JPH06100298A - 高所作業車の過積載警報装置 - Google Patents

高所作業車の過積載警報装置

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JPH06100298A
JPH06100298A JP25090392A JP25090392A JPH06100298A JP H06100298 A JPH06100298 A JP H06100298A JP 25090392 A JP25090392 A JP 25090392A JP 25090392 A JP25090392 A JP 25090392A JP H06100298 A JPH06100298 A JP H06100298A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所作業車の作業台の過積載警報装置におい
て、作業台の昇降時に安全かつ適正な過積載警報を発す
るように、また、波状に推移する該圧力によって、警報
状態にもかかわらず、警報が解除してしまわないように
構成することを目的とする。 【構成】 作業台格納検出スイッチLS1がONしてか
ら設定時間Tにおいて、圧力センサーPSよりシリンダ
ー圧力Pを検出して過積載設定圧力Pk1と比較し、更
に、作業台1/2上昇検出スイッチLS2がONした瞬
間に、シリンダー圧力Pと過積載設定圧力Pk2とを比
較して、過剰積載警報の判断を行うものである。また、
一旦警報が発令されると、下降スイッチ15をONし、
かつシリンダー圧力Pが過積載設定圧力Pk1(Pk
2)以下にならないと警報が解除せず、作業台上昇が不
可能のままであるよう構成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルの屋内配管等、高
所における作業のため作業台を昇降自在に取り付けた高
所作業車の過積載警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業台をシザースリンク機構を介
して走行台車に連結し、該シザースリンク機構を油圧シ
リンダーの伸縮によって昇降させる如き構造の高所作業
車は公知となっているのである。このような高所作業車
において、作業台に積載する荷物等(運転者も含む)が
過剰であると、油圧シリンダーに高い圧力がかかって無
理が生じ、大変に危険な状態となるので、従来より過積
載警報装置を取り付けているのである。そして、過積載
の検出は、従来、シザースリンク機構を昇降するための
油圧シリンダーの圧力検出用の圧力センサーを取り付
け、過積載設定圧力Pkを設定し、該圧力センサーにて
検出する該シリンダー圧力の検出値Pが該設定圧力Pk
よりも大きい場合に、過積載警報を発していたのであ
る。また、過積載警報が発せられた時は、作業台が上昇
不可能となるよう構成されていたのである。
【0003】しかし、作業台上の荷物の重量が一定であ
っても昇降時にはシザースリンク機構のリンク比によ
り、油圧シリンダーにおける圧力値は一定とはならない
のである。即ち、図11の如く、先ず、作業台格納時に
油圧シリンダーを作動させる瞬間に高い圧力(初期最高
圧)Paがかかり、それから少しの間は減圧し、横這い
状になった後、やがて、作業台の上昇とともに漸次増圧
していくものである。かかる場合に、初期最高圧Paが
過積載設定圧力Pk以上であれば、作業台を上昇させる
や否や警報が発せられてしまう。この初期最高圧Pa
は、上昇開始時の瞬間的なものであり、上昇を続ければ
すぐにシリンダー圧力は下降するので、頻繁にこの時点
で警報を発し、その位置より上昇すれば警報は発せられ
なくなっていたのである。
【0004】
【発明の解決すべき課題】従来の過積載警報装置は、過
積載設定圧力Pkを一定値としている。そして、初期最
高圧Pa付近にて過積載を検出しなかった場合は、さら
に作業台を上昇させて、シリンダー圧力Pが上昇し、過
積載設定圧力Pkに達した時に過積載警報が発せられる
こととなる。ここで問題となるのは、過積載設定圧力P
kの設定値であり、設定値が高いと、作業台がかなり高
く、最高位置付近まで上昇しないと(図11におけるY
位置)警報が発せられないこととなり、危険である。一
方、該設定値を低くすると、作業台の上昇開始時におい
て、初期最高圧Paが過積載設定圧力Pkを超過する時
