JPH06101248B2 - 走水防止用吸水膨潤テ−プ - Google Patents

走水防止用吸水膨潤テ−プ

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JPH06101248B2
JPH06101248B2 JP60004519A JP451985A JPH06101248B2 JP H06101248 B2 JPH06101248 B2 JP H06101248B2 JP 60004519 A JP60004519 A JP 60004519A JP 451985 A JP451985 A JP 451985A JP H06101248 B2 JPH06101248 B2 JP H06101248B2
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國晃 竹内
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日本バイリ−ン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は通信ケーブル等内の走水を防止する吸水膨潤テ
ープに関するものである。
(従来の技術) 従来において光フアイバーケーブル等の通信ケーブル等
内の走水防止用テープは特開昭58−207007号公報、実開
昭59−152626号公報等に公知である。
しかしながら特開昭58−207007号公報に記載される走水
防止用テープは単に水を吸収することによりゲル状化す
る物質をテープに含ませたものであるため強度が弱くケ
ーブルを製造する際の巻き付け時に要求される引っ張り
強度が不足していた。
一方実開昭59−152626号公報に記載される捕水テープは
補強体と吸水性ポリマーの繊維布とからなるため十分な
引っ張り強度を持つ。
しかし吸水性ポリマーの繊維布は布の状態のままで吸水
して体積が膨張するのでゲルの自由度が少なく布から離
れた位置の空隙を塞ぐことは出来ず、しかも補強体がフ
ィルム、紙、布等の比較的緻密な構造のものからなるた
めゲル状に膨潤した吸水性ポリマーが通過出来ずケーブ
ルを作成した場合に補強体を設けた側にできるケーブル
内の空隙を吸水性ポリマーによって速やかに塞ぐことは
出来なかった。
この様に従来の走水防止用テープには巻き付け時に要求
される引張り強度を十分有すると共に吸水膨潤時にケー
ブル内の空隙を速やかに塞いで走水を防止出来る吸水膨
潤テープとしての改良の余地があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は以上の従来の問題を解決し引張り強度を十分有
すると共に吸水時に瞬時に膨潤して走水を防止出来る吸
水膨潤テープの提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上の目的達成のために パルプ繊維の母体内に粉末状の吸水膨潤剤が含有された
吸吸膨潤層と、該吸水膨潤層を補強すると共にゲル状に
膨潤した吸水膨潤剤を通過させる粗い網目のメッシュ体
とからなる走水防止用吸水膨潤テープ を提案するものである。
(実施例) 以下本発明の走水防止用吸水膨潤テープを図面に示す実
施例に従い説明する。
第1図は本発明の走水防止用吸水膨潤テープを示し、該
吸水膨潤テープ(19)はパルプ繊維の母体内に吸水膨潤
剤(21)の粉末を含有させた吸水膨潤層(20)を有す
る。前記吸水膨潤剤(21)としては華僑ポリアクリル酸
塩、アクリル酸グラフト澱粉、変性ポリビニルアルコー
ル、ビニルアルコール−アクリル酸塩ブロツクポリマー
等が考えられる。
次に前記吸水膨潤層(20)の裏面にはこれを補強するメ
ッシュ体(22)が付着されている。
該メッシュ体(22)はゲル状に膨潤した吸水膨潤剤が通
過出来る様に第2図に示す様な30メッシュ以下の粗い網
目のメッシュ材料で作られる。
すなわちメッシュ材料として例えばスクリム、プラスチ
ックネツト、粗織物等が考えられる。
メッシュ体(22)のより詳細な実施例としてはテトロン
糸素材の6×3/cm間又はポリエステル糸素材の12×12/
インチ間のものに熱接着剤としてエチレン酢酸ビニルを
コーティングしたものをカレンダーロールで熱圧着して
形成するスクリムが考えられる。
更にメッシュ材料としてそれ自体吸水膨潤特性を有する
ものを用いれば該メッシュ体(22)は吸水膨潤層(20)
の吸水時にこれに代つてクッション作用を発揮して有益
である。
以上の実施例に示した本発明の吸水膨潤テープを適用し
た通信ケーブルの一例を第3図に基き説明する。
すなわち該ケーブルはポリエチレン等の緩衝層(15)に
より外周面を被覆された鋼線等の抗張線(16)をその中
心に有する。
該抗張線(16)の外周部には複数本(図示のものは6
本)のフアイバー線ユニット(6)が相互の間に隙間G
を有して配置される。
該フアイバー線ユニット(6)自体も鋼線等の抗張線
(14)をその中心に有する。
