JPH0599241A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
- Publication number
- JPH0599241A JPH0599241A JP28543091A JP28543091A JPH0599241A JP H0599241 A JPH0599241 A JP H0599241A JP 28543091 A JP28543091 A JP 28543091A JP 28543091 A JP28543091 A JP 28543091A JP H0599241 A JPH0599241 A JP H0599241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driven shaft
- driving shaft
- holes
- shaft
- shaft end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/04—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow radial displacement, e.g. Oldham couplings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原動軸側と従動軸側との間の偏心に対し良好
に対処でき、振動伝達が少なく、回転力を滑らかに伝達
することができ、構造、組立て及び保守が簡単な軸継手
を提供する。 【構成】 金属製原動軸端部フランジ部３に穴１０が形
成されており、金属製従動軸端部フランジ部５にも同様
に穴が形成されており、これらの間に介在する金属製回
転力伝達部材１４には穴１６が形成されており、並列配
置の３本のプラスチック製原動軸側ロッド１８の一端の
短軸部１８ａが穴１０に回動可能に適合しており他端の
短軸部１８ｂが穴１６に回動可能に適合しており、並列
配置の３本のプラスチック製従動軸側ロッド２０の一端
の短軸部２０ａが従動軸端部フランジ部５の穴に回動可
能に適合しており他端の短軸部２０ｂが穴１６に回動可
能に適合している。
に対処でき、振動伝達が少なく、回転力を滑らかに伝達
することができ、構造、組立て及び保守が簡単な軸継手
を提供する。 【構成】 金属製原動軸端部フランジ部３に穴１０が形
成されており、金属製従動軸端部フランジ部５にも同様
に穴が形成されており、これらの間に介在する金属製回
転力伝達部材１４には穴１６が形成されており、並列配
置の３本のプラスチック製原動軸側ロッド１８の一端の
短軸部１８ａが穴１０に回動可能に適合しており他端の
短軸部１８ｂが穴１６に回動可能に適合しており、並列
配置の３本のプラスチック製従動軸側ロッド２０の一端
の短軸部２０ａが従動軸端部フランジ部５の穴に回動可
能に適合しており他端の短軸部２０ｂが穴１６に回動可
能に適合している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は軸継手に関し、特に原動
軸側と従動軸側との間の偏心に対し良好に対処でき、構
造、組立て及び保守が簡単な軸継手に関する。
軸側と従動軸側との間の偏心に対し良好に対処でき、構
造、組立て及び保守が簡単な軸継手に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種回
転力伝達機構において２つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心が残る。
転力伝達機構において２つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心が残る。
【０００３】この偏心に対処する軸継手として、リンク
継手が用いられている。従来のリンク継手は、原動軸側
部材と従動軸側部材との間に中間板を配置し、該中間板
と原動軸側部材とを複数のリンクロッドで接続し、更に
該中間板と従動軸側部材と従動軸側部材とを複数のリン
クロッドで接続したものであり、これらロッドの両端で
の接続にピンを用いたものである。この従来のリンク継
手においては、上記中間板、リンクロッド及びピンはい
ずれも金属であり、このため、これらの間に常に潤滑油
が存在する様にしなければならず、保守が面倒である。
更に、従来のリンク継手には、例えば負荷が急激に変化
した場合の様に平衡状態が急激に変化する際には過大な
応力がかかるという難点があり、また原動軸側と従動軸
側との間で振動が伝達されやすいという難点もある。こ
の様な難点を克服するためリンク継手とフレキシブル継
