JPH06200952A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
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- JPH06200952A JPH06200952A JP1687793A JP1687793A JPH06200952A JP H06200952 A JPH06200952 A JP H06200952A JP 1687793 A JP1687793 A JP 1687793A JP 1687793 A JP1687793 A JP 1687793A JP H06200952 A JPH06200952 A JP H06200952A
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- Japan
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- driven
- shaft
- driving
- driven shaft
- shaft end
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原動軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及び
軸方向移動に対し良好に対処でき、部品交換が容易で、
回転力を滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手を提供
する。 【構成】 金属製の原動軸端部フランジ６と従動軸端部
フランジ８との間に配置されているプラスチック製の回
転力伝達部材は、２つの分割部分１５ａ−１，−２から
なる原動側基板部と２つの分割部分１５ｂ−１，−２か
らなる従動側基板部とを着脱可能に接合してなる。フラ
ンジ６，８にはそれぞれＹ，Ｘ方向のスライド面１０
ａ，１２ａの対が複数形成されており、回転力伝達部材
の原動側及び従動軸側の基板部にはそれぞれこれらスラ
イド面１０ａ，１２ａに対し摺動可能な第１スライド面
１６ａ−１，−２及び第２スライド面１８ａ−１，−２
の対が複数形成されている。原動側と従動側の基板部の
接合面には適合せるＹ方向条溝２０，２２が形成されて
いる。
軸方向移動に対し良好に対処でき、部品交換が容易で、
回転力を滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手を提供
する。 【構成】 金属製の原動軸端部フランジ６と従動軸端部
フランジ８との間に配置されているプラスチック製の回
転力伝達部材は、２つの分割部分１５ａ−１，−２から
なる原動側基板部と２つの分割部分１５ｂ−１，−２か
らなる従動側基板部とを着脱可能に接合してなる。フラ
ンジ６，８にはそれぞれＹ，Ｘ方向のスライド面１０
ａ，１２ａの対が複数形成されており、回転力伝達部材
の原動側及び従動軸側の基板部にはそれぞれこれらスラ
イド面１０ａ，１２ａに対し摺動可能な第１スライド面
１６ａ−１，−２及び第２スライド面１８ａ−１，−２
の対が複数形成されている。原動側と従動側の基板部の
接合面には適合せるＹ方向条溝２０，２２が形成されて
いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、軸継手に関するもので
あり、特に原動軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及び
軸方向移動に対し良好に対処でき、部品交換が容易で、
回転力を滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手に関す
る。
あり、特に原動軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及び
軸方向移動に対し良好に対処でき、部品交換が容易で、
回転力を滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手に関す
る。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種回
