JPH06101049A - 金属複合酸化物膜の製造方法 - Google Patents
金属複合酸化物膜の製造方法Info
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- JPH06101049A JPH06101049A JP25324092A JP25324092A JPH06101049A JP H06101049 A JPH06101049 A JP H06101049A JP 25324092 A JP25324092 A JP 25324092A JP 25324092 A JP25324092 A JP 25324092A JP H06101049 A JPH06101049 A JP H06101049A
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- diketonate
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- film
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 それぞれ純度が99.0%以上のPb(DP
M)2 (グラフ(a))、Zr(DPM)4 (グラフ
(b))、およびTi(DPM)2 (O−i−C3 H7)
2 (グラフ(c))を気相源として用い、CVD法により
Pb(Zrx Ti1-x)O3 膜を形成する。 【効果】 均質で高機能なPZT膜が得られる。β−ジ
ケトネート金属錯体は、配位結合のため反応性に優れ、
揮発性もよく、またすべての原料の性質が類似している
ので、反応の制御が容易で均質な成膜が得られる。
M)2 (グラフ(a))、Zr(DPM)4 (グラフ
(b))、およびTi(DPM)2 (O−i−C3 H7)
2 (グラフ(c))を気相源として用い、CVD法により
Pb(Zrx Ti1-x)O3 膜を形成する。 【効果】 均質で高機能なPZT膜が得られる。β−ジ
ケトネート金属錯体は、配位結合のため反応性に優れ、
揮発性もよく、またすべての原料の性質が類似している
ので、反応の制御が容易で均質な成膜が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物系超電導体や誘
電体などの金属複合酸化物膜を、化学気相析出法(以
下、CVD法と略記する)によって形成する方法に関
し、さらに詳しくは、該金属複合酸化物膜を形成する金
属種の原料のすべてに、該金属の高純度β−ジケトネー
ト金属錯体のみを用いる金属複合酸化物膜の製造方法に
関する。
電体などの金属複合酸化物膜を、化学気相析出法(以
下、CVD法と略記する)によって形成する方法に関
し、さらに詳しくは、該金属複合酸化物膜を形成する金
属種の原料のすべてに、該金属の高純度β−ジケトネー
ト金属錯体のみを用いる金属複合酸化物膜の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、酸化物系のセラミックス薄膜ある
いは層状セラミックス等の製造方法としてCVD法が有
力な手段として用いられるようになり、その研究も盛ん
に行われている。例えば、YBa2 Cu3 Ox などの酸
化物系超電導体やPbLaZrTiOy (PLZT)な
どの強誘電体の薄膜の製造、あるいはLSI、光IC等
の集積回路の製造工程においてもCVD法が採用されて
いる。そしてその気相源としては、金属酸化物を構成す
る金属元素のアルキル化合物(例えばPb(C
2H5 )4 )やアルコキシド化合物(例えばZr(i−O
C3 H7 )4 )、あるいは、β−ジケトン(R1 −CO
−CH2 −CO−R2 )の金属錯体などが用いられてい
る。
いは層状セラミックス等の製造方法としてCVD法が有
力な手段として用いられるようになり、その研究も盛ん
に行われている。例えば、YBa2 Cu3 Ox などの酸
化物系超電導体やPbLaZrTiOy (PLZT)な
どの強誘電体の薄膜の製造、あるいはLSI、光IC等
の集積回路の製造工程においてもCVD法が採用されて
いる。そしてその気相源としては、金属酸化物を構成す
る金属元素のアルキル化合物(例えばPb(C
2H5 )4 )やアルコキシド化合物(例えばZr(i−O
C3 H7 )4 )、あるいは、β−ジケトン(R1 −CO
−CH2 −CO−R2 )の金属錯体などが用いられてい
る。
【0003】β−ジケトンの金属錯体は、揮発性が良
く、その結合が配位結合で弱いため反応性にも優れてい
て、CVD法の気相源として好適である。このようなβ
−ジケトネート金属錯体のCVD法用の原料としての有
