JP4503488B2 - マイクロホン取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、グースネックタイプマイクロホンに好適なマイクロホンの机、テーブルなどへの取り付け構造に関するものである。
フレキシブルパイプからなるアームの先端にマイクロホンを取り付け、アームを任意の方向に折り曲げてマイクロホンを任意の向きにすることを可能にしたグースネックタイプのマイクロホンがある。グースネックタイプのマイクロホンは一般に机上に設置して使用される。フレキシブルパイプの基端は、机上に固定された取り付け具に連結され、この取り付け具からフレキシブルパイプが立ち上がっている。
図4乃至図6は、従来の比較的安価なグースネックタイプマイクロホンの従来例を示す。図4ないし図6において、マイクロホンを取り付ける机などの天板10にはマイクロホンから延びるコードを通すための孔11が開けられている。上記天板10の上には、上記孔11に重なるようにして基台40が取り付けられる。基台40は、外形が円盤状になっていて、その中心から上方に向かって円筒部が一体に立ち上がり、円筒部の外周面には雄ねじ41が形成されている。基台40には3箇所に取り付け孔42が開けられていて、これらの取り付け孔41に挿入した例えば木ねじを上記天板10にねじ込むことにより、基台40の円筒部と天板10の孔11とを連通させて、基台40を天板10に固定するようになっている。
基台40の円筒部の上端には、マイクロホン支持アームの基部をなす連結管30の下端のフランジ部31が載せられ、連結リング26が基台40の円筒部の雄ねじ41にねじ込まれることにより、連結管30を基台40に連結することができるように構成されている。より詳細には、連結リング26は上記雄ねじ41にねじ込むための雌ねじが形成された円筒部を主体としてなるとともに、上端部に内向きのフランジ部27を有し、上記雌ねじを上記雄ねじ41にねじ込むことによって、フランジ部27が連結管30のフランジ部31を基台40の円筒部の上端に押し付けた状態で、連結管30が基台40に連結されるように構成されている。
連結管30の上端部にはフレキシブルパイプ32の下端部が連結され、フレキシブルパイプ32の上端部には中継管33の下端部が連結され、中継管33の上端部にはフレキシブルパイプ34の下端部が連結され、フレキシブルパイプ34の上端部にはマイクロホンホルダ35が連結されている。マイクロホンホルダ35はマイクロホンを装着するための受け部36を有し、また、この受け部36にマイクロホンを装着したときマイクロホンからの出力信号を外部に導くための、また、コンデンサーマイクロホンの場合はマイクロホンユニットに電源を供給するためのコネクタを有している。このコネクタからはコードが引き出され、コードはフレキシブルパイプ34、中継管33、フレキシブルパイプ32、連結管30、基台40の中を通りかつ天板10の孔11を通って外部に引き出される。基台40とマイクロホンホルダ35の間に上記フレキシブルパイプ34,32が存在することによって、いわゆるグースネックタイプのマイクロホンが構成されていて、ホルダ35に装着されるマイクロホンの向きを任意の方向に向けることができる。
以上説明した従来のグースネックタイプマイクロホンは、基台40が直接机などの天板10に固定されていて、防振性に関しては考慮されていない。そのため、机上で書類の移動が行われ、あるいは筆記具の上げ下ろしが行われたときなどに、天板10の振動が直接的にマイクロホンに伝わり、振動雑音を発生する難点がある。
そこで、図7乃至図9に示すように、基台と天板との間に弾性材を介在させることが提案されている。図7乃至図9において、扁平な円板型の基台45の中心からは上方に延びる円筒部が一体に形成されていて、この円筒部の外周面には雄ねじ46が形成されている。基台45には3箇所に円形の孔48が形成され、これらの孔48には、ゴムからなる弾性材50が嵌め込まれている。弾性材50はほぼ円筒形状になっていて、弾性材50の内周側には例えば金属からなるほぼ円筒形状のスリーブ52が挿入されている。このスリーブ52の中心孔に挿入された木ねじが机などの天板10にねじ込まれることにより基台45が天板10の上に取り付けられるようになっている。基台45の上記円筒部にはマイクロホンを支持するアームが取り付けられる。このアームはいわゆるグースネックタイプであって、前述の従来例におけるアームの構成と同じであり、基台45への連結構造も前述の従来例と同じであるから、説明を省略する。
