JP2003117788A - レンズ研削装置 - Google Patents

レンズ研削装置

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JP2003117788A
JP2003117788A JP2001316856A JP2001316856A JP2003117788A JP 2003117788 A JP2003117788 A JP 2003117788A JP 2001316856 A JP2001316856 A JP 2001316856A JP 2001316856 A JP2001316856 A JP 2001316856A JP 2003117788 A JP2003117788 A JP 2003117788A
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lens
processed
head
diameter
grinding
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Katsumi Nozaki
克巳 野崎
Hideo Yoshioka
秀雄 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼り付け皿に保持した微小径のレンズを加工
機ワークヘッドに傾き、隙間なく受け渡し、高精度に微
小径レンズを研削する。 【解決手段】 微小径レンズをパレット10からレンズ
加工部8のワークヘッド13に搬送する搬送ヘッド16
に位置ズレ吸収機構22を設ける。位置ズレ吸収機構2
2には、微小径レンズを貼り付け皿を介して吸着保持す
る吸着筒32を設け、吸着筒32からワークヘッド13
に微小径レンズを受け渡すときに、微小径レンズのワー
クヘッド13に対するを位置ズレを吸収して受け渡す。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、微小径の被加工レ
ンズを研削するレンズ研削装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、微小径のレンズの研削時には、被
加工レンズを貼り付け皿にヤニ等で保持して、その貼り
付け皿ごと作業者がレンズ研削機に着脱していた。 【0003】また、レンズ研削機への被加工レンズの搬
送を自動化する手段として、例えば特開平6−1431
16号公報に記載される発明がある。 【0004】上記発明は、図11、図12および図13
に示すように、旋回可能な旋回アーム101と、旋回ア
ーム101の先端に回動可能自在に備えられているとと
もに、レンズ保持部102,103を有するフィンガー
104と、上記旋回アーム101の先端の旋回軌道上に
備えられているとともに、上記レンズ保持部102,1
03に対してレンズを芯出しする芯出し装置105とを
備え、上記旋回アーム101の先端の軌道上にレンズを
加工する加工機ワークヘッド106と加工機砥石軸10
7が配置されている。 【0005】また、レンズ保持部102,103は、図
14に示すように、被加工レンズ108を吸着固定する
吸着パット109が内筒110に固定されている。吸着
パット109には、図示しない真空発生器が接続されて
いる。内筒110は外筒111内を上下に摺動自在とな
っており、圧縮バネ112により図14の上方向に付勢
されている。この圧縮バネ112は被加工レンズ108
を加工機ワークヘッド106に受け渡す時に緩衝部材と
して働くようになっている。また、吸着パット109の
被加工レンズ108の吸着面中央には、バネにより常時
突出するように付勢されたプランジャ113が設けられ
ている。 【0006】上記構成の装置では、被加工レンズ108
の芯出しを行う芯出し装置105により外筒111に対
して被加工レンズ108の芯出しを行った後に、被加工
レンズ108のレンズ加工を行うために加工機ワークヘ
