JPH06101292B2 - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
- Publication number
- JPH06101292B2 JPH06101292B2 JP15897689A JP15897689A JPH06101292B2 JP H06101292 B2 JPH06101292 B2 JP H06101292B2 JP 15897689 A JP15897689 A JP 15897689A JP 15897689 A JP15897689 A JP 15897689A JP H06101292 B2 JPH06101292 B2 JP H06101292B2
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- Japan
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- circuit breaker
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- electromagnet device
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は回路遮断器の遮断性能の改良に関するもので
ある。
ある。
従来の回路遮断器は第3図に示すように構成されてい
る。図において、1は電磁石装置で、ボビン1bに巻回さ
れたコイル1aと、固定鉄心1cと、継鉄1dと、可動鉄片1e
と、引ばね1fとから構成されている。2は回路遮断器の
外部から操作できる開閉機構(詳細は省略)で、その一
部に可動子3と可動接点4を有する。5は可撓導体、6
は端子板である。7は固定子で、一端に上記可動接点4
と対向する固定接点8が固着され、他端はコイル1aの一
方の口出線1gに接続される。9は消弧装置で、支持枠9a
と消弧板9bとから構成されている。
る。図において、1は電磁石装置で、ボビン1bに巻回さ
れたコイル1aと、固定鉄心1cと、継鉄1dと、可動鉄片1e
と、引ばね1fとから構成されている。2は回路遮断器の
外部から操作できる開閉機構(詳細は省略)で、その一
部に可動子3と可動接点4を有する。5は可撓導体、6
は端子板である。7は固定子で、一端に上記可動接点4
と対向する固定接点8が固着され、他端はコイル1aの一
方の口出線1gに接続される。9は消弧装置で、支持枠9a
と消弧板9bとから構成されている。
以上の構成での電流路は、端子板6、可撓導体5、可動
子3、可動接点4、固定接点8、コイル1aとなる。
子3、可動接点4、固定接点8、コイル1aとなる。
次に動作について説明する。以上のように構成された回
路遮断器で、過電流が通過すると、コイル1aに流れる電
流による磁束が固定鉄心1c、継鉄1d、可動鉄片1eを磁路
として発生し、可動鉄片1eと固定鉄心1cとの間において
電磁力が発生し、引ばね1fの力に抗して可動鉄片1eを時
計方向に回動させる。この動作によって、開閉機構が作
動し、可動接点4と固定接点8の接触状態を解除し、回
路が遮断される。このとき、可動接点4と固定接点8の
開放により、両接点間にはアークが発生するが、このア
ークを分断、冷却して、消弧を早めるための装置が消弧
装置9である。なおこれらの一連の動作は従来周知の通
りである。
路遮断器で、過電流が通過すると、コイル1aに流れる電
流による磁束が固定鉄心1c、継鉄1d、可動鉄片1eを磁路
として発生し、可動鉄片1eと固定鉄心1cとの間において
電磁力が発生し、引ばね1fの力に抗して可動鉄片1eを時
計方向に回動させる。この動作によって、開閉機構が作
動し、可動接点4と固定接点8の接触状態を解除し、回
路が遮断される。このとき、可動接点4と固定接点8の
開放により、両接点間にはアークが発生するが、このア
ークを分断、冷却して、消弧を早めるための装置が消弧
装置9である。なおこれらの一連の動作は従来周知の通
りである。
ところが以上のような構成によると、一対の接点4,8の
位置と電磁石装置1の位置とが近接しているため、電磁
石装置1に発生する磁束が、可動接点4と固定接点8間
に発生するアークに対し消弧装置9方向への駆動を妨げ
るという欠点があった。
位置と電磁石装置1の位置とが近接しているため、電磁
石装置1に発生する磁束が、可動接点4と固定接点8間
に発生するアークに対し消弧装置9方向への駆動を妨げ
るという欠点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、簡単な構成によって、電磁石装置の磁束の影
響を減じ、消弧装置へのアークの駆動を妨げないように
することを目的とする。
たもので、簡単な構成によって、電磁石装置の磁束の影
響を減じ、消弧装置へのアークの駆動を妨げないように
することを目的とする。
この発明に係る回路遮断器は、電磁石装置と一対の接点
との間に磁気遮蔽板を介在させて配置したものである。
との間に磁気遮蔽板を介在させて配置したものである。
この発明における磁気遮蔽板は、電磁石装置の磁束をシ
ールドし、この磁束のアークに及ぼす影響を軽減する。