用性については、オザワ(T.OZAWA)(サーモキミカ
アクタ(Thermochimica Acta),174巻(1991
年)が詳しく解析している。
く、その結合が配位結合で弱いため反応性にも優れてい
て、CVD法の気相源として好適である。このようなβ
−ジケトネート金属錯体のCVD法用の原料としての有
用性については、オザワ(T.OZAWA)(サーモキミカ
アクタ(Thermochimica Acta),174巻(1991
年)が詳しく解析している。
【0004】しかしながら、β−ジケトン類の金属錯体
は、一般に空気中の水分や炭酸ガスの影響を受けて劣化
し、変質し易く、純度の高いものが得られ難いという問
題がある。例えば、ジピバロイルメタン((CH3 )3
CCOCH2 COC(CH3 )3、以下DPMと略記す
る)は代表的なβ−ジケトンであるが、その金属錯体で
あるBa(DPM)2 やSr(DPM)2 は、その純度
が、製法によって、さらには、合成時の製造条件あるい
は環境によってきわめて敏感に左右される。例えば、こ
れらの代表的な製法としては、BaやSrの塩化物水溶
液中で、アンモニアや水酸化ナトリウムなどの塩基性反
応促進剤を滴下しつつβ−ジケトンと反応させる方法が
知られている。しかしながらこの方法では、水溶液を経
由するため工程中で脱水することが困難であり、水分の
影響で純度の高い錯体が得られない。また、錯体中に残
った水分が、保存中に錯体を変質あるいは劣化させる原
因ともなる。このことは、図1に示すように熱重量分析
にも表われる。図1の曲線のように、低温領域で不純
物蒸発気化による重量減(不純物気化量)が認められた
り、キレート気化の後に蒸発残量が認められる。また、
キレート蒸発曲線も、曲線のような段階状を示し、単
一物質でないことが認められる場合もある。
は、一般に空気中の水分や炭酸ガスの影響を受けて劣化
し、変質し易く、純度の高いものが得られ難いという問
題がある。例えば、ジピバロイルメタン((CH3 )3
CCOCH2 COC(CH3 )3、以下DPMと略記す
る)は代表的なβ−ジケトンであるが、その金属錯体で
あるBa(DPM)2 やSr(DPM)2 は、その純度
が、製法によって、さらには、合成時の製造条件あるい
は環境によってきわめて敏感に左右される。例えば、こ
れらの代表的な製法としては、BaやSrの塩化物水溶
液中で、アンモニアや水酸化ナトリウムなどの塩基性反
応促進剤を滴下しつつβ−ジケトンと反応させる方法が
知られている。しかしながらこの方法では、水溶液を経
由するため工程中で脱水することが困難であり、水分の
影響で純度の高い錯体が得られない。また、錯体中に残
った水分が、保存中に錯体を変質あるいは劣化させる原
因ともなる。このことは、図1に示すように熱重量分析
にも表われる。図1の曲線のように、低温領域で不純
物蒸発気化による重量減(不純物気化量)が認められた
り、キレート気化の後に蒸発残量が認められる。また、
キレート蒸発曲線も、曲線のような段階状を示し、単
一物質でないことが認められる場合もある。
【0005】純度の高いβ−ジケトネート金属錯体を得
るには、水分のない環境で合成する必要がある。本発明
者らによって既に提案されている特願平4−55693
号によれば、無水有機溶媒中でアルカリ土類金属とβ−
ジケトンとを、直接反応させることによって(無水直接
合成法)、アルカリ土類金属の高純度β−ジケトネート
錯体が得られる。この方法によれば図1の曲線に示す
ように、不純物気化量も蒸発残量も認められず、キレー
ト蒸発も一段の曲線となり、実質的に純度が100%の
錯体が得られる。従来、酸化物系超電導体(YBa2 C
u3 Ox )を、β−ジケトネート金属錯体を原料として
CVD法によって作成するのが困難であったが、このよ
うな無水直接合成法によって得られた錯体を用いること
によって可能となった。
るには、水分のない環境で合成する必要がある。本発明
者らによって既に提案されている特願平4−55693
号によれば、無水有機溶媒中でアルカリ土類金属とβ−
ジケトンとを、直接反応させることによって(無水直接
合成法)、アルカリ土類金属の高純度β−ジケトネート
錯体が得られる。この方法によれば図1の曲線に示す
ように、不純物気化量も蒸発残量も認められず、キレー
ト蒸発も一段の曲線となり、実質的に純度が100%の
錯体が得られる。従来、酸化物系超電導体(YBa2 C
u3 Ox )を、β−ジケトネート金属錯体を原料として
CVD法によって作成するのが困難であったが、このよ
うな無水直接合成法によって得られた錯体を用いること
によって可能となった。
【0006】ところで、CVD法はまた、強誘電体薄膜