ッド106に搬送するものである。 【0007】また、被加工レンズ108を吸着パット1
09から加工機ワークヘッド106に受け渡す時には真
空発生器の真空破壊により吸着を解除する。このときに
発生する衝撃、振動により被加工レンズ108が位置ズ
レを起こす恐れがあるが、プランジャ113により被加
工レンズ108の中心部を押さえることで、位置ズレの
防止を行っている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下のような欠点がある。被加工レ
ンズのレンズ研削への脱着を作業者が行うと、作業者が
装置周辺に常駐していなくてはならず、人手を必要とし
た。 【0009】また、微小径のレンズを高精度に研削しよ
うとすると、レンズ研削を行う加工部に対して貼り付け
皿に保持した被加工レンズを、もしくは被加工レンズ単
体を、傾きや隙間などなく受け渡す必要がある。特開平
6−143116号公報記載の装置では、芯出し装置1
05でレンズの芯出しを行っても、レンズ保持部10
2,103は加工機ワークヘッド106に対して軸方向
にしか自由度がないため、レンズ保持部102,103
の中心軸と加工機ワークヘッド106の中心軸の位置関
係を厳密に出す必要があった。また、プランジャ113
により加工機ワークヘッド106にレンズを押しつけよ
うとしても、レンズが微小な場合には、この機構を使う
ことができないという問題があった。 【0010】本発明は、このような従来技術の問題点を
考慮してなされたものであり、貼り付け皿に保持した微
小径のレンズを加工機ワークヘッドに傾き、隙間なく受
け渡し、高精度に微小径レンズを研削できるレンズ研削
装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のレンズ研削装置は、被加工レン
ズを研削するレンズ研削装置において、被加工レンズを
供給する被加工レンズ供給手段と、被加工レンズを研削
してレンズを創成するレンズ研削手段と、被加工レンズ
供給手段からレンズ研削手段へ被加工レンズを搬送する
とともに、加工後のレンズを搬送するワーク搬送手段
と、前記ワーク搬送手段がレンズ研削手段に被加工レン
ズを受け渡すときにその位置ズレを吸収する位置ズレ吸
収機構と、を具備したことを特徴とする。 【0012】この発明では、レンズ搬送手段に位置ズレ
吸収機構を持たせ、加工機ワークヘッドとレンズ搬送手
段の位置ズレを吸収させることで、レンズを加工機ワー
クヘッドにしっかり当て付けられることで、微小径レン
ズを高精度に研削することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜8は本発
明によるレンズ研削装置の実施の形態1を説明する図
で、図1は本装置で研削される微小径レンズが貼り付け
皿に固定された状態を示す図、図2は装置全体の概略を
示す斜視図、図3および図4はレンズ加工部のワークヘ
ッドを示す正面図および右側面図、図5は微小径レンズ
を搬送する搬送ヘッドを示す斜視図、図6〜8は搬送ヘ
ッドに取り付けられる位置ズレ吸収機構を示しており、
図6は正面図、図7は側面図、図8は下から見た平面図
である。 【0014】図1に示すように、貼り付け皿2には、レ
ンズ研削時に加工機で保持される円筒部2aと、円筒部
2aより径の大きいツバ部2bが円筒部2aの端部に形
成されている。円筒部2aとツバ部2bの径の差から、
レンズ研削時に加工機に当て付けてレンズ肉厚の衝とな
る当て付け面2cが形成される。ツバ部2bの円筒部2
aとは反対側に、円筒部2aよりも小径のレンズ貼付部
2dが形成され、その先端面に微小径レンズ1がヤニ3
によって固定される。 【0015】そして、図2に示すように、本レンズ研削
装置は、架台部7と、微小径レンズ1を研削するレンズ
研削手段としてのレンズ加工部8と、微小径レンズ1の
搬送を行うワーク搬送手段としてのレンズ搬送部9と、
未加工の微小径レンズ1の供給と加工済の微小径レンズ
