JPH0597191U - マイクロホンの取付装置 - Google Patents
マイクロホンの取付装置Info
- Publication number
- JPH0597191U JPH0597191U JP4278792U JP4278792U JPH0597191U JP H0597191 U JPH0597191 U JP H0597191U JP 4278792 U JP4278792 U JP 4278792U JP 4278792 U JP4278792 U JP 4278792U JP H0597191 U JPH0597191 U JP H0597191U
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- cylinder
- microphone
- mounting device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で、短時間にマイクロホンを先端
に支持するスタンドアームを机等に固定することができ
るようにする。 【構成】 スタンドアーム1を机等の板材5に穿設され
た取付孔9に固定するための取付装置11において、外
筒12と内筒13とで構成し、外筒12は取付孔9に挿
入され、筒部14に内方から力が加わるとスリット16
を外方に開き、内筒13は外筒12の筒内に嵌挿され、
上端部にはスタンドアーム1の取付用ネジ部20を備
え、外筒12の外周面には外筒12の内面が内筒13の
嵌挿により外側に押圧して外筒12を外側に開かせ、取
付孔9の内面に固定させるための環状の凸部17が形成
されている。
に支持するスタンドアームを机等に固定することができ
るようにする。 【構成】 スタンドアーム1を机等の板材5に穿設され
た取付孔9に固定するための取付装置11において、外
筒12と内筒13とで構成し、外筒12は取付孔9に挿
入され、筒部14に内方から力が加わるとスリット16
を外方に開き、内筒13は外筒12の筒内に嵌挿され、
上端部にはスタンドアーム1の取付用ネジ部20を備
え、外筒12の外周面には外筒12の内面が内筒13の
嵌挿により外側に押圧して外筒12を外側に開かせ、取
付孔9の内面に固定させるための環状の凸部17が形成
されている。
Description
【0001】
この考案は、マイクロホンをスタンドアーム等の支持部材を介して机等の板材 に固定するためのマイクロホンの取付装置に関し、特に詳しく言うと、押圧によ り取付装置を板材に確実に固定することができるマイクロホンの取付装置に関す る。
【0002】
マイクロホンの取付けにはその使用用途に応じて種々の方法が採用されている 。例えばマイクロホンスタンドに取付けたり、ピンやクリップを利用して衣服に 取付けたり、ヘッドホンに支持アームを設けて口元に支持させたりしている。ま た、放送設備等に用いられるマイクロホンのうち、机上等に固定するものにあっ ては、スタンドアーム等の支持部材の下端に設けられたネジを使用して机上等に 固定するようになっている。これを図3により説明する。
【0003】 スタンドアーム1の下端部には雌ネジ(図ではリング2の内側)が形成され、 この雌ネジに螺合する筒状の雄ネジ3を備えたフランジ4が板材5の表面に取付 けられる。フランジ4は雄ネジ3に螺合する雌ネジの外周のリング2の更に外側 に3本ないし4本の木ネジ6で板材5に固定される。そのため、スタンドアーム 1を取付ける際には、板材5にスタンドアーム1の先端に取付けられるマイクロ ホン7から延びるコード8を通すために取付孔9を開け、更に木ネジ6で固定す るための下孔10を穿ち、この下孔10に木ネジ6を通して止めることによりフ ランジ4を固定している。このようにして固定されたフランジ4の雄ネジ3の開 口からコード8を挿入し取付孔9に通し、雌ネジを雄ネジ3に螺合させてリング 2を締め付けることにより、スタンドアーム1はフランジ4に固定される。
【0004】
ところで、上述の従来の放送設備等におけるスタンドアームの机等への固定方 法では、雄ネジを備えたフランジを利用して取付けるように構成されているので 、取付け時には、板材等に前述のコードを通す孔をあけ、その周辺の所定位置に 木ネジの下孔を穿ち、フランジを当て、木ネジによってフランジを板材に取付け た後、スタンドアームを前述のように固定するが、孔あけや木ネジでの固定に手 間を要し、取付けに時間がかかるということが問題になっていた。
【0005】 そこでこの考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その 目的は、構造が簡単で、短時間で取付けることができるマイクロホンの取付装置 を提供することである。
【0006】
