JPH0596516U - 樹脂成形部品のネジ用下穴構造 - Google Patents

樹脂成形部品のネジ用下穴構造

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JPH0596516U
JPH0596516U JP3786192U JP3786192U JPH0596516U JP H0596516 U JPH0596516 U JP H0596516U JP 3786192 U JP3786192 U JP 3786192U JP 3786192 U JP3786192 U JP 3786192U JP H0596516 U JPH0596516 U JP H0596516U
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JP
Japan
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screw
resin molded
pilot hole
hole
molded part
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Pending
Application number
JP3786192U
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English (en)
Inventor
謙二 松枝
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】下穴にネジを螺合する際に下穴から排出される
切削屑が成形部品の取付面と被取付材との間に滞留する
ことがないようにし、被取付材を取付面に密着させて固
定することができるようにする。 【構成】樹脂成形部品1に形成された下穴2の開口部2
aに下穴の開口部面積を所定深さに亘って拡大する凹部
3を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、樹脂成形部品に被取付材をネジ止めする際に、樹脂成形部品に形 成されるネジ用下穴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジニアリングワークステーションの内部構造のように、成形部品に対して 金属素材の被取付材を取付る際に、高い寸法精度が要求される場合がある。この ような場合には、成形部品に被取付材を確実に固定するとともに、被取付材の寸 法誤差を許容することができるように、成形部品に形成されたネジ用下穴に対し て被取付材をタッピングネジを用いて固定する。この成形部品に形成されるネジ 用下穴は、ネジ径よりも小さい内径の円筒形状を呈し、被取付材の穴部を貫通し たタッピングネジのネジ部がこの下穴にネジ込まれる際に、タッピングネジもネ ジ山に螺合するようにネジ部が形成されていく。これによって被取付材を成形部 品に確実に固定することができるとともに、被取付材における穴部形成位置の誤 差などの多少の寸法誤差を許容することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の樹脂成形部品のネジ用下穴構造では、図3に示すように 、被取付材35の下穴36を貫通したネジ34を成形部品31の下穴32にネジ 込んでいく際に、下穴32の開口部から排出される樹脂の切削屑33が樹脂成形 部品の取付面31aと被取付材35との間に挟まって滞留し、被取付材35が成 形部品31の取付面から浮き上がった状態に固定されてしまう問題があった。
【0004】 この考案の目的は、下穴にネジをネジ込んでいく際に下穴から排出される切削 屑が成形部品の取付面と被取付材との間に滞留しないようにし、成形部品の取付 面に被取付材を密着させて確実に取り付けることができる樹脂成形部品のネジ用 下穴構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の樹脂成形部品のネジ用下穴構造は、樹脂形成部品の被取付材の取付 位置に、被取付材の穴部を貫通したネジが螺合する内径がネジ径より小さい円筒 形状の穴部を形成したネジ用下穴構造において、 下穴の開口部の面積を所定深さに亘って拡大したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
この考案においては、下穴にネジをネジ込んでいく際に、ネジは下穴の内壁面 を切削する。この時排出される切削屑は下穴の開口部において面積を拡大された 部分に滞留する。従って、成形部品の取付面と被取付材との間に切削屑が滞留す ることがなく、被取付材は成形部品の取付面に密着する。
【0007】
【実施例】
図1は、この考案の実施例である樹脂成形部品のネジ用下穴構造を示す断面図 である。樹脂成形部品1において被取付材の取付位置に対応して下穴2が形成さ れている。この下穴2の内径dは被取付材の取付に用いられるタッピングネジの ネジ径よりも所定量だけ小さくされている。この下穴2の取付面1aにおける開 口部2aには凹部3が形成されている。この凹部3はその中心位置を下穴2に一 致させ、下穴2の内径dより十分に大きい内径Dにされている。
【0008】 凹部3は樹脂成形部品1の取付面1aから所定深さhに亘って形成されている 。この凹部3の内径Dおよび深さhは、成形部品1に螺合するタッピングネジの ネジ部の体積との差によって定められる。同図(A)および(B)はそれぞれ下 穴2に対してザグリおよび面取りによって同心円状に凹部3を形成したものを示 しているが、下穴2の開口部を内包する面積を有する形状であれば四角形等の他 の形状であってもよい。
【0009】 図2は、上記ネジ用下穴構造を適用した樹脂成形部品に対して被取付材をタッ ピングネジにより取り付けた状態を示す断面図である。被取付材12の穴部13 を貫通したタッピングネジ11のネジ部を、樹脂成形部品1の下穴2にネジ込ん でいくと、この時下穴2から排出される切削屑は凹部3に貯留され、樹脂成形部 品1の取付面1a上に露出することがない。従って、被取付材12は樹脂成形部 品1の取付面1aに密着して固定される。
【0010】
【考案の効果】
この考案によれば、下穴にネジを螺合させる際に下穴から排出される切削屑が 、下穴の開口部において面積を所定深さに亘って拡大された部分に貯留されるた め、樹脂成形部品の取付面と被取付材との間に切削屑が滞留することがなく、取 付面に被取付材を密着させて固定することができ、要求される寸法精度を厳格に 満足させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例である樹脂成形部品のネジ用
下穴構造を示す断面図である。
【図2】同ネジ用下穴構造を適用した樹脂成形部品に対
する被取付材の取付状態を示す断面図である。
【図3】従来のネジ用下穴構造における被取付材の取付
状態を示す断面図である。
【符号の簡単な説明】
1−樹脂成形部品 2−下穴 2a−開口部 3−凹部 11−タッピングネジ 12−被取付材 13−穴部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形部品の被取付材の取付位置に、被
    取付材の穴部を貫通したネジが螺合する内径がネジ径よ
    り小さい円筒形状の穴部を形成したネジ用下穴構造にお
    いて、 下穴の開口部の面積を所定深さに亘って拡大したことを
    特徴とする樹脂成形部品のネジ用下穴構造。
JP3786192U 1992-06-04 1992-06-04 樹脂成形部品のネジ用下穴構造 Pending JPH0596516U (ja)

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JPH0596516U true JPH0596516U (ja) 1993-12-27

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170160A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Chuo Co Ltd 部材とそれによる改修構造
JP2019148291A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 三菱航空機株式会社 ファスニング構造及び航空機
WO2024004679A1 (ja) * 2022-07-01 2024-01-04 日本軽金属株式会社 鋲打ち方法および締結物

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