図7乃至図9に示す従来例によれば、基台45と机などの天板10との間に弾性材50が介在するため、天板10に生じる振動が弾性材50で緩衝されてマイクロホンに伝達されず、マイクロホンで生じる雑音が低減されるという効果がある。しかしながら、上記従来例によれば、基台45の天板10への取り付け部ごとに、弾性材50とスリーブ52を付加する必要があるため、部品点数が多くなり、組み立ても面倒になるという問題点がある。
図10乃至図12は、従来のグースネックタイプマイクロホンのさらに別の取り付け構造の例を示す。図10乃至図12において、符号60は机などの天板に取り付ける基台を示している。基台60は、机などの天板に固定するための扁平なリング状の部分と、このリング状の部分の3箇所に形成された取り付け孔61と、机などの天板に埋め込まれる円筒部62を有している。円筒部62は外径と内径が比較的大きく、内径側には弾性支持体63を介してアーム支持体64が支持されている。弾性支持体63は平面形状がリング状で、横断面が半円状になっていて、この半円状の部分が撓むことによって弾性体として機能するようになっている。弾性支持体63はアーム支持体64の上下端部を支持している。アーム支持体64は全体として円筒形になっていて、アーム支持体64の内径側には筒型のアーム連結部材55が挿入され、アーム連結部材55がアーム保持体64と一体に結合されている。アーム連結部材55の上端部外周には雄ねじが形成されている。このアーム連結部材55の雄ねじ形成部は、図4乃至図6に示す例の基台基台40の雄ねじ41形成部に、図7乃至図9に示す例の基台45の雄ねじ46形成部に相当し、この雄ねじ形成部に、前述の従来例と同様に、連結リング26によってグースネックタイプのマイクロホン支持アームが連結されるようになっている。マイクロホン支持アームの構成は前述の従来例と同じであるから、説明は省略する。
図10乃至図12に示すマイクロホン取り付け構造は、アーム連結部材55自体が弾性支持体63を介して、机などの天板から浮かした状態で支持された構造になっている。この構造はショックマウントといわれるもので、このショックマウントのアーム連結部材55にグースネックタイプのマイクロホン支持アームが連結される。したがって、机などの天板に生じる振動の緩衝効果が大きく、マイクロホンで生じる雑音の低減効果も大きい。
しかしながら、図10乃至図12に示す従来マイクロホン取り付け構造の例によれば、弾性支持体63を介してその内周側でアーム支持体64を支持し、アーム支持体64の内周側で筒状のアーム連結部材55を支持するショックマウント構造になっているため、ショックマウントが机上において占有する面積が大きくなる難点がある。また、構造が複雑で部品点数も多く、組み立ても面倒で、コスト高になる難点がある。
これまで説明してきた従来のグースネックタイプマイクロホンの取り付け構造からいえることは、机上において占有する面積はできるだけ小さいことが望ましいこと、構成が簡単で部品点数が少なく、組み立てが容易でコストが安いことが望ましい、ということである。加えて、取り付けるグースネックの長さに応じて、取り付け部分の弾性力ないしは締め付け力が可変できることが望ましい。すなわち、グースネックの長さが長い場合はマイクロホンが傾かないように取り付け部分の弾性力は強い(硬い)方がよい。グースネックの長さが短い場合は取り付け部分の弾性力は弱い(柔らかい)方が、振動雑音を軽減する上から望ましい。
ちなみに、本発明に関連のある特許文献記載の発明として、先端にマイクロホンユニットが取り付けられた支持パイプを、角度、方向および高さを含めて任意に調整可能としたマイクロホンスタンドであって、テーブルなどの基台に載置されるベースフレームと、パイプ挿入孔を有していてこの挿入孔内に支持パイプを保持する球体と、この球体を任意の回転位置に固定した状態でベースフレーム内に支持するマウント部材を備えてなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、机上に取り付けるタイプのマイクロホンにおいて、マイクロホン受け具がスクリュウマウント方式であっても、それにクイックマウント方式のマイクロホンを取り付けることができるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
本願発明は、机上に取り付けるタイプのマイクロホンの取り付け構造に関するものである点でこれら特許文献記載の発明と関連があるが、これら特許文献記載の発明とは目的を異にしている。
特開平11−341756号公報 特開2000−102084号公報
本発明は、机上において占有する面積が小さく、構成が簡単で部品点数が少なく、組み立てが容易でコストの安いマイクロホン取り付け構造を提供することを目的とする。
