
切り欠き部gを有し、薄くなっている。また切り欠き部
gと対をなすようにして外周部にはリング状の突起hが
一体的に成形されている。このような形状に成形するた
めに、相手方の雄の金型は、当然ながら第2分割体Bの
先端部f、切り欠き部g、突起h等に対応した形状にな
っている。なお図中符号63は、キャビティプレート6
0を軸方向に貫通しているプッシュピンを示している。
【0022】次に上記成形機40を使用した、第1、2
分割体A、Bを成形する一次成形法と、この一次成形法
で得られた第1、2分割体A、Bの接合部すなわち先端
部d、f、突起e、h部分の周縁を溶融樹脂で溶着する
二次成形法について説明する。図7に示されている状態
前に、可動枠50と移動型42のいずれかをスライドさ
せる。そうすると、移動型42の凹部45では、第1分
割体Aがまた、キャビティプレート60の凹部62では
第2分割体Bが成形できるように、金型が合わせられ
る。そこで型締めをする。前述したように、スクリュ3
を回転駆動する。そうすると、例えばホッパから投入さ
れた樹脂材料は、スクリュ3の回転による移送作用によ
り、スクリュ3の溝に沿って前方に送られる。このとき
温度調整装置4、4からの加熱と、スクリュ3の回転に
よる剪断作用や摩擦作用により生じる熱により、溶融
・混練されスクリュ3の先端部の充填部5に送られる。
そしてこの充填部5から射出ノズル本体10に送られ
る。射出ノズル本体10内では、シャットオフノズルあ
るいはチエックバルブ16を介して補助シリンダ装置2
0の補助シリンダ21内に充填される。射出シリンダ装
置1から凹部45、62で構成されているキャビティに
溶融樹脂をロケートリング43、スプル44、ゲート6
等を通して射出する。このときは補助シリンダ装置60
は使用しないが、補助シリンダ21には樹脂が充填され
ているので、射出シリンダ装置1からの射出に支障はな
い。これによりそれぞれのキャビティで、第1、2分割
体A、Bが成形される。そして第1、2分割体A、Bが
移動型42およびキャビティプレート60にそれぞれ嵌
まった状態で、移動型42あるいは可動枠50を移動さ
せて第1、2分割体A、Bの先端部d、fが図7に示さ
れているように多少重なり合う位置にする。次に図に示
されていない型締め機を使用して、可動枠50を移動型
42の方へ駆動して型締めをする。型締めが終わると、
可動部材51のガイド52の型合わせ面が移動型42の
型合わせ面に当接する。キャビティプレート60も、型
締め時可動部材51で押されて移動するが、キャビティ
プレート60の先端部と、移動型42の型合わせ面との
間には隙間64、64が残るようになっている。このよ
うな型締めが終わった状態は図7に示されている。なお
第1、2分割体A、Bの先端部d、fの突き合わせと、
型締めは同時に行うこともできる。
【0023】次に補助シリンダ装置20から溶融樹脂j
をロケートリング43、スプル44、ゲート64等を通
して、比較的低圧で所定量射出する。このとき第1、2
分割体A、Bのリング状突起e、hとキャビティプレー
ト60の内周面で形成されているリング状の空間kに主
として射出する。射出が終わった状態は、図8に示され
ている。溶融樹脂jが冷却固化する前にピストン・シリ
ンダユニット54、54に例えば圧油を供給してピスト
ンロッド55、55を駆動する。そうすると、ピストン
ロッド55、55に結合されているキャビティプレート
60は、その先端部が移動型42の合わせ面に当接する
まで前方へ駆動される。このようにキャビティプレート
60が駆動されると、第2分割体Bも第1分割体Aの方
へ駆動される。その結果、第1分割体Aの先端部dは、
相手方の切り欠き部gの端面に、第2分割体Bの先端部
fの端面は、相手方の突起eにそれぞれ当接する。この
ように駆動されるので、第1、2分割体A、Bのリング
状突起e、hとキャビティプレート60の凹部62の内
周面とで形成されている空間kが狭められる。すなわち
射出された溶融樹脂jは、圧縮される。その結果図9に
示されているように、第1、2分割体A、Bはその周縁
部において溶着される。可動枠50を左の方向に駆動し
て型開きをする。このときキャビティプレート60も一
体になって後退する。所定量後退すると、プッシュピン
63により中空成形品Sが取り出される。以上で1サイ
クルが終わる。
【0024】本実施例によると、第1、2分割体A、B
のリング状突起e、hとキャビティプレート60の凹部
62の内周面とで形成されている比較的広い空間kに溶
融樹脂を射出することができるので、射出量は少なく、
また射出圧を低くすることができる。ところで、この時
一次成形に使用される射出シリンダを使用すると、容量
が大きく、また射出圧は大きく設定されているので、射
出圧を小さくする調整は難しいが、本実施例によると、
比較的容量の小さい補助シリンダ装置60から射出する
ので、射出容量と共に、射出圧を低くする調整も簡単に
できる。したがって二次成形時の射出圧により一次成形
品である第1、2分割体A、Bが変形するようなことは
ない。また射出圧が低いので、溶融樹脂が第1、2分割
体A、Bの内部へ洩れる恐れもない。特に本実施例によ