手とを接続して用いることもあるが、これでは寸法が大
きくなるとともにコスト高となり好ましくない。
継手が用いられている。従来のリンク継手は、原動軸側
部材と従動軸側部材との間に中間板を配置し、該中間板
と原動軸側部材とを複数のリンクロッドで接続し、更に
該中間板と従動軸側部材と従動軸側部材とを複数のリン
クロッドで接続したものであり、これらロッドの両端で
の接続にピンを用いたものである。この従来のリンク継
手においては、上記中間板、リンクロッド及びピンはい
ずれも金属であり、このため、これらの間に常に潤滑油
が存在する様にしなければならず、保守が面倒である。
更に、従来のリンク継手には、例えば負荷が急激に変化
した場合の様に平衡状態が急激に変化する際には過大な
応力がかかるという難点があり、また原動軸側と従動軸
側との間で振動が伝達されやすいという難点もある。こ
の様な難点を克服するためリンク継手とフレキシブル継
手とを接続して用いることもあるが、これでは寸法が大
きくなるとともにコスト高となり好ましくない。
【０００４】そこで、本発明は、原動軸側と従動軸側と
の間の偏心に対し良好に対処でき、振動伝達が少なく、
回転力を滑らかに伝達することができ、構造、組立て及
び保守が簡単な軸継手を提供することを目的とするもの
である。
の間の偏心に対し良好に対処でき、振動伝達が少なく、
回転力を滑らかに伝達することができ、構造、組立て及
び保守が簡単な軸継手を提供することを目的とするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、これら原動軸端部と従動軸端部と
の間には回転力伝達部材が介在しており、上記原動軸端
部には原動軸回転中心方向と直交する面内において直線
上に配列された複数の第１の穴が形成されており、上記
回転力伝達部材の原動軸端部側には原動軸回転中心方向
と直交する面内において直線上に配列された複数の第２
の穴が形成されており、上記原動軸端部と上記回転力伝
達部材との間には原動軸回転中心方向と直交する面内に
延びている複数の原動軸側ロッドが並列配置されてお
り、これら原動軸側ロッドの両端部には原動軸回転中心
方向に互いに逆向きに突出した短軸部が形成されてお
り、各原動軸側ロッドの短軸部が対応する上記第１の穴
及び第２の穴にそれぞれ回動可能に適合されており、上
記従動軸端部には従動軸回転中心方向と直交する面内に
おいて直線上に配列された複数の第３の穴が形成されて
おり、上記回転力伝達部材の従動軸端部側には従動軸回
転中心方向と直交する面内において直線上に配列された
複数の第４の穴が形成されており、上記従動軸端部と上
記回転力伝達部材との間には従動軸回転中心方向と直交
する面内にて上記原動軸側ロッドの方向を横切る方向に
延びている複数の従動軸側ロッドが並列配置されてお
り、これら従動軸側ロッドの両端部には従動軸回転中心
方向に互いに逆向きに突出した短軸部が形成されてお
り、各従動軸側ロッドの短軸部が対応する上記第３の穴
及び第４の穴にそれぞれ回動可能に適合されており、上
記原動軸端部、上記従動軸端部及び上記回転力伝達部材
はいずれも金属からなり、上記原動軸側ロッド及び上記
従動軸側ロッドがいずれもプラスチックからなる、こと
を特徴とする、軸継手、が提供される。
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、これら原動軸端部と従動軸端部と
の間には回転力伝達部材が介在しており、上記原動軸端
部には原動軸回転中心方向と直交する面内において直線
上に配列された複数の第１の穴が形成されており、上記
回転力伝達部材の原動軸端部側には原動軸回転中心方向
と直交する面内において直線上に配列された複数の第２
の穴が形成されており、上記原動軸端部と上記回転力伝
達部材との間には原動軸回転中心方向と直交する面内に
延びている複数の原動軸側ロッドが並列配置されてお
り、これら原動軸側ロッドの両端部には原動軸回転中心
方向に互いに逆向きに突出した短軸部が形成されてお
り、各原動軸側ロッドの短軸部が対応する上記第１の穴
及び第２の穴にそれぞれ回動可能に適合されており、上
記従動軸端部には従動軸回転中心方向と直交する面内に
おいて直線上に配列された複数の第３の穴が形成されて
おり、上記回転力伝達部材の従動軸端部側には従動軸回
転中心方向と直交する面内において直線上に配列された
複数の第４の穴が形成されており、上記従動軸端部と上
記回転力伝達部材との間には従動軸回転中心方向と直交
する面内にて上記原動軸側ロッドの方向を横切る方向に
延びている複数の従動軸側ロッドが並列配置されてお
り、これら従動軸側ロッドの両端部には従動軸回転中心