本発明はまた、取り付けるアームの長さなどの各種条件に応じて、取り付け部分の弾性力ないしは締め付け力を可変することができること、机上に取り付ける際に、アームの回転位置を自由に調整することができるマイクロホン取り付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、請求項1に記載されているように、机上に取り付けられるベース部材と、ベース部材によって支持されていて先端側でマイクロホンを支持するアームの基端部を連結することができる連結部材と、上記ベース部材と連結部材との間に介在する弾性部材と、を有してなり、上記弾性部材は、連結部材の周囲を取り囲んで配置されるとともにベース部材に形成された孔に嵌められていることを最も主要な特徴とする。
請求項2に記載されているように、ベース部材は、弾性部材を押し付けながら締め付け部材で机上に取り付けられるように構成するとよい。
ベース部材と連結部材との間に弾性部材が介在することにより、ベース部材側、例えばベース部材が取り付けられる机、テーブルなどの天板上で、書類の摩擦音、筆記具の衝突音、振動などが生じても、弾性部材が緩衝材となって上記摩擦音、衝突音、振動などの連結部への伝達が遮断され、連結部材を介して支持されるマイクロホンに雑音を生じることが防止される。
ベース部材と連結部材と弾性部材からなる上記構成は簡単な構成で部品点数も少なく、組立も容易で低コストの机上設置タイプのマイクロホンを提供することができる。また、設置面積ないしは占有面積も少ないという利点もある。
請求項2に記載されているような構成にすれば、マイクロホン設置時に、ベース部材をテーブルの天板などに締め付ける締め付け部材の締め付け力が弱い状態で連結部材の回転位置を調整し、回転位置が定まったところで締め付け部材の締め付け力を強くして連結部材を回転不可能にすればよいので、マイクロホンの回転位置調整ないしはアームからのコードの引き出し位置調整などを簡単に行うことができる。
以下、本発明にかかるマイクロホンの取り付け構造の実施例を、図面を参照しながら説明する。図示の実施例は、いわゆるグースネックタイプマイクロホンの取り付け構造であって、マイクロホンを支持するアームにフレキシブルパイプが使用されていて、フレキシブルパイプを任意の方向に撓ませながらマイクロホンを任意の方向に向けることができるようになっている。なお、図4乃至図12で説明した従来例と同じ構成部分には同じ符号を付してある。
図1乃至図3において、マイクロホンを取り付ける机あるいはテーブルなどの天板10にはマイクロホンから延びるコードを通すための孔11が開けられている。上記天板10の上には、上記孔11に重なるようにして基台40が取り付けられる。符号15は天板10上にマイクロホンを設置するための基礎となるベース部材を示している。ベース部材15は、外形が円盤状になっていて、上面が緩やかな円錐面になっており、中心に円形の孔17が形成され、この孔17の上側において内向フランジ部16が庇のように形成されている。ベース部材15には3箇所に取り付け孔18が開けられていて、これらの取り付け孔18に挿入した例えば木ねじを上記天板10にねじ込むことにより、ベース部材15の上記孔17の中心と天板10の孔11中心とを一致させて、ベース部材15を天板10に固定することができるようになっている。
ベース部材15の孔17内には平面形状リング状のゴムからなる弾性部材12が嵌められている。弾性部材12の上端面はベース部材15の内向きフランジ部16に当接して、弾性部材12とベース部材15との相対位置関係が規制されている。弾性部材12は、自然状態すなわち外力が加わらない状態では、厚さ方向すなわち中心軸線方向の寸法がベース部材15の孔17の中心軸線方向の寸法よりも大きい。したがって、弾性部材12の下端面がテーブルなどの天板10の上面に当接し、天板10の上面とベース部材15の下面との間に適宜の隙間が生ずるように弾性部材12とベース部材15の寸法関係が設定されている。弾性部材12はまた、厚さ方向の略中央部において、内周面側から半径方向外側に向かって周溝13が形成されている。