の形成法としても最近盛んに研究されている。鉛含有ペ
ロブスカイト系のPbTiO3 、Pb(Zr,Ti)O
3 (以下、PZTと略記する)、(Pb,La)(Z
r,Ti)O3 (以下、PLZTと略記する)などの金
属複合酸化物膜は、集積回路のDRAMのキャパシタ材
料、不揮発性メモリ、赤外センサなどへの応用が期待さ
れている。そして、これらの薄膜作製法としてCVD法
が採用されている。(株)サイエンスフォーラム発行
「強誘電体薄膜集積化技術」(塩嵜忠 監修)第3章
(115頁)には最近の研究状況が詳しく記載されてい
る。それによれば、気相源として、Pb(DPM)2 の
ようなβ−ジケトネート金属錯体の他に、Pb(C2 H
5 )4 のようなアルキル化合物やTi(i−O−C3 H
7 )のようなアルコキシド化合物なども使われている。
の形成法としても最近盛んに研究されている。鉛含有ペ
ロブスカイト系のPbTiO3 、Pb(Zr,Ti)O
3 (以下、PZTと略記する)、(Pb,La)(Z
r,Ti)O3 (以下、PLZTと略記する)などの金
属複合酸化物膜は、集積回路のDRAMのキャパシタ材
料、不揮発性メモリ、赤外センサなどへの応用が期待さ
れている。そして、これらの薄膜作製法としてCVD法
が採用されている。(株)サイエンスフォーラム発行
「強誘電体薄膜集積化技術」(塩嵜忠 監修)第3章
(115頁)には最近の研究状況が詳しく記載されてい
る。それによれば、気相源として、Pb(DPM)2 の
ようなβ−ジケトネート金属錯体の他に、Pb(C2 H
5 )4 のようなアルキル化合物やTi(i−O−C3 H
7 )のようなアルコキシド化合物なども使われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
原料の成膜性に対する評価については、多くの場合には
DPMのようなβ−ジケトネート錯体の評価が高いが、
必ずしも明確な結論は得られていない。その主な原因
は、これら鉛含有ペロブスカイト系薄膜を構成する金属
のβ−ジケトネート錯体の高純度なものが、現状では容
易に得られなためであろう。CVD法による金属複合酸
化物薄膜の成膜においては、原料の純度が成膜性へ大き
く寄与する。したがって、同一金属であっても有機金属
の有機基の違いが成膜性へ及ぼす影響の評価は、原料の
高純度化の今後の研究成果にもかかっているものと考え
られる。
原料の成膜性に対する評価については、多くの場合には
DPMのようなβ−ジケトネート錯体の評価が高いが、
必ずしも明確な結論は得られていない。その主な原因
は、これら鉛含有ペロブスカイト系薄膜を構成する金属
のβ−ジケトネート錯体の高純度なものが、現状では容
易に得られなためであろう。CVD法による金属複合酸
化物薄膜の成膜においては、原料の純度が成膜性へ大き
く寄与する。したがって、同一金属であっても有機金属
の有機基の違いが成膜性へ及ぼす影響の評価は、原料の
高純度化の今後の研究成果にもかかっているものと考え
られる。
【0008】β−ジケトネート錯体系の良好な揮発性と
反応性に加えて、アルキル鉛の毒性なども考慮すると、
鉛に関しては、Pb(DPM)2 を気相源として用いる
のが好ましい。そして、基板の大面積化により膜の均一
性を考慮すると、反応速度や拡散速度が同程度の原料を
用いることが望ましい。このことから、鉛含有ペロブス
カイト系強誘電体の成膜には、Pb(DPM)2 に合わ
せて、他のTi,Zr,Laも、β−ジケトネート錯体
系の原料を使うことが望まれていた。しかしながら現状
では、それらの錯体の高純度なものを得るのが必ずしも
容易ではないことから、PZTあるいはPZLTのCV
D法による成膜においては、これまでに構成元素すべて
をβ−ジケトン系の原料を使用した例がなかった。
反応性に加えて、アルキル鉛の毒性なども考慮すると、
鉛に関しては、Pb(DPM)2 を気相源として用いる
のが好ましい。そして、基板の大面積化により膜の均一
性を考慮すると、反応速度や拡散速度が同程度の原料を
用いることが望ましい。このことから、鉛含有ペロブス
カイト系強誘電体の成膜には、Pb(DPM)2 に合わ
せて、他のTi,Zr,Laも、β−ジケトネート錯体
系の原料を使うことが望まれていた。しかしながら現状
では、それらの錯体の高純度なものを得るのが必ずしも
容易ではないことから、PZTあるいはPZLTのCV
D法による成膜においては、これまでに構成元素すべて
をβ−ジケトン系の原料を使用した例がなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はCVD法によっ
て金属複合酸化物膜を形成する方法において、気相源と
して、純度が99.0%以上のβ−ジケトネート金属錯
