JPH07101287A - 高所作業車の過積載警報装置 - Google Patents

高所作業車の過積載警報装置

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JPH07101287A
JPH07101287A JP24907893A JP24907893A JPH07101287A JP H07101287 A JPH07101287 A JP H07101287A JP 24907893 A JP24907893 A JP 24907893A JP 24907893 A JP24907893 A JP 24907893A JP H07101287 A JPH07101287 A JP H07101287A
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JP
Japan
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pressure
height
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overload
set value
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Pending
Application number
JP24907893A
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English (en)
Inventor
Yukinori Kimura
幸徳 木村
Yoshiaki Yamamoto
義昭 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所作業車の作業台昇降油圧シリンダーの圧
力の検出に基づく過積載警報装置において、作業台の上
昇時・停止時に適応し、どの高さでも正確に規定の重量
を積載した時に警報を発するよう改良することを目的と
する。 【構成】 作業台の高さを検出する高さ検出センサーS
2と油圧シリンダーの圧力を検出する圧力センサーS1
とを設け、作業台の各高さに応じて、その位置より上昇
する時のシリンダーの最高圧力の設定値P1と、その位
置にて作業台を停止している時に規定の重量を積載した
時にかかるシリンダー圧力の設定値P2とをメモリに記
憶し、圧力センサーの検出値を、作業台上昇時には設定
値P1と、作業車停止時には設定値P2と比較して、検
出値が大きい場合に警報を発するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車の過積載警
報装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】走行車体と作業台との間に介設したシザ
ースリンク機構を油圧シリンダーの伸縮にて駆動して作
業台を昇降させる形式の高所作業車において、該油圧シ
リンダーにかかる圧力は、シリンダーを駆動させて作業
台を上昇させる全揚程の中で、格納位置より僅かに上昇
させた時の圧力値が最も高くなり、その後少しの間減圧
し、横這い状態となって、最高位置近くになると、また
漸次増圧する。従来、この高所作業車に設けた圧力セン
サーの検出値が設定値以上の時に警報を発する過積載警
報装置においては、格納位置にて既に荷物を積載してお
くことを想定して格納位置にて安全限度の重量の荷物を
積載した時に、格納位置より僅かに上昇した位置で検出
されるシリンダー最高圧を設定値としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の過積載警報装置
において問題となるのは、揚程の途中で荷物を積み込ん
だ場合である。まず、作業台を上昇、つまり油圧シリン
ダーを駆動して途中で荷物を積み込んで、過積載となっ
た場合、圧力限度の設定値が、格納位置から僅かに上昇
した位置での最高圧力値に設定してあるので、過積載と
なっていても、圧力検出値が設定値に達しない場合があ
り、警報が発せられず、危険である。また、作業台を途
中で停止している場合には、シリンダー圧力が静圧とな
って、更に低圧になるので、過積載となっても該設定値
に達しない可能性が高い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、走行車体と作業台との間に介設したシザースリンク
機構を油圧シリンダーの伸縮にて駆動して作業台を昇降
させる高所作業車において、作業台の高さを検出する高
さ検出センサーと該油圧シリンダーの圧力を検出する圧
力センサーとを設け、作業台の各高さで、その位置より
上昇する時のシリンダーの最高圧力の設定値P1と、そ
の位置にて作業台を停止している時に規定の重量を積載
した時にかかるシリンダー圧力の設定値P2とを記憶回
路に入力し、圧力センサーの検出値を、作業台上昇時に
は設定値P1と、作業車停止時には設定値P2と比較
し、設定以上の場合警報を発する過積載警報装置を構成
する。