転力伝達機構において２つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。また、偏
心及び偏角に対処可能な継手としてオルダム継手が用い
られている。
転力伝達機構において２つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。また、偏
心及び偏角に対処可能な継手としてオルダム継手が用い
られている。
【０００３】この様な軸継手は、原動軸端部と従動軸端
部とにそれぞれ適宜の取付け部材を取付け、これら原動
軸側取付け部材と従動軸側取付け部材とを適宜の機構で
結合したものが一般的である。
部とにそれぞれ適宜の取付け部材を取付け、これら原動
軸側取付け部材と従動軸側取付け部材とを適宜の機構で
結合したものが一般的である。
【０００４】本発明は、原動軸側と従動軸側との間の偏
心、偏角及び軸方向移動に対し良好に対処でき、部品交
換が容易な軸継手を提供することを目的とするものであ
る。本発明の別の目的は、回転力を滑らかに伝達でき、
保守容易な軸継手を提供することにある。
心、偏角及び軸方向移動に対し良好に対処でき、部品交
換が容易な軸継手を提供することを目的とするものであ
る。本発明の別の目的は、回転力を滑らかに伝達でき、
保守容易な軸継手を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、これら原動軸端部と従動軸端部と
の間には回転力伝達部材が配置されており、上記原動軸
端部には原動軸回転中心と平行で且つ該原動軸回転中心
と直交する第１方向と平行な原動軸側スライド面の対が
複数形成されており、上記回転力伝達部材には上記原動
軸側スライド面の対に対し摺動可能な第１スライド面の
対が複数形成されており、上記従動軸端部には従動軸回
転中心と平行で且つ該従動軸回転中心と直交する第２方
向と平行な従動軸側スライド面の対が複数形成されてお
り、上記回転力伝達部材には上記従動軸側スライド面の
対に対し摺動可能な第２スライド面の対が複数形成され
ており、上記回転力伝達部材は原動側基板部と従動側基
板部とを着脱可能に接合してなり、これら原動側基板部
と従動側基板部とはこれらの接合を解除した状態で上記
第１方向または第２方向に相対的にスライド可能な構造
を有し、上記原動側基板部に上記第１スライド面の対が
形成されており、上記従動側基板部に上記第２スライド
面の対が形成されている、ことを特徴とする、軸継手、
が提供される。
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、これら原動軸端部と従動軸端部と
の間には回転力伝達部材が配置されており、上記原動軸
端部には原動軸回転中心と平行で且つ該原動軸回転中心
と直交する第１方向と平行な原動軸側スライド面の対が
複数形成されており、上記回転力伝達部材には上記原動
軸側スライド面の対に対し摺動可能な第１スライド面の
対が複数形成されており、上記従動軸端部には従動軸回
転中心と平行で且つ該従動軸回転中心と直交する第２方
向と平行な従動軸側スライド面の対が複数形成されてお
り、上記回転力伝達部材には上記従動軸側スライド面の
対に対し摺動可能な第２スライド面の対が複数形成され
ており、上記回転力伝達部材は原動側基板部と従動側基
板部とを着脱可能に接合してなり、これら原動側基板部
と従動側基板部とはこれらの接合を解除した状態で上記
第１方向または第２方向に相対的にスライド可能な構造
を有し、上記原動側基板部に上記第１スライド面の対が
形成されており、上記従動側基板部に上記第２スライド
面の対が形成されている、ことを特徴とする、軸継手、
が提供される。
【０００６】本発明の一態様においては、上記原動側基
板部と上記従動側基板部との接合面には、上記第１方向
または上記第２方向の方向性を有する条溝が形成されて
いる。本発明の他の態様においては、上記原動側基板部
が上記第１方向に関し２つに分割されており、上記従動
側基板部が上記第２方向に関し２つに分割されている。
本発明の別の態様においては、上記原動軸側スライド面