体を用いること特徴とするものである。
て金属複合酸化物膜を形成する方法において、気相源と
して、純度が99.0%以上のβ−ジケトネート金属錯
体を用いること特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下、β−ジケトンの代表例として、ジピバ
ロイルメタンを挙げ、また金属複合酸化膜の例としてP
ZT膜およびPLZT膜を挙げて、本発明を詳しく説明
する。
ロイルメタンを挙げ、また金属複合酸化膜の例としてP
ZT膜およびPLZT膜を挙げて、本発明を詳しく説明
する。
【0011】本発明において気相源として用いられる純
度が99.0%以上のβ−ジケトネート金属錯体原料
は、本発明者らによってすでに提案されている以下の方
法により合成することができる。Pbについては、特願
平4−67440号によれば、高純度のジピバロイルメ
タン(DPM)の錯体:Pb(DPM)2 が得られる。
すなわち、脱水された有機溶媒中で、塩基性反応促進剤
の存在下、酢酸鉛とβ−ジケトンとを反応させ、得られ
た生成物を、有機溶媒中で再結晶法により精製すること
によって、純度99.5%以上の錯体が得られる。β−
ジケトンにジピバロイルメタン(DPM)を用いると、
実質的に純度100%のPb(DPM)2 が得られる。
度が99.0%以上のβ−ジケトネート金属錯体原料
は、本発明者らによってすでに提案されている以下の方
法により合成することができる。Pbについては、特願
平4−67440号によれば、高純度のジピバロイルメ
タン(DPM)の錯体:Pb(DPM)2 が得られる。
すなわち、脱水された有機溶媒中で、塩基性反応促進剤
の存在下、酢酸鉛とβ−ジケトンとを反応させ、得られ
た生成物を、有機溶媒中で再結晶法により精製すること
によって、純度99.5%以上の錯体が得られる。β−
ジケトンにジピバロイルメタン(DPM)を用いると、
実質的に純度100%のPb(DPM)2 が得られる。
【0012】Zrについては、特願平4−1008号に
よれば、Zrの塩化物とβ−ジケトンとを、不活性ガス
雰囲気下、有機溶媒中で反応させることによって、高純
度のZrの錯体が得られる。β−ジケトンにジピバロイ
ルメタン(DPM)を用いると、実質的に純度100%
のZr(DPM)4 が得られる。
よれば、Zrの塩化物とβ−ジケトンとを、不活性ガス
雰囲気下、有機溶媒中で反応させることによって、高純
度のZrの錯体が得られる。β−ジケトンにジピバロイ
ルメタン(DPM)を用いると、実質的に純度100%
のZr(DPM)4 が得られる。
【0013】Tiについては、特願平4−67441号
によれば、高純度のジピバロイルメタン(DPM)の錯
体;Ti(DPM)2 (O−i−C3 H7 )2 が得られ
る。すなわち、脱水された有機溶媒中で、テトラアルコ
キシチタンとβ−ジケトンとを直接反応させることによ
って、実質的に純度100%のTi(DPM)2 (O−
i−C3 H7 )2 が得られる。
によれば、高純度のジピバロイルメタン(DPM)の錯
体;Ti(DPM)2 (O−i−C3 H7 )2 が得られ
る。すなわち、脱水された有機溶媒中で、テトラアルコ
キシチタンとβ−ジケトンとを直接反応させることによ
って、実質的に純度100%のTi(DPM)2 (O−
i−C3 H7 )2 が得られる。
【0014】Laについては、特願平4−227581
号によれば、Laの無水塩とβ−ジケトンとを、無水有
機溶媒中で、塩基性反応促進剤を用いて反応させ、純水
で洗浄後、真空乾燥することによって、純度99.0%
以上のLaの錯体が得られる。β−ジケトンにジピバロ
イルメタンを用いると、実質的に純度100%のLa
(DPM)3 が得られる。
号によれば、Laの無水塩とβ−ジケトンとを、無水有
機溶媒中で、塩基性反応促進剤を用いて反応させ、純水
で洗浄後、真空乾燥することによって、純度99.0%
以上のLaの錯体が得られる。β−ジケトンにジピバロ
イルメタンを用いると、実質的に純度100%のLa
(DPM)3 が得られる。
【0015】また本発明において、CVD法による成膜
は通常のCVD装置を用いて行うことができる。図3は
CVD装置の例を示したものである。図中符号1は恒温
槽、2は流量コントローラー、3は原料容器、4はヒー
ター、5はR.Fコイル、6はチャンバ、7はフィルタ
ー、8はポンプ、9は吸着式ガス処理装置、10は基板
をそれぞれ示す。この例の装置において、気相源となる
β−ジケトネート金属錯体は、それぞれ原料容器3,3
…に封入される。そして原料容器3,3…はそれぞれ所
定の温度に加熱され、内部のβ−ジケトネート金属錯体
