JP6472178B2 - ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置 - Google Patents

ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6472178B2
JP6472178B2 JP2014127168A JP2014127168A JP6472178B2 JP 6472178 B2 JP6472178 B2 JP 6472178B2 JP 2014127168 A JP2014127168 A JP 2014127168A JP 2014127168 A JP2014127168 A JP 2014127168A JP 6472178 B2 JP6472178 B2 JP 6472178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
lift frame
slide
hydraulic
loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014127168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016005928A (ja
Inventor
大志 足立
大志 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP2014127168A priority Critical patent/JP6472178B2/ja
Publication of JP2016005928A publication Critical patent/JP2016005928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6472178B2 publication Critical patent/JP6472178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車体フレーム上に傾倒可能に搭載されるリフトフレーム上のボディを、バッテリの電力によりスライド移動するようにしたボディ積み降ろし車両において、バッテリの残量が所定値を下回ったときは、ボディのスライド移動を積極的に停止して、ボディの積み卸し作業を常に安全に行えるようにした、新規なボディの移動制御装置に関する。
従来、油圧モータにより荷台を車両の車体上を前後方向に移動させ、傾斜フレームの傾動と協働して荷台を車体上と地面との間を積み降ろしするようにした車両運搬車は公知である(後記特許文献1参照)。
特開2012−46011号公報
ところで、前記従来の車両運搬車(ボディ積み降ろし車両)では、バッテリに蓄えた電力により電動モータを駆動し、この電動モータにより駆動される油圧モータにより荷台を作動し、積み降ろし作業時の環境負荷を低減するようにしている。
ところが、前記バッテリの残量が低下してくると、その電力低下に伴い、荷台を作動する油圧モータの回転数やトルクが徐々に下降し、荷台を作動する油圧ポンプが吐出する吐出圧が減少して、荷台のスライド移動が不安定になり、その積み降ろし作業を安全に行えなくなる場合がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、ボディ(荷台)のスライド移動中に、バッテリの残量が、所定値を下回った場合には、バッテリにより駆動される油圧モータに供給される油路を遮断制御して、ボディのスライド移動を積極的に停止し、ボディの積み降ろし作業の安全を確保するようにした新規なボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、車体フレーム上に傾動可能に搭載されるリフトフレームと、前記車体フレームと前記リフトフレームとの間に連結され、そのリフトフレームを傾倒するチルト手段と、前記リフトフレーム上にスライド可能に搭載されるボディと、前記リフトフレーム上に設けられ、前記ボディを前後にスライド駆動させる油圧モータと、バッテリの電力により駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの作動油圧により前記油圧モータを駆動制御する制御手段とを備え、
前記油圧モータは、バッテリの電力により駆動される油圧ポンプが吐出する圧油により回転されて、前記ボディをリフトフレームに対してスライド移動させるようにした、ボディ積み降ろし車両において、