及び上記従動軸側スライド面がいずれも金属からなり、
上記回転力伝達部材がプラスチックからなる。本発明の
更に他の態様においては、上記原動軸側スライド面が上
記原動軸端部に付設されたフランジに形成されており、
上記従動軸側スライド面が上記従動軸端部に付設された
フランジに形成されている。本発明では、上記第１方向
と上記第２方向とが直交しているのが好ましい。
板部と上記従動側基板部との接合面には、上記第１方向
または上記第２方向の方向性を有する条溝が形成されて
いる。本発明の他の態様においては、上記原動側基板部
が上記第１方向に関し２つに分割されており、上記従動
側基板部が上記第２方向に関し２つに分割されている。
本発明の別の態様においては、上記原動軸側スライド面
及び上記従動軸側スライド面がいずれも金属からなり、
上記回転力伝達部材がプラスチックからなる。本発明の
更に他の態様においては、上記原動軸側スライド面が上
記原動軸端部に付設されたフランジに形成されており、
上記従動軸側スライド面が上記従動軸端部に付設された
フランジに形成されている。本発明では、上記第１方向
と上記第２方向とが直交しているのが好ましい。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【０００８】図１は本発明による軸継手の一実施例を示
す分解斜視図であり、図２はその組立て状態を示す斜視
図である。
す分解斜視図であり、図２はその組立て状態を示す斜視
図である。
【０００９】これらの図において、２は原動軸端部であ
り、２’は原動軸回転中心である。また、４は従動軸端
部であり、４’は従動軸回転中心である。原動軸端部２
の先端にはその一部としてフランジ６が付設されてお
り、従動軸端部４の先端にはその一部としてフランジ８
が付設されている。原動軸端部２及び従動軸端部４は、
これらのフランジ６，８どうしが互いに対向し且つ回転
中心２’，４’が合致する様に配置されている。原動軸
端部２及び従動軸端部４はフランジ部分を含めて金属製
例えば鉄製である。尚、原動軸端部２は、実際には、原
動側機器の出力回転軸の端部であってもよいし或は原動
側機器の出力回転軸に対し直接的または間接的に取付け
られる部材であってもよい。同様に、従動軸端部４は、
実際には、従動側機器の入力回転軸の端部であってもよ
いし或は従動側機器の入力回転軸に対し直接的または間
接的に取付けられる部材であってもよい。
り、２’は原動軸回転中心である。また、４は従動軸端
部であり、４’は従動軸回転中心である。原動軸端部２
の先端にはその一部としてフランジ６が付設されてお
り、従動軸端部４の先端にはその一部としてフランジ８
が付設されている。原動軸端部２及び従動軸端部４は、
これらのフランジ６，８どうしが互いに対向し且つ回転
中心２’，４’が合致する様に配置されている。原動軸
端部２及び従動軸端部４はフランジ部分を含めて金属製
例えば鉄製である。尚、原動軸端部２は、実際には、原
動側機器の出力回転軸の端部であってもよいし或は原動
側機器の出力回転軸に対し直接的または間接的に取付け
られる部材であってもよい。同様に、従動軸端部４は、
実際には、従動側機器の入力回転軸の端部であってもよ
いし或は従動側機器の入力回転軸に対し直接的または間
接的に取付けられる部材であってもよい。
【００１０】原動軸端部フランジ６の従動側の端面に
は、Ｙ方向の溝１０が複数（図では５本）形成されてお
り、該溝の断面形状は矩形である。そして、各溝１０の
２つの側面には、原動軸側スライド内面１０ａの対が形
成されている。該スライド内面はＹ−Ｚ面と平行であ
る。また、従動軸端部フランジ８の原動側の端面には、
Ｘ方向の溝１２が複数（図では５本）形成されており、
該溝の断面形状は矩形である。そして、各溝１２の２つ
の側面には、従動軸側スライド内面１２ａの対が形成さ
れている。該スライド内面はＸ−Ｚ面と平行である。
尚、上記溝１０，１２は、それぞれ原動軸端部２及び従
動軸端部４の先端面に直接形成してもよい。また、上記
フランジ６，８としては、それぞれ別部材からなるもの
を原動軸端部２及び従動軸端部４に装着したものであっ
てもよい。
は、Ｙ方向の溝１０が複数（図では５本）形成されてお
