JPH0599307A - 自動車用自動変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

自動車用自動変速機のライン圧制御装置

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JPH0599307A
JPH0599307A JP26084091A JP26084091A JPH0599307A JP H0599307 A JPH0599307 A JP H0599307A JP 26084091 A JP26084091 A JP 26084091A JP 26084091 A JP26084091 A JP 26084091A JP H0599307 A JPH0599307 A JP H0599307A
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JP
Japan
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line pressure
pressure
valve
throttle
solenoid valve
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Pending
Application number
JP26084091A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sekiguchi
秀樹 関口
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Electronic Control Systems Co Ltd filed Critical Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高油温のアイドル運転時のライン圧を適正化
する。 【構成】 スロットル弁開度の検出信号に基づいて、コ
ントロールユニットがパイロットバルブ31からのパイロ
ット圧のドレーン回路32のライン圧ソレノイドバルブ33
をデューティ制御してスロットル圧を調圧し、このスロ
ットル圧を信号圧としてプレッシャモデファイヤバルブ
34を介してプレッシャレギュレータバルブ35を制御し、
オイルポンプ36から吐出された作動油圧を最適なライン
圧に調圧する。ここで、高油温のアイドル運転時は、ラ
イン圧ソレノイドバルブ33を非通電して全閉に制御し、
スロットル圧を高めることにより、ライン圧を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用自動変速機
(オートマチックトランスミッション)のライン圧を制
御するライン圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用自動変速機では、オイルポンプ
から吐出された作動油圧を調圧してライン圧を得、これ
を変速機中のトルクコンバータの作動油圧や各種変速要
素(変速クラッチ及びブレーキ等)の作動油圧としてい
るが、このライン圧は、機関出力に応じた適正油圧に制
御している(特開昭62−9054号公報等参照)。
【0003】すなわち、ドレーン回路に介装されて、O
Nにより開弁してライン圧を低下させ、OFFにより閉
弁してライン圧を上昇させるライン圧ソレノイドバルブ
が備えられていて、スロットルセンサによりスロットル
弁の開度を検出し、スロットル弁開度の増大に伴って一
定周期内のOFF時間割合を多くしつつライン圧ソレノ
イドバルブを繰り返しON−OFF駆動することによ
り、スロットル弁の低開度域で低く、高開度域で高いラ
イン圧を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アイドル運
転時は、スロットル弁全閉であるので、要求ライン圧は
低く、このため従来は、前記OFF時間割合を5%程度
にして、多量にドレーンさせることにより、要求ライン
圧を得ている。しかし、アイドル運転時であっても高油
温時は、油の粘性が下がるため、各回路での油の洩れが
極めて多くなり、しかもアイドル運転時はオイルポンプ
の回転も低く吐出量自体が少ないことから、高油温のア
イドル運転時は、ライン圧が常温時に較べて下がってし
まう。
【0005】このため、クラッチ等に油圧が供給される
時間が遅くなって、セレクト(N→R,N→D等)のタ
イムラグが大きくなったり、セレクト即発進ではクラッ
チがすべって焼けたり、トルク変動が発生する。本発明
は、このような従来の問題点に鑑み、高油温のアイドル
運転時にあっても油の流量を確保し適正なライン圧を得
ることができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、ド