間が長くなり、まだ積載能力があるにもかかわらず、こ
の時点(図11におけるX位置)で警報が発せられ、作
業台の上昇が不可能となるのである。
【0005】また、別の問題点として、図11に示す如
く、該シリンダー圧力Pは、作業台を上昇させていく場
合において、初期最高圧Paに達した後、波状となって
減圧していく。従って、初期最高圧Paに達したシリン
ダー圧力Pが、すぐに波の谷状に減圧するので、該初期
最高圧Paが過積載設定圧力Pk以上であっても、すぐ
それ以下となってしまう。この状態において、初期最高
圧Pa付近の圧力値が、一定時間T以上において過積載
設定圧力Pkを上回る場合は、過積載警報が発せられる
のであるが、警報を発して作業台が停止するまでの間
に、該作業台が少し上昇しており、該上昇の間に、圧力
が波の谷間状に急に下がるので、過積載設定圧力Pkを
すぐに下回り、そのため、一度発令された警報が解除し
てしまうということもあり得る。この場合、実質的には
警報を発しなければならない状態であるにもかかわら
ず、警報が解除してしまうこととなるのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の如き課
題を解決するために、次のような構成とするものであ
る。走行台車と作業台との間にシザースリンク機構を介
装し、該シザースリンク機構は昇降用油圧シリンダーの
伸縮にて昇降可能である高所作業車において、作業台が
格納状態から僅かに上昇した時点においてONする作業
台格納検出スイッチ、作業台が全揚程の1/2の高さま
で上昇した時にONする作業台1/2上昇検出スイッ
チ、及び昇降用油圧シリンダーの圧力を検出する圧力セ
ンサーを設け、作業台格納検出スイッチがONしてから
作業台を上昇させる一定時間に、或いは作業台1/2上
昇検出スイッチがONした瞬間に、圧力センサーの検出
値が各位置毎に設定した過積載設定圧力以上となると、
過積載警報を発し、作業台を上昇不可能とするものと
し、更に、警報が発せられた場合は、作業台を下降させ
る下降スイッチがONし、かつ、圧力センサーの検出圧
力が過積載設定圧力以下にならなければ、警報解除せ
ず、作業台を上昇できないように過積載警報装置を構成
するものである。
【0007】
【作用】高所作業車の作業台の格納状態を解除して上昇
を開始すると、該作業台が少し上がった(15cm〜2
0cmに達した)時に作業台格納検出スイッチLS1が
ONし、それから一定時間Tにおいて、圧力センサーP
Sによって検出される油圧シリンダー7a・7bの初期
最高圧Pa付近における圧力Pと、過積載設定圧力Pk
1との比較がなされ、この時に過積載警報が発せられな
かった時は、更に作業台を上昇させると、全揚程の1/
2の位置に達した時に、作業台1/2上昇検出スイッチ
LS2がONした瞬間に、今度はシリンダー圧力Pと過
積載設定圧力Pk2との比較がなされ、該シリンダー圧
力Pが該過積載設定圧力Pk2を上回っていれば、過積
載警報が発せられ、作業台が高い位置に達してしまう前
に上昇を停止させるものである。
【0008】また、一旦警報が発せられると、下降スイ
ッチ15をONして検出圧力Pが過積載設定圧力Pk1
(Pk2)を下回るか、あるいは該検出圧力Pが該過積
載設定圧力Pk1(Pk2)を下回っても、下降スイッ
チ15をONしないと警報解除しないので、初期最高圧
Pa付近ではシリンダー圧力が波状に下降していく状態
であるが、警報が正しく発令され、危険な状態(過積載
のままで作業台を上昇しいていく)を回避(作業台を下
降させる)しない限り警報が解除しないのである。
【0009】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は本発明を用いた高所作業車の全体側面
図、図2は同じく作業台Bを上昇させた時の斜視図、図
3は過積載警報装置の回路図、図4は作業台上昇に伴う
シリンダー圧力の推移と本発明の過積載警報におけるシ
リンダー圧力検出位置を示すグラフ、図5は操作パネル
部D1の操作面を示す斜視図、図6は操作パネル部D2
の正面図、図7は昇降レバー9の平面図、図8は昇降ス
イッチ11の斜視図、図9は走行操作レバー8の平面
図、図10は走行操作レバー8によるクローラ走行装置
1の操向操作を示す図である。
【0010】図1及び図2より高所作業車の全体構成に
