JPH06101361A - エレベータ式立体駐車装置 - Google Patents

エレベータ式立体駐車装置

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Publication number
JPH06101361A
JPH06101361A JP27375992A JP27375992A JPH06101361A JP H06101361 A JPH06101361 A JP H06101361A JP 27375992 A JP27375992 A JP 27375992A JP 27375992 A JP27375992 A JP 27375992A JP H06101361 A JPH06101361 A JP H06101361A
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JP
Japan
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vehicle
parking
parking rack
pallet
rack rail
Prior art date
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Pending
Application number
JP27375992A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Maekawa
勝彦 前川
Yutaka Kikutani
裕 菊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車高の異なる車両を無駄なスペースなく効率
的に格納することができるエレベータ式立体駐車装置を
提供する。 【構成】 通常車の車高より細かい間隔hで複数の駐車
棚レール3を配設するとともに、車両乗入口9に設けら
れた光電装置16,17,18により、当該車両乗入口
9から乗り入れられた車両Wの車高を検知し、その情報
に基づいて駐車棚レール選定部19が、上記複数の駐車
棚レール3の中から余分な格納スペースが生じないよう
に駐車棚レール3を選定し、その駐車棚レール3の位置
に車両Wを格納するように昇降制御部20に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直方向に複数の駐車
棚を備えたエレベータ式立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のエレベータ式立体駐車装置
の構造を示す。
【0003】エレベータ式立体駐車装置を支える搭状の
駐車構造物1内の中央部には車両Wを載置して昇降する
昇降台2が通過するための昇降路1aが設けられ、当該
昇降台2の昇降スペースの左右両側には、車両を搭載し
たパレット15を載置するための駐車棚レール3が右列
31、左列32にそれぞれ複数段設けられている。
【0004】なお、地上に設けられた9は車両Wが入出
庫するための車両乗入口である。
【0005】図5は、図4のエレベータ式立体駐車装置
における制御系統を含めた全体の構成を示すブロック図
である。
【0006】同図に示すように、昇降手段としての昇降
駆動装置10は、昇降台2、この昇降台2を吊持するワ
イヤロープ4a,4b,4c,4d、ワイヤロープ4
a,4b,4c,4dを引き上げるための駆動車8、こ
の駆動車8を回転駆動するための駆動モータ11などか
ら構成されている。
【0007】すなわち、昇降台2は矩形状のものであっ
て、その4つの隅角部が各々ワイヤロープ4a,4b,
4c,4dによって吊り下げられている。これら4本の
ワイヤロープ4a,4b,4c,4dは、それぞれ駐車
構造物1の天井部に設けられたそらせ車5a,5b,5
c,5dを経た後、駆動車8に向けて一箇所に集めら
れ、さらに下方へ引き出されてバランスウエイト6に連
結されている。
【0008】駆動車8は、駆動モータ11により正逆両
方向に回転駆動される。
【0009】12は、操作盤13の操作により必要な指
令を受けて前記駆動モータ11の駆動を制御する昇降制
御装置であり、前記駆動モータ11の軸に付設されたエ
ンコーダ14からのパルス数を計数してこれにより昇降
台2の位置を求める。
【0010】図6は、パレット15を駐車棚レール3に
移載する様子を示す概略図である。図に示すように各駐
車棚レール3は、それぞれ対向して平行に配設された2
本のレール3´で形成されており、それぞれ駐車構造物