【0005】
【作用】作業台上昇時、及び作業台停止時それぞれに
て、高さセンサーにて検出される各作業台高さに応じて
圧力設定値を設けており、作業台を上昇させながら荷物
を積載した場合には、その位置における油圧シリンダー
の駆動最高圧の設定値よりも圧力センサーの検出値が高
い場合に、また、作業台を停止して荷物を積載した場合
には、その位置における規定重量の荷物を積載した場合
の圧力設定値よりも圧力センサーの検出値が高い場合
に、過積載として警報が発せられる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図面より説明す
る。図1は高所作業車の側面図、図2は過積載警報装置
の回路図、図3は昇降用シリンダーの油圧回路図、図4
は上部操作パネル6の平面図、図5は各高さより作業台
を上昇する時のシリンダーのピーク圧力と各高さで作業
台を停止している時に規定重量を積載した時のシリンダ
ー圧力を示すグラフである。
【0007】図1より高所作業車の全体構成について説
明する。走行台車Aは、バッテリー3を電源とするDC
モーターM1の駆動力を駆動ミッションケース2により
変速してクローラ走行装置1を駆動するものであり、コ
ントロール部Cを内設し、また、上部フレーム4よりシ
ザースリンク機構Sを介して、作業台Bを連結してい
る。シザースリンク機構Sは三段のシザースリンクを枢
結したもので、油圧シリンダーである上部昇降シリンダ
ー5aと下部昇降シリンダー5bの伸縮にて昇降する。
【0008】作業台Bには、上部操作パネル6が配設さ
れており、図4の如く、操向操作レバー8や昇降スイッ
チ9、過積載警報ランプ7等が設けられている。操向操
作レバー8は、その傾倒操作によって旋回及び前進・後
進切換を行うレバーで、昇降スイッチ9は、上方または
下方に傾倒するようになっていて、図2に示すように上
昇スイッチ9a・下降スイッチ9bを内蔵し、上方に傾
倒すると上昇スイッチ9aがONして前記昇降シリンダ
ー5a・5bが伸長し、作業台Bが上昇する。下方に傾
倒すると下降スイッチ9bがONして昇降シリンダー5
a・5bが収縮し、作業台Bが下降する。また、中立位
置にして、上昇及び下降スイッチ9a・9bともにOF
Fすると、シリンダー駆動が停止して作業台Bが停止す
る。過積載警報ランプ7は、作業台Bが過積載になると
点灯し、また、同時に、上部操作パネル6に内設された
ブザー7aが鳴動する。
【0009】昇降シリンダー5a・5bの駆動構造につ
いて図3より説明する。上部及び下部昇降シリンダー5
a・5bに、上昇モーターM2によって駆動される油圧
ポンプ11より圧油供給路12が連結されており、該圧
油供給路12の途中に、油圧を検出する圧力センサーS
1が配設されている。そして、該圧油供給路12よりタ
ンク10に油路13を連結し、該油路13の途中に、電
磁ソレノイドバルブである下降用油圧バルブVを介設
し、通常時には、圧油供給路12より油路13への送油
を絶っている。そして、前記の上昇スイッチ9aがON
した時には、上昇モーターM2が駆動して油圧ポンプ1
1より圧油供給路12を介して昇降シリンダー5a・5
bに圧油を供給し、ピストンロッドを伸長させて、シザ
ースリンク機構Sを上昇させる。一方、下降スイッチ9
bがONした時には、上昇モーターM2は駆動されず、
下降用油圧バルブVが移動して圧油供給路12から油路
13へと流路を開き、昇降シリンダー5a・5bから圧
油を抜いてピストンロッドを収縮させて、シザースリン
ク機構Sを下降させる。作業台Bを停止させている時
は、下降用電磁バルブVは通常時の設定でチェックバル
ブでブロックされ、上昇モーターM2が駆動停止してい
る状態である。
【0010】ここで、安全上設けた作業台Bにおける積
載限度の重量をJとし、作業台に重量J(例えば250
kg)を積載した場合において、圧力センサーS1に検
出される作業台Bの各高さからの上昇時の昇降シリンダ
ー5a・5bのピーク圧は、図5のグラフXのようにな
る。更に、各高さにて停止した作業台Bに重量Xを積載
した場合の圧力センサーS1の検出値は、図5のグラフ
Yのようになる。このように、規定重量Jを積載して、
各作業高さにて変化する作業台上昇時の、グラフXにて
表されるシリンダーピーク圧をP1、作業台停止時の、
グラフYにて表されるシリンダー圧をP2として、過積
載警報装置の過積載設定値とし、記憶回路に記憶してい
る。なお、作業台Bの高さは、高さセンサーS2にて検
出する。高さセンサーS2の作業台Bの高さ検出方法と
しては、例えば、シザースリンク機構Sのリンク比の検
出等が考えられる。
【0011】過積載警報装置の構成について、図2より
説明する。前記の圧力センサーS1と高さ検出センサー
S2の検出値、更に、前記昇降スイッチ9の上昇スイッ
チ9a及び下降スイッチ9bのON・OFFが、入力信
号としてコントロール部Cに入力されている。これらの
入力信号に基づいて、過積載警報ランプ7の点灯(ブザ
ーの鳴動)、及び昇降シリンダー5a・5bの駆動系の
上昇モーターM2の駆動と下降用油圧バルブVのソレノ