が気化される。気化されたβ−ジケトネート金属錯体の
蒸気は、流量コントローラー2,2…を介して導入され
たArキャリアガスに同伴されて、それぞれチャンバ6
に供給される。一方、酸素ガスがチャンバ6直前でβ−
ジケトネート金属錯体蒸気の配管に導入され、これらの
蒸気とともにチャンバ6内に供給される。また、β−ジ
ケトネート金属錯体の蒸気が凝縮するのを防ぐために、
配管部分は恒温槽1によって、またチャンバ6前部はヒ
ーター4によって、それぞれ保温されている。チャンバ
6内には基板10が配置され、この基板10はR.Fコ
イル5によって加熱されるようになっている。またチャ
ンバ6内は、フィルター7を介してポンプ8,8によっ
て排気され、所定の圧力に保たれるようになっている。
さらにポンプ8,8の後には吸着式ガス処理装置9が設
けられている。そして、基板10が所定の温度に加熱さ
れ、チャンバ6内に原料ガスおよび酸素が導入されるこ
とによって、基板10上に金属複合酸化物膜が形成され
る。
は通常のCVD装置を用いて行うことができる。図3は
CVD装置の例を示したものである。図中符号1は恒温
槽、2は流量コントローラー、3は原料容器、4はヒー
ター、5はR.Fコイル、6はチャンバ、7はフィルタ
ー、8はポンプ、9は吸着式ガス処理装置、10は基板
をそれぞれ示す。この例の装置において、気相源となる
β−ジケトネート金属錯体は、それぞれ原料容器3,3
…に封入される。そして原料容器3,3…はそれぞれ所
定の温度に加熱され、内部のβ−ジケトネート金属錯体
が気化される。気化されたβ−ジケトネート金属錯体の
蒸気は、流量コントローラー2,2…を介して導入され
たArキャリアガスに同伴されて、それぞれチャンバ6
に供給される。一方、酸素ガスがチャンバ6直前でβ−
ジケトネート金属錯体蒸気の配管に導入され、これらの
蒸気とともにチャンバ6内に供給される。また、β−ジ
ケトネート金属錯体の蒸気が凝縮するのを防ぐために、
配管部分は恒温槽1によって、またチャンバ6前部はヒ
ーター4によって、それぞれ保温されている。チャンバ
6内には基板10が配置され、この基板10はR.Fコ
イル5によって加熱されるようになっている。またチャ
ンバ6内は、フィルター7を介してポンプ8,8によっ
て排気され、所定の圧力に保たれるようになっている。
さらにポンプ8,8の後には吸着式ガス処理装置9が設
けられている。そして、基板10が所定の温度に加熱さ
れ、チャンバ6内に原料ガスおよび酸素が導入されるこ
とによって、基板10上に金属複合酸化物膜が形成され
る。
【0016】以下原料合成例としてβ−ジケトネート金
属錯体の合成例について述べる。 (原料合成例1) Pb(DPM)2 の合成;無水メタノール680ml
に、DPM136gおよびNaOH29.5gを溶解し
た。一方、無水メタノールに酢酸鉛3水和物140gを
溶解した。次いで、これらの溶液を室温で混合して、白
色の沈殿を得た。この沈殿物をろ別して、無水メタノー
ル中で再結晶し、60℃で1時間、真空乾燥した。得ら
れたPb(DPM)2 の熱重量分析の結果を図2(a)
に示す。キレート蒸発量は100.0%であり、実質的
に純度100%のPb(DPM)2 であった。
属錯体の合成例について述べる。 (原料合成例1) Pb(DPM)2 の合成;無水メタノール680ml
に、DPM136gおよびNaOH29.5gを溶解し
た。一方、無水メタノールに酢酸鉛3水和物140gを
溶解した。次いで、これらの溶液を室温で混合して、白
色の沈殿を得た。この沈殿物をろ別して、無水メタノー
ル中で再結晶し、60℃で1時間、真空乾燥した。得ら
れたPb(DPM)2 の熱重量分析の結果を図2(a)
に示す。キレート蒸発量は100.0%であり、実質的
に純度100%のPb(DPM)2 であった。
【0017】(原料合成例2) Zr(DPM)4 の合成;窒素ガスで置換した三ツ口フ
ラスコに無水メタノール500mlを入れ、ここにDP
M136gを溶解した。一方、塩化ジルコニウム(Zr
Cl4 )60gを無水メタノール500mlに溶解し、
窒素ガスで置換した滴下ロートに注入した。窒素雰囲気
中で、三ツ口フラスコ中のDPMのメタノール溶液を攪
拌しながら、これにZrCl4 溶液を上記ロートから徐
々に滴下した。滴下終了後、1時間攪拌を続けた。生成
した沈殿を濾過して回収し、メタノールで洗浄後、真空
乾燥した。得られたZr(DPM)4 の熱重量分析の結
果を図2(b)に示す。キレート蒸発量は、100.0
%であり、実質的に純度100%のZr(DPM)4 で
あった。
ラスコに無水メタノール500mlを入れ、ここにDP
M136gを溶解した。一方、塩化ジルコニウム(Zr
