JPH059885U - 吸着用パツドの接続機構 - Google Patents

吸着用パツドの接続機構

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JPH059885U
JPH059885U JP5511491U JP5511491U JPH059885U JP H059885 U JPH059885 U JP H059885U JP 5511491 U JP5511491 U JP 5511491U JP 5511491 U JP5511491 U JP 5511491U JP H059885 U JPH059885 U JP H059885U
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suction pad
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suction
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JP5511491U
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茂和 永井
修三 桜井
勅 川本
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】吸着用パッドの動作の自由度を向上させ、ワー
クの種々の状態に対応することができる吸着用パッドの
接続機構を提供することを目的とする。 【構成】吸着用パッド10の第2受部材20と第1受部
材16とを押え部材24により係合させることにより、
アダプタ12に第1受座14と第2受座18とを構成
し、前記第1受座14と第2受座18とにボールシャフ
ト30の球形状の外周部を係合させる。この結果、前記
吸着用パッド10は、ワーク近傍において回動自在とな
るためワークWの配置状態に拘らず適切にワークを吸着
し、搬送することが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワークを吸着し搬送するための吸着用パッドの接続機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、吸着用パッドを用いてワークを搬送する搬送機構がある。
【0003】 この搬送機構では、例えば、ロボットアームに吸着用パッドを装着し、前記ロ ボットアームを移動させることで吸着用パッドをワークまで移動させた後、真空 吸引源を作用させて前記ワークを吸着し、その搬送を行うものである。
【0004】 この場合、例えば、図4に示す接続機構2において、吸着用パッド4は、図示 しないロボットアームに対してボールジョイント6により揺動自在に装着され、 これによってワークを好適に吸着可能に構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、ボールジョイント6がロボットアーム側 に設けられているため、前記ボールジョイント6と吸着用パッド4との間にかな りの距離があり、これによって吸着用パッド4の動作が制限される不都合がある 。
【0006】 また、吸着用パッド4の交換に際しては、ボールジョイント6の球状部を囲繞 することによって構成される揺動機構8を分解する必要が生じるために、初期設 定したワークと吸着用パッド4との距離に差異を生じる不都合が顕在化している 。
【0007】 本考案は、上記の不都合を解決するためになされたものであり、吸着用パッド の動作の自由度を向上させ、ワークの種々の状態に対応することのできる吸着用 パッドの接続機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案は、ワークを吸着搬送するための吸着用 パッドを吸引手段側に接続する接続機構であって、 端部が球形状に形成され、真空吸引源に連通する通路を有するボールシャフト と、 前記ボールシャフトの球形状の外周部の一部を摺動自在に保持する第1の受座 を有する第1の受部材と、 前記ボールシャフトの球形状の外周部の他の一部を摺動自在に保持する第2の 受座を有し且つ前記吸着用パッドが装着される第2の受部材と、 前記第1受部材と前記第2受部材とを係合させることで前記ボールシャフトを 保持する押え部材と、 を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】
吸着用パッドのアダプタに押え部材によって結合される分割可能な受部を設け 、この受部にボールシャフトの球形状外周部を係合させることにより、前記吸着 用パッドがアダプタの部分において自由に回動する。これによって、吸着用パッ ドをワークの種々の状態に対応させることが可能となる。
【0010】
【実施例】
本考案に係る吸着用パッドの接続機構について実施例を挙げ、添付の図面を参 照しながら以下詳細に説明する。
【0011】 図1は、本考案に係る吸着用パッドの接続機構の一実施例を示す。同図におい て、参照符号10は、吸着用パッドを示し、この吸着用パッド10の上部には、 真空吸引源に対して当該吸着用パッド10を接続するためのアダプタ12が設け られる。
