JP2003226665A - ジルコニウム(iv)キレート錯体及びその合成方法並びに該錯体を含む溶液原料、該錯体又は該溶液原料を用いて作製された高誘電体薄膜 - Google Patents

ジルコニウム(iv)キレート錯体及びその合成方法並びに該錯体を含む溶液原料、該錯体又は該溶液原料を用いて作製された高誘電体薄膜

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JP2003226665A JP2002337603A JP2002337603A JP2003226665A JP 2003226665 A JP2003226665 A JP 2003226665A JP 2002337603 A JP2002337603 A JP 2002337603A JP 2002337603 A JP2002337603 A JP 2002337603A JP 2003226665 A JP2003226665 A JP 2003226665A
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Shingo Okamura
信吾 岡村
Hideyuki Hirakoso
英之 平社
Katsumi Ogi
勝実 小木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気化温度を低減するとともに、気化安定性を
有するジルコニウム(IV)キレート錯体を得る。高い成膜
速度が得られるジルコニウム(IV)キレート錯体及びその
合成方法並びに該錯体を含む溶液原料を提供する。均質
で高機能な高誘電体薄膜を提供する。 【解決手段】 次の式(1)に示されるジルコニウム(I
V)キレート錯体である。 【化6】 但し、dppdは次の式(2)で表される1,3-ジフェ
ニル-1,3-プロパンジオン残基である。 【化7】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FeRAM(Ferr
oelectric Random Access Memory;強誘電体メモリー)
等の誘電体メモリー、誘電体フィルター等に用いられる
複合酸化物系誘電体薄膜を有機金属化学蒸着法(Metal
Organic Chemical Vapor Deposition、以下、MOCV
D法という。)により形成するための原料、特にチタン
酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3;PZT)薄膜形
成用として好適なジルコニウム(IV)キレート錯体及びそ
の合成方法並びに該錯体を含む溶液原料、この錯体又は
溶液原料を用いて作製された高誘電体薄膜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来チタン酸ストロンチウム(ST)、
チタン酸バリウムストロンチウム(BST)、PZT等
の高誘電体薄膜形成用のCVD原料として各種金属アル
コキシド化合物や2,2,6,6-テトラメチル-3,5-ヘ
プタンジオン残基((CH3)3C-CO-CH2-CO-C(C
3)3の残基:以下、thdという。)のようなβ-ジケ
トネート化合物等を配位子とした有機金属錯体が用いら
れている。なおthdは、ジピバロイルメタン(DP
M)とも呼ばれる。
【0003】MOCVD法は、金属原料を減圧下で加熱
して気化させ、その蒸気を成膜室に輸送して基板上で熱
分解させることにより、生成した金属酸化物を基板上に
付着させる方法である。このMOCVD法による誘電体
薄膜の形成において、当初は、原料の有機金属化合物を
そのまま加熱して気化させ、発生した蒸気を成膜室に送
って成膜させていた。
【0004】有機金属錯体を用いて高誘電体薄膜を形成
する技術としては、純度が99.0%以上のβ-ジケト
ネート金属錯体を用いて金属複合酸化物膜を製造する方
法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。こ
の製造方法では金属複合酸化物膜を形成するための金属
材料として、Pb(DPM)2やZr(DPM)4、Ti(D
PM)2(O-i-C37)2等のβ-ジケトネート金属錯体を
用いることにより、全ての原料の性質を類似させている
ので、反応の制御が容易でかつ均質な膜を得ることがで
きる。
【0005】
【特許文献1】特開平6−101049号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】PZT薄膜は、基板上
に薄膜を形成するには一般的にBST薄膜を成膜する温
度よりも高い温度で成膜する必要があるが、従来PZT
薄膜を形成するために一般的に用いられ、上記特許文献
1にも例示されているジルコニウム(IV)thd錯体(特
許文献1中ではZr(DPM)4)は気化温度が約200
℃とPZT薄膜を形成するために必要な温度としては不
十分であり、また熱安定性も悪いため、基板上に薄膜を