Cl4 )60gを無水メタノール500mlに溶解し、
窒素ガスで置換した滴下ロートに注入した。窒素雰囲気
中で、三ツ口フラスコ中のDPMのメタノール溶液を攪
拌しながら、これにZrCl4 溶液を上記ロートから徐
々に滴下した。滴下終了後、1時間攪拌を続けた。生成
した沈殿を濾過して回収し、メタノールで洗浄後、真空
乾燥した。得られたZr(DPM)4 の熱重量分析の結
果を図2(b)に示す。キレート蒸発量は、100.0
%であり、実質的に純度100%のZr(DPM)4 で
あった。
【0018】(原料合成例3) Ti(DPM)2 (O−i−C3 H7 )2 の合成;チタ
ンテトライソプロポキシド(Ti(O−i−C3 H7 )
4 )25gを、n−ヘキサン300gに溶解した。一
方、DPM32gを、n−ヘキサン300gに溶解し
た。このDPM溶液を25℃に保ち攪拌した。ここにT
i(O−i−C3 H7 )4 溶液を滴下して、1時間後に
昇温を開始し、69℃にした。この状態で5時間保持
し、その後ロータリーエバポレータを用いて濃縮し、イ
ソプロピルアルコールを蒸発除去した。ついで得られた
濃縮液を−20℃の冷凍庫中に置いて結晶化させた後、
生成物をろ過し、40℃で10時間真空乾燥した。得ら
れたTi(DPM)2 (O−i−C3 H7 )2 の熱重量
分析の結果を図2(c)に示す。キレート蒸発量は、1
00.0%であり、実質的に純度100%のTi(DP
M)2 (O−i−C3 H7 )2 であった。
ンテトライソプロポキシド(Ti(O−i−C3 H7 )
4 )25gを、n−ヘキサン300gに溶解した。一
方、DPM32gを、n−ヘキサン300gに溶解し
た。このDPM溶液を25℃に保ち攪拌した。ここにT
i(O−i−C3 H7 )4 溶液を滴下して、1時間後に
昇温を開始し、69℃にした。この状態で5時間保持
し、その後ロータリーエバポレータを用いて濃縮し、イ
ソプロピルアルコールを蒸発除去した。ついで得られた
濃縮液を−20℃の冷凍庫中に置いて結晶化させた後、
生成物をろ過し、40℃で10時間真空乾燥した。得ら
れたTi(DPM)2 (O−i−C3 H7 )2 の熱重量
分析の結果を図2(c)に示す。キレート蒸発量は、1
00.0%であり、実質的に純度100%のTi(DP
M)2 (O−i−C3 H7 )2 であった。
【0019】(原料合成例4) La(DPM)3 の合成;無水メタノール150ml
に、水酸化ナトリウム5.87gと、DPM27.05
gとを入れ、完全に溶解させた。一方、塩化ランタン
(LaCl3 )12.0gを無水メタノール50mlに
溶解させた。両液をよく混合し、約25℃に保持して、
約3時間攪拌し沈殿反応を完結させた。純水1000m
lを加えて約3時間攪拌を続けることによって、沈殿を
純水で洗浄して水溶性塩分を溶解させた。次いでろ別し
て得られた固形物を、100℃、10時間真空乾燥し
て、La(DPM)3 を得た。得られたLa(DPM)
3 の熱重量分析の結果を図2(d)に示す。キレート蒸
発量は、100.0%であり、実質的に純度100%の
La(DPM)3 であった。図2(a)〜(d)の結果
からもわかるように、このようにして得られた4種の錯
体は、揮発特性が類似しており、その蒸発温度も接近し
ていて、同時に取り扱い易いことが認められた。
に、水酸化ナトリウム5.87gと、DPM27.05
gとを入れ、完全に溶解させた。一方、塩化ランタン
(LaCl3 )12.0gを無水メタノール50mlに
溶解させた。両液をよく混合し、約25℃に保持して、
約3時間攪拌し沈殿反応を完結させた。純水1000m
lを加えて約3時間攪拌を続けることによって、沈殿を
純水で洗浄して水溶性塩分を溶解させた。次いでろ別し
て得られた固形物を、100℃、10時間真空乾燥し
て、La(DPM)3 を得た。得られたLa(DPM)
3 の熱重量分析の結果を図2(d)に示す。キレート蒸
発量は、100.0%であり、実質的に純度100%の
La(DPM)3 であった。図2(a)〜(d)の結果
からもわかるように、このようにして得られた4種の錯
体は、揮発特性が類似しており、その蒸発温度も接近し
ていて、同時に取り扱い易いことが認められた。
【0020】以下本発明の実施例として、金属複合酸化
物膜の成膜の例を示す。 (実施例1)上記の原料合成例1〜3で得られたPb
(DPM)2 、Zr(DPM)4 、およびTi(DP
M)2 (O−i−C3 H7 )2 を気相源として用い、図
3に示したCVD装置を用いて、PZT(Pb(Zrx
Ti1-x )O3 )を成膜した。三つの原料容器3,3,
3に上記3種類の原料をそれぞれ充填し、下記表1に示
す成膜条件で、MgO単結晶(100面)基板10上に