方向に互いに逆向きに突出した短軸部が形成されてお
り、各従動軸側ロッドの短軸部が対応する上記第３の穴
及び第４の穴にそれぞれ回動可能に適合されており、上
記原動軸端部、上記従動軸端部及び上記回転力伝達部材
はいずれも金属からなり、上記原動軸側ロッド及び上記
従動軸側ロッドがいずれもプラスチックからなる、こと
を特徴とする、軸継手、が提供される。
【０００６】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【０００７】図１は本発明による軸継手の一実施例を示
す分解斜視図である。図１において、２は原動軸端部で
あり、２’は原動軸回転中心であり、３は原動軸端部の
先端に形成されたフランジ部である。また、４は従動軸
端部であり、４’は従動軸回転中心であり、５は従動軸
端部の先端に形成されたフランジ部である。原動軸端部
２と従動軸端部４とは互いにフランジ部３，５どうしが
対向し且つ回転中心２’，４’が合致してＺ方向となる
様に配置されている。原動軸端部フランジ部３の従動軸
端部４側の端面は、上記原動軸回転中心２’と直交する
面（Ｘ−Ｙ面）とされている。同様に、従動軸端部フラ
ンジ部５の原動軸端部２側の端面は、上記従動軸回転中
心４’と直交する面（Ｘ−Ｙ面）とされている。これら
フランジ部３，５は金属製例えば鉄製である。
す分解斜視図である。図１において、２は原動軸端部で
あり、２’は原動軸回転中心であり、３は原動軸端部の
先端に形成されたフランジ部である。また、４は従動軸
端部であり、４’は従動軸回転中心であり、５は従動軸
端部の先端に形成されたフランジ部である。原動軸端部
２と従動軸端部４とは互いにフランジ部３，５どうしが
対向し且つ回転中心２’，４’が合致してＺ方向となる
様に配置されている。原動軸端部フランジ部３の従動軸
端部４側の端面は、上記原動軸回転中心２’と直交する
面（Ｘ−Ｙ面）とされている。同様に、従動軸端部フラ
ンジ部５の原動軸端部２側の端面は、上記従動軸回転中
心４’と直交する面（Ｘ−Ｙ面）とされている。これら
フランジ部３，５は金属製例えば鉄製である。
【０００８】原動軸端部フランジ部３には合計１２個の
穴１０が形成されている。これらの穴は３つ１組として
４組からなり、各組の３つの穴はＸ−Ｙ面内においてＸ
方向またはＹ方向に一直線上に配列されている。また、
これら１２個の穴１０は原動軸回転中心２’の周りに角
度９０度回転させた時に元の穴配置と同様の配置となる
様に位置決めされている。同様に、従動軸端部フランジ
部５には合計１２個の穴１０が形成されている。これら
の穴は３つ１組として４組からなり、各組の３つの穴は
Ｘ−Ｙ面内においてＸ方向またはＹ方向に一直線上に配
列されている。また、これら１２個の穴１２（図示され
ていない）は従動軸回転中心４’の周りに角度９０度回
転させた時に元の穴配置と同様の配置となる様に位置決
めされている。即ち、原動軸端部フランジ部３と従動軸
端部フランジ部５とは同一の構成を有する。
穴１０が形成されている。これらの穴は３つ１組として
４組からなり、各組の３つの穴はＸ−Ｙ面内においてＸ
方向またはＹ方向に一直線上に配列されている。また、
これら１２個の穴１０は原動軸回転中心２’の周りに角
度９０度回転させた時に元の穴配置と同様の配置となる
様に位置決めされている。同様に、従動軸端部フランジ
部５には合計１２個の穴１０が形成されている。これら
の穴は３つ１組として４組からなり、各組の３つの穴は
Ｘ−Ｙ面内においてＸ方向またはＹ方向に一直線上に配
列されている。また、これら１２個の穴１２（図示され
ていない）は従動軸回転中心４’の周りに角度９０度回
転させた時に元の穴配置と同様の配置となる様に位置決
めされている。即ち、原動軸端部フランジ部３と従動軸
端部フランジ部５とは同一の構成を有する。
【０００９】原動軸端部２と従動軸端部４との間には、
板状の回転力伝達部材１４が配置されている。該回転力
伝達部材１４は、上記原動軸端部フランジ部３及び従動
軸端部フランジ部５に形成された穴１０，１２と同数の
穴１６が対応する位置に形成されている。これらの穴は
原動軸端部側から従動軸端部側へと貫通している。回転
力伝達部材１４は金属製例えば鉄製である。
板状の回転力伝達部材１４が配置されている。該回転力
伝達部材１４は、上記原動軸端部フランジ部３及び従動
軸端部フランジ部５に形成された穴１０，１２と同数の
穴１６が対応する位置に形成されている。これらの穴は
原動軸端部側から従動軸端部側へと貫通している。回転
力伝達部材１４は金属製例えば鉄製である。
【００１０】原動軸端部フランジ部３と回転力伝達部材