前記制御手段は、前記ボディのスライド移動中に前記バッテリの電力が所定値を下回り、かつ、前記リフトフレームが前記車体フレームに対して傾倒しているとき、前記油圧モータへの制御油圧の供給を遮断して前記ボディのスライド移動を停止するように制御すると共に前記リフトフレームが前記車体フレームに対して平行であるときは、前記ボディを積込側にスライド移動中に、前記バッテリの電力が所定値を下回ったとしても、前記油圧モータへの制御油圧の供給を継続するように制御することを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項2の発明は、請求項1のものにおいて、前記ボディのスライド移動停止後は、前記油圧ポンプを、エンジンにより駆動できるようにして、前記ボディのスライド移動を再開できるようにしたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ボディのスライド移動中に前記バッテリの電力が所定値を下回り、かつ、前記リフトフレームが前記車体フレームに対して傾倒しているときは、前記油圧モータへの制御油圧の供給を遮断してボディのスライド移動を停止するようしたので、ボディの積み降ろし作業を安全に行うことができる。
また、ボディが平行であるときのスライド移動のうち、積込側に移動中にはバッテリが低くなってもボディの電動によるスライド移動を継続するため、エンジンによりボディを積み降ろしする時間を短かくすることができ、よって、環境負荷の増加分を少なくすることできる。
請求項2の発明によれば、ボディのスライド移動停止後は、エンジンによりボディのスライド移動をエンジンにより行うことができるので、ボディの積み降ろし作業を安全に再開することができる。
ボディ積み降ろし車両の側面図 図1の2矢視の一部破断平面図 図2の3−3線に沿うリフトフレームの拡大側面図 図3の4線矢視平面図 図4の5−5線に沿う拡大断面図 図5の6−6線に沿う断面図 ボディ積み降ろし車両の作用図 ボディ積み降ろし車両の作用図 リフトシリンダおよびスライドモータの駆動回路図 図9の10矢視仮想線囲い部分の拡大図 油圧モータ作動時の図9と同じ回路図 バッテリの残量低下時の図9と同じ回路図 油圧ポンプの駆動回路図 ボディ積み降ろし車両の動作フローチャート バッテリの残量低下時のボディのスライド制御フローチャート
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1,2において、前、後走行車輪を懸架したメインフレーム1上には、サブフレーム2が載置、固定されて車体フレームFSが構成され、この車体フレームFS上にリフトフレームFLが後方に傾動可能に搭載され、さらにこのリフトフレームFL上に、荷物を載置可能なボディBが前後にスライド移動可能に搭載される。
前記メインフレーム1の後端には、前記リフトフレームFLを前後方向に転動案内するための一対の案内輪3が横軸まわりに回転自在に軸支されている。またメインフレーム1の後端には、車両の積み降ろし作業時に、これを安定的に保持するアウトリガー4が張り出し可能に設けられる。
前記リフトフレームFLは、前記車体フレームFSよりも幅狭に形成され、前後方向に互いに平行に延びるチャンネル材よりなる一対の縦桁6を備えた、細長い方形枠状に形成されており、このリフトフレームFLの後部は、前記一対の案内輪3上に前後にスライド移動できるように載置されていて、その後部は車体フレームFSよりも後方に延長されている。このリフトフレームFLの前後方向の中間部と、前記サブフレーム2の前後方向中間部との間には、チルト手段8が連結されている。このチルト手段8は従来公知の構造のもので、サブフレーム2とリフトフレームFL間にピン連結10,11されるリフトリンク9と、このリフトリンク9の中間部とサブフレーム2との間にピン連結13,14される油圧シリンダよりなるリフトシリンダ12とより構成されており、このリフトシリンダ12の伸長作動により、リフトフレームFLを後方に傾動させることができる。
前記リフトフレームFLには、前記ボディBを係脱可能に連結する連結手段Cと、この連結手段Cを前後に強制移送するための移送手段Tが設けられる。
図3〜6に示すように、前記連結手段Cは、2組の左右転動輪16を軸架した走行フレーム15と、この走行フレーム15に起立固定される係止片17とより構成されており、前記係止片17には、上方に開放するフック171 が形成されている。そしてこの連結手段Cの左右転動輪16は、リフトフレームFL上に転動自在に載置されていて後述する移送手段Tのチエン23に緩みがあってもなんらの支障もなく前記連結手段CをリフトフレームFL上に沿って移送させることができる。