レーン回路に介装されて、ドレーン量を調整することに
よりライン圧を制御するライン圧ソレノイドバルブと、
このライン圧ソレノイドバルブを駆動する制御手段とを
備える自動車用自動変速機のライン圧制御装置におい
て、図1に示すように、下記A〜Cの手段を設ける構成
とする。
【0007】A)スロットル弁全閉を含むアイドル運転
状態を検出するアイドル運転状態検出手段 B)油温を検出する油温検出手段 C)アイドル運転状態でかつ油温が所定値以上のとき
に、前記制御手段の作動を停止させ、ドレーン量が略ゼ
ロとなるように、ライン圧ソレノイドバルブを制御する
手段(全閉制御手段)
【0008】
【作用】上記の構成においては、通常は、例えば、スロ
ットル弁開度を検出し、スロットル弁開度の増大に伴っ
て一定周期内のOFF時間割合を多くしつつライン圧ソ
レノイドバルブを繰り返しON−OFF駆動するなどし
て、かかる制御により、スロットル弁の低開度域で低
く、高開度域で高いライン圧を得る。
【0009】一方、アイドル運転時は、常温時にあって
は、上記の制御をそのまま行うが、各回路での洩れ量が
極めて多くなる高油温時にあっては、上記の制御を停止
させ、ライン圧ソレノイドバルブを例えば非通電にして
全閉に制御することにより、ドレーン量をゼロにして、
ライン圧の減少を阻止し、これによりフリクションの増
大による燃費の多少の悪化は犠牲にしても、必要なライ
ン圧を確保する。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図2を参
照し、スロットル弁開度検出手段として、機関吸気系に
設けられたスロットル弁の開度TVOを検出するポテン
ショメータ式のスロットルセンサ11が設けられている。
【0011】また、アイドル運転状態検出手段として、
スロットル弁の全閉位置でONとなるアイドルスイッチ
12が設けられていると共に、自動変速機の出力軸より回
転信号を得て車速VSPを検出する車速センサ13が設け
られている。また、油温検出手段として、自動変速機内
の油温TOIL を検出する油温センサ14が設けられてい
る。
【0012】これらの検出手段からの信号はコントロー
ルユニット20に入力されている。コントロールユニット
20は、内蔵のマイクロコンピュータにより、図3のフロ
ーチャートに従って演算処理を行い、ドレーン回路32に
介装されたライン圧ソレノイドバルブ33の作動を制御す
る。ステップ1(図にはS1と記してある。以下同様)
では、アイドルスイッチ11のON・OFFを判定し、O
Nの場合にステップ2へ、OFFの場合にステップ4,
5へ進む。
【0013】ステップ2では、車速センサ13により検出
される車速VSPが所定値(例えば8km/h)以下か否か
を判定し、所定値以下の場合にステップ3へ、所定値を
超える場合にステップ4,5へ進む。ステップ3では、
油温センサ14により検出される油温TOIL が所定値以上
か否かを判定し、所定値以上の場合にステップ6へ、所
定値未満の場合にステップ4,5へ進む。
【0014】このようにして通常はステップ4,5(デ
ューティ制御手段)へ進んでデューティ制御を行い、高
油温のアイドル運転時の場合にのみステップ6(全閉制
御手段)へ進む。通常のデューティ制御については、ス
テップ4で、スロットルセンサ11により検出されるスロ
ットル弁開度TVOに基づいてOFF時間割合を5〜95
%の範囲で設定する。ここでは、スロットル弁の低開度
域で少なく、高開度域で多く設定する。
【0015】そして、ステップ5で、例えば50Hzの一定
周期(0.02秒周期)におけるOFF時間割合を上記のご
とく設定した一定周期のON−OFFパルス信号(デュ
ーティ信号)をライン圧ソレノイドバルブ(図にはライ
ン圧SOLと記してある。)33に出力する。このように
して、通常は、スロットル弁開度TVOを検出し、スロ
ットル弁開度TVOの増大に伴って一定周期内のOFF
時間割合を多くしつつライン圧ソレノイドバルブ33を繰
り返しON−OFF駆動し、かかるデューティ制御によ
り、スロットル弁の低開度域で低く、高開度域で高いラ
イン圧を得る。
【0016】高油温のアイドル運転時の制御は、ステッ
プ6により行う。ステップ6では、ライン圧ソレノイド
バルブ33を非通電し、これにより該バルブ33を全閉に制
御する。すなわち、各回路での洩れ量が極めて多くなり
かつオイルポンプの回転自体が低い高油温のアイドル運
転時にあっては、デューティ制御を停止させる一方、ラ
イン圧ソレノイドバルブ33を非通電にして全閉に制御す
ることにより、ドレーン量をゼロにして、ライン圧の減
少を阻止し、これにより適正なライン圧を確保する。
【0017】次に、ライン圧ソレノイドバルブによるラ
イン圧制御の詳細について、図4に基づいて、説明す
る。尚、図4中、×印はドレーンを示している。スロッ
トルセンサがスロットル弁開度を検出してコントロール
