JPH0648481Y2 - 光ファイバーケーブル - Google Patents
光ファイバーケーブルInfo
- Publication number
- JPH0648481Y2 JPH0648481Y2 JP18409887U JP18409887U JPH0648481Y2 JP H0648481 Y2 JPH0648481 Y2 JP H0648481Y2 JP 18409887 U JP18409887 U JP 18409887U JP 18409887 U JP18409887 U JP 18409887U JP H0648481 Y2 JPH0648481 Y2 JP H0648481Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- weight
- parts
- optical fiber
- absorbent resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、通信回線等に用いられる光ファイバーケーブ
ルに関する。
ルに関する。
＜従来技術＞ 一般に通信回線等に用いられている光ファイバーケーブ
ルは、一部に破損部が発生すると、この破損部から光フ
ァイバーケーブル内に浸水し、浸水した水ず長手方向に
浸水し、光ファイバー心線は、水に浸されることにな
る。そして光ファイバー心線が長時間、水に浸される
と、強度の低下をおこし、光ファイバー心線にかかって
いる張力により、最悪の場破断してしまう恐れがあっ
た。
ルは、一部に破損部が発生すると、この破損部から光フ
ァイバーケーブル内に浸水し、浸水した水ず長手方向に
浸水し、光ファイバー心線は、水に浸されることにな
る。そして光ファイバー心線が長時間、水に浸される
と、強度の低下をおこし、光ファイバー心線にかかって
いる張力により、最悪の場破断してしまう恐れがあっ
た。
このような問題を解決するため、１つは光ファイバー心
線の周囲の空隙にペトロラタム系または、ポリブテン系
の樹脂からなるジェリーを充填したケーブル、他に吸水
性樹脂粉末を直接前記空隙に充填するか、吸水性連続長
繊維を光ファイバー心線の周囲に配した防水ケーブルが
提案されている。前記問題を解決するため本出願人は、
実願昭62-93186号にて、スロット型ケーブルの、スロッ
ト部に光ファイバー心線集合体と吸水をサンドした構造
でかつ、吸水テープを押え巻にする出願をした。
線の周囲の空隙にペトロラタム系または、ポリブテン系
の樹脂からなるジェリーを充填したケーブル、他に吸水
性樹脂粉末を直接前記空隙に充填するか、吸水性連続長
繊維を光ファイバー心線の周囲に配した防水ケーブルが
提案されている。前記問題を解決するため本出願人は、
実願昭62-93186号にて、スロット型ケーブルの、スロッ
ト部に光ファイバー心線集合体と吸水をサンドした構造
でかつ、吸水テープを押え巻にする出願をした。
＜解決しようとする問題点＞ 本考案は、実願昭62-93186号の改良のものであり、つま
り実願昭62-93186号で用いた吸水テープは、疎水性プラ
スチックフィルム、または不織布からなる基材の両面に
吸水性樹脂とバインダー樹脂からなる塗膜層を設けてな
る。
り実願昭62-93186号で用いた吸水テープは、疎水性プラ
スチックフィルム、または不織布からなる基材の両面に
吸水性樹脂とバインダー樹脂からなる塗膜層を設けてな
る。
この場合、吸水性樹脂は塗膜層に均一に分散状態となっ
て、吸水の際、塗膜層の下層の吸水性樹脂は、上層のそ
れと較べて、時間的に遅れる為、吸水テープがもつ経時
的膨張効率が低いものであり、ケーブルに用いた場、止
水するまでの走水長の延長をきたしていた。
て、吸水の際、塗膜層の下層の吸水性樹脂は、上層のそ
れと較べて、時間的に遅れる為、吸水テープがもつ経時
的膨張効率が低いものであり、ケーブルに用いた場、止
水するまでの走水長の延長をきたしていた。
本考案は、以上の欠点に鑑み、吸水テープの経時的膨張
効率を上げ、ケーブルの走水防止能力の高い光ファイバ
ーケーブルを提供することを目的とする。
効率を上げ、ケーブルの走水防止能力の高い光ファイバ
ーケーブルを提供することを目的とする。
＜問題点を解決するための手段＞ スロット型光ファイバーケーブルにおいて、スロット部
に配される光ファイバー心線を挟んで配し、またスロッ
トロッドの周囲をスパイラル状の押え巻層となる吸水テ
ープとして、疎水性プラスチックフィルムまたは不織布
からなる基材の両面に吸水性樹脂100重量部に対し、親
水性基をもつ無機フィラーを２重量部以上10重量部以下
を含む塗膜層を設けたものを用いることにより解決し
た。
に配される光ファイバー心線を挟んで配し、またスロッ
トロッドの周囲をスパイラル状の押え巻層となる吸水テ
ープとして、疎水性プラスチックフィルムまたは不織布
