JPS58192235A - 接触子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回路しゃ断器などに用いられる接触子装置に関
するものである。

回路しゃ断器などにおいて接触子を高速で開極させる手
段の一つとして、平行導体部の電磁反発力を利用するも
のが一般に知られている。しかしながら、大きな電磁反
発力を得ようとすると平行導体部が長くなって全体の寸
法か大きくなりやすく、また電流か比較的小さい鎖環で
は電磁反発力自体が小さく、開極スピードも低くなって
アークの走行条件が急くなりやすいなどの難点がある。

本発明はこの点に着目し、簡単な構造によって接触子の
開極を高速で行なうことのできる接触子装置を提供する
ことを目的としてなされたものであって、１■動接触子
の端部の可撓導線が接続される部分にループ部を形成す
ると共に、これを囲むヨークとこのヨークに支持された
プランジャを設けて、ループ部をコイルとして作用させ
てプランジャを吸引するような構成とし、設定値を超え
る大電流が流れた場合にプランジャを急激に吸引して可
動接触子に衝突させ、その衝撃により可動接触子を回動
して開極を打なうようにしたことを特徴としている。す
なわち、可動接触子にはプランジャの衝突による機械的
な開極力が瞬間的に加えられて強制的に開極するため、
開極スピードが速くなってアーク走行に有利な条件を得
ることかできるのである。

以下、本発明の一実施例について図面に基づいて説明す
る。この実施例は本発明の接触子装瀘を回路しゃ断器に
適用したものである。１６１図において、（１）は器台
、（２）はカバーである。（３）は電源側端子、（４）
は固定接触子、（５）は固定接点、（６）は可動接点、
（７）は可動接触子、（８）は可撓−導線、（９）は過
電流センサ、（１０）は負荷側端子であり、これらによ
って電路が構成されている。（１１）は可動接触子支持
枠、（１２）は可動接触子（７）を開閉駆動するリンク
、（１３）は反転リンク、（１４）はラッチ金具、（１
５）はハンドルリンク、（１６）は復帰ばね、（１７）
は引外し金具、（１８）はハンドル、（１９）は接点（
５Ｈ６１の近傍に設けた消弧グリッド、（２０）は接圧
ばね、（２１）はプランジャ、（２２）は各相の可動接
触子支持枠（１工）を連結する連動軸であり、固定接触
子（４）の先端はアークを消弧グリッド（１９）に導く
アーク走行板（４息）となっている。

図の状態はしゃ断器のオン状態であり、この状態におい
て端子＋３１（１０）間の電路に短絡電流が流れると、
固定接触子（４）と可動接触子（７）の間に電磁反発力
が作用すると共に、後述するプランジャ（２１）の作動
番こよって可動接触子（７）は接圧ばね（２０）の付勢
力に抗して開極する。一方、過電流センサ（９）のコイ
ルにより可動鉄片（９ａ）が吸引されて引外し金ＪＡ（
１７）が引外され、ラッチ金具（１４）を釈放して復帰
ばね（１６）の作用により＝＝Ｉ動接触接触子支持枠１
）も開極側へ回動し、トリップ状態となる。才た接点（
５１（６１間に発生したアークは消弧グリッド（１９）
方向へ駆動されて最後には消弧する。

改番こ接触子ｆ４１＋７１の部分について詳述する。固
定接触子（４）はＵ字状に折返された形状で、固定接点
　　　　　１（５）を設けた側はオン状態では―１動接
触子（７）に接近して来社になっており、接触子［４１
＋７１の電流は互いに逆向きに流れて電磁反発力が生ず
るようＩζ配設されている。可動接触子（７）は止め具
（７１）で固定された軸ビン（２５）によって可動接触
子支持枠（１１）に回動可能に支持されており、中間部
の係止段部（７ｂ）を支持枠（１１）の係止穴（１１ｍ
）との間に接圧ばね（２０）が懸架され、接圧用の回動
力が付勢されている。可動接触子（７）の可動接点（６
）を設けられていない側の端部には、長大（７Ｃ）とス
リット（７ｄ）を設けることによって形成されたはｙＣ
字状のループ部（２６）が設けられており、ループ部（
２６）の先端に可撓導線（８）が接続されている。スリ
ット（７ｄ）は可動接触子（７）の中央部寄りに設けら
れ、ループ部（２６）に沿って電流が長大（７Ｃ）を半
周以上回って流れるようにしである。可動接触子支持枠
（１１）は鉄製で、ループ部（２６）の両側面と下面と
を覆う断面コ字状部がヨーク（２７）となっており、ヨ
ーク（２７）の上部にはループ部（２６）の上面を覆う
ヨーク（２Ｂ）が取付けられ、ループ部（２６）を囲む
磁路が形成されている。ヨーク（２８）にはループ部（
２６）が当たるストッパー片（２Ｅｌ）とプランジャ取
付穴（２８ｂ）が設けられており、プランジャ（２１）
はプランジャ支持筒（２９）を介してプランジャ取付穴
（２８ｂ）に軸方向に移動可能に支持されている。プラ
ンジャ（２１）の下端は長穴（７Ｃ）内に挿入され、プ
ランジャ（２１）とルーフ［（２６）の間にプランジャ
復帰はね（３０）が縮設されて、プランジャ（２１）に
上向きの力を付勢している。