1の回収を行う被加工レンズ供給手段としてのパレット
10から構成されており、レンズ加工部8、レンズ搬送
部9、パレット10は架台部7上に配設されている。 【0016】レンズ加工部8は、微小径レンズ1を固定
した貼り付け皿2を保持するワーク軸11と、微小径レ
ンズ1を研削する砥石を保持する砥石軸部12が設けら
れている。ワーク軸11には、ワークヘッド13が設け
られている。 【0017】ワークヘッド13は、図3および図4に示
すように、図示しないシリンダの駆動で開閉するコレッ
トチャック14が内蔵されているとともに、貼り付け皿
2の当て付け面2cと当接して貼り付け皿2の受け面と
なるワークウケ15が先端に設けられている。 【0018】レンズ搬送部9には、微小径レンズ1を固
定した貼り付け皿2を吸着保持する搬送ヘッド16が設
けられている。搬送ヘッド16は、直角に構成された2
軸のアクチュエータ17,18により、図2中のXおよ
びY方向へ移動可能となっている。なお、X方向とY方
向に直交する方向をZ方向とし、このZ方向を上下方向
とも称する。 【0019】搬送ヘッド16は、図5に示すように、搬
送べース19に設けられた未加工の微小径レンズ1をパ
レット10から加工部8のワークヘッド13に供給する
供給手段としての供給ヘッド20と、加工済の微小径レ
ンズ1をワークヘッド13から回収しパレット10へ搬
送する回収手段としての回収ヘッド21を備えている。
供給ヘッド20と回収ヘッド21は、同一の部材から構
成されるため、同一の番号を付し、供給ヘッド20につ
いてのみ説明を行う。 【0020】供給ヘッド20の先端には、微小径レンズ
1を固定した貼り付け皿2を吸着保持するとともに、貼
り付け皿2をレンズ加工部8のワーク軸11のワークヘ
ッド13に受け渡す時の位置ズレを吸収する位置ズレ吸
収機構22が、回動ブロック23に接続されて回動ブロ
ック23の下方に配置されている。 【0021】回動ブロック23は、上下方向に配設した
クレビス形シリンダ25の可動部にリンクピン24を介
して回動可能に接続されているとともに、リンクピン2
4より下方に位置した回動ピン26を回転中心として回
動可能となっている。リンクピン24および回動ピン2
6は、Y方向と平行に配設されており、クレビス形シリ
ンダ25の駆動により回動ピン26を中心にして供給ヘ
ッド20の先端部の姿勢を垂直(図5に示す状態)また
は水平(X方向と平行の状態)に切り替え可能となって
いる。回動ピン26は、固定ブロック27に支持されて
いるとともに、固定ブロック27は上下べース28の前
面下部に接続されている。上下べース28の前面上部に
は、ピン支持部材29とピン30を介してクレビス形シ
リンダ25の上部が回動可能に連結されている。 【0022】上下べース28は、その裏面がガイド付シ
リンダ31に固定されているとともに、ガイド付シリン
ダ31は搬送べース19に固定されている。上下べース
28は、ガイド付シリンダ31の駆動で上下に移動可能
となっており、また搬送べース19はアクチュエータ1
8に取り付けられてY方向へ移動可能になっている。 【0023】次に、位置ズレ吸収機構22の構成につい
て説明する。図6、図7および図8に示すように、位置
ズレ吸収機構22の先端には吸着筒32が設けられ、微
小径レンズ1を固定した貼り付け皿2を吸着保持するた
めに貼り付け皿2レンズ貼付部2dの直径よりも大きい
径の穴32aと、貼り付け皿2のツバ部2bの直径より
もわずかに大きい径の穴32bが穿設されており、穴3
2aと穴32bの径の差から、貼り付け皿2のツバ部2
bを受ける段差部32cが形成されている。 【0024】そして、この穴32aは図示しない真空発
生器に接続されている。吸着筒32は、保持ブロック3
3に固定されている。保持ブロック33には、口元(保
持ブロック33の下面側)にテーパ状の斜面を持つ穴3
4が3箇所に貫設されている。穴34には、穴34の穴
径よりもわずかに径の小さい円筒部35aと、穴34の
口元に形成されたテーパと同形状のテーパ部を持ち上記