からなる基材の両面に吸水性樹脂100重量部に対し、親
水性基をもつ無機フィラーを２重量部以上10重量部以下
を含む塗膜層を設けたものを用いることにより解決し
た。
次に図面により詳細に説明する。
第１図は、本考案の光ファイバーケーブルの一例を示す
断面図で、１は、プラスチック成形品のスロットロッド
で、２は、スロット部である。３は光ファイバー心線、
６は、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチック
層からなる外被層であり、４、５は、吸水テープであ
り、第２図に示すように延伸ポリエステルフィルム、延
伸ポリプロピレンフィルム等の疎水性プラスチック、ま
たはポリエステル長繊維の不織布からなる基材10の両面
に吸水性樹脂11 100重量部に対し、親水性基をもつ無
機フィラー12を２重量以上、10重量以下とバインダー樹
脂を含む塗工液を塗布した塗膜層が設けた構成からな
る。
断面図で、１は、プラスチック成形品のスロットロッド
で、２は、スロット部である。３は光ファイバー心線、
６は、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチック
層からなる外被層であり、４、５は、吸水テープであ
り、第２図に示すように延伸ポリエステルフィルム、延
伸ポリプロピレンフィルム等の疎水性プラスチック、ま
たはポリエステル長繊維の不織布からなる基材10の両面
に吸水性樹脂11 100重量部に対し、親水性基をもつ無
機フィラー12を２重量以上、10重量以下とバインダー樹
脂を含む塗工液を塗布した塗膜層が設けた構成からな
る。
吸水性樹脂100重量部に対し、無機フィラーが２重量部
より少ないと走水防止効果は小さく、また10重量部より
多いと吸水性樹脂粉末が脱落等が発生し、安定した塗膜
が得られにくい。
より少ないと走水防止効果は小さく、また10重量部より
多いと吸水性樹脂粉末が脱落等が発生し、安定した塗膜
が得られにくい。
この吸水性樹脂は、デンプン・アクリル酸グラフト共重
合体、デンプン・アクリル酸重合体、ポリアクリル酸塩
架橋体、酢酸ビニル・アクリル酸塩共重合体、インブチ
レン・無水マレイン酸共重合体、エチレンオキサイド架
橋体の１つまたは、組合せて用いる。
合体、デンプン・アクリル酸重合体、ポリアクリル酸塩
架橋体、酢酸ビニル・アクリル酸塩共重合体、インブチ
レン・無水マレイン酸共重合体、エチレンオキサイド架
橋体の１つまたは、組合せて用いる。
そして、吸水テープはそれぞれ、細条化して使用し、押
え巻テープ５は、前記吸水テープをスパイラル状に巻い
て用いる。
え巻テープ５は、前記吸水テープをスパイラル状に巻い
て用いる。
＜作用＞ 本考案の吸水テープの構造の一例を第３図に示す。
塗膜層にシリカ粉末が各吸水性樹脂粉末を橋渡しするが
ごとく分散配位され、内部の吸水性樹脂粉末への水のま
わり込みの時間が短縮され、表面層の吸水性樹脂だけで
なく、内部のそれも、瞬間的に吸水、膨張するする為、
ケーブルの破損部から浸入した水は、従来より短い走水
で防止できる。
ごとく分散配位され、内部の吸水性樹脂粉末への水のま
わり込みの時間が短縮され、表面層の吸水性樹脂だけで
なく、内部のそれも、瞬間的に吸水、膨張するする為、
ケーブルの破損部から浸入した水は、従来より短い走水
で防止できる。
＜実施例＞ 吸水性樹脂（スミカゲルNP-1010住友化学工業社製）100
重量部に対し、シリカ粉末（サイロイド244、富士ディ
ヴィソン化学製）５重量部とバインダー樹脂（スーパー
クロン803MW山陽国策パルプ製）15重量部を溶剤で混合
した塗工液をポリエチレンテレフタレートフィルム（厚
さ50μ）からなる基材の両面に塗布量が5g/m2になるよ
うに塗布し、塗膜層を形成した。これを巾1.3mm細条化
して、第３図に示す矩形チューブ（スリットサイズ:0.6
×1.6（mm））に１本入れ、走水試験を行なった。（実
施例１）その結果は、表−１に示す。
重量部に対し、シリカ粉末（サイロイド244、富士ディ
ヴィソン化学製）５重量部とバインダー樹脂（スーパー
クロン803MW山陽国策パルプ製）15重量部を溶剤で混合
した塗工液をポリエチレンテレフタレートフィルム（厚
さ50μ）からなる基材の両面に塗布量が5g/m2になるよ
うに塗布し、塗膜層を形成した。これを巾1.3mm細条化
して、第３図に示す矩形チューブ（スリットサイズ:0.6
×1.6（mm））に１本入れ、走水試験を行なった。（実
施例１）その結果は、表−１に示す。
これと同時に吸水性樹脂100重量部に対し、シリカ粉末
をそれぞれ、20重量部（比較例１）、10重量部（実施例
２）２重量部（実施例３）、１重量部（比較例２）に変
更した以外は実施例と同様の４種の塗工液をつくり、実
施例１と同様に吸水テープの走水試験を行なった。その
結果を表−１に示す。