り、該溝の断面形状は矩形である。そして、各溝１０の
２つの側面には、原動軸側スライド内面１０ａの対が形
成されている。該スライド内面はＹ−Ｚ面と平行であ
る。また、従動軸端部フランジ８の原動側の端面には、
Ｘ方向の溝１２が複数（図では５本）形成されており、
該溝の断面形状は矩形である。そして、各溝１２の２つ
の側面には、従動軸側スライド内面１２ａの対が形成さ
れている。該スライド内面はＸ−Ｚ面と平行である。
尚、上記溝１０，１２は、それぞれ原動軸端部２及び従
動軸端部４の先端面に直接形成してもよい。また、上記
フランジ６，８としては、それぞれ別部材からなるもの
を原動軸端部２及び従動軸端部４に装着したものであっ
てもよい。
【００１１】原動軸端部フランジ６と従動軸端部フラン
ジ８との間には、回転力伝達部材１４が配置されてい
る。該回転力伝達部材１４は、Ｙ方向に関し２分割され
た２つの部分１５ａ−１，１５ａ−２からなる原動側基
板部と、Ｘ方向に関し２分割された２つの部分１５ｂ−
１，１５ｂ−２からなる従動側基板部とを、ボルトで着
脱可能に接合したものからなる。
ジ８との間には、回転力伝達部材１４が配置されてい
る。該回転力伝達部材１４は、Ｙ方向に関し２分割され
た２つの部分１５ａ−１，１５ａ−２からなる原動側基
板部と、Ｘ方向に関し２分割された２つの部分１５ｂ−
１，１５ｂ−２からなる従動側基板部とを、ボルトで着
脱可能に接合したものからなる。
【００１２】原動側基板部はＸ−Ｙ面と平行で中央に穴
があけられている略円板状をなしており、該原動側基板
部を構成する分割部分１５ａ−１，１５ａ−２には、そ
れぞれ原動側の面に上記溝１０と同数のＹ方向の桟１６
−１，１６−２が形成されている。同様に、従動側基板
部はＸ−Ｙ面と平行で中央に穴があけられている略円板
状をなしており、該従動側基板部を構成する分割部分１
５ｂ−１，１５ｂ−２には、それぞれ従動側の面に上記
溝１２と同数のＸ方向の桟１８−１，１８−２が形成さ
れている。
があけられている略円板状をなしており、該原動側基板
部を構成する分割部分１５ａ−１，１５ａ−２には、そ
れぞれ原動側の面に上記溝１０と同数のＹ方向の桟１６
−１，１６−２が形成されている。同様に、従動側基板
部はＸ−Ｙ面と平行で中央に穴があけられている略円板
状をなしており、該従動側基板部を構成する分割部分１
５ｂ−１，１５ｂ−２には、それぞれ従動側の面に上記
溝１２と同数のＸ方向の桟１８−１，１８−２が形成さ
れている。
【００１３】上記桟１６−１，１６−２の断面形状は矩
形であり、互いにそのＹ方向の延長上に存在する様に形
成されている。各桟１６−１，１６−２の２つの側面に
は第１スライド外面１６ａ−１，１６ａ−２の対が形成
されており、これら第１スライド外面１６ａ−１，１６
ａ−２の各対は上記原動軸側スライド内面１０ａの各対
にそれぞれ摺動可能に適合されている。
形であり、互いにそのＹ方向の延長上に存在する様に形
成されている。各桟１６−１，１６−２の２つの側面に
は第１スライド外面１６ａ−１，１６ａ−２の対が形成
されており、これら第１スライド外面１６ａ−１，１６
ａ−２の各対は上記原動軸側スライド内面１０ａの各対
にそれぞれ摺動可能に適合されている。
【００１４】上記桟１８−１，１８−２の断面形状は矩
形であり、互いにそのＸ方向の延長上に存在する様に形
成されている。各桟１８−１，１８−２の２つの側面に
は第２スライド外面１８ａ−１，１８ａ−２の対が形成
されており、これら第２スライド外面１８ａ−１，１８
ａ−２の各対は上記従動軸側スライド内面１２ａの各対
にそれぞれ摺動可能に適合されている。
形であり、互いにそのＸ方向の延長上に存在する様に形
成されている。各桟１８−１，１８−２の２つの側面に
は第２スライド外面１８ａ−１，１８ａ−２の対が形成
されており、これら第２スライド外面１８ａ−１，１８
ａ−２の各対は上記従動軸側スライド内面１２ａの各対
にそれぞれ摺動可能に適合されている。
【００１５】原動側基板部１５ａ−１，１５ａ−２の従
動側基板部１５ｂ−１，１５ｂ−２との接合面には多数
のＹ方向の条溝２０が形成されており、従動側基板部１
５ｂ−１，１５ｂ−２の原動側基板部１５ａ−１，１５
