JP2589963Y2 - 吸着用パッドの接続機構 - Google Patents

吸着用パッドの接続機構

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JP2589963Y2
JP2589963Y2 JP1991055114U JP5511491U JP2589963Y2 JP 2589963 Y2 JP2589963 Y2 JP 2589963Y2 JP 1991055114 U JP1991055114 U JP 1991055114U JP 5511491 U JP5511491 U JP 5511491U JP 2589963 Y2 JP2589963 Y2 JP 2589963Y2
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Japan
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suction pad
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suction
ball shaft
holding
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JP1991055114U
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Inventor
茂和 永井
修三 桜井
勅 川本
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークを吸着し搬送す
るための吸着用パッドの接続機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、吸着用パッドを用いてワーク
を搬送する搬送機構がある。
【0003】この搬送機構では、例えば、ロボットアー
ムに吸着用パッドを装着し、前記ロボットアームを移動
させることで吸着用パッドをワークまで移動させた後、
真空吸引源を作用させて前記ワークを吸着し、その搬送
を行うものである。
【0004】この場合、例えば、図4に示す接続機構2
において、吸着用パッド4は、図示しないロボットアー
ムに対してボールジョイント6により揺動自在に装着さ
れ、これによってワークを好適に吸着可能に構成されて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ボールジョイント6がロボットアーム側
に設けられているため、前記ボールジョイント6と吸着
用パッド4との間にかなりの距離があり、これによって
吸着用パッド4の動作が制限される不都合がある。
【0006】また、吸着用パッド4の交換に際しては、
ボールジョイント6の球状部を囲繞することによって構
成される揺動機構8を分解する必要が生じるために、初
期設定したワークと吸着用パッド4との距離に差異を生
じる不都合が顕在化している。
【0007】本考案は、上記の不都合を解決するために
なされたものであり、吸着用パッドの動作の自由度を向
上させ、ワークの種々の状態に対応することのできる吸
着用パッドの接続機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、ワークを吸着搬送するための吸着用パ
ッドを吸引手段側に接続する接続機構であって、端部が
球形状に形成され、吸着用パッドに連通する通路を有す
るボールシャフトと、前記ボールシャフトの球形状の外
周面の一部を摺動自在に保持する第1受座を有する第1
受部材と、前記ボールシャフトの球形状の外周面の他の
一部を摺動自在に保持する第2受座を有する第2受部材
と、前記第1受部材と前記第2受部材とを係合させるこ
とで前記ボールシャフトを保持する押え部材と、記第
1受部材または第2受部材のいずれか一方に形成され、
吸着用パッドを保持するためのフランジ部と、前記吸着
用パッドの根本部に外嵌され、該根本部を前記フランジ
部側に押圧することにより該吸着用パッドの抜脱を阻止
するリング体と、 前記ボールシャフトと吸着用パッドを
変位させる変位手段との間に介装され、真空吸引源に連
通する管体が着脱自在に接続される管継手が設けられた
連結部材と、 を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】吸着用パッドのアダプタに押え部材によって結
合される分割可能な第1受部材および第2受部材を設
け、この第1受部材および第2受部材にそれぞれ形成さ
れた第1受座および第2受座を介してボールシャフトの
球形状の外周面を係合させることにより、前記吸着用パ
ッドは、ボールシャフトの球形状の部分を支点として自
由に回動する。これによって、吸着用パッドをワークの
種々の変位状態に対応させることが可能となる。また、
第1受部材または第2受部材のいずれか一方に形成され
たフランジ部を介して吸着パッドを簡便に保持するこ
とができるとともに、根本部に外嵌されたリング体が吸
着用パッドをフランジ部側に押圧することにより該吸着
用パッドの抜脱が阻止される。この結果、ワークが種々
の変位状態となっても前記リング体を介して吸着パッ
ドを確実に保持することができる。さらに、連結部材を
設けることにより、ロボットアーム等の変位手段に吸着
用パッドを簡便に連結することができ、また前記連結部
材に設けられた管継手を介して真空吸引源に連通する管
体を容易に接続することができる。
【0010】
【実施例】本考案に係る吸着用パッドの接続機構につい
て実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0011】図1は、本考案に係る吸着用パッドの接続
機構の一実施例を示す。同図において、参照符号10
は、吸着用パッドを示し、この吸着用パッド10の上部
には、真空吸引源に対して当該吸着用パッド10を接続
するためのアダプタ12が設けられる。
【0012】アダプタ12は、吸着用パッド10が係合
し、内周面に球面状の第1受座14を有する第1受部材
16と、前記第1受部材16の上部に装着され、内周面
に球面状の第2受座18を有する第2受部材20と、前
記第1受部材16の外周部に設けられた螺子部22に螺
