JPH0597156A - 包装材 - Google Patents
包装材Info
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- JPH0597156A JPH0597156A JP26239891A JP26239891A JPH0597156A JP H0597156 A JPH0597156 A JP H0597156A JP 26239891 A JP26239891 A JP 26239891A JP 26239891 A JP26239891 A JP 26239891A JP H0597156 A JPH0597156 A JP H0597156A
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Abstract
き、かつ内容物を目視することができる包装材を提供す
る。 【構成】平均粒径が0.2μm以下の酸化亜鉛微粒子
を、分散密度0.04〜0.8g/(m2 ・μm)の割
合で均一に分散させた層3を包装材1中に設けた。 【効果】紫外線を吸収し、可視光線を透過するので、内
容物の変質を防止することができ、かつ内容物を確認す
ることができる。
Description
蓋などに用いる包装材に関する。
する物質のあることは、よく知られている。
止するため、アルミニウム等の金属箔、金属蒸着、カー
ボンを混入した塗膜等を含む遮蔽層を設ける手段が採ら
れている。
紫外線の遮蔽は果せるものの、可視光線領域の光線まで
も遮蔽してしまうため、上記のような遮蔽層を用いた包
装体では、外部から内容物を見ることができず、内容物
の確認、商品性などに難点があった。
材もあるが、紫外線吸収能が不充分で、内容物の変質等
を防止する効果が少ない。
線遮蔽効果を有し、かつ可視光線は透過する包装材を提
供することである。
明においては、平均粒径が0.2μm以下の酸化亜鉛微
粒子を密度0.04〜0.8g/(m2 ・μm)の割合
で均一に分散させた層を包装材中に設けたのである。
で含有させることにより、波長400nm以下の紫外線
だけを吸収し、波長400nm〜800nmの可視光線
を透過させることができる。
て説明する。
良い合成樹脂フィルム2に、酸化亜鉛の微粒子を均一に
分散させた塗膜3を設けたものである。この塗膜3は、
エポキシ樹脂やセルロースが好ましく、また接着剤層で
あってもよい。
のものを使用する。0.2μmを越えると可視光線を散
乱し易く、透視ができなくなるからである。特に好まし
い範囲は、0.01〜0.05μmである。
8g/(m2 ・μm)特に、0.1〜0.4g/(m2
・μm)が好ましい。0.04g/(m2 ・μm)未満
では紫外線の遮蔽効果が小さく、逆に0.8g/(m2
・μm)を超えると、例えば接着力の低下など混入層の
物性に影響を与えるばかりでなく、可視光線の透過率も
低下する。微粒子を分散した層の厚みは、特に限定され
るべきではないが、通常0.3〜10μmの範囲で、好
ましくは2〜10μmの範囲で適宜選択すればよい。酸
化亜鉛の分散手段としては、ボールミル法や3本ロール
法などの公知の分散方法でよく、必要であればシランカ
プリング剤などの分散助剤を添加して分散性を向上させ
ることもできる。
フィルム2の表面にスパッタリング等の気相法によっ
て、酸化亜鉛層4を設けたものであってもよい。
の成膜時に酸化亜鉛微粒子を混練添加してもよい。
分散密度は前記と同様である。
適用した場合の積層体を示す。
ル層11、中間補強層12、表面保護層13を接着剤層
14、14aによって積層したものである。これらの層
11、12、13、14、14aのいずれかの層または
複数の層を前記図1乃至図3のいずれかの構成にすれば
よい。
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエス
テル、ナイロン等の熱接着可能な樹脂層であり、層12
はナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチ
レンのほか、ガスバリヤー性向上のため、エチレンビニ
ルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等のバリヤー性樹脂
や、目視確認用の窓を設けた金属蒸着膜でもよい。
プロピレン等が用いられる。また、印刷層を設けてもよ
い。
ラミネーション接着剤が好ましいが、接着強度が高い接
着剤であれば他の接着剤を用いて設けてもよい。
ル成分とイソシアネート成分から成っており、使用しう
るポリオール成分としてはポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオール、ポリウレタンポリオールなどを
例示することができる。
レンジイソシアネート(TDI)、4、4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレン
ジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネ
ート(XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)などのジイソアネート類、これらの変性プレポリマ
ー、ビュレット型アダクトを例示することができる。
組合わせは種々考えられるが、食品・医薬品の包装材に
は次の様な組合わせが推奨される。
IPDI,XDIのトリメチロールプロパンアダクト、
あるいは (ii) ポリエステルウレタンジオール/エポキシ樹脂
/IPDIのトリマー。
4aは、必要に応じて取捨選択することができる。
枚合せにして周縁部15をヒートシールすると包装袋と
なり、図6に示すように、容器本体20のフランジ21
にヒートシールし蓋として用いることができる。
る。
mの厚みの無延伸ポリプロピレン、中間層として15μ
mの厚みのエチレンビニルアルコール、表面保護層とし
て12μmの厚みのポリエステルをそれぞれウレタン系
接着剤によって貼り合せた。
シランカップリング剤を用いて表面処理を施こした平均
粒径0.01μmの酸化亜鉛微粒子を分子量20,00
0のポリエステルウレタンジオールに混練分散して得ら