ａ−２との接合面には上記条溝２０と適合せる多数のＹ
方向の条溝２２が形成されている。即ち、これら原動側
基板部１５ａ−１，１５ａ−２と従動側基板部１５ｂ−
１，１５ｂ−２とは、ボルトによる接合を解除すれば、
Ｙ方向に互いに相対移動することができる。
動側基板部１５ｂ−１，１５ｂ−２との接合面には多数
のＹ方向の条溝２０が形成されており、従動側基板部１
５ｂ−１，１５ｂ−２の原動側基板部１５ａ−１，１５
ａ−２との接合面には上記条溝２０と適合せる多数のＹ
方向の条溝２２が形成されている。即ち、これら原動側
基板部１５ａ−１，１５ａ−２と従動側基板部１５ｂ−
１，１５ｂ−２とは、ボルトによる接合を解除すれば、
Ｙ方向に互いに相対移動することができる。
【００１６】以上の様な回転力伝達部材１４は、原動軸
端部フランジ６及び従動軸端部フランジ８の金属材料に
対し適度の滑り性を有し、また適度の強度を有するプラ
スチック材料例えばポリアセタール樹脂やポリアミド樹
脂からなる。
端部フランジ６及び従動軸端部フランジ８の金属材料に
対し適度の滑り性を有し、また適度の強度を有するプラ
スチック材料例えばポリアセタール樹脂やポリアミド樹
脂からなる。
【００１７】図３は回転力伝達部材１４の断面図であ
る。本実施例では、回転力伝達部材１４の中央にＺ方向
の貫通孔が形成されているので、原動軸端部２が原動側
機器の出力回転軸１に取付けられるものであり従動軸端
部４が従動側機器の入力回転軸３に取付けられるもので
ある場合には、これら回転軸１，３の先端をそれぞれ貫
通孔内に受入れることができる。
る。本実施例では、回転力伝達部材１４の中央にＺ方向
の貫通孔が形成されているので、原動軸端部２が原動側
機器の出力回転軸１に取付けられるものであり従動軸端
部４が従動側機器の入力回転軸３に取付けられるもので
ある場合には、これら回転軸１，３の先端をそれぞれ貫
通孔内に受入れることができる。
【００１８】本実施例において、回転力伝達部材１４
は、第１スライド外面１６ａ−１，１６ａ−２が原動軸
側スライド内面１０ａに対し摺接面内での相対移動（ス
ライド移動及び回動）が可能であり、第２のスライド外
面１８ａ−１，１８ａ−２が従動軸側スライド内面１２
ａに対し摺接面内での相対移動（スライド移動及び回
動）が可能である。もちろん、本実施例では、以上の様
な相対移動が適度のストロークにわたって可能な様に、
各部の寸法が設定されている。
は、第１スライド外面１６ａ−１，１６ａ−２が原動軸
側スライド内面１０ａに対し摺接面内での相対移動（ス
ライド移動及び回動）が可能であり、第２のスライド外
面１８ａ−１，１８ａ−２が従動軸側スライド内面１２
ａに対し摺接面内での相対移動（スライド移動及び回
動）が可能である。もちろん、本実施例では、以上の様
な相対移動が適度のストロークにわたって可能な様に、
各部の寸法が設定されている。
【００１９】本実施例において、原動軸端部２が回転す
ると、その回転力は原動軸端部フランジ６からその溝１
０内に収容された桟１６−１，１６−２を介して回転力
伝達部材１４へと伝達され、更に該回転力伝達部材１４
からその桟１８−１，１８−２を収容した溝１２を介し
て従動軸端部フランジ８へと伝達され、従動軸端部４が
回転せしめられる。原動軸端部２と従動軸端部４とに偏
心、偏角または軸方向移動が生じた場合には、上記の様
な回転力伝達部材１４と原動軸端部フランジ６との間の
相対移動（即ちＹ方向の平行移動、Ｚ方向の平行移動及
びＸ方向を中心とする回動）及び回転力伝達部材１４と
従動軸端部フランジ８との間の相対移動（即ちＸ方向の
平行移動、Ｚ方向の平行移動及びＹ方向を中心とする回
動）により、良好に対処できる。尚、原動軸端部フラン
ジ６と従動軸端部フランジ８との間隔は、予想される軸
方向移動分を見込んで、該移動を可能となす様に設定さ
れている。
ると、その回転力は原動軸端部フランジ６からその溝１
０内に収容された桟１６−１，１６−２を介して回転力
伝達部材１４へと伝達され、更に該回転力伝達部材１４
からその桟１８−１，１８−２を収容した溝１２を介し
て従動軸端部フランジ８へと伝達され、従動軸端部４が
回転せしめられる。原動軸端部２と従動軸端部４とに偏