合することで第2受部材20を第1受部材16に指向し
て押圧する押え部材24と、吸着用パッド10の外周部
に係合し、前記吸着用パッド10を保持する抜け止め用
リング26とから基本的に構成される。なお、第1受部
材16と第2受部材20との間には、Oリング28が配
設される。
【0013】第1受部材16の第1受座14と第2受部
材20の第2受座18との間には、ボールシャフト30
の下端部に形成された球状部32が保持される。ボール
シャフト30は、真空吸引源(図示せず)と吸着用パッ
ド10とを連通する通路34を有する。ボールシャフト
30の上端部には、連結部材36が装着される。この連
結部材36には、吸着用パッド10を変位させるための
ロボットアーム等が連結されるとともに、コレットチャ
ック機構38を有し、前記真空吸引源に接続される管継
手40が連結される。また、前記第1受部材16には、
吸着用パッド10を装着するためのフランジ部16aが
形成されている。
【0014】本実施例における吸着用パッドの接続機構
は、基本的には、以上のように構成されるものであり、
次にその動作について説明する。
【0015】図1において、コレットチャック機構38
に対して真空吸引源(図示せず)が接続された吸着用パ
ッド10は、連結部材36に接続され変位手段として機
能するロボットアーム(図示せず)の駆動作用下にワー
クWに指向して変位する。この場合、ワークWが、図2
に示すように、吸着用パッド10に対して傾斜して配設
されているものとする。
【0016】そこで、前記吸着用パッド10の一部がワ
ークWに当接すると、吸着用パッド10は、ボールシャ
フト30の下端部を中心として回動することになる。す
なわち、吸着用パッド10に連結されるボールシャフト
30は、その球状部32がアダプタ12を構成する第1
受部材16の第1受座14と第2受部材20の第2受座
18とによって保持されている。従って、吸着用パッド
10は、前記球状部32を中心として回動し、これによ
って吸着用パッド10が、図3に示すように、ワークW
に倣うこととなる。次に、この状態において、真空吸引
源を駆動し、ワークWを吸着し、所定の位置まで搬送す
る。
【0017】このように、本実施例では、吸着用パッド
10が、ワークWに最も近接した部位において回動自在
に構成されているため、種々の状態に配設されたワーク
Wを自由に吸着して適切に搬送することができる。
【0018】また、前記第1受部材16に形成されたフ
ランジ部16aと抜け止め用リング26とにより吸着用
パッド10は、アダプタ12と係合される。そして、前
記抜け止め用リング26を取り外すことにより、押え部
材24を介してボールシャフト30と係合している第2
受部材20と第1受部材16とを分解することなく吸着
用パッド10の交換をすることができる。従って、吸着
用パッド10の交換により初期設定したワークWと吸着
用パッド10との離間距離に差異を生じることなく、保
持することができる。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る吸着用パッ
ドの接続機構によれば、次のような効果乃至利点が得ら
れる。
【0020】すなわち、吸着用パッドは、ワークの近傍
において回動自在であるため、配置状態によらず適切に
ワークを吸着することができる。これによってワークの
確実な搬送動作が可能となる。また、吸着用パッドの位
置を基準として搬送の際の位置決め制御を行えばよいた
め、吸着用パッドから離間した部位を軸支する従来の場
合に比較してその制御も極めて容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吸着用パッドの接続機構の一実施
例の断面構成図である。
【図2】図1に示す吸着用パッドによるワークの吸引動
作の説明図である。
【図3】図1に示す吸着用パッドによる傾斜した状態の
ワークの吸引動作の説明図である。
【図4】従来技術に係る吸着用パッドの接続機構の断面
構成図である。
【符号の説明】
10…吸着用パッド 12…アダプタ 16…第1受部材 20…第2受部材 24…押え部材 26…抜け止め用リング 30…ボールシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川本 勅 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社 筑波技術セン ター内 (56)参考文献 実開 昭48−45064(JP,U) 実開 昭52−36321(JP,U) 実開 平2−112686(JP,U) 実開 昭61−191381(JP,U) 実公 昭43−6361(JP,Y1) 実公 昭44−4021(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを吸着搬送するための吸着用パッド
    を吸引手段側に接続する接続機構であって、 端部が球形状に形成され、吸着用パッドに連通する通路
    を有するボールシャフトと、 前記ボールシャフトの球形状の外周面の一部を摺動自在
    に保持する第1受座を有する第1受部材と、 前記ボールシャフトの球形状の外周面の他の一部を摺動
    自在に保持する第2受座を有する第2受部材と、 前記第1受部材と前記第2受部材とを係合させることで
    前記ボールシャフトを保持する押え部材と、 記第1受部材または第2受部材のいずれか一方に形成
    され、吸着用パッドを保持するためのフランジ部と、 前記吸着用パッドの根本部に外嵌され、該根本部を前記
    フランジ部側に押圧することにより該吸着用パッドの抜
    脱を阻止するリング体と、 前記ボールシャフトと吸着用パッドを変位させる変位手
    段との間に介装され、真空吸引源に連通する管体が着脱
    自在に接続される管継手が設けられた連結部材と、 を備え ることを特徴とする吸着用パッドの接続機構。
JP1991055114U 1991-07-16 1991-07-16 吸着用パッドの接続機構 Expired - Lifetime JP2589963Y2 (ja)

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