1(図4)内壁の所定位置に水平に固定されている。
【0011】パレット15は、底部側面にフランジ15
aを備えた車輪15bを有して昇降台2の上面に設けら
れた移載用レール(図示せず)に左右方向に移動可能な
ように載置されており、このパレット15を図示しない
水平駆動手段により駐車棚レール3方向に移動させる
と、車輪15bが当該駐車棚レール3の上を転がり、車
両Wは当該パレット15に載置されたまま目的の駐車棚
レール3の位置に格納される。
【0012】なお、上記水平駆動手段は図示はされてい
ないが公知の直線駆動手段であればどのようなものでも
よく、また、昇降台2側もしくは駐車棚レール3側のど
ちら側に設けてもよいが、後者の場合には当該駆動手段
を駐車棚レール3の数だけ設けなければならずコストが
高くなるので、昇降台2側に設ける方が望ましい。
【0013】また、図示はされていないが、各駐車棚レ
ール3には移載されたパレット15を固定するためのロ
ック機構が備えられている。
【0014】このような、従来のエレベータ式立体駐車
装置における車両Wの入庫の動作は次のようになってい
る。
【0015】まず、当該駐車設備の係員もしくは利用者
本人が、当該駐車設備の昇降制御装置12の操作盤13
を操作して空き駐車棚レール3を検索し、当該パレット
15に対して呼び出しをかける。
【0016】昇降台2がその空き駐車棚レール3に移動
し、昇降台2の上面を該駐車棚レール3の床面に一致さ
せて停止する。続いて、昇降台2に設けられた水平駆動
手段がその駐車棚レール3に載置されたパレット15を
昇降台2方向に移動し、昇降台2上に移載する。
【0017】昇降台2は、ロック機構(図示せず)によ
り前記パレット15をしっかりと把持し、車両乗入口9
まで降下して停止する。
【0018】利用者が自己の車両Wを乗り入れてパレッ
ト15に載置し、利用者が車両Wから降りると、昇降台
2が上昇し、先の駐車棚レール3の位置で止まり、車両
Wを当該パレット15ごと水平駆動手段により前記駐車
棚レール3方向に水平移動させて入庫を完了する。
【0019】出庫の場合は、ほぼ上記と逆の動作にな
り、昇降制御装置12の操作盤13を操作して利用者の
車両Wが載置されているパレット15の呼び出しをかけ
ると、昇降台2が当該駐車棚レール3まで移動して停止
し、車両Wをパレット15ごと昇降台2上に水平移動し
て載置し、昇降台2が下降して車両乗入口9の位置で停
止する。
【0020】そこで、利用者が当該車両Wに乗り込ん
で、車両乗入口9から出庫する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このようなエレベータ
式立体駐車装置の構造にあっては、できるだけ多くの車
両Wを格納するため、各駐車棚レール3間の設置間隔は
できるだけ小さくする方が望ましく、通常車の車両Wの
車高よりわずかに高くなるように設定されているに過ぎ
ない。
【0022】しかし、最近の生活態様の変化に伴い、ワ
ゴン車などのハイルーフ車の利用者が増加しており、こ
のような車高の高い車両も駐車可能な立体駐車装置が強
く望まれている。
【0023】従来は、立体駐車装置にハイルーフ車専用
の駐車棚を一部設け、その駐車棚の部分だけ駐車棚レー
ルの設置間隔を大きくなるように設定していた。
【0024】しかしながら、通常車とハイルーフ車の入
庫の比率は、常に変化し、あるときには通常車の入庫が
ほとんどの場合があり、この場合にはハイルーフ車専用
の駐車棚にも通常車を入庫しなければならず、それだけ
無駄な格納スペースが生じて入庫効率が悪くなる結果と
なる。また反対に、ハイルーフ車の入庫要求が多い場合
には、当該ハイルーフ車専用の駐車棚が満杯になると、
通常車用の駐車棚が空いているにもかかわらずハイルー
フ車の利用を断らなければならないことになり、当該利
用者に不快な思いをさせるだけでなく、駐車装置経営者
にとっても利益を逸することになる。
【0025】本発明は上述のような従来のエレベータ式
立体駐車装置における収納効率の悪さを改善し、通常車
およびハイルーフ車を効率的に格納することができるエ
レベータ式立体駐車装置を提供することを目的とするも
のである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかるエレベータ式立体駐車装置は、車両
乗入口から車両を乗り入れてパレット上に載置し、この
パレットを昇降手段によって昇降して所定の高さに水平
に配設された駐車棚レールに移載することにより前記車
両を所定の駐車棚に格納するエレベータ式立体駐車装置