膜厚2000ÅのPb(Zrx Ti1-x )O3 を成膜し
た。
物膜の成膜の例を示す。 (実施例1)上記の原料合成例1〜3で得られたPb
(DPM)2 、Zr(DPM)4 、およびTi(DP
M)2 (O−i−C3 H7 )2 を気相源として用い、図
3に示したCVD装置を用いて、PZT(Pb(Zrx
Ti1-x )O3 )を成膜した。三つの原料容器3,3,
3に上記3種類の原料をそれぞれ充填し、下記表1に示
す成膜条件で、MgO単結晶(100面)基板10上に
膜厚2000ÅのPb(Zrx Ti1-x )O3 を成膜し
た。
【0021】
【表1】
【0022】またMgO基板温度は、500、550、
600℃と変えて成膜した。得られたPZT膜のX線回
折結果を図4に示す。その結果、基板温度550℃で、
Pb(Zrx Ti1-x )O3 ペロブスカイト単一相膜が
得られ、さらに600℃ではC軸配向性の強い結晶膜が
得られた。基板温度600℃、成膜速度150Å/mi
nで得られた膜厚2000ÅのPZT膜の電気特性を調
べた結果、比誘電率は350、1.5V印加時のリーク
電流値は10-7A/cm2 のオーダーであり、高性能な
電子デバイスへの適用が期待されるものであった。
600℃と変えて成膜した。得られたPZT膜のX線回
折結果を図4に示す。その結果、基板温度550℃で、
Pb(Zrx Ti1-x )O3 ペロブスカイト単一相膜が
得られ、さらに600℃ではC軸配向性の強い結晶膜が
得られた。基板温度600℃、成膜速度150Å/mi
nで得られた膜厚2000ÅのPZT膜の電気特性を調
べた結果、比誘電率は350、1.5V印加時のリーク
電流値は10-7A/cm2 のオーダーであり、高性能な
電子デバイスへの適用が期待されるものであった。
【0023】(実施例2)実施例1において、MgO単
結晶基板10の温度を600℃とし、四つめの原料容器
3に上記原料合成例4で得られたLa(DPM)3 を充
填し、その四つめの原料容器温度を180℃にした以外
は実施例1と同じ条件で膜厚2000ÅのPLZT(P
b1-X LaX (Zr1-Y TiY )O3 )を成膜した。得
られたPLZT膜の比誘電率は実施例1のPZT薄膜と
同程度であり、リーク電流に関しては1桁低く、10-8
A/cm2 のオーダーであった。したがって、本発明の
方法により、高性能な電子デバイスへの適用が可能なP
b1-X LaX(Zr1-Y TiY )O3 薄膜が成膜でき
た。
結晶基板10の温度を600℃とし、四つめの原料容器
3に上記原料合成例4で得られたLa(DPM)3 を充
填し、その四つめの原料容器温度を180℃にした以外
は実施例1と同じ条件で膜厚2000ÅのPLZT(P
b1-X LaX (Zr1-Y TiY )O3 )を成膜した。得
られたPLZT膜の比誘電率は実施例1のPZT薄膜と
同程度であり、リーク電流に関しては1桁低く、10-8
A/cm2 のオーダーであった。したがって、本発明の
方法により、高性能な電子デバイスへの適用が可能なP
b1-X LaX(Zr1-Y TiY )O3 薄膜が成膜でき
た。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、CVD法
によって金属複合酸化物膜を形成する方法において、気
相源として、純度が99.0%以上のβ−ジケトネート
金属錯体を用いるものである。したがって均質で高機能
な薄膜を形成することができる。またβ−ジケトン系の
金属錯体は、配位結合のため反応性に優れ、揮発性もよ
く、またすべての原料の性質が類似しているので、2種
以上の原料を用いて金属複合酸化物膜を成膜する際に
も、反応の制御が容易で均質な膜が得られる。
によって金属複合酸化物膜を形成する方法において、気
相源として、純度が99.0%以上のβ−ジケトネート
金属錯体を用いるものである。したがって均質で高機能
な薄膜を形成することができる。またβ−ジケトン系の
金属錯体は、配位結合のため反応性に優れ、揮発性もよ
く、またすべての原料の性質が類似しているので、2種
以上の原料を用いて金属複合酸化物膜を成膜する際に
も、反応の制御が容易で均質な膜が得られる。
【図1】 Ba(DPM)2 の熱重量曲線の例を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図2】 本発明の実施例に用いたDPM金属錯体の熱
重量特性を示すグラフである。
重量特性を示すグラフである。
【図3】 本発明の実施例に用いたCVD装置の概略構
成図である。
成図である。
【図4】 本発明の実施例で得られたPZT薄膜のX線
回折図である。
回折図である。