上述した目的を達成するため、この考案は、マイクロホンをスタンドアーム等 の支持部材を介して机等の板材に穿設された取付孔に固定して取付けるためのマ イクロホンの取付装置において、内筒と外筒の二重筒構造で取付装置を構成し、 外筒は取付孔に嵌挿され、筒部の軸方向に沿って内側から力が加わると外側に開 き、内筒は外筒内に嵌挿され、その上端部に支持部材取付用のネジ部を備え、更 に内筒と外筒の少なくともいずれか一方に、内筒を外筒の予め設定された位置ま で挿入した時、外筒の内面を外側に押圧して外筒を外側に開かせ、外筒を取付孔 の内面に固定させる拡径手段を設けた構成にしてある。
【0007】
上述のように構成すると、板材の所定位置に二重筒の外筒が略挿入可能な直径 の孔をあけ、取付装置が二重になった状態でこの取付孔に挿入する。外筒を孔の 最深部まで挿入した後、内筒を更に押し込む。この押し込み過程で、拡径手段に よって外筒は内側から押し開かれ、外筒は孔の内周面に食い込み、摩擦力によっ て固定される。このようにして、取付装置を板材に取付けた後、マイクロホンを 支持する支持部材を内筒のネジ部に取付けて固定すればよい。
【0008】
【実施例】 以下、図面を参照してこの考案の好適な実施例について説明する。なお、以下 の説明において、前述の従来例と同等な構成部材には同一の参照番号を付して、 重複する説明は省略する。
【0009】 図1はこの実施例に係る取付装置を使用してスタンドアームを固定する状態を 示す正面図、図2はその取付装置の構造を一部を切断して示す斜視図である。図 2において、取付装置11は、外筒12と内筒13との二重筒体で構成され、外 筒12は筒部14と鍔部15とで構成されている。筒部14にはその軸線に沿っ て筒部14が外側に開くことができるようスリット16が複数条形成されている 。筒部14の内面には環状の凸部17が形成されている。
【0010】 内筒13も、筒部18と鍔部19とで構成され、鍔部19から上方に突出する 筒部18の部分には雄ネジ20が形成されている。また、筒部18の外周部には 凸部17が嵌入する環状の溝部21,22が軸方向に間隔をおいて二条形成され ている。このうち、図2において下側の溝部21は凸部17を完全に入れ込むよ うに幅広に設定され、上側の溝部22は凸部17の先端部のみが嵌入できるよう な狭い幅に設定されている。そして初期状態においては、凸部17が溝部21に 嵌入した状態で外筒12と内筒13は嵌挿されている。
【0011】 このように構成されたマイクロホンの取付装置では、図2に示すように板材5 に外筒12がちょうど挿入できるだけの直径の取付孔9をあけ、この取付孔9に 外筒12と内筒13とで構成された取付装置11を、外筒12の鍔部15が板材 5の表面に当接するまで挿入する。この時は外筒12と内筒13の各筒部13, 18は互いに平行な初期状態のままである。
【0012】 そして、板材5に取付装置11を固定する場合には、上述の初期状態から内筒 13の鍔部19が外筒12の鍔部15に当接するまで内筒13を下方に押し込む 。これにより、それまで溝部21に嵌入していた凸部17はこの溝部21から外 れて、筒部18の外周面と接触するので、外筒12はスリット16を境に図1に 示すように外側に開き、取付孔9の内面に食い込んで固定される。内筒13の鍔 部19が外筒12の鍔部15に当接することにより、凸部17の先端が溝部22 に嵌挿された状態になり、外筒12が取付孔9の内面に食い込んだ状態を保持し 、強固に板材5に固定される。
【0013】 このようにして取付装置11が固定されると、今度はスタンドアーム1の下端 を雄ネジ20に嵌め、リング2を締め込んでスタンドアーム1を取付装置11に 固定する。したがって、上述のように構成された取付装置11を使用すれば、板 材5に取付孔9をあけ、取付装置11を取付孔9内に挿入し、内筒13を押し込 むだけで取付装置11を板材5へ固定することができ、従来のように下孔をあけ て、木ネジで固定する必要がなくなり、簡単に取付けることができる。
【0014】 この取付装置11を取り外す場合には、当接している鍔部19と15間に適宜 な治具を挿入してその間を開くことにより内筒13は上昇し、凸部17の先端が 溝部22から外れ、溝部21に嵌入するので、初期状態の形になる。外筒12が 弾性復元力の無い金属や合成樹脂で作られいる場合には、押し拡げられた外筒1 2をもとの形に戻せば、取付装置11は容易に取付孔9から引き抜くことができ る。また、外筒12を弾性復元力を有する金属や合成樹脂で作れば、凸部17の 先端が溝部21に嵌入した時には、初期状態の形に自動的に戻すことができ、取 付装置11を容易に取付孔9から引き抜くことができる。
【0015】
