JPH059973Y2 - - Google Patents

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JPH059973Y2
JPH059973Y2 JP1986187999U JP18799986U JPH059973Y2 JP H059973 Y2 JPH059973 Y2 JP H059973Y2 JP 1986187999 U JP1986187999 U JP 1986187999U JP 18799986 U JP18799986 U JP 18799986U JP H059973 Y2 JPH059973 Y2 JP H059973Y2
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parking brake
select
engine
switch
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、パーキングブレーキ自動解除機構の
作動制御装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来のパーキングブレーキ自動解除機構の作動
制御装置として、実開昭56−141861号公報に示さ
れるように、ブレーキ解除用手動スイツチを設
け、これが操作されたときにパーキングブレーキ
を解除させるようにしたものがある。しかし、こ
れの場合には、発進操作の際に必ずブレーキ解除
用手動スイツチを操作する必要があり、操作が面
倒であるという問題がある。
この問題を解決するものとして、例えば実開昭
59−153648号公報に示されるようなものがある。
すなわち、自動変速機のセレクトレバーが非走行
用位置であるP又はN位置から走行用位置である
R,D,II,I位置などにセレクトされたとき、
自動的にパーキングブレーキが解除されるように
構成されている。これによりパーキングブレーキ
解除専用のレバー、スイツチなどをわざわざ操作
する必要がなく、パーキングブレーキ解除動作が
不要となる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来のパーキングブレー
キ自動解除機構の作動制御装置では、セレクトレ
バーを走行用位置にセレクトすると同時に自動的
にパーキングブレーキが解除されるため、例えば
チヨークが作動してエンジン回転速度が高い場合
などにセレクトレバーのセレクトと同時に急発進
する可能性がある。本考案はこのような問題点を
解決することを目的としている。
なお、特開昭60−124559号公報には、チヨーク
作動時になどに急発進することを防止する技術と
して、セレクトレバーを非走行用位置から走行位
置に操作したときに、エンジン回転数が高い場合
にはブレーキを作動させ、次いでアクセルペダル
を踏み込んだときブレーキを解除させるものが示
されている。しかし、これは締結されているパー
キングブレーキの解除の制御を目的としたもので
はなく、セレクト操作と同時にフートブレーキを
作動させるようにしたものであり、パーキングブ
レーキの解除の制御を目的とした本考案とは前提
条件を別にするものである。また、上記従来の技
術では、ブレーキの解除はアクセルペダルの踏み
込みによつて行われるのであり、本考案のように
セレクト操作によつて行われるものとは基本的に
相違している。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、急発進する可能性のない場合にのみ
セレクトレバーの操作によつてパーキングブレー
キの自動解除を行わせるようにすることにより、
上記問題点を解決する。すなわち、本考案は、運
転者の手動操作によつて切り換えられるブレーキ
解除用手動スイツチ14から電気信号が与えられ
たとき、締結状態のパーキングブレーキを解除さ
せるパーキングブレーキ自動解除機構18を前提
とするものであり、自動変速機のセレクトレバー
の操作位置を検出するセレクトポジシヨンスイツ
チ12と、セレクトポジシヨンスイツチ12から
の信号に基づいてセレクトレバーが非走行用位置
から走行用位置に操作されたことを判断するセレ
クト判断手段(ステツプ100)と、エンジンの出
力トルクに対応する信号を検出するエンジントル
ク対応信号検出器(負圧スイツチ10)と、エン
ジントルク対応信号が示す出力トルクが所定以上
であることを判断するエンジントルク判断手段
(ステツプ110)と、セレクト判断手段がセレクト
レバーの非走行用位置から走行用位置への切換を
判断し、かつエンジントルク判断手段がエンジン
のトルクが所定以下であることを判断したとき
に、パーキングブレーキ自動解除機構にパーキン
グブレーキを解除させる電気信号を与えるパーキ
ングブレーキ解除指令手段(ステツプ120)と、
が設けられていることを特徴としている。なお、