3 原料容器 10 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津山 朝子 茨城県つくば市大久保10番地 日本酸素株 式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 化学気相析出法によって金属複合酸化物
膜を形成する方法において、気相源として、純度が9
9.0%以上のβ−ジケトネート金属錯体を用いること
を特徴とする金属複合酸化物膜の製造方法。 - 【請求項2】 それぞれ純度が99.0%以上のPb
(DPM)2 、Zr(DPM)4 、およびTi(DP
M)2 (O−i−C3 H7 )2 を気相源として用い、P
b(Zrx Ti1-x )O3 膜を形成することを特徴とす
る請求項1記載の金属複合酸化物膜の製造方法。 - 【請求項3】 それぞれ純度が99.0%以上のPb
(DPM)2 、Zr(DPM)4 、Ti(DPM)
2 (O−i−C3 H7 )2 、およびLa(DPM)3 を
気相源として用い、Pb1-X LaX (Zr1-Y TiY )
O3 膜を形成することを特徴とする請求項1記載の金属
複合酸化物膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25324092A JP3383330B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 金属複合酸化物膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25324092A JP3383330B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 金属複合酸化物膜の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101049A true JPH06101049A (ja) | 1994-04-12 |
JP3383330B2 JP3383330B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=17248515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25324092A Expired - Fee Related JP3383330B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 金属複合酸化物膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3383330B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003226665A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-08-12 | Mitsubishi Materials Corp | ジルコニウム(iv)キレート錯体及びその合成方法並びに該錯体を含む溶液原料、該錯体又は該溶液原料を用いて作製された高誘電体薄膜 |
JP2013145745A (ja) * | 1999-02-19 | 2013-07-25 | Advanced Technology Materials Inc | 液体前駆体溶液の混合液及び前駆体蒸気組成物 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP25324092A patent/JP3383330B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013145745A (ja) * | 1999-02-19 | 2013-07-25 | Advanced Technology Materials Inc | 液体前駆体溶液の混合液及び前駆体蒸気組成物 |
JP2003226665A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-08-12 | Mitsubishi Materials Corp | ジルコニウム(iv)キレート錯体及びその合成方法並びに該錯体を含む溶液原料、該錯体又は該溶液原料を用いて作製された高誘電体薄膜 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3383330B2 (ja) | 2003-03-04 |
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