これまでの説明から明らかなように、この考案のマイクロホンの取付装置は、 取付孔に嵌挿され、その軸方向に沿って内側から力が加わると外側に開く外筒と 、この外筒の筒内に嵌挿され、その上端部にマイクロホンの支持部材取付用のネ ジが形成され、外筒の予め設定された位置まで押し込んだ時に外筒の内面を外側 に押圧して外筒を外側に開かせるための内筒と、そして内筒および外筒の少なく ともいずれか一方に設けられ、内筒を外筒の予め設定された位置まで挿入した時 、外筒の内面を外側に押圧して外筒を外側に開かせ、外筒を取付孔の内面に固定 させる拡径手段とを有しており、これにより内筒を押し込むだけの簡単な操作で かつ短時間に取付装置を板材等に固定することができる。またその構成は極めて 簡単であるので、安価に提供することができる。
【図1】この考案の一実施例に係る取付装置を使用して
マイクロホンのスタンドアームを固定する状態を示す正
面図である。
マイクロホンのスタンドアームを固定する状態を示す正
面図である。
【図2】その取付装置の構造を一部を切断して示す斜視
図である。
図である。
【図3】従来のマイクロホンの取付装置の一例を示す一
部切断正面図である。
部切断正面図である。
1 スタンドアーム 2 リング 7 マイクロホン 11 取付装置 12 外筒 13 内筒 14,18 筒部 15,19 鍔部 16 スリット 17 凸部 20 雄ネジ 21,22 溝部
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロホンをスタンドアーム等の支持
部材を介して机等の板材に穿設された取付孔に固定して
取付けるためのマイクロホンの取付装置において、前記
取付孔に嵌挿され、軸方向に沿って内側から力が加わる
と外側に開く外筒と、この外筒内に嵌挿され、その上端
部に前記支持部材の取付用のネジ部が形成され、前記外
筒の予め設定されて位置まで押し込んだ時に、前記外筒
の内面を外側に押圧して開かせるための内筒と、この内
筒および前記外筒の少なくともいずれか一方に設けら
れ、前記内筒を前記外筒の予め設定された位置まで押し
込んだ時、前記外筒の内面を外側に押圧して前記外筒を
外側に開かせ、前記外筒を前記取付孔の内面に固定させ
る拡径手段とを備えていることを特徴とするマイクロホ
ンの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042787U JP2605438Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | マイクロホンの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042787U JP2605438Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | マイクロホンの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0597191U true JPH0597191U (ja) | 1993-12-27 |
JP2605438Y2 JP2605438Y2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=12645681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992042787U Expired - Fee Related JP2605438Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | マイクロホンの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605438Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006311450A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Audio Technica Corp | マイクロホン取り付け構造 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP1992042787U patent/JP2605438Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006311450A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Audio Technica Corp | マイクロホン取り付け構造 |
JP4503488B2 (ja) * | 2005-05-02 | 2010-07-14 | 株式会社オーディオテクニカ | マイクロホン取り付け構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2605438Y2 (ja) | 2000-07-17 |
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