れた分散液中にNCO/OH=2となる迄IPDIを添
加し、それから酢酸エチルエステルで希釈したウレタン
系接着剤を調整・使用した。その固型分塗布量は4.0
g/m2 であり、またこのウレタン系接着剤層中に含有
された酸化亜鉛微粒子の分散密度は0.2g/(m2 ・
μm)であった。
光吸収スペクトル、酸素ガス透過度(CC/m2 ・24
hrs atm 23℃)及び接着強度(g/15mm
巾、T剥離、100mm/min)を測定し、結果を図7
に示した。
5μmとし塗布量中に分散密度が0.1g/(m2 ・μ
m)となるようにしたほかは、実験例1と同様の包装材
を形成した。
を用いたほかは、実験例1と同様の包装材を形成した。
μmとしたほかは、実験例1と同様の包装材を形成し
た。
5μm、分散密度を0.03g/(m2 ・μm)とした
ほかは、実験例1と同様の包装材を形成した。
タンを用い、その平均粒径を0.02μmとしたほか
は、実験例1と同様の包装材を形成した。
は、波長600nmで、80%以上の透過率を示し、波
長370nm以下では、15%以下の透過に止まる。ま
た、酸素ガス透過度が1cc未満と良好なガスバリヤー
性を示し、接着強度も満足できる程十分高かった。
域にわたって、80%以上の光線透過を示し、透明では
あるが、紫外線遮蔽能力がない。
の、可視光線域で65%と不透明であり、平均粒子径が
大きくなると光の屈折作用により光の乱反射が増加す
る。
るため紫外線透過量が増加してしまう。
酸化亜鉛より劣るため、紫外線遮蔽性が劣る。
0.2μm以下の酸化亜鉛粉末を適宜の方法で分散し、
塗布被膜中に0.04〜0.8g/(m2 ・μm)含有
するように設けたものは、紫外線遮蔽性と透明性すなわ
ち可視光線透過性を有する包装材が得られることが判
る。
粒径を有する酸化亜鉛を特定分散密度で、均一に分散さ
せた層を包装材中に設けたので、紫外線を吸収して内容
物の変質を防止し、可視光線を透過して内容物を確認す
ることができるようにしたので、商品価値を高めること
ができる。
用により従来のアルミニウム箔を積層した包装材に劣ら
ない紫外線遮蔽能力と酸素ガス、水蒸気の透過防止能を
有している。そして金属箔を含まないため使用済の包装
材は焼却処理が容易で環境問題を惹起し難い。またウレ
タン系接着剤に酸化亜鉛微粒子を分散させた場合レトル
ト殺菌処理に十分耐える接着強度を有しており電子レン
ジ調理も可能である。さらに、酸化亜鉛の持つ高い導電
性により包装材の帯電防止が期待できるという利点も有
している。
Claims (2)
- 【請求項1】平均粒径が0.2μm以下の酸化亜鉛微粒
子を密度0.04〜0.8g/(m2 ・μm)の割合で
均一に分散させた層を有する包装材。 - 【請求項2】前記層がウレタン系接着剤層である請求項
1記載の包装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3262398A JP3068278B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3262398A JP3068278B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 包装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0597156A true JPH0597156A (ja) | 1993-04-20 |
JP3068278B2 JP3068278B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17375220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3262398A Expired - Fee Related JP3068278B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 包装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068278B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002309100A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-23 | Hakusui Tech Co Ltd | 紫外線遮蔽フィルム |
KR100711563B1 (ko) * | 2001-03-16 | 2007-04-27 | 스카이워크스 솔루션즈 인코포레이티드 | 길버트식 믹서용 짝수차 비선형 보정 피드백 |
JP2020152824A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 接着剤組成物及びその製造方法、積層フィルム並びに包装体 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3262398A patent/JP3068278B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100711563B1 (ko) * | 2001-03-16 | 2007-04-27 | 스카이워크스 솔루션즈 인코포레이티드 | 길버트식 믹서용 짝수차 비선형 보정 피드백 |
JP2002309100A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-23 | Hakusui Tech Co Ltd | 紫外線遮蔽フィルム |
JP2020152824A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 接着剤組成物及びその製造方法、積層フィルム並びに包装体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3068278B2 (ja) | 2000-07-24 |
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