をそれぞれ、20重量部（比較例１）、10重量部（実施例
２）２重量部（実施例３）、１重量部（比較例２）に変
更した以外は実施例と同様の４種の塗工液をつくり、実
施例１と同様に吸水テープの走水試験を行なった。その
結果を表−１に示す。
＜効果＞ 以上の結果に示す通り、水の走水を短い距離で止め、ケ
ーブルの強度の低下、光ファイバー心線への悪影響を最
小限にとどめるものである。
ーブルの強度の低下、光ファイバー心線への悪影響を最
小限にとどめるものである。
第１図は、光ファイバーケーブルの一例を示す破断説明
図、第２図は、光ファイバーケーブルに用いる吸水テー
プの断面図、第３図は、吸水テープの走水試験法を示す
説明図である。 １…スロットロッド、２…スロット部 ３…光ファイバー心線、４…吸水テープ ５…押え巻層、６…外被層
図、第２図は、光ファイバーケーブルに用いる吸水テー
プの断面図、第３図は、吸水テープの走水試験法を示す
説明図である。 １…スロットロッド、２…スロット部 ３…光ファイバー心線、４…吸水テープ ５…押え巻層、６…外被層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−96611（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−241507（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−244006（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−309907（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−75714（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−75713（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−62520（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−86016（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】スロット型光ファイバーケーブルにおい
て、スロット部に配される光ファイバー心線を疎水性プ
ラスチックフィルムまたは不織布からなる基材の両面に
吸水性樹脂、100重量部に対し、親水性基をもつ無機フ
ィラーを２重量部以上、10重量部以下を混合した塗膜層
を設けた吸水テープより挟み、かつスロットロッドの周
囲を前記吸水テープと同じ構成の押え巻テープによりス
パイラル状の押え巻層を形成したことを特徴とする光フ
ァイバーケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18409887U JPH0648481Y2 (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | 光ファイバーケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18409887U JPH0648481Y2 (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | 光ファイバーケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0188909U JPH0188909U (ja) | 1989-06-12 |
| JPH0648481Y2 true JPH0648481Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31475480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18409887U Expired - Lifetime JPH0648481Y2 (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | 光ファイバーケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648481Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-01 JP JP18409887U patent/JPH0648481Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0188909U (ja) | 1989-06-12 |
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