ついて説明する。走行台車Aは、バッテリー3を電源と
するDCモーター2の駆動力を駆動ミッションケースM
により変速してクローラ走行装置1を駆動するものであ
る。また、DCモーター2の近傍にはコントローラーボ
ックス4が配設されている。操向は、駆動ミッションケ
ースM付設の、左右に独立の電動モーター5aにて駆動
されるサイドクラッチアクチュエーター5L・5Rによ
るクラッチの断接により行うものである。また、後記走
行操作レバー8を中立位置にし、駆動停止すると、自動
的に制動する電磁駐車ブレーキ13が該駆動ミッション
ケースMの外側に設けられている。
【0011】走行台車Aの走行フレーム6よりシザース
リンク機構Cを介して作業台Bを連結している。シザー
スリンク機構Cは3段のシザースリンクを枢結した構成
であり、油圧シリンダーである上部昇降シリンダー7a
と下部昇降シリンダー7bの伸縮によって昇降するもの
である。そして、作業台Bには、上部操作パネル部D1
を設け、該上部操作パネル部D1の操作面に、走行及び
操向の両操作を行うジョイスティック形式の走行操作レ
バー8を配設している。また、走行台車Aには下部操作
パネル部D2を設けている。
【0012】操作パネル部D1の操作面は図5の如くで
あり、走行操作レバー8の他に、前記の昇降シリンダー
7a・7bを伸縮操作する昇降レバー9を配設してお
り、また過積載警報ランプ10a等の各種の警報ランプ
10を設けている。また、警報時に鳴動する警報ブザー
が内蔵されている。そして、下部操作パネル部D2は、
図6の如くであり、該昇降レバー9と同一機能の昇降ス
イッチ11を配設する他、キースイッチ12等を配設し
ている。
【0013】ここで、走行操作レバー8について説明し
ておく。該走行操作レバー8は、図9に示す如く、前方
Fに倒すと前進駆動、後方Rに倒すと後進駆動であり、
前後中心位置は駆動中立位置で、該DCモーター2の駆
動が停止するものである。なお、該レバーの前後傾倒角
が微小の範囲は、誤差的操作と見て、走行停止したまま
としている。また、左右方向に倒すと、サイドクラッチ
アクチュエーター5L・5Rによりサイドクラッチのい
ずれかが切れて、該クローラ走行装置1の左右いずれか
の駆動を停止し、車体旋回が行われるが、左右に倒すと
ただちにサイドクラッチが切れると、該レバーの誤差的
な左右の倒れでも車体が旋回してしまうので、該レバー
の左右傾動角が微小な範囲においては、両サイドクラッ
チが切れないようになっている。そして、斜め状に該レ
バーを傾倒した場合は、図10の如く、DCモーターを
駆動する一方、サイドクラッチのいずれかが切れて、ク
ローラ走行装置1を旋回させ、車体旋回するものであ
る。
【0014】次に、昇降レバー9及び昇降スイッチ11
の構成について図7及び図8より説明する。昇降レバー
9は前後に傾倒可能となっており、昇降スイッチ11
は、上部又は下部を押釦する構成となっている。そし
て、車両内には、前記昇降シリンダー7を伸長して作業
台Bを上昇させる上昇スイッチ14と、該昇降シリンダ
ー7を収縮して作業台Bを下降させる下降スイッチ15
が設けられており、該昇降レバー9を前方に傾倒する
か、または該昇降スイッチ11の上部を押すと、上昇ス
イッチ14がONし、該昇降レバー9を手前に傾倒する
か、または該昇降スイッチ11の下部を押すと、下降ス
イッチ15がONするのである。そして、図3の如く、
該上昇スイッチ14又は下降スイッチ15のONがコン
トローラー4に入力されて、電磁バルブSVを操作し、
該油圧シリンダー7a・7bを伸縮するものであり、上
昇スイッチ14がONした時は上部・下部油圧シリンダ
ー7a・7bを伸長させ、下降スイッチ15をONした
時には該油圧シリンダー7a・7bを収縮させて、シザ
ースリンク機構Cを操作し、作業台Bを昇降させるもの
である。該油圧シリンダーに送油する油圧ポンプ16
は、DCモーター2の駆動力を利用するものである。そ
して、該油圧シリンダー7a・7bの油路に、シリンダ
ー油圧値を検出する圧力センサーPSを設置しているの
である。
【0015】また、走行フレーム6には、作業台Bの格
納位置から僅かに上昇させた(15〜20cm程度の高
さ)位置にリミットスイッチよりなる作業台格納検出ス
イッチLS1を、そして、該作業台Bを上昇させてい
き、上昇最高位置までの約1/2の高さとなった時にO