【0012】 アダプタ12は、吸着用パッド10が係合し、内周面に球面状の第1受座14 を有する第1受部材16と、前記第1受部材16の上部に装着され、内周面に球 面状の第2受座18を有する第2受部材20と、前記第1受部材16の外周部に 設けられた螺子部22に螺合することで第2受部材20を第1受部材16に指向 して押圧する押え部材24と、吸着用パッド10の外周部に係合し、前記吸着用 パッド10を保持する抜け止め用リング26とから基本的に構成される。なお、 第1受部材16と第2受部材20との間には、Oリング28が配設される。
【0013】 第1受部材16の第1受座14と第2受部材20の第2受座18との間には、 ボールシャフト30の下端部に形成された球状部32が保持される。ボールシャ フト30は、真空吸引源(図示せず)と吸着用パッド10とを連通する通路34 を有する。ボールシャフト30の上端部には、連結部材36が装着される。この 連結部材36には、吸着用パッド10を変位させるためのロボットアーム等が連 結されるとともに、コレットチャック機構38を有し、前記真空吸引源に接続さ れる管継手40が連結される。また、前記第1受部材16には、吸着用パッド1 0を装着するためのフランジ部16aが形成されている。
【0014】 本実施例における吸着用パッドの接続機構は、基本的には、以上のように構成 されるものであり、次にその動作について説明する。
【0015】 図1において、コレットチャック機構38に対して真空吸引源(図示せず)が 接続された吸着用パッド10は、連結部材36に接続されたロボットアーム(図 示せず)の駆動作用下にワークWに指向して変位する。この場合、ワークWが、 図2に示すように、吸着用パッド10に対して傾斜して配設されているものとす る。
【0016】 そこで、前記吸着用パッド10の一部がワークWに当接すると、吸着用パッド 10は、ボールシャフト30の下端部を中心として回動することになる。すなわ ち、吸着用パッド10に連結されるボールシャフト30は、その球状部32がア ダプタ12を構成する第1受部材16の第1受座14と第2受部材20の第2受 座18とによって保持されている。従って、吸着用パッド10は、前記球状部3 2を中心として回動し、これによって吸着用パッド10が、図3に示すように、 ワークWに倣うこととなる。次に、この状態において、真空吸引源を駆動し、ワ ークWを吸着し、所定の位置まで搬送する。
【0017】 このように、本実施例では、吸着用パッド10が、ワークWに最も近接した部 位において回動自在に構成されているため、種々の状態に配設されたワークWを 自由に吸着して適切に搬送することができる。
【0018】 また、前記第1受部材16に形成されたフランジ部16aと抜け止め用リング 26とにより吸着用パッド10は、アダプタ12と係合される。そして、前記抜 け止め用リング26を取り外すことにより、押え部材24を介してボールシャフ ト30と係合している第2受部材20と第1受部材16とを分解することなく吸 着用パッド10の交換をすることができる。従って、吸着用パッド10の交換に より初期設定したワークWと吸着用パッド10との離間距離に差異を生じること なく、保持することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る吸着用パッドの接続機構によれば、次のような効 果乃至利点が得られる。
【0020】 すなわち、吸着用パッドは、ワークの近傍において回動自在であるため、配置 状態によらず適切にワークを吸着することができる。これによってワークの確実 な搬送動作が可能となる。また、吸着用パッドの位置を基準として搬送の際の位 置決め制御を行えばよいため、吸着用パッドから離間した部位を軸支する従来の 場合に比較してその制御も極めて容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吸着用パッドの接続機構の一実施
例の断面構成図である。
【図2】図1に示す吸着用パッドによるワークの吸引動
作の説明図である。
【図3】図1に示す吸着用パッドによる傾斜した状態の
ワークの吸引動作の説明図である。
【図4】従来技術に係る吸着用パッドの接続機構の断面
構成図である。
【符号の説明】
10…吸着用パッド 12…アダプタ 16…第1受部材 20…第2受部材 24…押え部材 26…抜け止め用リング 30…ボールシャフト

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】ワークを吸着搬送するための吸着用パッド
    を吸引手段側に接続する接続機構であって、 端部が球形状に形成され、真空吸引源に連通する通路を
    有するボールシャフトと、 前記ボールシャフトの球形状の外周部の一部を摺動自在
    に保持する第1の受座を有する第1の受部材と、 前記ボールシャフトの球形状の外周部の他の一部を摺動
    自在に保持する第2の受座を有し且つ前記吸着用パッド
    が装着される第2の受部材と、 前記第1受部材と前記第2受部材とを係合させることで
    前記ボールシャフトを保持する押え部材と、 を有することを特徴とする吸着用パッドの接続機構。
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JPH059885U true JPH059885U (ja) 1993-02-09
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