において、垂直方向に通常車の車高より細かい間隔で配
設された駐車棚レールと、前記車両乗入口に設けられた
車高検知手段と、前記車高検知手段によって得られた車
高に関する情報に基づき、余分な格納スペースが生じな
いように当該車両を格納するための駐車棚レールを選定
する駐車棚レール選定手段と、前記昇降手段を起動して
前記パレットを前記選定された駐車棚レールの位置まで
移動させる昇降制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0027】
【作用】車両乗入口に設けられた車高検知手段により、
当該車両乗入口から乗り入れられた車両の車高を検知
し、その情報を駐車棚レール選定手段に送る。
【0028】駐車棚レール選定手段は、その車高に関す
る情報に基づき通常車の車高より細かい間隔で配設され
た複数の駐車棚レールの中から余分な格納スペースが生
じないように当該車両を格納するための駐車棚レールを
選定し昇降制御手段に指示する。
【0029】昇降制御手段は、当該駐車棚レールの位置
まで前記車両を搭載したパレットを昇降させ、前記駐車
棚レールへ載置する。
【0030】これにより、異なる車高に応じた必要十分
な無駄のない格納スペースを常に確保することができ
る。
【0031】なお本明細書において、「通常車の車高」
とは、立体駐車装置の利用が一番多い普通乗用車におけ
る車高の一般的な値を意味し、通常1.5m前後であ
る。
【0032】
【実施例】以下、図1から図3を参照して本発明の一実
施例を詳細に説明するが、本発明の技術的範囲がこれに
よって限定されるものではない。
【0033】なお、これらの図において、図4、図5、
図6と同じ符号を付したものは同じ内容を示すので説明
は省略する。
【0034】図1は、本発明にかかるエレベータ式立体
駐車装置の構成を示すブロック図である。
【0035】車高検知手段として、車両乗入口9の車両
乗入面からH1、H2,H3の高さのところに水平な検
出用光軸L1、L2、L3を有する光電装置16、1
7、18が設けられている。
【0036】高さH1は、車両乗入の有無を判断するた
め通常車の車高より下方であって確実に車両を検知する
高さ(約0.6m)に設定され、高さH2は、通常車の
車高より若干高い位置(約1.6m)に設定され、高さ
H3は、ハイルーフ車の車高より若干高い位置(約2.
4m)に設定される。
【0037】光電装置16、17、18は、それぞれ投
光器16a、17a、18aと受光器16b、17b、
18bとからなり、検出用光軸L1、L2、L3を遮光
したとき受光器16b、17b、18bはそれぞれオン
の検知信号を発するようになっており、これらの検知信
号は駐車棚レール選定部19に入力される。
【0038】駐車棚レール選定部19では、上記光電装
置16、17、18からの検知信号の組み合わせによ
り、当該車両乗入の有無、乗入された車両Wが通常車か
ハイルーフ車か、またはそれ以上の車高を有する異常車
高の車両かを判断する。すなわち、 (1)光電装置16、17、18の全てがオフの場合、
入庫なし。 (2)光電装置16がオン、光電装置17、18がオフ
の場合、通常車。 (3)光電装置16、17がオン、光電装置18がオフ
の場合、ハイルーフ車。 (4)光電装置16、17、18の全てがオンの場合、
制限車高を超えた車両であると判断することができる。
【0039】一方、図1に示すように駐車棚レール3
は、従来の通常車の場合の棚レールの間隔(約1.6
m)を4分割する間隔h(約40cm)で、駐車構造物
1内に水平に配設されている。
【0040】駐車棚レール選定部19は、上述のように
光電装置16、17、18からの検知信号により、乗り
入れされた車両Wの車種を判断し、通常車であれば、格
納スペースの高さが4hになるように、ハイルーフ車で
あれば6hになるようにパレット15を移載するための
駐車棚レール3を選定する。
【0041】また、制限車高を超えた車両の場合は、表
示部21により駐車が不可能である旨の表示をして当該
利用者に知らせる。
【0042】駐車棚レール選定部19には、エンコーダ
14からの位置信号が入力されており、これによりどの
駐車棚レール3にどの車高の車両Wを格納したかを現在
の入庫状況として内部の記憶部19aに記憶する。
【0043】昇降制御部20は、上記駐車棚レール選定
部19によって選定された駐車棚レール3に関する情報
に基づき、駆動モータ11を駆動制御して、エンコーダ
14からの位置信号に基づき昇降台2を所定の駐車棚レ