前記移送手段Tは、リフトフレームFLの前端に回転自在に軸架した駆動軸19に固着される駆動スプロケット20と、リフトフレームFLの後端に回転自在に軸架した被動軸21に固着される被動スプロケット22と、前記両スプロケット20,22に懸回される無端状コンベアとしてのチエン23と、前記駆動軸19に連結される油圧モータよりなるスライドモータ24とより構成されている。前記無端状チエン23の上側には、前記連結手段Cの係止片17の下端が結着されている。したがって、前記スライドモータ24を回転駆動すれば、前記移送手段Tを駆動することができ、これに連結される連結手段CをリフトフレームFLに沿って前後に強制駆動することができる。
図3,4に示すように、リフトフレームFLの後端左右には、それぞれ支持軸26が外側方に向かって片持状に支持されており、これらの支持軸26には、転動輪27が回転自在に軸支されている。そしてリフトフレームFL上に支持される、後述のボディBがこれら案内輪27上を前後に移動することができる。
前記ボディBは、この車両の車体フレームFSよりも幅広でそれよりも長い、平板状の荷受台29の前縁に前板30を立設して構成されており、その荷受台29上に、移送すべき車両等の荷物が積載される。またこのボディBの前縁の左右中央部には、前記連結手段Cのフック171 に係脱自在な係合ピン32がブラケット33を介して取り付けられ、またその後縁左右には、接地輪34が回転自在に軸支されている。
図1、2に示すように、前記ボディBとリフトフレームFLには、それらを係脱するための係脱機構Eが設けられる。この係脱機構Eは、ボディBに設けられる雄片35と、これに対応してリフトフレームFLに設けられる雌片36とよりなり、図1,2に示すように、ボディBが走行位置に戻されると、雄片35が雌片36に係合してボディBをリフトフレームFL上に固縛し、またボディBが後方にスライドするとそれらの係合が外れるようにされる。
図7,8に示すように、ボディ積み降ろし車両には、前記リフトフレームFLを傾動制御し、かつボディBをこのリフトフレームFL上に前後にスライド移動制御するための複数の第1〜5近接スイッチS1〜S5が設けられる。すなわち
a.リフトフレームFLの前端とボディBの前端間には、ボディBのスライド量を「0」検知する第1近接スイッチS1(図7(a)参照)、
b.車体フレームFSとリフトフレームFL間には、リフトフレームFLのチルト角「0」を検知する第2近接スイッチS2(図7(a)参照)、
c.ボディBと、リフトフレームFL間には、ボディBの一次スライド量(約1,900mm)を検知する第3近接スイッチS3(図7(b)参照)、
d.リフトフレームFLとチルト手段8間にはリフトシリンダの一次チルト角(約12°)を検知する第4近接スイッチS4(図7(c)参照)、
e.ボディBとリフトフレームFL間には、ボディBの二次スライド量、すなわちスライド後端を検知する第5近接スイッチS5(図8(e)参照)、
次に、図9を参照して前記油圧モータ24とリフトシリンダ12の作動油圧回路について説明する。
油圧モータであるスライドモータ24および復動式の油圧シリンダであるリフトシリンダ12は、コントロールバルブユニットUVを介して電動モータMにより駆動される油圧ポンプPおよび油溜TAに接続されている。コントロールバルブユニットUVは、対をなす左右電磁操作弁42,43により切換作動される第1の3位置切換弁41と、対をなす左右電磁操作弁45,46により切換作動される第2の3位置切換弁44とを備えており、スライドモータ24に接続される第1、第2油路50,51は、前記第1の3位置切換弁41を介して油圧ポンプPに接続される作動油路48および油溜TAに接続される戻り油路49に接続されており、またリフトシリンダ12に接続される第3、第4油路52,53は、前記第2の3位置切換弁44を介して油圧ポンプPに接続される作動油路48および油溜TAに接続される戻り油路49に接続されている。左右電磁操作弁42,43および左右電磁操作弁45,46は、操作スイッチSWにより操作される制御手段COからの制御信号によりそれぞれ切換作動される。
第1、第2油路50,51は、2位置カウンタバランス弁54を介してピンブレーキBr付きのスライドモータ24に接続される。第4油路53の途中には、カウンタバランス弁55が接続され、また作動油路48の途中にはリリーフ弁56が介在されている。
図9、10に示すように、スライドモータ24の駆動軸24dに係合してその回転を阻止するピンブレーキBrは、従来公知のものであって、シリンダ60内を摺動可能であり、ブレーキスプリング62の付勢力でスライドモータ24の駆動軸24dに係合するピストンピン61を備え、このピストンピン61は、シリンダ内60の油室60aに供給される制御油圧によりブレーキ力が解除するようにされている。前記油室60aには、2位置カウンタバランス弁54からのパイロット油圧がシャトル弁65、油路66を介して供給される。