穴径よりも径の大きいツバ部35bを円筒部35aの下
端に持つピン35が貫通しているとともに、ピン35の
上端は回動ブロック23に固定されている。すなわち、
保持ブロック33は、ピン35のツバ部35bに係止し
て回動ブロック23の下方に保持されるとともに、ピン
35に案内されて回動ブロック23に対し移動可能に設
けられている。また、回動ブロック23と保持ブロック
33の間には、各ピン35の外周を囲うようにバネ36
がそれぞれに配置されており、各バネ36は保持ブロッ
ク33を回動ブロック23から離反する方向に付勢して
いる。 【0025】次に、上記構成における作用について説明
する。未加工の微小径レンズ1を固定した貼り付け皿2
は、パレット10に微小径レンズ1を上方に向けて収納
されている。 【0026】レンズ搬送部9の搬送ヘッド16を、2軸
のアクチュエータ17および18によりパレット10上
に移動させる。そして、供給ヘッド20のガイド付シリ
ンダ31を駆動して、供給ヘッド20を下降させる。こ
のとき、供給ヘッド20の吸着筒32は貼り付け皿2の
吸着部を下方に向けてあり、また、吸着筒32の下降位
置は、加工したい微小径レンズ1を固定した貼り付け皿
2を吸着できる位置となるようにアクチュエータ17,
18の座標位置が制御されている。そして、吸着筒32
で微小径レンズ1側を収容するようにして貼り付け皿2
を吸着保持した後に、ガイド付シリンダ31を駆動し
て、上昇させる。 【0027】次に、供給ヘッド20のクレビス形シリン
ダ25を下方に駆動して、回動ブロック23を回動ピン
26を中心に回転し、吸着筒32の姿勢を、貼り付け皿
2を吸着保持する垂直状態から貼り付け皿2の円筒部2
a底面をX−方向(図2に示す矢印方向とは逆の方向)
に向けた水平状態へ切り替える。 【0028】その後、アクチュエータ17,18による
移動で、供給ヘッド20をレンズ加工部8のワーク軸1
1のワークヘッド13の直前へ移動させる。このとき、
ワークヘッド13のコレットチャック14は、図示しな
いシリンダの駆動で開いている。そして、アクチュエー
タ17を図2のX−方向へ移動させて、貼り付け皿2の
円筒部2aをコレットチャック14に挿入する。 【0029】アクチュエータ17の駆動により貼り付け
皿2の円筒部2aを所定量コレットチャック14に挿入
した後に、コレットチャック14をX−方向に引き込む
ことで閉じる。コレットチャック14を閉じて行くと貼
り付け皿2は位置ズレ吸収機構22に押し当てられなが
らワークヘッド13に引き込まれ、ワークヘッド13の
ワークウケ15に貼り付け皿2の当て付け面2cが当て
付く。このようにしてコレットチャック14が閉じ終え
ると貼り付け皿2が把持される。 【0030】ここで、微小径レンズ1をワーク軸11の
ワークヘッド13に受け渡す際に、ワークヘッド13の
ワークウケ15と貼り付け皿2の当て付け面2cの平行
が狂っている場合、または、ワーク軸11の軸と貼り付
け皿2の軸にわずかでも芯ズレがあった場合でも、貼り
付け皿2が確実にワークヘッド13に受け渡されるよう
に位置ズレ吸収機構22が働く。通常は、吸着筒32が
固定される保持ブロック33は、穴34のテーパ状の斜
面と、ピン35のテーパ状のツバ部35bとがバネ36
による力で噛み合うことで定位置にあるが、ワークヘッ
ド13と貼り付け皿2の位置ズレにより、吸着筒32に
負荷がかかった時に、バネ36は縮み、保持ブロック3
3の穴34の口元テーパ部からピン35のツバ部35b
が外れて、穴34とピン35の径の差分の自由度を持つ
こととなり、結果的に吸着筒32は回動ブロック23に
対して横方向に移動可能なる。この自由度でワークヘッ
ド13に対する貼り付け皿2の位置ズレを吸収して、貼
り付け皿2をワークヘッド13に受け渡す。 【0031】微小径レンズ1を固定した貼り付け皿2
が、レンズ加工部8のワーク軸11のワークヘッド13
に受け渡されたら、搬送ヘッド16がアクチュエータ1