ール3まで昇降させて停止し、図示しない水平駆動装置
により車両Wをパレット15ごと駐車棚レール3に移載
する。
【0044】図2は、駐車構造物1の内部において高さ
の異なる車両Wが右列31の最下段の駐車棚レール31
1から順次格納されている様子を示す図である。
【0045】車両W1はハイルーフ車なので、次の通常
車W2のパレット15は6hの間隔をとって、駐車棚レ
ール317に載置され、さらに次の車両W3のパレット
15が4hの間隔をとって駐車棚レール321に載置さ
れる。
【0046】駐車棚レール選定部19では、このように
して乗り入れられた車両Wの車高に応じて当該車両Wを
搭載したパレット15の載置する駐車棚レール3を決定
するので、無駄な格納スペースを生じせしめることなく
車高の異なる車両Wを効率良く格納することが可能とな
る。
【0047】パレット15は、駐車される車両Wが全て
通常車であると仮定して、当該4hの間隔で駐車棚レー
ル3上に載置され、最上位の駐車棚レール3の上方には
少なくとも4hの高さのスペースが確保されている。
【0048】したがって、ハイルーフ車が格納される
と、その分だけパレット15が余る結果となる。そこ
で、本実施例においては駐車構造物1の右列31の下方
に余分なパレット15を収納するためのピット部22が
設けられている。
【0049】当該ピット部22には、上記駐車棚レール
3と同様に対向して平行に配設された一対の収納用レー
ル221を複数段横設したパレット収納ラック222が
設けられ、このパレット収納ラック222を、地下に埋
設されたアクチュエータ223によって上下駆動するこ
とによって余分なパレット15を各段の収納用レール2
21に順次収納するようになっている。
【0050】すなわち、余分となったパレット15は、
昇降台2に載置されて車両乗入口9まで移送され、パレ
ット収納ラック222がアクチュエータ223によって
上下し、当該パレット15を未収納の収納用レール22
1に、昇降台2の水平駆動手段によって移動させて収納
し、また、必要に応じて取り出される。
【0051】なお、アクチュエータ223は必ずしも必
要なものではなく、パレット収納ラック222を車両乗
入面と同じ高さに設置し、昇降台2を所定の収納用レー
ル221の位置まで昇降してパレット15を収納するよ
うに構成してもよい。
【0052】また、図2では、ピット部22を駐車構造
物1の下部に設けているが、設計の都合上当該場所に設
置することができなければ、駐車構造物1の上方に設け
るようにしてもよい。
【0053】次に、図3のフローチャートを参照して、
本実施例にかかるエレベータ式立体駐車装置へ車両Wを
入庫する場合の動作を詳細に説明する。
【0054】最初、パレット15を載置した昇降台2
は、車両乗入口9に待機している状態であって、駐車装
置利用者が自己の車両Wを当該パレット15の上に乗り
入れ(入場)させて降車し、操作盤13から入庫操作を
行う(ステップS1、S2)。
【0055】この乗り入れの際に、車両乗入口9の所定
高さH1,H2、H3に設置された光電装置16、1
7、18により、当該車両Wの車高が駐車棚レール選定
部19によって判断される。
【0056】光電装置16のオンの検知信号によって、
駐車棚レール選定部19は、車両Wの乗り入れを確認し
(ステップS3)、このとき光電装置17がオンでなけ
れば、当該車両Wは通常車であると判断する。前述のよ
うに駐車棚レール選定部19の記憶部19aには現在格
納されている車両Wの駐車棚レール3の位置、当該車両
Wの車高などの入庫状況が記憶されており、これにより
まず駐車棚レール3の右列31もしくは左列32のいず
れかにパレット15を載置できる駐車棚レール3(以下
「駐車可能棚レール」という。)があるかどうかを判断
し、駐車可能棚レールがあれば、そのうち最下段のレー
ル、すなわちすでに格納された車両Wの直ぐ上の駐車棚
レール(以下「駐車可能最下段レール」という。)に当
該パレット15を載置するように、昇降制御部20に指
示する。この際、右列31、左列32のどちらにも駐車
可能最下段レールがある場合には、位置の低い方に載置
するように、もしくは右列31を優先して載置するよう
に駐車棚レール選定部19内部のプログラムが設定され
ている。
【0057】これにより昇降駆動装置10が駆動されて
昇降台2が上昇しパレット15が、上記駐車可能最下段
レール上に載置されて、入庫が完了する(ステップS
4、S5,S6、S7)。
【0058】上記ステップS5において、右列31、左
列32のどちらにも駐車可能棚レールが無ければ、表示