図9に示すように、前記油圧ポンプPは、電動モータMにより駆動される。この電動モータMは車両の走行用エンジンEにより駆動される発電機Gにより発生した電力を蓄えるバッテリBAにより駆動されるようにされている。具体的には、バッテリBAの残量が所定値以上であるとき、作業者の指示により電動モータMにより油圧ポンプPが駆動される。バッテリBAの残量は、残量センサBAsを介して制御手段COに印加される。
次に、図9〜12を参照して、ボテイBをスライド駆動するスライドモータ24の作動制御について説明する。
[スライドモータ24の停止時]
図9,10に示すように、第1の3位置切換弁41が中立位置にあって、第1、第2油路50,52には油圧がかかっていないので、2位置カウンタバランス弁54は中立位置にあり、ピンブレーキBrには油圧がかからないので、ブレーキスプリング62の付勢力によりピストンピン61は、スライドモータ24側に突出して、その駆動軸24dと係合して、スライドモータ24の回転を停止させる。
[油圧モータ24の作動開始および作動時]
第1の3位置切換弁41が左側の電磁操作弁42により右側に切り換えられると、第1油路50、第2油路51が油圧ポンプP、油溜TAにそれぞれ接続され、図11(A)に示すように、2位置カウンタバランス弁54はパイロット圧により下位置に切り替わり、スライドモータ24に作動油が供給され始める。
図11(B)に示すように、2位置カウンタバランス弁54のパイロット油圧がシャトル弁65、油路66を通ってピンブレーキBrの油室60aに供給され、ピストンピン61を解除方向に移動させる。これによりピンブレーキBrが解除されて、油圧ポンプ24が一方に回転駆動されて前記ボディBを前方に強制スライドさせる。
また、第1の3位置切換弁41が、右側の電磁操作弁43により左側に切り換えられると、オイルポンプPからの作動油は第2油路51に、また第1油路50は戻り油路49にそれぞれ連通されて、前述と同じ作用により油圧モータ24は他方に回転駆動されて前記ボディBを後方に強制スライドさせることができる。
[バッテリの残量低下時]
電動モータMを駆動するバッテリBAの残量が所定値よりも低下したときには、図12に示すように、第1油路50からスライドモータ24に供給される作動油の流量が減少してその作動油圧が減圧される。一方、ボディBの重量をうけてスライドモータ24が逆に回転されようとしたとき、作動油は油溜TAに強制的に戻される。その結果、ピンブレーキBrの解除側、すなわち油室60aに作用する油圧が上回り、ピンブレーキBrが作動しない場合がある。
また、第2油路51からスライドモータ24に供給される作動油の流量が減少してその作動油圧が減圧される場合も同様である。
このように、バッテリBAの残量が所定値よりも低下し、スライドモータ24の回転が不安定になり、ボディBのスライド移動が実質的にできなくなった際に、ピンブレーキBrの解除圧が、ブレーキスプリング62の付勢力を上回ってしまい、ピンブレーキBrが正常に作動しなくなる虞れがある。
そこで、本発明の実施形態では、ボディBのスライド移動制御中において、電動モータMを駆動するバッテリBAの残量が、所定値を下回ったときは、スライドモータ24への供給油路を遮断してボディBのスライド移動を積極的に停止させ、積荷の積み降ろし作業が安全に行なわれるようにしている。
なお、スライドモータ24が完全に停止したときは、第1の3位置電磁弁41を中立位置に戻り、2位置カウンタバランス弁54は、中立位置に切り換わり、同時にピンブレーキBrの油室60aへの作動油の供給が遮断されるので、スライドモータ24にブレーキがかけられる。
[リフトフレームFLの作動]
一方、リフトフレームFLのチルト作動は、次の通りに行われる。すなわち、図9において、第2の3位置切換弁44が、左側の電磁操作弁45により右側に切り換えられると、油圧ポンプPからの作動油は第4油路53に、また第3油路52は戻り油路49にそれぞれ連通されてリフトシリンダ12は収縮作動されて前記リフトフレームFLを下降させ、また第2の3位置切換弁44が、右側の電磁操作弁46により左側に切り換えられると、油圧ポンプPからの作動油は第3油路52に、また第4油路53は戻り油路49にそれぞれ接続されてリフトシリンダ12は伸長作動されて前記リフトフレームFLを上昇させることができる。
この実施形態では、前記油圧ポンプPは、前述したように、バッテリBAの電力により駆動される電動モータMで駆動される外に、走行用エンジンEによっても駆動できるようにされている。
図13に示すように、エンジンEのトランスミッションTrに設けた動力取出手段PTOからの動力取出軸Esと、前記電動モータMの駆動軸Msとは、動力切換手段Chを介して油圧ポンプPに接続されており、前述したように、バッテリBAの残量が所定値を下回ったとき、油圧ポンプPは、動力切換手段Chを介してエンジンEにより直接駆動するようにされる。
次に、図7、8および図14を参照してボディ積み降ろし車両の作用について説明する。