上記弾性部材12の周溝13には、円筒形状の連結部材20の下端に形成された外向きのフランジ部24が、弾性部材12が有する弾性を利用して嵌められている。上記弾性部材12の周溝13の幅および深さは、連結部材20のフランジ部24の厚さおよび突出寸法と略同じになっている。連結部材20はマイクロホンを支持するアームの基端部を連結するためのもので、外周面に雄ねじ22が形成されている。連結部材20の上端にはマイクロホン支持アームの基部をなす連結管30の下端のフランジ部31が載せられ、連結リング26が連結部材20の雄ねじ22にねじ込まれることにより、連結管30を連結部材20に連結することができるように構成されている。より詳細には、連結リング26は上記雄ねじ22にねじ込むための雌ねじが形成された円筒部を主体としてなるとともに、上端部に内向きのフランジ部27を有し、上記雌ねじを上記雄ねじ22にねじ込むことによって、連結リング26のフランジ部27が連結管30のフランジ部31をベース部材20の上端に押し付けた状態で、連結管30がベース部材20に連結されるように構成されている。
連結管30の上端部にはフレキシブルパイプ32の下端部が連結され、フレキシブルパイプ32の上端部には中継管33の下端部が連結され、中継管33の上端部にはフレキシブルパイプ34の下端部が連結され、フレキシブルパイプ34の上端部にはマイクロホンホルダ35が連結されている。マイクロホンホルダ35はマイクロホンを装着するための受け部36を有し、また、この受け部36にマイクロホンを装着したときマイクロホンからの出力信号を外部に導くための、また、コンデンサーマイクロホンの場合はマイクロホンユニットに電源を供給するためのコネクタを有している。このコネクタからはコードが引き出され、コードはフレキシブルパイプ34、中継管33、フレキシブルパイプ32、連結管30、ベース部材20の中を通りかつ天板10の孔11を通って外部に引き出される。あるいは、例えば連結管30の周壁を貫通して形成された孔から外にコードを引き出し、天板10の上に設置した回路部などに接続する場合もある。
連結管30、フレキシブルパイプ32、中継管33、フレキシブルパイプ34、マイクロホンホルダ35によってマイクロホンを支持するアームを構成している。このアームは、ベース部材20とマイクロホンホルダ35の間に上記フレキシブルパイプ34,32が存在することによって、いわゆるグースネックタイプのマイクロホンが構成されていて、フレキシブルパイプ34,32の部分を任意の方向に撓ませることにより、ホルダ35に装着されるマイクロホンの向きを任意の方向に向けることができる。なお、マイクロホン支持アームは、上記中継管33を省略して、略全体をフレキシブルパイプで構成してもよい。
以上説明した実施例をテーブルなどの天板10へ取り付ける手順および調整手順について説明する。弾性部材12に下端面を天板10の上に載せることにより、弾性部材12が装着された連結部材20を天板10の所定位置に配置する。弾性部材12は、連結部材20の下端部にその周囲を取り囲むようにして、かつ、連結部材20のフランジ部24を弾性部材12の周溝13に嵌めることによって連結部材20に装着されている。次に、ベース部材15を、その孔17を連結部材20が突き抜け、また上記孔17の周壁に弾性部材12の外周が嵌るように配置し、ベース部材15の3箇所の取り付け孔18に木ねじなどの締め付け部材を通して上記天板10に上記締め付け部材をねじ込んで締め付ける。この締め付けによって、ベース部材15の内向きフランジ部16が弾性部材12を上から天板10に押し付け、ベース部材15の下面と天板10の上面との間の隙間が徐々に狭まっていく。
なお、図3に示すように、ベース部材15の下面外周縁部にリング状の弾性体19を貼り付け、ベース部材15の下面と天板10の上面との間の隙間に上記弾性体19を介在させてもよい。この弾性体19は、上記締め付け部材によるベース部材15の締め付けで圧縮される例えばゴムなどからなっていて、ベース部材15の締め付けを許容する。弾性体19の介在によりベース部材15を天板10の上に安定に取り付けることができる。
上記締め付け部材によるベース部材15の締め付け力が弱い状態では、弾性部材12の圧縮力が弱く、したがって連結部材20に作用する締め付け力も弱く、連結部材20は弾性部材12に対し中心軸線の周りに回転可能である。上記締め付け部材の締め付け力を強くすれば、ベース部材15で弾性部材12が大きく圧縮され、連結部材20に作用する締め付け力が強くなって連結部材20は弾性部材12に対し回転不可能となり、連結部材20の回転位置が定まる。連結部材20には、前述のように、連結リング26によって、連結管30、フレキシブルパイプ32などからなるマイクロホン支持アームの基端部が連結されている。マイクロホン支持アームの一部から外方にコードが引き出される場合、コードの引き出し方向が所定の方向になっている必要があり、また、マイクロホンの回転位置が所定の位置になっている必要がある。図示の実施例によれば、締め付け部材によるベース部材15の締め付け力を弱い状態にすることにより、連結部材20を弾性部材12に対し中心軸線の周りに回転させ、上記コードの引き出し位置あるいはマイクロホンの回転位置を調整することができる。調整後は締め付け部材によるベース部材15の締め付け力を強くすることにより、連結部材20を回転不能にして回転位置を定めることができる。