ると、第1、2分割体A、Bの先端部d、fが一部重な
った状態で射出するので、単に突き合わせて射出する場
合と異なり、低圧射出と相まって内部へ洩れることはな
い。さらには、図9にも示されているように、キャビテ
ィプレート60を駆動するとき、キャビティプレート6
0の一部がゲート46を横切るので、金型内でゲートカ
ットができ、スプル樹脂uは自動的に落下する。したが
って、成形品Sの取り出し能率が向上する効果もある。
なお、本実施例では、キャビティプレート60は可動部
材51側に設けられているが、構造が多少複雑になるに
しても、移動型42側に設けても実施できることは明ら
かである。また第1、2分割体A、Bのリング状突起
e、hで形成される空間の形状も図示の例に限定される
ことがないことも明らかである。すなわちキャビティプ
レート60を駆動すると、空間の容積が減少する形状で
あれば、どのような形状の空間でも実施できる。また本
実施例に係わる射出機を使用して、前述した特許願の明
細書に開示されているような分割体あるいは半中空品を
成形し、そしてそれらの接合部を溶着することができる
ことも明らかである。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、射出シ
リンダ装置と射出ノズルとの間に比較的容量の小さい補
助シリンダ装置を有する射出機を使用して、金型に溶融
樹脂を射出して樹脂成形品を成形するときに、初めに補
助シリンダ装置から射出し、次いで射出シリンダ装置か
ら射出して樹脂成形品を成形するので、スペックより容
量の大きい成形品も安価に成形することができる。特
に、初めに補助シリンダ装置から射出し、次いで射出シ
リンダ装置から所定圧で射出するので、補助シリンダ装
置の射出圧が小さくても成形品の品質に影響することは
なく、補助シリンダ装置の射出圧を小さくできる効果が
ある。また請求項2記載の発明によると、初めに射出シ
リンダ装置から溶融樹脂を射出して複数個の半中空成形
品を、それぞれが接合端部を有するように成形し、次い
で半中空成形品の接合端部の縁周部に、補助シリンダ装
置から溶融樹脂を射出して、半中空成形品の接合端部の
縁周部を互いに溶着あるいは結合して合成樹脂成形品を
得るので、半中空成形品を成形するときは充分な射出量
を高い射出圧で射出することができる。また半中空成形
品の接合端部の縁周部を溶着あるいは接合するときは、
小量の溶融樹脂を比較的低い射出圧で射出することがで
きるので、品質の高い樹脂成形品を成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に使用される射出機の実施例を
部分的に断面して示す正面図である。
【図2】 図1に示されている射出機に溶融樹脂が蓄積
されている状態を部分的に断面にして示す正面図であ
る。
【図3】 図1に示されている射出機の補助シリンダ装
置から金型に向けて射出している状態を部分的に断面に
して示す正面図である。
【図4】 図1に示されている射出機の射出シリンダ装
置から金型に向けて射出している状態を部分的に断面に
して示す正面図である。
【図5】 射出を終わり、型開きの状態を部分的に断面
にして示す正面図である。
【図6】 成形品を取り出している状態を示す正面図で
ある。
【図7】 図1に示されている射出機と中空成形品を成
形する金型の実施例を部分的に断面にして示す正面図で
ある。
【図8】 図7に示されている成形用金型を使用して一
対の半中空成形品を接合する第1段階を部分的に断面に
して示す正面図である。
【図9】 図7に示されている成形用金型を使用して一
対の半中空成形品を溶着を終えた状態を部分的に断面に
して示す正面図である。
【符号の説明】
1 射出シリンダ装置 3 スクリュ 5 充填部 10 射出ノズル本体 20 補助シリンダ装置 21 補助シリンダ 22 プランジャ 30、40 金型

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出シリンダ装置1と射出ノズル14と
    の間に比較的容量の小さい補助シリンダ装置20を有す
    る射出機を使用して、金型に溶融樹脂を射出して樹脂成
    形品を成形するときに、初めに補助シリンダ装置20か
    ら射出し、次いで射出シリンダ装置1から射出して樹脂
    成形品を成形することを特徴とする合成樹脂成形品の成
    形方法。
  2. 【請求項2】 射出シリンダ装置1と射出ノズル14と
    の間に比較的容量の小さい補助シリンダ装置20を有す
    る射出機を使用して、初めに射出シリンダ装置1から溶
    融樹脂を射出して複数個の半中空成形品A、Bを、それ
    ぞれが接合端部を有するように成形し、次いで前記半中
    空成形品A、Bの接合端部の縁周部に、前記補助シリン
    ダ装置20から溶融樹脂を射出して、前記半中空成形品
    A、Bの接合端部の縁周部を互いに溶着あるいは結合し
    て合成樹脂中空成形品を得ることを特徴とする合成樹脂
    成形品の成形方法。
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