1.車両上のボディBを地上に降ろす場合。
1) 図7(a)において、車両は走行姿勢にあり、ボディBは車体フレームFS上にあって、連結手段Cは、そのボディBとリフトフレームFLとを連結している。この状態では、第1近接スイッチS1は、ボディBのスライド量を「0」検知し、また第2近接スイッチS2は、リフトフレームFLのチルト量を「0」検知している。
ここで運転席にある操作スイッチSWの「降ろし」スイッチがONされ、第2近接スイッチS2が「0」検知していれば、油圧モータであるスライドモータ24が一方向すなわち後進方向に駆動され、連結手段Cの後方移動に伴いこれに連結されるボディBは後方へのスライドを開始する。
2) 図7(b)に示すように、ボディBが所定量後方に一次スライド移動して、雄片35が雌片36から外れ、さらにボディBの重心CGが、車体フレームFSの後端よりも後方に移動すると、第3近接スイッチS3がその一次スライド量(約1,900mm)を検知し、この検知信号により、スライドモータ24の一方向回転が停止され、リフトシリンダ12が伸長作動されて、ボディBは、リフトフレームFLと共に後方に傾動する。
3) 図7(c)に示すように、ボディBが所定量(約12°)後方に一次傾動すると、これを第4近接スイッチS4が検知し、この検知信号によりリフトシリンダ12の伸長作動を停止し、図7(d)に示すように、スライドモータ24を再び一方向すなわち後進方向に駆動する。
4) 図8(e)に示すように、ボディBが、二次スライド位置まで後方にスライドして、そのボディBの後端が接地輪34を介して地上に接地されると、この二次スライド位置を、第5近接スイッチ5が検知し、この検知信号によりスライドモータ24の後進方向の駆動が停止される。
5) 図8(f)に示すように、リフトシリンダ12が再び伸長作動されて、ボディBが二次傾動、すなわち最傾動位置まで傾動されると、リフトフレームFLの後端は地上に達するとともにボディBは完全に地上に接地される。ボディBが地上に完全に降ろされたら、そのボディB上には自動車等の荷物を積載する。
2.地上のボディBを車両上に積み込む場合。
この場合基本的には、前記「降ろし」の場合と逆の操作が行なわれるので、その作用図を省略する。
1) 操作スイッチSWの「積込」スイッチのON作動により、リフトフレームFLが最傾倒位置すなわち二次傾倒位置まで傾倒された状態で、リフトフレームFLの後端とボディB前端とが結合状態にある。
2) 係止片17と係止ピン32との連結を第5近接スイッチS5により検知すれば、リフトシリンダ12の収縮作動によりリフトフレームFLを下降する。これにより第4近接スイッチS4がリフトフレームFLの一次傾倒(約12°)を検知すれば、リフトフレームFLの後端とボディBの前端とが連結したまま地上から離れる。
3) 次に、リフトシリンダ12の収縮作動を停止し、スライドモータ24を他方向すなわち前進方向に駆動すれば、ボディBはリフトフレームFL上をその途中までスライド前進し、第3近接スイッチS3は、その一次スライド量を検知する。
4) 第3近接スイッチS3の検知により、スライドモータ24の駆動が停止され、リフトシリンダ12は再び収縮作動されてリフトフレームFLはボディBと共に下降されて車体フレームFS上に載置される。そしてリフトフレームFLのチルト角「0」を第2近接スイッチS2により検出する。これによりリフトシリンダ12の収縮作動が停止され、スライドモータ24は再び前進方向に駆動されてボディBは、最前端位置まで前方にスライドしてボディBの重心CGはリフトフレームFL上に移動し、第1近接スイッチS1は、ボディBのスライド量「0」を検出する。
5) 第1近接スイッチS1がボディBのスライド量「0」を検知すれば、運転席内の走行ランプが点灯して、車両は走行姿勢となり、ボディBの積込を完了する。
ところで、前述のボディBの積み降ろし作業において、ボディBをスライド制御するスライドモータ24を駆動する油圧ポンプPは、バッテリBAの電力により駆動される電動モータMにより駆動されるので、ボディBのスライド制御の継続により、バッテリBAの残量が所定値を下回ると、ボディBのスライド移動が不安定になり、しかも前述したように、ピンブレーキBrが作動しないことから、ボディBの積み降ろし作業を安定して継続することができなくなる場合がある。かかる場合には、この実施形態では、スライドモータ24によるボディBのスライド制御を停止するようにする。
以下に、図15を参照して、バッテリBAの残量が所定値以下になったときのボディBの具体的なスライド制御について説明する。
ボディBのスライド制御中であって、第2近接スイッチS2がリフトフレームFLのチルト量を「0」と検知していないときには、バッテリBAの残量が所定値以下になると、電動モータMの回転速度が減速される。このとき、制御手段COは3位置切換弁41を中立位置に切り換え、スライドモータ24の駆動を停止してボディBのスライド移動を中断させる。ここで作業者はボディBの積み降ろし作業を一旦終了させる。