イドVaの切換をコントロールする。
【0012】上昇スイッチ9aがONして、作業台Bが
上昇している場合には、上昇モーターM2が駆動されて
いるが、高さセンサーS2にて検出される作業台高さに
おいて、圧力センサーS1の検出値と設定値を比較し
て、その高さにおける過積載設定値P1より高い場合に
は、過積載として過積載警報ランプ7が点灯(ブザー7
aが鳴動)し、更に、上昇モーターM2の駆動を停止
し、下降用油圧バルブVのソレノイドVaを駆動して、
作業台Bを下降させる。
【0013】そして、上昇スイッチ9a及び下降スイッ
チ9bともにOFFである場合には、上昇モーターM2
は停止しており、また、下降用油圧バルブVのソレノイ
ドVaもOFFして、作業台Bは停止している。ここ
で、高さセンサーS2にて検出される作業台高さにおい
て、圧力センサーS1の検出値と設定値を比較して、そ
の高さにおける過積載設定値P2より高い場合には、過
積載として過積載警報ランプ7の点灯(ブザー7aの鳴
動)、及び下降用油圧バルブVのソレノイドVaの駆動
による作業台Bの下降がなされる。
【0014】このように、作業台上昇時にも停止時に
も、どの高さにおいても、一定の規定重量を積載すると
過積載警報を発する過積載警報装置となっている。
【0015】なお、過積載の場合に問題となるのは、油
圧昇降シリンダー5a・5bにかかる圧力が、限界圧力
より高くなって、シリンダーを破損する事態である。逆
に言えば、シリンダー圧力に余裕がある場合には、多少
積載能力が高くなる。よって、図5において、格納位置
より僅かに作業台を上昇した位置における全揚程の最高
圧位置L1付近においては、積載限度重量を、前記のJ
とすると、それよりやや高い作業台高さ(L2〜L3)
にて作業台Bを上昇させている時には、シリンダー圧力
はやや低くなるので、やや積載能力が高まる。そこで、
積載限度重量をJ(例えば250kg)よりやや高めの
Ja(例えば270kg)とし、この作業台高さでの作
業台上昇時の過積載設定圧を、P1よりやや高めのP
1’とすることができる。また、停止時には、どの作業
台高さにおいても、シリンダー静圧にて、更に低圧とな
るので、かなり積載能力は高くなる。よって、更に高め
の積載限度重量Jb(例えば300kg)を設定でき、
全揚程における作業停止時の過積載設定圧を、P2より
更に高めのP2’に設定することができる。このよう
に、作業台の高さに応じて、或いは、停止している場合
に応じて積載限度重量を設定することによって、有効な
積載作業を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、作業台昇降用の油圧シ
リンダーの圧力の検出による高所作業車の過積載警報に
おいて、該油圧シリンダーの圧力を検出する圧力センサ
ーの検出値が、作業台が上昇している時は、その高さ毎
に設定したシリンダーピーク圧の設定値より大きい時
に、作業台が停止している時は、規定重量物を積載した
時の圧力設定値より大きい時に、それぞれ警報を発する
ように構成しており、作業台の上昇時においても、停止
時においても、一定の規定重量の積載で、過積載警報が
発せられ、該警報の信用性が向上し、機体の安全性を向
上させるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車の側面図である。
【図2】過積載警報装置の回路図である。
【図3】昇降用シリンダーの駆動系油圧回路図である。
【図4】上部操作パネル6の平面図である。
【図5】各高さより作業台を上昇する時のシリンダーの
ピーク圧力と各高さで作業台を停止している時に規定重
量を積載した時のシリンダー圧力を示すグラフである。
【符号の説明】
S1 圧力センサー S2 高さセンサー M2 上昇モーター V 下降用油圧バルブ 5a・5b 昇降シリンダー 7 過積載警報ランプ 9 昇降スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体と作業台との間に介設したシザ
    ースリンク機構を油圧シリンダーの伸縮にて駆動して作
    業台を昇降させる高所作業車において、作業台の高さを
    検出する高さ検出センサーと該油圧シリンダーの圧力を
    検出する圧力センサーとを設け、作業台の各高さで、そ
    の位置より上昇する時のシリンダーの最高圧力の設定値
    P1と、その位置にて作業台を停止している時に規定の
    重量を積載した時にかかるシリンダー圧力の設定値P2
    とを記憶回路に入力し、圧力センサーの検出値を、作業
    台上昇時には設定値P1と、作業車停止時には設定値P
    2と比較し、設定以上の場合警報を発することを特徴と
    する高所作業車の過積載警報装置。
JP24907893A 1993-10-05 1993-10-05 高所作業車の過積載警報装置 Pending JPH07101287A (ja)

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