JPH059985Y2 - - Google Patents

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JPH059985Y2
JPH059985Y2 JP1987115771U JP11577187U JPH059985Y2 JP H059985 Y2 JPH059985 Y2 JP H059985Y2 JP 1987115771 U JP1987115771 U JP 1987115771U JP 11577187 U JP11577187 U JP 11577187U JP H059985 Y2 JPH059985 Y2 JP H059985Y2
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roof
roof side
reinforcement
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のルーフ構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、自動車のルーフ構造は、第5図及び第6
図に示すように、ルーフパネル21の幅方向両側
部に、このルーフパネルの両側部を支持する梁部
材としてのルーフサイドレール22を配設し、ル
ーフパネル21の両側縁とルーフサイドレール2
2をスポツト溶接23にて一体固着し、又ルーフ
パネル21の前後方向中間部にルーフパネル21
の幅方向に延びるルーフリインフオースメント2
4を配設してその両端部を前記ルーフサイドレー
ル22の幅方向内側を向いている側面22aにボ
ルト25又はビスにて固定している。
又、他の支持構造として、第7図に示すよう
に、ルーフリインフオースメント24の両端部
を、ルーフパネル21とルーフリインフオースメ
ント22の間の空間を通してそれらの両側縁まで
延出し、これら3部材の両側縁部をスポツト溶接
23にて一体的に固着した構造のものもある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、自動車のアイドリング時に発生する
ボデーの振動、及び高速走行時に発生するボデー
の振動は、ボデーが持つ固有共振点と外部強制振
動力が一致した時に大きな振幅となる。この振動
に対する対策としては、ボデー構造の剛性を高め
て固有共振点を上昇させる手法が採られることが
多い。
前記ボデーの振動発生時には、ボデーは第8図
に実線と仮想線で示すように、前後方向に沿つて
上下に変形し、それに伴つてルーフサイドレール
が第9図に実線と仮想線で示すように、ボデーの
幅方向内側に変形し、この際ルーフリインフオー
スメントはボデーの幅方向の力を受けて上下に変
形することになる。即ち、ルーフリインフオース
メントは本来積雪時等にルーフパネルに作用する
上方からの荷重を支えるように設計されており、
ボデーの横方向から受ける力には非常に弱く、上
記の如く容易に上下に変形し、振動に対して制振
効果を発揮することはできない。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、ルーフリイ
ンフオースメントの横方向の剛性を高めてボデー
の振動防止効果を高めた自動車のルーフ構造を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するため、ルーフパ
ネルの幅方向両側部に配設されたルーフサイドレ
ールに、ルーフパネルの幅方向に延びるルーフリ
インフオースメントの両端部を固定した自動車の
ルーフ構造において、ルーフリインフオースメン
トの端部をルーフサイドレールの内側面に沿うか
又は上面及び外側面に沿うように折曲げてルーフ
サイドレールに密着させた状態で、ルーフサイド
レールに固定すると共に、ルーフサイドレールの
内側上部に位置する接合フランジの所定箇所から
幅方向内側に突出する突出部を設け、この突出部
にルーフリインフオースメントの途中部分を固定
したことを特徴とする。
(作用) 本考案においては、ルーフリインフオースメン
トの両端部がルーフサイドレールの内側面(又は
上面及び外側面)に沿つた形状に折曲げ形成され
て、主として左右方向の動きを拘束されて密着固
定されていると共に、ルーフリインフオースメン
トの途中部分がルーフサイドレールの突出部に上
下方向の動きを拘束されて固定されているので、
ルーフリインフオースメントの両端部は上記2箇
所における固定によつて、左右の動き及び上下の
動きが強く拘束された状態でルーフサイドレール
に結合されている。このようにルーフリインフオ
ースメントの両端部とルーフサイドレールとの結
合剛性が高く、互いに上下左右の動きを拘束しあ
うため、ルーフサイドレールからルーフリインフ
オースメントにボデー幅方向の力が作用してもル
ーフリインフオースメントは上下方向に変形し難
く、ルーフリインフオースメントのボデー幅方向
の力に対する剛性が維持され、その結果ボデー振
動に対して大きな制振効果を発揮することができ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図を
参照しながら説明する。
1は、自動車のボデーにおけるルーフ外面を構
成するルーフパネルであり、その幅方向両側縁部
に前後方向略全長にわたつて、平坦部2aとその
外側縁の立ち上がり部2bにて形成される凹溝2
が設けられている。このルーフパネル1の両側部
の下部には、ルーフサイドアウタ3aとルーフサ
イドインナ3bを一体結合して断面形状略菱形の
ボツクス状に構成されたルーフサイドレール3が
配設されている。このルーフサイドレール3は、
その外側下部の角部の接合フランジ4aと内側上
部の角部の接合フランジ4bがそれぞれスポツト
溶接にて固着されるとともに、外側下部の接合フ
ランジ4aが前記ルーフパネル2の平坦部2aと
重ね合わされてルーフパネル1とスポツト溶接に
て一体的に固定されている。
前記ルーフサイドレール3の前後方向略中間位
置には、内側上部の接合フランジ4bからルーフ
パネル1の幅方向内側に突出するように突出部5
が形成されている。この突出部5は、ルーフサイ
ドアウタ3a及びルーフサイドインナ3bにそれ
ぞれ形成された突出部5aと5bを重ね合わせて
構成されており、かつルーフサイドインナ3bに
おける側壁面と突出部5bの境界部には補強リブ