かつこ内の数字などは後述する実施例において対
応する部材、制御内容などを示す。
(ホ) 作用 例えば、セレクトレバーが非走行用位置である
P又はN位置にあり、かつパーキングブレーキを
作動させた状態から、発進のためにセレクトレバ
ーを走行用位置である例えばD位置に操作した場
合、セレクト判断手段がこれを判断する。このと
きエンジントルク判断手段がエンジンの出力トル
クが所定以下であると判断した場合には、直ちに
パーキングブレーキ自動解除機構に電気信号が送
られパーキングブレーキが解除される。しかし、
エンジントルク判断手段が所定以上のトルクと判
断した場合には、パーキングブレーキ自動解除機
構へ信号は出力されない。この場合にはブレーキ
解除用手動スイツチを操作することによりパーキ
ングブレーキの解除が行われる。ブレーキ解除用
手動スイツチを操作する際には運転者は明確な意
思を持つて操作を行うので、急発進を防止するた
めにフートブレーキを作動させることになる。
このように急発進する可能性がある場合にはセ
レクト操作を行つたとしてもパーキングブレーキ
が自動的に解除されることがないため、急発進を
することが防止される。また、急発進するおそれ
がない場合には、セレクトレバーの操作だけによ
りパーキングブレーキが解除されるので操作性が
良好である。
(ヘ) 実施例 (第1実施例) 第1図に本考案の第1実施例を示す。負圧スイ
ツチ10(エンジントルク対応信号検出器)、セ
レクトポジシヨンスイツチ12及びブレーキ解除
用手動スイツチ14からの信号が制御装置16に
入力される。制御装置16はパーキングブレーキ
自動解除機構18のアクチユエータ20の作動を
制御する信号を出力する、アクチユエータ20
は、これがオンとされたときパーキングブレーキ
を解除させるものであり、ソレノイドによつて構
成されている。負圧スイツチ10はエンジンの吸
気管負圧によつて切り換わるスイツチであり、負
圧が所定値よりも小さくなつたときオンとなる。
セレクトポジシヨンスイツチ12は自動変速機の
セレクトレバーが例えばP,R,N,D,II、及
びIのどの位置にあるかを検出するスイツチであ
る。ブレーキ解除用手動スイツチ14は運転者の
手動操作によつて切換えられるスイツチであり、
運転者がパーキングブレーキを解除しようとした
ときにオンとされる。制御装置16は負圧スイツ
チ10、セレクトポジシヨンスイツチ12及びブ
レーキ解除用手動スイツチ14からの信号に基づ
いて第2図に示すような制御を行う。すなわち、
まずセレクトポジシヨンスイツチ12の信号から
セレクトレバーがP又はN位置から走行用位置で
あるD,II,I及びR位置にセレクトされたかど
うかを判断する(ステツプ100)。上記セレクトが
行われた場合には、負圧スイツチ10がオンであ
るかどうかを判断する(同110)。負圧スイツチ1
0がオフの場合、すなわち負圧が所定値よりも高
い場合にはアクチユエータ20をオンとする信号
を出力する(同120)。一方、走行用位置へのセレ
クトが行われていない場合及び負圧スイツチ10
がオンの場合には、ブレーキ解除用手動スイツチ
14がオンであるかどうかを判断し(同130)、オ
ンの場合にはアクチユエータ20をオンとする信
号を出力する(同120)。一方、ブレーキ解除用手
動スイツチ14がオフの場合にはアクチユエータ
20をオフとする(同140)。
これにより、結局次のような制御が行われるこ
とになる。セレクトレバーをP又はN位置から走
行用位置に切り換えたとき、負圧が所定値以上の
場合(すなわち、エンジンの出力トルクが小さい
場合)には直ちにアクチユエータ20がオンとな
り、パーキングブレーキ自動解除機構18によつ
てパーキングブレーキが自動的に解除される。し
かし、吸気管負圧が所定値よりも小さい場合(す
なわち、エンジンの出力トルクが大きい場合)に
は、アクチユエータ20はオフのままである。す
なわち、セレクトレバーが走行用位置になつても
パーキングブレーキは作動したままである。この
場合には、運転者がブレーキ解除用手動スイツチ
14をオンに切り換えると、アクチユエータ20
にこれをオンとする信号が出力される。これによ
りパーキングブレーキが解除される。従つて、エ
ンジンの出力トルクが大きく、車両が急発進する
可能性のある場合には、パーキングブレーキは自
動的には解除されず、ブレーキ解除用手動スイツ
チ14を操作することにより解除される。これに
より、急発進する可能性がある状態で不注意にセ
レクトレバーを走行用位置にセレクトしたとして
も、パーキングブレーキが解除されないため車両
が急発進することが防止される。また、急発進す
る可能性のない場合にはセレクトレバーを操作す
るだけでパーキングブレーキを解除することが可
能であり、必ずブレーキ解除用手動スイツチ14
を操作する必要がある場合と比較して操作性が良
好である。