形成する前の気体状態で分解が促進してしまう問題があ
った。本発明の目的は、気化温度を向上するとともに、
熱安定性を有するジルコニウム(IV)キレート錯体及びそ
の合成方法並びに該錯体を含む溶液原料を提供すること
にある。本発明の別の目的は、高い成膜速度が得られる
ジルコニウム(IV)キレート錯体及びその合成方法並びに
該錯体を含む溶液原料を提供することにある。本発明の
更に別の目的は、均質で高機能な高誘電体薄膜を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
次の式(1)に示されるジルコニウム(IV)キレート錯体
である。
【化3】
【0008】但し、dppdは次の式(2)で表される
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン残基である。
【化4】
【0009】請求項1に係る発明では、dppdがジル
コニウム(IV)イオンに配位して形成されたジルコニウム
(IV)キレート錯体である。dppdは従来より一般的に
使われているDPMに比べて分子量が大きいため、気化
温度が高い。またdppdはベンゼン環を分子内に有し
ているため、熱に対する安定性も極めて高い。従って、
dppdを用いて形成された金属キレート錯体も気化温
度が高く、熱安定性に優れる。
【0010】請求項2に係る発明は、ジルコニウムブト
キシド、四塩化ジルコニウム及びジルコニウムイソプロ
ポキシドからなる群より選ばれた1種又は2種以上のジ
ルコニウム化合物をトルエン、テトラヒドロフラン(以
下、THFという。)、ヘキサン、オクタン及びキシレ
ンからなる群より選ばれた1種又は2種以上の有機溶媒
に溶解する工程と、溶解液に対して1,3-ジフェニル-
1,3-プロパンジオンを添加混合する工程と、1,3-ジ
フェニル-1,3-プロパンジオン(以下、Hdppdと
いう。)を添加して得られた混合溶液を混合溶液に含ま
れる有機溶媒の沸点を越える温度で2〜5時間加熱して
還流する工程と、還流により濃縮して得られた結晶を精
製する工程とを含むことを特徴とするジルコニウム(IV)
キレート錯体の合成方法である。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1記載のジ
ルコニウム(IV)キレート錯体又は請求項2記載の合成方
法により得られたジルコニウム(IV)キレート錯体を有機
溶媒に溶解したことを特徴とする溶液原料である。請求
項4に係る発明は、請求項3に係る発明であって、有機
溶媒がTHF、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、エチルシクロヘキサン、ヘキサン、n-オクタン、
イソオクタン、ピリジン、ルチジン、酢酸ブチル及び酢
酸アミルからなる群より選ばれた1種又は2種以上の化
合物である溶液原料である。請求項5に係る発明は、請
求項1記載のジルコニウム(IV)キレート錯体、請求項2
記載の合成方法により得られたジルコニウム(IV)キレー
ト錯体、又は請求項3又は4記載の溶液原料を用いてM
OCVD法により作製された高誘電体薄膜である。高温
領域においても熱的安定であり、薄膜を成膜する際に気
相分解を起こし難いdppdがジルコニウム(IV)イオン
に配位して形成されたジルコニウム(IV)キレート錯体
や、この錯体を含む溶液原料を用いてMOCVD法によ
り作製することにより薄膜の組成制御が容易となり、得
られた誘電体薄膜は均質で高機能な薄膜となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のジルコニウム(IV)キレー
ト錯体は、前述した式(1)に示される化合物であっ
て、具体的な構造式は次の式(3)の通りである。
【0013】
【化5】
【0014】式(1)に示されるdppdは前述した式
(2)で表される1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジ
オン残基である。本発明のジルコニウム(IV)キレート錯
体は一個のジルコニウム(IV)イオンに対してそのジルコ
ニウム(IV)イオンの価数と同じ数である4つのdppd
が配位して形成された錯体である。
【0015】この本発明のジルコニウム(IV)キレート錯
体を合成するには、先ずジルコニウム(IV)キレート錯体
の出発原料を有機溶媒に溶解する。出発原料は有機溶媒
に15〜30重量%となるように溶解する。出発原料と
してはジルコニウムブトキシド、四塩化ジルコニウム及
びジルコニウムイソプロポキシドからなる群より選ばれ
た1種又は2種以上のジルコニウム化合物がそれぞれ選
択される。有機溶媒としてはトルエンに限らず、TH
F、ヘキサン、オクタン及びキシレンからなる群より選
ばれた1種又は2種以上の有機化合物が挙げられる。次
にこの溶解した溶液にHdppdを加える。Hdppd
はそのジルコニウム(IV)イオンの価数倍のモル量である
4倍モル量を添加する。Hdppdを添加した混合溶液