部21において満車の表示をし(ステップS8)、利用
者は当該車両Wを車両乗入口9から退場させて動作が終
了する(ステップS9)。
【0059】また、ステップS4において、光電装置1
7がオンの場合には、次に光電装置18がオンであるか
どうかを判断し(ステップS10)、もしオンであれば
当該車両Wは駐車可能な制限車高を超えた異常車高の車
両であると判断し、表示部21において車高異常の表示
を行ない当該車両Wを退場させるように利用者に指示す
る(ステップS11、S9)。
【0060】光電装置18がオフの場合には、当該車両
Wは、駐車可能なハイルーフ車であることが判明するの
で、まず、ステップS12において、右列31、左列3
2のどちらかに駐車可能棚レールがあるかどうかを判断
し、もしなければ満車表示をし車両を退場させて動作を
終了するが(ステップS8,S9)、駐車可能棚レール
があれば、次に当該駐車可能棚レールのスペースが6h
以上あるかどうかを判断し、6h以上あれば、その駐車
可能最下段レールにパレット15を載置するように、昇
降制御部20に指示し、これにより昇降駆動装置10が
駆動されて昇降台2が上昇しパレット15が、上記駐車
可能最下段レール上に載置されて、入庫が完了する(ス
テップS13、S6、S7)。
【0061】もし、ステップS13において上方のスペ
ースが6h分なければ、満車表示をし車両を退場させて
動作を終了する(ステップS8、S9)。
【0062】以上のようにして入庫された車両Wの入庫
情報は逐次記憶部19aに記憶され、出庫の際には、こ
の記憶された情報に基づき的確に出庫がなされる。
【0063】上述のような入庫制御の動作に関しては、
次のような様々な変形実施例を考えることができる。 (1) 上記実施例では、車両Wの格納を下方の駐車棚
レール3から格納するようにしたが、上方から詰めて格
納していくようにしてもよい。この場合、車両Wが格納
された駐車棚レール3のうち一番下の駐車棚レール3を
基準とし、これより当該乗入車両Wの車高分だけ下方の
駐車棚レール3に次のパレット15を載置するよう昇降
制御部20に指示がなされるように駐車棚レール選定部
19のプログラムを設定すればよい。 (2) 昇降駆動装置10が起動していない間に、自動
的に車両Wを格納する駐車棚レール3を変更して駐車ス
ペースを最大限にするように構成することも可能であ
る。
【0064】たとえば、右列31に2h分のスペースが
残り、左列32に6h分のスペースが残っておれば、右
列31に格納されたハイルーフ車を、左列32に移動
し、右列31のパレット15を順次移動させて詰めてい
くことにより、右列31に通常車が2台格納できる8h
のスペースを得るように自動並び変え機能を設けること
も可能である。
【0065】これによって、より一層効率よく車両Wを
格納することが可能となり、一端満車になったのち一部
の車両Wの出庫がなされた場合であっても、このような
補正を行なうことにより、常に効率的な入庫を実現でき
ることになる。 (3) 操作盤13に、通常車とハイルーフ車を区別す
るためのスイッチを設けておき、利用者が自己の車両W
を乗り入れる前にこのスイッチを操作することにより直
ちに入庫の可否を表示できるようにしておけば、一端パ
レット15に自己の車両Wを乗り入れた後に退場すると
いう利用者の精神的負担を軽減することができる。 (4) また、本実施例においては、空パレット15は
当初、通常車の格納位置における駐車棚レール3に載置
されており、入庫要求があれば、昇降台2がその位置ま
で上昇して当該パレット15を昇降台2に移載し、再び
車両乗入口9まで降下するように構成しているが、ピッ
ト部22を左右両方に設けて、全てのパレット15をこ
のピット部22に収納させるようにしておけば、入庫要
求があったときに、車両乗入口9において直ぐにパレッ
ト15を昇降台2上に移載できるので待ち時間を極めて
少なくすることができる。 (5) 駐車棚レール3の設置間隔h(約40cm)を
さらに小さくするとともに、車高検知手段の光電装置の
数を増やすことにより、多様な車種の車高に応じてそれ
ぞれ必要かつ十分な格納スペースを確保することがで
き、より効率的な収納を可能にすることができる。 (6) パレット15を移載しようとする駐車棚レール
3が、確かに載置可能であるかどうかを確認するため、
当該一対の駐車棚レール3の間に光電装置を配置し、下
方の車両Wのルーフ部分が当該一対の駐車棚レール3の
間から上方に突出していないかを検知するようにすれ
ば、パレット移載時における車両Wの安全を十分確保す