Nするリミットスイッチからなる作業台1/2上昇検出
スイッチLS2を、各々シザースリンク機構Cの枢支軸
付近に設置し、該作業台Bの昇降時にON─OFFされ
るように構成されているのである。
【0016】次に、過積載警報装置の構造について、図
3及び図4より説明する。過積載警報装置は、基本的に
は、油圧シリンダー7a・7bの油圧を検出する圧力セ
ンサーPSの検出圧力値(シリンダー圧力)Pと、過積
載設定圧力を比較して、該検出圧力値が該設定圧力値以
上であれば、過積載警報を発するという構成である。こ
こで問題となるのは、該圧力比較を、作業台上昇中のど
の時に行うかである。従来技術にて述べた如く、油圧シ
リンダーの圧力値は、該作業台上昇中において一定では
ない。そこで、先ず、図4に示す如く、過積載設定圧力
Pk1を設定し、作業台格納検出スイッチLS1がON
した時、即ち、シリンダー圧力Pが初期最高圧Paに達
する付近にて圧力を検出し、該初期最高圧Paが設定時
間T(Tは極短い時間ではあるが、電気回路等での雑音
では作動しない程度の時間としている)以上の間、過積
載設定圧力Pk1を超過している場合は警報を発するの
である。しかし、過積載の状態であっても、作業台格納
検出スイッチLS1が故障したり、昇降途中で荷物を積
み込んで過積載になった場合には警報が発せられず、次
に該シリンダー圧力Pが過積載設定圧力Pk1を越える
のは、かなり作業台Bを上昇させてからになってしま
う。そこで、該作業台Bが高い位置まで上昇してしまう
までの、作業台1/2上昇検出スイッチLS2がONし
た時に、即ち、作業台Bが全揚程の約1/2の高さに達
した瞬間に、シリンダー圧力Pを検出し、該過積載設定
圧力Pk1とは別に(やや低めの値に)設定した、過積
載設定圧力Pk2と比較するものである。この位置で
は、以後作業台を上昇する毎にシリンダー圧力は上昇し
ていくので、初期最高圧Paにおいての検出の如く一定
時間をとらずに、瞬間における検出とし、即時的に警報
発令及び上昇停止がなされるようにしているのである。
【0017】過積載警報は、上部操作ボックスD1に設
置されている警報ランプ10の中の過積載警報ランプ1
0aを点灯させ、ブザーBZを鳴動するものである。更
に、該警報が発令されると、電磁バルブSVが作動され
て油圧シリンダー7a・7bの駆動が停止し、シザース
リンク機構C及び作業台Bが上昇不可能となるものであ
る。通常は、昇降レバー9あるいは昇降スイッチ11に
よって下降スイッチ15をONし、シリンダー圧力を下
げ、更に積み荷を降ろすことによって、シリンダー圧力
を設定圧力以下にすると、警報が解除して、再び上昇が
可能となるものである。
【0018】ところが、初期最高圧Pa付近において
は、警報を発する設定時間Tを超えて過剰積載設定圧力
Pk1を上回っている場合に、警報を発してシザースリ
ンク機構Cの上昇を停止するのであるが、該停止までの
間に少し該シザースリンク機構Cが上昇してしまって、
圧力が波状に急激に低下して、すぐに該過積載設定圧力
Pk1を下回り、警報を発する必要があるにもかかわら
ず解除し、作業台Bの上昇も可能となってしまうという
不具合があった。そこで本発明においては、一旦警報が
発令されると、検出圧力値Pが過積載設定圧力値Pk1
(またはPk2)を下回り、かつ下降スイッチ15がO
Nされないと、該警報が解除せず、シザースリンク機構
C(作業台B)の上昇も不可能であるよう構成している
のである。即ち、前述の不具合の場合であれば、検出圧
力値Pが過積載設定圧力値Pk1を下回っても、下降ス
イッチ15をONしていないので、警報が解除しないの
である。一方、下降スイッ15をONした場合にも、該
検出圧力Pが過積載設定圧力PK1(Pk2)を下回ら
ないと警報が解除しないこととなるのである。このよう
にして、警報必要事態であるにもかかわらず警報が解除
してしまう危険性を防止しているものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
如き効果を奏するものである。即ち、過積載設定圧力
を、作業台の上昇開始時と、作業台が全揚程の約1/2
の高さに達した時点との2段階において設定しており、
過積載の状態であって、作業台の上昇開始時に警報が発
せられなかった場合でも、作業台が1/2の高さにおい