１４との間には３つの原動軸側ロッド１８がそれぞれＹ
方向に配列されて並列配置されている。各原動軸側ロッ
ド１８の一端にはＺ方向に原動軸端部フランジ部３の方
へと突出せる短軸部１８ａが形成されており、これら３
つの短軸部１８ａが原動軸端部フランジ部３のＸ方向配
列の１組の３つの穴１０に回動可能に適合されている。
これら原動軸側ロッド１８の他端にはＺ方向に回転力伝
達部材１４の方へと突出せる短軸部１８ｂが形成されて
おり、これら３つの短軸部１８ｂが回転力伝達部材１４
のＸ方向配列の１組の３つの穴１６に収容されている。
図から分かる様に、原動軸側ロッド１８は原動軸端部フ
ランジ部３のＹ方向に関し上方の３つの穴１０と回転力
伝達部材１４のＹ方向に関し下方の３つの穴１６とを連
結している。かくして、原動軸端部フランジ部３と回転
力伝達部材１４と３つのロッド１８とにより平行リンク
機構が構成されている。
１４との間には３つの原動軸側ロッド１８がそれぞれＹ
方向に配列されて並列配置されている。各原動軸側ロッ
ド１８の一端にはＺ方向に原動軸端部フランジ部３の方
へと突出せる短軸部１８ａが形成されており、これら３
つの短軸部１８ａが原動軸端部フランジ部３のＸ方向配
列の１組の３つの穴１０に回動可能に適合されている。
これら原動軸側ロッド１８の他端にはＺ方向に回転力伝
達部材１４の方へと突出せる短軸部１８ｂが形成されて
おり、これら３つの短軸部１８ｂが回転力伝達部材１４
のＸ方向配列の１組の３つの穴１６に収容されている。
図から分かる様に、原動軸側ロッド１８は原動軸端部フ
ランジ部３のＹ方向に関し上方の３つの穴１０と回転力
伝達部材１４のＹ方向に関し下方の３つの穴１６とを連
結している。かくして、原動軸端部フランジ部３と回転
力伝達部材１４と３つのロッド１８とにより平行リンク
機構が構成されている。
【００１１】従動軸側も同様である。即ち、従動軸端部
フランジ部５と回転力伝達部材１４との間には３つの従
動軸側ロッド２０がそれぞれＸ方向に配列されて並列配
置されている。各従動軸側ロッド２０の一端にはＺ方向
に従動軸端部フランジ部５の方へと突出せる短軸部２０
ａが形成されており、これら３つの短軸部２０ａが従動
軸端部フランジ部５のＹ方向配列の１組の３つの穴１２
に回動可能に適合されている。これら従動軸側ロッド２
０の他端にはＺ方向に回転力伝達部材１４の方へと突出
せる短軸部２０ｂが形成されており、これら３つの短軸
部２０ｂが回転力伝達部材１４のＹ方向配列の１組の３
つの穴１６に収容されている。図から分かる様に、従動
軸側ロッド２０は従動軸端部フランジ部５のＸ方向に関
し右方の３つの穴１２と回転力伝達部材１４のＸ方向に
関し左方の３つの穴１６とを連結している。かくして、
従動軸端部フランジ部５と回転力伝達部材１４と３つの
ロッド２０とにより平行リンク機構が構成されている。
フランジ部５と回転力伝達部材１４との間には３つの従
動軸側ロッド２０がそれぞれＸ方向に配列されて並列配
置されている。各従動軸側ロッド２０の一端にはＺ方向
に従動軸端部フランジ部５の方へと突出せる短軸部２０
ａが形成されており、これら３つの短軸部２０ａが従動
軸端部フランジ部５のＹ方向配列の１組の３つの穴１２
に回動可能に適合されている。これら従動軸側ロッド２
０の他端にはＺ方向に回転力伝達部材１４の方へと突出
せる短軸部２０ｂが形成されており、これら３つの短軸
部２０ｂが回転力伝達部材１４のＹ方向配列の１組の３
つの穴１６に収容されている。図から分かる様に、従動
軸側ロッド２０は従動軸端部フランジ部５のＸ方向に関
し右方の３つの穴１２と回転力伝達部材１４のＸ方向に
関し左方の３つの穴１６とを連結している。かくして、
従動軸端部フランジ部５と回転力伝達部材１４と３つの
ロッド２０とにより平行リンク機構が構成されている。
【００１２】上記原動軸側ロッド１８及び上記従動軸側
ロッド２０はプラスチック材料からなる。該プラスチッ
ク材料としては、原動軸端部フランジ部３及び従動軸端
部フランジ部５の金属材料に対し適度の滑り性を有し、
また適度の強度を有し、更に適度の可撓性（柔軟性）を
有する合成樹脂例えばポリアセタール樹脂やポリアミド
樹脂を用いることができる。このプラスチック製のロッ
ド１８，２０は自己潤滑性を有し、原動軸端部フランジ
部３の穴１０や従動軸端部フランジ部５の穴１２や回転
力伝達部材１４の穴１６との接触において継続して潤滑
作用をなす。
ロッド２０はプラスチック材料からなる。該プラスチッ
ク材料としては、原動軸端部フランジ部３及び従動軸端
部フランジ部５の金属材料に対し適度の滑り性を有し、
また適度の強度を有し、更に適度の可撓性（柔軟性）を