ールドし、この磁束のアークに及ぼす影響を軽減する。
第1図はこの発明の一実施例を示し、図において、10は
固定接点8と電磁石装置1との間に介在して配置された
磁気遮蔽板である。なおその他の部分は、第3図に示す
従来の装置と同様であるので説明を省略する。
固定接点8と電磁石装置1との間に介在して配置された
磁気遮蔽板である。なおその他の部分は、第3図に示す
従来の装置と同様であるので説明を省略する。
次にその作用について述べる。以上の構成によれば、電
磁石装置1に発生した磁束は、その主磁束は継鉄1dを通
り、漏れ磁束が可動接点4と固定接点8との間に分布す
るが、この漏れ磁束を磁気遮蔽板10に多く集めることが
できる。従って、上記の接点間の磁界は著しく弱くなる
ので、アークへの影響を軽減することができる。
磁石装置1に発生した磁束は、その主磁束は継鉄1dを通
り、漏れ磁束が可動接点4と固定接点8との間に分布す
るが、この漏れ磁束を磁気遮蔽板10に多く集めることが
できる。従って、上記の接点間の磁界は著しく弱くなる
ので、アークへの影響を軽減することができる。
なお第2図に示す如く、磁気遮蔽板10に溝部10aを設け
ることにより、磁気遮蔽板10の表面積を増大させておく
と、上記磁束による鉄損による磁気遮蔽板10の発生熱の
放熱を向上させることができる。
ることにより、磁気遮蔽板10の表面積を増大させておく
と、上記磁束による鉄損による磁気遮蔽板10の発生熱の
放熱を向上させることができる。
以上のようにこの発明によれば、簡単な構成の磁気遮蔽
板を介装するだけで、電磁石装置の磁束がアークに及ぼ
す影響を軽減できるので、信頼性の向上と共に電磁石装
置と接点との距離を近接して配置可能となり、回路遮断
器が小形にできるという効果がある。
板を介装するだけで、電磁石装置の磁束がアークに及ぼ
す影響を軽減できるので、信頼性の向上と共に電磁石装
置と接点との距離を近接して配置可能となり、回路遮断
器が小形にできるという効果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示す側面図、第2図はこ
の発明の他の実施例による磁気遮蔽板を示す斜視図、第
3図は従来の回路遮断器を示す側面図である。 図中、1は電磁石装置、2は開閉機構、4は可動接点、
8は固定接点、9は消弧装置、10は磁気遮蔽板である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
の発明の他の実施例による磁気遮蔽板を示す斜視図、第
3図は従来の回路遮断器を示す側面図である。 図中、1は電磁石装置、2は開閉機構、4は可動接点、
8は固定接点、9は消弧装置、10は磁気遮蔽板である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】可動及び固定の一対の接点と、上記可動接
点を固定接点に接触、開離させる開閉機構と、上記一対
の接点に近接して配置される消弧装置と、上記開閉機構
に作用し、上記一対の接点に近接する電磁石装置を備え
た回路遮断器において、上記電磁石装置と上記一対の接
点との間に磁気遮蔽板を介在して配置したことを特徴と
する回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15897689A JPH06101292B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15897689A JPH06101292B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0322318A JPH0322318A (ja) | 1991-01-30 |
JPH06101292B2 true JPH06101292B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=15683491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15897689A Expired - Lifetime JPH06101292B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06101292B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4334057B2 (ja) * | 1999-04-15 | 2009-09-16 | 富士通コンポーネント株式会社 | 電磁継電器 |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP15897689A patent/JPH06101292B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0322318A (ja) | 1991-01-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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