ユニットへ信号を送ると、このコントロールユニットが
パイロットバルブ31からのパイロット圧のドレーン回路
32のライン圧ソレノイドバルブ33を制御してスロットル
圧(スロットル弁開度に比例した圧力)を調圧し、この
スロットル圧を信号圧としてプレッシャモデファイヤバ
ルブ34を介してプレッシャレギュレータバルブ35を制御
し、オイルポンプ36から吐出された作動油圧を最適なラ
イン圧に調圧する。
【0018】これを、(1)ライン圧ソレノイドバルブ
によるスロットル圧制御、(2)プレッシャモデファイ
ヤバルブによるライン圧制御に分けて、より詳細に説明
する。 (1)ライン圧ソレノイドバルブによるスロットル圧制
御 ライン圧ソレノイドバルブ33は、デューティ駆動によ
り、50Hzの一定周期(0.02秒周期)でON−OFFを繰
り返し、ドレーン回路32を開閉して、スロットル圧を制
御する。
【0019】この場合、ライン圧ソレノイドバルブ33
は、OFF状態になると、パイロット圧(各制御用にラ
イン圧をパイロットバルブ31で調圧した圧力であり、ラ
イン圧制御ではプレッシャモデファイヤバルブ34の油圧
源として供給する。)のドレーン回路32を閉じ、ON状
態になると、ドレーン回路32を開く。このため、一定周
期内のOFF時間割合を多くすると、ドレーン回路閉時
間が長くなって、スロットル圧が高くなり、逆にOFF
時間割合を少なくすると、ドレーン回路閉時間が短くな
って、スロットル圧が低くなる。
【0020】(2)プレッシャモデファイヤバルブによ
るライン圧制御 プレッシャモデファイヤバルブ34では、ライン圧ソレノ
イドバルブ33のON−OFF制御により調圧されたスロ
ットル圧を入力信号として、パイロット圧をプレッシャ
レギュレータバルブ35に作用する信号圧(プレッシャモ
デファイヤ圧)に調圧する。
【0021】これにより、プレッシャレギュレータバル
ブ35を制御し、オイルポンプ36から吐出された作動油を
ライン圧に調圧する。調圧されたライン圧は、トルクコ
ンバータ37へ供給される一方、マニュアルバルブ38、各
シフトバルブ39を介して、クラッチ40又はブレーキ41へ
供給される。尚、各シフトバルブ39は、パイロット圧の
ドレーン回路42に介装されたシフトソレノイドバルブ43
のON−OFF制御により調圧された油圧によりON−
OFF式に切換駆動される。
【0022】ここにおいて、高油温のアイドル運転時
は、ライン圧ソレノイドバルブ33を非通電して全閉に制
御して、プレッシャモデファイヤバルブ34への入力信号
であるスロットル圧を高め、このプレッシャモデファイ
ヤバルブ34を介してプレッシャレギュレータバルブ35を
制御することにより、オイルポンプ36からの作動油に基
づいて調圧されるライン圧を高めるのである。
【0023】尚、本実施例では、ライン圧ソレノイドバ
ルブの制御手段として、デューティ制御手段を例示した
が、比例制御手段も用いられることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
油温のアイドル運転時において、ライン圧を適正化で
き、セレクトタイムラグの防止、発進時のクラッチ焼け
やトルク変動の防止、運転性の向上等を図ることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示すシステム図
【図3】 同上実施例のフローチャート
【図4】 同上実施例の油圧回路図
【符号の説明】
11 スロットルセンサ 12 アイドルスイッチ 13 車速センサ 14 油温センサ 20 コントロールユニット 31 パイロットバルブ 32 ドレーン回路 33 ライン圧ソレノイドバルブ 34 プレッシャモデファイヤバルブ 35 プレッシャレギュレータバルブ 36 オイルポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレーン回路に介装されて、ドレーン量を
    調整することによりライン圧を制御するライン圧ソレノ
    イドバルブと、このライン圧ソレノイドバルブを駆動す
    る制御手段とを備える自動車用自動変速機のライン圧制
    御装置において、 スロットル弁全閉を含むアイドル運転状態を検出するア
    イドル運転状態検出手段と、 油温を検出する油温検出手段と、 アイドル運転状態でかつ油温が所定値以上のときに、前
    記制御手段の作動を停止させ、ドレーン量が略ゼロとな
    るように、ライン圧ソレノイドバルブを制御する手段
    と、 を設けたことを特徴とする自動車用自動変速機のライン
    圧制御装置。
JP26084091A 1991-10-08 1991-10-08 自動車用自動変速機のライン圧制御装置 Pending JPH0599307A (ja)

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