心、偏角または軸方向移動が生じた場合には、上記の様
な回転力伝達部材１４と原動軸端部フランジ６との間の
相対移動（即ちＹ方向の平行移動、Ｚ方向の平行移動及
びＸ方向を中心とする回動）及び回転力伝達部材１４と
従動軸端部フランジ８との間の相対移動（即ちＸ方向の
平行移動、Ｚ方向の平行移動及びＹ方向を中心とする回
動）により、良好に対処できる。尚、原動軸端部フラン
ジ６と従動軸端部フランジ８との間隔は、予想される軸
方向移動分を見込んで、該移動を可能となす様に設定さ
れている。
【００２０】本実施例では、回転力伝達部材１４として
プラスチック材料からなるものを用いており、これが適
度の減衰性を有するので、原動軸側と従動軸側との間の
振動伝達を抑制でき、更に原動軸端部フランジ６や従動
軸端部フランジ８との摺動接触において自己潤滑性を発
揮するので、潤滑油を使用する必要がなく、保守が簡単
である。
プラスチック材料からなるものを用いており、これが適
度の減衰性を有するので、原動軸側と従動軸側との間の
振動伝達を抑制でき、更に原動軸端部フランジ６や従動
軸端部フランジ８との摺動接触において自己潤滑性を発
揮するので、潤滑油を使用する必要がなく、保守が簡単
である。
【００２１】更に、本実施例では、図２に示されている
組立て状態からボルトによる接合を解除することによ
り、回転力伝達部材１４の原動側基板部の分割部分１５
ａ−１，１５ａ−２が従動側基板部の分割部分１５ｂ−
１，１５ｂ−２及び原動軸端部フランジ６の双方に対し
Ｙ方向に移動可能となり、これら回転力伝達部材１４の
原動側基板部の分割部分１５ａ−１，１５ａ−２をＹ方
向に互いに逆向きにスライドさせて取外すことができ
る。しかる後に、従動側基板部の分割部分１５ｂ−１，
１５ｂ−２をＸ方向に互いに逆向きに従動軸端部フラン
ジ８に対しスライドさせて取外すことができる。かくし
て、原動軸端部フランジ６及び従動軸端部フランジ８の
双方を軸方向に全く移動させることなしに、回転力伝達
部材１４を取外すことができる。尚、取外した回転力伝
達部材に代えて新規部品を用いて組立てる際には、取外
しの際と逆の過程を実行すればよく、その場合にも原動
軸端部フランジ６及び従動軸端部フランジ８の双方を軸
方向に全く移動させる必要がない。
組立て状態からボルトによる接合を解除することによ
り、回転力伝達部材１４の原動側基板部の分割部分１５
ａ−１，１５ａ−２が従動側基板部の分割部分１５ｂ−
１，１５ｂ−２及び原動軸端部フランジ６の双方に対し
Ｙ方向に移動可能となり、これら回転力伝達部材１４の
原動側基板部の分割部分１５ａ−１，１５ａ−２をＹ方
向に互いに逆向きにスライドさせて取外すことができ
る。しかる後に、従動側基板部の分割部分１５ｂ−１，
１５ｂ−２をＸ方向に互いに逆向きに従動軸端部フラン
ジ８に対しスライドさせて取外すことができる。かくし
て、原動軸端部フランジ６及び従動軸端部フランジ８の
双方を軸方向に全く移動させることなしに、回転力伝達
部材１４を取外すことができる。尚、取外した回転力伝
達部材に代えて新規部品を用いて組立てる際には、取外
しの際と逆の過程を実行すればよく、その場合にも原動
軸端部フランジ６及び従動軸端部フランジ８の双方を軸
方向に全く移動させる必要がない。
【００２２】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、原動軸側
と従動軸側との間の偏心、偏角及び軸方向移動に対し良
好に対処でき、回転力伝達部材の交換の容易な軸継手が
提供される。また、本発明によれば、回転力を滑らかに
伝達でき、保守が容易な軸継手が提供される。
と従動軸側との間の偏心、偏角及び軸方向移動に対し良
好に対処でき、回転力伝達部材の交換の容易な軸継手が
提供される。また、本発明によれば、回転力を滑らかに
伝達でき、保守が容易な軸継手が提供される。
【図１】本発明による軸継手の一実施例を示す分解斜視
図である。
図である。
【図２】図１の軸継手の組立て状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】図１の軸継手の回転力伝達部材の断面図であ
る。
る。