有する合成樹脂例えばポリアセタール樹脂やポリアミド
樹脂を用いることができる。このプラスチック製のロッ
ド１８，２０は自己潤滑性を有し、原動軸端部フランジ
部３の穴１０や従動軸端部フランジ部５の穴１２や回転
力伝達部材１４の穴１６との接触において継続して潤滑
作用をなす。
【００１３】本実施例において、原動軸端部２が回転す
ると、その回転力は原動軸端部フランジ部３から原動軸
側ロッド１８を介して平行リンク機構により回転力伝達
部材１４へと伝達され、該回転力伝達部材１４の回転力
が同様にして従動軸側ロッド２０を介して従動軸端部４
へと伝達される。
ると、その回転力は原動軸端部フランジ部３から原動軸
側ロッド１８を介して平行リンク機構により回転力伝達
部材１４へと伝達され、該回転力伝達部材１４の回転力
が同様にして従動軸側ロッド２０を介して従動軸端部４
へと伝達される。
【００１４】本実施例において、原動軸回転中心２’と
従動軸回転中心４’との間に当初から存在しあるいは作
動中に生じた偏心に対しては、回転力伝達部材１４がＸ
方向及び／またはＹ方向に適宜の位置まで平行移動する
ことにより吸収できる。
従動軸回転中心４’との間に当初から存在しあるいは作
動中に生じた偏心に対しては、回転力伝達部材１４がＸ
方向及び／またはＹ方向に適宜の位置まで平行移動する
ことにより吸収できる。
【００１５】以上の様な本実施例の軸継手は、図１に示
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。この組立てに際しては、単にロッド１８，２０の
短軸部１８ａ，１８ｂ，２０ａ，２０ｂを所定の穴に挿
入するのみでよい。
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。この組立てに際しては、単にロッド１８，２０の
短軸部１８ａ，１８ｂ，２０ａ，２０ｂを所定の穴に挿
入するのみでよい。
【００１６】本実施例では、ロッド１８，２０が適度の
柔軟性を有するので、原動軸側と従動軸側との間の振動
伝達を抑制でき、更に急激な負荷変化等の際の回転力伝
達を滑らかに変化させることができる。
柔軟性を有するので、原動軸側と従動軸側との間の振動
伝達を抑制でき、更に急激な負荷変化等の際の回転力伝
達を滑らかに変化させることができる。
【００１７】更に、本実施例では、ロッド１８，２０が
原動軸端部フランジ部３、従動軸端部フランジ部５及び
回転力伝達部材１４との摺動接触において自己潤滑性を
発揮するので、潤滑油を使用する必要がなく、保守が簡
単である。
原動軸端部フランジ部３、従動軸端部フランジ部５及び
回転力伝達部材１４との摺動接触において自己潤滑性を
発揮するので、潤滑油を使用する必要がなく、保守が簡
単である。
【００１８】尚、以上の実施例では、原動軸端部フラン
ジ部３や従動軸端部フランジ部５にそれぞれ１２個の穴
１０，１２を設けている。ロッド１８，２０が連結され
るのはそのうちの３つだけであり、この意味では他の９
個の穴は不要であるが、本実施例では良好な回転を得る
様にバランスを取って均等に穴を形成したのである。回
転力伝達部材１４の穴１６についても同様である。ま
た、回転力伝達部材１４の穴１６は必ずしも貫通してい
る必要はなく、原動軸側ロッド１８の短軸部１８ｂ及び
従動軸側ロッド２０の短軸部２０ｂが適正に収容されれ
ば、いずれかの面にのみ開口せるものであってもよい。
ジ部３や従動軸端部フランジ部５にそれぞれ１２個の穴
１０，１２を設けている。ロッド１８，２０が連結され
るのはそのうちの３つだけであり、この意味では他の９
個の穴は不要であるが、本実施例では良好な回転を得る
様にバランスを取って均等に穴を形成したのである。回
転力伝達部材１４の穴１６についても同様である。ま
た、回転力伝達部材１４の穴１６は必ずしも貫通してい
る必要はなく、原動軸側ロッド１８の短軸部１８ｂ及び
従動軸側ロッド２０の短軸部２０ｂが適正に収容されれ
ば、いずれかの面にのみ開口せるものであってもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、原動軸回
転中心と従動軸回転中心との間の偏心に対し良好に対処
でき、振動伝達が少なく、構造、組立て及び保守が簡単
な軸継手が提供される。
転中心と従動軸回転中心との間の偏心に対し良好に対処
でき、振動伝達が少なく、構造、組立て及び保守が簡単
な軸継手が提供される。
【図１】本発明による軸継手の実施例を示す分解斜視図
である。
である。
２ 原動軸端部 ２’ 原動軸回転中心 ３ 原動軸端部フランジ部 ４ 従動軸端部 ４’ 従動軸回転中心 ５ 従動軸端部フランジ部 １０ 穴 １２ 穴 １４ 回転力伝達部材 １６ 穴 １８ 原動軸側ロッド １８ａ 短軸部 １８ｂ 短軸部 ２０ 従動軸側ロッド ２０ａ 短軸部 ２０ａ 短軸部