本発明にかかる取り付け構造によってマイクロホンをテーブルの天板などに取り付けた状態で、天板の振動がマイクロホンに伝達されることをより効果的に遮断するには、弾性部材12の圧縮力が弱いほうが望ましい。そこで、マイクロホン支持アームの長さが短い場合など、弱い支持力で足りる場合は、ベース部材15の締め付け力を弱くするとよい。マイクロホン支持アームの長さが長い場合は、ベース部材15の締め付け力を強くしてマイクロホン支持アームの支持力を強くする。
以上説明した実施例によれば、ベース部材15が取り付けられる机、テーブルなどの天板10上で、書類の摩擦音、筆記具の衝突音、振動などが生じても、弾性部材12が緩衝材となって上記摩擦音、衝突音、振動などの連結部材20への伝達が遮断され、連結部材20を介して支持されているマイクロホンに雑音を生じることが防止される。ベース部材15と連結部材20と弾性部材12からなるマイクロホン取り付け構造は簡単な構成で部品点数も少なく、組立も容易で低コストの机上設置タイプマイクロホンの取り付け構造を提供することができる。また、上記のように構成されるマイクロホン取り付け構造は、設置面積ないしは占有面積も少ないという利点もある。
ベース部材15は、弾性部材12を押し付けながら締め付け部材で机上に取り付けられるように構成されているため、マイクロホン設置時に、ベース部材15をテーブルの天板10などに締め付ける締め付け部材の締め付け力が弱い状態で連結部材20の回転位置を調整し、回転位置が定まったところで締め付け部材の締め付け力を強くして連結部材20を回転不可能にすることができる。よって、マイクロホンの回転位置調整ないしはアームからのコードの引き出し位置調整などを簡単に行うことができる。また、ベース部材15の締め付け力によって弾性部材12の圧縮力を所望の圧縮力に調整することができる利点もある。
本発明は、マイクロホン支持アームを机上などに取り付けるタイプのマイクロホン、例えばグースネックタイプのマイクロホンに適用することができ、これによって、机など外部の振動に基づく雑音の発生を効果的に防止することができる。
本発明にかかるマイクロホン取り付け構造の実施例を示す一部断面正面図である。 上記実施例の要部を示す拡大平面図である。 上記実施例の要部を示す拡大正面断面図である。 従来のマイクロホン取り付け構造の例を示す一部断面正面図である。 上記従来例の要部を示す平面図である。 上記従来例の要部を示す正面断面図である。 従来のマイクロホン取り付け構造の別の例を示す一部断面正面図である。 上記従来例の要部を示す拡大平面図である。 上記従来例の要部を示す拡大正面断面図である。 従来のマイクロホン取り付け構造のさらに別の例を示す一部断面正面図である。 上記従来例の要部を示す拡大平面図である。 上記従来例の要部を示す拡大正面断面図である。
符号の説明
10 机などの天板
12 弾性部材
15 ベース部材
16 内向きフランジ部
17 孔
20 連結部材
22 雄ねじ

Claims (6)

  1. 机上に取り付けられるベース部材と、
    ベース部材によって支持されていて先端側でマイクロホンを支持するアームの基端部を連結することができる連結部材と、
    上記ベース部材と連結部材との間に介在する弾性部材と、を有してなり、
    上記弾性部材は、連結部材の周囲を取り囲んで配置されるとともにベース部材に形成された孔に嵌められていることを特徴とするマイクロホン取り付け構造。
  2. ベース部材は、弾性部材を押し付けながら締め付け部材で机上に取り付けられる請求項1記載のマイクロホン取り付け構造。
  3. 締め付け部材の締め付け力が弱い状態で連結部材は弾性部材に対し中心軸線の周りに回転可能であり、締め付け部材の締め付け力が強い状態で連結部材は弾性部材に対し回転不可能である請求項2記載のマイクロホン取り付け構造。
  4. 連結部材は外周に雄ねじが形成され、この雄ねじに締め付けリングがねじ込まれることによって、連結部材にアームの基端部が連結される請求項1記載のマイクロホン取り付け構造。
  5. 連結部材は外向きのフランジ部を有し、このフランジ部が弾性部材で挟み込まれている請求項1記載のマイクロホン取り付け構造。
  6. アームはフレキシブルパイプを有している請求項1記載のマイクロホン取り付け構造。
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