をこの溶液中に含まれる有機溶媒の沸点より高い温度で
2〜5時間、好ましくは5時間加熱して還流する。この
加熱還流により残留水分やOH基が共沸により除去され
るとともに、濃縮されて合成物の結晶が得られる。この
合成物の結晶は粗結晶であるため、有機溶媒を用いて再
結晶した後、減圧下で溶媒を昇華させる精製を繰返し行
うことにより、精製したジルコニウム(IV)キレート錯体
の結晶が得られる。
【0016】このように得られた本発明のジルコニウム
(IV)キレート錯体は、有機溶媒に溶解して溶液原料とし
て用いることが好適である。ここでの有機溶媒には、T
HF、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチル
シクロヘキサン、ヘキサン、n-オクタン、イソオクタ
ン、ピリジン、ルチジン、酢酸ブチル及び酢酸アミルか
らなる群より選ばれた1種又は2種以上の化合物が挙げ
られる。このジルコニウム(IV)キレート錯体と有機溶媒
の配合比は任意であり、その使用用途や、有機溶媒の種
類によって適宜調製することが好ましい。
【0017】本発明のジルコニウム(IV)キレート錯体
や、この錯体を含む溶液原料は、高温領域においても熱
的安定であり、薄膜を成膜する際に気相分解を起こし難
い。従って、この錯体や溶液原料を用いてMOCVD法
により作製することにより薄膜の組成制御が容易とな
り、得られた誘電体薄膜は均質で高機能な薄膜となる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 <実施例1>先ずジルコニウム化合物としてジルコニウ
ムブトキシドを出発原料として用い、これを有機溶媒と
してトルエンに20〜27重量%となるように溶解し
た。次いでこの溶解液にジルコニウムブトキシドに対し
て4倍モル量のHdppdを加え、この溶液を有機溶媒
の沸点より高い温度で5時間加熱還流することにより、
残留水分やOH基を共沸により除去するとともに、濃縮
し、白色結晶を得た。次にこの白色結晶をトルエンを用
いて再結晶後、減圧下で溶媒を昇華させる精製を繰返し
行うことにより精製した結晶を得た。得られた結晶の同
定は元素分析、質量分析及び1H-NMR(C66)によ
り行った。元素分析の結果では、Zr9.25%(理論
値9.27%)、C73.3%(理論値73.2%)、
H4.53%(理論値4.51%)であった。質量分析
ではm/Z=984[Zr(dppd)4]、538[Z
r(dppd)3+であった。上記分析結果より得られた
結晶は[Zr(dppd)4]のジルコニウム(IV)キレー
ト錯体であると同定された。
【0019】<実施例2>実施例1で合成された[Zr
(dppd)4]とthdを配位子とした錯体である[Z
r(thd)4]とについて、それぞれアルゴン雰囲気
中、10℃/minの昇温速度で熱重量分析を行った。 <比較評価1>実施例2の熱重量分析のTG曲線を図1
に示す。図1より明らかなように、本発明のジルコニウ
ム(IV)キレート錯体は、従来のthd錯体に比べて気化
温度が向上していることが判る。これにより、本発明の
ジルコニウム(IV)キレート錯体を用いて成膜を行うと気
体状態で分解されることがない。
【0020】<実施例3>先ず、ジルコニウムキレート
錯体として[Zr(dppd)4]を用意し、この錯体を
THFに溶解して濃度が0.1mol/lのZr溶液原
料を調製した。同様に、鉛キレート錯体として[Pb
(thd)2]を用意し、この鉛錯体をTHFに溶解して
濃度が0.1mol/lのPb溶液原料を調製した。ま
たチタンキレート錯体として[Ti(O-iPr)2(th
d)2]を用意し、この錯体をTHFに溶解して濃度が
0.1mol/lのTi溶液原料を調製した。続いて、
基板加熱式のCVD装置を用い、次の表1に示すような
成膜条件により基板上にPZT誘電体薄膜を成膜した。
【0021】
【表1】
【0022】<実施例4>基板温度を550℃に変更し
た以外は実施例3と同様にしてPZT誘電体薄膜を成膜
した。 <実施例5>基板温度を650℃に変更した以外は実施
例3と同様にしてPZT誘電体薄膜を成膜した。
【0023】<実施例6>鉛キレート錯体に[Pb(d
ppd)2]を用いた以外は実施例3と同様にしてPZT
誘電体薄膜を成膜した。 <実施例7>基板温度を550℃に変更した以外は実施
例6と同様にしてPZT誘電体薄膜を成膜した。 <実施例8>基板温度を650℃に変更した以外は実施
例6と同様にしてPZT誘電体薄膜を成膜した。
【0024】<比較例1>ジルコニウム(IV)キレート錯
体に[Zr(thd)4]を用いた以外は実施例3と同様
にしてPZT誘電体薄膜を成膜した。 <比較例2>基板温度を550℃に変更した以外は比較
例1と同様にしてPZT誘電体薄膜を成膜した。 <比較例3>基板温度を650℃に変更した以外は比較
例1と同様にしてPZT誘電体薄膜を成膜した。
【0025】<比較評価2>実施例3〜8及び比較例1
〜3でそれぞれ得られたPZT誘電体薄膜の成膜速度を