その後、油圧ポンプPの駆動をエンジンEに切り換え、作業者は再び左右電磁切換弁42,43に通電し、ボディBのスライド制御を再開して、その積み降ろし作業を終了させる。
なお、ボディBが積込側にスライド移動して、第2近接スイッチS2が、リフトフレームFLのチルト量を「0」と検知しているときは、スライドモータ24の停止操作を行わないようにしたが、チルト量によらず、ボディBが車体フレームFSに対して平行であるときには、スライドモータ24の停止操作を行わないようにしてもよい。
図15に示すように、バッテリBAの残量が所定値を上回っているときは、電動モータMによる油圧ポンプPの駆動が継続される。
以上の操作により、ボディBの積み降ろし作業を常に安全に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施形態が可能である。
たとえば、前記実施形態では、スライドモータを駆動する油圧ポンプを電動モータの外エンジンによっても駆動できるようにしているが、油圧ポンプを電動モータのみにより駆動するようにしてもよい。また前記実施形態の近接スイッチに代えてリミットスイッチ等の従来公知の検出手段を用いてもよい。また油圧モータである前記スライドモータは回転モータに代えて油圧シリンダ等の往復動モータを用いてもよく。さらにチルト手段は、前記実施例のものに代えて従来公知のものを使用してもよい。
8・・・・・・チルト手段
24・・・・・・スライドモータ(油圧モータ)
B・・・・・・・ボディ
BA・・・・・・バッテリ
Br・・・・・・ブレーキ手段(ピンブレーキ)
CO・・・・・・制御手段
FL・・・・・・リフトフレーム
FS・・・・・・車体フレーム
P・・・・・・・油圧ポンプ

Claims (2)

  1. 車体フレーム(FS)上に傾動可能に搭載されるリフトフレーム(FL)と、
    前記車体フレーム(FS)と前記リフトフレーム(FL)との間に連結され、そのリフトフレーム(FL)を傾倒するチルト手段(8)と、
    前記リフトフレーム(FL)上にスライド可能に搭載されるボディ(B)と、
    前記リフトフレーム(FL)上に設けられ、前記ボディ(B)を前後にスライド駆動させる油圧モータ(24)と、
    バッテリ(BA)の電力により駆動される油圧ポンプ(P)と、
    前記油圧ポンプ(P)からの作動油圧により前記油圧モータ(24)を駆動制御する制御手段(CO)とを備え、
    前記油圧モータ(24)は、バッテリ(BA)の電力により駆動される油圧ポンプ(P)が吐出する圧油により回転されて、前記ボディ(B)をリフトフレーム(FL)に対してスライド移動させるようにした、ボディ積み降ろし車両において、
    前記制御手段(CO)は、
    前記ボディ(B)のスライド移動中に前記バッテリ(BA)の電力が所定値を下回り、かつ、前記リフトフレーム(FL)が前記車体フレーム(FS)に対して傾倒しているとき、前記油圧モータ(24)への制御油圧の供給を遮断して前記ボディ(B)のスライド移動を停止するように制御すると共に前記リフトフレーム(FL)が前記車体フレーム(FS)に対して平行であるときは、前記ボディ(B)を積込側にスライド移動中に、前記バッテリ(BA)の電力が所定値を下回ったとしても、前記油圧モータ(24)への制御油圧の供給を継続するように制御することを特徴とする、ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置。
  2. 前記ボディ(B)のスライド移動停止後は、前記油圧ポンプ(P)を、エンジン(E)により駆動できるようにして、前記ボディ(B)のスライド移動を再開できるようにしたことを特徴とする、前記請求項1に記載のボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置。
JP2014127168A 2014-06-20 2014-06-20 ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置 Active JP6472178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014127168A JP6472178B2 (ja) 2014-06-20 2014-06-20 ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014127168A JP6472178B2 (ja) 2014-06-20 2014-06-20 ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016005928A JP2016005928A (ja) 2016-01-14