7,18の駆動でレンズ加工部8から退避して、未加工
の微小径レンズ1がレンズ加工部8のワーク軸11と砥
石軸12の動作で加工される。 【0032】微小径レンズ1の加工中に搬送ヘッド16
の供給ヘッド20には、上記と同様の作用で次に加工す
る未加工の微小径レンズ1をパレット10から吸着保持
させておく。 【0033】初めにレンズ加工部8へ供給した微小径レ
ンズ1の加工が終了すると、搬送ヘッド16の回収ヘッ
ド21をワークヘッド13の前方に位置させ、回収ヘッ
ド21を、供給ヘッド20による微小径レンズ1のワー
クヘッド13に対する供給とは逆の作用で動作させて、
加工を終えた微小径レンズ1をワークヘッド13から回
収して、パレット10へ収納する。 【0034】本実施の形態によれば、微小径レンズ1を
固定した貼り付け皿2の当て付け面2cをワーク軸11
のワークヘッド13のワークウケ15に確実に当て付け
て受け渡すことができるため、微小径レンズ1を高精度
に加工することができる。 【0035】また、供給ヘッド20と回収ヘッド21を
個別に設けることで、未加工の微小径レンズ1のレンズ
加工部8への投入と、加工済の微小径レンズ1の回収を
効率よく行うことができる。 【0036】(実施の形態2)図9および図10は、本
発明の実施の形態2に備えた位置ズレ吸収機構を示す正
面図および側面図である。 【0037】本実施の形態では、位置ズレ吸収機構を除
き実施の形態1と同様であるので、その説明を省略す
る。また、位置ズレ吸収機構に関して、実施の形態1と
同様な構成部分に対して同一番号を付し、その説明を省
略する。 【0038】回転ブロック23には、先端が球形状とな
っているロッド38を有するシリンダ37がロッド38
の先端を下に向けて固定されている。シリンダ37に
は、ロッド38が突き出す方向に作動するようにエアが
供給されており、ロッド38の先端が保持ブロック33
に当て付いて、ピン35のツバ部35bのテーパ面に保
持ブロック33の穴34のテーパ状斜面を係止させるよ
うになっている。 【0039】シリンダ37のロッド38を突き出す方向
に作動させるエアの管路には、減圧弁(図示省略)が接
続されており、シリンダ37の推力を調整可能となって
いる。 【0040】上記構成からなる作用を説明する。吸着筒
32が固定されている保持ブロック33は、穴34のテ
ーパ状の斜面と、ピン35のテーパ状のツバ部35bと
がシリンダ37の推力で噛み合うことで定位置にある
が、ワークヘッド13と貼り付け皿2の位置ズレによ
り、吸着筒32に負荷がかかった時に、シリンダ37の
ロッド38が押されて、保持ブロック33の穴34の口
元テーパ部からピン35のツバ部35bが外れて、穴3
4とピン35の径の差分の自由度を持ち、ワークヘッド
13に対する貼付皿2の位置ズレを吸収する。 【0041】本実施の形態によれば、保持ブロック33
を定位置に固定させるためのシリンダ37に供給するエ
アの圧力を減圧弁で調整可能であるため、位置ズレ吸収
機構が作動する力量を容易に調整することができる。 【0042】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)被加工レンズを研削するレンズ研削装置におい
て、被加工レンズを供給する被加工レンズ供給手段と、
被加工レンズを研削してレンズを創成するレンズ研削手
段と、被加工レンズ供給手段からレンズ研削手段へ被加
工レンズを搬送するとともに、加工後のレンズをレンズ
研削手段から回収搬送するワーク搬送手段と、前記ワー
ク搬送手段がレンズ研削手段に被加工レンズを受け渡す
ときにその位置ズレを吸収する位置ズレ吸収機構と、を
具備したことを特徴とするレンズ研削装置。 【0043】(2)上記ワーク搬送手段は、レンズ研削
手段に被加工レンズを搬送する供給手段と、レンズ研削
手段から加工後のレンズを搬送する回収手段とを有する
ことを特徴とする付記(1)記載のレンズ研削装置。 【0044】(3)上記ワーク搬送手段は、上記位置ズ