今、オン状態において短絡電流が流れた場合を考えると
、過電流センサ（９）の作動によって機構部のラッチ外
れが起きるＨり、すなわち、リンク（１２）や口」接接
触子支持枠（１１）かオン状態と１閉じ状態に保たれて
いるときに、可動接触子（７）の開極動作か行なわれる
。第４図はこの時の動作を示すものであり、第４図（１
）はオン状態、第４図ｉｂｌは短絡時の開極状態、第４
図（（ｌは機構部のラッチ外れによってトリップ後の中
立状態となった状態をそれぞれボしている。短絡電流は
第５図に矢印で示すように長穴（７Ｃ）を周回してルー
プ部（２６）を流れ、ループ部（２６）がコイルとなっ
て第６図に示すようにヨーク（２７）（２Ｂ）とプラン
ジャ（２１）で構成される磁路に磁束やを生スル。

この時の起磁力は電流が大きいため大きな起磁力となる
から、プランジャ（２１）はループ１１１＜（２６）の
方に急速に吸引され、段部（２１１）かｌレープ部（２
６）に衝突して可動接触子（７）を時計方向に回動させ
る衝撃力か発生し、同時に可動接触子（７１と固定接触
子（４）との間には短絡電流番こよる大きな電磁反発力
が作用するため、この両方の力か加わって可動接触子（
７）は時計方向に急速に回動し、開極が強制的に行なわ
れる。この開極はプランジャ（２１）の衝撃力が加わる
ため開極初速度が大きく、アークの走行に有利な条件が
得られやすいという特長があり、また接触子（４１（７
１の平行部分が短くて電磁反発力が小さくても高速開極
か行なわれ、回路しゃ断器全体の寸法を小型化すること
が可能となるのである。第４図（ｂｌの（３１）はアー
クを示している。なお、電流がしゃ断された後は第４図
（（ｌに示すようにプランジャ（２１）は復帰する。

第７図乃至第９図は他の実施例である。前述の実施例で
は可動接触子（７）を平板の打抜き加工によって形成し
ていたのに対し、この実施例は可動接触子（７）を平板
の折曲げ加工によって形成してあり、（７Ｃ）には軸ビ
ン（２５）の挿通穴、（７ｆ）は接圧ばね（２０）の係
止穴である。他の部分の構造は基本的には同一・であり
、プランジャ（２１）の動作等も変らないので、詳しい
説明は省略する。

以りの実施例の説明からも明らかなように、本発明は−
Ｔ動接触子のループ部に流れる電流によって吸引される
プランジャを設け、短絡電流等の大電流が流れた場合に
プランジャを急激に吸引して−Ｉ動接触子に衝突させ、
その衝撃により可動接触子を回動して開極させるように
したものであって、機械的な衝撃力によって接触子を強
制的に開極するため開極スピードが大さくなってアーク
が走行しやすくなり、また平行導体部の電磁反発力を併
用した場合には平行導体部の長さが短くてずむた　　　
　　　　「め小型化することができ、また開極開始電流
値の設定はプランジャ復帰ばねの調整により容易に行な
える等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した回路しゃ断器の断面図、第２
図は同上の可動接触子部の分解斜視図、第３図は同可動
接触子部の平向図、１３４図（２）乃至（（ｌは同上の
要部の断面図、第５図は可動接触子の斜視図、第６図は
プランジャ部の断面図、第７図は他の実施例の可動接触
子の斜視図、第８図は同上の可動接触子部の平面図、第
９図は同上の要部の断面図である。 （６１・・・可動接点、（７）・・・可動接触子、（８
）・・・可撓導線、（１１）・・・可動接触子支持枠、
（２１）・・プランジャ、（２６）・・・ループ部、（
２７）（２８）・・・ヨーク、（２９）・・・プランジ
ャ支持筒、（３０）・・・プランジャ復帰ばね。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　一端に可動接点を有し回動可能に支持されて
   いる可動接触子の他端に形成されて先端に可撓導線を接
   続されたほぼＣ字状のループ部と、ループ部の外周を囲
   むように配設されたヨークと、ヨークに軸方向に移動可
   能に支持されループ部の電流によりループ部内に吸引さ
   れるプランジャと、プランジャをループ部から離れる方
   向に常時付勢するプランジャ復帰ばねとを備え、設定値
   を超える大電流が流れた場合にプランジャを急激に吸引
   して可動接触子に衝突させ、その衝撃により可動接触子
   を回動して開極させるように構成したことを特徴とする
   接触子装置。