ることができる。 (7) 本実施例では車高検知手段として簡易な光電装
置を利用しているが、当該検知手段はこれに限られず、
レーザー干渉計や、超音波を利用した距離計測手段を車
両乗入口9の上方に設置し、これにより正確に車高を測
定するようにしてもよい。 (8) また、昇降駆動装置10において駆動車8など
でのスリップにより、エンコーダ14で検出した昇降台
2の位置と、実際の昇降台2の位置にずれが生じる場合
があるので、昇降台2の昇降スペース途中に物体センサ
を設け、この物体センサが昇降台2を検出したときにエ
ンコーダ14で検出した昇降台2の位置と比較して駐車
棚レール選定部19や昇降制御部20内の位置情報を補
正するような機能を追加することも可能である。
【0066】
【発明の効果】上述のように本発明にかかるエレベータ
式立体駐車装置によれば、通常車の車高より細かい間隔
で複数の駐車棚レールを配設するとともに、車両乗入口
に設けられた車高検知手段により、当該車両乗入口から
乗り入れられた車両の車高を検知し、その情報に基づい
て駐車棚レール選定手段が、上記複数の駐車棚レールの
中から余分な格納スペースが生じないように駐車棚レー
ルを選定し、当該駐車棚レールの位置に車両を格納する
ようにしたので、通常車およびハイルーフ車を余分なス
ペースを生じることなし効率的に格納することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータ式立体駐車装置の一実
施例を示す全体のブロック図である。
【図2】図1におけるエレベータ式立体駐車装置におい
て、駐車構造物内部の様子を示す図である。
【図3】図1のエレベータ式立体駐車装置における入庫
動作を示すフローチャートである。
【図4】従来のエレベータ式立体駐車装置の構成を示す
図である。
【図5】従来のエレベータ式立体駐車装置の全体のブロ
ック図である。
【図6】パレットを駐車棚レールに移載する様子を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 駐車構造物 2 昇降台 3 駐車棚レール 4a,4b,4c,4d ワイヤロープ 5a,5b,5c,5d そらせ車 6 バランスウエイト 8 駆動車 10 昇降駆動装置 11 駆動モータ 13 操作盤 14 エンコーダ 15 パレット 16、17、18 光電装置 19 駐車棚レール選定部 20 昇降制御部 21 表示部 22 ピット部 221 収納用レール 222 パレット収納ラック 223 アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両乗入口から車両を乗り入れてパレッ
    ト上に載置し、このパレットを昇降手段によって昇降し
    て所定の高さに水平に配設された駐車棚レールに移載す
    ることにより前記車両を所定の駐車棚に格納するエレベ
    ータ式立体駐車装置において、 垂直方向に通常車の車高より細かい間隔で配設された駐
    車棚レールと、 前記車両乗入口に設けられた車高検知手段と、 前記車高検知手段によって得られた車高に関する情報に
    基づき、余分な格納スペースが生じないように当該車両
    を格納するための駐車棚レールを選定する駐車棚レール
    選定手段と、 前記昇降手段を起動して前記パレットを前記選定された
    駐車棚レールの位置まで移動させる昇降制御手段と、を
    備えたことを特徴とするエレベータ式立体駐車装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010047925A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Shinmaywa Engineering Ltd 複数列多段式駐車装置における入庫制御システム
JP2014114679A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Nissei Ltd トレー式駐車装置
JP2015151712A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 日精株式会社 多階型トレー式駐車装置
JP2015161084A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 日精株式会社 多階型トレー式駐車装置

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