なお、この実施例ではエンジントルク対応信号
検出器として負圧スイツチ10を用いたが、負圧
を連続的に電気信号に変換する負圧センサーを用
いることができ、またエンジン回転速度センサ
ー、エンジントルクを検出するトルクセンサーな
どを用いることもできる。
なお、第2図に示す制御フロー中で、ステツプ
100がセレクト判断手段を構成し、ステツプ110が
エンジントルク判断手段を構成し、またステツプ
120がパーキングブレーキ解除指令手段を構成す
る。
(第2実施例) 第3図に本考案の第2実施例を示す。この第2
実施例はエンジンの出力状態を検出する手段を多
く設け、より精度良く急発進を防止するようにし
たものである。すなわち、制御装置16には負圧
スイツチ10、セレクトポジシヨンスイツチ12
及びブレーキ解除用手動スイツチ14からの信号
に加えて、スロツトル開度センサー22、エンジ
ン出力トルクセンサー24、車両傾斜センサー2
6、エンジン回転速度センサー28、及び運転席
スイツチ30からの信号が入力される。これによ
り例えばスロツトル開度センサー22によつて検
出されるスロツトル開度が所定値より大きい場合
にはアクチユエータ20を自動的にオンとする信
号を出力しないようにすることができる。また、
エンジン出力トルクセンサー24及び車両傾斜セ
ンサー26からの信号により車輪の駆動トルクを
算出することができ、車輪の駆動トルクが所定値
以上の場合にはアクチユエータ20を自動的にオ
ンとする信号を出力しないようにすることができ
る。また、エンジン回転速度センサー28によつ
て検出されるエンジン回転速度が所定値よりも高
い場合にも上記と同様にすることができる。更に
運転席スイツチ30によつて運転者が運転席に着
座しているかどうかを確認し、着座していない場
合には自動的なパーキングブレーキの解除を行わ
せないようにすることもできる。なお、この第2
実施例では各種センサーをすべて設けるようにし
たが、これらの中から所定のものだけを選択して
設けることもできる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、エ
ンジンの出力トルクが急発進する可能性のあるレ
ベルにある場合には、パーキングブレーキ自動解
除機構を作動させないようにしたので、不注意な
操作による急発進を防止することができ、また急
発進の可能性がない場合にはセレクトレバーを操
作するだけでパーキングブレーキを自動的に解除
することができ、操作性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す図、第2図
は第1実施例の制御フローを示す図、第3図は第
2実施例を示す図、第4図は本考案の構成要素間
の関係を示す図である。 10……負圧スイツチ(エンジントルク対応信
号検出器)、12……セレクトポジシヨンスイツ
チ、14……ブレーキ解除用手動スイツチ、16
……制御装置、18……パーキングブレーキ自動
解除機構、20……アクチユエータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 運転者の手動操作によつて切り換えられるブレ
    ーキ解除用手動スイツチから電気信号が与えられ
    たとき、締結状態のパーキングブレーキを解除さ
    せるパーキングブレーキ自動解除機構の作動制御
    装置において、 自動変速機のセレクトレバーの操作位置を検出
    するセレクトポジシヨンスイツチと、セレクトポ
    ジシヨンスイツチからの信号に基づいてセレクト
    レバーが非走行用位置から走行用位置に操作され
    たことを判断するセレクト判断手段と、エンジン
    の出力トルクに対応する信号を検出するエンジン
    トルク対応信号検出器と、エンジントルク対応信
    号が示す出力トルクが所定以上であることを判断
    するエンジントルク判断手段と、セレクト判断手
    段がセレクトレバーの非走行用位置から走行用位
    置への切換を判断し、かつエンジントルク判断手
    段がエンジンのトルクが所定以下であることを判
    断したときに、パーキングブレーキ自動解除機構
    にパーキングブレーキを解除させる電気信号を与
    えるパーキングブレーキ解除指令手段と、が設け
    られていることを特徴とするパーキングブレーキ
    自動解除機構の作動制御装置。
JP1986187999U 1986-12-08 1986-12-08 Expired - Lifetime JPH059973Y2 (ja)

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JPS6391968U JPS6391968U (ja) 1988-06-14
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