該抗張線(14)の外周部には複数本(図示のものは6
本)のフアイバー芯(12)(シリコンゴム、ポリアミド
等の被覆層(11)により被覆されている)が配置され
る。更に複数本の前記ファイバー芯(12)は束にされて
ポリエチレン等の防水性材料で作られた緩衝層(9)で
包まれる。
該緩衝層(9)の外周面は吸水膨潤テープ(19)を巻き
付けて形成した押え巻層(7)により被覆されている。
次に複数本の以上に示したフアイバー線ユニツト(6)
は相互の間に隙間Gを有する状態で束にされて他の押え
巻層(4)により包まれる。
該押え巻層(4)は前記押え巻層(7)と同様に前記吸
水膨潤テープ(19)を巻き付けて形成したものである。
次に押え巻層(4)の外周面にはラミネート層(2)が
設けられ、該ラミネート層(2)はアルミニウム箔テー
プ等を巻付けて形成したものである。
更にラミネート層(2)の外周面はポリエチレン等のシ
ース(1)ににより被覆されている。
以上に示した通信ケーブルについて本発明の吸水膨潤テ
ープの作用を次に説明する。
すなわち何らかの原因によりシース(1)に裂目等が生
じると外界の水がそこから浸入しシース(1)及びラミ
ネート層(2)を通過して押え巻層(4)に致ることに
なる。
これにより押え巻層(4)を形成する吸水膨潤テープ
(19)の吸水膨潤剤(21)は吸水してゲル状に膨潤して
隙間Gに膨出する。
この際メッシュ体(22)が隙間G側にあれば吸水膨潤剤
(21)は該メッシュ体(22)の粗い網目を容易に通過し
て隙間Gへと瞬時に膨出することになる。
一方水はフアイバー線ユニット(6)の外周面に配置さ
れた押え巻層(7)にも致る。これにより押え巻層
(7)の吸水膨潤剤(21)は同様吸水してゲル状に膨潤
して隙間Gに膨出する。
この結果隙間Gはゲル状に膨潤した吸水膨潤剤(21)に
より封じられることになり水が該隙間Gに沿つてケーブ
ル内を走水することは防止される。
第4図は本発明の他の吸水膨潤テープを示し、該吸水膨
潤テープは第1図のものと比較して次の特徴を有する。
すなわちメッシュ体(22)は吸水膨潤剤(21)を含有す
る表裏1対の吸水膨潤層(20)にサンドイッチされて配
置され該吸水膨潤層(20)を補強している。
第5図は本発明の他の吸水膨潤テープを示し、該吸水膨
潤テープは第1図のものと比較して次の特徴を有する。
すなわち吸水膨潤層(20)は吸水膨潤剤(21)のみから
構成され、更に該吸水膨潤層(20)はテイツシュ等の表
皮層(23)にサンドイッチされている。
前記表皮層(23)の裏面にはこれを補強するメッシュ体
(22)が付着されている。
(発明の効果) 本発明の走水防止用吸水膨潤テープの実施例は以上の通
りでありその効果を次に列記する。
(1)本発明の吸水膨潤テープは特許請求の範囲に記載
した構成であり、特に吸水膨潤層はメッシュ体により補
強されているため十分な引張り強度を有する。
(2)本発明の吸水膨潤テープは同上の構成であり、特
にゲル状に膨潤した吸水膨潤剤を通過させる粗い網目の
メッシュ体により補強されているため吸水膨潤剤はメッ
シュ体の粗い網目を通過して瞬時に膨出することが出
来、その結果メッシュ体によつて膨潤が妨げられること
はない。
(3)本発明の吸水膨潤テープは同上の構成であり、特
に吸水膨潤剤はパルプ繊維の母体内に粉末状に含有され
るため吸水時に母体に拘束されることなく母体のメッシ
ュから膨出し走水を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸水膨潤テープの断面図 第2図は同上吸水膨潤テープのメッシュ体の斜視図 第3図は同上吸水膨潤テープを適用した通信ケーブルの
一例を示す横断面図 第4図及び第5図は本発明の他の吸水膨潤テープの断面
図 1……シース 2……ラミネート層 4……押え巻層 6……フアイバー線ユニット 7……押え巻層 9……緩衝層 11……被覆層 12……フアイバー芯 14……抗張線 15……緩衝層 16……抗張線 19……吸水膨潤テープ 20……吸水膨潤層 21……吸水膨潤剤 22……メッシュ体 23……表皮層 G……隙間
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 6/36 Z 7139−2K 6/44 351 8807−2K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプ繊維の母体内に粉末状の吸水膨潤剤
    が含有された吸水膨潤層と、該吸水膨潤層を補強すると
    共にゲル状に膨潤した吸水膨潤剤を通過させる粗い網目
    のメッシュ体とからなる走水防止用吸水膨潤テープ
JP60004519A 1985-01-15 1985-01-15 走水防止用吸水膨潤テ−プ Expired - Fee Related JPH06101248B2 (ja)

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