次の表2にそれぞれ示す。
【0026】
【表2】
【0027】表2より明らかなように、比較例1〜3の
PZT誘電体薄膜に比べて実施例3〜8のPZT誘電体
薄膜は、各基板温度条件においてそれぞれ高い成膜速度
により薄膜が得られていることが判る。特に基板温度が
650℃と高温領域での成膜をした比較例3では、基板
温度が550℃の比較例2よりも低い成膜速度となっ
た。これに対して、基板温度が650℃の実施例5及び
8では、基板温度が550℃の実施例4及び7に比べて
更に高い成膜速度により薄膜が得られており、その差は
顕著となっている。これは従来のジルコニウムキレート
錯体が高温領域において熱的に不安定であるために気相
分解を起こし、基板中に入らなくなっていることを示し
ている。これに対して本発明のジルコニウム(IV)キレー
ト錯体は、高温領域においても熱的安定であり、薄膜を
成膜する際に気相分解を起こし難く、安定して基板中に
取り込まれることが判る。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の一般式[Z
r(dppd)4]からなるジルコニウム(IV)キレート錯
体は、この錯体を原料としてMOCVD法により成膜す
ると、従来の有機金属錯体に代表されるthdを配位子
とする錯体と比べて、気化温度を高めることができるた
め、成膜基板温度を上げても気体状態で分解されること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2の熱重量分析によるTG曲線の結果を
示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平社 英之 茨城県那珂郡那珂町向山1002番地14 三菱 マテリアル株式会社総合研究所那珂研究セ ンター内 (72)発明者 小木 勝実 茨城県那珂郡那珂町向山1002番地14 三菱 マテリアル株式会社総合研究所那珂研究セ ンター内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AA03 AB78 AB81 AC90 AD15 BB11 BB25 BC10 BC19 BE62 4H049 VN06 VP01 VQ20 VQ24 VR44 VS12 VS21 VU24 VV02 VV16 VW02 VW06 4K030 AA11 BA00 BA01 BA18 BA22 BA42 JA10 LA01 LA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(1)に示されるジルコニウム(I
    V)キレート錯体。 【化1】 但し、dppdは次の式(2)で表される1,3-ジフェ
    ニル-1,3-プロパンジオン残基である。 【化2】
  2. 【請求項2】 ジルコニウムブトキシド、四塩化ジルコ
    ニウム及びジルコニウムイソプロポキシドからなる群よ
    り選ばれた1種又は2種以上のジルコニウム化合物をト
    ルエン、テトラヒドロフラン、ヘキサン、オクタン及び
    キシレンからなる群より選ばれた1種又は2種以上の有
    機溶媒に溶解する工程と、 前記溶解液に対して1,3-ジフェニル-1,3-プロパン
    ジオンを添加混合する工程と、 前記1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオンを添加し
    て得られた混合溶液を前記混合溶液に含まれる有機溶媒
    の沸点を越える温度で2〜5時間加熱して還流する工程
    と、 前記還流により濃縮して得られた結晶を精製する工程と
    を含むことを特徴とするジルコニウム(IV)キレート錯体
    の合成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のジルコニウム(IV)キレー
    ト錯体又は請求項2記載の合成方法により得られたジル
    コニウム(IV)キレート錯体を有機溶媒に溶解したことを
    特徴とする溶液原料。
  4. 【請求項4】 有機溶媒がテトラヒドロフラン、シクロ
    ヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
    ン、ヘキサン、n-オクタン、イソオクタン、ピリジ
    ン、ルチジン、酢酸ブチル及び酢酸アミルからなる群よ
    り選ばれた1種又は2種以上の化合物である請求項3記
    載の溶液原料。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のジルコニウム(IV)キレー
    ト錯体、請求項2記載の合成方法により得られたジルコ
    ニウム(IV)キレート錯体、又は請求項3又は4記載の溶
    液原料を用いて有機金属化学蒸着法により作製された高
    誘電体薄膜。
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