て警報が発せられ、該作業台が高い位置まで上昇してし
まう前に上昇が停止するので安全性が確保されるのであ
る。また、両地点での検出は、作業台格納検出スイッチ
LS1と、作業台1/2上昇検出スイッチのLS2のO
Nに基づいてなされるものであり、どちらかのスイッチ
が故障しても、一方のスイッチの稼働によって警報が行
われるので、安全性を確保できるのである。
【0020】更に、一旦警報が発せられると、下降スイ
ッチがONし、かつシリンダー圧力が過積載設定圧力以
下とならないと、警報が解除されず、作業台も上昇でき
ない構成となっているため、作業台の上昇開始時の、波
状に圧力が低下する地点においても、不当に警報が解除
してしまうことなく、安全性を保つのである。以上のよ
うに、本発明は、安全かつ適正に稼働する過積載警報装
置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた高所作業車の全体側面図であ
る。
【図2】同じく作業台Bを上昇させた時の斜視図であ
る。
【図3】過積載警報装置の回路図である。
【図4】作業台上昇に伴うシリンダー圧力の推移と本発
明の過積載警報におけるシリンダー圧力検出位置を示す
グラフである。
【図5】操作パネル部D1の操作面を示す斜視図であ
る。
【図6】操作パネル部D2の正面図である。
【図7】昇降レバー9の平面図である。
【図8】昇降スイッチ11の斜視図である。
【図9】走行操作レバー8の平面図である。
【図10】走行操作レバー8によるクローラ走行装置1
の操向操作を示す図である。
【図11】従来の過積載装置におけるシリンダー圧力検
出方法を示すグラフである。
【符号の説明】
A 走行台車 B 作業台 C 昇降リンク D1 上部操作ボックス D2 下部操作ボックス PS 圧力センサー LS1 作業台格納検出スイッチ LS2 作業台1/2上昇検出スイッチ P 油圧シリンダー圧力(検出圧力値) Pk1 過積載設定圧力 Pk2 過積載設定圧力 1 クローラ走行装置 2 DCモーター 4 コントローラー 7a 上部油圧シリンダー 7b 下部油圧シリンダー 9 昇降レバー 10 警報ランプ 10a 過積載警報ランプ 11 昇降スイッチ 14 上昇スイッチ 15 下降スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 木村 幸徳 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車と作業台との間にシザースリン
    ク機構を介装し、該シザースリンク機構は昇降用油圧シ
    リンダーの伸縮にて昇降可能である高所作業車におい
    て、作業台が格納状態から僅かに上昇した時点において
    ONする作業台格納検出スイッチ、作業台が全揚程の1
    /2の高さまで上昇した時にONする作業台1/2上昇
    検出スイッチ、及び昇降用油圧シリンダーの圧力を検出
    する圧力センサーを設け、作業台格納検出スイッチがO
    N及び作業台1/2上昇検出スイッチがON時に、圧力
    センサーの検出値が各位置毎に設定した過積載設定圧力
    以上となると、過積載警報を発し、作業台が上昇不可能
    となることを特徴とする高所作業車の過積載警報装置。
  2. 【請求項2】 過積載警報装置を有する高所作業車にお
    いて、過積載警報が発せられた場合は、作業台を下降さ
    せる下降スイッチをONし、かつ、圧力センサーの検出
    圧力が過積載設定圧力以下にならなければ、警報解除せ
    ず、作業台を上昇できないことを特徴とする高所作業車
    の過積載警報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010149964A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Hokuetsu Kogyo Co Ltd 自走式高所作業車及び自走式高所作業車におけるバッテリの搭載位置決定方法
JP2017030954A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 株式会社豊田自動織機 産業車両

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