6が形成されて突出部5の曲げ剛性が高められて
いる。また、前記ルーフサイドインナ3bの側壁
面と前記突出部5にはそれぞれ一対のボルト穴
7,8が形成されている。
11は、前記両側のルーフサイドレール3の前
後方向略中間部を連結するルーフリインフオース
メントであり、その略全長にわたつて補強リブ1
2が下面に突出形成されている。このルーフリイ
ンフオースメント11の両端部は、前記ルーフサ
イドインナ3bの突出部5b下面と側壁面に重合
するように下方に折曲されるとともに、前記ボル
ト穴7,8に対応するボルト穴13,14が形成
され、さらに前記補強リブ6に対応する補強リブ
15が形成されている。また、前記補強リブ12
は前記ボルト穴14よりも外側まで延出されてい
る。
そして、前記ルーフサイドレール3の前後方向
中間位置の間に前記ルーフリインフオースメント
11が架設され、それぞれのボルト穴7と13、
及び8と14に通したボルト9,10にて互いに
結合されて固定されている。
以上の構成において、ルーフリインフオースメ
ント11自体に補強リブ12が形成されているの
で、その長手方向、即ちルーフパネル1の幅方向
に圧縮力が作用した時の剛性が高く、かつルーフ
サイドレール3との結合部においても、ルーフサ
イドインナ3bの側壁面と突出部5と2箇所でル
ーフリインフオースメント11の端部を重ね合わ
せて固定しているので、この結合部における剛性
も高く、従つて両側のルーフサイドレール3がル
ーフリインフオースメント11にて幅方向に剛性
の高い状態で連結され、ルーフサイドレール3の
幅方向の曲げ剛性が高くなり、その分振動に対す
る制振効果が大きくできるのである。
次に、第3図及び第4図により、第7図に示す
従来例を改善した第2実施例を説明する。尚、第
1実施例で説明した構成要素に対応する構成要素
に関しては同一の参照符号を付して重複した説明
は省略する。
この実施例では、ルーフリインフオースメント
11は、ルーフパネル1とルーフサイドレール3
の間を通つてその端部がルーフパネル1の平坦部
2aとルーフサイドレール3の接合フランジ4a
の間に介在されてスポツト溶接にて一体的に固定
されている。また、この実施例ではルーフリイン
フオースメント11はルーフサイドアウタ3aに
重なるように延出されている。
又、突出部5はルーフサイドレール3を構成す
るルーフサイドアウタ3aやルーフサイドインナ
3bに直接形成するのではなく、ルーフサイドレ
ール3の外側下部の接合フランジ4aと内側上部
の結合部4bの間に対角線状に補強部材16を介
装し、この補強部材16の内側端部16aをルー
フサイドレール3の内側上部の接合フランジ4b
より内側に突出させて突出部5を構成している。
又、ルーフリインフオースメント11の補強リブ
12は上面側に突出形成されている。
この実施例の場合も基本的な作用は第1実施例
と同様であるが、この実施例では特にルーフサイ
ドレール3の断面形状の変形が補強部材16にて
防止されるとともに、ルーフリインフオースメン
ト11の端部がルーフサイドアウタ3aに重合支
持された状態でボルト10にて固定されているの
でより大きな剛性が確保される。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば第1実施例におけるルーフサイドレー
ル3に第2実施例で示した補強部材16を設け、
この補強部材16にて突出部5を形成してもよ
い。逆に、第2実施例において、その突出部5を
第1実施例の如くルーフサイドレール3から直接
突出形成してもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、ルーフリインフオースメント
の両端部をルーフサイドレールの内側面(又は上
面及び外側面)を利用して密着固定すると共に、
ルーフリインフオースメントの途中部分をルーフ
サイドレールの内側上部に位置して幅方向内側に
突出する突出部を利用して固定しているので、ル
ーフリインフオースメントの両端部とルーフサイ
ドレールとの結合剛性を高め、両者の上下左右の
動きを互いに拘束しあうように構成することがで
き、ルーフサイドレールからルーフリインフオー
スメントにボデー幅方向の力が作用してもルーフ
リインフオースメントは上下方向に変形し難く、
ルーフリインフオースメントのボデー幅方向の力
に対する剛性が維持され、その結果ボデー振動に
対して大きな制振効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は要部の縦断正面図、第2図は同分解
斜視図、第3図及び第4図は本考案の第2実施例
を示し、第3図は要部の縦断正面図、第4図は同
分解斜視図、第5図は従来例の要部の縦断正面
図、第6図は同分解斜視図、第7図は他の従来例
の要部の縦断正面図、第8図及び第9図はボデー
振動の状態を説明するボデーの側面図と平面図で
ある。 1……ルーフパネル、3……ルーフサイドレー
ル、5……突出部、11……ルーフリインフオー
スメント、12……補強リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフパネルの幅方向両側部に配設されたルー
    フサイドレールに、ルーフパネルの幅方向に延び
    るリーフリインフオースメントの両端部を固定し
    た自動車のルーフ構造において、ルーフリインフ
    オースメントの端部をルーフサイドレールの内側
    面に沿うか又は上面及び外側面に沿うように折曲
    げてルーフサイドレールに密着させた状態で、ル
    ーフサイドレールに固定すると共に、ルーフサイ
    ドレールの内側上部に位置する接合フランジの所
    定箇所から幅方向内側に突出する突出部を設け、
    この突出部にルーフリインフオースメントの途中
    部分を固定したことを特徴とする自動車のルーフ
    構造。
JP1987115771U 1987-07-27 1987-07-27 Expired - Lifetime JPH059985Y2 (ja)

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JPS5546097B2 (ja) * 1975-12-30 1980-11-21

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