Claims (1)
- 【請求項１】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、これら原動軸端部と従動軸端部との間には回
転力伝達部材が介在しており、 上記原動軸端部には原動軸回転中心方向と直交する面内
において直線上に配列された複数の第１の穴が形成され
ており、上記回転力伝達部材の原動軸端部側には原動軸
回転中心方向と直交する面内において直線上に配列され
た複数の第２の穴が形成されており、上記原動軸端部と
上記回転力伝達部材との間には原動軸回転中心方向と直
交する面内に延びている複数の原動軸側ロッドが並列配
置されており、これら原動軸側ロッドの両端部には原動
軸回転中心方向に互いに逆向きに突出した短軸部が形成
されており、各原動軸側ロッドの短軸部が対応する上記
第１の穴及び第２の穴にそれぞれ回動可能に適合されて
おり、 上記従動軸端部には従動軸回転中心方向と直交する面内
において直線上に配列された複数の第３の穴が形成され
ており、上記回転力伝達部材の従動軸端部側には従動軸
回転中心方向と直交する面内において直線上に配列され
た複数の第４の穴が形成されており、上記従動軸端部と
上記回転力伝達部材との間には従動軸回転中心方向と直
交する面内にて上記原動軸側ロッドの方向を横切る方向
に延びている複数の従動軸側ロッドが並列配置されてお
り、これら従動軸側ロッドの両端部には従動軸回転中心
方向に互いに逆向きに突出した短軸部が形成されてお
り、各従動軸側ロッドの短軸部が対応する上記第３の穴
及び第４の穴にそれぞれ回動可能に適合されており、 上記原動軸端部、上記従動軸端部及び上記回転力伝達部
材はいずれも金属からなり、上記原動軸側ロッド及び上
記従動軸側ロッドがいずれもプラスチックからなる、こ
とを特徴とする、軸継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28543091A JPH0599241A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28543091A JPH0599241A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 軸継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0599241A true JPH0599241A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17691426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28543091A Pending JPH0599241A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 軸継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0599241A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006030715A1 (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-23 | Kabushiki Kaisha Bridgestone | フレキシブルカップリング、及び、インホイールモータシステム |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP28543091A patent/JPH0599241A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006030715A1 (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-23 | Kabushiki Kaisha Bridgestone | フレキシブルカップリング、及び、インホイールモータシステム |
| US7571784B2 (en) | 2004-09-14 | 2009-08-11 | Kabushiki Kaisha Bridgestone | Flexible coupling and in-wheel motor system |
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