レ吸収機構を複数備え、この位置ズレ吸収機構に上記供
給手段および回収手段を個別に設けたことを特徴とする
付記(1)または(2)記載のレンズ研削装置。 【0045】付記(1)のレンズ研削装置によれば、加
工機ワークヘッドとレンズ搬送手段の位置ズレを吸収で
き、被加工レンズをレンズ研削手段の加工機ワークヘッ
ドに傾きや隙間なく当て付けられるため、微小径レンズ
を高精度に研削することができる。 【0046】付記(2)のレンズ研削装置によれば、加
工手段による被加工レンズの加工中に、供給手段により
次に加工する被加工レンズを保持し、回収手段で加工手
段から加工後のレンズ回収した後、供給手段から加工手
段に新たな微小径レンズを供給でき、加工効率を向上さ
せることができる。 【0047】付記(3)のレンズ研削装置によれば、付
記(1)と同じ効果を奏するとともに、加工後の微小径
レンズを確実に回収することができる。 【0048】 【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
レンズ研削手段の加工機ワークヘッドとレンズ搬送手段
の位置ズレを吸収でき、被加工レンズを加工機ワークヘ
ッドに傾きや隙間なく当て付けられるため、被加工レン
ズが微小径レンズであっても高精度に研削することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1で加工される微小径レン
ズを示す図である。 【図2】本発明の実施の形態1の装置全体を示す斜視図
である。 【図3】本発明の実施の形態1のワークヘッドを一部破
断して示す正面図である。 【図4】本発明の実施の形態1のワークヘッドを示す右
側面図である。 【図5】本発明の実施の形態1の搬送ヘッドを示す斜視
図である。 【図6】本発明の実施の形態1の位置ズレ吸収機構を示
す正面図である。 【図7】本発明の実施の形態1の位置ズレ吸収機構を一
部破断して示す側面図である。 【図8】本発明の実施の形態1の位置ズレ吸収機構を示
す平面図である。 【図9】本発明の実施の形態2の位置ズレ吸収機構を示
す正面図である。 【図10】本発明の実施の形態2の位置ズレ吸収機構を
一部破断して示す側面図である。 【図11】従来技術の正面図である。 【図12】従来技術の上面図である。 【図13】従来技術の左側面図である。 【図14】従来技術のレンズ保持部を示す拡大図であ
る。 【符号の説明】 1 微小径レンズ 2 貼り付け皿 2a 円筒部 2b ツバ部 2c 当て付け面 8 レンズ加工部 9 レンズ搬送部 10 パレット 11 ワーク軸 12 砥石軸部 13 ワークヘッド 14 コレットチャック 15 ワークウケ 16 搬送ヘッド 17,18 アクチュエータ 19 搬送べース 20 供給ヘッド 21 回収ヘッド 22 位置ズレ吸収機構 23 回動ブロック 24 リンクピン 25 クレビス形シリンダ 26 回動ピン 27 固定ブロック 28 上下べース 29 ピン支持部材 30 ピン 31 ガイド付シリンダ 32 吸着筒 32a 穴 32b 穴 32c 段差部 33 保持ブロック 34 穴 35 ピン 35a 円筒部 35b ツバ部 36 バネ 37 シリンダ 38 ロッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被加工レンズを研削するレンズ研削装置
    において、 被加工レンズを供給する被加工レンズ供給手段と、 被加工レンズを研削してレンズを創成するレンズ研削手
    段と、 被加工レンズ供給手段からレンズ研削手段へ被加工レン
    ズを搬送するとともに、加工後のレンズを搬送するワー
    ク搬送手段と、 前記ワーク搬送手段がレンズ研削手段に被加工レンズを
    受け渡すときにその位置ズレを吸収する位置ズレ吸収機
    構と、を具備したことを特徴とするレンズ研削装置。
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