２ 原動軸端部 ２’ 原動軸回転中心 ４ 従動軸端部 ４’ 従動軸回転中心 ６ 原動軸端部フランジ ８ 従動軸端部フランジ １０ 溝 １０ａ 原動軸側スライド内面 １２ 溝 １２ａ 従動軸側スライド内面 １４ 回転力伝達部材 １５ａ−１，１５ａ−２ 原動側基板部の分割部分 １５ｂ−１，１５ｂ−２ 従動側基板部の分割部分 １６−１，１６−２ 桟 １６ａ−１，１６ａ−２ 第１スライド外面 １８−１，１８−２ 桟 １８ａ−１，１８ａ−２ 第２スライド外面 ２０，２２ 条溝
Claims (6)
- 【請求項１】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、これら原動軸端部と従動軸端部との間には回
転力伝達部材が配置されており、 上記原動軸端部には原動軸回転中心と平行で且つ該原動
軸回転中心と直交する第１方向と平行な原動軸側スライ
ド面の対が複数形成されており、上記回転力伝達部材に
は上記原動軸側スライド面の対に対し摺動可能な第１ス
ライド面の対が複数形成されており、 上記従動軸端部には従動軸回転中心と平行で且つ該従動
軸回転中心と直交する第２方向と平行な従動軸側スライ
ド面の対が複数形成されており、上記回転力伝達部材に
は上記従動軸側スライド面の対に対し摺動可能な第２ス
ライド面の対が複数形成されており、 上記回転力伝達部材は原動側基板部と従動側基板部とを
着脱可能に接合してなり、これら原動側基板部と従動側
基板部とはこれらの接合を解除した状態で上記第１方向
または第２方向に相対的にスライド可能な構造を有し、
上記原動側基板部に上記第１スライド面の対が形成され
ており、上記従動側基板部に上記第２スライド面の対が
形成されている、ことを特徴とする、軸継手。 - 【請求項２】 上記原動側基板部と上記従動側基板部と
の接合面には、上記第１方向または上記第２方向の方向
性を有する条溝が形成されている、請求項１に記載の軸
継手。 - 【請求項３】 上記原動側基板部が上記第１方向に関し
２つに分割されており、上記従動側基板部が上記第２方
向に関し２つに分割されている、請求項１に記載の軸継
手。 - 【請求項４】 上記原動軸側スライド面及び上記従動軸
側スライド面がいずれも金属からなり、上記回転力伝達
部材がプラスチックからなる、請求項１に記載の軸継
手。 - 【請求項５】 上記原動軸側スライド面が上記原動軸端
部に付設されたフランジに形成されており、上記従動軸
側スライド面が上記従動軸端部に付設されたフランジに
形成されている、請求項１に記載の軸継手。 - 【請求項６】 上記第１方向と上記第２方向とが直交し
ている、請求項１に記載の軸継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1687793A JPH06200952A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1687793A JPH06200952A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 軸継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200952A true JPH06200952A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=11928420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1687793A Pending JPH06200952A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 軸継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06200952A (ja) |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP1687793A patent/JPH06200952A/ja active Pending
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