JP6472178B2 true JP6472178B2 (ja) 2019-02-20

Family

ID=55224672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014127168A Active JP6472178B2 (ja) 2014-06-20 2014-06-20 ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6472178B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111497731B (zh) * 2020-05-12 2021-04-06 宁波交通工程建设集团有限公司 一种流水线生产大型预制构件的组合式运输平车
CN116552356B (zh) * 2023-07-07 2023-10-13 盐城卓凌液压科技有限公司 一种用于微卡汽车液压升降装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4085851B2 (ja) * 2002-08-19 2008-05-14 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の補機駆動装置
JP2008240721A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Daihatsu Motor Co Ltd 車両の補機駆動方法
JP5271642B2 (ja) * 2008-09-04 2013-08-21 新明和工業株式会社 車両荷役装置の給電制御装置
JP5893898B2 (ja) * 2011-11-16 2016-03-23 極東開発工業株式会社 パワーユニット並びに作業車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016005928A (ja) 2016-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2017248349B2 (en) Leveling system for lift device
US9586511B2 (en) Dumping work determination system for haulage vehicle
JP5119363B2 (ja) 運搬車両
JP5898763B2 (ja) 運搬車両
JP2007224511A (ja) ローダ型作業機械のバケット姿勢制御装置
AU2012338079B2 (en) Conveyance vehicle
JP6472178B2 (ja) ボディ積み降ろし車両におけるボディの移動制御装置
JP4667801B2 (ja) 油圧システム及びこれを備えたフォークリフト
JP5089219B2 (ja) 荷役車両
JP2007196774A (ja) ユーティリティビークル
JP6524038B2 (ja) 運搬車両
JP6564297B2 (ja) ボディ積み降ろし車両
JP6700021B2 (ja) 作業車両
JP6564298B2 (ja) 作業車両
JP2019189230A5 (ja)
JP3696416B2 (ja) ボデイ積み降ろし車両および方法
JP2019189230A (ja) 作業車両
WO2009136455A1 (ja) 多目的車両
JP6669466B2 (ja) ボディ積み降ろし車両
JP4209358B2 (ja) 車輌運搬車
JP2007196773A (ja) ユーティリティビークル
JPH06100298A (ja) 高所作業車の過積載警報装置
JPH0564512A (ja) コンバインの車体水平制御装置
JP2009269561A (ja) 多目的車両
JP2009292205A (ja) 多目的車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180608

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181128

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20181128

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6472178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350